JP3984933B2 - ゴルフパター用ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフパター用ヘッドに関するものである。
ゴルフパターは、主としてグリーン上でボールを転がしてカップに入れるためのゴルフクラブである。このゴルフパター用のヘッドの形状には、いわゆるトウヒールバランスタイプのものや、L字型、マレット型、T字型等と呼ばれるような様々なタイプのものがある。これらのヘッド形状には、構えやすさ等の観点から視覚的に工夫されているものや、ヘッドのトウ側及びヒール側に重量を集中させることにより打球時のヘッドの回転を抑えてスイートエリアを広くするものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2613849号公報
ゴルフパターによる打球即ちパッティングにおいては、所謂ドライバーショットやアイアンショットなど他のクラブでの打球と比較して格段に繊細なフィーリング(感覚)が要求される。パッティングは他のクラブでのショットのように力を込めて打球するものではなく、比較的小さな振り幅でかつ小さい力で打球するものであるため、繊細なフィーリングが結果に影響する部分が比較的大きい。さらに、パッティングは、複雑な傾斜のあるグリーン上で小さなカップを目指して打球するものであり、僅かでも打球方向や打球速度に誤差が生じるとボールは小さなカップをそれてしまう。これは、ボールがグリーン上を転がる軌跡が、ボールの初速と打出し方向さらにはグリーンの速さや傾斜等によって微妙に変化するからである。これらの諸条件を正確に把握しつつ、打出し方向及び打出し速度を正確に制御するためには、繊細なフィーリングに頼る必要がある。そのためには、パッティングのスイング(以下ストロークなどともいう)のフィーリングが良好であることが重要である。
しかし、従来のゴルフパター用ヘッド(以下、ヘッドなどともいう)では、パッティングにおけるスイングのフィーリングにおいて改善の余地があることが判った。従来のヘッドでは、視覚的要素により構えやすくしたり、トウヒールバランス等によりフェース面の向きを安定させ打球時のバラツキを小さくするという観点で設計がなされていたものの、スイング時のフィーリングについては十分に検討されていなかった。前述のように、スイング時のフィーリングはパッティングの結果に大きく影響する。したがって、このフィーリングが改善されればカップインの確率が高いゴルフパター用ヘッドとすることができる。今回、このフィーリングを改善するためには、ストロークがスムースであるということが重要であることを見いだし、さらにそれを実現するためのヘッドの特徴を見いだしたものである。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであって、ストロークがスムースでフィーリングの良いゴルフパター用ヘッドを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するための本発明は、所定のライ角及びロフト角で水平面上に載置された状態において下記の(1)〜(3)で定義される三つの慣性モーメントのうち、第二モーメントが最大となる重量バランスに設定されており
第一モーメントと第三モーメントのうちの大きい方の慣性モーメントを第二モーメントから引いた値が500(g・cm)以上であり、
ヘッドは、ボールを打撃する面である平面のフェース面を最前面とする前方部と、この前方部の後方からバックフェース側後方に向かって延在する後方部とからなり、この後方部のトウ部分とヒール部分の間に位置する中央部の、トウ・ヒール方向中央でかつバックフェース寄りの位置に重量部材が設けられており、この重量部材は、当該重量部材以外の部分であるヘッド本体よりも比重が大きく、且つ、
ヘッドは、ボールを打撃する面である平面のフェース面を最前面とする前方部と、この前方部の後方からバックフェース側後方に向かって延在する後方部とからなり、前記前方部と後方部の底面は連続的に繋がってソール面を形成しており、前記後方部の高さは前記前方部の高さよりも低く、且つ、前記前方部と後方部の境界部において段差が形成されていることを特徴とするゴルフパター用ヘッド。
(1) 第一モーメント:前記ヘッドの重心を通り且つフェース面及び前記水平面と平行な第一軸まわりの当該ヘッドの慣性モーメント
(2) 第二モーメント:前記ヘッドの重心を通る鉛直方向の軸である第二軸まわりの当該ヘッドの慣性モーメント
(3) 第三モーメント:前記ヘッドの重心を通り前記第一軸に垂直で且つ前記第二軸に垂直な第三軸まわりの当該ヘッドの慣性モーメント
このようにすると、第二軸まわりのヘッドの回転が安定し、パッティングのストローク時におけるヘッドの挙動が安定する。パッティングのストロークにおいて、ヘッドは並進運動とともに回転運動を行うこととなる。このヘッドの回転運動、は前記第一軸乃至第三軸の三つの軸のうち第二軸まわりの回転に近似した回転が主となる。前記のように第一乃至第三モーメントの中で第二モーメントを最大とすることにより、この第二モーメントの基準軸である第二軸まわりの回転が安定し、これによりストローク時のヘッドの回転が安定し、ヘッドの挙動が安定する。この作用は実施例により確認され、さらに理論的根拠を有することが判明したが、これらの点については後述する。
また、第一モーメントと第三モーメントのうちの大きい方の慣性モーメントを第二モーメントから引いた値は500(g・cm)以上である。この値は1500(g・cm)であるとより好ましい。このようにすると、第二軸まわりのヘッドの回転がより安定するため、ストローク時のヘッドの挙動がより安定する。また、第二モーメントが3500(g・cm)以上であると、ヘッドが第二軸まわりに回転しにくくなるので、打撃によるフェース向きの変化が抑制され、方向性が安定するとともにスイートエリアが広くなるので好ましい。なお、ヘッドのフェース面が平面でない場合には、前記第一軸の定義における「フェース面」は、「リーディングエッジの稜線両端の2点と、ヘッドのトップ面とフェース面とを区分けする稜線を二等分する点の、合計3点を通る平面」に置き換えるものとする。
第二軸A2まわりのヘッドの慣性モーメントである第二モーメントを最大とすることにより、ストロークがスムースでフィーリングの良いゴルフパター用ヘッドを提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1乃至図4は本発明の一実施形態に係るゴルフパター用ヘッドの図であって、図1はその斜視図、図2は底面図(ヘッドの底面を構成するソール面5側から見た図)、図3は正面図(ボールを打撃する面であるフェース面2側から見た図)、図4は側面図(ヘッドのヒール側から見た図)である。
図1及び図4に示すように、このヘッドは、ボールを打撃する面である平面のフェース面2を最前面とする略厚板状の前方部3と、この前方部3の後方からバックフェース側後方に向かって延在する後方部4とから成る。前方部3と後方部4は一体である。図3に示すように、フェース面2は長細い長方形の四隅を丸めたような形状とされている。前方部3及び後方部4の底面は連続的につながり、全体で略滑らかな曲面のソール面5を形成する(図2及び図4参照)。図4に示すように、後方部4の高さは前方部3の高さよりも低くなっているため、前方部3と後方部4の境界部において大段差8を形成している。(図4参照)。また、前方部3の上面であるトップ面6のヒール寄りの位置に、シャフト10(図1において仮想線で示す)を装着するためのシャフト孔7(図1参照)が設けられている。このシャフト孔7にシャフト10を挿入固着し、ゴルフパターとして使用する。
図1に示すように、後方部4は、そのトウ部分4a及びヒール部分4bが比較的高く盛り上がっており、これらトウ部分4a及びヒール部分4bの間に位置する中央部4cは、トウ部分4a及びヒール部分4bよりも低くなっている。中央部4cの上面はそのほとんどが平面状となっており、この平面状の部分が最も低い部分を構成している。中央部4cの上面は、この平面状の部分からトウ部分4a及びヒール部分4bの上面と段差のない曲面で連続的につながっている。後方部4のトウ部分4a及びヒール部分4bは、図4に示すように、前方部3側からバックフェース側に向かって徐々に高さが低くなっている。
前方部3のフェース面2と反対側の裏面は後方部4とつながっているが、その中央部分にはフェース裏面凹部3aがあり、このフェース裏面凹部3aのソール面5側の底面は中央部4cの平面を延長した連続的は平面を構成している。中央部4cのトウ・ヒール方向中央でかつ最もバックフェース寄りの位置に略正方形状で且つ板状の重量部材9が設けられている。重量部材9は中央部4cの上面からソール面5まで貫通しており(図2参照)重量部材9以外の部分であるヘッド本体よりも比重の大きい材料からなる。
このような形態のゴルフパター用ヘッドとすると、第二軸A2まわりの慣性モーメントである第二モーメントを、第一軸A1まわりの慣性モーメントである第一モーメント及び第三軸A3まわりの慣性モーメントである第三モーメントよりも大きくすることができる。なお、図3及び図4においては、わかりやすいように第一軸A1〜第三軸A3の方向のみを示している。また、ヘッド幅Wh、ヘッド長さLh、ヘッド高さHh、ヘッド本体の材質(比重)、重量部材9の材質(比重)、重量部材9の配置位置、重量部材9の重量、フェース裏面凹部3aの有無や深さ及びその容積、等を種々変更することにより第一乃至第三モーメントの値を変えることができる。重量部材9の配置位置については、例えばヘッドのトウ部分4a及びヒール部分4bの2カ所に設けることもできる。また、例えば、ヘッド幅Whは70mm程度とし、ヘッド長さLhは105mm程度とし、ヘッド高さHhを25mm程度とすることができる。
なお、第一軸A1まわりの慣性モーメントである第一モーメントを大きくするためには、第一軸A1からできるだけ離れた位置に多くの重量を配分すればよい。小さくするにはその逆である。例えば、図4のようにヒール側からみてヘッドを大きくしたり突出する部分を大きくする等により第一モーメントが大きくなる。第二軸A2まわりの慣性モーメントである第二モーメントを大きくするためには、第二軸A2からできるだけ離れた位置に多くの重量を配分すればよい。小さくするにはその逆である。例えば、図2のようにソール面5側からみてヘッドを大きくすると第二モーメントは大きくなる。そのためには例えば、ヘッド幅Whやヘッド長さLhを大きくすることが挙げられる。第三軸A3まわりの慣性モーメントである第三モーメントを大きくするには、第三軸A3からできるだけ離れた位置に多くの重量を配分すればよい。小さくするにはその逆である。例えば、図3のようにフェース面2側からみてヘッドを大きくすると第三モーメントが大きくなる。そのためには、例えばヘッド長さLhやヘッド高さHhを大きくすればよい。
次に、本発明の理論的根拠について説明する。なお、以下のオイラーの運動方程式(オイラーの定理)に関する説明は、株式会社培風館発行の、「力学・新しい視点にたって」(V.D.バージャー・M.G.オルソン共著、戸田盛和・田上由紀子共訳、昭和50年1月20日初版発行、昭和62年11月30日初版第17刷発行)に記載されている。三つのお互いに異なった主慣性モーメントを持つ剛体のオイラー方程式を用いると、各軸まわりの運動において以下のような結果が得られる。互いに直交する3つの慣性主軸である軸x、軸y、軸zにおいて、それぞれの軸まわりの慣性モーメント(主慣性モーメント)の値をそれぞれI、I、Iとする。且つ、不等式I<I<Iが成立しているものとする。地球表面付近では重力は均一な力になっているから、剛体の重心のまわりの重力のモーメントはない。風圧による力のモーメントを無視すれば、オイラーの運動方程式は次の式(1)のようになる。
Figure 0003984933
ここで、直交軸の定理より、次の式(2)が成り立つ。
=I+I ・・・(2)
この関係式(2)を式(1)に代入し、r=(I−I)/(I+I)とおくと、次の式(3)〜式(5)が得られる。
Figure 0003984933
ここで、I、I、Iのうち最も小さいIがIに比べて非常に小さいとすると、r≒1という近似を用いることができる。以後、この剛体が初め主として3つの主軸のうちの一つのまわりに回転しているものとしたときの定性的な運動の性質を求めることとする。
初めの回転が軸xのまわりのものであれば、式(3)に現われる積ωωは無視することができる。すると、ωが一定になることがわかる。即ち、次の式(6)に示すように、ωは初期値ω(0)で一定となる。
ω=ω(0) ・・・(6)
残る二つの方程式(4)及び(5)を解くには、次の式(7)のような複素変数を導入すればよい。
Figure 0003984933
よって、式(4)及び式(5)はそれぞれ、次の式(8)及び式(9)のようになる。この式(8)と式(9)を組み合わせて、式(7)の複素変数に対する一つの式にすれば、式(10)が成立する。式(10)で表される微分方程式は、次の式(11)のような指数関数の解を持つ。
Figure 0003984933
したがって、対応するω及びωは、時間tの関数として、
ω(t)=a・sin(ωt+α) ・・・(12)
ω(t)=a・cos(ωt+α) ・・・(13)
と表すことができる。初期条件により振幅aは小さいから、式(12)及び式(13)の二つの角速度成分の値は両方とも常に小さいことがわかる。このような近似解では、次の式(14)及び式(15)となる。
Figure 0003984933
したがって、次の式(16)に示す角速度ベクトルωは、主軸xのまわりに小さな円錐を描いて歳差運動を行う。軸xのまわりの回転運動が安定しているのは、このためである。
Figure 0003984933
最初主として軸zのまわりに回転している場合には、オイラー方程式の解はいま扱った場合と似たものになる。r=1のときには、式(3)、式(4)及び式(5)の三つの式の各式の数学的構造はωとωを入れ換えても変わらない。したがって、式(6)、式(12)及び式(13)にならって次の近似解(17)〜(19)が得られる。
ω (t)=ω(0) ・・・(17)
ω(t)=a・cos(ωt+α) ・・・(18)
ω(t)=a・sin(ωt+α) ・・・(19)
この場合にも、軸のまわりの回転運動は安定である。
しかし、初めの回転が慣性主軸yのまわりに行われる場合には状況は異なってくる。この場合、初め(4)の中で積ωωを無視して、
ω(t)=ω(0) ・・・(20)
が得られる。次に式(3)と式(5)から和および差を作れば、それぞれ次の式(21)及び式(22)となる。これらの一次結合の解はそれぞれ式(23)及び式(24)のようになる。これら式(23)及び式(24)を解いてω及びωを求めれば、式(25)及び式(26)が得られる。
Figure 0003984933
この運動では、軸x及び軸zの二つの軸まわりの角速度は共に時間がたつと急速に増大し、剛体である物体はひっくり返るようになる。式(20)、式(25)及び式(26)ではっきり与えられた解の形は、物体を回転させて投げ上げた場合で考えると、投げ上げてから余り時間がたたない間にかぎり、つまり式(4)でωωが無視できる間のみで、正しい。このように、物体は、三つの慣性主軸のうち、各軸まわりの慣性モーメントが最大値または最小値となっているような慣性主軸まわりの回転運動は安定し、それ以外の慣性主軸まわりの回転運動は不安定になる。
この結論を単純なモデルで説明すると以下のようになる。図5に示すような、長手方向の長さがL、幅W、厚さTの単純な(中実の)平板をモデルとして考える。このモデルでは、三つの慣性主軸まわりの慣性モーメントは、この平板の重心Gを通り平板の上下面及び長辺側の側面に平行なx軸まわりの慣性モーメントIと、重心Gを通り平板の上下面と平行で且つx軸に垂直なy軸まわりの慣性モーメントIと、重心Gを通り上下面に垂直なz軸まわりの慣性モーメントIとなる。この平板は図5に記載のように、長手方向の長さLが幅Wよりも長く、且つ、幅Wは厚さTよりも長い形状とする。そうすると明らかに、三つの慣性主軸まわりの各慣性モーメントの大小関係は、I>I>Iとなる。即ち、Iが最も大きく、次いでIが大きく、Iが最も小さくなる。
前述の結論より、三つの慣性主軸のうち慣性モーメントが最大又は最小の軸まわりに回転させた場合は安定してそのまま回転するのに対して、三つの慣性主軸のうち慣性モーメントが最大でも最小でもない軸まわりに回転させた場合は三つの慣性主軸のすべてのまわりに回転が起こってしまい回転が不安定になることがわかる。このことをこの平板に当てはめると次のようになる。この平板を三つの慣性主軸であるx軸、y軸、z軸のいずれかの軸で回転させて空中に投げた場合を考える。もし、初めの回転が軸xまたは軸zのいずれかのまわりのものであれば、平板は安定した回転を続ける。これに反して、初めの回転が軸yのまわりのものであれば、回転運動はすぐに不規則になり、三つの慣性主軸のすべてのまわりに回転が起こってしまう。
上記文献には、オイラーの定理がゴルフパター用ヘッドに適用できることは記載されていないが、本発明においては、このことがゴルフパター用ヘッドに応用できることを見いだした。ここで、ゴルフパター用ヘッドに関して、図1に示すように三つの互いに直交する第一軸A1、第二軸A2、第三軸A3の三つの軸を定義する。第一軸A1は、このヘッドを所定のライ角及びロフト角で水平面上に載置した状態(以下標準状態などともいう)において、ヘッドの重心を通り且つフェース面及び前記水平面と平行な軸である。よって、第一軸A1は、ヘッドの重心を通るトウ・ヒール方向の軸である。第二軸A2は、標準状態において、ヘッドの重心を通る鉛直方向の軸である。第三軸A3は、ヘッドの重心を通り第一軸に垂直で且つ第二軸に垂直な軸である。よって、第三軸A3は、ヘッドの重心を通るフェース・バックフェース方向の軸である。
パッティングのストロークにおいては、ヘッドは並進運動とともに回転運動を行うこととなる。このストローク中、特にテークバックにおいて、ヘッドの回転運動は前記第一軸A1、第二軸A2及び第三軸A3の三つの軸のうち第二軸まわりの回転に近い回転が主となるといえる。その理由は以下の通りである。
パッティングストロークに限らず通常のフルショットなどでも、ヘッドはシャフト軸を中心に回転することが不可避である。つまり、ゴルファーである人がスイングする場合、フェース面の向きを変えずにスイングすることはスイングの構造上不可能であり、ヘッドはシャフト軸を中心に回転することとなる。そうすると、ヘッドは第二軸A2まわりの回転を起こしていることになる。さらに、通常のドライバーショットやアイアンショットなどのショット、特にフルショットに近いショット等、大きな振り幅でスイングする場合には、ヘッドの姿勢は大きく変化し、第一軸A1及び第三軸A3まわりの回転も比較的大きい。これに対してパッティングストロークでは振り幅が小さいので、第一軸A1まわりの回転や第三軸A3まわりの回転は比較的小さく、第二軸A2まわりの回転と比較すると少ない。以上より、パッティングストロークにおけるヘッドの回転は第二軸A2まわりの回転に近似した回転が主となると考えられる。
本発明では、第二軸A2まわりの慣性モーメントである第二モーメントを、第一軸A1まわりの慣性モーメントである第一モーメント及び第三軸A3まわりの慣性モーメントである第三モーメントよりも大きくしたので、第二モーメントの基準軸である第二軸A2まわりのヘッドの回転が安定し、これによりストローク時のヘッドの回転が安定する。ストローク時のヘッドの回転が安定すると、ヘッドの挙動が安定することとなるため、スムースなストロークが可能となる。また、第二軸A2まわりの回転はインパクト時におけるフェースの向きを変化させるが、この回転が安定することによりインパクト時におけるフェースの向きが安定し、再現性の高いストロークを可能とする。
また、テークバック中、特にテークバックの開始時点では、振り幅が非常に小さいので、第一軸A1及び第三軸A3の回転はさらに少なくなり、その結果、相対的に第二軸A2まわりの回転が特に大きな割合を占めることとなると考えられる。一方、ストロークの始動時というのは、静止状態のアドレス姿勢から動作状態のスイングに移行する時点であり、このような静から動への移行はスイングにおいて難しい局面と言われている。したがって、テークバック時に静止状態から動作状態へと円滑に移行できるか否かはスムースなストロークをする上で非常に重要と言える。本発明はテークバックの開始時点において特に有効であるため、静止状態のアドレス姿勢から動作状態のスイングへの移行を円滑にし、よりスムースなストロークをすることを可能とする。
なお、これら第一軸A1、第二軸A2及び第三軸A3の三つの軸は、慣性主軸と通常、完全には一致しないが、近似的に前記オイラー方程式からの結論を適用できると考えられる。またそのように考えることによって、後述の実施例による試験結果が説明できることになる。
本発明は、第二モーメントが第一モーメント及び第三モーメントよりも大き且つ、第一モーメントと第三モーメントのうちの大きい方の慣性モーメントを第二モーメントから引いた値が500(g・cm)以上である。この値は、好ましくは900(g・cm)以上が良く、さらに好ましくは1500(g・cm)以上が良く、さらに好ましくは1800(g・cm)以上がよい。この値が大きいほど第二軸A2まわりのヘッドの回転運動が安定するが、この値が大きすぎるとヘッドの重量が大きくなりすぎたり、ヘッド形状に違和感が生じる場合があるので、好ましくは2000(g・cm)以下がよい。なお、パター用ヘッドの重量は通常300g〜360g程度である。
また、第二モーメントの値は3300(g・cm)以上が好ましく、3500(g・cm)以上がより好ましく、さらには3700(g・cm)以上が好ましい。この値が大きいほど第二モーメントを第一モーメント及び第三モーメントよりも大きくし易くなるが、大きすぎるとヘッドの重量が大きくなりすぎたり、ヘッド形状に違和感が生じる場合があるので、好ましくは6200(g・cm)以下がよく、更に好ましくは5500(g・cm)以下がよく、より好ましくは5100(g・cm)以下がよい。
ヘッドの材質は特に問わず、ゴルフパター用ヘッドとして通常用いられている材質を使用できる。ヘッド本体の材質としては、例えば、真鍮、軟鉄等の鉄系金属、ステンレス、アルミ合金、チタン、チタン合金等を使用可能である。この中でも特に、加工性の良い真鍮や、耐食性が良いステンレスが好適に用いられる。これらの材質を単一で、又は複合して用いることができる。また、前述の実施形態のように重量部材9を用いる場合、この重量部材9の材質としては、真鍮、タングステン、W−NiやW−Cu等のタングステン合金、等を使用することができる。
(実施例)
本発明の効果を実施例により確認した。各実施例は、図1〜図4に示すヘッドと同様のヘッド形態とし、ヘッド幅Wh、ヘッド長さLh、ヘッド本体の材質(比重)、重量部材9の材質(比重)、重量部材9の配置位置、重量部材9の有無、を種々変更することにより、実施例1〜12のヘッドを作製した。これらを従来例1〜13と比較した。従来例1〜13はいずれも市販品である。これらを比較して試験した結果を表1に示す。
試験は、全ての実施例及び従来例に同一のシャフト及び同一のグリップを装着した上で、フィーリングテストとインパクト時フェース角度測定の2項目について行った。フィーリングテストは、実際にゴルファーがパッティングを行い5点法により評価した。即ち、ストロークがスムースと感じたものほど高い点数とし、ストロークがスムースでないものほど低い点数として1点〜5点の5段階で各テスターが点数をつけるという方法で評価した。また、テスターはハンディキャップ5〜15の合計20名とし、20名の評価を平均した数値を評価値とした。
インパクト時のフェース角度は、ハンディキャップ5〜15の合計20名に、目標までの距離を1mとして、それぞれ三回ずつパッティングしてもらい測定したデータの平均値とした。即ち各ヘッドの評価値は60個のデータの平均値である。測定は、実際のパッティングストロークにおけるインパクト直前のヘッドの状態をヘッドの上方から写真撮影し、この写真からフェース面の角度を読みとるという方法により測定した。角度は、目標に対してフェース面が直角である場合を0度とし、この直角方向から角度を有している場合にはその角度を測定した。目標に対してフェース面が開いていても閉じていても角度の値をプラスとして測定した。
Figure 0003984933
第一〜第三モーメントの測定は、INETIA DYNAMICS.INC社製のMODEL NUMBER RK/005−002という慣性モーメント測定器により測定した。測定は、ヘッドの各軸が慣性モーメント測定器の回転軸に一致するようにヘッドを粘土にて固定して行った。測定手順は、先ずヘッドを粘土にて固定した状態で慣性モーメントを測定し、次に、この粘土の形状を変えないようにしてヘッドを取り除き、粘土のみの慣性モーメントを測定した。これらの値からヘッドのみの慣性モーメントを計算した。
表1中、第一モーメントをI1とし、第二モーメントをI2とし、第三モーメントをI3とした。この表1に示すように、市販品である従来例1乃至従来例13では、不等式I3>I2>I1が成立している。即ち、全ての従来例において、第三モーメントI3が最も大きく、次いで第二モーメントI2が大きく、第一モーメントI1が最も小さい。これに対して実施例1乃至実施例12は、いずれも不等式I2>I3>I1が成立している。即ち、全ての実施例において、第二モーメントI2が最も大きく、次いで第三モーメントI3が大きく、第一モーメントI1が最も小さい。
フィーリング評価に関しては、実施例はいずれも従来例よりフィーリング評価点が高くなっている。これは、実施例は従来例と比較して第二軸A2まわりのヘッドの回転が安定しているため、ストローク時のヘッドの挙動が安定し、ストロークがスムースになったためと考えられる。また、実施例はいずれも従来例よりインパクト時のフェース角度が小さくなっている。これは、インパクト時において、従来例よりも実施例のほうが、フェース面がより正確に目標に向いていることを意味する。第二軸A2まわりのヘッドの回転はフェースの向きを大きく変化させるが、実施例では従来例と比較して第二軸A2まわりのヘッドの回転が安定しているため、インパクト時のフェース角度が安定して目標を向くという結果が得られた。
なお、従来のゴルフパター用ヘッドとして広く知られているものに、例えば図6に示すような所謂トウヒールバランスタイプのパター用ヘッドがある。このヘッドでは、そのトウ部分12及びヒール部分11に重量を集中させることにより、打撃時のヘッドの回転を抑制しスイートエリアの拡大を図っていた。トウ側からヒール側にかけて重量を略一様に配した場合と比較して、ヘッドのトウ側及びヒール側に重量を集中させた場合は、第二軸A2まわりの第二モーメントが大きくなるが、同時に第三軸A3まわりの第三モーメントも大きくなる。従来のトウヒールバランスタイプのパターヘッドでは、第二モーメントが増大すると同時に第三モーメントも増大しており、結果的に第三モーメントが第二モーメントよりも大きくなっていた。このように、従来のパター用ヘッドでは、第二モーメントが第三モーメント及び第一モーメントよりも大きくなることはなかった。従来は第一乃至第三モーメントの三つの軸について何ら考慮しなかった為、第一乃至第三モーメントの相互の大小関係についても当然に考慮していなかった。本発明はこの大小関係を規定したものである。
本発明の一実施形態におけるゴルフパター用ヘッドの斜視図である。 本発明の一実施形態におけるゴルフパター用ヘッドをソール面方向から見た底面図である。 本発明の一実施形態におけるゴルフパター用ヘッドをフェース面方向から見た正面図である。 本発明の一実施形態におけるゴルフパター用ヘッドをヒール側から見た側面図である。 本発明の内容の理解を容易とするため、単純なモデルにより本発明の内容を説明するための図である。 従来のゴルフパター用ヘッドの斜視図である。
符号の説明
2 フェース面
3 前方部
3a フェース裏面凹部
4 後方部
4a トウ部分
4b ヒール部分
4c 中央部
5 ソール面
6 トップ面
7 シャフト孔
8 大段差
9 重量部材
G 重心
A1 第一軸
A2 第二軸
A3 第三軸
Lh ヘッド長さ
Hh ヘッド高さ
Wh ヘッド幅

Claims (3)

  1. 所定のライ角及びロフト角で水平面上に載置された状態において下記の(1)〜(3)で定義される三つの慣性モーメントのうち、第二モーメントが最大となる重量バランスに設定されており
    第一モーメントと第三モーメントのうちの大きい方の慣性モーメントを第二モーメントから引いた値が500(g・cm)以上であり、
    ヘッドは、ボールを打撃する面である平面のフェース面を最前面とする前方部と、この前方部の後方からバックフェース側後方に向かって延在する後方部とからなり、この後方部のトウ部分とヒール部分の間に位置する中央部の、トウ・ヒール方向中央でかつバックフェース寄りの位置に重量部材が設けられており、この重量部材は、当該重量部材以外の部分であるヘッド本体よりも比重が大きく、且つ、
    ヘッドは、ボールを打撃する面である平面のフェース面を最前面とする前方部と、この前方部の後方からバックフェース側後方に向かって延在する後方部とからなり、前記前方部と後方部の底面は連続的に繋がってソール面を形成しており、前記後方部の高さは前記前方部の高さよりも低く、且つ、前記前方部と後方部の境界部において段差が形成されていることを特徴とするゴルフパター用ヘッド。
    (1) 第一モーメント:前記ヘッドの重心を通り且つフェース面及び前記水平面と平行な第一軸まわりの当該ヘッドの慣性モーメント
    (2) 第二モーメント:前記ヘッドの重心を通る鉛直方向の軸である第二軸まわりの当該ヘッドの慣性モーメント
    (3) 第三モーメント:前記ヘッドの重心を通り前記第一軸に垂直で且つ前記第二軸に垂直な第三軸まわりの当該ヘッドの慣性モーメント
  2. 第一モーメントと第三モーメントのうちの大きい方の慣性モーメントを第二モーメントから引いた値が1500(g・cm)以上であることを特徴とする請求項1に記載のゴルフパター用ヘッド。
  3. 第二モーメントが3500(g・cm)以上であることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のゴルフパター用ヘッド。
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