JP3987422B2 - タイヤの部材厚測定方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤの製造工程において、例えばタイヤの内面側に配置されたインナーライナ等のゴム部材の厚さを測定するタイヤの部材厚測定方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、タイヤを製造する場合、カーカス、トレッド、インナーライナ等の各部材を成形ドラム上で組み上げることにより未加硫タイヤとして成形し、この未加硫タイヤは成形ドラムから金型に移されて加硫される。この場合、タイヤの内面側に配置されるインナーライナは、チューブレスタイヤの気密性を保つ重要な部材であるため、加硫後にインナーライナの厚さを測定し、適正な厚さか否かを検査している。
【0003】
この検査に用いる測定装置としては、タイヤの内面側に配置した測定用センサをインナーライナの表面に沿って移動させながら、インナーライナの表面からカーカスのスチールコード(金属部材)までの距離を検出することにより、インナーライナの厚さをタイヤの周方向に亘って測定するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭58−11801号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記測定装置では、測定用センサをインナーライナの表面に接触または近接させて測定が行われるため、測定用センサの特性がタイヤの温度によって変化し、温度ドリフトによる測定誤差を生じ易い。このため、温度ドリフトが最小限になるように測定用センサの温度調整を行う必要があるが、例えば加硫後のタイヤは通常60℃〜100℃程度の高温であるため、測定用センサの温度を熱影響の少ない範囲に調整することが困難であるという問題点があった。
【0006】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、測定用センサの特性がタイヤからの熱影響によって変化しても、常に正確な測定結果を得ることのできるタイヤの部材厚測定方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、タイヤの内面側または外面側に配置されたゴム部材の表面に接触または近接する少なくとも一つの測定用センサを用いて、ゴム部材の表面からタイヤ内部に配置された金属部材までの距離を検出することにより、ゴム部材の厚さを測定するタイヤの部材厚測定方法において、前記測定用センサの温度に対応するセンサ測定値の補正値を予め所定の温度ごとに記憶しておくとともに、ゴム部材の表面温度と測定用センサとの温度差に対応するセンサ温度の補正値を予め所定の温度差ごとに記憶しておき、測定時に測定用センサの温度を検出するとともに、ゴム部材の表面温度を検出し、ゴム部材の表面温度とセンサ温度との温度差に対応する補正値に基づいてセンサ温度を補正するとともに、補正後のセンサ温度に対応する補正値に基づいて測定用センサの測定値を補正するようにしている。
【0008】
これにより、測定用センサの温度に応じてセンサ測定値が補正されることから、測定中に測定用センサの特性がタイヤからの熱影響によって変化しても、常に正確な測定結果が得られる。また、ゴム部材の表面温度と測定用センサとの温度差に応じて前記センサ温度が補正されることから、タイヤと測定用センサとの温度差によってセンサ温度の検出値と測定用センサの実際の温度との間に誤差が生じても、常に正確なセンサ温度に基づいて測定値を算出することが可能となる。
【0009】
また、請求項では、請求項記載のタイヤの部材厚測定方法において、前記タイヤを回転させながらタイヤの周方向に亘って測定を行うようにしている。これにより、請求項の作用に加え、ゴム部材の厚さをタイヤの全周に亘って満遍なく速やかに測定することが可能となる。
【0010】
また、請求項では、請求項1または2記載のタイヤの部材厚測定方法において、前記センサ測定値の補正値を複数種類のタイヤについて記憶しておき、測定対象となるタイヤの種類に応じて前記補正値を選択するようにしている。これにより、請求項1または2の作用に加え、測定対象となるタイヤの種類が変更された場合でも、変更後のタイヤに応じた測定に速やかに対応することが可能となる。
【0011】
また、請求項では、タイヤの内面側または外面側に配置されたゴム部材の表面に接触または近接する少なくとも一つの測定用センサを備え、測定用センサによってゴム部材の表面からタイヤ内部に配置された金属部材までの距離を検出することにより、ゴム部材の厚さを測定するタイヤの部材厚測定装置において、測定時に測定用センサの温度を検出するセンサ温度検出手段と、測定用センサの温度に対応するセンサ測定値の補正値を予め所定の温度ごとに記憶した記憶手段と、センサ温度検出手段によって検出されたセンサ温度に対応する補正値に基づいて測定用センサの測定値を補正する測定値補正手段と、測定時にゴム部材の表面温度を検出する部材温度検出手段と、ゴム部材の表面温度と測定用センサとの温度差に対応するセンサ温度の補正値を予め所定の温度差ごとに記憶した記憶手段と、部材温度検出手段の検出温度とセンサ温度検出手段の検出温度との温度差に対応する補正値に基づいてセンサ温度を補正するセンサ温度補正手段とを備えている。
【0012】
これにより、請求項1の作用を達成する装置が構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5は本発明の一実施形態を示すもので、図1はタイヤの部材厚測定装置の概略構成図、図2はセンサ出力値とセンサ温度との関係を示す図、図3はセンサ測定値に対する補正値のデータテーブルを示す図、図4はセンサ温度と時間との関係を示す図、図5はセンサ温度に対する補正値のデータテーブルを示す図である。
【0014】
本実施形態の部材厚測定装置は、タイヤ1の内面側に配置されたゴム部材1a(例えばインナーライナ)の表面に接触または近接する測定用センサ2と、測定用センサ2の温度を検出するセンサ温度検出手段としての第1の温度センサ3と、ゴム部材1aの表面温度を遠隔的に検出する部材温度検出手段としての第2の温度センサ4と、各センサ2,3,4の出力値に基づいてゴム部材1aの厚さを算出する演算処理部5とから構成されている。
【0015】
タイヤ1は加硫後にゴム部材1aの厚さを検査されるものであり、検査装置6の保持機構(図示せず)によって回転可能に保持されている。
【0016】
測定用センサ2は、ゴム部材1aの表面からタイヤ内部に配置された金属部材1b(例えばカーカスのスチールコード)までの距離を検出することにより、ゴム部材1aの厚さを測定するもので、例えば周知の渦電流変位センサからなる。本実施形態では測定用センサ2を直接ゴム部材1aの表面に接触させるように構成しているが、例えばゴム部材1aに接触しながら回転するローラに測定用センサを内蔵するなど、測定用センサをゴム部材1aに近接させるようにしたものであってもよい。
【0017】
【発明の効果】
第1の温度センサ3は測定用センサ2に密着するように取付けられ、例えば周知の熱電対らなる。
【0018】
第2の温度センサ4はゴム部材1aの表面から所定距離をおいて配置され、例えば周知の赤外線温度センサからなる。
【0019】
演算処理部5はマイクロコンピュータによって構成され、測定用センサ2、第1の温度センサ3、第2の温度センサ4及び検査装置6に接続されている。この場合、測定用センサ2はセンサアンプ2aを介して演算処理部5に接続され、第1の温度センサ3はプロセスメータ3aを介して演算処理部5に接続されている。また、演算処理部5には、測定用センサ2の温度に対応するセンサ測定値の補正値を予め所定の温度ごとに記憶した第1のデータテーブルと、ゴム部材1aの表面温度と測定用センサ2との温度差に対応するセンサ温度の補正値を予め所定の温度差ごとに記憶した第2のデータテーブルとを格納したデータ記憶部5aが接続されている。
【0020】
第1のデータテーブルには仕様の異なる二種類のタイヤ1−1,1−2についてのデータが記憶されている。測定用センサ2は温度によって特性が変化するため、図2に示すようにセンサ温度に応じて測定用センサ2から出力される測定値も変化する。この場合、金属部材1bであるスチールコードの密度が異なるなど、測定用センサ2は各種類のタイヤ1−1,1−2の仕様に応じて異なった温度特性を示すため、第1のデータテーブルには各タイヤ1−1,1−2についてのデータを記憶している。即ち、第1のデータテーブルには、センサ温度T1 〜T9 に対し、一方の種類のタイヤ1−1について、実際に測定された測定用センサ2の測定値A1 〜A9 が記憶されるとともに、各測定値A1 〜A9 と実際の部材厚との差が補正値α1 〜α9 として各センサ温度T1 〜T9 ごとに記憶されている。例えば、実際の部材厚を2.0mmとすると、センサ温度T1 のときのセンサ測定値A1 が2.0mmの場合には、補正値α1 は±0.0mmとなる。また、センサ温度T5 (>T1 )のときのセンサ出力値A5 が2.1mmの場合には、補正値α1 は−0.1mmとなる。第1のデータテーブルには、他の種類のタイヤ1−2についても同様、予め測定された測定用センサ2の測定値B1 〜B9 と、各測定値B1 〜B9 から算出された補正値β1 〜β9 が記憶されている。
【0021】
また、第2のデータテーブルには、第1の温度センサ3の検出温度に対し、ゴム部材1aの表面温度と測定用センサ2との温度差から予測される温度上昇に対する補正値が記憶されている。ゴム部材1aと測定用センサ2との温度差が大きい場合には、例えば図に示すように測定用センサ2の温度が時間の経過に伴って上昇するが、その温度上昇の変化率は温度差によって異なる。変化率が大きい場合は、測定用センサ2から第1の温度センサ3への熱伝達の遅れにより、第1の温度センサ3の検出温度が測定用センサ2の実際の温度よりも低い温度となるため、第2のデータテーブルには温度差の大きさによって予測されるセンサ温度の補正値を記憶している。即ち、第2のデータテーブルには、各温度差Q1 〜Q9 に対応する補正値t1 〜t9 が記憶されている。尚、前述ではタイヤ1の温度が測定用センサ2よりも高い場合について説明したが、測定用センサ2の温度がタイヤ1よりも高い場合も同様、測定用センサ2の温度降下を予測して補正値を設定する。
【0022】
以上のように構成された部材厚測定装置においては、検査装置6から測定開始信号が出力されると、測定用センサ2がタイヤ1の内面(ゴム部材1aの表面)に接触しながらタイヤ1が回転する。測定が開始されると、ゴム部材1aの表面からタイヤ内部に配置された金属部材1bまでの距離がゴム部材1aの厚さとしてタイヤ1の周方向に亘って連続的に測定され、その測定値が演算処理部5に出力される。その際、第1の温度センサ3によって測定用センサ2の温度が検出され、その検出温度が演算処理部5に出力される。また、第2の温度センサ4によってゴム部材1aの表面温度が検出され、その検出温度が演算処理部5に出力される。ここで、ゴム部材1aの厚さは、演算処理部5によって以下のように算出される。
【0023】
まず、測定用センサ2の測定値を補正する前に、第1の温度センサ3によって検出されたセンサ温度Tを第2のデータテーブルによって補正する。測定時に第2の温度センサ4によって検出したゴム部材1aの表面温度Wと第1の温度センサ3の検出温度Tとの温度差Q(Q=W−T)が、例えば第2のデータテーブルのQ4 ≦T<Q であった場合は、Q4 に対応する補正値t4 を前記センサ温度Tに加える。即ち、上述の場合、補正後のセンサ温度T′は、次の式(1) によって求まる。
【0024】
T′=T+t4 ……… (1)
次に、補正後のセンサ温度T′に基づいて、測定用センサ2の測定値を補正する。この場合、測定対象が一方の種類のタイヤ1−1である場合は、補正値α1 〜α9 が選択される。例えば、補正後のセンサ温度T′が第1のデータテーブルのT2 ≦T′<T3 であった場合には、T2 に対応する補正値α2 を測定用センサ2の測定値Aに加える。即ち、補正後の測定値A′は、次の式(2) によって求まる。
【0025】
A′=A+α2 ……… (2)
そして、演算処理部5では、前述のようにして算出した補正後の測定値A′を所定の基準値と比較し、タイヤ1の周方向全ての測定値A′が基準値の許容範囲内であるか否かの合否判定を行った後、判定結果を検査装置6に出力する。尚、他方の種類のタイヤ1−2の測定を行う場合も同様、第1のデータテーブルの補正値β1 〜β9 を選択して測定値A′を算出する。
【0026】
このように、本実施形態の部材厚測定装置によれば、測定用センサ2の温度に対応するセンサ測定値の補正値を予め所定の温度ごとに第1のデータテーブルに記憶しておき、測定時に第1の温度センサ3によって測定用センサ2の温度を検出するとともに、その検出温度に対応する補正値に基づいて測定用センサ2の測定値を補正し、ゴム部材1aの厚さを算出するようにしたので、測定中に測定用センサ2の特性がタイヤ1の熱影響によって変化しても、常に正確な測定結果を得ることができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0027】
この場合、ゴム部材1aの表面温度と測定用センサ2との温度差に対応するセンサ温度の補正値を予め所定の温度差ごとに第2のデータテーブルに記憶しておき、測定時に第2の温度センサ4によってゴム部材1aの表面温度を検出するとともに、その検出温度と前記センサ温度との温度差に対応する補正値に基づいてセンサ温度を補正するようにしたので、例えばゴム部材1aの表面温度と測定用センサ2との温度差が大きい場合など、熱伝達の遅れによる第1の温度センサ3の検出温度と測定用センサ2の実際の温度との間に誤差が生じても、常に正確なセンサ温度に基づいて測定値を算出することができ、測定精度をより一層高めることができる。
【0028】
また、タイヤ1の内面側に測定用センサ2を配置し、タイヤ1を回転させながらタイヤ1の周方向に亘って測定を行うようにしたので、ゴム部材1aの厚さをタイヤ1の全周に亘って満遍なく速やかに測定することができ、部材厚の検査を効率的に行うことができる。
【0029】
また、第1のデータテーブルに仕様の異なる複数種類のタイヤ1−1,1−2についての補正値を記憶しておき、測定対象となるタイヤ1の種類に応じて補正値を選択するようにしたので、測定対象となるタイヤ1の種類が変更された場合でも、変更後のタイヤ1に応じた測定に速やかに対応することができ、汎用性の向上を図ることができる。この場合、演算処理部5に対して人為的な入力操作によりタイヤ種類の変更を行うようにしてもよいが、例えばタイヤ1側に設けた識別手段を読み取ることにより、タイヤ種類の変更を自動で認識させるようにしてもよい。
【0030】
尚、前記実施形態では、第1の温度センサ3によって検出したセンサ温度を第2の温度センサ4によって検出した部材表面温度に基づいて補正するようにしたものを示したが、ゴム部材1aの表面温度と測定用センサ2との温度差が少ない測定環境においては、第2の温度センサ4による温度補正を省略することも可能である。
【0031】
また、前記実施形態では、タイヤ1の内面側に配置されるゴム部材1aの厚さを測定するようにしたものを示したが、トレッド等のようにタイヤ1の外面側に配置されるゴム部材1cの厚さを測定することも可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のタイヤの部材厚測定方法によれば、測定中に測定用センサの特性がタイヤの熱影響によって変化しても、常に正確な測定結果を得ることができるので、信頼性の向上を図ることができる。
【0033】
この場合に、タイヤと測定用センサとの温度差によってセンサ温度の検出値と測定用センサの実際の温度との間に誤差が生じても、常に正確なセンサ温度に基づいて測定値を算出することができるので、測定精度をより一層高めることができる。
【0034】
また、請求項のタイヤの部材厚測定方法によれば、請求項の効果に加え、ゴム部材の厚さをタイヤの全周に亘って満遍なく速やかに測定することができるので、部材厚の検査を効率的に行うことができる。
【0035】
また、請求項のタイヤの部材厚測定方法によれば、請求項1または2の効果に加え、測定対象となるタイヤの種類が変更された場合でも、変更後のタイヤに応じた測定に速やかに対応することができるので、汎用性の向上を図ることができる。
【0036】
また、請求項のタイヤの部材厚測定装置によれば、請求項1の効果を達成し得る装置を実現することができるので、実用化に際して極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すタイヤの部材厚測定装置の概略構成図
【図2】センサ出力値とセンサ温度との関係を示す図
【図3】センサ測定値に対する補正値のデータテーブルを示す図
【図4】センサ温度と時間との関係を示す図
【図5】センサ温度に対する補正値のデータテーブルを示す図
【符号の説明】
1…タイヤ、2…測定用センサ、3…第1の温度センサ、4…第2の温度センサ、5…演算処理部。

Claims (4)

  1. タイヤの内面側または外面側に配置されたゴム部材の表面に接触または近接する少なくとも一つの測定用センサを用いて、ゴム部材の表面からタイヤ内部に配置された金属部材までの距離を検出することにより、ゴム部材の厚さを測定するタイヤの部材厚測定方法において、
    前記測定用センサの温度に対応するセンサ測定値の補正値を予め所定の温度ごとに記憶しておくとともに、ゴム部材の表面温度と測定用センサとの温度差に対応するセンサ温度の補正値を予め所定の温度差ごとに記憶しておき、
    測定時に測定用センサの温度を検出するとともに、ゴム部材の表面温度を検出し、ゴム部材の表面温度とセンサ温度との温度差に対応する補正値に基づいてセンサ温度を補正するとともに、補正後のセンサ温度に対応する補正値に基づいて測定用センサの測定値を補正する
    ことを特徴とするタイヤの部材厚測定方法。
  2. 前記タイヤを回転させながらタイヤの周方向に亘って測定を行う
    ことを特徴とする請求項記載のタイヤの部材厚測定方法。
  3. 前記センサ測定値の補正値を複数種類のタイヤについて記憶しておき、
    測定対象となるタイヤの種類に応じて前記補正値を選択する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のタイヤの部材厚測定方法。
  4. タイヤの内面側または外面側に配置されたゴム部材の表面に接触または近接する少なくとも一つの測定用センサを備え、測定用センサによってゴム部材の表面からタイヤ内部に配置された金属部材までの距離を検出することにより、ゴム部材の厚さを測定するタイヤの部材厚測定装置において、
    測定時に測定用センサの温度を検出するセンサ温度検出手段と、
    測定用センサの温度に対応するセンサ測定値の補正値を予め所定の温度ごとに記憶した記憶手段と、
    センサ温度検出手段によって検出されたセンサ温度に対応する補正値に基づいて測定用センサの測定値を補正する測定値補正手段と、
    測定時にゴム部材の表面温度を検出する部材温度検出手段と、
    ゴム部材の表面温度と測定用センサとの温度差に対応するセンサ温度の補正値を予め所定の温度差ごとに記憶した記憶手段と、
    部材温度検出手段の検出温度とセンサ温度検出手段の検出温度との温度差に対応する補正値に基づいてセンサ温度を補正するセンサ温度補正手段とを備えた
    ことを特徴とするタイヤの部材厚測定装置。
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