JP3984245B2 - 位相ロックループ及び位相ロックループにおいてロック状況を検出する方法 - Google Patents

位相ロックループ及び位相ロックループにおいてロック状況を検出する方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に位相ロックループ(PLL)に関し、より具体的には位相ロックループにおいて使用されるロック検出器に関する。
[位相ロックループ回路]
位相ロックループ(PLL)回路は、クロック合成器、通信回路、及び周波数同期器などの多くのアプリケーションにおいて使用される。PLL回路は、入力基準信号に対して位相ロックされる出力信号を提供するために使用される。位相/周波数検出器に対するそのフィードバック信号は、入力基準信号と同じ周波数である。
従来のPLL回路は、典型的には、位相/周波数検出器(PFD)と、ループフィルタ(例えばローパスフィルタ)を有する充電ポンプと、電圧制御発振器(VCO)とを含む。PFDは、PLL入力基準信号及びフィードバック信号という2つの信号に応答する。フィードバック信号は、デバイダを介してフィードバックされるVCO出力信号から生成される。フィードバック信号が、実質的に入力基準信号と同じ周波数及び位相である時、PLL回路が「位相ロック」される。PLL回路が位相ロックされると、PFDの2つの出力、即ちアップ及びダウン信号は、両者とも、この状態を表す第1の論理レベルをとり、これは論理ローレベルの可能性がある。これらの信号は、充電ポンプを制御して、その出力制御電圧VCを増加または減少させるために使用される。
入力信号がフィードバック信号を導き、VCOがあまりに遅く動作していることを示す場合、PFDはポンプアップ信号(UP)を生成し、この信号はフィードバック信号の立ち上がりエッジまで継続する。従って、アップ信号は、入力基準信号とフィードバック信号との間の位相差を表すパルス幅によって特徴づけることが可能である。
対照的に、PFDに対する入力であるフィードバック信号が入力基準信号を導く場合、PFDはポンプダウン信号を生成し、この信号はフィードバック入力の立ち上がりエッジでトリガされ、PLL入力基準信号の立ち上がりエッジまで継続する。ダウンパルスもまた、入力基準信号とフィードバック信号との間の位相差を表すパルス幅によって特徴づけることが可能である。
その結果、PFDは、PLL入力基準信号とフィードバック信号との間の関係に基づいて、VCOがより速くまたはより遅く動作するように強制する。
PLL回路は、全体的な伝達関数によって特徴づけられる。従って、VCO出力がPLL入力に対してロックする前に、スタートアップ期間が生じる。即ち、ここで、定常状態に位相ロックされた状況が達成される前に、フィードバック信号が入力基準信号を中心として振動する(即ち、入力基準信号に対してアンダーシュート及びオーバーシュートする)。PLL回路の初期パワーオン状態から、定常状態に位相ロックされた状況が達成される前に、何千或いは何百万ものサイクルが必要となる可能性がある。
[ロック検出器]
多くの用途において、データの完全性を確実にするために、システムクロック(通常PLLによって生成される)がロック状況にあるか否かを、システムが常に知ることは重要である。ロック検出回路は、このために使用可能である。
PLLロック検出器は、典型的には、定常状態位相ロックが、PLL回路によって実際に達成されたことを確実にするために使用される。多くの場合において、PLLは、実際にロックされない時に、ロックされたように見える可能性がある。例えば、PLL回路の動作中、PFDのアップまたはダウン出力端子のいずれにもパルスがないと、位相ロックされた状況に見える可能性がある。しかし、この場合、実際は、いくつかのクロックサイクルの間に亘って継続するにもかかわらず、本当の定常状態位相ロックでなく、一時的に位相ロックされた状況である可能性がある。
更に、一旦PLL回路が定常状態にロックされると、検出回路は、論理ロック信号を停止すること無しに、PFDのアップまたはダウン出力端子のいずれかにパルスを生成する軽微なドリフトに対して免疫力があることが望ましい。
提案されたさまざまなロック検出回路の内のいくつかでは、大きな周波数カウンタによって、基準入力信号及びVCOデバイダの出力における信号の周波数をモニタすることが必要となる。これらの提案はシリコン及びパワーを広域に亘って消費し、典型的には、周波数ロック検出のみに備え、位相ロック検出には備えていない。カウンタは、定常状態に位相ロックされた状況の間、連続的に切り換わるため、大きなパワーを消費する。カウンタは、また、切替えノイズを招き、これは混合信号PLL設計において使用されるアナログ構成部品の性能を制限する可能性がある。更に、既存のロック検出回路は、典型的には、基準周波数が消えるかまたは意図された周波数から大幅にそれた時、状況をロックすることについての不履行に対処しない。
検出回路は、所定のパルス幅よりも大きなアップまたはダウンパルスが生成された時を決定するパルス弁別器を使用して実施される。パルス弁別器が、広いアップ/ダウンパルスが検出されたことを示す(即ち、「近位相ロック」状況が失われたことを示す)毎に、フリーランニング・デジタルカウンタがリセットされ、計数プロセスが再開される。しかし、デジタルカウンタが予め選択されたサイクル数を計数する前に、パルス弁別器が広いアップ/ダウンパルスが生成されたことを示さない場合、デジタルカウンタの出力は状態を変え、これにより、定常状態位相ロックが得られたことを示している論理ロック信号を生成することができる。
他の方法は、アップ及びダウンパルス列の夫々に応答する抵抗器/コンデンサ(RC)フィルタを使用することである。位相ロックループ回路が位相ロックに近いが非ゼロ出力を提供する時、夫々のフィルタがゼロパルス出力を提供する。このようなRCフィルタ構成は、対応のRC充電回路に連結される。PLL回路がロックされていないことを示す、フィルタをかけられたパルスが非ゼロの時はいつでも、このRC充電回路が放電される。
デジタルカウンタ及びRC充電回路は比較的大きいため、従来技術において採用される上述の両手法は、実施するのに大きなシリコン領域を必要とする。
更に、RCフィルタ手法に関し、この種のフィルタは、典型的には、高精度を有するように実施することができない。例えば、典型的な製作プロセス上の変化により、この種のRCフィルタの時定数は10−20%の間で変化する可能性がある。この変化は、定常状態に位相ロックされた状況を検出するためのロック検出器の能力に直接悪影響を及ぼす可能性がある。
ロック検出における従来の手法では、位相エラーに関する不十分な検出感度が問題となる。例えば、多くのロック検出器は、位相エラーが10ピコ秒程度の時、検出信号を出力する。しかし、高性能PLLは、2ピコ秒未満のデッドゾーンを必要とし、また、ゼロデッドゾーンを有することが理想的である。従って、位相エラーが10ピコ秒程度の時に検出信号を出力するロック検出器では、精度が問題となる可能性がある。更に、幾つかのロック検出器では、基準クロックまたは電圧制御発振器(VCO)の周波数に検出感度が依存する。
従って、上述の問題の少なくも一つを減少または除去する、改良された位相ロックループを提供することが求められている。
本発明の第1の視点は、位相ロックループであって、
入力クロック信号及びフィードバック信号に応答して、第1のアップ信号、第1のダウン信号、第2のアップ信号、及び第2のダウン信号を生成する位相/周波数検出器と、
ロック検出器と、
を具備し、前記ロック検出器は、
第1の差及び第2の差に基づいて電圧を生成するコンバータ部と、前記第1の差は、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号に基づくことと、前記第2の差は、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号に基づくことと、
前記電圧に基づいてロック信号を生成するロック信号発生器と、
を具備することを特徴とする。
本発明の第2の視点は、位相ロックループにおいてロック状況を検出する方法であって、
第1のアップ信号、第1のダウン信号、第2のアップ信号、及び第2のダウン信号を生成する工程と、
前記第1のアップ及び第1のダウン信号に基づいて第1の差を生成すると共に、前記第2のアップ及び第2のダウン信号に基づいて第2の差を生成する工程と、
前記第1の差及び前記第2の差に基づいて電圧を生成する工程と、ここで、前記第1の差が前記第2の差より大きい時に前記電圧は減少することと、
前記電圧が基準電圧未満になることを検知する工程と、
前記電圧が基準電圧未満になる時にロック信号を生成する工程と、
を具備することを特徴とする。
本発明の第3の視点は、位相ロックループにおいてロック状況を検出する方法であって、
第1のアップ信号、第1のダウン信号、第2のアップ信号、及び第2のダウン信号を生成する工程と、
前記第1のアップ及び第1のダウン信号に基づいて第1の差を生成すると共に、前記第2のアップ及び第2のダウン信号に基づいて第2の差を生成する工程と、
前記第1の差及び前記第2の差に基づいて電圧を生成する工程と、ここで、前記第1の差が前記第2の差より大きい時に前記電圧は減少することと、
前記電圧が基準電圧未満になることを検知する工程と、
前記電圧が基準電圧未満になる時にロック信号を生成する工程と、
を具備し、前記第1の差及び前記第2の差に基づいて電圧を生成する前記工程は、
前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の少なくとも1つに応答して、前記第1の差に対応する第1の電流を生成する工程と、
前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号の少なくとも1つに応答して、前記第2の差に対応する第2の電流を生成する工程と、
前記電圧を生成するように前記第1及び第2の電流の少なくとも1つにフィルタをかける工程と、
を具備することを特徴とする。
本発明によれば、改良された位相ロックループを提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
本発明のある視点によれば、定常状態にロックされた状況を検出する上で狭い感度範囲を有し、また、非常に小さい位相エラーを検出することができる、ロック検出器が提供される。ロック検出器の実施形態は、遅延線を必要としない。遅延線は、適当な公差で製造することが困難であり、また、ロック検出のための周波数範囲を制限する可能性がある。更に、ロック検出器は、大量のパワーを消費すると共にデジタル切替えノイズをもたらすカウンタを利用しない。切替えノイズは、混合信号位相ロックループ設計において使用されるアナログ構成部品の性能を制限する可能性がある。
幾つかの実施形態によれば、拡張された周波数範囲に亘るロック検出を提供すること、パワー消費量が低いこと、製造するのが容易であること、比較的小さな領域を使用すること、及び周波数ロック状況及び位相ロック状況の両者を検出すること、が可能となる。更に、幾つかの実施形態によれば、増倍率のようなPLL構成が変わっても、調整や付加諸費用を必要とならない。
図1は、UP0、UP1、DN0及びDN1信号を生成する位相/周波数検出器と、これらの信号に応答するロック検出器とを有する位相ロックループのブロック図である。位相ロックループ(PLL)回路100は、ロック検出器120に接続される。PLL回路100は、位相/周波数検出器(PFD)110と、ループフィルタを有する充電ポンプ130と、電圧制御発振器(VCO)140とを含むと共に、任意にデバイダ150を含む。
位相/周波数検出器110は、入力クロック信号REF_CLKと、位相ロックループのフィードバックループからのフィードバック信号FB_CLKとを受信することができる入力を有する。PFD110は、PLL入力基準信号REF_CLK、及びフィードバック信号FB_CLKに応答する。フィードバック信号FB_CLKは、デバイダ150によってn分割されたVCO出力PLL_OUTに等しい。PFD110は、ロック外であることを示す複数の信号UP1、DN1、UP0、及びDN0を生成する。これらの信号は、フィードバック信号FB_CLKが、入力基準信号REF_CLKに対して、ロック外であるか或いは位相ロックされているか、及びそれがどの程度であるかに対応する。位相/周波数検出器110は、入力クロック信号REF_CLKとフィードバック信号FB_CLKとの間の位相差または周波数差を検出するのに応じて、信号UP1、DN1、UP0、及びDN0を出力する。図1に示される実施形態において、位相/周波数検出器110によって生成された信号UP1、DN1、UP0、及びDN0は、4本の別々の信号経路を介してロック検出器120に伝送されると共に、2本の別々の信号経路を介して充電ポンプ130に伝送される。
位相−周波数検出器110は、基準信号REF_CLK及びフィードバック信号FB_CLKを受信し、そして、アップ信号UP1、UP0及びダウン信号DN1、DN0を生成し、これにより基準信号REF_CLKとフィードバック信号FB_CLKとの間の位相差/エラーを示すようにする。
ある実施形態において、アップ信号UP0は、基準信号REF_CLKの立ち上がりエッジと、フィードバック信号FB_CLKの立ち上がりエッジとの間の位相差と比例するパルス幅を有する。この時、基準信号REF_CLKの立ち上がりエッジがリーディングエッジである。ダウン信号DN0は、フィードバック信号FB_CLKの立ち上がりエッジと、基準信号REF_CLKの立ち上がりエッジとの間の位相差と比例するパルス幅を有する。この時、フィードバック信号FB_CLKの立ち上がりエッジがリーディングエッジである。しかし、基準信号REF_CLKの立ち上がりエッジがフィードバック信号FB_CLKと整列すると、アップ信号UP0及びダウン信号DN0はパルス幅を有しないか、または非常に短いパルス幅を有することとなる。同様に、基準信号REF_CLKの立ち上がりエッジがフィードバック信号FB_CLKとほとんど同期すると(または整列すると)、アップ信号UP0、ダウン信号DN0、または両信号は、非常に短いパルス幅を有することとなる。
完全な位相ロックにおいて、アップ及びダウン信号パルスは、正確に互いに適合する。しかし、実際は、アップ及びダウン信号UP0、DN0の対応するパルス間に僅かな変化があろう場合でも、「本当の」位相ロックが達成される。アップ信号のパルス幅がダウン信号のパルス幅より大きい場合、位相/周波数検出器110は、充電ポンプ130に対して、位相ロックループ出力信号PLL_OUTの周波数のシフトアップが必要であることを指示する。一方、ダウン信号DN0のパルス幅がアップ信号UP0のパルス幅より大きい場合、位相/周波数検出器110は、充電ポンプ130に対して、位相ロックを達成するために上記出力周波数のシフトダウンが必要であることを指示する。
ある実施形態において、PFD110は、基準信号REF_CLK及びフィードバック信号FB_CLKを受信し、そして、アップ信号UP1、UP0及びダウン信号DN1、DN0を生成する。これらの信号は、入力クロック信号REF_CLKとフィードバック信号FB_CLKとの間の位相差を示す。これらの信号に応答して、ロック検出回路120は、ロック信号PLL_LOCKを出力し、これにより、PLLがロック内モード及びロック外モードのいずれで動作しているかを示すようにする。ロック信号PLL_LOCKは、PLL回路の現在の動作モードを示すため、基準及びフィードバック信号の各期間(またはクロックサイクル)において更新される。
充電ポンプ130は、UP0及びDN0信号に応答し、制御信号VCを生成するように配設される。UP0及びDN0信号によって示されるように、制御信号VCの電位は、フィードバック信号と入力基準信号との間の位相エラーに対応する。アップ信号UP0及びダウン信号DN0に応答し、ローパスフィルタを有する充電ポンプ130は、VCO140に対する入力である直流電圧VCを生成する。
ある実施形態において、充電ポンプ130は、第1の電流源及び第2の電流源を具備することができる。アップ信号UP0は、第1の電流源を起動させ、ノードDを充電する。一方、ダウン信号DN0は、第2の電流源を起動させ、ノードDを放電させる。
別の実施形態において、充電ポンプ130は、位相/周波数検出器110からのアップ及びダウン信号UP0、DN0間の差を検出するのに応じて、ポンプ電流を生成する電流源とすることができる。アップ及びダウン信号UP0、DN0のパルスは、僅かな偏差のために正確に適合しない可能性があるため(位相ロックが達成される場合であっても)、充電ポンプ130は、アップ及びダウン信号UP0、DN0間の差を、非常に狭いパルスとして検出する可能性がある。これらの狭いパルスは、ポンプ電流に高周波ジッターを発生させる可能性がある。ポンプ電流の大きさは、アップ及びダウン信号UP0、DN0間の差と、アップ及びダウン信号UP0、DN0が位相ロックを達成するためにPLL_OUTの出力周波数のシフトアップ及びシフトダウンのいずれを必要としているかと、に依存する。ポンプ電流は、位相ロックループの出力クロック信号PLL_OUTの周波数を決定する。
ループフィルタは、制御信号VCの伝達特性を増幅すると共に整形する充電ポンプ130に連結することができる。ループフィルタ(別の1ブロックとして図示せず)は、制御電圧VCが生成される前に、ポンプ電流信号中の望ましくないノイズ及びジッターをフィルタ除去するように充電ポンプ130に連結される。
ループフィルタは、当業者にとって公知の、従来の受動ループフィルタ及び能動ループフィルタのいずれであってもよい。例えば、ループフィルタは、位相エラーに対応する電位を有する変更された制御信号VCを出力する、従来の抵抗器−コンデンサ(RC)ローパスフィルタとすることができる。この場合、時定数RCは、ループフィルタの通過帯域を決定する。ループフィルタの伝達関数は、位相ロックループの所望の総合応答率に従って設計可能である。
発振器140(電圧制御発振器140であってもよい)は、ループフィルタによって生成される制御信号VCに従って制御され、VCO入力において電圧VCと比例する周波数を有するVCO出力信号PLL_OUTを生成する。VCO出力信号PLL_OUTは、ループフィルタ制御電圧VCによって決定される発振器周波数において位相ロックされた信号である。VCO140は、従来公知の複数の形態のいずれであってもよい。位相ロックループ出力PLL_OUT信号は、実質的に矩形の波形を有するデジタルクロック信号、またはデジタル信号に近い省略された(clipped)正弦波形とすることができる。
PLL100には、デバイダ150が任意に含まれる。デバイダ150は、VCO出力信号PLL_OUTに基づいてフィードバック信号FB_CLKを生成する。
ある実施形態において、デバイダ150は、VCO出力信号PLL_OUTの周波数の1/N(Nは任意の値)である周波数を有するフィードバック信号FB_CLKを生成する。例えば、チップを介して分配される時に、出力クロック信号PLL_OUTの所望の周波数が、入力クロック信号REF_CLKの周波数より大きい周波数に逓倍される場合、フィードバックデバイダ150がフィードバックループ内に提供される可能性がある。フィードバックデバイダ150は、整数の倍数に等しい整数の除数を有することができ、これにより、位相/周波数検出器110が、フィードバック信号FB_CLKの周波数を入力クロック信号REF_CLKの周波数と比較することができる。
チップに分配される時に、位相ロック出力クロック信号PLL_OUTの周波数が可変的に変化する更に別の実施形態において、デバイダ150は、可変の除数を有するプログラム可能なデバイダとすることができる。これは、入力クロック信号REF_CLKの周波数に対する、出力クロック信号PLL_OUTの所望の周波数の関係に依存する。位相ロック出力クロック信号PLL_OUTの周波数が、入力クロック信号REF_CLKの周波数と同じであることが望ましい場合、フィードバックループ、及びVCO140からのフィードバック信号FB_CLKにおいて、周波数デバイダを配設する必要はない。
デバイダ150は、例えば、単純なカウンタを使用して実施することができ、従来技術において当業者にとって公知の設計原理に従って、VCO出力基準信号PLL_OUTの周波数を増大させる。
ロック検出器120は、信号UP1、DN1、UP0、及びDN0に応答する。アップ及びダウン信号UP0、DN0は実質的にゼロデッドゾーンを発生させる一方、アップ及びダウン信号UP1、DN1は幾らかのデッドゾーンを発生させる。この点は、図5(a)を参照して以下に詳述される。ロック検出器は、ロック信号PLL_LOCKを生成し、これは、活動状態において、PLL回路100の定常状態ロック状況に対応する。
位相ロック検出器120は、位相ロックを検出し、位相検出器110からアップ及びダウン信号UP1、UP0、DN1、及びDN0を受信するために連結される。位相ロック検出器120は、位相ロック指示信号PLL_LOCKを生成する。ある実施形態において、位相ロック検出器120の入力は、位相/周波数検出器110の出力から通じているアップ及びダウン信号経路に連結される。
位相ロック検出器120は、フィードバック信号FB_CLKと入力クロック信号REF_CLKとの間の位相または周波数の変動を示す周波数検出器からのアップ及びダウン信号間の差を決定することができる。位相ロック指示信号PLL_LOCKは、本当のロック状況が達成されると、スイッチオンとなるか或いはハイレベルとなる。PLL_LOCKのハイまたはオンはまた、ロック信号として知られている。ロック信号の生成は後述される。
ロック検出器120によって生成される位相ロック指示信号PLL_LOCKは、例えば、出力パッドに送られる可能性がある。論理ロック信号は、多くの目的に使用される可能性があり、それらは当業者によれば理解されるであろう。
図2は、ロック検出器のコンバータ部の概略回路図であり、このコンバータ部は、位相エラー(ΔΦ)の関数である電流を、ローパスフィルタを介して電圧LDLVLへ変換する。
ロック検出器120のコンバータ部122は、電流源123、電流源124、抵抗器125及びコンデンサ126を含む。電流源123は、VDD135に連結され、位相エラー(ΔΦ)の関数f1 である電流I1 を発生させる。電流源124は、グラウンド138に連結され、位相エラー(ΔΦ)の異なる関数f0 である電流I0 を発生させる。電流I0 、I1 は、ローパスフィルタ142に連結されたノードAに供給される。電流源123及び電流源124によって発生された電流は、位相エラー(ΔΦ)を電圧レベルLDLVLに変換するために利用可能性である。
ある実施形態において、ローパスフィルタ142は、抵抗器125及びコンデンサ126を具備し、ここで、コンデンサ126に掛る電圧LDLVLはフィルタ142の出力である。抵抗器125は、電流源とコンデンサ126との間に連結される。フィルタ142の周波数応答は、抵抗器125の抵抗(R)とコンデンサ126の静電容量(C)との積である時定数RCによって特徴づけられる。時定数RCは、コンバータ部122に対する入力であるアップ及びダウン信号UP1、DN1、UP0、及びDN0間の僅かなズレからもたらされる、狭いパルスをフィルタ除去するように設計される。位相ロックループが定常状態位相ロックにある場合でも、アップ及びダウン信号パルス間の小さな変化は許容される必要がある。ローパスフィルタ142は、このように、閾値パルス幅より狭いパルス幅を有するパルスをフィルタ除去するために、アップ及びダウン信号パルスの対応するエッジ間の最大許容偏差を表す、所定の閾値パルス幅に依存する通過帯域を有するように設計される。
図1のループフィルタは、位相ロック制御電圧VCを生成するため、位相/周波数検出器110によって生成されるアップ及びダウン信号パルスUP0、DN0における変化に対して感受性が高い必要がある。従って、図1の位相ロックループのループフィルタ(図示せず)の周波数応答と比較して、図2のロック検出器120のフィルタ142は、ループフィルタ(図示せず)によってフィルタ除去されるバルスより広いパルスをフィルタ除去するように設計することができる。
ロック検出器120は、アップ及びダウン信号UP0、DN0おける変化を密接に追うというより、定常状態の「本当の」位相ロックを示すように配設される。このため、ロック検出器120のフィルタ142は、アップ及びダウン信号UP1、DN1、UP0、及びDN0における幾らかの小さな偏倚を許容するように、図1の位相ロックループのループフィルタ(図示せず)によっては通されるような、狭いパルスをフィルタ除去するように設計することができる。
図2のローパスフィルタ142の通過帯域は、このように、図1のループフィルタ(図示せず)の通過帯域より狭くてもよい。従ってまた、ロック検出器120のローパスフィルタ142の時定数RCは、ループフィルタ(図示せず)の時定数より大きくてもよい。
電圧LDLVLは、抵抗器125をコンデンサ126に連結するノードにおける出力である。図2に示されるコンバータ部によって生成される電圧LDLVLは、次に、図3Aまたは図3Bに示されるようなロック信号発生器部に供給される。
図3Aは、ロック検出器のロック信号発生器回路部の概略回路図であり、このロック信号発生器回路部は、電圧LDLVLを検出すると共にロック検出器の出力信号PLL_LOCKを生成するヒステリシスドライバを具備する。
図3Aにおいて、ヒステリシスドライバ127は、電圧LDLVLを受信すると共にロック検出器の出力信号PLL_LOCKを提供するように配設される。
ある実施形態において、ローパスフィルタ142の出力は、電圧LDLVLによって特徴づけられるヒステリシスを有するインバータ127、例えばシュミットトリガに連結される。LDLVLがシュミットトリガへ入力されると、シュミットトリガは位相ロック指示信号PLL_LOCKを生成することができる。PLL_LOCK出力は、本当の位相ロックを示すためにハイ状態にあるか、さもなければロー状態にある。
図3Bは、ロック検出器のロック信号発生器部の他の実施形態の概略回路図であり、このロック信号発生器部は、演算増幅器と、電圧LDLVLを検出すると共にロック検出器の出力信号PLL_LOCKを生成するヒステリシスドライバと、を具備する。
ある実施形態において、ロック信号発生器部は更に、非反転端末で電圧LDLVLを受信すると共に、非反転端末で電圧基準信号Vrefを受信する演算増幅器128を含む。ロック検出器の感度は、演算増幅器にさまざまな基準電圧を入力することによって変えることができる。
典型的な位相ロックループ動作において、位相ロックループが定常状態位相ロックにある時でも、アップ及びダウン信号間に小さな変化が時々生じる。このように、位相ロック検出器120は、本当の定常状態位相ロックを示す一方、位相/周波数検出器110によって生成されるアップ及びダウン信号における幾らかの小さい変化を許容するように設計される。
ロック検出器120において、アップ及びダウン信号パルスが完全に適合しない場合であっても、アップ及びダウン信号間の変化が閾値の範囲内である時は、「本当の」位相ロックを示すロック指示信号PLL_LOCKをロック検出器120が出力するように、閾値変化を設計することができる。演算増幅器は、ヒステリシスドライバ127へ入力される出力信号を生成する。次に、ヒステリシスドライバ127は、ロック検出器の出力信号PLL_LOCKを生成する。ドライバに入力される電圧が閾値の近くで小さい振動を有する時に、ヒステリシスドライバ127は、異常なパルスが位相ロック指示信号PLL_LOCKに現れるのを防止するのを助ける。ヒステリシスがないと、異常なパルスが位相ロック指示信号PLL_LOCKに現れる可能性が高くなる。
図4Aは、図2の電流源123の実施形態の概略回路図であり、この電流源は、制御信号DN1、UP1に応答してI1 を生成する。
電流源123は、インバータ131、134と、VDD135及び出力ノードB間で並列に平行に連結された一対のpチャネルMOSFET132、133と、を含む。ダウン信号DN1がインバータ131へ入力され、インバータ131の出力がトランジスタ132のゲートに連結される。DN1はゲートをバイアスし、電流IDN1 がトランジスタ132のソース/ドレイン及びドレイン/ソース間で流れるようにする。これと類似の態様で、アップ信号UP1がインバータ134によって反転され、反転されたUP1信号がトランジスタ133のゲートへ入力され、トランジスタ133をバイアスし、電流IUP1 がトランジスタ133のドレイン/ソースからソース/ドレインに流れるようにする。電流IDN1 及びIUP1 の両者は、次にI1 を生成するためにノードBに流れる。
図4Bは、図2の電流源124の実施形態の概略回路図であり、この電流源は、制御信号DN0、UP0に応答してI0 を生成する。
電流源124は、グラウンド138及びノードC間で並列に連結された一対のnチャネルMOSFETトランジスタ136及び137を含む。図4Bに示されるように、ダウン信号DN0がトランジスタ136のゲートをバイアスし、電流IDN0 がトランジスタ136のドレイン/ソース及びソース/ドレイン間で流れるようにする。これと類似の態様で、アップ信号UP0がトランジスタ137のゲートへ入力され、トランジスタ137をバイアスし、電流IUP0 がトランジスタ137のドレイン/ソース及びソース/ドレイン間で流れるようにする。電流IDN0 及びIUP0 は、次に電流I0 を生成するためにノードCで組み合わされる。
電流IDN1 、IUP1 、IDN0 、IUP0 、I0 、及びI1 、並びに電荷QDN1 、QUP1 、QDN0 、QUP0 、Q0 、及びQ1 は、夫々下記の式(1)−(6)によって支配される。
Figure 0003984245
式(1)に示されるように、IDN1 は、VDN1 及びトランジスタ(P0)132の相互トランスコンダクタンスに依存する。同様に、式(2)−(4)に示されるように、電流IUP1 、IDN0 、及びIUP0 は、夫々、VUP1 、VDN0 、及びVUP0 、並びにトランジスタ(P1)133、(N0)136、及び(N1)137の相互トランスコンダクタンスに依存する。Tは、PLL入力基準信号REF_CLKのサイクルタイン(cycle tine)である。
UP0、DN1、UP1、及びDN1の全てが図5(a)に示される。図5(a)及び図5(b)に示されるように、位相エラー(ΔΦ)が正である時、DN0及びDN1は完全なオンまたは完全なハイとなり、UP0及びUP1はオフまたはローとなる。逆に、位相エラー(ΔΦ)が負である時、DN0及びDN1はオフまたはローとなり、UP0及びUP1は完全なオンまたはハイとなる。このように、VDN1 が位相エラー(ΔΦ)に依存するので、QDN1 もまた位相エラー(ΔΦ)に依存する。QUP1 、QDN0 、及びQUP0 の夫々は、類似の態様で位相エラー(ΔΦ)に依存する。従って、式(5)及び(6)に示されるように、電荷Q0 (QDN0 及びQUP0 の合計)及びQ1 (QDN1 及びQUP1 の合計)の両者もまた、位相エラーに依存する。
トランジスタ(P0)132、(P1)133、(N0)136、及び(N1)137の相互トランスコンダクタンスgm 間の関係は、下記の式7で表される。
m_P0 = gm_P1 > gm_N0 = gm_N1 (7)
式7に示されるように、トランジスタ(P0)132の相互トランスコンダクタンスは、トランジスタ(P1)133のそれと同じである。また、トランジスタ(N0)136の相互トランスコンダクタンスは、トランジスタ(N1)137のそれと同じである。更に、トランジスタ(P0)132及び(P1)133の相互トランスコンダクタンスは、トランジスタ(N0)136及び(N1)137のそれよりも大きい。
図4Cは、位相エラー(ΔΦ)の関数としての電荷Q0 及びQ1 のグラフである。
矢印1はQ0 及びQ1 間の差を示し、これは、位相エラー(ΔΦ)の増加に関連する、UP1及びDN1信号並びにUP0及びDN0信号の「デッドゾーン」範囲の差に起因する。位相エラー(ΔΦ)が小さい時、アップ信号UP1及びダウン信号DN1の両者がオフとなるデッドゾーンによって、電荷Q1 はQ0 より小さくなることができる。位相エラーが比較的大きい時、信号UP0、DN0及びUP1、DN1は交互にオン及びオフとなる。位相エラー(ΔΦ)が比較的大きい時、VUPが概ねVDNに等しい(VDNは概ねVDD/2に等しい)として、Q1 はQ0 よりも大きい。
矢印2はQ1 及びQ0 間の差を示す。以下に述べるように、これらの電荷の差は、電流源123で使用されるトランジスタ132、133及び電流源124で使用されるトランジスタ136、137の相互トランスコンダクタンスにおける差によって生じる。位相エラー(ΔΦ)が比較的高い値まで増加すると、信号UP0、DN0及びUP1、DN1は交互にオン及びオフとなり、この際、PLL100は、位相エラーの値を減少させることによってロックすることを試みる。
図5(a)乃至図5(e)は、タイミングダイアグラムである。
図5(a)は、PLL入力基準信号REF_CLK、フィードバック信号FB_CLK、アップ信号UP0、ダウン信号DN0、アップ信号UP1、及びダウン信号DN1のタイミング間の関係を示す。
図5(a)は、2つの異なった状態、第1の状態(状態A)及び第2の状態(状態B)に分けられる。
状態Aにおいて位相エラーが比較的大きい一方、状態Bにおいて位相エラーが比較的小さい。第2の状態B中、信号UP1、DN1及びUP0、DN0は、第1の離散値(例えば0)、第2の離散値(例えば0.5)、または第3の離散値(例えば1)有することができる。
[状態A]
第1の状態(A)中、第1のアップ信号UP1、第1のダウン信号DN1、第2のアップ信号UP0、及び第2のダウン信号DN0は、第1の離散値(例えば0)または第3の離散値(例えば1)を有することができる。ある実施形態において、信号UP0、UP1は、位相エラーが正である状態Aの時に「オフ」となり、位相エラーが負である時に「完全なオン」となる。逆に、信号DN0、DN1は、位相エラーが正である状態Aの時に「完全なオン」となり、位相エラーが負である時に「オフ」となる。このように、状態Aにおいて、信号DN0及びDN1はほぼ同一であり、信号UP0及びUP1もまたほぼ同一である。更に、DN0及びDN1は信号UP0及びUP1と反対で、DN0及びDN1の両者がオフまたはローの時、信号UP0及びUP1の両者が完全なオンまたはハイとなる。逆に、DN0及びDN1の両者が完全なオンまたはハイの時、信号UP0及びUP1の両者が完全なローまたはオフとなる。
図5(b)は、位相エラー(ΔΦ)PHASE_ERRORを示す。
状態Aにおいて、位相エラー(ΔΦ)は比較的大きく、また、図5(a)及び図5(b)に示されるように、第1のアップ信号UP1は第2のアップ信号UP0にほぼ等しい。ある実施形態において、位相エラー(ΔΦ)が正である時、DN0及びDN1は完全なオンまたは完全なハイとなり、UP0及びUP1はオフまたはローとなる。この実施形態において、位相エラーが負である時、第1のアップ信号UP1及び第2のアップ信号UP0は第3の離散値を有する。その一方で、位相エラーが負である時、第1のダウン信号DN1(第2のダウン信号DN0にほぼ等しい)は第1の離散値となる。
逆に、位相エラー(ΔΦ)が正である時、DN0及びDN1は完全なオンまたはハイとなり、UP0及びUP1はオフまたはローとなる。このように、位相エラーが正である時、第1のアップ信号UP1及び第2のアップ信号UP0は第1の離散値を有する。位相エラーが正である時、第1のダウン信号DN1(第2のダウン信号DN0に等しい)は第3の離散値を有する。
図5(c)は、電荷Q1 及びQ0 を示す。図5(c)に示されるように、VUP及びVDNの両者がVDD/2に概ね等しい場合、これはQ1 がQ0 より大きくなることを意味する。UP1及びDN1が「オン」の時、Q1 はQ0 より大きく、これは、トランジスタ(N0)136及び(N1)127の相互トランスコンダクタンスと比較した、トランジスタ(P0)132及び(P1)133の相互トランスコンダクタンスにおける差に起因する。
図5(d)は、基準信号Vrefに対する電圧LDLVLを示す。状態A中、電圧LDLVLはVDDにある。
[状態B]
第2の状態(B)中、第1のアップ信号UP1、第1のダウン信号DN1は、第1の離散値(例えば0)、第2の離散値(例えば0.5)、または第3の離散値(1)を有する。その一方で、第2のアップ信号UP0及び第2のダウン信号DNは、位相エラーと関連して、第2の離散値(0.5)または第3の離散値(1)を有する。
ある実施形態において、信号UP0及びDN0の両者は、常に完全なオンまたは半分のオンとなる。その一方で、信号UP1及びDN1は同時にオンとなることはない。
位相エラーが負である時、第1のアップ信号UP1(位相エラーが負である時は第2のアップ信号UP0にほぼ等しい)は、第2の離散値または第3の離散値を有する。ある実施形態において、信号UP1は、位相エラーが正である時(または正から負へまたは負から正へ移行している時)、「オフ」となり、また、位相エラーが負である時、完全なオンまたは部分的なオンとなる。
逆に、位相エラーが正である時、第1のダウン信号DN1(位相エラーが正である時は第2のダウン信号DN0にほぼ等しい)は、第2の離散値または第3の離散値を有する。
ある実施形態において、信号DN1は、位相エラーが正である時、「完全なオン」または部分的なオンとなり、また、位相エラーが負である時(または正から負へまたは負から正へ移行している時)、「オフ」となる。このように、UP1及びDN1は、状態Bの間に交互にオン及びオフとなり、ここで、UP1が完全なオンまたは部分的なオンの時にDN1がオフとなり、DN1が完全なオンまたは部分的なオンの時にUP1がオフとなる。
図5(a)中に双頭矢印で示されるように、UP1及びDN1の両者がオフとなる期間は、「デッドゾーン」を規定する。デッドゾーンは、位相エラー信号が正から負へまたは負から正へ移行している時に生じる。デッドゾーンは、Q1 がQ0 未満となるように低下させ、何故なら、「デッドゾーン」中、UP1及びDN1の両者がオフで、従ってQ1 がQ0 未満まで最終的に減少するからである。図5(b)に示されるように、状態Bにおいて、位相エラー(ΔΦ)は小さくなり、ゼロに向かって漸減的に振動する。位相エラーが、ゼロに近い十分に小さな安定値に到達すると、PLLがロックされる。
図5(c)に示されるように、VUP及びVDNがVDD/2に実質的に等しい時、位相エラー(ΔΦ)がより小さくなるにつれて、電荷Q1 及びQ0 の値は徐々に近くなり、これは、Q0 がQ1 より大きくなるまで続く。状態B中でUP1及びDN1の両者オフの時に生じるデッドゾーンに起因して、Q0 はQ1 より大きくなる。これにより、この期間に亘って、Q0 が減少する率よりも急速にQ1 の値が減少し、何故なら、電流IDN1 、IUP1 が電流IDN0 、IUP0 よりも小さいからである。
0 がQ1 より大きくなる時、図5(d)に示されるように、これは電圧LDLVLがVDDからグラウンドに向けて移行するようにトリガする。Q1 がQ0 より小さいため、電圧LDLVLがグラウンドに向かって移行する。
図5(e)は、ロック検出器の出力信号PLL_LOCKを示す。電圧LDLVLが基準電圧Vref未満まで低下すると、ロック検出器の出力信号PLL_LOCKがVDDに変化し、これはロック状況が検出されたことを意味する。第2のアップ信号UPO及び第2のダウン信号DNOの両者が第2の離散値(0.5)に到達し、且つ、第2のダウン信号DN0が第1のダウン信号DN1より大きく、且つ、第2のアップ信号UPOが第1のアップ信号UP1より大きく、従って、コンデンサ126を放電させる時、ロック信号が生成される。
図6Aは、ロック検出器が状態Aで動作する時のVUP及びVDNのグラフである。VUPを示す上のグラフにおいて、実線はUP0を表し、破線はUP1を表す。VDNを示す下のグラフにおいて、実線はDN0を表し、破線はDN1を表す。図6Aに示されるように、状態Aにおいて、UP0及びUP1は実質的に等しく、また、DN0、DN1もまた実質的に等しい。
図6Bは、ロック検出器が状態Bで動作する時のVUP及びVDNのグラフである。VUPを示す上のグラフにおいて、実線はUP0を表し、破線はUP1を表す。VDNを示す下のグラフにおいて、実線はDN0を表し、破線はDN1を表す。図6Bに示されるように、状態B中、UP0及びUP1が時々大幅に異なり、またDN0及びDN1もまた時々異なる。
図7は、図1に示される位相ロックループのシミュレーションからのグラフを含む。図7のグラフは、周波数及び位相の取得中における、時間の関数としての位相エラー(ΔΦ)PHASE_ERROR、時間の関数としての電圧LDLVL、及び時間の関数としてのロック検出器の出力信号PLL_LOCKを示す。
このシミュレーション結果は、位相エラー(ΔΦ)が5ピコ秒未満の時、中間のグラフに示される電圧LDLVLが減少することを明らかにする。位相エラー(ΔΦ)が2ピコ秒未満の時、ロック検出器の出力PLL−LOCKはVDDに変化し、これはロック状態が検出されたことを反映する(即ち、ロック信号が生成される)。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
例えば、ある実施形態において、異なる位相ロック出力クロック信号PLL_OUTが望ましい場合、出力周波数デバイダ(図示せず)が電圧制御発振器140に連結されてもよい。これにより、所定の除数によって発振器周波数を割って、所望の出力周波数で位相ロック出力クロック信号PLL_OUTを生成できるようになる。出力周波数デバイダは、50%のデューティサイクルを有する位相ロック出力デジタルクロック信号PLL_OUTを生成するため、発振器周波数を2分割するように配設することができる。
更に、本発明に係る実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。以下に、それ等を例示する。
(1)ロック検出器において、
第1の差及び第2の差に基づいて電圧を生成するコンバータ部と、前記第1の差は、第1のアップ信号及び第1のダウン信号に基づくことと、前記第2の差は、第2のアップ信号及び第2のダウン信号に基づくことと、
前記電圧に基づいてロック信号を生成するロック信号発生器と、
を具備する。
(2)上記(1)に記載のロック検出器において、
前記第1の差は位相エラーの第1の関数であり、前記第2の差は位相エラーの第2の関数であり、
前記コンバータ部は、前記第1の差及び前記第2の差に基づいて、位相エラーを電圧に変換する。
(3)上記(2)に記載のロック検出器において、
前記電圧は、前記第1の差が前記第2の差より大きい時に減少し、
前記ロック信号発生器は、前記電圧が基準電圧未満になる時にロック信号を生成する。
(4)上記(2)に記載のロック検出器において、
前記第1の差は第1の電流に対応し、前記第2の差は第2の電流に対応し、
前記コンバータ部は、
前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の少なくとも1つに応答して、前記第1の電流を生成する第1の電流源と、
前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号の少なくとも1つに応答して、前記第2の電流を生成する第2の電流源と、
前記第1及び第2の電流の1つに応答して、前記電圧を生成するフィルタと、
を具備する。
(5)上記(3)に記載のロック検出器において、
前記第1の電流は第1の電荷を生成し、前記第2の電流は第2の電荷を生成し、前記電圧は前記第1の電荷及び前記第2の電荷に基づく。
(6)上記(3)に記載のロック検出器において、
前記第1の電流源は、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号に応答して第1のダウン電流及び第1のアップ電流を夫々生成する第1の差動増幅器を具備し、ここで、前記第1の電流は第1のダウン電流及び第1のアップ電流に基づく。
(7)上記(3)に記載のロック検出器において、
前記第2の電流源は、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号に応答して第2のダウン電流及び第2のアップ電流を夫々生成する第2の差動増幅器を具備し、ここで、前記第2の電流は第2のダウン電流及び第2のアップ電流に基づく。
(8)上記(6)に記載のロック検出器において、
前記第1の差動増幅器は、
前記第1のダウン信号に応答して前記第1のダウン電流を提供する第1の導電型の第1のトランジスタと、
前記第1のアップ信号に応答して前記第1のアップ電流を提供する前記第1の導電型の第2トランジスタと、
を具備し、前記第1及び第2のトランジスタの各々は、実質的に等しい第1のトランスコンダクタンスを有する。
(9)上記(7)に記載のロック検出器において、
前記第2の差動増幅器は、
前記第2のダウン信号に応答して前記第2のダウン電流を提供する第2の導電型の第3のトランジスタと、
前記第2のアップ信号に応答して前記第2のアップ電流を提供する前記第2の導電型の第4トランジスタと、
を具備し、前記第3及び第4のトランジスタの各々は、実質的に等しい第2のトランスコンダクタンスを有し、ここで、前記第2のトランスコンダクタンスは前記第1のトランスコンダクタンスよりも小さい。
(10)上記(5)に記載のロック検出器において、
前記ロック検出器は第1の状態及び第2の状態において動作可能であり、ここで、前記位相エラーの大きさは、第1の状態においてある値より上であると共に、第2の状態において前記ある値よりも下である。
(11)上記(10)に記載のロック検出器において、
前記第1のアップ信号は、位相エラーが正である時はオフとなり、前記第1のダウン信号は、位相エラーが負である時はオフとなり、また、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号は、前記第2の状態中はオンとなる。
(12)上記(11)に記載のロック検出器において、
前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号は、前記第2の状態のデッドゾーンによって特徴づけられ、この間は、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の両者はオフとなり、その時、位相エラーが正の値から負の値へまたは負の値から正の値へ移行する。
(13)上記(11)に記載のロック検出器において、
前記ロック信号は、前記電圧が前記基準電圧未満であり、且つ、前記第2のダウン信号が前記第1のダウン信号より大きく、且つ、前記第2のアップ信号が前記第1のアップ信号より大きい時、前記第2の状態において生成される。
(14)上記(5)に記載のロック検出器において、
前記電圧は、前記第1の電荷が前記第2の電荷より小さい時、正の電源電圧から前記基準電圧まで減少する。
(15)上記(14)に記載のロック検出器において、
前記ロック信号は、前記正の電源電圧に実質的に等しいロック電圧である。
(16)上記(15)に記載のロック検出器において、
前記第1の電荷は、前記ロック信号が生成される時、前記第2の電荷未満である。
(17)上記(11)に記載のロック検出器において、
前記ロック信号は、前記位相エラーが2ピコ秒未満の時に生成される。
(18)上記(2)に記載のロック検出器において、
検知のための手段は、前記電圧に応答して前記ロック信号を生成するヒステリシスドライバを具備する。
(19)上記(2)に記載のロック検出器において、
検知のための手段は、
前記電圧及び前記基準電圧に応答して増幅器出力を生成する増幅器と、
前記電圧が前記増幅器出力未満である時に前記ロック信号を生成するシュミットトリガと、
を具備する。
(20)位相ロックループにおいて、
入力クロック信号及びフィードバック信号に応答して、第1のアップ信号、第1のダウン信号、第2のアップ信号、及び第2のダウン信号を生成する位相/周波数検出器と、
ロック検出器と、
を具備し、前記ロック検出器は、
第1の差及び第2の差に基づいて電圧を生成するコンバータ部と、前記第1の差は、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号に基づくことと、前記第2の差は、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号に基づくことと、
前記電圧に基づいてロック信号を生成するロック信号発生器と、
を具備する。
(21)上記(20)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第1の差は位相エラーの第1の関数であり、前記第2の差は位相エラーの第2の関数であり、
前記コンバータ部は、前記第1の差及び前記第2の差に基づいて、位相エラーを電圧に変換する。
(22)上記(21)に記載の位相ロックループにおいて、
前記電圧は、前記第1の差が前記第2の差より大きい時に減少し、
前記ロック信号発生器は、前記電圧が基準電圧未満になる時にロック信号を生成する。
(23)上記(22)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第1の差は第1の電流に対応し、前記第2の差は第2の電流に対応し、
前記コンバータ部は、
前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の少なくとも1つに応答して、前記第1の電流を生成する第1の電流源と、
前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号の少なくとも1つに応答して、前記第2の電流を生成する第2の電流源と、
前記第1及び第2の電流の1つに応答して、前記電圧を生成するフィルタと、
を具備する。
(24)上記(23)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第1の電流は第1の電荷を生成し、前記第2の電流は第2の電荷を生成し、前記電圧は前記第1の電荷及び前記第2の電荷に基づく。
(25)上記(23)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第1の電流源は、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号に応答して第1のダウン電流及び第1のアップ電流を夫々生成する第1の差動増幅器を具備し、ここで、前記第1の電流は第1のダウン電流及び第1のアップ電流に基づく。
(26)上記(23)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第2の電流源は、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号に応答して第2のダウン電流及び第2のアップ電流を夫々生成する第2の差動増幅器を具備し、ここで、前記第2の電流は第2のダウン電流及び第2のアップ電流に基づく。
(27)上記(26)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第1の差動増幅器は、
前記第1のダウン信号に応答して前記第1のダウン電流を提供する第1の導電型の第1のトランジスタと、
前記第1のアップ信号に応答して前記第1のアップ電流を提供する前記第1の導電型の第2トランジスタと、
を具備し、前記第1及び第2のトランジスタの各々は、実質的に等しい第1のトランスコンダクタンスを有する。
(28)上記(27)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第2の差動増幅器は、
前記第2のダウン信号に応答して前記第2のダウン電流を提供する第2の導電型の第3のトランジスタと、
前記第2のアップ信号に応答して前記第2のアップ電流を提供する前記第2の導電型の第4トランジスタと、
を具備し、前記第3及び第4のトランジスタの各々は、実質的に等しい第2のトランスコンダクタンスを有し、ここで、前記第2のトランスコンダクタンスは前記第1のトランスコンダクタンスよりも小さい。
(29)上記(25)に記載の位相ロックループにおいて、
前記位相ロックループは第1の状態及び第2の状態において動作可能であり、ここで、前記位相エラーの大きさは、第1の状態においてある値より上であると共に、第2の状態において前記ある値よりも下である。
(30)上記(25)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第1のアップ信号は、位相エラーが正である時はオフとなり、前記第1のダウン信号は、位相エラーが負である時はオフとなり、また、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号は、前記第2の状態中はオンとなる。
(31)上記(30)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号は、前記第2の状態のデッドゾーンによって特徴づけられ、この間は、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の両者はオフとなり、その時、位相エラーが正の値から負の値へまたは負の値から正の値へ移行する。
(32)上記(31)に記載の位相ロックループにおいて、
前記ロック信号は、前記電圧が前記基準電圧未満であり、且つ、前記第2のダウン信号が前記第1のダウン信号より大きく、且つ、前記第2のアップ信号が前記第1のアップ信号より大きい時、前記第2の状態において生成される。
(33)上記(24)に記載の位相ロックループにおいて、
前記電圧は、前記第1の電荷が前記第2の電荷より小さい時、正の電源電圧から前記基準電圧まで減少する。
(34)上記(32)に記載の位相ロックループにおいて、
前記ロック信号は、前記正の電源電圧に実質的に等しいロック電圧である。
(35)上記(32)に記載の位相ロックループにおいて、
前記第1の電荷は、前記ロック信号が生成される時、前記第2の電荷未満である。
(36)上記(31)に記載の位相ロックループにおいて、
前記ロック信号は、前記位相エラーが2ピコ秒未満の時に生成される。
(37)上記(22)に記載の位相ロックループにおいて、
検知のための手段は、前記電圧に応答して前記ロック信号を生成するヒステリシスドライバを具備する。
(38)上記(22)に記載の位相ロックループにおいて、
検知のための手段は、
前記電圧及び前記基準電圧に応答して増幅器出力を生成する増幅器と、
前記電圧が前記増幅器出力未満である時に前記ロック信号を生成するシュミットトリガと、
を具備する。
(39)上記(21)に記載の位相ロックループにおいて、
前記位相/周波数検出器に連結され、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号に応答して、ポンプ電流を生成することが可能な充電ポンプと、
前記充電ポンプに連結され、前記ポンプ電流に応答して、発振器周波数で発振器出力信号を生成することが可能な発振器と、
前記充電ポンプ及び前記発振器間に連結され、前記発振器のための電圧を生成するように前記ポンプ電流にフィルタをかけることが可能性なループフィルタと、
を更に具備する。
(40)上記(21)に記載の位相ロックループにおいて、
前記発振器に連結され、前記フィードバック信号を生成するように前記位相ロック出力信号を分割するデバイダを更に具備する。
(41)位相ロックループにおいてロック状況を検出する方法において、
第1のアップ信号、第1のダウン信号、第2のアップ信号、及び第2のダウン信号を生成する工程と、
前記第1のアップ及び第1のダウン信号に基づいて第1の差を生成すると共に、前記第2のアップ及び第2のダウン信号に基づいて第2の差を生成する工程と、
前記第1の差及び前記第2の差に基づいて電圧を生成する工程と、ここで、前記第1の差が前記第2の差より大きい時に前記電圧は減少することと、
を具備する。
(42)上記(41)に記載の方法において、
前記電圧が基準電圧未満になることを検知する工程と、
前記電圧が基準電圧未満になる時にロック信号を生成する工程と、
を更に具備する。
(43)上記(42)に記載の方法において、
前記第1の差及び前記第2の差に基づいて電圧を生成する前記工程は、
前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の少なくとも1つに応答して、前記第1の差に対応する第1の電流を生成する工程と、
前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号の少なくとも1つに応答して、前記第2の差に対応する第2の電流を生成する工程と、
前記電圧を生成するように前記第1及び第2の電流の少なくとも1つにフィルタをかける工程と、
を具備する。
(44)上記(43)に記載の方法において、
前記第1の電流は位相エラーの第1の関数であり、第1の電圧を生成する。
(45)上記(44)に記載の方法において、
前記第2の電流は位相エラーの第2の関数であり、第2の電圧を生成し、ここで、前記第1の電圧及び前記第2の電圧は、前記電圧を生成するために使用される。
(46)上記(45)に記載の方法において、
前記第1の電流は、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号に夫々応答して生成される第1のダウン電流及び第1のアップ電流に基づく。
(47)上記(45)に記載の方法において、
前記第2の電流は、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号に夫々応答して生成される第2のダウン電流及び第2のアップ電流に基づく。
(48)上記(46)に記載の方法において、
位相エラーの大きさは、第1の状態においてある値より上であると共に、第2の状態において前記ある値よりも下である。
(49)上記(48)に記載の方法において、
前記第1のアップ信号は、位相エラーが正である時はオフとなり、前記第1のダウン信号は、位相エラーが負である時はオフとなり、また、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号は、前記第2の状態中はオンとなる。
(50)上記(49)に記載の方法において、
前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号は、前記第2の状態のデッドゾーンによって特徴づけられ、この間は、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の両者はオフとなり、その時、位相エラーが正の値から負の値へまたは負の値から正の値へ移行する。
(51)上記(50)に記載の方法において、
前記ロック信号は、前記電圧が前記基準電圧未満であり、且つ、前記第2のダウン信号が前記第1のダウン信号より大きく、且つ、前記第2のアップ信号が前記第1のアップ信号より大きい時、前記第2の状態において生成される。
(52)上記(51)に記載の方法において、
前記電圧は、前記第1の電荷が前記第2の電荷より小さい時、正の電源電圧から前記基準電圧まで減少する。
(53)上記(52)に記載の方法において、
前記ロック信号は、前記正の電源電圧に実質的に等しいロック電圧である。
(54)上記(53)に記載の方法において、
前記第1の電流は、前記ロック信号が生成される時、前記第2の電流未満である。
(55)上記(50)に記載の方法において、
前記ロック信号は、前記位相エラーが2ピコ秒未満の時に生成される。
(56)上記(43)に記載の方法において、
前記第1の差は位相エラーの第1の関数であり、前記第2の差は位相エラーの第2の関数であり、
前記第1の差及び前記第2の差に基づいて電圧を生成する前記工程は、位相エラーを前記電圧に変換する工程を具備する。
(57)上記(44)に記載の方法において、
検知する工程は、
増幅器出力を生成するように前記電圧及び前記基準電圧を増幅する工程と、
前記電圧が前記増幅器出力未満である時に前記ロック信号を生成する工程と、
を具備する。
(58)上記(43)に記載の方法において、
前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号に応答して、ポンプ電流を生成する工程と、
前記ポンプ電流に応答して、発振器周波数で発振器出力信号を生成する工程と、
前記ポンプ電流にフィルタをかける工程と、
を更に具備する。
(59)上記(43)に記載の方法において、
前記フィードバック信号を生成するように前記位相ロック出力信号を分割する工程を更に具備する。
(60)位相ロックループにおいてロック状況を検出する方法において、
第1の差及び第2の差に基づいて電圧を生成する工程と、前記第1の差は第1のアップ信号及び第1のダウン信号に基づくことと、前記第2の差は第2のアップ信号及び第2のダウン信号に基づくことと、
前記電圧に基づいてロック信号を生成する工程と、
を具備する。
(61)上記(60)に記載の方法において、
前記第1の差は位相エラーの第1の関数であり、前記第2の差は位相エラーの第2の関数であり、
第1の差及び第2の差に基づいて電圧を生成する前記工程は、前記第1の差及び前記第2の差に基づいて位相エラーを電圧に変換する工程を具備する。
(62)上記(61)に記載の方法において、
前記電圧は、前記第1の差が前記第2の差より大きい時に減少し、
前記電圧に基づいてロック信号を生成する工程は、前記電圧が基準電圧未満になる時に前記ロック信号を生成する工程を具備する。
(63)上記(62)に記載の方法において、
前記第1の差は第1の電流に対応し、前記第2の差は第2の電流に対応し、
前記第1の差及び前記第2の差に基づいて位相エラーを電圧に変換する工程は、
前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号に応答して、前記第1の電流を生成する工程と、
前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号に応答して、前記第2の電流を生成する工程と、
前記電圧を生成するように前記第1及び第2の電流にフィルタをかける工程と、
を具備する。
(64)上記(63)に記載の方法において、
前記第1の電流は第1の電荷を生成し、前記第2の電流は第2の電荷を生成し、前記電圧は前記第1の電荷及び前記第2の電荷に基づく。
UP0、UP1、DN0及びDN1信号を生成する位相/周波数検出器と、UP0、UP1、DN0及びDN1信号に応答するロック検出器とを有する位相ロックループのブロック図である。 ロック検出器のコンバータ部の概略回路図である。 ロック検出器のロック信号発生器部の概略回路図である。 ロック検出器のロック信号発生器部の他の実施形態の概略回路図である。 図2の電流源123の実施形態の概略回路図である。 図2の電流源124の実施形態の概略回路図である。 位相エラーの関数としての電流I0 及びI1 のグラフである。 (a)乃至(e)は、PLL入力基準信号REF_CLK、フィードバック信号FB_CLK、アップ信号UP0、ダウン信号DN0、アップ信号UP1、ダウン信号DN1、位相エラーPHASE_ERROR、電流I1 及びI0 、電圧LDLVL、基準信号Vref、及びロック検出器の出力信号PLL_LOCKの関係を示すタイミングダイアグラムである。 ロック検出器が状態Aで動作する時のVUP及びVDNのグラフである。 ロック検出器が状態Bで動作する時のVUP及びVDNのグラフである。 図1に示される位相ロックループのシミュレーションからのグラフである。
符号の説明
100…位相ロックループ回路;110…位相/周波数検出器(PFD);120…ロック検出器;130…充電ポンプ;140…電圧制御発振器(VCO);150…デバイダ;122…コンバータ部;123、124…電流源;125…抵抗器;126…コンデンサ135…VDD;138…グラウンド138;127…ヒステリシスドライバ;128…演算増幅器;132、133…pチャネルMOSFET;136、137…nチャネルMOSFETトランジスタ。

Claims (4)

  1. 入力クロック信号及びフィードバック信号に応答して、第1のアップ信号、第1のダウン信号、第2のアップ信号、及び第2のダウン信号を生成する位相/周波数検出器と、ここで、前記第1のアップ信号、前記第1のダウン信号、前記第2のアップ信号、及び前記第2のダウン信号は、前記入力クロック信号と前記フィードバック信号との位相差を示すことと、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の組と、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号の組とは、異なるデッドゾーンを有することと、
    前記第1のアップ信号、前記第1のダウン信号、前記第2のアップ信号、及び前記第2のダウン信号を受信すると共に、これらに基づいてロック信号を生成するロック検出器と、ここで、前記ロック検出器は、コンバータ部とロック信号発生器とを含むことと、前記コンバータ部は、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の組を入力変数とし、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号から生成される電流の和からなる第1の出力と、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号の組を入力変数とし、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号から生成される電流の和からなる第2の出力を備え、前記第1の出力と前記第2の出力の差から得られる電圧を生成することと、前記ロック信号発生器は前記出力の差から得られる電圧と基準電圧との比較に基づいて前記ロック信号を生成することと、
    を具備することを特徴とする位相ロックループ。
  2. 前記出力の差から得られる電圧は、前記第1の出力が前記第2の出力より大きい時に減少し、前記ロック信号発生器は、前記出力の差から得られる電圧が前記基準電圧未満になる時に前記ロック信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の位相ロックループ。
  3. 入力クロック信号及びフィードバック信号に応答して、第1のアップ信号、第1のダウン信号、第2のアップ信号、及び第2のダウン信号を生成する工程と、ここで、前記第1のアップ信号、前記第1のダウン信号、前記第2のアップ信号、及び前記第2のダウン信号は、前記入力クロック信号と前記フィードバック信号との位相差を示すことと、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の組と、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号の組とは、異なるデッドゾーンを有することと、
    前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号の組みを入力変数とし、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号から生成される電流の和からなる第1の出力と、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号の組を入力変数とし、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号から生成される電流の和からなる第2の出力を備え、前記第1の出力と前記第2の出力の差から得られる電圧を生成する工程と、
    前記出力の差から得られる電圧は、前記第1の出力が前記第2の出力より大きい時に減少することと、
    前記出力の差から得られる電圧と基準電圧との比較に基づいてロック信号を生成する工程と、前記出力の差から得られる電圧が前記基準電圧未満になる時に前記ロック信号を生成することと、
    を具備することを特徴とする位相ロックループにおいてロック状況を検出する方法。
  4. 前記第1の出力と前記第2の出力の差から得られる電圧を生成する工程は、
    前記出力の差から得られる電圧を生成するように、前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号に応じて変化する電流、及び前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号に応じて変化する電流にフィルタをかける工程と、
    を具備することを特徴とする請求項3に記載の位相ロックループにおいてロック状況を検出する方法。
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