JP3988054B1 - 多機能蓋押え止め具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 梱包作業効率の向上に適した段ボール箱上蓋押え止め具を生活用品などの用途と兼用する多機能蓋押え止め具として提供する。
【解決手段】 長片1と中間片2と短片3とを互いに略平行な平板状として、中間片2の一端を長片1と連結し他端を短片3と連結して略S字状にするとともに、長片1と中間片2と直交する方向に連通する孔を設けて段ボール箱の上蓋を外側に折り曲げた状態に保持したり、ペン立てやフックにも利用できる多機能蓋押え止め具である。
【選択図】図1
【解決手段】 長片1と中間片2と短片3とを互いに略平行な平板状として、中間片2の一端を長片1と連結し他端を短片3と連結して略S字状にするとともに、長片1と中間片2と直交する方向に連通する孔を設けて段ボール箱の上蓋を外側に折り曲げた状態に保持したり、ペン立てやフックにも利用できる多機能蓋押え止め具である。
【選択図】図1
Description
本発明は段ボール箱の蓋押え止め具に関するものである。
段ボール箱等の梱包作業時に蓋押えに手間がかかり、蓋押え止め具として種々提案がされている。例えば特許文献1のように2本の挟み片の一端が繋がってU字状を呈する蓋フラップ用クリップが提案されている。
しかし、上記特許文献1のようにU字のみでは蓋を固定した時に反発してくる蓋によって広げられる可能性があり、未使用時に紛失する可能性が高いなどの不具合がある。
本発明は、上記不具合を解消し、容易に蓋を固定可能で梱包作業効率の向上に適した上に未使用時に紛失することなく他用途で利用できる蓋押え止め具を提供することを目的とする。
本発明の多機能蓋押え止め具は、長辺と中間片と短辺とを互いに略平行な平板状として、前記中間片の一端を長辺と連結するとともに他端を短辺と連結して略S字状にして、長辺と中間片もしくは中間片と短片にて段ボール箱の上蓋を外側に折り曲げた状態に保持して、前記長辺と中間片と短辺と直交する方向に連通する孔をこれら長辺、中間片および短片のそれぞれに設け、少なくとも中間片の孔は他の片の孔よりも小径とすることで、力を加えずに片手で容易に上蓋を固定するとともに、ペン立てやフックにも利用できることを特徴とする。
本発明の多機能蓋押え止め具は、上記に加えて前記長辺または短片の孔を略円形状としたことを特徴とする。
本発明の多機能蓋押え止め具は、さらに、前記長辺または短片の孔を瓢箪状として吸盤を差し込み、吊下げフックを兼ねることを特徴とする。
本発明多機能蓋押え止め具は長辺と中間片と短辺とを互いに略平行な平板状として、前記中間片の一端を長辺と連結するとともに他端を短辺と連結して略S字状にして、長辺と中間片もしくは中間片と短片にて段ボール箱の上蓋を外側に折り曲げた状態に保持して、前記長辺と中間片と短辺と直交する方向に連通する孔をこれら長辺、中間片および短片のそれぞれに設け、少なくとも中間片の孔は他の片の孔よりも小径とすることにより、長辺と中間片もしくは中間片と短片にて段ボール箱の上蓋を外側に折り曲げた状態に保持して、段ボール箱の蓋押えに力を加えずに片手で装着することができるとともにペン立てやフックにも利用できる。さらに長辺または短片に瓢箪状の孔を設けて吸盤を差し込み、吊下げ フックを兼ねることができる。
本発明の実施例形態について図面を参照し、その作用とともに説明する。ただし、以下の実施形態は本発明の例示に過ぎず、本発明はこれに限定されない。
(第1実施)
図1乃至図4において、100は多機能蓋押え止め具で平板状の長片1と平板状の中間片2と平板状の短片3とが互いに略平行となって、中間片2の一端はU字状の第一の連結片4Aを介して長片1と連結されており、他端はU字状の第二の連結片4Bを介して短片3と連結されて、全体が略S字状となっている。なお、多機能蓋押え止め具100は金属、プラスチック、その他のあらゆる素材で形成することができる。
図1乃至図4において、100は多機能蓋押え止め具で平板状の長片1と平板状の中間片2と平板状の短片3とが互いに略平行となって、中間片2の一端はU字状の第一の連結片4Aを介して長片1と連結されており、他端はU字状の第二の連結片4Bを介して短片3と連結されて、全体が略S字状となっている。なお、多機能蓋押え止め具100は金属、プラスチック、その他のあらゆる素材で形成することができる。
さらに、長片1には略円形状の大孔51と大孔51と連通した略円形状の小孔52とからなる瓢箪状の孔53と略円形状の孔5とが離間して設けられている。また、長片1の先端11を楕円形にすることにより多機能蓋押え止め具100による段ボール箱Aの内側壁が破損することを防止し、滑らかに装着することができる。
中間片2には長片1と直交する方向で、中心点が同位置になるよう長片1の孔5と大孔51とにそれぞれ連通する略円形状の孔6と61が設けられている。
短片3には中間片2と直交する方向で、中心点が同位置になるよう中間片2の孔6に連通する略円形状の大孔7が設けられており、前記大孔7は略円形状の小孔71と連通して瓢箪状の孔73に形成されている。また、短片3の先端縁31は直線状となっている。
次に、段ボール箱Aの上蓋A1を外側に折り曲げて図3および図4に記載のように多機能蓋押え止め具100の長片1が段ボール箱Aの内部A2となるよう多機能蓋押え止め具100を差し込んで第一の連結片4Aを軽く押すだけで段ボール箱Aの上蓋A1に固定可能である。又作業終了時は短片3もしくは第二の連結片4Bを指で押し上げると容易に多機能蓋押え止め具100を段ボール箱Aの上蓋A1から外すことができる。
本発明の多機能蓋押え止め具100は上記のように段ボール箱Aの上蓋A1を外側に折り曲げた状態に保持することができるとともに、以下、種々の用途に利用できる。
図5において、多機能蓋押え止め具100の短片3を下面とすると、長片1が所定角傾斜してボールペンなどの筆記具Bを長片1の孔5および大孔51に筆記具Bのペン先を差し入れ、中間片2の孔6および61に差し込むことにより筆記具Bが転倒しなくなるので、ペン立てとして利用できる。なお、短片3の先端縁31は直線状となっているので、ペン立てとして使用時に安定させることができる。
図6において、多機能蓋押え止め具100の長片1を下面とすると、短片3が上面で短片3と中間片2と長片1とが互いに略平行となってボールペンなどの筆記具Bを短片3の大孔7に差し入れ、中間片2の孔6に筆記具Bのペン先を差し込むことにより筆記具Bが転倒しなくなるので、ペン立てとして利用できる。
図7において、多機能蓋押え止め具100の短片3の大孔7に吸着盤Cのダボ部C1を挿入して小孔71に係止させたり、図8において、多機能蓋押え止め具100の長片1の大孔51に吸着盤Cのダボ部C1を挿入して小孔52に係止させることにより、吊下げに限定されない移動可能なインテリアフックになる。
図9において、多機能蓋押え止め具100の第一の連結片4Aまたは第二の連結片4Bを水平上の枠・棒等の桟Dに引っ掛けて吊下げることができるフックとなる。
(第2実施)
図10は多機能蓋押え止め具100の異なる実施例で、第1実施例と異なる点は、短片3をカール状に折り曲げた形状をした短片30としており、第1実施例と同様に段ボール箱の蓋押えやペン立てやフックとして利用できる。
図10は多機能蓋押え止め具100の異なる実施例で、第1実施例と異なる点は、短片3をカール状に折り曲げた形状をした短片30としており、第1実施例と同様に段ボール箱の蓋押えやペン立てやフックとして利用できる。
1 長片
2 中間片
3 短片
30 短片
4A 第一の連結片
4B 第二の連結片
5 孔
51 大孔
52 小孔
6 孔
61 孔
71 大孔
72 小孔
2 中間片
3 短片
30 短片
4A 第一の連結片
4B 第二の連結片
5 孔
51 大孔
52 小孔
6 孔
61 孔
71 大孔
72 小孔
Claims (3)
- 長辺と中間片と短辺とを互いに略平行な平板状として、前記中間片の一端を長辺と連結するとともに他端を短辺と連結して略S字状にして、長辺と中間片もしくは中間片と短片にて段ボール箱の上蓋を外側に折り曲げた状態に保持してなる多機能蓋押え止め具であって、前記長辺と中間片と短辺と直交する方向に連通する孔をこれら長辺、中間片および短片のそれぞれに設け、少なくとも中間片の孔は他の片の孔よりも小径としたことを特徴とする多機能蓋押え止め具。
- 前記長辺または短片の孔を略円形状としたことを特徴とする請求項1記載の多機能蓋押え止め具。
- 前記長辺または短片の孔を瓢箪状としたことを特徴とする請求項1記載の多機能蓋押え止め具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006218958A JP3988054B1 (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 多機能蓋押え止め具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3988054B1 true JP3988054B1 (ja) | 2007-10-10 |
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Family Applications (1)
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