JP3984576B2 - ラミネート装置の搬送機構及び搬送方法 - Google Patents

ラミネート装置の搬送機構及び搬送方法 Download PDF

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Description

本発明は、真空プレスユニット,加熱プレスユニット及び冷却プレスユニット間に、積層基材を収容したワークトレーを順次搬送するためのラミネート装置の搬送機構及び搬送方法に関する。
従来、ICチップ等の電子部品を内蔵した薄型のICカードを製造するラミネート装置は知られており、既に、本出願人も、この種のラミネート装置に用いて好適なICカード製造装置(ラミネート装置)を、特許第3381027号により提案した。
このICカード製造装置は、ICチップ等の電子部品をシート生地材により挟んで構成した積層基材を熱圧着してICカードを製造するものであり、積層基材を両面側から挟んで密封する上挟持部と下挟持部からなる積層基材挟持部と、この積層基材挟持部の内部を脱気する脱気部と、前記積層基材を挟んで脱気されている積層基材挟持部を正規の加熱温度よりも低い予熱温度により昇温する予熱プレス部と、この予熱プレス部から送られ、かつ積層基材を挟んで脱気されている積層基材挟持部を正規の加熱温度により熱圧着する熱圧着プレス部と、この熱圧着プレス部から送られ、かつ積層基材を挟んで脱気されている積層基材挟持部を冷却する冷却プレス部を備える。これにより、積層基材に対する加熱制御及び加圧制御が、異なる予熱プレス部,熱圧着プレス部,冷却プレス部によりそれぞれ独立して行われるため、製造サイクル時間の短縮により、生産性及び量産性の向上、さらには省エネルギ性及び経済性が高められるとともに、積層基材が、密封状態かつ脱気状態の積層基材挟持部の内部に収容されることにより、加熱状態及び加圧状態の連続性が確保、即ち、積層基材に対する保温性と保圧性が確保され、品質及び均質性の向上により、商品性が高められる。
特許第3381027号
しかし、上述したICカード製造装置(ラミネート装置)は、各プレス部が駆動軸部を中心に回転する回転搬送方式を採用するため、この回転搬送方式に伴う不具合も存在する。具体的には、各プレス部は、駆動軸部を中心にその周りに配されるため、他の処理工程(プレス部等)を追加する場合、装置全体の設計変更が必要になるとともに、追加できる数にも限界があり、発展性に難がある。また、積層基材を容易にサイズアップできないため、設計自由度に難があり、積層基材のサイズ面から量産性向上を図りにくい。さらに、各プレス部は、駆動軸部を中心に回転するため、例えば、任意の処理工程を監視している場合、他の処理工程の監視ができにくいなど、工程全体の監視を容易かつ効率的に行うことができないとともに、監視やメンテナンス等に伴うオペレータの移動距離(作業動線)も長くなる。
一方、これらの不具合は、直進搬送方式の採用により回避できるが、通常、直進搬送方式は、ベルトコンベア等の大掛かりな搬送機構が必要になり、構成の複雑化,大型化及び高コスト化を招くとともに、特に、ラミネート装置(ICカード製造装置)のように、ユニット化した予熱プレス部,熱圧着プレス部,冷却プレス部等を順次配設する場合には、搬送機構の設置を容易に行うことができないとともに、積層基材(積層基材挟持部)を各プレス部の定位置まで高い精度で搬送しにくい問題がある。
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を解決したラミネート装置の搬送機構及び搬送方法の提供を目的とするものである。
本発明に係るラミネート装置Mの搬送機構1は、上述した課題を解決するため、積層基材Wを収容したワークトレー2の内部の密閉空間Kを真空吸引する真空プレスユニット3,この真空プレスユニット3を経たワークトレー2を加熱及び加圧する加熱プレスユニット4,この加熱プレスユニット4を経たワークトレー2を冷却する冷却プレスユニット5間に付設してワークトレー2を順次搬送する搬送機構であって、各プレスユニット3,4,5に、上側に固定して配した上加圧盤3u,4u,5uと下側に配した昇降する下加圧盤3d,4d,5dをそれぞれ設けるとともに、各プレスユニット3,4,5間に跨がり、かつ搬送するワークトレー2…を各プレスユニット3,4,5にセットする搬送方向Dmにおける前進位置Xfとこの前進位置Xfよりも一タクト分後方に位置する後退位置Xrへ選択的に移動可能な搬送キャリア6p,6qを設け、この搬送キャリア6p,6qの高さを下加圧盤3d,4d,5dが下降した際に当該下加圧盤3d,4d,5dの上方に位置するワークトレー2…を支持し、かつ下加圧盤3d,4d,5dが上昇した際に当該下加圧盤3d,4d,5dに支持されるワークトレー2…よりも下方に位置するように設定してなることを特徴とする。
また、本発明に係るラミネート装置Mの搬送方法は、前述した課題を解決するため、真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5間にワークトレー2を順次搬送するに際し、各プレスユニット3,4,5に、上側に固定して配した上加圧盤3u,4u,5uと下側に配した昇降する下加圧盤3d,4d,5dをそれぞれ設けるとともに、各プレスユニット3,4,5間に跨がり、かつ搬送するワークトレー2…を各プレスユニット3,4,5にセットする搬送方向Dmにおける前進位置Xfとこの前進位置Xfよりも一タクト分後方に位置する後退位置Xrへ選択的に移動可能な搬送キャリア6p,6qを設け、下加圧盤3d,4d,5dを上昇させた際に、搬送キャリア6p,6qを後退位置Xrへ移動させ、かつ下加圧盤3d,4d,5dを下降させた際に、搬送キャリア6p,6qを前進位置Xfへ移動させることにより、ワークトレー2を順次搬送することを特徴とする。
これにより、本発明に係るラミネート装置Mの搬送機構1及び搬送方法は、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 搬送キャリア6p,6qの搬送動作は、水平方向への単なる往復移動のみでよいため、構成の簡略化,小型化及び低コスト化を図れるとともに、特に、真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5を順次配設した場合であっても容易に設置することができる。
(2) 積層基材W(ワークトレー2)を各プレスユニット3,4,5の定位置まで高い精度で搬送することができるとともに、位置決め部を設ける場合であっても位置決め部の機構を簡略化することができる。
本発明に係るラミネート装置Mの搬送機構1及び搬送方法によれば、最良の形態により、ワークトレー2の左右の端部を支持する左右一対の搬送キャリア6p,6qを備える。また、真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5には、ワークトレー2の前後の端部を支持することにより当該ワークトレー2を所定高さまで上昇させるリフタ7…を備える。これにより、下加圧盤3d,4d,5dを上昇させる前に、ワークトレー2の良否判定を行う場合、ワークトレー2を必要な高さまで上昇させることができるとともに、ワークトレー2が不良トレーと判定され、以後の加圧処理を中止する場合であっても、ワークトレー2を搬送キャリア6p,6qから離し、搬送キャリア6p,6qを移動させることができる。さらに、リフタ7…とワークトレー2間には、相係合することによりワークトレー2の位置決めを行う位置決め部9…を備える。これにより、リフタ7…は、ワークトレー2を上昇させる機能と位置決めを行う機能を兼ねるため、位置決め部9…の構成簡略化を図ることができる。
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施例に係る搬送機構1を備えるラミネート装置Mの構成について、図1〜図13を参照して説明する。
最初に、ラミネート装置Mで用いるワークトレー2及び積層基材Wについて、図3〜図5を参照して説明する。
図3は、ICカードを製造するための積層基材Wの分解図を示す。図3において、Eは部品シートであり、この部品シートE上には、ICチップEiとアンテナEaを有する電子部品が、縦横に配列された状態で複数実装される。そして、部品シートEは、上下一対のシート生地材Ca,Cbにより挟まれる。各シート生地材Ca,Cbは、例えば、外側の樹脂シート(ポリエチレンテレフタレート等)及びこの内側の不織布を有し、各シート生地材Ca,Cbの内面には接着剤が塗布されている。このような積層基材Wは別工程で製造され、積層された部品シートE及びシート生地材Ca,Cbは複数位置がスポット溶接等により仮固定されている。
他方、図4及び図5は、この積層基材Wを収容するワークトレー2を示す。ワークトレー2は、下側のトレー部2tと、このトレー部2tの上面に重なる上側のカバー部2cを備える。トレー部2tは、アルミニウム材等により枠形に構成した支持フレーム部11と、平板により形成した矩形のトレー本体部12を備える。トレー本体部12は、四辺から突出した複数の係合片12s…を有し、この係合片12s…が支持フレーム部11に係合する。この場合、支持フレーム部11の上面における所定位置に複数の係合凹部を設け、各係合凹部に係合片12s…を収容するとともに、各係合凹部をカバープレート11c…で覆うことにより、各係合片12s…を支持フレーム部11に係合させることができる。これにより、支持フレーム部11の内側にトレー本体部12が支持される。また、カバー部2cは、平板により形成するとともに、トレー本体部12とほぼ同じ大きさの矩形に形成し、下面には四辺に沿った一定の厚さを有する矩形枠状のシール部13を固着する。なお、トレー部2t及びカバー部2cは、一定の厚さを有するステンレス材等により形成することができ、厚さは3〔mm〕以内、望ましくは1〔mm〕程度が好適である。これにより、トレー本体部12の上面に積層基材Wを載せ、上からカバー部2cを重ねれば、トレー本体部12とカバー部2c間には、積層基材Wを収容した密閉空間Kが形成される。
一方、支持フレーム部11の搬送方向における右側の隅部には、真空接続部15を設ける。この真空接続部15は、上面に被吸着面16fを有する接続体部16と、この接続体部16とトレー本体部12に形成した吸気孔12oを接続する接続通路部17を備え、被吸着面16fに開口する真空接続口16foとトレー本体部12の下面側に開口する吸気孔12oは通気路により連通接続する。この場合、接続体部16には、通気路に接続された逆止弁を内蔵するとともに、この逆止弁の機能を解除する解除操作部を備える。また、支持フレーム部11の左右のフレームメンバ11p,11qには、円筒形の真空タンク18p,18qを設置し、一方の真空タンク18qは、接続体部16の内部における通気路に直接接続するとともに、他方の真空タンク18pは、支持フレーム部11の左側の隅部に設けた真空接続部19を介してワークトレー2の密閉空間Kに接続される。この真空接続部19は、真空接続部15と同様の接続体部20と接続通路部21を有するが、被吸着面16f等は備えておらず、密閉空間Kと真空タンク18pを接続するのみである。
さらに、接続体部20の上面には、被検出子22を設ける。この被検出子22は、接続体部20に挿通させたシャフト部22sと、このシャフト部22sの上端に設け、後述する検出部73により検出されるヘッド部22hを有し、接続体部20に対して上方へ引き出した検出位置Xd(図10参照)と下方へ押し込んだ非検出位置Xn(図11参照)へ選択的に変位させることができる。これにより、被検出子22が検出位置Xdにあるときは、検出部73により検出されるとともに、非検出位置Xnにあるときは、検出部73により検出されなくなる。また、支持フレーム部11における前後のフレームメンバ11f,11rには、それぞれ左右一対ずつ計四つの位置決め孔23…を形成する。
次に、ラミネート装置Mの本体側の構成について、図1,図6〜図13を参照して説明する。
図6は、ラミネート装置Mの全体構成を示す。ラミネート装置Mは、同図に示すように、平面方向から見て全体が矩形枠状(ロの字形)となる搬送路Rを有する。この搬送路Rは、水平面上に平行に配した処理搬送部Rpと戻搬送部Rrを備えるとともに、処理搬送部Rpと戻搬送部Rrの一端側間に配した導入搬送部Riと、処理搬送部Rpと戻搬送部Rrの他端側間に配した排出搬送部Roを備え、これにより、全体が矩形枠状の搬送路Rとなる。そして、この処理搬送部Rpを本実施例に係る搬送機構1により構成する。
戻搬送部Rrは、搬送方向に対し、左右一対のガイドレール31p,31qと、このガイドレール31p,31qの内側に配した複数の搬送ローラ機構32…を備える。また、処理搬送部Rpは、搬送方向に対し、左右一対の搬送キャリア6p,6qを備え、この搬送キャリア6p,6qは、駆動部33…により搬送方向における前後(矢印Dm方向)の二位置へ選択的に移動させることができ、図6中、実線の搬送キャリア6p,6qが後退位置Xr、仮想線の搬送キャリア6ps,6qsが前進位置Xfとなる。この搬送キャリア6p,6qには、ワークトレー2の左右両端、即ち、支持フレーム部11における左右のフレームメンバ11p,11qを載置することができる。
一方、導入搬送部Riは、各ガイドレール31p,31q及び各搬送キャリア6p,6q間に配した複数の搬送ローラ機構34r…を有する搬送機構34を備え、この搬送機構34は、上下方向における二位置へ選択的に昇降させることができる。また、排出搬送部Roは、各ガイドレール31p,31q及び各搬送キャリア6p,6q間に配した複数の搬送ローラ機構35r…を有する搬送機構35を備え、この搬送機構35は、上下方向における二位置へ選択的に昇降させることができる。
そして、導入搬送部Riの始点となる搬送路Rにおける隅部には、ワークトレー2に積層基材Wを装填する装填部36を配設する。装填部36は、ワークトレー2における上側のカバー部2cを下側のトレー部2tに対して着脱するカバー着脱部37を備え、このカバー着脱部37は、先端に吸着部を有する着脱アーム38と、この着脱アーム38の後端を所定角度回転させる回転駆動部39を有する。また、処理搬送部Rpの始点となる搬送路Rにおける次の隅部には、ワークトレー2の待機部40を設けるとともに、排出搬送部Roの始点となる搬送路Rにおける次の隅部には、ワークトレー2の排出部41を設ける。さらに、待機部40と排出部41間には、真空吸引工程S1,熱圧着工程S2及び冷却工程S3を順次配設する。この真空吸引工程S1,熱圧着工程S2及び冷却工程S3には、それぞれ真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5を備える。
次に、各プレスユニット3〜5の構成について具体的に説明する。図7〜図11は、加熱プレスユニット4の構成を示す。この加熱プレスユニット4は、図7及び図8に示すように、上下に離間して配した上支持盤51と下支持盤52を備え、連結シャフト53…により連結されている。そして、上支持盤51の下面には、加熱ヒータを内蔵する上加圧盤(上熱盤)4uを固定する。上加圧盤4uの下面は平坦面であり、クッションシート54uが貼着されている。一方、この上加圧盤4uの下方には、対向する下加圧盤(下熱盤)4dを配する。そして、この下加圧盤4dは加圧機構55により昇降可能に支持される。この下加圧盤4dも上加圧盤4uと同様に、加熱ヒータを内蔵するとともに、上面は平坦面であり、クッションシート54dが貼着されている。なお、加圧機構55は、下支持盤52の下面に固定した六つの加圧シリンダ56a,56b,56c,56d…を備え、各加圧シリンダ56a…は、三つずつ二列にして対称的に配する。各加圧シリンダ56a…のシリンダロッド56ar…は、下支持盤52の内部を貫通させ、上面から上方へ突出させるとともに、先端面を、下加圧盤4dの下面に固定した対応する各当接板57…に当接させる。また、58は、下支持盤52の下面に取付けた補助シリンダであり、この補助シリンダ58のピストンロッド58rは、リンク機構59を介して下加圧盤4dに結合する。これにより、補助シリンダ58は、加圧時に加圧シリンダ56a…の加圧力を補助するとともに、加圧解除時に下加圧盤4dを下降させる。
他方、下支持盤52には、エアシリンダを用いた四つのリフタ7…をワークトレー2に設けた四つの位置決め孔23…に対応して設置する。これにより、リフタ7…は、ワークトレー2の前後の端部、即ち、支持フレーム部11の前後のフレームメンバ11f,11rを支持することにより当該ワークトレー2を所定の高さまで上昇させる機能を備えるとともに、図11に示すように、ピストンロッド7r…の上端に設けた位置決め凸部62…がワークトレー2の各位置決め孔23…に係合し、下加圧盤4dとワークトレー2間の位置決めを行う機能を兼ねている。この位置決め凸部62…と位置決め孔23…は、位置決め部9…を構成する。
また、加熱プレスユニット4には、真空処理部60を備える。真空処理部60は、図9に示すように、上支持盤51の搬送方向に対して右側に固定した吸盤シリンダ(エアシリンダ)63を備え、この吸盤シリンダ63におけるピストンロッド63rの先端には、ワークトレー2に設けた被吸着面16fに対して吸着する吸盤64を備える。この吸盤64は、制御弁65を介して真空ポンプを用いた真空装置66に接続するとともに、吸盤64に接続した真空ライン64Lには、真空圧計67を接続する。一方、吸盤シリンダ63は、制御弁68を介して空気圧源101に接続する。102は、制御部であり、制御弁64及び68を制御するとともに、真空圧計67により検出された検出結果は、制御部102に入力する。各リフタ7…も、制御弁69を介して空気圧源101に接続する。この制御弁69も制御部102により制御される。
さらに、加熱プレスユニット4には、エラー処理部70を備える。エラー処理部70は、図10に示すように、上支持盤51の搬送方向に対して左側に固定した操作シリンダ(エアシリンダ)71を備え、この操作シリンダ71におけるピストンロッド71rの先端には、ワークトレー2に設けた被検出子22のヘッド部22hを下方へ押し込む押子72を有する。また、操作シリンダ71の近傍には、ヘッド部22hを検出するための近接スイッチ等を用いた検出部73を配設する。操作シリンダ71は、制御弁74を介して空気圧源101に接続する。102は、制御部であり、制御弁74を制御するとともに、検出部73により検出された検出結果は、制御部102に入力する。これにより、図10に示すように、ワークトレー2の被検出子22が、接続体部20に対して上方へ引き出した検出位置Xdにあるときは、ヘッド部22hが検出部73に近接し、検出部73により検出されるとともに、図11に示すように、操作シリンダ71により押子72を仮想線で示す位置へ下降させ、被検出子22を接続体部20に対して下方へ押し込んだ場合には、被検出子22は、図11に示す非検出位置Xnに変位し、ヘッド部22hが検出部73から離れることにより、検出部73によっては検出されなくなる。
一方、図12及び図13は、真空プレスユニット3の構成を示す。この真空プレスユニット3は、上下に離間して配した上支持盤81と下支持盤82を備え、連結シャフト83…により連結されている。そして、上支持盤81の下面には、上加圧盤3uを固定する。上加圧盤3uの下面は平坦面であり、クッションシート84uが貼着されている。また、上加圧盤3uの下方には、対向する下加圧盤3dを配し、この下加圧盤3dは、下支持盤82の上面に固定した加圧シリンダ85により昇降可能に支持される。この下加圧盤3dも上加圧盤3uと同様に、上面は平坦面であり、クッションシート84dが貼着されている。その他、上述した加熱プレスユニット4と同様に、四つのリフタ7…,真空処理部86及びエラー処理部87を備えている。
なお、冷却プレスユニット5の構成は、加熱プレスユニット4と基本的に同じとなるが、加熱プレスユニット4における加熱ヒータを内蔵する上加圧盤(上熱盤)4u及び下加圧盤(下熱盤)4dの代わりに、冷却手段(水冷のためのウォータジャケット等)を内蔵する上加圧盤5u及び下加熱盤5dを備える点が異なる。
そして、これらの真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5は、それぞれ独立したユニットとして構成する。したがって、各プレスユニット3〜5を、図6に示すように、基台91に設置する場合には、各プレスユニット3〜5を、基台91上に順次定位置に取付け、この後、搬送キャリア6p,6qを組付ける。この場合、各プレスユニット3〜5における下支持盤52,82…に、レール支持部92p…,92q…を取付け、このレール支持部92p…,92q…の上端に、駆動部33…を介して各搬送キャリア6p,6qを支持する。このため、各搬送キャリア6p,6qは、それぞれ各プレスユニット3〜5に跨がる一本のレール部材を用いる。また、各搬送キャリア6p,6qの高さは、下加圧盤3d,4d,5dが下降した際に当該下加圧盤3d,4d,5dの上方に位置するワークトレー2…を支持し、かつ下加圧盤3d,4d,5dが上昇した際に当該下加圧盤3d,4d,5dに支持されるワークトレー2…よりも下方に位置するように設定する。なお、駆動部33…は、サーボモータを利用して直進駆動機構を構成できる。その他、図6中、95は搬送路Rの周囲に配した安全ウォールを示す。
このように、真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5は、それぞれ独立したユニットとして構成され、しかも、矩形枠状に設けた搬送路Rの一辺に、真空プレスユニット3(真空吸引工程S1),加熱プレスユニット4(熱圧着工程S2)及び冷却プレスユニット5(冷却工程S3)を順次配設するため、各処理工程S1〜S3の変更や他の処理工程(予熱工程,第二熱圧着工程等)の追加を搬送路Rの長さ変更程度の設計変更により容易に対応できるとともに、任意数の追加が可能になり、発展性に優れる。また、積層基材Wのサイズ、特に、搬送方向のサイズを任意に設定できるなど、高い設計自由度を得れるとともに、量産性向上に寄与できる。さらに、定位置で全処理工程(S1〜S3)を監視できるなど、工程全体の監視を容易かつ効率的に行うことができるとともに、監視やメンテナンス等に伴うオペレータの移動距離(作業動線)を短縮することができる。
次に、本実施例に係る搬送機構1の動作(搬送方法)を含むラミネート装置Mの動作について、図1〜図13を参照して説明する。
全体的な概略動作としては、ワークトレー2が搬送路Rに沿って循環搬送されるとともに、積層基材Wが装填部36においてワークトレー2に装填(収容)され、真空プレスユニット3(真空吸引工程S1),加熱プレスユニット4(熱圧着工程S2)及び冷却プレスユニット5(冷却工程S3)を経てラミネート処理される。図6中、矢印F1,F2,F3,F4は、ワークトレー2の搬送方向を示す。
最初に、通常動作について、図1を参照して説明する。今、ワークトレー2が戻搬送部Rrを経て装填部36に戻された状態を想定する。これにより、カバー装填部37の着脱アーム38が回転駆動部39によって図6に実線で示す吸着位置へ回転変位し、先端の吸着部によりワークトレー2のカバー部2cの上面を吸着する。この後、着脱アーム38は逆方向に所定角度回転変位し、カバー部2cを吸着したまま図6に仮想線で示す待機位置で待機する。これにより、トレー部2tからカバー部2cが離脱する。なお、ワークトレー2が排出部41から装填部36に戻される間に、ワークトレー2に備える解除操作部が操作され、逆止弁の機能が解除される。これにより、密閉空間Kの真空状態が解除され、大気圧に戻される。また、ワークトレー2の被検出子22が非検出位置Xnに変位した不良トレーとして戻った場合には、ワークトレー2の交換を行い、不良チェックを行う。
一方、トレー部2tからカバー部2cが離脱したなら、ラミネート処理された積層基材Wを取出すとともに、予め準備した処理前の積層基材Wをトレー部2tの上面にセットする。セットする方向を、図6において矢印Dwで示す。この場合、自動でセットしてもよいし、手動によりセットしてもよい。手動によりセットした場合には、不図示のスタートボタンを押すことにより、着脱アーム38が吸着位置へ回転変位し、カバー部2cをトレー部2tの上に載置するとともに、載置したなら着脱アーム38は待機位置まで戻される。これにより、積層基材Wは、トレー部2tとカバー部2c間に収容される。このように、積層基材Wをワークトレー2に収容することにより、各プレスユニット3〜5間の移動時における保温性及び保圧性が確保される。
次いで、導入搬送部Riにおける搬送機構34が上昇し、搬送ローラ機構34r…の回転動作により、ワークトレー2は待機部40まで搬送される。この際、ワークトレー2は、ガイドレール31p及び搬送キャリア6qを跨いで通過する。図1(a)は、真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5における全処理が終了し、下加圧盤3d,4d,5dが下降している状態を示している。この場合、搬送キャリア6p,6qは後退位置にあり、導入搬送部Riを搬送されたワークトレー2は、待機部40における搬送キャリア6p,6q上に載置される。真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5における処理の終了した各ワークトレー2…も、下加圧盤3d,4d,5dが下降していることにより、搬送キャリア6p,6q上に載置される。
したがって、駆動部33…を駆動制御して搬送キャリア6p,6qを、図6に仮想線で示す搬送キャリア6ps,6qsの位置(前進位置Xf)まで一タクト分移動させれば、待機部40のワークトレー2は真空プレスユニット3にセットされ、真空プレスユニット3のワークトレー2は加熱プレスユニット4にセットされ、加熱プレスユニット4のワークトレー2は冷却プレスユニット5にセットされ、冷却プレスユニット5のワークトレー2は排出部41にセットされる。この状態を図1(b)に示す。このように、搬送キャリア6p,6qの搬送動作は、水平方向への単なる往復移動のみであり、このときの移動ストローク(一タクト分)は、予め正確に設定されている。
各ワークトレー2が次工程となる各ユニット3〜5にセットされたなら、最初に真空圧の判定処理が行われる。この場合、図7及び図8に示す加熱プレスユニット4では、リフタ7…により、ワークトレー2を一旦所定の高さまで上昇させる。真空プレスユニット3及び冷却プレスユニット5においても、同様にリフタ7…により、各ワークトレー2…を一旦所定の高さまで上昇させる。この状態を図1(c)に示す。この際、検出部73により、ワークトレー2における被検出子22の検出が行われ、被検出子22が検出位置Xdにある場合には、前工程において正常に真空吸引されたことを確認できるため、真空圧の判定処理が行われるとともに、被検出子22が非検出位置Xnにある場合には、前工程で既に不良トレーと判定されているため、真空圧の判定処理は行わない。
判定処理に際しては、吸盤シリンダ63により吸盤64が下降し、ワークトレー2に設けた被吸着面16fに吸着する。吸盤64は、真空装置66に接続されているため、この真空装置66によりワークトレー2の密閉空間Kが真空吸引される。そして、真空吸引時に、ワークトレー2に漏れ等の異常がないか否かの判定(検査)が行われる。この場合、真空ライン64Lに接続された真空圧計67により真空圧が検出され、正常値を満たしているか否か判定される。例えば、加熱プレスユニット4の真空圧の正常値が−96〔kPa〕に設定されている場合、−96〔kPa〕に満たないときは、不良トレーと判定する。不良トレーと判定された場合には、図10に示す操作シリンダ71により押子72を下降させ、ワークトレー2の被検出子22を下方へ押し込むことにより、図11に示す非検出位置Xnに変位させる。したがって、次の冷却工程では検出部(73)により検出されなくなり、真空圧の判定処理をはじめ全ての冷却処理は行われない。
以上、加熱プレスユニット4における真空圧の判定処理を説明したが、真空プレスユニット3及び冷却プレスユニット5においても同様に行われる。この場合、冷却プレスユニット5における真空圧の正常値(例えば、−75〔kPa〕)は、加熱プレスユニット4の真空圧よりも低く設定される。また、真空プレスユニット3に接続される真空装置は、冷却プレスユニット5と共通の真空装置を用いる。したがって、真空圧の正常値は、冷却プレスユニット5における真空圧の正常値と同じになる。真空プレスユニット3では、大気圧の状態から密閉空間Kに対する真空吸引処理が行われるため、真空吸引を開始した後、設定時間が経過しても−75〔kPa〕に達しない場合に、不良トレーと判定する。
真空圧の判定処理が終了したなら各下加圧盤3d,4d,5dを上昇させる。これにより、各ワークトレー2…は、上加圧盤3u,4u,5uと下加圧盤3d,4d,5d間に挟まれて加圧処理が行われる。この状態を図1(d)に示す。この際、ワークトレー2の真空圧が正常値を満たしていないとき、即ち、不良トレーと判定されている場合、対応する下加圧盤3d…は上昇しない。そして、真空プレスユニット3では、真空吸引処理が行われ、ワークトレー2の密閉空間Kが真空吸引されることにより、積層基材Wの内部に含まれる気泡が完全に除去される。また、加熱プレスユニット4では後に詳細に説明する熱圧着処理が行われるとともに、冷却プレスユニット5では冷却処理が行われる。
一方、排出部41のワークトレー2は、排出搬送部Roにおける搬送機構35が上昇し、搬送ローラ機構35r…の回転動作により、戻搬送部Rr上に搬送される。この際、ワークトレー2は、搬送キャリア6q及びガイドレール31pを跨いで通過する。この状態では、下加圧盤3d,4d,5dと一緒に各ワークトレー2…が上昇し、搬送キャリア6p,6qから離れているとともに、不良トレーは、リフタ7…で支持されることにより、搬送キャリア6p,6qから離れているため、図1(e)に示すように、駆動部33…を駆動制御して搬送キャリア6p,6qを図6に実線で示す後退位置Xrまで移動させる。
この後、真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5における全処理が終了したなら、下加圧盤3d,4d,5dを下降させるとともに、不良トレーのリフタ7…を下降させる。この状態を図1(f)に示す。また、この状態では、待機部40に、次のワークトレー2が導入搬送部Riから搬送キャリア6p,6q上に搬送される。この状態は、図1(a)に示した状態と同じになる。したがって、以下、同様の動作が繰り返される。
次に、追込動作について、図2を参照して説明する。この追込動作は、何らかの原因により、装填部36においてワークトレー2の装填漏れが発生した場合、追込動作によってワークトレー2の欠落を解消するものである。
図2(a)は、図1(d)と同じ工程を示している。しかし、図2(a)の場合、装填漏れが発生し、真空プレスユニット3には、ワークトレー2がセットされていない。ワークトレー2がセットされていない場合、検出部73は被検出子22を検出しないため、下加圧盤3dは上昇しない。
この状態において、追込動作を行う場合には、不図示の追込動作ボタンを押せば、図2(b)に示すように、各リフタ7…が下降するとともに、駆動部33…を駆動制御して搬送キャリア6p,6qを図6に実線で示す後退位置Xrまで移動させる。この状態を図2(c)に示す。これにより、次のワークトレー2が装填部36から待機部40に搬送され、搬送キャリア6p,6q上に載置される。そして、待機部40における搬送キャリア6p,6q上に次のワークトレー2が載置されたなら、駆動部33…を駆動制御して搬送キャリア6p,6qを図6に仮想線で示す前進位置Xfまで移動させる。この状態を図2(d)に示す。
次いで、各リフタ7…を所定の高さまで上昇させる。これにより、真空プレスユニット3における真空圧の判定処理が行われるとともに、正常の場合には、下加圧盤3dを上昇させて真空吸引処理を行う。この状態を図2(e)に示す。図2(e)は、図1(d)と同じとなる。よって、通常動作に復帰させることができる。
このように、本実施例に係る搬送機構1は、真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5に、上側に固定して配した上加圧盤3u,4u,5uと下側に配した昇降する下加圧盤3d,4d,5dをそれぞれ設けるとともに、各プレスユニット3,4,5間に跨がり、かつ搬送方向Dmにおける前進位置Xfと後退位置Xrへ選択的に移動可能な搬送キャリア6p,6qを設け、この搬送キャリア6p,6qの高さを下加圧盤3d,4d,5dが下降した際に当該下加圧盤3d,4d,5dの上方に位置するワークトレー2…を支持し、かつ下加圧盤3d,4d,5dが上昇した際に当該下加圧盤3d,4d,5dに支持されるワークトレー2よりも下方に位置するように設定し、また、本実施例に係る搬送方法は、下加圧盤3d,4d,5dを上昇させた際に、搬送キャリア6p,6qを後退位置Xrへ移動させ、かつ下加圧盤3d,4d,5dを下降させた際に、搬送キャリア6p,6qを前進位置Xfへ移動させることにより、ワークトレー2を順次搬送するようにしたため、搬送キャリア6p,6qの搬送動作は、水平方向への単なる往復移動のみで足り、構成の簡略化,小型化及び低コスト化を図ることができるとともに、真空プレスユニット3,加熱プレスユニット4及び冷却プレスユニット5間に容易に設置することができる。しかも、積層基材W(ワークトレー2)を各プレスユニット3,4,5の定位置まで高い精度で搬送することができるとともに、位置決め部9…の機構も簡略化することができる。さらに、何らかの原因により、装填部36においてワークトレー2の装填漏れが発生した場合にも、追込動作によってワークトレー2の欠落を容易に解消することができる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明は、このような実施例に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、必要により予熱工程や第二熱圧着工程等の他の処理工程を設けることができる。また、積層基材WとしてはICカードに用いて好適であるが、他の任意のカード類に適用できる。
本発明の好適な実施例に係る搬送機構の模式図を含むラミネート装置の通常動作時の動作説明図、 同ラミネート装置の追込動作時の動作説明図、 同ラミネート装置によりラミネートする積層基材の一部分解斜視図、 同ラミネート装置におけるワークトレー(トレー部)の平面図、 同ラミネート装置におけるワークトレーの背面図、 同ラミネート装置の全体構成を示す平面図、 同ラミネート装置に備える加熱プレスユニットの一部断面背面図、 同加熱プレスユニットの側面図、 同加熱プレスユニットに備える真空処理部の構成図、 同加熱プレスユニットに備えるエラー処理部の構成図、 同エラー処理部により被検出子を押し込んだ状態の構成図、 同ラミネート装置に備える真空プレスユニットの背面図、 同真空プレスユニットの側面図、
符号の説明
1 搬送機構
2 ワークトレー
3 真空プレスユニット
3u… 上加圧盤
3d… 下加圧盤
4 加熱プレスユニット
5 冷却プレスユニット
6p… 搬送キャリア
7… リフタ
9… 位置決め部
M ラミネート装置
W 積層基材
K 密閉空間
Dm 搬送方向
Xf 前進位置
Xr 後退位置

Claims (6)

  1. 積層基材を収容したワークトレーの内部の密閉空間を真空吸引する真空プレスユニット,この真空プレスユニットを経た前記ワークトレーを加熱及び加圧する加熱プレスユニット,この加熱プレスユニットを経た前記ワークトレーを冷却する冷却プレスユニット間に付設して前記ワークトレーを順次搬送するラミネート装置の搬送機構において、各プレスユニットに、上側に固定して配した上加圧盤と下側に配した昇降する下加圧盤をそれぞれ設けるとともに、各プレスユニット間に跨がり、かつ搬送する前記ワークトレーを各プレスユニットにセットする搬送方向における前進位置とこの前進位置よりも一タクト分後方に位置する後退位置へ選択的に移動可能な搬送キャリアを設け、この搬送キャリアの高さを前記下加圧盤が下降した際に当該下加圧盤の上方に位置するワークトレーを支持し、かつ前記下加圧盤が上昇した際に当該下加圧盤に支持されるワークトレーよりも下方に位置するように設定してなることを特徴とするラミネート装置の搬送機構。
  2. 前記ワークトレーの左右の端部を支持する左右一対の搬送キャリアを備えることを特徴とする請求項1記載のラミネート装置の搬送機構。
  3. 前記真空プレスユニット,前記加熱プレスユニット及び前記冷却プレスユニットには、前記ワークトレーの前後の端部を支持することにより当該ワークトレーを所定高さまで上昇させるリフタを備えることを特徴とする請求項1記載のラミネート装置の搬送機構。
  4. 前記リフタと前記ワークトレー間には、相係合することにより前記ワークトレーの位置決めを行う位置決め部を備えることを特徴とする請求項1記載のラミネート装置の搬送機構。
  5. 積層基材を収容したワークトレーの内部の密閉空間を真空吸引する真空プレスユニット,この真空プレスユニットを経た前記ワークトレーを加熱及び加圧する加熱プレスユニット,この加熱プレスユニットを経た前記ワークトレーを冷却する冷却プレスユニット間に前記ワークトレーを順次搬送するラミネート装置の搬送方法において、各プレスユニットに、上側に固定して配した上加圧盤と下側に配した昇降する下加圧盤をそれぞれ設けるとともに、各プレスユニット間に跨がり、かつ搬送する前記ワークトレーを各プレスユニットにセットする搬送方向における前進位置とこの前進位置よりも一タクト分後方に位置する後退位置へ選択的に移動可能な搬送キャリアを設け、前記下加圧盤を上昇させた際に、前記搬送キャリアを前記後退位置へ移動させ、かつ前記下加圧盤を下降させた際に、前記搬送キャリアを前記前進位置へ移動させることにより、前記ワークトレーを順次搬送することを特徴とするラミネート装置の搬送方法。
  6. 前記下加圧盤を上昇させる前に、前記ワークトレーに対する良否判定を行い、不良トレーの場合には、対応するプレスユニットにおける前記下加圧盤を上昇させることなく、リフタにより前記不良トレーを所定高さに位置させることを特徴とする請求項5記載のラミネート装置の搬送方法。
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