JP3989399B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
各種電子機器の電源ON/OFFを行う電源制御機能を備えた半導体集積回路装置に関するもので、特に、DSC(Digital Still Camera)や携帯電話装置に設けられる電源制御機能を備えた半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、DSCや携帯電話装置などの電子機器の多くは、直流電源から電源供給されて動作を行う。このような直流電源により動作を行う電子機器は、充電により繰り返し使用可能な二次電池を含む電池から電源供給が成される。よって、この電子機器に電源供給する電池寿命を延ばすために、電子機器における消費電力を低減させる様々な方法が提供されている。
【0003】
従来技術として、送信機と通信を行うために同期した後、自機器に割り当てられた期間のみ通信動作を行う受信機であって、この通信動作を行う期間にのみ周波数の高いクロック信号を用いて動作し、通信動作を行わない期間には周波数の低いクロック信号を用いて動作することで消費電力を低減する受信機が提案されている(特許文献1参照)。又、従来技術として、電源がONとされているときに受信タイミング以外では、クロック信号を低速なものとするとともに中央処理装置にクロック信号を供給しない構成とする携帯端末が提案されている(特許文献2参照)。
【0004】
このように、上記の方法は、割り当てられた期間に通信動作する携帯電話装置などの通信機器においては、通信動作を行わない期間では動作させる必要がなく、中央処理装置をスリープ状態にしておくことで消費電力の低減を図ることができる。しかしながら、特許文献1及び特許文献2のように、他の通信機器と同期し、予め通信動作を行わない期間が認識されているものに対して実現可能なものである。よって、DSCなどの電子機器においては利用されることがないし、利用をするとしても効果がない。
【0005】
又、このような電子機器において、主電源の供給が開始されると、機器の故障を防ぐために、電子機器内の各部を制御するマイコンを完全に立ち上げた後に、制御動作を行うことができるアクティブ状態にマイコンの動作状態を遷移させる必要がある。そのため、従来は、電源電圧をマイコンで常に監視することで、主電源がONとされたか否かを確認し、主電源がONとされると、マイコンがアクティブ状態に遷移していた。しかし、このとき、マイコンが常時駆動して主電源のON/OFFを確認する場合には、主電源がOFFのときの待機状態であっても、マイコンが電力消費してしまい、消費電力が大きくなる。
【0006】
そこで、主電源がONされた直後からマイコンを通常アクティブ状態とするために、図4に示すように、主電源がONされたか否かを確認する電圧検出回路101と、電圧検出回路101からの検出信号を遅延させてマイコン103をアクティブ状態にする制御信号を出力する遅延回路102とが設けられる。このように、電圧検出回路101及び遅延回路102を設けることによって、主電源がOFFのときの待機状態において、電圧検出回路101及び遅延回路102のみをONとして、マイコン103をOFFとする。
【0007】
そして、主電源がONとなったとき、マイコン103にも主電源電圧が供給されてONとなる。このとき、電圧検出回路101によって主電源電圧が検出されて検出信号が出力され、この検出信号が遅延回路102で遅延されてマイコン103をアクティブ状態にする制御信号としてマイコン103に与えられる。よって、遅延回路102において、マイコン103に電源電圧が供給されてから完全に立ち上がるまでの時間だけ遅延させることができるため、マイコン103の保護を行うことができるとともに、待機状態のときの消費電力を抑制することができる。
【0008】
【特許文献1】
特公平8−32086号公報
【特許文献2】
特開平11−234919号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4のように起動制御を行う電子機器では、マイコン103が動作していないときに電圧検出回路101及び遅延回路102が動作するため、電圧検出回路101及び遅延回路102をデジタル回路でなくアナログ回路で構成することとなり、その部品点数や実装面積が大きくなる。(尚、図4では、図1における符号2a、2b、4〜7のブロックによる構成を省略している。)更に、遅延回路102においてはキャパシタを使用するため、遅延時間が長くなる場合にキャパシタの容量を大きくする必要があり、更にその実装面積が大きくなってしまう。このようにアナログ回路となる電圧検出回路101及び遅延回路102を用いることで、電源をONとするまでの待機状態での消費電力の低減を図る代わりに、装置の増大を招いていた。
【0010】
このような問題を鑑みて、本発明は、主電源のON動作を確認したタイミングから遅延させて電子機器を構成する他のブロックへ制御信号を送信するデジタル回路で構成された半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の半導体集積回路装置は、電子機器の主電源のON/OFFを検出して、主電源のON/OFFに基づいて前記電子機器の各部の電源供給を制御する半導体集積回路装置において、前記電子機器の主電源がOFFされているときでも計時用のクロック信号を発生するクロック生成部と、前記電子機器全体を制御する主制御部に電源電圧を供給する電源回路を駆動させる駆動制御信号を生成する駆動制御信号生成部と、前記主制御部の動作状態を制御する状態制御信号を生成する状態制御信号生成部と、前記電子機器の前記主制御部以外の部分の動作タイミングを制御するタイミング制御部と、を備え、前記駆動制御信号生成部が前記クロック生成部からの前記クロック信号に基づいて動作を行うロジック回路となり、前記状態制御信号生成部が前記クロック生成部からの前記クロック信号に基づいて動作を行うロジック回路となり、前記タイミング制御部が前記クロック生成部からの前記クロック信号に基づいて動作を行うロジック回路となっている半導体集積回路装置であって、前記状態制御信号生成部は、前記電子機器の主電源のONを示すパルス信号が入力された時点から、前記主制御部に電源電圧を供給する電源回路の立ち上げ時間より長い所定時間経過後に、前記主制御部をアクティブ状態とする状態制御信号を生成することを特徴とする。
【0013】
このような構成の半導体集積回路装置において、前記駆動制御信号生成部から駆動制御信号が出力された後、所定時間が経過して、前記状態制御信号生成部から状態制御信号が出力される。又、この半導体集積回路装置において、クロック生成部が、前記電子機器の主電源をONとしたときに使用するクロック周波数より低い周波数のクロック信号を出力するとともに常時駆動している。
【0014】
又、このような構成の半導体集積回路装置において、前記駆動制御信号生成部が、前記電子機器の主電源のON/OFFを示す第1パルス信号から前記主制御部の立ち上げ時間及び立ち下げ時間より長いパルス幅の第2パルス信号を生成するパルス成型部と、前記主制御部の立ち上げと立ち下げを示す立ち上げ完了通知信号と前記パルス成型部からの前記第2パルス信号とが入力されるとともに前記状態制御信号を前記主制御部に出力するORゲートとを備える。
【0015】
又、このような構成の半導体集積回路装置において、前記状態制御信号生成部が、前記電子機器の主電源のON/OFFを示す前記第1パルス信号を前記主制御部に供給する電源の立ち上げ時間より長い所定時間分だけ遅延させる遅延部を備える。
【0016】
又、このような構成の半導体集積回路装置において、前記電子機器の主電源のON/OFFを示す前記第1パルス信号からチャタリングを除去するチャタリング除去部を備え、チャタリングが除去された前記第1パルス信号が前記パルス成型部及び前記遅延部に入力される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の電源制御機能を備えた電子機器の内部構成をブロック図である。
【0018】
図1の電子機器は、電源ON/OFFを行うスイッチSWと、スイッチSWの動作を確認する電源供給制御回路1と、電源供給制御回路1によってON/OFFして電源電圧VCC1,VCC2をそれぞれ供給する電源回路2a,2bと、電源電圧VCC1が供給されて機器全体を制御するマイコン3と、他の機能部分に供給する電源を生成するレギュレータ4と、電源供給制御回路1に電源供給するバックアップ電池5と、LED(Light Emitting Diode)やLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部6と、音声出力するスピーカ7とを備える。
【0019】
又、電源供給制御回路1は、図2に示すように、スイッチSWのON/OFF切換によるパルスとともに発生するチャタリングを除去するためのチャタリング除去部11と、チャタリング除去部11でチャタリング除去されたスイッチSWのON/OFF切換によるパルスを一定のパルス幅に成型して出力するパルス成型部12と、チャタリング除去部11でチャタリング除去されたスイッチSWのON/OFF切換によるパルスを遅延させる遅延部13a,13bと、パルス成型部12からのパルス信号とマイコン3の立ち上げの完了を示す信号(以下、「立ち上げ完了通知信号」と呼ぶ)とが入力されるORゲート14と、遅延部13a,13bからのパルス信号に従ってマイコン3及び電源回路2bを動作させる制御信号生成部15a,15bと、チャタリング除去部11からのパルス信号に従って画面表示や音声出力などの各種動作の起動タイミングを制御するタイミング制御部16と、電源供給制御回路1の各ブロックに周波数の低いクロック信号を与えるRTC(Real Time Clock)17と、バックアップ電池5からの電圧を整流するバックアップ電源部18とを備える。
【0020】
尚、図2では、チャタリング除去部11及びパルス成型部12及び遅延部13a,13b及びORゲート14及び制御信号生成部15a,15b及びタイミング制御部16によって電源制御ブロック20が構成されるものとする。そして、図2では、バックアップ電源部18より電源制御ブロック20に電圧供給されるように図示することで、この電源制御ブロック20を構成する各ブロック部に対してバックアップ電源部18よりバックアップ電池5からの電圧が供給されるものとする。
【0021】
又、バックアップ電源部18からRTC17にも電圧供給が成される。よって、バックアップ電池5からの電圧がバックアップ電源部18で整流されて、チャタリング除去部11及びパルス成型部12及び遅延部13a,13b及びORゲート14及び制御信号生成部15a,15b及びタイミング制御部16及びRTC17に供給される。
【0022】
又、RTC17から出力されるクロック信号は、チャタリング除去部11及びパルス成型部12及び遅延部13a,13b及び制御信号生成部15a,15b及びタイミング制御部16それぞれに供給される。よって、チャタリング除去部11及びパルス成型部12及び遅延部13a,13b及び制御信号生成部15a,15b及びタイミング制御部16はそれぞれ、RTC18から出力される低速のクロック信号に同期して駆動する。
【0023】
又、ORゲート14及び制御信号生成部15bそれぞれからの出力が電源回路2a,2bをONするための駆動制御信号であり、制御信号生成部15aからの出力がマイコン3をアクティブ状態にする状態制御信号であるものとする。又、タイミング制御部16は、表示部6が表示動作を行うための制御信号やスピーカ7が音声出力するための制御信号を生成し、表示部6及びスピーカ7の動作タイミングに応じて表示部6及びスピーカ7に出力する。更に、このような構成の電源供給制御回路1は、1チップの半導体集積回路装置として構成される。
【0024】
このような構成の電源供給制御回路1を備えた電子機器の動作について、図3のタイミングチャートを参照して、以下に説明する。尚、図3は、電源供給制御回路1内の各ブロックの出力波形を示すタイミングチャートである。又、スイッチSWとして、操作毎に元の状態に戻るスライドスイッチが用いられるものとする。
【0025】
電子機器の主電源がOFFの状態でスイッチSWが操作されることにより、主電源がONするように指示されると、スイッチSWより電源供給制御回路1にパルス信号が入力される。このスイッチSWからのパルス信号は、図3(a)のようにチャタリングを伴った信号としてチャタリング除去部11に入力され、このチャタリング除去部11においてノイズとなるチャタリングが除去されることで、図3(b)のようなパルス信号が得られる。即ち、このチャタリング除去部11でチャタリングが除去されたパルス信号が、スイッチSWを操作することで生じたパルス信号として扱われる。
【0026】
このようにチャタリングが除去されて得られたパルス信号がパルス成型部12及び遅延部13a,13bに入力される。パルス成型部12では、チャタリング除去部11より入力されるパルス信号を、図3(c)のようなパルス幅がTpとなるパルス信号に変換して出力する。このパルス成型部12からのパルス信号がORゲート14を通じて駆動制御信号として電源回路2aに出力される。そして、電源回路2aがONとなりマイコン3に供給する電源電圧VCC1が立ち上がる。
【0027】
又、遅延回路13aでは、図3(d)のように、チャタリング除去部11からのパルス信号を時間Taだけ遅延させる。尚、この遅延時間Taは、電源回路2aが動作開始して電源電圧VCC1が十分に立ち上がるまでにかかる時間より長い時間とされる。このように遅延時間Taだけ遅延させたパルス信号が制御信号生成部15aに与えられると、図3(g)のように、制御信号生成部15aから出力される状態制御信号がハイとされ、マイコン3がアクティブ状態となるように制御される。即ち、電源回路2を駆動制御信号で駆動させてから時間Taが経過することで、電源電圧VCC1が十分に立ち上がる。その後、状態制御信号がハイとされて、マイコン3をアクティブ状態とすることで、マイコン3の立ち上げが開始する。
【0028】
電源回路2aからの電源電圧VCC1が供給されてマイコン3自身のリセットなどの立ち上げ動作が開始されてから、電源回路2aの立ち上げ動作を開始して時間Tbが経過すると、マイコン3がアクティブ状態となりマイコン3自身の立ち上げ動作が完了する。よって、マイコン3は、完全に立ち上がったことを示す立ち上げ完了通知信号を生成して電源供給制御回路1に出力する。この立ち上げ完了通知信号は、図3(e)のように、立ち上げが完了してアクティブ状態に状態遷移すると、ローからハイに切り替わる。又、パルス成型部12から出力されるパルス信号は、そのパルス幅Tpとマイコン3の立ち上げ完了までにかかる時間Tbとの関係がTp>Tbとなるように、設定される。
【0029】
よって、ORゲート14は、パルス成型部12からパルス信号が入力されると、このパルス信号が入力されている間にハイとなる立ち上げ完了通知信号が入力されることとなる。そのため、主電源がONとされた後にパルス成型部12からパルス信号がORゲート14に入力されると、図3(f)のように、ORゲート14の出力である駆動制御信号が連続的にハイとなって出力され、電源回路2aがON状態に維持される。
【0030】
遅延回路13bでは、図3(h)のように、チャタリング除去部11からのパルス信号を時間Tcだけ遅延させる。尚、この遅延時間Tcは、遅延時間Taより長い時間とされる。このように遅延時間Tcだけ遅延させたパルス信号が制御信号生成部15bに与えられると、図3(i)のように、制御信号生成部15aから出力される駆動制御信号がハイとされ、電源回路2bがONとなるように制御される。即ち、マイコン3にハイとなる状態制御信号が制御信号生成部15aより出力された後、電源回路2bにハイとなる駆動制御信号が制御信号生成部15bより出力されることで、電源回路2bが立ち上がる。そして、電源回路2bよりレギュレータ4に対して電源電圧VCC2が供給される。
【0031】
このように、マイコン3及びレギュレータ4の立ち上げ動作が行われているとき、マイコン3の立ち上げ完了が確認されると、所定のタイミングで表示部6及びスピーカ7を動作させるために、タイミング制御部16より制御信号を表示部6及びスピーカ7に出力する。即ち、マイコン3が立ち上げ完了して電子機器全体の制御可能な状態になると、所定のタイミング毎にタイミング制御部16から制御信号が出力されて、表示部6及びスピーカ7が動作を行う。
【0032】
このように動作することによって、マイコン3及びレギュレータ4などに電源電圧が供給されて、電子機器がONとなると、ユーザの操作に従ってマイコン3が電子機器の各部に制御信号を送出し、電子機器の各部の動作が制御される。その後、主電源をOFFするようにスイッチSWが操作されると、このスイッチSWによるチャタリングを含んだパルス信号が電源供給制御回路1に与えられる。
【0033】
このチャタリングを含んだパルス信号が電源供給制御回路1に与えられると、パルス除去部11においてパルス信号からチャタリングが除去されて、パルス成型部12及び遅延部13a,13b及びマイコン3に送出される。マイコン3では、チャタリングが除去されたスイッチSWによるパルス信号が入力されることで、主電源のOFFが指示されたことを確認するため、マイコン3自身の立ち下げを開始する。
【0034】
そして、マイコン3がチャタリング除去部11からのパルス信号を確認してから時間Tdが経過すると、マイコン3の立ち下げが完了するため、図3(e)のように、立ち上げ通知信号がローとなる。又、このチャタリング除去部11からのパルス信号がパルス成型部12に与えられるため、パルス幅Tpのパルス信号がパルス成型部12より出力される。よって、マイコン3がチャタリング除去部11からのパルス信号を確認してから時間Td経過後は、パルス成型部12からのパルス信号のみがORゲート14に入力されることとなる。
【0035】
又、チャタリング除去部11からのパルス信号は、遅延部13a,13bにも与えられ、遅延部13a,13bそれぞれで時間Ta、Tcだけ遅延されて制御信号生成部15a,15bに出力される。そして、制御信号生成部15aでは、入力されたパルス信号の立ち上がりから時間Teが経過すると状態制御信号をローとし、又、制御信号生成部15bでは、入力されたパルス信号の立ち上がりから時間Tfが経過すると状態制御信号をローとする。このとき、時間Ta、Tc〜Tf及びパルス幅Tpの関係が、Td<Tc+Tf<Ta+Te<Tpとされる。
【0036】
よって、まず、チャタリング除去部11からのパルス信号が立ち上がってから時間Tc+Tfが経過すると、時間Tcだけ遅延されたパルス信号が入力される制御信号生成部15bより出力される駆動制御信号がローとされ、電源回路2bがOFFとなり、電源回路2bよりレギュレータ4への電源供給が停止されるため、レギュレータ4も停止する。
【0037】
そして、時間Ta+Te−(Tc+Tf)が経過すると、時間Taだけ遅延されたパルス信号が入力される制御信号生成部15aより出力される状態制御信号がローとされ、チャタリング除去部11からのパルス信号が立ち上がってから時間Tdが経過して立ち下がりが完了したマイコン3を非アクティブ状態に状態遷移させる。その後、パルス成型部12からのパルス信号がローとなるため、パルス成型部12からのパルス信号のみが与えられている状態であるORゲート14から出力される駆動制御信号がローとなり、電源回路2aがOFFとなり、電源回路2aよりマイコン3への電源供給が停止されるため、マイコン3が完全に停止する。
【0038】
このように動作しているとき、チャタリング除去部11では、RTC17からのクロック信号に基づいてスイッチSWからの信号をサンプリングすることで、チャタリング除去を行う。又、パルス成型部12ではパルス幅Tpを、遅延部13a,13bでは遅延時間Tb、Tcを、制御信号生成部15a,15bでは時間Te,Tfを、タイミング制御部16では制御信号の出力タイミングを、それぞれRTC17からのクロック信号の周期に基づいて確認する。
【0039】
本実施形態のように電源供給制御回路1が動作することによって、主電源がOFFの状態の時は、電源供給制御回路1のみを消費電力の低いRTC17によって動作させるとともに、マイコン3などの他の回路ブロックを停止させて、電子機器全体の消費電力を低減させることができる。又、マイコン3に供給される電源電圧が完全に立ち上がった後にマイコン3をアクティブ状態とするように制御することができるため、マイコン3に異常な電圧負荷がかからないように保護することができる。
【0040】
又、RTC17を電源供給制御回路1が備えるため、電源供給制御回路1内の各部をロジック回路で構成でき、特に、遅延部13a,13bについては、キャパシタを用いたアナログ回路でないため、その部品点数を減少させることができる。よって、1チップの半導体集積回路装置で構成される電源供給制御回路1における各部の実装面積を縮小して電源供給制御回路1の大きさを低減させることができるとともに、低消費電流化することができる。
【0041】
尚、本実施形態において、マイコン3をアクティブ状態としてから立ち上げ完了信号がハイとなるまでにレギュレータ4に電源供給するとともに、立ち上げ完了信号がローとなってからマイコン3を非アクティブ状態とするまでにレギュレータ4への電源供給を停止するように制御するものとしたが、この制御動作の順番は本実施形態のものに限るものではなく、他の順序に設定することが可能である。このとき、上述したように、電源供給制御回路1によって、電子機器の各部の動作順序が、チャタリング除去部11から出力されるパルス信号及びRTC17からのクロック信号に基づいて設定される。
【0042】
【発明の効果】
本発明の半導体集積回路装置を使用することによって、電子機器の主電源がOFFとされているとき、当該半導体集積回路装置のみをONとし、他の装置についてはOFFとなるので、消費電力を削減することができる。又、低速のクロック信号によって半導体集積回路装置を動作させることで、半導体集積回路装置の消費電流を抑制することができる。又、半導体集積回路装置をロジック回路で構成されるため、部品点数を減少することができ、その実装面積の縮小化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源供給制御回路を備えた電子機器の内部構成を示すブロック図。
【図2】本発明の電源供給制御回路の内部構成を示すブロック図。
【図3】図2の電源供給制御回路の各部の信号波形を示すタイミングチャート。
【図4】従来の軌道制御を行う電子機器の内部構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 電源供給制御回路
2a,2b 電源回路
3 マイコン
4 レギュレータ
5 バックアップ電池
6 表示部
7 スピーカ

Claims (4)

  1. 電子機器の主電源のON/OFFを検出して、主電源のON/OFFに基づいて前記電子機器の各部の電源供給を制御する半導体集積回路装置において、
    前記電子機器の主電源がOFFされているときでも計時用のクロック信号を発生するクロック生成部と、
    前記電子機器全体を制御する主制御部に電源電圧を供給する電源回路を駆動させる駆動制御信号を生成する駆動制御信号生成部と、
    前記主制御部の動作状態を制御する状態制御信号を生成する状態制御信号生成部と、
    前記電子機器の前記主制御部以外の部分の動作タイミングを制御するタイミング制御部と、
    を備え、
    前記駆動制御信号生成部が前記クロック生成部からの前記クロック信号に基づいて動作を行うロジック回路となり、前記状態制御信号生成部が前記クロック生成部からの前記クロック信号に基づいて動作を行うロジック回路となり、前記タイミング制御部が前記クロック生成部からの前記クロック信号に基づいて動作を行うロジック回路となっている半導体集積回路装置であって、
    前記状態制御信号生成部は、前記電子機器の主電源のONを示すパルス信号が入力された時点から、前記主制御部に電源電圧を供給する電源回路の立ち上げ時間より長い所定時間経過後に、前記主制御部をアクティブ状態とする状態制御信号を生成することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記駆動制御信号生成部は、
    前記電子機器の主電源のONを示すパルス信号から前記主制御部の立ち上げ時間より長いパルス幅のパルス信号を生成するパルス成型部と、
    前記主制御部の立ち上げ完了を示す立ち上げ完了通知信号と;前記パルス成型部からのパルス信号と;が入力されるとともに、その出力が前記駆動制御信号とされるORゲートと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記パルス成型部は、前記電子機器の主電源のOFFを示すパルス信号から前記主制御部の立ち下げ時間より長いパルス幅のパルス信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記パルス成型部は、前記電子機器の主電源のOFFを示すパルス信号から、前記状態制御信号生成部によって前記主制御部が非アクティブ状態とされるまでの時間より長いパルス幅のパルス信号を生成することを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体集積回路装置。
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