JP3986687B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置し、特にヒータを備えたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のファクシミリ装置におけるヒータ制御においては、特開平7−325494号公報に見られるように、商用電源の電圧をハード的に検出して、検出した電圧に応じたヒータ制御を行うことで、仕向地によって100Vであったり、200Vであったりする商用電源の電圧値の違いにより生じる、商用電源からヒータへの電力供給量の変動に対応したものがあった。
【0003】
しかし、商用電源の電圧をハード的に検出して、検出した電圧に応じたヒータ制御を行うためには、電圧検出のためのハードウェア構成が必要となり、コスト高となるため、各装置について、各装置の仕向地で使用されている商用電源の電圧値に対応したヒータ制御手順を書き込んだ個別内容のROMを装備することにより対応するのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、仕向地ごとに内容の異なるROMを用意する必要があるために、ROM管理が煩雑で、仕向地の変更にも柔軟に対応することができないという問題点があった。
【0005】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、仕向地ごとの商用電源の電圧値の違いに柔軟に対応することできるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載のファクシミリ装置は、操作キーにより操作入力する操作入力手段と、電力供給用電源の電力が供給されるヒータと、自装置が設置され得る各仕向地と、前記各仕向地で使用されている前記電力供給用電源の電圧値とを対応付けて記憶した仕向地/電圧値対応テーブルと、前記操作入力手段のキー操作入力によって前記仕向地を設定する仕向地設定手段と、前記仕向地設定手段により設定された仕向地を前記仕向地/電圧値対応テーブルと照合する電圧照合手段と、前記電圧照合手段によって照合された結果である前記仕向地に対応する電圧値に基づいて、前記ヒータへの電力供給を制御するヒータ制御手段と、自装置が設置され得る各仕向地と、前記各仕向地における12時間制または24時間制の別を対応付けて記憶した仕向地/時間制対応テーブルと、前記仕向地設定手段により設定された仕向地を前記仕向地/時間制対応テーブルと照合する時間制照合手段と、前記時間制照合手段によって照合された結果である前記仕向地に対応する時間制で時間制御を行う時間制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載のファクシミリ装置は、請求項1に記載のファクシミリ装置において、自装置が設置され得る各仕向地と、前記各仕向地において選択可能な言語種とを対応付けて記憶した仕向地/言語種対応テーブルと、前記仕向地設定手段により設定された仕向地を前記仕向地/言語種対応テーブルと照合する言語種照合手段と、前記言語種照合手段によって照合された結果である前記仕向地に対応する言語種を設定する言語種設定手段と、前記言語種設定手段により設定された言語により言語制御を行う言語制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
先ず、図1は、本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置1のブロック構成を示している。
【0011】
同図において、ファクシミリ装置1は、システム制御部2、フラッシュROM3、RAM4、スキャナ5、プロッタ6、PSU7、時計回路8、操作表示部9、画像メモリ10、符号化復号化部11、モデム12、網制御部13、及び、システムバス14により構成されている。
【0012】
システム制御部2は、フラッシュROM3に書き込まれた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するものである。
【0013】
フラッシュROM3は、前述したように、システム制御部2が上記装置各部を制御するための、制御プログラムや各種テーブルが記憶されている、電気的に書き換え可能なリードオンリメモリである。
【0014】
フラッシュROM3には、図2に示すように、本発明に係る記憶内容として、設定国コード3a、設定言語3b、地域/国コード対応テーブル3c、地域/ヒータ制御手順対応テーブル3d、地域/選択可能言語対応テーブル3e、及び、地域/時間制対応テーブル3fを記憶している。それらの記憶内容については、後述する。
【0015】
RAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
【0016】
スキャナ5は、3.85本/mm、7.7本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものである。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものである。また、プロッタ6は、電子写真方式のものでもので、図示しない感光体ドラムから記録紙に転写されたトナー像を熱定着するためのヒータ6aを備えている。そのヒータ6aへは、PSU7を介して商用電源からの電力が直接供給される。
【0017】
PSU7は、図示しない商用電源に接続され、ヒータ6a以外の装置構成に対しては、商用電源から図示しないスイッチングレキュレータにより変換した所定電圧の電力を供給する。ヒータ6a以外の装置構成に対する電力供給量は比較的少ないため、商用電源が仕向地ごとに100V程度から200V程度まで変化してもスイッチングレギュレータの出力電圧を一定に保てるが、ヒータ6aへの電力供給量は比較的多いため、商用電源電圧の仕向地ごとの変化によらずヒータ6aへ供給する電圧を一定化する回路を付加するのはコスト高となる。そのため、ヒータ6aには、PSU7の図示しないON/OFF回路を介して商用電源電圧が直接供給される。
【0018】
時計回路8は、現在時刻を計時するものであり、システム制御部2は、時計回路8を読み出すことで、現在時刻を知ることができる。
【0019】
操作表示部9は、相手先ファクシミリ番号を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0020】
図2に、本実施の形態と直接関係する部分以外は、図示を省略した操作表示部9の配置構成例を示す。同図において、テンキー9aは、送信相手先ファックス番号等を直接指定したりする際の番号入力のために用いられるものである。[Yes]キー9b及び[No]キー9cは、ユーザに決定または取消の各種選択をさせるためのキーである。[ストップ]キー9dは、各種動作の強制的な停止を指示するためのものである。[スタート]キー9eは、ファクシミリ送信動作の開始や、コピー動作の開始を指示するためのものである。[ファンクション]キー9fは、ワンタッチダイヤルの登録機能、短縮ダイヤルの登録機能、ユーザパラメータの設定機能や、ファクシミリ装置1の標準的なファクシミリ装置としての機能以外の、時刻指定送信、部門コード指定送信、ポーリング受信等の拡張的な機能を呼び出すためのもので、この[ファンクション]キー9fを押下して、テンキー9aにより、各機能に対応した番号を入力することで、各機能を呼び出して実行することができる。
【0021】
カーソルキー群9gは、[下矢印]キー9gd、[左矢印]キー9gl、[右矢印]キー9gr、及び、[上矢印]キー9guにより構成されている。[下矢印]キー9gd及び[上矢印]キー9guは、各キーの押下に応じて、表示器9hの表示内容を変更したり、表示内容を上下にスクロールしたりするものである。また、[左矢印]キー9gl及び[右矢印]キー9grは、各キーの押下に応じて、表示器9hに表示された項目や機能等を選択するものである。表示器9hは、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0022】
図1に戻って、画像メモリ10は、スキャナ5で読み取った画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとして蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記録するまでファイルとして一時的に蓄積したりするためのものである。
【0023】
符号化復号化部11は、送信画像データを、G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の復号化方式で復号伸長するものである。
【0024】
モデム12は、G3ファクシミリモデムであり、網制御部13を介して公衆網に送信するデータを変調する一方、網制御部13を介して公衆網から受信した信号を復調するものである。また、モデム12は、入力されたダイヤル番号に対応してDTMF信号の送出も行う。網制御部13は、公衆網に接続されて、回線の直流ループの閉結・解放や、回線の極性反転の検出、回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン(話し中)等のトーン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御や、ダイヤルパルスの生成を行うものである。システムバス14は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0025】
さて、ヒータ6aの抵抗負荷に供給されるで電圧が仕向地ごとに変化すると、その発熱量も電圧に比例して変化するため、ヒータ6aへの供給電力制御は、商用電源の電圧に応じてON/OFFの比率を変化させる等の仕向地ごとに異なる制御が必要となる。しかし、そのために、接続された商用電源の電圧を検出するための専用回路をPSU7に設けるのは、コスト高となる。
【0026】
また、時間を11:00PMというように12時間制で扱うか、または、23:00というように24時間制で扱うかの時間制御が仕向地ごとに異なるため、仕向地ごとに異なる時間制御が必要となる。
【0027】
また、選択可能な言語が、仕向地が日本なら日本語と英語というように、言語制御のために選択可能な言語が仕向地ごとに異なるため、仕向地ごとに異なる選択可能言語を設定する必要がある。
【0028】
本実施の形態では、図4に示すように、仕向地域と国コードとを対応付けた地域/国コード対応テーブル3cをフラッシュROM3に予め記憶しておく。同図において、国コードは仕向地に相当し、仕向地域は、商用電源電圧、時間制、選択可能言語が共通な仕向地を代表的に表したものである。
【0029】
仕向地域「フランス」は、仕向地「フランス」に対応する国コード「FRANCE」 に対応している。
【0030】
仕向地域「欧州」は、仕向地「ドイツ」に対応する国コード「GERMANY」、同様に、「イギリス」に対応する「UK」、「イタリア」に対応する「ITALY」、「オーストリア」に対応する「AUSTRIA」「ベルキー」に対応する「BELGIUM」、「デンマーク」に対応する「DENMARK」、「フィンランド」に対応する「FINLAND」、「アイルランド」に対応する「IRELAND」、「ノルウェー」に対応する「NORWAY」、「スウェーデン」に対応する「SWEDEN」、「スイス」に対応する「SWITZERLAND」、「ポルトガル」に対応する「PORTUGAL」、「オランダ」に対応する「NETHERLAND」、「スペイン」に対応する「SPAIN」、「イスラエル」に対応する「ISRAEL」、「南アフリカ」に対応する「SOUTH AFRICA」、「トルコ」に対応する「TURKEY」、「ギリシャ」に対応する「GREECE」にそれぞれ対応している。
【0031】
仕向地域「北米」は、仕向地「カナダ」に対応する国コード「CANADA」、仕向地「アメリカ」に対応する国コード「USA」にそれぞれ対応している。
【0032】
仕向地域「アジア」は、仕向地「アジア」に対応する国コード「ASIA」、同様に「香港」に対応する「HONGKONG」、「オーストラリア」に対応する「AUSTRALIA」、「ニュージーランド」に対応する「NEW ZEALAND」、「シンガポール」に対応する「SINGAPORE」、「マレーシア」に対応する「MALAYSIA」にそれぞれ対応している。
【0033】
仕向地域「日本」は、仕向地「日本」に対応する国コード「JAPAN」に対応している。仕向地域「中国」は、仕向地「中国」に対応する国コード「CHINA」に対応している。仕向地域「台湾」は、仕向地「台湾」に対応する国コード「FORMOSA」に対応している。
【0034】
また、図5に示すように、仕向地域と、その仕向地域で使用される商用電源電圧値に対応するヒータ制御手順が200V系であるか、または、100V系であるかを対応付けて記憶した地域/ヒータ制御手順対応テーブル3dをフラッシュROM3に記憶している。
【0035】
また、図6に示すように、仕向地域と、その仕向地域で選択可能な言語種を対応付けて記憶した地域/選択可能な言語対応テーブル3eをフラッシュROM3に記憶している。
【0036】
また、図7に示すように、仕向地域と、その仕向地域で使用される時間制が24時間制または12時間制のいずれであるかを対応付けて記憶した地域/時間制対応テーブル3fを選択可能な言語対応テーブル3eをフラッシュROM3に記憶している。
【0037】
なお、各国コードに対応する仕向地別に商用電源電圧、選択可能言語、時間制をテーブル化してもよいが、共通する仕向地をグループ化して1つの仕向地域として、仕向地域別に商用電源電圧、選択可能言語、時間制をテーブル化することで、各テーブルを簡略化でき、新たな仕向地を地域/国コード対応テーブルの特定の仕向地域と対応付けて追加登録すれば、地域/ヒータ制御手順対応テーブル3d、地域/選択可能言語対応テーブル3e、及び、地域/時間制対応テーブル3fについては変更することなく柔軟に対応できる。
【0038】
以上の構成で、ファクシミリ装置1は、図8に示す国コード設定処理手順を行う。同図に示す手順は、装置の出荷時や、装置が仕向地に設置されてから行われるものである。
【0039】
同図において、システム制御部2は、操作表示部9の[ファンクション]キー9fの押下操作と、テンキー9aによる番号「10」の押下操作の組合せにより、国コード設定モードが起動されるかを監視している(判断101のNoループ)。起動されると(判断101のYes)、地域/国コード対応テーブル3cに登録された全国コードのうちの1つを選択し(処理102)、表示器9hに、図9に示す表示D1を行う(処理103)。図9においては、国コード設定モードである旨と、現在選択されている国コードと、次の国コードを選ぶには[↓]キー9gdを押下し、前の国コードを選ぶには[↑]キー9guを押下し、現在選択されている国コードを承認するのであれば、[Yes]キー9bを押下すべきことを示す。
【0040】
そして、[↓]キー9gd、[↑]キー9gu、または、[Yes]キー9bが押下されるまで待ち(判断104のNo、判断105のNo、判断106のNoループ)、[↓]キー9gdが押下された場合には(判断104のYes)、地域/国コード対応テーブル3cに登録された全国コードのうちの処理102、処理107または処理108で選択された国コードの次の国コードを選択し(処理107)、処理103に戻る。
【0041】
[↑]キー9guが押下された場合には(判断105のYes)、地域/国コード対応テーブル3cに登録された全国コードのうちの処理102、処理107または処理108で選択された国コードの前の国コードを選択し(処理108)、処理103に戻る。
【0042】
[Yes]キー9bが押下された場合には(判断106のYes)、処理102、処理107、または、処理108で選択された国コードを設定国コード3aとして、フラッシュROM3に記憶する。
【0043】
また、ファクシミリ装置1は、図10に示す言語選択処理手順を行う。同図に示す手順は、装置の出荷時や、装置が仕向地に設置されてから行われるものである。
【0044】
同図において、システム制御部2は、操作表示部9の[ファンクション]キー9fの押下操作と、テンキー9aによる番号「11」の押下操作の組合せにより、言語選択モードが起動されるかを監視している(判断201のNoループ)。起動されると(判断201のYes)、ROM3から設定国コード3aを読み出し(処理202)、地域/国コード対応テーブルと照合して対応する仕向地域を特定し(処理203)、その特定した仕向地域に、地域/選択可能言語対応テーブルにおいて対応する選択言語群を参照する(処理204)。
【0045】
そして、参照している選択言語群のうちの1つの言語名を選択し(処理205)、表示器9hに、図11に示す表示D2を行う(処理206)。図11においては、言語設定モードである旨と、現在選択されている言語名と、次の言語を選ぶには[↓]キー9gdを押下し、前の国コードを選ぶには[↑]キー9guを押下し、現在選択されている国コードを承認するのであれば、[Yes]キー9bを押下すべきことを示す。
【0046】
そして、[↓]キー9gd、[↑]キー9gu、または、[Yes]キー9bが押下されるまで待ち(判断207のNo、判断208のNo、判断209のNoループ)、[↓]キー9gdが押下された場合には(判断104のYes)、処理204で参照している言語群のうちの処理205、処理210または処理211で選択された言語の次の言語名を選択し(処理210)、処理206に戻る。
【0047】
[↑]キー9guが押下された場合には(判断208のYes)、
処理204で参照している言語群のうちの処理205、処理210または処理211で選択された言語の前の言語名を選択し(処理211)、処理206に戻る。
【0048】
[Yes]キー9bが押下された場合には(判断208のYes)、処理205、処理210、または、処理211で選択された言語を設定言語3bとして、フラッシュROM3に記憶する。
【0049】
次に、ファクシミリ装置1におけるヒータ制御手順について図12を参照して説明する。
【0050】
同図において、システム制御部2は、ヒータ制御を開始するのに先だって、フラッシュROM3から設定国コード3aを読み出し(処理301)、地域/国コード対応テーブル3cと照合して対応する仕向地域を特定し(処理302)、その特定した仕向地域を更に、地域/ヒータ制御手順対応テーブル3dと照合して対応する、200V系または100V系のいずれかの制御手順を選択する(処理303)。それらの各制御手順は、フラッシュROM3に予め記憶されているものであり、制御手順の選択は、各電圧用の制御パラメータテーブルの変更により容易に行える。
【0051】
そして、処理303で選択された、国コードとして設定された仕向地の商用電源電圧に適合するヒータ制御手順により、PSU7のON/OFF回路を制御することにより、ヒータ6aへの供給電力を制御する(処理304)。
【0052】
次に、ファクシミリ装置1における表示制御手順について図13を参照して説明する。
【0053】
同図において、システム制御部2は、表示制御を開始するのに先だって、フラッシュROM3から設定国コード3aを読み出し(処理401)、地域/国コード対応テーブル3cと照合して対応する仕向地域を特定し(処理402)、その特定した仕向地域を更に、地域/時間制対応テーブル3fと照合して対応する時間制を特定すると共に(処理403)、フラッシュROM3の設定言語3bを確認して(処理404)、対応する時間制と設定言語で表示器9hへの表示処理を行う(処理405)。
【0054】
処理405における表示処理により表示器9hに表示される表示画面の一例を図14に示す。同図に示すものは、設定言語3bが「日本語」で、時間制が「24時間制」の場合のもので、システム制御部2は、設定言語3bの設定に応じた日本語のフォントで表示を行うと共に、設定国コード3aに対応する「24時間制」で、時計回路8から読み出した現在時刻(図においては「15:12」)を表示する。
【0055】
処理405における表示処理により表示器9hに表示される表示画面の別例を図15に示す。同図に示すものは、設定言語3bが「英語」で、時間制が「24時間制」の場合のもので、システム制御部2は、設定言語3bの設定に応じた英語のフォントで表示を行うと共に、設定国コード3aに対応する「24時間制」で、時計回路8から読み出した現在時刻(図においては「15:12」)を表示する。
【0056】
処理405における表示処理により表示器9hに表示される表示画面の更なる別例を図16に示す。同図に示すものは、設定言語3bが「英語」で、時間制が「12時間制」の場合のもので、システム制御部2は、設定言語3bの設定に応じた英語のフォントで表示を行うと共に、設定国コード3aに対応する「12時間制」で、時計回路8から読み出した現在時刻(図においては「3:12PM」)を表示する。
【0057】
このように、システム制御部2は、表示制御において時間制制御及び言語制御も併せて行う。
【0058】
以上説明したように、本実施の形態によれば、仕向地に対応する国コードを設定することで、当該仕向地に適合するヒータ制御、時間制御を行うことができ、また、当該仕向地に適合する選択可能言語種を設定することができる。
【0059】
なお、以上説明した実施の形態においては、本発明をファクシミリ装置に適用したが、複写機や、その他通装置に対しても本発明の適用は可能である。
【0060】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、前記操作入力手段のキー操作入力によって自装置が設置され得る複数の仕向地のうちの1つの仕向地を設定できるため、容易で短時間の作業で仕向地の設定ができ、また、その設定された仕向地で使用されている商用電源電圧に最適なヒータ制御を行うことができるため、商用電源の電圧を検出するためのハードウェア構成も不要で、ヒータ制御手順を記したプログラム内容の異なるROMを仕向地ごとに用意する必要もなくなる。また、その設定された仕向地において使用されている時間制により時間制御を行うことができるため、時間制御手順を記したプログラム内容の異なるROMを仕向地ごとに用意する必要がなくなる。これにより、装置コストを低減できると共にROM管理が容易になり、仕向地の変更にも柔軟に対応することが可能となる効果が得られる。
【0062】
請求項2に係る発明によれば、前記操作入力手段のキー操作入力によって自装置が設置され得る複数の仕向地のうちの1つの仕向地を設定できるため、容易で短時間の作業で仕向地の設定ができ、また、その設定された仕向地において言語制御のために選択可能な言語種を設定できるため、選択可能な言語種を記した内容の異なるROMを仕向地ごとに用意する必要がなくなる。これにより、装置コストを低減できると共にROM管理が容易になり、仕向地の変更にも柔軟に対応することが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置のフラッシュROMの記憶内容について示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の操作表示部の、本実施の形態と直接関係する部分以外は図示を省略した配置構成例を示す図である。
【図4】地域/国コード対応テーブルの具体的な内容について示す図である。
【図5】地域/ヒータ制御手順対応テーブルの具体的な内容について示す図である。
【図6】地域/選択可能言語対応テーブルの具体的な内容について示す図である。
【図7】地域/時間制対応テーブルの具体的な内容について示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置における国コード設定処理手順について示すフローチャートである。
【図9】図8に示す処理手順における表示例について示す図である。
【図10】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置における言語設定処理手順について示すフローチャートである。
【図11】図10に示す処理手順における表示例について示す図である。
【図12】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置におけるヒータ制御手順について示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置における表示制御手順について示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置における表示例について示す図である。
【図15】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置における表示例について示す図14とは別の図である。
【図16】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置における表示例について示す図14、図15とは別の図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 システム制御部
3 フラッシュROM
4 RAM
5 スキャナ
6 プロッタ
6a ヒータ
7 PSU
8 時計回路
9 操作表示部
9a テンキー
9b [Yes]キー
9c [No]キー
9d [ストップ]キー
9e [スタート]キー
9f [ファンクション]キー
9g カーソルキー群
9gd [下矢印]キー
9gl [左矢印]キー
9gr [右矢印]キー
9gu [上矢印]キー
9h 表示器
10 画像メモリ
11 符号化復号化部
12 モデム
13 網制御部
14 システムバス
Claims (2)
- 操作キーにより操作入力する操作入力手段と、
電力供給用電源の電力が供給されるヒータと、
自装置が設置され得る各仕向地と、前記各仕向地で使用されている前記電力供給用電源の電圧値とを対応付けて記憶した仕向地/電圧値対応テーブルと、
前記操作入力手段のキー操作入力によって前記仕向地を設定する仕向地設定手段と、
前記仕向地設定手段により設定された仕向地を前記仕向地/電圧値対応テーブルと照合する電圧照合手段と、
前記電圧照合手段によって照合された結果である前記仕向地に対応する電圧値に基づいて、前記ヒータへの電力供給を制御するヒータ制御手段と、
自装置が設置され得る各仕向地と、前記各仕向地における12時間制または24時間制の別を対応付けて記憶した仕向地/時間制対応テーブルと、
前記仕向地設定手段により設定された仕向地を前記仕向地/時間制対応テーブルと照合する時間制照合手段と、
前記時間制照合手段によって照合された結果である前記仕向地に対応する時間制で時間制御を行う時間制御手段と
を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 自装置が設置され得る各仕向地と、前記各仕向地において選択可能な言語種とを対応付けて記憶した仕向地/言語種対応テーブルと、
前記仕向地設定手段により設定された仕向地を前記仕向地/言語種対応テーブルと照合する言語種照合手段と、
前記言語種照合手段によって照合された結果である前記仕向地に対応する言語種を設定する言語種設定手段と、
前記言語種設定手段により設定された言語により言語制御を行う言語制御手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (2)
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JP26450398A JP3986687B2 (ja) | 1998-09-18 | 1998-09-18 | ファクシミリ装置 |
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Related Child Applications (1)
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