JP3986997B2 - ドア構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドアの外周部を構成する縦框材と横框材とを直角に接合してなるドア構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
住宅等の建物の開口部を開閉するドアとして、縦框材と横框材とを矩形枠状に組立て、この矩形枠の内側に面材(鏡板)をはめ込む形式のドアが知られている。このようなドアの一例として、特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1では縦框材と横框材とを矩形枠状に組立てるとともに、縦框材と横框材に連なる嵌合孔を形成し、該嵌合孔に跨り嵌入されるやといざねをもって結合一体化せしめることで、縦框材と横框材とを接合している。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−125074号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のドアでは、縦框材と横框材とはそれぞれ合板や角材等の中実な材料で形成されている。そこで、材料コストや框材の重量軽減を目的として、縦框材および横框材を、例えば樹脂による押出成形で中空に形成することが考えられるが、この場合、縦框材と横框材に連なる嵌合孔を形成した場合、框材が中空であるので、嵌合孔の深さが浅くなって十分でなく、このため、やといざねが嵌合孔にしっかりと嵌入できず、よって、縦框材と横框材とを確実に接合し難いという問題ある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、中空の縦框材と横框材とを確実に接合することができるドア構造を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、ドア1の外周部を構成する縦框材2と横框材3とを直角に接合してなるドア構造であって、
前記縦框材2と横框材3とはそれぞれ内部に、框材2,3の長手方向に沿って長尺な中空部2a,3aを有しており、
前記縦框材2と横框材3とのうちの一方の框材(例えば横框材3)の端面が、他方の框材(例えば縦框材2)の端部側面に接合部材6を介して接合されており、
前記接合部材6は、嵌合部8と挿入部10を備え、
前記嵌合部8は一方の框材3の端面からこの框材3の中空部3aに挿入されて嵌合されており、
前記挿入部10は他方の框材2の端部側面から、この側面に形成された孔2cを通して該框材2の中空部2aに挿入されており、
前記他方の框材2の端面からこの框材2の中空部2aに保持部材20が挿入されており、この保持部材20によって前記挿入部10が前記中空部2aに挿入された状態に保持されており、
前記他方の框材2の端部側面には、溝2bが形成されており、
この溝2bには前記接合部材6に設けられた嵌合板(基板)7が嵌合していることを特徴とする。
【0007】
ここで、一方の框材3を横框材、他方の框材2を縦框材とすると、框材どうしの接合は、縦框材2かちの接合となる。また、一方の框材を縦框材、他方の框材を横框材とすると、框材どうしの接合は、横框材かちの接合となる。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、縦框材2と横框材3とのうちの一方の框材3の端面が、他方の框材2の端部側面に接合部材6を介して直角に接合されている。そして、接合部材6の嵌合部8が框材3の中空部3aに挿入されて嵌合しており、挿入部10が框材2の側面に形成された孔2cを通して中空部2aに挿入されたうえで、他方の框材2の端面からこの框材2の中空部2aに保持部材20が挿入されており、この保持部材20によって前記挿入部10が前記中空部2aに挿入された状態に保持されているので、中空の縦框材2と横框材3とを容易かつ確実に接合できる。
また、他方の框材2に形成された溝2bに、接合部材6の嵌合板7が嵌合しているので、他方の框材2と接合部材6とをより確実かつ強固に接合できる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のドア構造において、
前記挿入部10には孔10aが形成されており、この孔10aに前記保持部材20が挿入されることによって、前記挿入部10が前記中空部2aに挿入された状態に保持されていることを特徴とする。
【0010】
ここで、前記孔10aは、挿入部10を貫通する貫通孔であってもよいし、貫通しない孔であってもよい。挿入部10が複数ある場合は、孔10aは貫通孔であるのが望ましい。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、挿入部10に形成された孔10aに、保持部材20が挿入されることによって、挿入部10が框材2の中空部2aに挿入された状態に保持されているので、つまり、挿入部10の孔2aに保持部材20が挿入されることによって、前記中空部2aにおける挿入部10の移動が阻止されて該中空部2aに挿入された状態に保持されているので、挿入部10が前記中空部2aから抜け出るのを確実に防止できる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のドア構造において、
前記挿入部10は、前記保持部材20の挿入方向に複数隣り合って設けられており、
前記挿入部10…に形成されている孔10a…は、それぞれ同一方向に向いた貫通孔であり、
これら貫通孔10a…に前記保持部材20が挿入されることによって、前記挿入部10…が前記中空部2aに挿入された状態に保持されていることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、複数の挿入部10…が、他方の框材2の端部側面に形成された孔2c…を通して該框材2の中空部2aに挿入され、他方の框材2の端部側面から、該框材2の中空部2aに保持部材20が挿入され、この保持部材20がそれぞれの挿入部10の貫通孔10aに挿入されることによって、挿入部10…が中空部2aに挿入された状態に保持されているので、他方の框材2に接合部材6をより強固に接合できる。
また、挿入部10が複数設けられていても、これら挿入部10…にそれぞれ形成される貫通孔10aは同一方向を向いているので、これら貫通孔10a…に一つの保持部材20を同時に挿入して、複数の挿入部10…を中空部2aにおいて保持できる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載のドア構造において、
前記保持部材20が楔状に形成されていることを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、保持部材20が楔状に形成されているので、この保持部材20を挿入部10に形成された孔10aに挿入することによって、保持部材20が前記孔10aにかみ込むので、中空部2aおいて挿入部10が保持部材20によってより強固に移動不能に保持される。
【0018】
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のドア構造において、
前記縦框材2と横框材3とは、それぞれセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形した中空材であることを特徴とする。
【0019】
ここで、前記セルロース系微粉粒とは、例えば、廃材等の木材の粗粉砕物、バカスの祖粉砕物、稲藁の粗粉砕物等における各種植物細胞体の原料材粗粉砕物を出発原料とし、これを磨砕処理することによって得ることができる。
【0020】
磨砕処理とは、粉砕処理と研磨処理とを併せ持つ処理を言うものであり、これら粉砕処理と研磨処理とを同時に行う処理であっても、粉砕処理を行った後、研磨処理を行う二工程からなる処理であってもよい。すなわち、ここで言う磨砕処理とは、後述するように、粗粉砕物から微粉砕物にする粉砕処理と、微粉際された粉粒を、繊維状態のものが絡み合い、その表面が繊毛で覆われている状態の粉粒形状から、表面に繊毛が少ない状態となるように表面研磨する研磨処理とを併せた処理を指している。
【0021】
前記セルロース系微粉粒は、上記のように磨砕処理により粒径状に形成されることで、通常の木粉のような繊毛上の突出部分が少なくなり、水(湿気を含む)や溶剤などを吸着しにくくなっている。
【0022】
また、前記樹脂とは、硬質樹脂や軟質樹脂のことであり、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂等が用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂が、成形部材を形成するには好適である。また、樹脂は廃材の樹脂から得るようにしてもよい。
【0023】
請求項に記載の発明によれば、框材2,3に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。また、押出成形したものであるので、框材2,3の内部に押出成形の際に容易に中空部2a,3aを形成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1(a)、(b)にそれぞれ示すように、本発明に係るドア構造を備えたドア1は、格子入板戸であり、2本の縦框材2と2本の横框材3とを矩形枠状に組立てた枠体4の内側に格子状に面材5をはめ込んだ構造となっている。ここで、図1(a)に示すドアは面材5が合板で形成されたものであり、図1(b)に示すドアは面材5がガラス板で形成されたものである。
【0025】
前記縦框材2と横框材3とは、それぞれセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形した中空材で形成されており、図2および図3に示すように、内部にはそれぞれ複数の中空部2a…,3a…を有している。縦框材2と横框材3とは、縦框材2かちとなるように、直角に接合されている。つまり、縦框材2の端部側面に、横框材3の端面が接合部材6を介して接合されている。
縦框材2の端部側面には、深さの浅い溝2bが形成されており、この溝2bの底面には、中空部2aに開口する長方形状の孔2c,2cが上下に所定間隔離間して形成されている。
なお、このような溝2bと孔2c,2cは、縦框材2の上下端部にそれぞれ形成されている。
【0026】
接合部材6は、基板(嵌合板)7と、この基板7の一方の面に設けられた二つの嵌合部8,8と、基板7の他方の面に設けられた二つの挿入部10,10を備えており、これらは樹脂による一体成形によって形成されている。
基板7は、図2に示すように、縦長の長方形板状のものであり、その幅は縦框材2に形成された前記溝2bの溝幅と等しくなっている。また、基板7の厚さは溝2bの深さとほぼ等しいか若干薄くなっている。さらに、基板7の長さは溝2bの長さとほぼ等しくなっている。したがって、前記基板7は溝2bに隙間無く嵌合するようになっている。
【0027】
嵌合部8は、全体の外形が直方体状をなすものであり、左右一対のプレート8a,8aと、これら一対のプレート8a,8aの上端部間と下端部間に設けられた上下一対のプレート8b,8bとを備えており、左右一対のプレート8a,8bおよび上下一対のプレート8b,8bはそれぞれ先開き状態となっている。また、これらプレート8a,8bの先端部には、先端に向かうに従って漸次内側に傾斜する傾斜面8cがそれぞれ形成されている。嵌合部8の外形は、横框材3の中空部3aの断面形状とほぼ等しいか若干大きめに形成されている。
【0028】
嵌合部8,8は横框材3の上下の中空部3a,3aに挿入されて嵌合するものであり、嵌合部8,8間の隙間は、中央の中空部3aを形成する内壁間の距離とほぼ等しくなっている。また、嵌合部8の開いた状態における正面視における縦横の寸法は、中空部3aの縦横の寸法より若干大きめに設定されており、嵌合部8のプレート8a,8bは内側に弾性的に撓めるようになっている。
【0029】
そして、嵌合部8,8を中空部3a,3aに挿入する際に、嵌合部8のプレート8a,8bがそれぞれ内側に弾性的に撓み、中空部3aに挿入された際に、プレート8a,8bがその弾性復帰力によって中空部3aの内壁面に圧接することによって、嵌合部8が中空部3aに嵌合している。
また、プレート8a,8bの先端部に形成されている傾斜面8c,8cは、嵌合部8が中空部3aに挿入される際に、中空部3aの入口縁部によって押されて、プレート8a,8bを内側に押圧し始める際のガイドとなる。
【0030】
前記挿入部10は、縦框材2の端部側面から、この側面に形成された孔2bを通して該縦框材2の中空部2aに挿入されるものであり、外形が略直方体状に形成されている。この挿入部10の正面視における外形は、縦框材2に形成されている孔2cの正面視における外形とほぼ等しいか若干小さめに形成されている。この挿入部10には、上下方向に貫通する貫通孔10aが形成されている。この貫通孔10aは平面視において四角形状の孔である。このような挿入部10は、基板7に上下に所定間隔を隔てて二つ設けられており、これら挿入部10,10の上下の間隔は、縦框材2に形成されている孔2c,2cの上下の間隔とほぼ等しくなっている。
【0031】
また、挿入部10,10に形成された貫通孔10a,10aは上下に開口を向けてほぼ同軸に形成されている。さらに、貫通孔10aの、図3における左内壁面は下方に向かうに従って、漸次右側に傾斜する傾斜面10bとされている。また、上側の挿入部10に形成された貫通孔10aの傾斜面10bと、下側の挿入部10に形成された貫通孔10aの傾斜面10bとは、傾斜角が等しくなっており、さらに、上側の貫通孔10aの傾斜面10bを下側に傾斜方向に沿って延長した面が、下側の貫通孔10aの傾斜面10bと一致するようになっている。
【0032】
また、前記縦框材2の端部側面には、上下に形成された溝2b,2b間に延在する左右一対の凸条12,12が形成されており、これら凸条11,11間の凹溝13には面材5の縦方向に沿う縁部がはめ込まれるようになっている。さらに、前記横框材3の内側を向く側面(上側の横框材3の場合は下側面、下側の横框材3の場合は上側面)には、左右一対の凸条14,14が横框材3の長手方向に沿って形成されており、これら凸条14,14間の凹溝15には面材5の横方向に沿う縁部がはめ込まれるようになっている。
【0033】
そして、縦框材2と横框材3とを接合部材6を介して直角に接合する場合、まず、横框材3の端面から中空部3a,3aに接合部材6の嵌合部8,8を挿入して、中空部3a,3aに嵌合するとともに、基板7を横框材3の端面に当接する。
この場合、嵌合部8を中空部3aに挿入した際に、傾斜面8cが中空部3aの入口縁部によって押されて、プレート8a,8bが内側に弾性的に撓み、この状態で、嵌合部8を中空部3aに挿入していき、中空部3aに完全に挿入した際に、プレート8a,8bが、その弾性復帰力によって中空部3aの内壁面に圧接することによって、嵌合部8が中空部3aに嵌合する。
また、プレート8a,8bの外面には細かい突起が形成されているので、この突起は中空部3aの内壁面に食い込むことによって、嵌合部8が中空部3aにより確実に嵌合する。
なお、嵌合部8を中空部3aに挿入する際に、嵌合部8の外面または中空部3aの内壁面に接着剤を塗布しておき、この接着剤によって嵌合部8を中空部3aの内壁面に接着固定しもよい。
【0034】
次に、横框材3に固定された接合部材6の挿入部10,10を縦框材2に形成された孔2c,2cに挿入するとともに、接合部材6の基板7を縦框材2に形成された溝2bにはめ込む。
次に、縦框材2の端面側から中空部2aに、保持部材20を挿入する。
ここで、この保持部材20について説明する。保持部材20は、図2〜図4に示すように、中空部2aに挿入されるとともに、前記挿入部10,10に形成された貫通孔10a,10aに挿入されることで、挿入部10,10を中空部2aに挿入された状態に保持するものであり、楔状に形成されている。具体的には、保持部材20は上下の長さが、上側の挿入部10の貫通孔10aの上端面と、下側の挿入部10の貫通孔10aの下端面との間の距離より長く形成された角棒状ものであり、例えば、基板7の上下の長さとほぼ等しくなっている。
【0035】
保持部材20の、図3における左側面は、下方に向かうに従って漸次右側に傾斜する傾斜面20aとなっており、その他の側面は鉛直面とされている。また、傾斜面20aの傾斜角は、前記挿入部10に形成された貫通孔10aの傾斜面10bと等しくなっている。
また、保持部材20の上端面は、蓋部材21に固定されている。この蓋部材21は縦框材2の端部開口を塞ぐものであり、この端部開口とほぼ等しい大きさに形成されている。
【0036】
さて、縦框材2の端面側から中空部2aに、保持部材20を挿入するとともに、前記挿入部10,10に形成された貫通孔10a,10aに挿入していくと、保持部材20の傾斜面20aが、貫通孔10a,10aの傾斜面10b,10bに摺接していき、この傾斜面10b,10bを、図3において左側に押し込んでいく。これによって、挿入部10,10は保持部材20によって左側に引き込まれていき、基板7が縦框材2の溝2bの底面に圧接する。これによって、挿入部10,10は、中空部2aに挿入された状態に保持される。
また、保持部材20を挿入し終えると、その上端面に固定されている蓋部材21によって縦框材2の端部開口が閉塞される。
なお、保持部材20を中空部2aに挿入する際においては、蓋部材21の裏面または縦框材2の端面に接着剤を塗布しておき、この接着剤によって蓋部剤21を縦框材2の端面に接着固定するのが望ましい。
【0037】
なお、本例では、横框材3に接合部材6を取付けてから、この接合部材6を縦框材2に取付けることによって、これら框材2,3どうしを接合したが、これとは逆に、縦框材2に接合部材6を取付けてから、この接合部材6を横框材3に取付けることによって、框材2,3どうしを接合してもよく、さらには、接合部材6を同時に横框材3と縦框材2とに取付けることによって、框材2,3どうしを接合してもよい。
また、上記のような縦框材2と横框材3との接合は、図1に示すような、ドア1の四つの角部で同様にして行われ、これによって2本の縦框材2,2と2本の横框材3,3とによって枠体4が形成される。
そして、この枠体4内に合板やガラス板で形成された面材5は、縦框材2に設けられた凹溝13と横框材3に設けられた凹溝15にはめ込まれることによって保持される。
【0038】
このようにして、縦框材2と横框材3とを接合部材6を介して直角に接合することによって、接合部材6の基板7が横框材3の端面と縦框材2の端部側面に形成された溝2bの底面とに挟まれた状態でこれらに当接しているで、これら框材2,3はその端面に中空部2a,3aが開口していても、基板7を介して安定的に互いに直角に当接される。
そして、接合部材6の嵌合部8,8が横框材3の中空部3a,3aに挿入されて嵌合しており、挿入部10,10が縦框材2の側面に形成された孔2c,2cを通して中空部2aに挿入されたうえで、縦框材2の端面からこの框材2の中空部2aに保持部材20が挿入されており、この保持部材20によって挿入部10,10が中空部2aに挿入された状態に保持されているので、中空の縦框材2と横框材3とを容易かつ確実に接合できる。
【0039】
また、挿入部10,10に形成された貫通孔10a,10aに、保持部材20が挿入されることによって、挿入部10,10が中空部2aに挿入された状態に保持されているので、つまり、挿入部10の貫通孔10aに保持部材20が挿入されることによって、前記中空部2aにおける挿入部10,10の移動が阻止されて該中空部2aに挿入された状態に保持されているので、挿入部10,10が前記中空部2aから抜け出るのを確実に防止できる。さらに、二つ挿入部10,10が中空部2aに挿入された状態に保持されているので、縦框材2に接合部材6をより強固に接合できる。また、挿入部10が二つ設けられていても、これら挿入部10,10にそれぞれ形成される貫通孔10a,10aに一つの保持部材20を同時に挿入して、二つの挿入部10,10を中空部2において保持できる。
【0040】
加えて、保持部材20が楔状に形成されているので、この保持部材20を挿入部10に形成された孔10aに挿入することによって、保持部材10が孔10aにかみ込むので、中空部2aおいて挿入部10が保持部材20によってより強固に移動不能に保持される。
また、縦框材2に形成された溝2bに、接合部材6の基板(嵌合板)7が嵌合しているので、縦框材2と接合部材6とをより確実かつ強固に接合できる。
また、前記縦框材2と横框材3とは、それぞれセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形した中空材で形成されているので、框材2,3に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。また、押出成形したものであるので、框材2,3の内部に押出成形の際に容易に中空部2a,3aを形成できる。
【0041】
なお、本実施の形態では、接合部材6の嵌合部8を左右一対のプレート8a,8aと、上下一対のプレート8b,8bとによって構成したが、嵌合部8はこれに限ることなく、例えば、挿入部10と同形状に形成してもよい。この場合、横框材3の上側面または下側面に孔を形成し、この孔から前記保持部材20と同様の保持部材を挿入して、この保持部材を嵌合部8に形成された貫通孔(孔)に挿入することによって、嵌合部8を中空部3aに固定する。
また、本実施の形態では、ドア1の縦横の框材2,3内には、それぞれ中空部2a,3aがあるので、この中空部2a,3aにウレタン等の断熱材を充填してもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、接合部材の嵌合部が一方の中空部に挿入されて嵌合しており、挿入部が他方の框材の側面に形成された孔を通して中空部に挿入されたうえで、他方の框材の端面からこの框材の中空部に保持部材が挿入されており、この保持部材によって前記挿入部が前記中空部に挿入された状態に保持されているので、中空の縦框材と横框材とを容易かつ確実に接合できる。
また、他方の框材に形成された溝に、接合部材の嵌合板が嵌合しているので、他方の框材と接合部材とをより確実かつ強固に接合できる。
【0043】
請求項2に記載の発明によれば、接合部材の挿入部の孔に保持部材が挿入されることによって、中空部における挿入部の移動が阻止されて該中空部に挿入された状態に保持されているので、挿入部が中空部から抜け出るのを確実に防止できる。
【0044】
請求項3に記載の発明によれば、保持部材が複数の挿入部の貫通孔に挿入されることによって、これら挿入部が中空部に挿入された状態に保持されているので、他方の框材に接合部材をより強固に接合できる。また、挿入部が複数設けられていても、これら挿入部の貫通孔に一つの保持部材を同時に挿入して、複数の挿入部を中空部において保持できる。
【0045】
請求項4に記載の発明によれば、保持部材が楔状に形成されているので、中空部おいて挿入部が保持部材によってより強固に移動不能に保持される。
【0047】
請求項に記載の発明は、框材に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。また、押出成形したものであるので、框材の内部に押出成形の際に容易に中空部を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドア構造を備えたドア示すもので、(a)は面材が合板であるドアの正面図、(b)は面材がガラス板であるドアの正面図である。
【図2】本発明のドア構造を示すもので、縦横の框材の接合部の分解斜視図である。
【図3】同、縦横の框材の接合部の正面図である。
【図4】同、保持部材と蓋部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 ドア
2 縦框材(他方の框材)
2a 中空部
2b 溝
2c 孔
3 横框材(一方の框材)
4 枠体
5 面材
6 接合部材
7 基板(嵌合板)
8 嵌合部
10 挿入部
10a 貫通孔
20 保持部材

Claims (5)

  1. ドアの外周部を構成する縦框材と横框材とを直角に接合してなるドア構造であって、
    前記縦框材と横框材とはそれぞれ内部に、框材の長手方向に沿って長尺な中空部を有しており、
    前記縦框材と横框材とのうちの一方の框材の端面が、他方の框材の端部側面に接合部材を介して接合されており、
    前記接合部材は、嵌合部と挿入部を備え、
    前記嵌合部は一方の框材の端面からこの框材の中空部に挿入されて嵌合されており、前記挿入部は他方の框材の端部側面から、この側面に形成された孔を通して該框材の中空部に挿入されており、
    前記他方の框材の端面からこの框材の中空部に保持部材が挿入されており、この保持部材によって前記挿入部が前記中空部に挿入された状態に保持されており、
    前記他方の框材の端部側面には、溝が形成されており、
    この溝には前記接合部材に設けられた嵌合板が嵌合していることを特徴とするドア構造。
  2. 請求項1に記載のドア構造において、
    前記挿入部には孔が形成されており、この孔に前記保持部材が挿入されることによって、前記挿入部が前記中空部に挿入された状態に保持されていることを特徴とするドア構造。
  3. 請求項2に記載のドア構造において、
    前記挿入部は、前記保持部材の挿入方向に複数隣り合って設けられており、
    前記挿入部に形成されている孔は、それぞれ貫通孔であり、
    これら貫通孔に前記保持部材が挿入されることによって、前記挿入部が前記中空部に挿入された状態に保持されていることを特徴とするドア構造。
  4. 請求項2または3に記載のドア構造において、
    前記保持部材が楔状に形成されていることを特徴とするドア構造。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載のドア構造において、
    前記縦框材と横框材とは、それぞれセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形した中空材であることを特徴とするドア構造。
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