JP3976982B2 - 通信端末装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置などの通信端末装置及びその制御方法に関し、特に、相手装置との間で通信を行う一方、予め記憶された各設置地域に対応したパラメータ設定情報テーブル群と、指定された設置地域に前記パラメータ設定情報テーブル群において対応するテーブルを参照用パラメータ設定情報テーブルとして設定する、設置地域設定処理を行い、その設定された参照用パラメータ設定情報テーブルを参照して装置動作に関連した各種パラメータを設定した上で動作する通信端末装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置などの通信端末装置は、実際に設置される地域における通信規格に正しく適合していないと、正常な通信が行えなかったり、通信規格に違反してしまったりするため、装置動作に関連した各種パラメータの設定を、装置の実際の設置地域に適合するように予め設定しておく必要がある。なお、設置地域とは、一般的には国であるが、複数の国により構成される地域であってもよいし、同一国に複数の設置地域が含まれていてもよい。
【0003】
その装置動作に関連した各種パラメータとしては、具体的には、例えば、一般的なものとして、回線電流検出タイミング、回線電流検出有効時間、回線電流ノイズ最大時間等の通信制御パラメータがある。また、特殊なものとして、回線種別(ダイヤルパルス回線またはプッシュ回線)の設定がユーザに解放されているのかあるいはサービスマンに制限されるべきなのかの区別や、被呼端末識別(CSI)の情報としての自局番号の設定が、ユーザに解放されているのかあるいはサービスマンに制限されるべきなのかの区別の設定等がある。その場合、ユーザに解放されていない設定に関する操作入力がユーザにより行えないように制御する必要がある。
【0004】
しかし、各設置地域ごとに専用のパラメータ設定を行うのでは、各設置地域ごとの通信規格の違いに適合する専用装置を各設置地域に出荷しなければならないため、仕向先の設置地域が異なる装置を融通しあうことができず、各設置地域向けの装置間での在庫バランスを保つのが難しく、特定地域向けの装置の在庫が底をつく一方、他地域向けの装置の在庫がだぶついてしまうといった問題が発生しがちである。
【0005】
そのような問題を解決するために、各設置地域ごとの通信規格の違いに対応しつつ装置構成の共通化を図った技術としては、特開平10−75322号公報や、特開平11−266333号公報に見られる技術のように、指定され得る各設置地域に適合する各パラメータ設定情報を予め記憶しておき、指定された設置地域に対応したパラメータ設定情報に基づいて動作を行うようにしたものがある。
【0006】
一方、従来、通信パラメータなどの設定変更は、例えばモデムの送出レベルなどのように、ユーザによる変更が制限され、資格あるサービスマン等の限定された者しか行えないように制限される傾向があった。しかし、最近、例えばヨーロッパ共通規格CTR(Common Technical Regulation)21に見られるように、通信パラメータなどの設定変更を、ユーザに解放する動きが広がってきている。
【0007】
そのようなユーザへのパラメータ設定変更作業の解放の動きは、各地域に出荷後の装置にサービスマンが個別に出向いて通信パラメータなどを設定しなくても、その設定をユーザに正しく行ってもらえさえすれば、サービスマンの作業費が発生せずにコストダウンが可能となる動きである。
【0008】
一方、パラメータ設定情報は、装置を正しく動作させるために確実に設定されるべきものであるが、上記公報記載の従来技術では、対応するパラメータ設定情報を設定するために必要な設置地域の指定を、パラメータ設定情報の重要性の認識に乏しく、装置の操作にも不慣れな一般ユーザが行うことについての配慮がなく、ユーザにパラメータ設定情報の設定作業を解放した場合に、装置が実際に設置された地域に適合する正しいパラメータ設定情報が設定されずに、通信動作等に支障がでて、かえってサービスマンの作業量が増大してしまうおそれがあるという問題点があった。
【0009】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、ユーザにパラメータ設定情報の設定作業を解放した場合でも、装置が実際設置された地域に適合する正しいパラメータ設定情報の設定が行える通信端末装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の通信端末装置は、相手装置との間で通信を行う一方、予め記憶された各設置地域に対応したパラメータ設定情報テーブル群と、指定された設置地域に前記パラメータ設定情報テーブル群において対応するテーブルを参照用パラメータ設定情報テーブルとして設定する、設置地域設定処理を行う設置地域設定手段とを備え、その設定された参照用パラメータ設定情報テーブルを参照して装置動作に関連した各種パラメータを設定した上で動作する通信端末装置において、設置地域が設定済みか未設定かの状態を記憶するものであり、初期状態として設置地域未設定と記憶した設置地域設定状態記憶手段と、装置電源投入後動作状態に移行する前に、前記設置地域設定状態記憶手段が記憶している状態が設置地域未設定の場合には、前記設置地域設定手段に前記設置地域設定処理を行わせて、前記参照用パラメータ設定テーブルの設定が完了した後、前記動作状態に移行すると共に前記設置地域設定状態記憶手段に設置地域設定済と記憶させる一方、前記設置地域設定状態記憶手段が記憶している状態が設置地域設定済の場合には、所定の設置地域設定処理起動操作がないまま一定時間が経過すれば前記動作状態に移行し、一定時間が経過する前に前記所定の設置地域設定処理起動操作があれば、前記設置地域設定手段に前記設置地域設定処理を行わせて、前記参照用パラメータ設定テーブルの設定が完了した後、前記動作状態に移行する設置地域設定処理制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の通信端末装置の制御方法は、相手装置との間で通信を行う一方、予め記憶された各設置地域に対応したパラメータ設定情報テーブル群を有し、指定された設置地域に前記パラメータ設定情報テーブル群において対応するテーブルを参照用パラメータ設定情報テーブルとして設定する、設置地域設定処理を行って設定された当該参照用パラメータ設定情報テーブルを参照して装置動作に関連した各種パラメータを設定した上で動作する通信端末装置の制御方法において、設置地域が設定済みか未設定かの状態を記憶するものであり、初期状態として設置地域未設定と記憶した設置地域設定状態記憶手段を有し、装置電源投入後動作状態に移行する前に、前記設置地域設定状態記憶手段が記憶している状態が設置地域未設定の場合には、前記設置地域設定処理を行って、前記参照用パラメータ設定テーブルの設定が完了した後、前記動作状態に移行すると共に前記設置地域設定状態記憶手段に設置地域設定済と記憶させる一方、前記設置地域設定状態記憶手段が記憶している状態が設置地域設定済の場合には、所定の設置地域設定処理起動操作がないまま一定時間が経過すれば前記動作状態に移行し、一定時間が経過する前に前記所定の設置地域設定処理起動操作があれば、前記設置地域設定処理を行って、前記参照用パラメータ設定テーブルの設定が完了した後、前記動作状態に移行することを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の通信端末装置は、請求項1に記載の通信端末装置において、前記動作状態において所定の初期化操作入力があると、前記設置地域設定状態記憶手段の設定状態を設置地域未設定とする設置地域設定状態リセット手段を更に備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項2に記載の通信端末装置の制御方法において、前記動作状態において所定の初期化操作入力があると、前記設置地域設定状態記憶手段の設定状態を設置地域未設定とすることを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の通信端末装置は、請求項1または3のいずれかに記載の通信端末装置において、前記設置地域設定手段が前記設置地域設定処理を行っている間は、着信及び送信操作入力への応答を禁止する設置地域設定時通信禁止手段を更に備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項2または4のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、前記設置地域設定処理を行っている間は、着信及び送信操作入力への応答を禁止することを特徴とする。
【0018】
請求項7に記載の通信端末装置は、請求項請求項1、3または5のいずれかに記載の通信端末装置において、参照言語テーブルを参照して当該テーブルに設定された言語での表示制御を行う言語表示制御手段と、予め記憶された各設置地域に対応した言語テーブル群と、前記設置地域設定手段による前記設置地域設定処理により設置地域が設定されると、その設定された設置地域に前記言語テーブル群において対応するテーブルを前記参照言語テーブルとして設定する参照言語テーブル設定手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項8に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項2、4または6のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、予め記憶された各設置地域に対応した言語テーブル群を有し、前記設置地域設定処理により設置地域が設定されると、その設定された設置地域に前記言語テーブル群において対応するテーブルを前記参照言語テーブルとして設定することを特徴とする。
【0020】
請求項9に記載の通信端末装置は、請求項7に記載の通信端末装置において、前記参照言語テーブル設定手段は、前記設置地域設定手段による前記設置地域設定処理により設置地域が設定されると、参照言語テーブルの設定変更を承認する所定の操作入力があった場合のみ、その設定された設置地域に前記言語テーブル群において対応するテーブルを前記参照言語テーブルとして設定するものであることを特徴とする。
【0021】
請求項10に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項8に記載の通信端末装置の制御方法において、前記設置地域設定処理により設置地域が設定されると、参照言語テーブルの設定変更を承認する所定の操作入力があった場合のみ、その設定された設置地域に前記言語テーブル群において対応するテーブルを前記参照言語テーブルとして設定することを特徴とする。
【0022】
請求項11に記載の通信端末装置は、請求項1、3、5、7または9のいずれかに記載の通信端末装置において、各設置地域についての設置地域名を予め記憶した設置地域名テーブルを更に備え、前記設置地域設定手段における前記設置地域設定処理は、各設置地域について前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示して、その表示された各設置地域名のうちのいずれかを選択する所定の操作入力により、設置地域の指定を受けるものであることを特徴とする。
【0023】
請求項12に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項2、4、6、8または10のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、各設置地域についての設置地域名を予め記憶した設置地域名テーブルを更に有し、前記設置地域設定処理は、各設置地域について前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示して、その表示された各設置地域名のうちのいずれかを選択する所定の操作入力により、設置地域の指定を受けるものであることを特徴とする。
【0024】
請求項13に記載の通信端末装置は、請求項1、3、5、7または9のいずれかに記載の通信端末装置において、各設置地域についての設置地域名を予め記憶した設置地域名テーブルと、各設置地域を予め名称表示選択グループとコード入力選択グループとに分類記憶した設置地域別選択方式設定記憶手段とを更に備え、前記設置地域設定手段における前期設置地域設定処理は、前記名称表示選択グループに属する各設置地域については、前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示して、その表示された各設置地域名のうちのいずれかを選択する所定の操作入力により、設置地域の指定を受ける一方、前記コード入力選択グループに属する各設置地域については、指定すべき設置地域に対応したコード番号の入力により、設置地域の指定をうけるものであることを特徴とする。
【0025】
請求項14に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項2、4、6、8または10のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、各設置地域についての設置地域名を予め記憶した設置地域名テーブルと、各設置地域を予め名称表示選択グループとコード入力選択グループとに分類記憶した設置地域別選択方式設定記憶手段とを更に有し、前期設置地域設定処理は、前記名称表示選択グループに属する各設置地域については、前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示して、その表示された各設置地域名のうちのいずれかを選択する所定の操作入力により、設置地域の指定を受ける一方、前記コード入力選択グループに属する各設置地域については、指定すべき設置地域に対応したコード番号の入力により、設置地域の指定をうけるものであることを特徴とする。
【0026】
請求項15に記載の通信端末装置は、請求項11または13のいずれかに記載の通信端末装置において、各設置地域について、表示の有効無効の設定を予め記憶した表示有効/無効設定テーブルを更に備え、前記設置地域設定手段における前記設置地域設定処理は、設置地域の指定をうける際に、各設置地域について前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示する場合に、前記表示有効/無効設定テーブルに表示有効と設定されている設置地域についてのみ対応する設置地域名を表示するものであることを特徴とする。
【0027】
請求項16に記載の通信端末装置の制御方法は、請求項12または14のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法において、各設置地域について、表示の有効無効の設定を予め記憶した表示有効/無効設定テーブルを更に有し、前記設置地域設定処理は、設置地域の指定をうける際に、各設置地域について前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示する場合に、前記表示有効/無効設定テーブルに表示有効と設定されている設置地域についてのみ対応する設置地域名を表示するものであることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0031】
先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る通信端末装置としてのファクシミリ装置1のブロック構成を示している。
【0032】
同図において、ファクシミリ装置1は、システム制御部2、ROM3、DRAM4、スキャナ5、プロッタ6、SRAM7、画像メモリ8、操作表示部9、符号化復号化部10、モデム11、網制御部12、及び、それら装置各部を相互に接続してデータのやりとりを行わせるシステムバス13により構成されている。
【0033】
システム制御部2は、ROM3に書き込まれた制御プログラムに従って、DRAM4を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するものである。
【0034】
ROM3は、前述したように、システム制御部2が装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。
【0035】
DRAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として使用されるダイナミックRAM(ランダムアクセスメモリ)である。
【0036】
スキャナ5は、3.85本/mm、7.7本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものである。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものである。
【0037】
SRAM7は、図示しない装置電源のOFF時にも保持するべき情報を記憶するためのスタティックRAMで、バッテリ7eによりバックアップされ、装置電源OFFにもその記憶内容は保持される。なお、バッテリ7eにバックアップされたSRAM7に代えて、EEPROM(電気的に書き替え可能な読み出し専用メモリ)を適用するようにしてもよい。
【0038】
画像メモリ8は、未処理画像データを一時的に記憶するためのものである。
【0039】
操作表示部9は、相手先ファクシミリ番号を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0040】
図2に、本実施の形態と直接関係する部分以外は、図示を省略した操作表示部9の配置構成例を示す。同図において、テンキー9aは、送信相手先ファクス番号等を直接指定したりする際の番号入力のために用いられるものである。[Yes]キー9b及び[No]キー9cは、ユーザに決定または取消の各種選択をさせるためのキーである。[ストップ]キー9dは、各種動作の強制的な停止を指示するためのものである。[スタート]キー9eは、ファクシミリ送信動作の開始や、コピー動作の開始を指示するためのものである。[ファンクション]キー9fは、ワンタッチダイヤルの登録機能、短縮ダイヤルの登録機能、ユーザパラメータの設定機能や、ファクシミリ装置1の標準的なファクシミリ装置としての機能以外の、時刻指定送信、部門コード指定送信、親展送信等の拡張的な機能を呼び出すためのもので、この[ファンクション]キー9fを押下して、テンキー9aにより、各機能に対応した番号を入力することで、各機能を呼び出して実行することができる。
【0041】
カーソルキー群9gは、[下矢印]キー9gd、[左矢印]キー9gl、[右矢印]キー9gr、及び、[上矢印]キー9guにより構成されている。[下矢印]キー9gd及び[上矢印]キー9guは、各キーの押下に応じて、表示器9hの表示内容を変更したり、表示内容を上下にスクロールしたりするものである。また、[左矢印]キー9gl及び[右矢印]キー9grは、各キーの押下に応じて、表示器8hに表示された項目や機能等を選択するものである。表示器9hは、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0042】
図1に戻って、符号化復号化部10は、送信画像データを、G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の復号化方式で復号伸長するものである。モデム11は、G3ファクシミリモデムであり、網制御部12を介して公衆網に送信するデータを変調する一方、網制御部12を介して公衆網から受信した信号を復調するものである。また、モデム11は、ダイヤル番号に対応したDTMF信号の送出も行う。網制御部12は、公衆網に接続されて、回線の直流ループの閉結・解放や、回線の極性反転の検出、回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン等のトーン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御や、ダイヤルパルスの生成を行うものである。システムバス13は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0043】
以上の構成のファクシミリ装置1は、図3に示すように、ROM3にフォントテーブル3a、パラメータ設定情報テーブル群3b、言語テーブル群3c、及び、設置地域/参照テーブル対応テーブル3dを記憶している。
【0044】
フォントテーブル3aは、各文字コードにフォントデータを対応付けたテーブルであり、システム制御部2は、所望の文字コードをフォントイメージに変換する場合には、フォントテーブル3aを参照する。
【0045】
パラメータ設定情報テーブル群3bは、具体的には、図4に示す構成で、各設置地域に適合する各種パラメータ設定情報が登録されたテーブルの集まりである。同図において、パラメータ設定情報テーブル群3bに構成するテーブル1、2、3、4及び5の各テーブルは、それぞれ、設置地域としてのイギリス国、フランス国、ドイツ国、スイス国、及び、カナダ国の各通信規格に適合するテーブルである。なお、パラメータ設定情報テーブル群3bを構成する特定のテーブルが、複数の設置地域に対応する場合もある。
【0046】
言語テーブル群3cは、具体的には、図5に示す構成で、各言語に対応して、表示器9hに表示する各種メッセージ文字列等に対応する文字コード列を記憶したテーブルの集まりである。同図において、テーブルA、B及びCの各テーブルは、それぞれ、言語「英語」、「フランス語」、及び、「ドイツ語」に対応したテーブルである。
【0047】
設置地域/参照テーブル対応テーブル3dは、具体的には、図6に示す内容で、各設置地域に対応して参照すべきテーブルや、付加的な情報を予め登録したものである。
【0048】
同図において、テーブル3dは、各設置地域(国)に対応する「設置地域コード」により管理されるレコードの集まりとして構成され、各「設置地域コード」に対応した、「設置地域名」、参照すべきパラメータ設定情報テーブルを示す「パラメータ設定情報テーブル」、参照すべき言語テーブルを示す「言語テーブル」、及び、設置地域が(ファクシミリ装置1の出荷先として主要な地域であるかを示す「主要地域フラグ」の各フィールドにより構成されている。なお、「主要地域フラグ」の値「1」は主要地域であることを示し、値「0」は、主要地域ではないことを示している。
【0049】
テーブル3dにおいて、各設置地域コードと設置地域名との対応は設置地域名テーブルに相当し、各設置地域コードと主要地域フラグとの対応は設置地域別選択方式設定記憶手段に相当している。
【0050】
また、ファクシミリ装置1は、図7に示すように、SRAM7の記憶領域7aに、設置地域設定済フラグFsを記憶する。また、記憶領域7bに、参照言語テーブル設定を記憶する。また、有効地域設定テーブル7c及び参照パラメータ設定情報テーブル7dを記憶する。
【0051】
設置地域設定済フラグFsは、値「1」が設置地域が設定済みであることを示し、値「0」が設置地域がまだ未設定であるこことを示している。
【0052】
そしてフラグFsは、装置出荷時の初期値として設置地域未設定を示す値「0」が予め設定される。その設定は、操作表示部9を介した出荷時調整用の特殊操作や、調整用インターフェースを介したリモート設定等により容易に行うことができる。
【0053】
参照言語テーブル設定7bは、現在参照すべき言語テーブルとして設定されている言語テーブルが、言語テーブル群3cを構成する各言語テーブルのうちのいずれであるかの設定で、具体的には、参照すべき言語テーブルとして設定されている言語テーブルへのポインタである。
【0054】
システム制御部2の表示器9hへのメッセージ表示機能は、表示器9hに表示すべきメッセージに対応する文字コード列を、参照言語テーブル設定7bに示される言語テーブルを参照して取得し、フォントテーブル3aと照合することで、表示すべきメッセージのフォントイメージを得て表示器9hに表示する。
【0055】
なお、本実施の形態では、参照言語テーブル設定7bは、装置出荷時の初期設定として、「テーブルA」すなわち、どの設置地域においてもほぼ理解される言語「英語」用のテーブルが設定される。その設定は、操作表示部9を介した出荷時調整用の特殊操作や、調整用インターフェースを介したリモート設定等により容易に行うことができる。もっとも、参照言語テーブル設定7bの、装置出荷時の初期設定としては英語用に限らず、例えば、日本語用であってもよいのはいうまでもない。
【0056】
有効地域設定テーブル7cは、具体的には、図8に示す内容で、図6に示した設置地域/参照テーブル設定テーブル3dにおけるの同様の各「設置地域コード」と、「有効フラグ」との対応付けにより構成されている。「有効フラグ」は、値「1」が「有効」を意味し、値「0」が「無効」を意味する。「有効フラグ」が値「1」に設定された設置地域については、後述する設置地域設定処理において地域名が表示されるが、「有効フラグ」が値「0」に設定された設置地域については、後述する設置地域設定処理において地域名が表示されない。なお、「有効フラグ」の設定は、操作表示部9を介した出荷時調整用の特殊操作や、調整用インターフェースを介したリモート設定等により容易に行うことができる。
【0057】
参照パラメータ設定情報テーブルのための記憶領域7dは、参照用に、パラメータ設定情報テーブル群3bからコピーされたテーブルを記憶するためのものである。
【0058】
パラメータ設定情報テーブルの参照は、例えばテーブル群3bの特定テーブルへのポインタにより行うようにしてもよいが、本実施の形態では、実際の設置地域に合わせてパラメータ設定情報テーブルを設定しても、個別のユーザごとの設置環境の違いで異なるパラメータの最適設定に対応できるようにするために、ROM3からSRAM7にコピーしてから参照するようにしている。
【0059】
ファクシミリ装置1は、参照パラメータ設定情報テーブル7dに基づいて、
網制御部12における、回線電流検出タイミング、回線電流検出有効時間、回線電流ノイズ最大時間等の通信制御パラメータを設定したり、モデム11の送出信号レベルなどを設定した上で、通信動作を行う。また、特殊パラメータとしては、回線種別(ダイヤルパルス回線またはプッシュ回線)の設定がユーザに解放されているのかあるいはサービスマンに制限されるべきなのかの区別や、被呼端末識別(CSI)の情報としての自局番号の設定が、ユーザに解放されているのかあるいはサービスマンに制限されるべきなのかの区別の設定があり、その設定に応じて、ユーザに解放されていない設定に関する操作入力がユーザにより行えないようにしたり、行えるようにしたりする制御動作を行う。なお、本発明は、設置地域設定処理の制御に特徴があるものであり、参照パラメータ設定情報テーブル7dの具体的な内容により本発明は限定されるものではない。
【0060】
次に、電源投入時処理手順の第1例について、図9を参照して説明する。
【0061】
同図において、システム制御部2は、図示しない装置電源がOFF状態からON状態になると、DRAM4を作業領域としつつROM3から制御プログラムの読み出し実行を開始して、先ず、表示器9hに、「しばらくお待ち下さい」とのメッセージを表示した後(処理101)、装置各部の動作の確認処理化等の初期化処理を行う(処理102)。
【0062】
そして、装置出荷時に設置地域未設定を示す値「0」に初期化されて、SRAM7の記憶領域7aに記憶されているはずの、設置地域設定済フラグFsの値が0か否(1)かを判断する(判断103)。
【0063】
フラグFsの値が0の場合、すなわち、仕向先の設置地域に出荷後に、まだ、ユーザによる設置地域の設定がなされていない場合には(判断103のYes)、表示器9hに図10に示す表示D10を表示して「装置が設置された国を設定して下さい」とのメッセージを示し、装置の設置地域を設定しなれればならないことをユーザに通知する(処理104)。なお、表示D10では、ユーザにわかやすいように、設置地域を国と表記して設定させるようにしている。
【0064】
そして、処理104で開始した表示器9hへの表示D10の表示を一定時間維持した上で(処理105)、具体的な手順は後述する処理106の設置地域設定処理を行う。
【0065】
処理106の設置地域設定処理の後は、フラグFsの値を1にセットしてから(処理107)、待機状態に移行する。待機状態に移行したファクシミリ装置1は、動作状態となり、送信操作に応答して送信処理を行ったり、着信に応答して受信処理をおこなう等の各種処理を実行する。
【0066】
このように、仕向先の設置地域に出荷後に、まだ、ユーザによる設置地域の設定がなされていない場合には(判断103のYes)、処理106の設置地域設定処理に強制的に移行し、いったんその設置地域設定処理が行われると、処理107により、設置地域設定状態が設置地域設定済みに設定されるため、以後の電源ON時における判断103はNoとなり、処理108に移行する。
【0067】
処理108では、表示器9hに、図10に示す表示D11を表示して「装置が設置された国を設定できます」とのメッセージを示し、装置の設置地域を設定したいならそれも可能であることをユーザに通知すると共に、装置の設置地域を設定したいなら[Yes]キー9bを押下するように促しつつ(処理108)、[Yes]キー9bが押下されるかまたは処理107で表示D11の表示を開始してから一定時間(例えば5秒程度)が経過したかを監視する(判断109のNo、判断110のNoループ)。
【0068】
[Yes]キー9bが押下されることなく一定時間が経過した場合には(判断110のYes)、待機状態に移行する。一定時間が経過する前に[Yes]キー9bが押下された場合には(判断109のYes)、処理106の設置地域設定処理に移行する。
【0069】
これにより、いったん電源ON時に設置地域設定処理行われて設置地域が設定されたあとでも、装置の設置地域が変更になったりした場合等の、設置地域の設定が必要な場合に、柔軟に対応することができる。
【0070】
なお判断106におけるフラグFsの値の確認を省いて、電源ON時には、常に、処理106の設置地域設定処理に強制的に移行するようにしても、装置の設置地域が変更になったりした場合等に対応可能であるが、それでは電源ON時に設置地域が前回の設定と同じであっても設置地域の設定をユーザに強いてしまうことになり操作性がよくないため、図9に示す処理手順のほうが好ましい。
【0071】
図9に示した電源投入時処理手順の第1例に代えて、図11に示す第2例の
電源投入時処理手順と、図12に示す設置地域設定処理起動処理手順を組合せて行うようにしてもよい。
【0072】
図11において、同図において、システム制御部2は、図示しない装置電源がOFF状態からON状態になると、DRAM4を作業領域としつつROM3から制御プログラムの読み出し実行を開始して、先ず、表示器9hに、「しばらくお待ち下さい」とのメッセージを表示した後(処理201)、装置各部の動作の確認処理化等の初期化処理を行う(処理202)。
【0073】
そして、装置出荷時に設置地域未設定を示す値「0」に初期化されて、SRAM7の記憶領域7aに記憶されているはずの、設置地域設定済フラグFsの値が0か否(1)かを判断する(判断203)。
【0074】
フラグFsの値が0の場合、すなわち、仕向先の設置地域に出荷後に、まだ、ユーザによる設置地域の設定がなされていない場合には(判断203のYes)、表示器9hに図10に示す表示D10を表示して「装置が設置された国を設定して下さい」とのメッセージを示し、装置の設置地域を設定しなれればならないことをユーザに通知する(処理204)。
【0075】
そして、処理204で開始した表示器9hへの表示D10の表示を一定時間維持した上で(処理205)、具体的な手順は後述する処理206の設置地域設定処理を行う。
【0076】
処理206の設置地域設定処理の後は、フラグFsの値を1にセットしてから(処理207)、待機状態に移行する。待機状態に移行したファクシミリ装置1は、動作状態となり、送信操作に応答して送信処理を行ったり、着信に応答して受信処理をおこなう等の各種処理を実行する。
【0077】
このように、仕向先の設置地域に出荷後に、まだ、ユーザによる設置地域の設定がなされていない場合には(判断203のYes)、処理206の設置地域設定処理に強制的に移行し、いったんその設置地域設定処理が行われると、処理207により、設置地域設定状態が設置地域設定済みに設定されるため、以後の電源ON時における判断203はNoとなり、即座に待機状態に移行する。
【0078】
それにより、初回の設置地域設定処理がユーザに強制されるのみで、2回目以降の設置地域設定処理が強制されることもなく設置地域設定処理のために装置の操作性がわるくなることもない。
【0079】
2回目以降の設置地域設定処理には、待機状態以降後に行う、図12に示す
設置地域設定処理起動処理手順にて対応する。
【0080】
同図において、システム制御部2は待機状態において[ファンクション]キー9fと番号「80」の入力の組合せ操作があるか、すなわち、設置地域設定処理が起動されるかを監視し(判断301のNoループ)、起動されると(判断301のYes)、詳細は後述する設置地域設定処理を行う(処理302)。
【0081】
これにより、いったん電源ON時に設置地域設定処理行われて設置地域が設定されたあとでも、装置の設置地域が変更になったりした場合等の、設置地域の設定が必要な場合に、柔軟に対応することができる。
【0082】
次に、図9の処理106、図11の処理206、または、図12の処理302として行われる設置地域設定処理の具体的な処理手順について、図13及び図14を参照して説明する。
【0083】
先ず、図13において、先ず、回線使用中フラグFkの値を1にセットする(処理401)。フラグFkは、図9の処理102または図11の処理202により値0にリセットされるフラグで、DRAM4に記憶されて管理される。
【0084】
回線使用中フラグFkの値は、図16に示す、送受信管理処理手順において参照され、また、セット・リセットされる。
【0085】
図16に示す送受信管理処理手順においては、受信処理の開始の契機となる公衆網を介した着呼があるか、または、送信処理の開始の契機となる、操作表示部2を介した送信操作があるかを監視し(判断501のNo、判断501のNoのループ)、着呼があると(判断501のYes)、回線使用中フラグFkの値が0か、すなわち、回線が使用中でないかを判断し(判断503)、回線使用中フラグFkの値が0ではなく1、すなわち、回線が使用中の状態である場合には(判断503のNo)、受信処理を開始することなく、判断501に戻る。
【0086】
判断503において、回線が使用中でない状態である場合には(判断503のYes)、回線使用中フラグFkの値を1にセットした上で(処理504)、受信処理を行い(処理505)、受信処理が終了すると、回線使用中フラグFkの値を0にリセットして(処理506)、判断501に戻る。
【0087】
判断502において、送信操作があると(判断502のYes)、回線使用中フラグFkの値が0か、すなわち、回線が使用中でないかを判断し(判断507)、回線使用中フラグFkの値が0ではなく1、すなわち、回線が使用中の状態である場合には(判断507のNo)、送信処理を開始することなく、判断501に戻る。
【0088】
判断507において、回線が使用中でない状態である場合には(判断507のYes)、回線使用中フラグFkの値を1にセットした上で(処理508)、送信処理を行い(処理509)、送信処理が終了すると、回線使用中フラグFkの値を0にリセットして(処理510)、判断501に戻る。
【0089】
このように、受信のために回線を使用する受信処理中は、回線使用中フラグFkは1にセットされて送信処理は禁止され、送信のために回線を使用する送信処理中には、回線使用中フラグFkは1にセットされて送信処理は禁止されることになるが、図13の処理401により回線使用中フラグFkが1にセットされると、図16の判断503及び507が共にNoとなるため、受信処理及び送信処理と共に禁止されることになる。
【0090】
つまり、回線使用中フラグFkを1にセットすることで、送受信処理の禁止を簡単に実現できる。
【0091】
図13において、処理401により設置地域設定処理中の送受信処理が禁止されることになる。
【0092】
それにより、図13及び図14の設置地域設定処理により設置地域が正しく設定される前の設置地域の未設定状態や、誤った設置地域の設定状態で受信処理や送信処理が行われて通信エラーが発生してしまうことを未然に防止することができる。
【0093】
処理401の後は、コードポインタPkに初期値「001」をセットする(処理402)、そのコードポインタPkは、図6に具体的に示した設置地域/参照テーブル設定テーブル3dを構成するレコードを設置地域コードをキーに参照するためのポインタであり、DRAM4に記憶され管理される。
【0094】
処理402でコードポインタPkに初期値「001」をセットすると、テーブル3dにおいてそのポインタPkの指し示すレコード中の「主要地域フラグ」の値を確認する(判断403)。
【0095】
その確認の結果、「主要地域フラグ」の値が、主要地域を示す値1の場合には更に、ポインタPkに、図8に具体的に示した有効地域設定テーブル7cにおいて対応する有効フラグの値を確認する(判断403)。
【0096】
その確認の結果、有効フラグの値が表示無効を示す値0の場合には、ポインタPkをインクリメントして(処理405)、判断403に戻る。有効フラグの値が表示有効を示す値1の場合には、図14の処理406に移行する。つまり、主要地域であって、表示有効に設定された設置地域(コード)についてのみ、図14の処理406以降が行われることになる。
【0097】
図14の処理406においては、図15に示す表示D20を表示器9hに表示する。なお、図15においは、表示D20として表示D20a及びD20bの2例を示している。なお、表示D20や後述する表示D21、D22の表示器9hへのメッセージ表示は図においては、便宜的に日本語で記述しているが、実際は、前述したように、参照言語テーブル設定7bに設定された言語テーブル(初期設定は英語用の「テーブルA」)を参照して対応する言語で表示される。
【0098】
表示D20aにおいては、装置が実際に設置された地域を設定することを示す「装置設置国設定」とのメッセージと共に、「国名:」として、ポインタPk(この場合値「001」)にテーブル3dにおいて対応する設置地域名「イギリス」を表示している。
【0099】
表示D20bにおいては、装置が実際に設置された地域を設定することを示す「装置設置国設定」とのメッセージと共に、「国名:」として、ポインタPk(この場合値「002」)にテーブル3dにおいて対応する設置地域名「フランス」を表示している。
【0100】
また、表示D20a及び20bにおいては、表示された国名が、ユーザ自身が認識している装置の実際の設置地域と違うために次の国名を表示したい場合には[↓]キー9gdを押下し、表示された国名が、ユーザ自身が認識している装置の実際の設置地域で、その表示された「国」を設置地域として設定してよい場合には[Yes]キーを押下するように促している。
【0101】
図15において、処理406により表示D20を表示した後は、[Yes]キー9bか押下されるか、または、[↓]キー9gdが押下されるかを監視する(判断407のNo、判断408のNoループ)。
【0102】
[↓]キー9gdが押下された場合には(判断408のYes)、ポインタPkをインクリメントして(処理409)、判断403に戻る。
【0103】
[Yes]キー9bが押下された場合には(判断407のYes)、表示器9hに図15に示す表示D22を表示して、装置設置国の標準言語に言語表示を変更するか否かの判断をユーザにあおぐと共に、装置設置国の標準言語に言語表示を変更するなら[Yes]キー9bを、変更しないなら[No]キー9cを押下するようユーザに促す処理を(処理414)、[No]キー9cまたは[Yes]キー9bが押下されるまで継続する(判断415のNo、判断416のNoループ)。
【0104】
なお、表示D22における標準言語とは、現在のポインタPkがテーブル3dにおいて指し示すレコードの「言語テーブル」に登録された言語で、ポインタPkが指し示す設置地域において標準的に使用される言語である。また、表示D22においては、かっこ書きで、装置設置国の標準言語が(ドイツ語)であることを示して、ユーザの参考になるようにしている。
【0105】
そして、[No]キー9cが押下された場合には(判断415のYes)、処理417を行うことなく、処理418に移行するが、[Yes]キー9bが押下された場合には(判断416のYes)、処理417を行ってから、処理418に移行する。
【0106】
処理417では、ポインタPkにテーブル3dにおいて対応するレコードの「言語テーブル」に登録されている言語テーブルを、参照言語テーブル設定7bとして設定する。これにより、以後の表示器9hへのメッセージ表示は、その新たに設定された言語で行われることになる。
【0107】
表示器9hへのメッセージ表示に使用される言語は、ユーザが理解できる言語に設定されるべきであり、設置地域の標準言語が、そのユーザが理解できる言語である場合が多いため、無条件に設置地域の標準言語に設定するようにすることも考えられるが、例えば、イギリスに住むフランス人がファクシミリ装置1を利用するような場合には、設置地域の標準言語がユーザが理解できる言語ではない場合もあるため、本実施の形態では、設置地域の指定の際の言語テーブルの標準言語への自動変更は、ユーザによる許可([Yes]キー9bの押下)があった場合にのみ行うようにしている。
【0108】
ユーザが判断415で[No]キー9cを押下して、言語テーブルの標準言語への自動変更を不許可とした場合には、本実施の形態では説明を省く、従来と同様の別途の言語選択手順により、参照言語テーブル設定7bの設定を、ユーザが所望する言語に変更することで対応する。
【0109】
処理418では、現在のポインタPkにテーブル3dにおいて対応する「パラメータ設定情報テーブル」のフィールドに設定されたテーブルを、パラメータ設定情報テーブル群3bから、SRAM7の参照用のパラメータ設定情報テーブルのための記憶領域7dにコピーする。これにより、以後の装置動作に関連した各種パラメータ設定は、処理418により新規に設定されたパラメータ設定情報テーブルに基づいて行われることになる。
【0110】
最後に、処理401で1にセットした回線使用中フラグFkを0にリセットして、回線使用中状態を解除して、送受信処理が再び行えるようにした上で(処理419)、設置地域設定処理を終了する。
【0111】
このように、主要地域でかつ表示有効に設定されている設置地域については、表示された設置地域名のうちの所望のものを選択することで、対話的でユーザにとってわかりやすい操作で設置地域を指定することができる。逆にいえば、出荷先としては主要地域ではない設置地域については、設置地域設定時に設置地域名の表示がなされないため、設置地域が主要地域となる大多数のユーザは、見慣れない設置地域名が表示されてとまどうようなことがない。また、主要地域であっても、表示有効に設定されていない設置地域については、設置地域設定時に設置地域名の表示がなされないため、例えば、ファクシミリ装置1が全世界の設置地域に対応しているが、仕向地がヨーロッパで、アジアや北米等の地理的に遠い設置地域の地域名が表示されると、ユーザが混乱して正確な設置地域の設定に支障がでてしまうような場合に柔軟に対応できる。
【0112】
主要地域でかつ表示有効に設定されている設置地域、すなわち、図6のテーブル3dにおいて主要地域フラグの値が1の設置地域コード「001」ないし「005」の設置地域のうちの、図8の有効地域設定テーブル7Cにおいて有効フラグの値が1の設置地域コード「001」ないし「004」については、処理406の表示D20により設置地域名が表示される。
【0113】
しかし、設置地域コード「001」ないし「005」の設置地域のうちの、図8の有効地域設定テーブル7Cにおいて有効フラグの値が0の設置地域コード「5」については、処理405のループによりスキップされて地域名が表示されることがない。
【0114】
そうして、判断403で主要地域フラグの値が0になると、以後の設置地域(コード)は、主要地域ではなくなり、表示器9hに、図15に示す表示D21を表示して、それまで順次地域名を表示してきた設置地域以外の国は、(国)コードで指定すべきことを示すとともに、入力したコードでよければ、[Yes]キー9bを押下するよう促すと共に(処理410)、テンキー9aにより入力されたコード番号を記憶すると共に表示D21に表示するコード入力処理を、[Yes]キー9bが押下されるまで継続する(判断412のNoループ)。
【0115】
そして、[Yes]キーbが押下されると(判断412のYes)、その時点で入力されていたコード(入力コード)を、新たなポインタPkとした上で、処理414に移行する。
【0116】
これにより、主要地域以外の設置地域についは、コード入力により設置地域を指定できる。コード入力による設置地域の指定は、予めユーザが装置の取り扱い説明書を参照する等して所望の設置地域のコード番号を調べなればならない煩雑さはあるものの、地域名を表示しきれない多数の設置地域の中から所望の設置地域を指定するのに適している。なお、各設置地域に対応して入力させるコード番号として、国際標準化機構(ISO)に規定されている国コードに適用するようにしてもよいが、各設置地域に1対1に対応したコードであればいかようでもかまわない。
【0117】
本実施の形態では、図9または図11に示した電源投入時処理手順において、設置地域設定済フラグFsがいったん1にセットされると、次回の電源投入時からは、強制的な設置地域設定処理が行われないようにして、ユーザの利便性の向上を図っている。
【0118】
しかし、例えば、あるユーザ向けに出荷した装置が故障したために、その故障した装置を回収すると共にその故障した装置と交換にユーザに代わりの装置を与えるようなサービス対応において、回収された故障している装置を修理して、他のユーザ向けに出荷した装置が故障した場合に備えるような場合には、設置地域設定済フラグFsを0のリセットして強制的な設置地域設定処理が起動する電源投入時に起動するようにしておかないと、次のユーザが設置地域を正しく設定しないおそれがある。
【0119】
そこで、本実施の形態では、図17に示すように、電源投入後の待機状態において、[ファンクション]キー9fと番号「#107」の入力の組合せ操作があるか、すなわち、設置地域設定済フラグリセット処理が起動されるかを監視し(判断601のNoループ)、起動されると(判断601のYes)、設置地域設定済フラグFsをリセットする(処理602)。
【0120】
図17に示す処理手順をサービスマン等が行うことにより、いったん出荷されて回収された装置を再度出荷する場合でも、設置地域をユーザに確実に設定させることができる。なお、図17に示した設置地域設定済フラグFsのリセット操作は、ユーザによりむやみに実行されないように、取り扱い説明書には記載しない、非公開の機能としてサービスマン等のメーカ関係者のみが行えるようにするのがのぞましく、図17の手順においても、[ファンクション]キー9fの押下と特殊な番号である「#107」の入力という特殊な操作がされないと、設置地域設定済フラグFsのリセットがされないようにしている。
【0121】
なお、以上説明した実施の形態においては、本発明を主に画情報をファクシミリメッセージとしてやりとりする通信端末装置であるファクシミリ装置に本発明を適用したが、本発明は通信データの内容により限定されるものではなく、各設置地域ごとに異なる通信規格に、指定された設置地域に対応するパラメータ設定情報テーブルの自動設定により対応する通信端末装置であれば、同様に適用可能なものである。
【0122】
【発明の効果】
請求項1または2に係る発明によれば、前記設置地域設定処理が、装置電源投入後に行われないと、動作状態には移行しないようにしたため、ユーザにパラメータ設定情報の設定作業を解放した場合でも、装置が実際設置された地域に適合する正しいパラメータ設定情報の設定をユーザに確実に行わせることができるため、仕向け地ごとの通信規格の違いにより機種を分けることなく1機種で対応できると共に、サービスマンの手を煩わすことなく設置地域の設定ができるようになり、全体的な装置コストを低減することが可能となる効果が得られる。また、装置電源投入後の前記設置地域設定処理の強制的な実行が、装置出荷後の初回の電源投入時に限られ、2回目以降の電源投入時には、前記設置地域設定処理を起動する操作を行わなれれば、一定時間経過後に自然に動作状態に移行し、一定時間経過前に前記設置地域設定処理を起動する操作を行えば設置地域の設定が行えるため、装置の操作性を損なうことなく、いったん初回の電源投入時に設置地域設定処理行われて設置地域が設定されたあとでも、装置の設置地域が変更になったりした場合や、設置地域の設定にミスがあった場合等の、設置地域の再設定が必要な場合に、柔軟に対応することができる。
【0124】
請求項3または4に係る発明によれば、ユーザに出荷後の装置を回収して再出荷するような場合に、設置地域未設定の状態に戻してから再出荷することができるうよになるため、再出荷に係る装置においても、再出荷先のユーザに確実に設置地域(に対応するパラメータ情報設定テーブル)を設定させることが可能となる効果が得られる。
【0125】
請求項5または6に係る発明によれば、前記設置地域設定処理が完了するまでは通信を行えないようにするため、設定完了前の誤ったパラメータ設定情報テーブルを参照したまま通信が行われてしまうことを未然に防止することが可能となる効果が得られる。
【0126】
請求項7または8に係る発明によれば、指定された設置地域に対応したパラメータ設定情報テーブルの自動設定と同時に、メッセージ表示等の表示制御における表示言語を、指定された設置地域に対応した言語に自動設定できるため、別途の表示言語設定を省くことが可能となる効果が得られる。
【0127】
請求項9または10に係る発明によれば、指定された設置地域に対応したパラメータ設定情報テーブルの自動設定と同時に、メッセージ表示等の表示制御における表示言語を、指定された設置地域に対応した言語に、無条件に自動設定するのではなく、ユーザからの了承があった場合にのみ、自動設定するようにしたため、指定された設置地域で一般に使用される言語と、ユーザが理解できる言語とが異なるような場合に柔軟に対応することが可能となる効果が得られる。
【0128】
請求項11または12に係る発明によれば、設置地域の指定を、表示した設置地域名の選択というわかりやすい操作により行うことが可能となる効果が得られる。
【0129】
請求項13または14に係る発明によれば、名称表示のグループに属する各設置地域については、表示した設置地域名の選択というわかりやすい操作により設置地域を設定でき、コード入力グループに属する各設置地域については、コード番号の入力という画一的な操作により設置地域を設定できるため、各設置地域の重要度に応じて名称表示またはコード入力による設置地域指定を使い分けることが可能となる効果が得られる。
【0130】
請求項15または16に係る発明によれば、設置地域名の表示は、表示有効に設定された設置地域についてのみ行われるため、特定の仕向地向けの装置における設置地域の指定の際に、当該特定の仕向地以外の地域名を表示させないように設定することもできるようになり、設置地域指定の操作性をよくすることができると共に、設置地域の設定ミスの機会を減らすことができるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信端末装置としてのファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の操作表示部の、本実施の形態と直接関係する部分以外は図示を省略した配置構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置のROMの記憶内容について示す図である。
【図4】パラメータ設定情報テーブル群の内容例について示す図である。
【図5】言語テーブル群の内容例について示す図である。
【図6】設置地域/参照テーブル設定テーブルの内容例について示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置のSRAMの記憶内容について示す図である。
【図8】有効地域設定テーブルの内容例について示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電源投入時処理手順の第1例について示すフローチャートである。
【図10】図9の処理手順における表示例について示す図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における電源投入時処理手順の第2例について示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における設置地域設定処理起動処理手順について示すフローチャートである。
【図13】設置地域設定処理の具体的な処理手順について示すフローチャートである。
【図14】図13と共に、設置地域設定処理の具体的な処理手順について示すフローチャートである。
【図15】図13または図14の処理手順における表示例について示す図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における送受信管理処理手順について示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置における設置地域設定済フラグリセット処理手順について示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 システム制御部
3 ROM
3a フォントテーブル
3b パラメータ設定情報テーブル群
3c 言語テーブル群
3d 設置地域/参照テーブル対応テーブル
4 RAM
5 スキャナ
6 プロッタ
7 SRAM
7a 設置地域設定済フラグFsのための記憶領域
7b 参照言語テーブル設定記憶のための記憶領域
7c 有効領域設定テーブル
7d 参照パラメータ設定情報テーブル
7e バッテリ
8 画像メモリ
9 操作表示部
9a テンキー
9b [Yes]キー
9c [No]キー
9d [ストップ]キー
9e [スタート]キー
9f [ファンクション]キー
9g カーソルキー群
9gd [下矢印]キー
9gl [左矢印]キー
9gr [右矢印]キー
9gu [上矢印]キー
9h 表示器
10 符号化復号化部
11 モデム
12 網制御部
13 システムバス
Claims (16)
- 相手装置との間で通信を行う一方、予め記憶された各設置地域に対応したパラメータ設定情報テーブル群と、指定された設置地域に前記パラメータ設定情報テーブル群において対応するテーブルを参照用パラメータ設定情報テーブルとして設定する、設置地域設定処理を行う設置地域設定手段とを備え、その設定された参照用パラメータ設定情報テーブルを参照して装置動作に関連した各種パラメータを設定した上で動作する通信端末装置において、設置地域が設定済みか未設定かの状態を記憶するものであり、初期状態として設置地域未設定と記憶した設置地域設定状態記憶手段と、装置電源投入後動作状態に移行する前に、前記設置地域設定状態記憶手段が記憶している状態が設置地域未設定の場合には、前記設置地域設定手段に前記設置地域設定処理を行わせて、前記参照用パラメータ設定テーブルの設定が完了した後、前記動作状態に移行すると共に前記設置地域設定状態記憶手段に設置地域設定済と記憶させる一方、前記設置地域設定状態記憶手段が記憶している状態が設置地域設定済の場合には、所定の設置地域設定処理起動操作がないまま一定時間が経過すれば前記動作状態に移行し、一定時間が経過する前に前記所定の設置地域設定処理起動操作があれば、前記設置地域設定手段に前記設置地域設定処理を行わせて、前記参照用パラメータ設定テーブルの設定が完了した後、前記動作状態に移行する設置地域設定処理制御手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
- 相手装置との間で通信を行う一方、予め記憶された各設置地域に対応したパラメータ設定情報テーブル群を有し、指定された設置地域に前記パラメータ設定情報テーブル群において対応するテーブルを参照用パラメータ設定情報テーブルとして設定する、設置地域設定処理を行って設定された当該参照用パラメータ設定情報テーブルを参照して装置動作に関連した各種パラメータを設定した上で動作する通信端末装置の制御方法において、設置地域が設定済みか未設定かの状態を記憶するものであり、初期状態として設置地域未設定と記憶した設置地域設定状態記憶手段を有し、装置電源投入後動作状態に移行する前に、前記設置地域設定状態記憶手段が記憶している状態が設置地域未設定の場合には、前記設置地域設定処理を行って、前記参照用パラメータ設定テーブルの設定が完了した後、前記動作状態に移行すると共に前記設置地域設定状態記憶手段に設置地域設定済と記憶させる一方、前記設置地域設定状態記憶手段が記憶している状態が設置地域設定済の場合には、所定の設置地域設定処理起動操作がないまま一定時間が経過すれば前記動作状態に移行し、一定時間が経過する前に前記所定の設置地域設定処理起動操作があれば、前記設置地域設定処理を行って、前記参照用パラメータ設定テーブルの設定が完了した後、前記動作状態に移行することを特徴とする通信端末装置の制御方法。
- 前記動作状態において所定の初期化操作入力があると、前記設置地域設定状態記憶手段の設定状態を設置地域未設定とする設置地域設定状態リセット手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
- 前記動作状態において所定の初期化操作入力があると、前記設置地域設定状態記憶手段の設定状態を設置地域未設定とすることを特徴とする請求項2に記載の通信端末装置の制御方法。
- 前記設置地域設定手段が前記設置地域設定処理を行っている間は、着信及び送信操作入力への応答を禁止する設置地域設定時通信禁止手段を更に備えたことを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の通信端末装置。
- 前記設置地域設定処理を行っている間は、着信及び送信操作入力への応答を禁止することを特徴とする請求項2または4のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
- 参照言語テーブルを参照して当該テーブルに設定された言語での表示制御を行う言語表示制御手段と、予め記憶された各設置地域に対応した言語テーブル群と、前記設置地域設定手段による前記設置地域設定処理により設置地域が設定されると、その設定された設置地域に前記言語テーブル群において対応するテーブルを前記参照言語テーブルとして設定する参照言語テーブル設定手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1、3または5のいずれかに記載の通信端末装置。
- 予め記憶された各設置地域に対応した言語テーブル群を有し、前記設置地域設定処理により設置地域が設定されると、その設定された設置地域に前記言語テーブル群において対応するテーブルを前記参照言語テーブルとして設定することを特徴とする請求項2、4または6のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
- 前記参照言語テーブル設定手段は、前記設置地域設定手段による前記設置地域設定処理により設置地域が設定されると、参照言語テーブルの設定変更を承認する所定の操作入力があった場合のみ、その設定された設置地域に前記言語テーブル群において対応するテーブルを前記参照言語テーブルとして設定するものであることを特徴とする請求項7に記載の通信端末装置。
- 前記設置地域設定処理により設置地域が設定されると、参照言語テーブルの設定変更を承認する所定の操作入力があった場合のみ、その設定された設置地域に前記言語テーブル群において対応するテーブルを前記参照言語テーブルとして設定することを特徴とする請求項8に記載の通信端末装置の制御方法。
- 各設置地域についての設置地域名を予め記憶した設置地域名テーブルを更に備え、前記設置地域設定手段における前記設置地域設定処理は、各設置地域について前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示して、その表示された各設置地域名のうちのいずれかを選択する所定の操作入力により、設置地域の指定を受けるものであることを特徴とする請求項1、3、5、7または9のいずれかに記載の通信端末装置。
- 各設置地域についての設置地域名を予め記憶した設置地域名テーブルを更に有し、前記設置地域設定処理は、各設置地域について前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示して、その表示された各設置地域名のうちのいずれかを選択する所定の操作入力により、設置地域の指定を受けるものであることを特徴とする請求項2、4、6、8または10のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
- 各設置地域についての設置地域名を予め記憶した設置地域名テーブルと、各設置地域を予め名称表示選択グループとコード入力選択グループとに分類記憶した設置地域別選択方式設定記憶手段とを更に備え、前記設置地域設定手段における前期設置地域設定処理は、前記名称表示選択グループに属する各設置地域については、前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示して、その表示された各設置地域名のうちのいずれかを選択する所定の操作入力により、設置地域の指定を受ける一方、前記コード入力選択グループに属する各設置地域については、指定すべき設置地域に対応したコード番号の入力により、設置地域の指定をうけるものであることを特徴とする請求項1、3、5、7または9のいずれかに記載の通信端末装置。
- 各設置地域についての設置地域名を予め記憶した設置地域名テーブルと、各設置地域を予め名称表示選択グループとコード入力選択グループとに分類記憶した設置地域別選択方式設定記憶手段とを更に有し、前期設置地域設定処理は、前記名称表示選択グループに属する各設置地域については、前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示して、その表示された各設置地域名のうちのいずれかを選択する所定の操作入力により、設置地域の指定を受ける一方、前記コード入力選択グループに属する各設置地域については、指定すべき設置地域に対応したコード番号の入力により、設置地域の指定をうけるものであることを特徴とする2、4、6、8または10のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
- 各設置地域について、表示の有効無効の設定を予め記憶した表示有効/無効設定テーブルを更に備え、前記設置地域設定手段における前記設置地域設定処理は、設置地域の指定をうける際に、各設置地域について前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示する場合に、前記表示有効/無効設定テーブルに表示有効と設定されている設置地域についてのみ対応する設置地域名を表示するものであることを特徴とする請求項11または13のいずれかに記載の通信端末装置。
- 各設置地域について、表示の有効無効の設定を予め記憶した表示有効/無効設定テーブルを更に有し、前記設置地域設定処理は、設置地域の指定をうける際に、各設置地域について前記設置地域名テーブルに記憶された各設置地域名を表示する場合に、前記表示有効/無効設定テーブルに表示有効と設定されている設置地域についてのみ対応する設置地域名を表示するものであることを特徴とする請求項12または14のいずれかに記載の通信端末装置の制御方法。
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