JP3988414B2 - ジャンクションブロック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に搭載されるジャンクションブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のジャンクションブロックとしては、例えば、実開昭62−48117号公報に示されるような構成のものが提案されている。すなわち、図11に示すように、ジャンクションブロックは、その内部に平バスバー61及び絶縁板62が交互に積層されたバスバー積層体63が収容されている。平バスバー61は一枚の金属板を打ち抜いたものであって、その端部にはプレス装置により折曲されたタブ形状端子64が形成されている。そして、ヒューズ等の電気部品65は、中継端子66を介してタブ形状端子64に対し電気的に接続されている。
【0003】
前記中継端子66は、いわゆるファストン接続方式と呼ばれるものである。この中継端子66は、図12に示すように、平板状に形成された基部70と、その上下両端部に折曲された円弧状接続片71とから構成されている。円弧状接続片71の端部と基部70との間には隙間が形成され、この隙間は電気部品65に設けられた端子65aが挿入される端子挿入部72となっている。そして、一方の端子挿入部(図12の上側)72に、電気部品65の端子65aが圧入されるとともに、他方の端子挿入部(図12の下側)に、平バスバー61のタブ形状端子64が圧入される。この圧入によって中継端子66に電気部品65の端子65aと、平バスバー61のタブ形状端子64とがそれぞれ圧接される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のジャンクションブロックでは、両側に2つ円弧状接続片71を有している中継端子66が用いられていることから、大きな設置スペースを確保しなければならない。要するに、中継端子66が大きいほど、その設置スペースを余分に確保する必要がある。このことは、ジャンクションブロックの小型化の妨げとなる要因となっている。
【0005】
又、自動車に搭載される車両用負荷機器の急増に伴い、電気的回路構成が複雑化するとともに高密度化する傾向にある。そのため、電気回路の複雑化及び高密度化により平バスバーが大型化すれば、プレス装置に用いる金型の大型化を招くばかりか、設備投資コストも高くなる。又、金型が大型化すれば、それを設置するためのスペースも確保する必要があり、平バスバーを生産する場所が限定されることとなる。更に、自動車の仕様の違いによって電気回路を変更或いは追加するには、平バスバーを成形するための金型を新たに設備投資する必要がある。電気回路の変更が小規模なものであっても、金型をモディファイすることは、コスト面で容易なことではない。
【0006】
そこで、上述した不具合を解消するために、電気回路を平バスバーで形成するのではなく、ジャンクションブロックにおける本体ケースの内奥面に対して縦向きに配置した縦バスバーを使用することが考えられる。縦バスバーは、帯状素材を所定の長さに切断することで得ることができる。そのため、縦バスバーは、平バスバーと異なりプレス装置を用いることなく電気回路を形成することができる。従って、電気回路を縦バスバーで構成すれば、金型をモディファイすることがない、金型の設備投資が必要ないといった利点を得ることができる。
【0007】
しかし、電源側回路及び出力側回路をすべて縦バスバーで構成すると、以下に示す別の問題を生む。すなわち、縦バスバーは、平バスバーのように絶縁板を介して何層も積層する構成を採用することができない。このことから、電源側回路は、出力側回路に比較して回路構成が複雑であるため、縦バスバーの配置が複雑となり、縦バスバーを立体的に交差させなければならない。要するに、電源側回路に縦バスバーを用いれば、その配置スペースが大きくなり、平バスバーを用いたジャンクションブロックよりも大型になる。
【0008】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、低コストにすることができ、更には小型化を図ることが可能なジャンクションブロックを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
この発明において、ロアケース及びアッパーケースからなる本体ケース内に、特定の電気部品を境界にして、バッテリーに接続される電源側回路と、車両用負荷機器に接続される出力側回路とが備えられている。ロアケースの底面に対して垂直に配置した縦バスバーで出力側回路が構成されている。それとともに、縦バスバーの上方におけるロアケース内には絶縁板と平バスバーとを交互に積層したバスバー積層体が収容され、ロアケースの底面に対して平行に配置した平バスバーで電源側回路が構成されている。平バスバーと縦バスバーとは、ロアケースの厚さ方向において異なる位置に配置されている。しかも、それらバスバーは、少なくとも一部が対峙するような位置関係で配置されている。更に、平バスバーの一部には縦バスバーが挟み込まれる一対の圧接刃が設けられ、その圧接刃の先端部が二股状をなすタブ形状端子が一体的に形成されている。そして、端子本体と端子本体の上下両端部にそれぞれ二股状をなす挟持部とが板状をなすように一体的に形成された中継端子をバスバー積層体に貫通させて、中継端子は平バスバーと電気的に非接続に固定され、当該バスバー積層体を所定の位置で縦バスバーに押さえ付けることにより、中継端子の下部挟持部及びタブ形状端子は縦バスバーに直接電気的に接続されている。
【0010】
ここで、タブ形状端子を平バスバーと一体的なものとするためには、例えば1つの金属素材を曲げ形成したり、或いは別体であるタブ形状端子と平バスバーとを溶接で接合したりすることが考えられる。
【0011】
縦バスバーとは、その平坦面が本体ケースの内奥面に対して垂直に配置したものである。これに対して、平バスバーとは、その平坦面が本体ケースの内奥面に対して平行に配置したものである。従って、縦バスバーと平バスバーとは直交する関係にある。
【0012】
特定の電気部品とは、電源側回路と出力側回路とを開閉可能にする手段である。このような電気部品としては、例えば過電流保護部材であるヒューズや、リレー等が考えられる。もちろん、これ以外の部品を境界にして電源側回路と出力側回路とに分けることが可能である。
【0013】
この発明によれば、平バスバーは、絶縁板を介して何層にも積層することができることから、回路構成が比較的複雑な電源側回路であってもコンパクトにすることが可能である。それに対して、回路構成が比較的単純な出力側回路のみが縦バスバーによって構成されている。例えば、縦バスバーは、帯状素材を切断するだけで得ることができる。そのため、平バスバーとは異なり、縦バスバーを製造するにプレス装置のような大規模な設備を必要としない。この結果、ジャンクションブロックを製造するための設備投資コストを低くすることができる。
【0014】
更に、電源側回路と出力側回路との両方が縦バスバーで構成されていない。そのため、出力側回路よりもバスバーの配索が複雑な電源側回路を、縦バスバーのみで構成する場合に比較してジャンクションブロックが大型化するのを防止することができる。以上のように、平バスバー及び縦バスバーそれぞれの利点を生かすことにより、ジャンクションブロックの低コスト化と小型化とを両立させることが可能になる。
【0015】
加えて、平バスバーの一部にはタブ形状端子が形成され、そのタブ形状端子には縦バスバーを挟み込む圧接刃を有している。このようなタブ形状端子によってバスバーを縦バスバーに対し直接的に接続することができる。要するに、中継端子を不要にすることができるので、その設置スペースを余分に取らずに済む。この結果、ジャンクションブロックの小型化を図ることが可能になる。
【0016】
(請求項2の発明)
この発明において、請求項1にかかる圧接刃の先端部には、それらの間に形成された縦バスバー挿入口を縦バスバーの厚みよりも狭くするための狭小突部が設けられている。縦バスバー挿入口が狭くなっているため、縦バスバー挿入口に縦バスバーの一部が差し込まれることで、その端子に対し圧接刃が高い接触圧でもって接続される。従って、平バスバーと縦バスバーとの接続不良を確実に防止することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動車の室内に設けられるジャンクションブロックに具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
図1〜図4に示すように、ジャンクションブロック11は合成樹脂製の本体ケース12を備え、その本体ケース12は、上面が開口されたロアケース14と、下面が開口されたアッパーケース15とから構成されている。アッパーケース15の下端縁には、複数の係止孔15aが形成され、この係止孔15aにロアケース14の下端縁に形成された係止突部14aが着脱可能に係合されている。この係合によって、ロアケース14とアッパーケース15とが組み付けられた状態に保持される。
【0019】
図4,図9に示すように、ロアケース14内には、ロアケース14の底面に対し直交するように配置された縦バスバー16が複数収容されている。各縦バスバー16は、それらのうち一部を除くほとんどが一方向に沿って一定の間隔をおいて平行に配列されている。具体的に言うと、縦バスバー16は、ロアケース14の長手方向に沿って延設されている。これら縦バスバー16は、銅製の帯状素材を所望の長さに切断したものである。
【0020】
図4,図7に示すように、縦バスバー16の上下方向において本体ケース12の上下両面に位置する箇所には、それぞれコネクタ挿入口17が形成されている。これらのコネクタ挿入口17は、本体ケース12の幅方向に沿って延びる細長い形状となっている。各コネクタ挿入口17には、縦バスバー用コネクタ18が着脱可能に挿入されている。縦バスバー用コネクタ18は、その両側に設けられたロック部18bによって、コネクタ挿入口17に装着された状態に保持される。縦バスバー用コネクタ18は、複数の端子収容孔18aを備えており、それらの内部に圧入端子19が収容されている。その圧入端子19の先端はバスバーの上縁部に接続される一方、基端部はリード線20を介して図示しない自動車の車両用負荷機器に電気的に接続されている。
【0021】
ここで、自動車の車両用負荷機器としては、例えばパワーウインドウ、フォグランプ、ヘッドライト等が挙げられる。なお、各縦バスバー用コネクタ18において、すべての端子収容孔18aに圧入端子19が収容されていない。これは、複数ある端子収容孔18aに圧入端子19を選択的に収容するためである。従って、車両用負荷機器が変更するようなことがあっても、縦バスバー16の接続を変更することが可能になり、自動車の仕様が多少違っていても容易に対応することが可能となる。
【0022】
図4に示すように、前記縦バスバー16の上方におけるロアケース14内にはバスバー積層体25が収容されている。バスバー積層体25は、合成樹脂からなる複数の絶縁板26と平バスバー27とを交互に積層したものである。本実施形態のジャンクションブロック11は、バスバー積層体25に設けられた平バスバー27と縦バスバー16とが混在している。
【0023】
平バスバー27とは、その平坦面(表裏両面)がロアケース14の底面に対して平行となるように配置したものである。これに対して縦バスバー16は、その平坦面がロアケース14の底面に対して垂直となるように配置したものである。従って、平バスバー27及び縦バスバー16の配置向きは、直交する関係にある。
【0024】
平バスバー27は、一枚の金属板材をプレス装置で打ち抜いたものであって、その一部(主に端部)には接続端子28が直角に折曲されている。接続端子28は、アッパーケース15の上面から外方へ突出され、アッパーケース15に形成されたコネクタ装着部29、リレー装着部30、及びヒューズ装着部31内にそれぞれ挿入配置されている。そして、コネクタ装着部29にコネクタ33が装着されることで、そのコネクタ33に設けられた端子(図示しない)が接続端子28に接続され、図示しないバッテリーから電力が供給される。
【0025】
このコネクタ33に接続される電線は、前記縦バスバー用コネクタ18のリード線20よりも太くなっている。具体的にいうと、コネクタ33の電線は、導体断面積が2mm2以上の太物電線である。一方、縦バスバー用コネクタ18のリード線20は、導体断面積が約1.5mm2以下の細物電線である。これは、平バスバー27に流れる電流は縦バスバー16に流れるそれよりも大きいからである。なお、本実施形態において、電気部品装着部はリレー装着部30とヒューズ装着部31とを言う。
【0026】
又、リレー装着部30にリレー34が装着されることにより、そのリレー34に設けられた端子34aが接続端子28に接続される。ちなみに、本実施形態におけるリレー34は、自動車のワイパー装置に設けられた駆動モータをオン・オフするためのものである。更に、ヒューズ装着部31にヒューズ35が装着されることにより、そのヒューズ35に設けられた端子35aが接続端子28に接続される。このヒューズ35により、図示しない車両用負荷機器に対する保護が図られる。車両用負荷機器としては、既に上述したワイパー装置以外に、例えばヘッドライト、ウインカーランプ等がある。
【0027】
又、本体ケース12の外方に折曲された接続端子28以外に、前記平バスバー27の一部には、前記接続端子28とは180度反対側である本体ケース12の内方に折曲されたタブ形状端子37が形成されている。このタブ形状端子37は、接続端子28と同様に平バスバー27の端部に位置している。もちろん、平バスバー27の端部以外の箇所に設けることも可能である。なお、図4中において、タブ形状端子37は1つしか描かれていないが、それを複数個設けることも可能である。
【0028】
タブ形状端子37は、縦バスバー16と対峙するように配置され、一対の圧接刃39a,39bを有している。これらの圧接刃39a,39bがあることにより、タブ形状端子37は、その中央部付近から先端部にかけて二股状に形成されている。そして、圧接刃39a,39bの先端部の間に開口された縦バスバー挿入口36を介して縦バスバー16が挿入されることにより、タブ形状端子37と縦バスバー16との電気的接続が図られている。なお、タブ形状端子37の形状としては、前記二股形状から逸脱してもよく、縦バスバー16とタブ形状端子37とが圧接される形状であれば、タブ形状端子37を任意の形状に変更することが可能である。
【0029】
タブ形状端子37における各圧接刃39a,39bの先端には、半円状の狭小突部39がそれぞれ形成されている。この狭小突部39があることにより、縦バスバー挿入口36が縦バスバー16の厚みよりも狭くなっている。このことから、縦バスバー挿入口36に縦バスバー16を挟入した状態では、縦バスバー16に対する両圧接刃39a,39bの圧接力が強くなる。
【0030】
図4〜図6に示すように、バスバー積層体25には、金属製の板状素材を打ち抜いて形成した複数の中継端子40が貫設されている。バスバー積層体25に対する各中継端子40のなす角度は直角に設定されている。中継端子40の一端は、ヒューズ35用であれば一部のヒューズ装着部31の内側に、リレー34用であれば一部のリレー装着部30の内側に、コネクタ33用であれば一部のコネクタ装着部29の内側にそれぞれ挿入されている。各装着部29,30,31に各中継端子40が挿入される箇所としては、前記平バスバー27の接続端子28が挿入されていないところである。
【0031】
中継端子40は、その中央部に形成された端子本体41と、端子本体41の両端部にそれぞれ突設された二股状をなす2つの挟持部42,43とから構成されている。図6に示すように、端子本体41の両側部には、係止部としての係止突部44がそれぞれ形成されている。つまり、本実施形態では、端子本体41の一側部につき2つの係止突部44があることから、1つの中継端子40につき合計4つの係止突部44が設けられている。これらの係止突部44によって、中継端子40の端子本体41の両側部は、ジグザグに形成されている。そして、中継端子40がバスバー積層体25に圧入されることにより、その端子本体41の両側部が絶縁板26に係合されるようになっている。この係合によって、中継端子40は、その取付姿勢が適正に保持される。すなわち、バスバー積層体25の両面に対して直交する角度で中継端子40が保持される。
【0032】
上部挟持部42及び下部挟持部43には、それぞれの先端部に挿入口42a,43aが形成されている。そして、コネクタ33の端子33a、リレー34の端子34a、ヒューズ35の端子35aが上部挟持部42の挿入口42aに挟入されることにより、中継端子40に対する電気的接続が図られる。それに対して、縦バスバー16が下部挟持部43の挿入口43aに挟入されることにより、中継端子40に対する電気的接続が図られる。要するに、コネクタ33、リレー34、ヒューズ35はそれぞれ中継端子40を介して縦バスバー16に接続されている。
【0033】
両挟持部42,43の先端部には、それぞれ一対の狭小部46が形成されている。この狭小部46によって、各挿入口42a,43aの間隔が縦バスバー16の厚み、或いはコネクタ33、リレー34の端子33a,34aの厚みよりも狭められている。このことから、各挿入口42a,43aに縦バスバー16を挿入した状態では、縦バスバー16に対する両挟持部42,43の圧接力が強くなる。
【0034】
中継端子40は、バスバー積層体25に設けられた平バスバー27によって形成される回路とは電気的に接続されていない。このことから、電気回路的には中継端子40と平バスバー27とは無関係であるといえる。従って、コネクタ33、リレー34及びヒューズ35に設けられた複数ある端子33a,34a,35aのうち一部は、平バスバー27で形成された電気回路を介すのではなく、中継端子40を介して縦バスバー16にダイレクトで接続されている。
【0035】
中継端子40の下部挟持部43は、ロアケース14の底部に突設された端子支持部45に当接支持されている。これにより、中継端子40は、縦バスバー16側、つまりロアケース14の内奥側に位置ずれが規制されるようになっている。更に、端子支持部45は、縦バスバー16が挿入される挟持溝45aを有している。つまり、端子支持部45は、中継端子40を支持する他に、縦バスバー16を立てた状態に保持する役割も担っている。
【0036】
次に、このジャンクションブロック11の電気的な回路構成について説明する。
図10に示すように、ジャンクションブロック11の電気的回路構成としては、特定の電気部品であるリレー34及びヒューズ35を境界にして、電源側回路47と出力側回路48とに分けられている。電源側回路47は、バッテリーに接続されるものであって、平バスバー27によって形成されている。一方、出力側回路48は、ワイパー装置等の車両用負荷機器に接続されるものであって、縦バスバー16によって形成されている。
【0037】
電源側回路47を平バスバー27で構成した理由は次のことによる。すなわち、電源側回路47は、出力側回路48よりも回路構成が複雑である。そのため、平バスバー27を用いれば、それを何層も積層することが可能であることから、平バスバー27の配線スペースをできる限り小さくすることが可能になるからである。それに加え、電源側回路47には大電流が流れるのに対して、出力側回路48には小電流が流れるようになっている。このようなことから、平バスバー27は、厚みや幅が縦バスバー16のそれよりも大きくなっている。従って、電源側回路47に大電流が流れることで平バスバー27は発熱し易くなるため、その熱に十分耐えるために、電源側回路47を平バスバー27で構成している。
【0038】
これに対して、出力側回路48を縦バスバー16で構成した理由としては次のことによる。つまり、出力側回路48は、電源側回路47よりも比較的単純な回路構成となっている。そのため、平バスバー27のように複数層にも積層することなく、出力側回路48を形成することが可能になるからである。それに加え、縦バスバー16を用いれば、前記本体ケース12に設けたコネクタ挿入口17に、別の車両用負荷機器に接続された縦バスバー用コネクタ18を自在に装着することが可能となるからである。すなわち、自動車の仕様の違いによって車両用負荷機器が追加或いは変更になっても、容易に対応することが可能となる。加えて、出力側回路48には小電流が流れるため、縦バスバー16は平バスバー27に比較して発熱しにくいと言える。よって、加工が容易で材料コストの低い既存の帯状素材で十分足りるため、出力側回路48は縦バスバー16のみで構成されている。
【0039】
次に、本実施形態のジャンクションブロック11を組み付けるには次のように行う。
まず、ロアケース14に縦バスバー16を配設する。次いで、バスバー積層体25に複数の中継端子40を貫通し、端子本体41の側部に形成された係止突部44を絶縁板26に係合する。この係合により、中継端子40はバスバー積層体25に対して強く固定されることとなる。そして、中継端子40の装着を済ませたバスバー積層体25全体を所定の位置で縦バスバー16に押さえ付ける。すると、各中継端子40の下部挟持部43に縦バスバー16が差し込まれ、縦バスバー16が下部挟持部43に圧接される。それとともに、タブ形状端子37の縦バスバー挿入口36に縦バスバー16が差し込まれ、縦バスバー16が下部挟持部43に圧接される。これにより、縦バスバー16及び中継端子40、平バスバー27のタブ形状端子37及び縦バスバー16は、それぞれ電気的に接続されることとなる。
【0040】
その後、ロアケース14にアッパーケース15を被せ、アッパーケース15に設けられた係止孔15aを、ロアケース14に設けられた係止突部14aに係合する。この係合によって、アッパーケース15がロアケース14に固定される。次いで、各装着部29,30,31にコネクタ33、リレー34、ヒューズ35を装着する。この装着により、各中継端子40の上部挟持部42に、リレー34の端子34aやヒューズ35の端子35aが差し込まれると、それらの端子34a,35aは中継端子40に圧接される。これにより、リレー34及びヒューズ35は電気的に接続される。従って、以上のような接続により、縦バスバー16と、それぞれの電気部品であるリレー34、ヒューズ35とは、中継端子40を介して電気的に接続される。
【0041】
従って、本実施形態によれば以下に示す効果を得ることができる。
(1)一対の圧接刃39a,39bを有する二股状のタブ形状端子37が、平バスバー27の一部を折曲することによって形成されている。そして、両圧接刃39a,39b間に縦バスバー16が挿入されることにより、タブ形状端子37は縦バスバー16に対し直接電気的に接続される。このような構成としたことで、タブ形状端子37と縦バスバー16との間に中継端子を介在させることなく、平バスバー27と縦バスバー16とを電気的に接続することができる。従って、中継端子を必要としない分だけその設置スペースを小さくすることができ、ジャンクションブロックの小型化を図ることができる。
【0042】
(2)各圧接刃39a,39bの先端部には、それらの間に形成された縦バスバー挿入口36を縦バスバー16の厚みよりも狭くするための狭小突部39が形成されている。そのため、縦バスバー挿入口36に縦バスバー16の一部が差し込まれると、圧接刃39a,39bと縦バスバー16とが高い接触圧でもって接続される。従って、平バスバー27と縦バスバー16との接続不良を確実に防止することができる。
【0043】
(3)ジャンクションブロック11の電気回路は、リレー34及びヒューズ35を境界にして、回路構成が複雑である電源側回路47と、単純である出力側回路48とに分けられている。そして、電源側回路47のみが平バスバー27で構成されている。そのため、電源側回路47のように複雑な回路構成であっても、バスバー積層体25の外形形状をコンパクトにすることができる。
【0044】
それに対し、出力側回路48は縦バスバー16のみで構成されている。そのため、縦バスバー16は幅が同じ帯状素材を切断するだけで得ることができ、平バスバー27と異なり、金型によって構成される大型なプレス装置が不要になる。この結果、設備投資コストを低くすることができる。それとともに、平バスバー27を製造するために、プレス装置を用いるが、そのプレス装置は従来のプレス装置の金型に比較して小型化することができる。このことから、プレス装置を設置するためのスペースを小さくすることができ、生産場所が限定されることが少なくなる。
【0045】
以上のように、縦バスバー16と平バスバー27とを用いて、ジャンクションブロック11を複合的な電気回路としている。縦バスバー16及び平バスバー27それぞれの利点を生かすことで、ジャンクションブロック11の低コスト化と小型化とを両立させることができる。
【0046】
(4)自動車の仕様の違いによって電気回路を変更、或いは追加する場合には、主に出力側回路48の回路構成を変更或いは追加する必要が生じる。しかし、このような場合であっても、本体ケース12に形成されたコネクタ挿入口17に対する縦バスバー用コネクタ18の装着位置や、新たな縦バスバー用コネクタ18を追加することによって対応することができる。この結果、バスバー積層体25に設けられた平バスバー27の配線を変更しなくてもよいので、平バスバー27を製造するプレス装置に用いる金型を新たにモディファイしたり、新規に製作したりせずに済む。従って、自動車の仕様変更等に容易に対応することが可能なジャンクションブロック11を提供することができる。
【0047】
(5)電源側回路47を構成する平バスバー27と、出力側回路48を構成する縦バスバー16とは、本体ケース12の厚さ方向において対峙するように配置されている。そのため、本体ケース12の厚み方向において電源側回路47と出力側回路48とを投影して見ると、両回路47,48を構成するバスバー27,16の配索領域の少なくとも一部分は重なり合う。そのため、両バスバー27,16の同一面上に並べて配索することと比較して、ジャンクションブロック11をコンパクトにすることができる。
【0048】
(6)従来のジャンクションブロック11に比べて、プレス装置で製造される平バスバー27の使用量を少なくしている。そのため、歩留まりの割合が低い平バスバー27の使用量を減らし、それを減らした代わりとして歩留まりの割合が高い縦バスバー16を使用している。従って、ジャンクションブロック11に用いられるバスバー16,27全体としてみれば、歩留まりの向上に貢献することができる。
【0049】
(7)本体ケース12には、圧入端子19を有する縦バスバー用コネクタ18を着脱可能な複数のコネクタ挿入口17が形成されている。そして、そのコネクタ挿入口17は、本体ケース12の端部において集中的に配置されている。つまり、各コネクタ挿入口17は互いに離れた位置にないことから、各コネクタ挿入口17に対する縦バスバー用コネクタ18の装着作業性を向上することができる。
【0050】
(8)中継端子40は、端子本体41と、その両端部に形成された2つの挟持部42,43とから構成されている。従って、端子本体41と両挟持部42,43とは、板状素材を打ち抜くことにより一体的に構成されている。そのため、薄い形状をした中継端子40とすることができ、中継端子40の小型化を図ることができる。その結果、中継端子40の設置スペースを小さくすることができるので、ジャンクションブロック11の小型化を図ることができる。
【0051】
(9)上部挟持部42の挿入口42aにはリレー34及びヒューズ35の端子34a,35aが差し込まれ、下部挟持部43の挿入口43aには縦バスバー16が差し込まれている。要するに、中継端子40を接続するためのタブ形状端子を縦バスバー16に形成することなく、リレー34やヒューズ35と縦バスバー16とが電気的に接続されている。従って、縦バスバー16を製造するのにプレス装置のような大規模な設備を必要としない。つまり、帯状素材を切断するだけで縦バスバー16を得ることができるので、設備投資コストを低くすることができる。
【0052】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、縦バスバー16に対して中継端子40を介して電気的に接続される電気部品としてリレー34とヒューズ35とが挙げられている。これ以外に、コネクタ33の端子33aと縦バスバー16とを中継端子40を介して電気的に接続することも許容される。つまり、電気部品としては、リレー34やヒューズ35に限らず、縦バスバー16と電気的に接続されるものであれば任意のものが対象となる。
【0053】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に示す。
(1) 請求項1又は2において、前記本体ケースは圧入端子を有する縦バスバー用コネクタが着脱可能なコネクタ挿入口を複数有し、そのコネクタ挿入口は本体ケースの特定箇所に集中的に配置されているジャンクションブロック。この構成にすれば、各コネクタ挿入口は離れた位置にないことから、各コネクタ挿入口に対する縦バスバー用コネクタの装着作業性を向上することができる。
【0054】
(2) 請求項1、2、前記(1)のいずれかにおいて、電気部品が着脱可能に装着される電気部品装着部を有する本体ケース内に縦バスバーを収容し、その縦バスバーと前記電気部品とを中継端子を介して電気的に接続し、その中継端子を、端子本体と、その端子本体の両端部にそれぞれ突設された二股状の挟持部とを備え、前記端子本体と両挟持部とを板状をなすように一体的に形成し、一方の挟持部に形成された挿入口に電気部品の端子が差し込まれて圧接されるとともに、他方の挟持部に形成された挿入口に縦バスバーの一部が差し込まれて圧接されるジャンクションブロック。この構成にすれば、端子本体と両挟持部とは板状をなすように一体的に形成されたものであるため、中継端子全体の小型化が図ることが可能になる。その結果、中継端子の設置スペースを小さくすることが可能になる。
【0055】
(3) 請求項1、2、前記(1)、(2)のいずれかにおいて、前記端子本体の両側には、前記絶縁板と係合する係止部が形成されているジャンクションブロック。この構成にすれば、電気部品の端子及び縦バスバーが中継端子に差し込まれるときに、中継端子がバスバー積層体から位置ずれするのを防止できる。従って、中継端子の接続不良をいっそう確実に防止することができる。
【0056】
(4) 請求項1、2、前記(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記本体ケース内には、前記縦バスバーが差し込まれる前記他方の挟持部の先端を支え止める端子支持部が設けられているジャンクションブロック。この構成にすれば、電気部品の端子を他方の挟持部に差し込むときに、中継端子の位置ずれを確実に防止することができる。
【0057】
(5) 請求項1、2、前記(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記端子支持部は、縦バスバーを挟持した状態で保持することも兼ねているジャンクションブロック。この構成にすれば、本体ケースの内部構造を簡素化することができ、ジャンクションブロックをよりいっそう小型化することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の本発明によれば、低コストで小型化を図ることができる。また、中継端子の設置スペースを小さくすることが可能になる。
【0059】
請求項2に記載の発明によれば、平バスバーと縦バスバーとの接続不良を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態を示すジャンクションブロックの斜視図。
【図2】ジャンクションブロックの平面図。
【図3】図2に示すジャンクションブロックを裏側から見た見上げ図。
【図4】図2における4−4断面図。
【図5】中継端子の取付部分を示す拡大図。
【図6】中継端子の拡大斜視図。
【図7】縦バスバー用コネクタの拡大斜視図。
【図8】図4における8−8断面図。
【図9】縦バスバーの配線を模式的に示す図。
【図10】ジャンクションブロックの電気的な回路構成を示す概略図。
【図11】従来技術におけるジャンクションブロックの概略斜視図。
【図12】同じく、図11の一部を分解して示す拡大斜視図。
【符号の説明】
11…ジャンクションブロック、12…本体ケース、16…縦バスバー、27…平バスバー、34…リレー(特定の電気部品)、35…ヒューズ(特定の電気部品)、36…縦バスバー挿入口、37…タブ形状端子、39…狭小突部、
39a,39b…圧接刃、47…電源側回路、48…出力側回路。

Claims (2)

  1. ロアケース及びアッパーケースからなる本体ケース内に、特定の電気部品を境界にして、バッテリーに接続される電源側回路と、車両用負荷機器に接続される出力側回路とを備え、前記ロアケースの底面に対して垂直に配置した縦バスバーで前記出力側回路を構成するとともに、前記縦バスバーの上方におけるロアケース内に絶縁板と平バスバーとを交互に積層したバスバー積層体を収容し、前記ロアケースの底面に対して平行に配置した平バスバーで前記電源側回路を構成
    前記平バスバーと縦バスバーとをロアケースの厚さ方向において異なる位置に配置し、かつそれらバスバーを少なくとも一部が対峙する位置関係で配置し、前記縦バスバーが挟み込まれる一対の圧接刃により、先端部が二股状をなすタブ形状端子を前記平バスバーの一部に一体的に形成し、端子本体と端子本体の上下両端部にそれぞれ二股状をなす挟持部とが板状をなすように一体的に形成された中継端子を前記バスバー積層体に貫通させて、前記中継端子は平バスバーと電気的に非接続に固定され、当該バスバー積層体を所定の位置で縦バスバーに押さえ付けることにより、前記中継端子の下部挟持部及び前記タブ形状端子は縦バスバーに直接電気的に接続されることを特徴とするジャンクションブロック。
  2. 前記圧接刃の先端部は、それらの間に形成された縦バスバー挿入口を前記縦バスバーの厚みよりも狭くするための狭小突部を有していることを特徴とする請求項1に記載のジャンクションブロック。
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