JP3983282B2 - ガス注入と電気放電を用いた液体汚染物除去装置 - Google Patents

ガス注入と電気放電を用いた液体汚染物除去装置 Download PDF

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Description

〔技術分野〕
本発明は、一般に、毒性又は望ましくない化学物質及び病原体を含む水、スラッジ、又は他の液体の精製及び汚染物除去に用いられる方法及び装置に関する。詳しくは、本発明の装置は、液体の流れ内に放電することにより汚染物の破壊及び(又は)除去を開始させる液体汚染物除去装置に関する。
〔背景技術〕
最近、環境清浄化活動、特に地下水、廃水及び飲料水の精製及び汚染物除去に対する研究及び開発が極めて広く行われるようになってきた。水汚染物除去の必要性は、工業的廃水の連続的処理から、1カ所での貯水池又は池の一時的汚染を処理することまで多岐に亙る。従って、大規模及び小規模の両方に利用できる方法が必要である。
供給水中の汚染物及び毒性物質を破壊又は除去するために、従来種々の技術が使われてきた。これらには超音波振動により生じた衝撃波を用いること、及び水に紫外線を当てることが含まれている。水流中に正に帯電するイオンを導入して粒子の凝集及び分離を起こすとか、流体室内に電流を流して、その陽極と陰極との間の電流によって近くの微生物に有毒な効果を与えるなどして、電気も汚染物除去剤として用いられてきた。
塩素化はよく知られており、ある種のバクテリア及び微生物に有効であるが、有機化学物質には殆ど効果がない。逆に活性炭フィルターは、有機化学物質を除去するが、そのようなフィルターは極めて値段が高く、規則的な管理を必要とする。
オゾン(O3)の注入も効果的に使用することができる。しかし、オゾン設備は極めて大きくしなければ効率のよいものとはならない。従って、そのコスト及び規模のため、それは、例えば、小規模な汚染地下水及び廃水地点を清浄化するのに用いるのには不適切なものになっている。過酸化水素注入装置も、或るものはUVフラッシュランプによる活性化と共に用いて、有機化合物と結合させるのに必要な−OHラジカルを生成させるのに用いられてきた。この方法は、汚染物及び有機化学物質を適切に除去することができるが、費用が高い。なぜなら、高純度過酸化水素が多量に必要であり、過酸化水素がUVエネルギーに適切に照射されるのを妨げるUVフラッシュランプの表面汚染により規則的な管理が必要だからである。
活性炭フィルターは、有機化学物質については適切な除去作用を果たすが、極めてコストが高く、規則的に交換しなければならず、従って、全国的な規模でそれらの問題を解決するのには有望ではない。
関連する問題で、全国的な何千もの製造工業は、一般大衆又は局地的環境にとって危険になることがある副生成物又は製造の副作用に対処しなければならない。製造工程自身が、環境及び人間に有害な有機化学物質又は他の汚染物を生ずることがある。食品工業では、多くの食品が、もし摂取されると有害なバクテリア及び(又は)生物学的有機体を引き付けたり取り込んだりするため、この問題は一層頻繁に起きる。これらの病原体(サルモネラ、ウィルス、バクテリア等)に対しては、製造工程の或る時点及び小売販売へ出荷する前の時点で、製造業者は対策を取らなければならない。殆どの場合、製造業者は化学的滅菌剤を用いるか、又は製品汚染による問題の可能性を実質的に解消するようなプラントで製造工程を行う。これは最終的消費者にとっては良いが、これらの滅菌剤又は化学物質がプラントから近くの水又は埋立地中へ排出され、それが地下水系に浸出したりすると、別な環境問題を生ずる。
この種の処理で多くの種類の滅菌剤及び化学物質が用いられている。最も効果的なものの一つは、フェノール系滅菌剤である。フェノールは病原体及び他の有害な化合物に作用し、多くの種類の工業で広く用いられている。フェノール系滅菌剤を使用することによる副作用は、その生物学的酸素要求量(BOD)が高いため、環境に対する脅威を与えることである。このBODは、環境中へ放出されると、他の長鎖有機体と酸素を奪い合う。環境保護局(EPA)は、現在、局地的環境中へ排出された場合、平均1日0.5ppm、最大限度1.0ppmの限界を要請している。自然環境中のこのフェノール濃度は、明らかに自然食物連鎖に脅威を与えないものであり、従って、政府基準として受け入れられている。しかし、多くの工業は、この規制に従っていないか、又はその滅菌剤を環境中へ放出する前に破壊するコスト的に効果的な方法を持っていない。従って、多くの工業は、彼らの生成物を最終使用者及び局地的環境に対して安全に維持するため、屋内廃水処理技術を採用している。
家禽飼育原料、製品、及び卵の生産では、多くの処理農場及びプラントで滅菌剤としてフェノールを用いている。或るものはサルモネラ無菌法を実施しているが、それは全工業に対して特殊なものである。この方法は彼らの労働者及び最終的消費者がサルモネラ菌に犯される可能性を防止する。この方法の一部は、装置、機械、及び一般的設備を洗浄するために滅菌剤としてフェノールを使用する必要がある。副生成物としてフェノールを含む洗浄流出水はしばしば収集して、局地的に僅かな体積の水中へ廃棄する。これは、フェノールの濃度がEPAにより局地的廃棄に対して設定された許容限界を越えるのが典型的であるため、問題を生ずる。フェノール濃度が20ppm以上である洗浄水体積が8,700ガロン/週になることは珍しくない。
USAで、或る形態のスラッジ脱水装置を用いた何千もの廃水処理プラントについては別の問題が存在する。米国での廃水処理プラントの大部分は、下水施設又は工業的処理からの廃水を最終的に処理する手段として「バッグ(bug)」と呼ばれている生物学的処理又は生きた有機体を用いている。最終的に、廃棄物質処理後の固体物質としてそれら「バッグ」自身だけが残る結果になる。最終的処理タンク中のこれらバッグを含む水はスラッジと呼ばれる。廃棄物処理のこの手段によって生ずる問題は、処理水を再循環するか、又は河又は流水中に捨てることができるようになるまで、残留する固体物質を除去し、廃棄しなければならないことである。
作動容量の限界は、脱水速度による。スラッジを構成する有機体の細胞構造が水を保持し、この水を除去するためにはかなりのエネルギー及び時間が必要である。多くの場合、従来の処理装置では、処理されたスラッジ残滓(ケーク)を更に乾燥することなく埋立地へ移すことができる程充分な量の水を除去することはできない。その湿潤スラッジを、湿潤スラッジ型廃棄物に割り当てられた埋立地へ送るならば、廃棄コストが遥かに高くなる。
現在ある多くの型の脱水装置は、スラッジから固体物質を物理的に分離するためのものである。その例には、ベルトプレス、板及び枠プレス、及び遠心分離が含まれる。この脱水装置によって固体物質を除去したならば、それは或るやり方で廃棄しなければならない。第一の方法は、この物質を埋立地へ輸送することである。この方法の限界は、水を物理的に除去するのに時間及びエネルギーを必要とし、脱水工程後の圧搾物質又は「残滓」を乾燥する必要があることである。もし脱水工程が余りにも遅いと、或る流量のスラッジを処理するのに余分の装置を用いなければならない。もし残滓が充分乾燥されていないと、その物質は更に処理するか、特別な埋立地に捨てなければならず、それは使用コストを遥かに大きくする。もし一層湿潤した残滓を埋立地が許容できることが判明した場合でも、除去されていない余分の水のため一層重いものを輸送することに伴われるコストの著しい増大がある。もし脱水速度が2倍になると、与えられた体積のスラッジは正味半分の時間で処理できる結果が得られ、脱水装置は半分程の大きさでよい。残滓が一層乾燥しているならば、全固体物質を最小のコストで廃棄することができる。そのような方法は、かなりの量の資本投資及び操作コストを節約することになるであろう。
従って、必要なことは、比較的低いコストで種々の有機物質及び化学的毒性物質を効果的に破壊又は除去することができ、他の化学物質の添加、又は汚染水を更に処理する必要がなく、大規模及び小規模操作の両方で使用するのに適合させることができる液体精製及び汚染物除去装置である。更に必要なことは、脱水速度問題及び残滓乾燥問題の両方を単一の操作で解決することができるスラッジ処理方法である。そのような装置は今の所従来法では欠けている。
〔発明の開示〕
本発明の一つの目的は、有機化学物質と同様、バクテリア及び他の微生物の両方に対して有効な液体汚染物質除去方法及び装置(システム)を与えることである。
本発明の別の目的は、大規模又は小規模で操作しても、いずれもコスト的に効果的で効率のよい液体精製方法及び装置(システム)を与えることである。
本発明の更に別の目的は、現在幾つかの異なった方式の汚染物除去作用を実施している液体精製装置(システム)を、その装置を更に複雑にすることなく、用いることである。
本発明の更に別の目的は、一層低いコストで水及びスラッジを処理するのに用いることができる汚染物除去装置を供給することである。
これら及び他の目的を達成するために、本発明の装置は、紫外線、パルス状機械的衝撃波、及び液体流のイオン化の相乗的組合せを、処理すべき液体内の汚染物除去及び精製作用として用いている。汚染物を除去すべき液体を、直列又は並列に配列した一つ以上の汚染物除去モジュール(module)に通す。モジュール内の室(チャンバー)を通って一対の電極が横断するように向かい合っており、その間にアーク間隙即ち放電領域を定めている。汚染された液体を取り入れ口を通ってその室及びモジュール内へ導入し、そこでその液体は排出領域を通過するか又はそれに近づく。高エネルギー固体(solid state)スイッチを用いたパルス発生機は、アークを誘発する迅速な連続電気パルスを電極を通して送り、それによって放電領域内の電極間に一連の放電アークを生ずる。アークは充分なエネルギーをもち、それによってプラズマ誘導アークが電極間の液体を通って維持され、微生物を直接殺し、他のものを弱くする能力を有する機械的衝撃波と共に致死量の紫外線を発生する。更に、放電領域に近い水の分子は、ヒドロキシルイオン及び遊離酸素を含めた励起ラジカルへ分解され、それらは有機化学物質と結合して水流からそれらを除去する。
電極間にアークを発生できるようにするため、アノード組立体を通して放電領域内へガスを注入する。この装置の低流量バッチ式(low flow batch)水処理方式に対する一層の改良には、アーク放電処理の前の予備処理保持タンク中へ過酸化水素をポンプで導入すること及び後処理タンクへ入る前の液体中へのオゾン分布の促進が含まれる。
ここに記載した装置は、他のどのような装置によっても達成できない相乗的結果を与える単一の方法で、他の技術の主たる精製/汚染物除去効果(UV、O3、OH、O2、衝撃、電気的殺菌)の全てを与える主要な科学的進歩を表すものである。
第1a図は、本発明の液体汚染物除去装置の第一態様を表す概略的図面であり、汚染物除去モジュールが切断面で示されている。
第1b図は、ガス注入ジェットを有する液体汚染物除去装置の第二の態様を表す概略図であり、汚染物除去モジュールが切断図で示されている。
第2図は、第1a図の本発明の態様の汚染物除去モジュールを末端の方から通して見た図である。
第3図は、第1a図又は第1b図の態様のパルス発生機の概略的配線図である。
第4図は、廃水の低流量バッチ式処理で用いるように構成した液体汚染物除去装置の第三の態様の配管系統及び部品を示す概略図である。
第5図は、第4図の装置の態様の低流量バッチ式廃水処理の電気系統及び部品を示す概略図である。
第6a図は、第4図の廃水処理装置の汚染物除去モジュールで用いられるカソード組立体の平面図である。
第6b図は、第6a図のカソード組立体の横から見た斜視図である。
第7a図は、第4図の廃水処理装置の汚染物除去モジュールで用いられるアノード組立体の底面図である。
第7b図は、第7a図のアノード組立体の横から見た斜視図である。
第8図は、第4図の低流量バッチ式廃水処理装置の汚染物除去モジュールの一部を切り取った斜視図である。
第9図は、スラッジ処理用に形成した液体汚染物処理装置の第四の態様の装置キャビネットの斜視図である。
第10a図、第10b図、及び第10c図は、第9図のスラッジ処理装置の配管系統及び部品を示す概略図であり、夫々単一室、二直列室、及び二並列室の方式の汚染物除去モジュールを示している。
第11a図、第11b図、及び第11c図は、第9図のスラッジ処理装置の汚染物除去モジュールの斜視図であり、夫々第10a図、第10c図、及び第10b図の単一室、二並列室、及び二直列室の方式のモジュールを示している。
第12図は、第10a図及び第11a図の単一室型モジュールの斜視図であり、点線で内部二電極室を示している。
第13a図は、第12図の二電極室の拡大斜視図である。
第13b図は、第9図〜第12図のスラッジ汚染物除去装置の態様のアノード及びカソードの組立体の拡大図であり、第13a図の室に取付けたものとして夫夫の配向を示している。
第14図は、第13a図の室の側面図である。
第15図は、第13a図の室の一部を切り取った前面図であり、一つの電極対の間のアーク放電領域を示す。
第16図は、第13a図の室の上面図である。
第17図は、第13a図の室の切り取った側面図であり、室バッフルの位置を示している。
第18図は、第10b図及び第11c図に示したような直列電極室を有する、第9図のスラッジ処理装置で用いられる一形態の汚染物除去モジュールの切り取った側面図である。
第19a図は、第15図のカソード組立体の拡大断面図であり、室の上板に絶縁体を留める構造を示している。
第19b図は、第19a図の電極クランプの平面図である。
第20図は、第4図の低流量バッチ式廃水処理装置及び第10b図のスラッジ処理装置で用いられる液体汚染物除去装置の態様のパルス発生機を示す概略図である。
第21図は、液体汚染物除去装置のスラッジ処理装置の態様の電気系統及び部品を示す概略図である。
〔本発明を実施するための最良の態様〕
本発明の液体汚染物除去方法は、水又は他の液体の精製及び汚染物除去の三つの異なった方式を用いており、それは相乗的やり方で一緒にし、有機物質及び化学的毒性物質を除去又は破壊する。これら異なった汚染物除去方式の各々を始動させるものは、液体流中に生じさせた一連のパルス状電気アークである。10kV〜50kVの放電電圧及び70Aの最大アーク電流を用いて、アーク放電領域近辺の汚染物除去室内にプラズマ現象を発生させる。その結果、直ちに10,000〜15,000°Kの局部的温度、及び100〜1000MPaの局部的プラズマ圧力が得られる。放電の第一の結果として、アーク自身が高レベルの紫外線を発生し、それが水流中に見出される多くの生きた有機体を破壊する。第二に、高温で周囲の水の急激な膨張と続く冷却を起こし、汚染物除去装置内に機械的衝撃波を生じ、多くのバクテリア及び微生物を両方共直ちに破壊するのみならず、他のものの保護殻及び膜を破壊する結果を与え、それによってそれらを紫外線又は他の致命的作用に曝す。第三に、放電は水自身を、H、OH、HO2、及びO+を含めた帯電水和物、イオン、励起遊離ラジカルへ分解する。前に述べた過酸化水素及びオゾン注入装置と同様に、これらのラジカルは直接バクテリア及びウィルスを攻撃し、更に有機化学物質と結合してそれらを除去する。
このように、本方法の重要な事項は、水中での高エネルギー電気アークの発生である。そのようなアークを発生する装置10は、第1a図に全体的に示されている。汚染物除去及び精製効果は、一つ以上の汚染物除去モジュール12内で行われ、そのモジュールには汚染物除去過程中、地下水、廃水、又は飲料水が流れる。好ましい態様として、モジュール12は全体的に円筒の形をした室壁14を有し、それは水取入れ口16及び水排出口18と一緒になって、その中に流体の入る汚染物除去室13を定める。装置10のこの第一の態様では、汚染物除去モジュール12は、レクサン(Lexan)(登録商標名)プラスチック材料から作られているのが好ましく、内径は約3cmである。
アノード組立体22及びカソード組立体30の形で、壁14の両側に横断する形で誘導電極が取付けられている。アノード組立体22は、好ましくはタングステンから作られたアノード電極部材23(第2図)で、直径約1/8inの全体的に円柱の形をした一点で終わる電極部材を有する。アノード組立体22は、絶縁体24によって、それが室壁14を通って中に入っている状態で支持されており、その絶縁体は、テフロン(登録商標名)PTFEから作られており、アノード組立体22を簡単に取り外しでき、その室13内の位置を調節できるように機械的に取付けられている。
カソード組立体30は、全体的に長方形のアーク発生板即ちカソード電極部材32を有し、それは壁14の内面近辺に実質的にその内面と並んで長手方向(longitudinally)に配列されている。カソード電極部材32の末端から垂直にカソード組立体30の電気端子34が伸びている。流体保持シール(図示されていない)がモジュール13内から汚染水が漏れないように従来のやり方で端子34の周りに配置されている。
第1a図及び第2図から分かるように、カソード電極部材32の平らな表面とアノード電極部材23の基底端(proximal end)との間に放電領域26が定められている。この放電領域26の長さ、即ちアノード電極部材23の尖った基底端とカソード電極部材32の基底端との間の距離は、汚染物除去装置10の適切な作動を行われせるのに重要である。その間隔は最適流量に対して最大にすべきであるが、アノード電極部材23とカソード電極部材32との間に信頼性のある放電及びアーク27を発生させ、持続させる能力と両立すべきである。この装置の好ましい態様として、放電領域26の長さは約1.0cmである。
アノード電極部材23は、周期的な取り替えを必要とする装置の唯一の部分である。従って、アノード組立体を製造する時に極めて耐久性のある材料を用いることが重要である。アノード電極部材23を製造するのに使用できることが認められている金属には、タングステン・トリウム合金、及びクロメモリー(chromemolly)合金が含まれる。
カソード電極部材32は、長期間の操作に適したどのような耐久性のある金属で作ってもよく、例えば、ステンレス鋼でもよい。カソード組立体30のカソード電極部材32は、大略2cm×2cmで、厚さが0.2cmであるのがよい。
アノード電極部材23とカソード電極部材32との間にアーク27を発生させるため、アノード組立体22を、正のケーブル20によってパルス発生機50(第1図)に接続する。負のケーブル19も、カソード組立体30の端子34からパルス発生機50の負側へ接続する。
アーク27が発生した結果として、汚染物除去モジュール12の室13内に衝撃波を反復発生させる目的を達成させるため、アークをパルス状にするための手段を用いる。ここで第3図を見ると、パルス発生機50の設計に関連して一層詳細な点が示されている。パルス発生機50は、定格3,500ボルトで、約40μFの容量を持つ放電キャパシタ54を有する容量放電型のものであるのが好ましい。キャパシタ54は、高電力固体スイッチ56によって放電され、そのスイッチは、キャパシタを出力パルス変圧器58へ1μ秒で放電させることができるように設計され、選択されている。
放電領域26に充分大きなエネルギーの電気アーク27を発生させるため、パルス変圧器58は、放電キャパシタ54からの1,500ボルト、1,100アンペアのパルスに基づき、アノード組立体22の所で40,000ボルト、30アンペアのパルスを発生できなければならない。例えば、好ましい態様として、半導体スイッチ56がエレクトロニクス・タイミング・ボード60からのトリガ信号(triggering signals)を受け、そのボードは1秒当たり1〜60のトリガ信号を発生することができる回路を有する。放電キャパシタ54は、第一段階変圧器63及び整流器64によって抵抗61を通り数m秒でDC1,500ボルトに帯電させ、その変圧器は従来の220VAC電力ライン62に接続されている。
この装置の一つの好ましい態様として、タイミング・ボード60は、1.2MWのピーク電力レベルで放電領域26を通り1秒当たり30のアークを発生する。アーク発生信号のパルス幅は約5μ秒であり、約1.0cmのアーク間隙即ち放電領域26の距離で、1パルス当たり約7.0ジュールのエネルギーレベルを与える。
モジュール12を通る水の流量は、好ましい量の汚染物除去及び精製効果を与えるため、水の単位体積当たり必要なエネルギーに基づいて種々の大きさに調節することができる。一つの好ましい態様として、水の量に対し1.0J/cm3のエネルギー密度で適切な汚染物除去が与えられ、それによって約12リットル/分の流量でモジュール12を通すことができる。
モジュール12の大きさ及び体積は、精製すべき水の種類及び必要な流量に従って比例的に調節することができることは、当業者に明らかであろう。更に汚染物除去能力を増大するため、複数のモジュール12を平行して同時に操作し、単一の汚染水供給部からそれらを通って一体化した排出部へ通過させる。また汚染物除去効果の大きさを増大するため、複数のモジュール12を直列に操作してもよく、それによって第一モジュール12の排出口18を出る精製水を、次に直ちに第二モジュール12の取入れ口16へ送ると言うように、順次行なってもよい。
ここに記載する方法及び装置を実施する見本の装置の試験に基づき、飲料水として適切な99.5%の精製水準を、3.5J/cm3又は1KWH/m3のエネルギー密度を用いて達成することができる。標準的環境条件に合うようにするため、即ち、処理水を環境中へ放出するのに適切な精製水準を達成するのに、0.3KWH/m3の電力密度が適切である。
一般的有機化学的汚染物を除去するための好ましい態様についての更に別の試験により、そのような汚染物の減少は10〜30J/cm3のアークエネルギーレベルで行われ、それによって殺虫については0.1g/リットルの初期濃度から、炭化水素については0.1〜40g/リットルから、油生成物については0.2〜20g/リットルから、90〜95%の汚染物の減少が得られたことが判明した。
ガス注入
液体内に希望の電気アークを発生できるようにするため、アーク放電領域26内にガスを導入するのがよい。第1b図に関し、装置10の第二の好ましい態様のアノード組立体22の中へ高圧ガスジェット21が挿入されている。水面下のガスジェットチャンネルが、カソード組立体30の方へ向けたアノード電極部材23の中の小さな孔を通って高圧ガスを注入することによって形成される。この空気又はガスのチャンネルは、実質上のアノードを形成し、最初に起きるアークが通る通路になる。これは、空気又は殆どのガスの耐電圧が水よりも遥かに低いために起きるものである。
精製すべき汚染水は、汚染物除去室13を通り、放電領域26の近辺を流れる。精製される水の流量は、単位体積当たり必要なエネルギーの関数である。1.0J/cm3の無難な数字を仮定すると、流量は12リットル/分になるであろう。ガスは、液体内に気泡の発生を持続させるのに充分な圧力で約5CFMの流量で供給されるのが好ましい。室13内の液体の圧力より約6〜8psi高いガス圧力が通常適切である。
この態様でのパルス発生機50も、室13内の電極へ非常に早いパルスの高電圧電流を送るように設計された容量型放電装置である。放電キャパシタ54(第3図)は、3500ボルト用に設計された40.0μFインパルス放電型のものである。キャパシタ54は出力パルス変圧器へ約1.0μ秒でキャパシタ54を放電させるのに充分なdi/dt及びピーク電流容量を有する高電力固体スイッチ56を用いて放電させる。出力パルス変圧器は、放電領域26中に強力な放電を生ずるように、水面下の高圧ガスジェット21によって形成された実質的なアノード電極部材23に40,000ボルト、70アンペアのインパルスを生ずるように設計されている。パルス変圧器58からのこの出力に必要な入力は、キャパシタ54及びスイッチ56からの1500ボルト、1100アンペアのパルスである。スイッチ56は、1秒当たり50〜100のパルスを生ずることができるエレクトロニクス・タイミング・ボード60からそのスイッチ信号を受ける。パルス放電キャパシタ54は、電力ライン62から電力を得る電力変圧器63及び整流器64によって、数m秒でDC1500ボルトに帯電する。パルス電力装置50の設計は、スイッチ56が早く壊れないように保護するため、従来の工学的方法により要求される必要な一時的保護機構も含んでいなければならない。
パルス電力装置50は、放電領域26に必要な高エネルギー放電又はアーク27を生ずる。この放電は、1.2MWのピーク電力レベルで1秒当たり約60回行われる。パルス幅は約5μ秒(半値幅)であり、1パルス当たり7.0ジュールのエネルギーレベルを与える。放電領域26を形成するアノード電極部材23の基底端とカソード電極部材32の基底端との間の間隙は約2.0cmである。
室13は、ガス又は空気チャンネルを通る強いパルス状電気アーク27の結果として、強力なプラズマで部分的に満たされる。このガスチャンネルは精製される処理流体(水)の水面下にある。室13の大きさは、室を通って精製又は汚染物が除去される水の希望の純度及び流量を与えるのに必要な全平均放電エネルギーの関数である。局部的プラズマ圧は100〜1000MPaの範囲にあり、局部的温度は約10,000〜15,000°Kである。
ひとたびアーク27が冷たいガスチャンネル内に完成すると、それは急速に広がり、次に非常に急速に冷却しながら収縮する。これは、異なった圧力の波が発生した結果であり、それらの波は室13内の衝撃波として見做される。衝撃波は、或る微生物及びバクテリアを直接殺し、多くのウィルス及びバクテリアで見られる保護外殻を破壊することにより、精製工程を開始する初期効果の一つである。衝撃波を生ずる電気アークは、高度に集中したプラズマも生ずる。このプラズマは紫外線(UV)の非常に強力な放射線源であり、それ自身も多くのバクテリア及びウィルスを破壊するのみならず、化学的汚染物/毒性物質を転化させるのに必要な幾つかの励起ラジカルを生ずる。プラズマは、冷たいガスチャンネル中の酸素をオゾンに変換することも行い、そのオゾンは非常に強力な酸化剤であり、水精製の信頼性のある方法としてよく知られ、受け入れられている。
電気アークの別の主な効果は、H、OH、HO2、H22、及びその他のような帯電水和物、イオン、及び励起ラジカルを発生することである。これらのラジカルは直接バクテリア及びウィルスを攻撃し、化学的毒性物質を非常に効果的なやり方で転化する。精製工程のこの部分は、UVを用いてH22を必要な励起ラジカルへ分解する現存するH22(過酸化水素)注入装置に非常によく似た働きをするが、遥かに低いコストで働く。また、他の効果(オゾン、UV、プラズマ、及び衝撃波)との相乗効果により、遥かに高い品質の精製を与える結果になる。
基体的装置10を構成し、その方法の効果性を試験した。E.Coliバクテリアを用いて殺バクテリア効果を試験した。その試験中、高度に汚染された水を装置10に通して流すと、E.Coliは著しく減少するか、又は除去された。この装置の電力効率もこの試験中に決定された。廃水の精製度を、全消費電力に対し比較し、電力効率を決定した。次のデーターは、精製試験の結果及びその結果を得るのに必要な電力消費を示している。
飲料水としての条件を満足させる電力消費
W=3.5J/cm3(1kWh/m3)−飲料水基準まで精製(99.5%)
環境規制条件を満足させる電力消費
W=1J/cm3(0.3kWh/m3)−環境への廃棄基準に合う精製水準。
モジュール12内の室13は、高電圧高電流アークが起きる場合のカソード及びアノードの組立体30及び22を有する。単一の室13は、一つ以上の対になったカソード及びアノード組立体30、22によるか、又は単一のカソード組立体30と複数のアノード組立体22を組合せたものによって定められた一つ以上の放電領域26を持っていてもよい。装置10は、直列又は並列に構成した一つ以上のモジュール12を持っていてもよく、その数及び形態は、装置10を1回通過するのに必要な水の流量及び精製度によって決定される。室13の大きさは、室13を通る水の流量及び電気アークによって生じた衝撃波による室13の機械的共鳴に基づく。
水素ガス注入
装置10によって発生した強いアークは、多くの水分子をヒドロキシルイオン及び遊離水素へ分解する。イオンは強い酸化剤として働き、水中の有機炭化水素と結合して二酸化炭素を形成し、それは大気中へ放出することができる。残念ながら、許容できない副生成物が生成するため、酸化工程が望ましくない場合がある。この場合には、それら酸化剤は使用しないか、又は除去することができ、異なった効果を挙げることができる。
アークは非常に熱く、約15000°Kであり、それ自身でどのような生きている微生物でも殺すか、それと接触する殆どの化合物を分解する。この効果は、水素がアーク中に注入されるか、又は水がアークを通過する前にその中に溶解されていると大きくなる。なぜなら、水素は酸化剤と結合して水又は過酸化水素を形成し、それによって存在する元素又は化合物を更に酸化する可能性を無くすからである。この過程は非常に効果的なので、酸化された元素をその基本の形へ還元することができ、水が最終的副生成物となる。
この高温のアークから電子によって基本的元素へ還元することができる化合物の二つの例は、臭素酸カリウム及びクロロホルムである。臭素酸カリウムは危険な発癌剤であり、それは臭素がオゾンによって精製された水中の元素である場合に生ずる。安全な元素を酸化することにより、危険な化合物を生ずる。
過酸化水素注入
従来法で行われる水の汚染物除去方法の一つは、過酸化水素を添加することである。この方法は、−OHラジカルを生成させるため過酸化水素(H22)及びUVフラッシュランプを用いる。これらのラジカルは存在するどのような化学物質とも結合し、その化学物質を効果的に燃焼し、最終的生成物として二酸化炭素(CO2)を生ずる。この方法についての最近の報告では、必要な過酸化水素の量は、最初に考えられていたものよりも遥かに多いことを示している。現実には、UVは濁った水を通過しないので、水の混濁を少なくするため、UVに露出する前に前処理として過酸化水素を添加する。過酸化水素は、混合物が5.5近辺のpHを持つようになる迄添加する。これは、10〜15%程の多くの過酸化水素を必要とする。この前処理は、1ガロン当たり報告されたコストには通常加えられていない隠れたコストになる。従来法の装置では、供給された水から有機化学物質を除去する機能を果たすが、コストは高い。過酸化水素及びUVフラッシュランプ法の主な欠点は、フラッシュランプが直ぐにプレートオーバー(plateover)し、効果がなくなることである。このことは、特に鉄のような溶解金属の含有量が大きい部分に当て嵌まる。本発明の装置は本質的にこの問題を解決することが明らかになっている。なぜなら、アークが直接UVを発生し、溶解金属によって汚染されるようになるガラス管球は存在しないからである。実際、新しい装置は、UV出力を増大するためアーク中にアルゴンのようなガスを注入することにより改良することができる。これは、ガラス管球の無いUVフラッシュランプを用いたのに相当する。UVは病原体を殺すのに必要なので、このUV増強ガスの注入は、バクテリア及びウィルス(E.Coli)を殺すのに適用することもできる。
本発明の装置は、放電法により強化した過酸化水素注入も用いることができ、UVによる過酸化水素の−OHラジカル(これは有機化合物と反応する)への電気化学的分解と、電気的衝撃、UV照射、イオン発生、及び機械的衝撃とを組合せた相乗的効果を生じさせることができる。これらの効果は、注入された少量の過酸化水素と一緒になって高エネルギー放電により開始・発生するものである。
電気アーク及び過酸化水素注入により、生きている有機体を殺すことが既に示されている高レベルのUV輻射線を生ずる。アークによって生じたUVにより直接注入過酸化水素を活性化することは、過酸化水素の必要性を著しく減少し、従来法の装置で見られるようなランプ汚染又は損傷が起きる可能性を全て除いている。
放電は水自身を励起ヒドロキシルイオン及び遊離酸素に分解し、それらは有機化学物質と結合して、過酸化水素単独の場合と同様な仕方でそれらを除去する。高レベルのUVに照射すると、少量の注入過酸化水素が−OHラジカルへ分解し、それが電気的効果と相乗的仕方で働き、汚染物を殆ど0まで減少する。
二酸化チタンを注入し、次にそれをUV輻射線により触媒作用を及ぼすことにより、同様な効果の向上を達成することができる。これは、未処理水中のヒドロキシルイオンの量を増大するであろう。更に、室13の内壁面を、同様な効果のために二酸化チタンで被覆してもよい。
廃水の低流量バッチ式処理
第4図〜第8図は、廃水の低流量バッチ式処理のために構成した本発明の液体汚染物除去装置の第三の態様を例示している。この態様では、水は三つの別々の段階で処理し、第一は前処理タンク40で、次に汚染物除去モジュール12で、次に後処理タンク41で行う。貯蔵タンク76を用いて過酸化水素を保持し、それを前処理タンク40で廃水流中へ注入する。過酸化水素(又は同様に作用する化合物)の目的は、直接バクテリア及びウィルスを攻撃することができる励起ラジカルの量を増大することにある。再循環ポンプ82、再循環導管84、及び逆止め弁83を含む水再循環系統により、水がモジュール12に入った後、モジュール12の室13中でアークにより発生したUV輻射線に汚染物除去水が露出される時間を長くするため、水を再循環する。アノード組立体22を通して室13中に注入される空気は、コンプレッサー90により満たされる空気タンク88からモジュール12へ供給する。フィルター91により空気から粒状物を除去し、スイッチ89により空気要求量に呼応してコンプレッサー90の回転をオン・オフする。調節器87は、ガスの圧力をモジュール12中の工程圧力よりも高い好ましい水準に維持し、アーク放電領域内に一定した気泡の供給が得られるようにする。
水が排出口18からモジュール12を出た後、それはモジュール排出導管92を通って流れ、オゾン塔93を通過する。水が塔93の中にある間に、分配板94が水中の気泡を破壊し、モジュール12中のアークによって発生したオゾンの遊離及び分布を促進する。次に水を後処理タンク41へ移動させる。そこからダンプ(dump)ポンプ97によってその水を処理水排出管100を通って送り出す。後処理タンク低水準フロートスイッチ98は、後処理タンク41が空になった時に作動する。
装置10が作動している時、現場の保存タンク15に汚染物除去された水を満たし、貯蔵タンク76に過酸化物を満たす。これにより貯蔵タンク低水準フロートスイッチ77が「オン」位置になる。前処理タンク40及び後処理タンク41は空になる。排水ポンプ作動スイッチ112、排水管作動スイッチ111、アーク作動スイッチ110、過酸化物ポンプ作動スイッチ120a、警報器作動スイッチ117、コンプレッサー作動スイッチ118は、夫々「オン」位置に切り替わる。アーク作動スイッチが「オン」になっている時、アーク作動リレー114は閉じている。過酸化物ポンプ作動スイッチ120aはリレー125を閉じる。もし現場の保存タンク15が一杯になると、フロートスイッチ43がオンになる。次に前処理タンク低水準フロートスイッチ71に電力を適用する。これによりリレー101(第5図)を閉じ、排水ポンプ42及び過酸化物ポンプ79のスイッチが入る。未処理水は、未処理水導管45を通り、スクリーンフィルター44を通って流れる。次に過酸化物が、過酸化物供給導管78を通り、逆止め弁80、過酸化物流量制御弁81を通り、前処理タンク40中へ入口48から流入する。装置10の使用者によってタイマー102を用いて予め時間が設定された後、過酸化物ポンプ79のスイッチを切る。フロートスイッチ108が、前処理タンク40が一杯になったことを感知した時、それはリレー101を開放し、それによって排水ポンプ42のスイッチを切り、ソレノイド作動空気弁85に電力を供給する。空気流量スイッチ86が、空気がモジュール12中へ流れて行くのを感知した時、電力がフローバス105へ供給される。
電力がフローバス105へ供給されると、前処理タンクポンプ70及び再循環ポンプ82が作動し、水流量弁73が開く。前処理タンク排出管72を通る水の動きにより、水流量センサースイッチ74が、モジュール12から水が流れるのを感知し、それによってパルス電力装置50(第5図)を作動する。
水はモジュール12から、オゾン塔93、後処理タンク導入管95を通って流れ、タンク41に入る。モジュール12中の水の一部分は、再循環導管84、逆止め弁83、及び再循環ポンプ82を通って循環し、UVへの露出を増加する。タンク41が一杯になった時、後処理タンク高水準フロートスイッチ103がパルス装置50及びフローバス(flow buss)105から電力を除く。次に保持タイマー106が始動する。タイマー106が約8分後にそのサイクルを完了した時、タイマーリレー124が閉じる。ラッチングリレー107が閉じ、ソレノイド作動ダンプ弁99が開き、ダンプポンプ97がタンク41を空にし始める。次に処理された水を排出管100を通って装置から排出する。
保持タイマー106を作動させた時に、ラッチングリレー101も作動し、サイクルが再び始まる。最初のサイクルの後、後処理タンク41が空になるに従って、前処理タンク40が満たされて行く。
前処理及び後処理タンク40、41には、通気口47及び96が夫々取付けられており、装置10から空気及び他のガスが逃げることができるようにしてある。また、空気流出管49が排水再循環導管84から前処理タンク40へ通じ、モジュール12から過剰のガスを除去する。
装置10の或る用途では、ブースターポンプ75を排出管72に用いて、前処理タンク40からモジュール12への適切な廃水の流れを維持することができる。第5図は、第4図に例示した種々の弁及び他の部品と同様、パルス発生機50を制御するのに用いられる制御系統を示す概略図である。従来の220ボルトAC電源62を、主ブレーカー123を通して装置10に接続する。主電源変圧器36は、120VACの電力をバス(buss)121へ与え、220VACの電力をバス122へ与える。バス121は回路ブレーカー127によって保護されているのに対し、バス122はブレーカー126によって保護されている。前処理タンク低水準スイッチ71(前処理タンク40が空であると仮定すると)がリレー101を閉じて、排水ポンプ42及び過酸化物ポンプ79のスイッチを入れる。タイマー102は、約20秒間過酸化物ポンプ79を作動させ、そしてそれを切る。過酸化物ポンプ79の作動時間は使用者によって調節することができる。前処理タンク高水準フロートスイッチ108は、前処理タンク40が一杯であることを感知すると、リレー101を開く。これによって排水ポンプ42が切れ、ソレノイド制御空気弁85に電力が供給される。空気流スイッチ86が、モジュール12へ空気が流れているのを感知すると、工程流電力バス105へ電力が供給される。電力がフローバス105へ適用されると前処理タンクポンプ70及び再循環ポンプ82を駆動し、廃水流弁73を開く。これによって前処理タンク40から汚染物除去モジュール12へ廃水が導入される。
モジュール12中にアークが存在しないこと又は他の異常な工程状態を検出するため警報装置116が配備されている。警報状態の時のために、使用者は、補助手動スイッチ113を用いることにより警報リレー115を手動で入れるオプションを入れることができる。さもなければ、警報状態が修正された後、リセットスイッチ109を用いて装置10をリセットすることができる。電力インターロック補助手動スイッチ119により、使用者は、装置キャビネットドアー(図示されていない)が開いている間、装置10を操作することができる。
第8図は、低流量バッチ式処理装置10で用いられるような汚染物除去モジュール12の拡大図である。矩形の囲い14は、円筒の形をした内部汚染物除去室13を保持する。アノード組立体22及びカソード組立体30が向かい合った位置に取付けてあり、アノード電極部材23及びカソード電極部材32の基底端の間にアーク放電領域26を定める。未処理水は取入れ口16からモジュール12へ入り、処理された水はカソード組立体30を通って排出口18から出る。モジュール12内の室13の大きさは、室13内の衝撃波の発生周波数60Hz近くで室13が音響的に共鳴するように選択するのがよい。低流量バッチ式処理装置で用いるためのモジュール12の好ましい態様として、モジュール12の囲い14は20″×24″×2″である。室13は、その場合、20″の直径を持っているであろう。
第6a図及び第6b図は、カソード組立体30の拡大図であり、第7a図及び第7b図は、アノード組立体22の拡大図である。アノード組立体22は絶縁体24を有し、それは好ましくは一片のテフロンPTFE又は同様な非伝導性材料から作られている。絶縁体24の中心部にアノード電極部材23が配置されており、それは主に導管又は同様な金属管から作られている。ガスジェット21を定め、従って、アノード組立体22を通って室13中へ空気又は他のガスを通すために、アノード電極部材23は環状孔を有し、その孔はアノード電極部材23の中心を通り、カソード組立体30の真正面に孔の口が室13中へ開いている。アーク発生中、銅は直ぐに破壊され易いので、アノード電極部材23の基底端は、アーク発生の反復に最小限の腐食で耐えることができるタングステン又は同様な金属からなるリップ部分(図示されていない)を有する。リップ部分は環状リングであるのが好ましく、それはアノード電極部材23の内側に嵌合し、約1/4″中に伸びており、そのリップの外側表面はアノード電極部材23の基底端の面と平らになっている。アノード電極部材23と絶縁体24の接合部は、第7a図から最もよく分かるように、シール28によって液体が通らないように密封されている。アノード電極部材23の末端は、室13の外へ伸びており、空気弁85からの空気ホースの取付けをし易くするための当て物が配備されているか又は機械加工されている。
次に第6a図及び第6b図を見ると、カソード組立体30も、中心に配置されたカソード電極部材32を取り巻く絶縁体33を有する。カソード電極部材32は、アーク耐久性部分を形成するように、タングステン又は同様な金属から作られたリップ部分(図示されていない)を有する銅管から作られているのが好ましい。電極部材32の末端は、水排出口18を形成する屈曲部を有し、それはモジュール排出管92(第4図)からの接続を受けられるように機械加工されているか又は他のやり方で適合させる。取付具(fitting)17もカソード電極部材32に連通しているが、再循環導管84(第4図)に接続され、室13内の水及びモジュール12から追い出された空気が再循環できるようにしてある。シール35は絶縁体33とカソード電極部材32との接合部に配備されており、室13内から水が逃げないようにしてある。この態様のカソード電極部材32は密封された基底端を持たないので、処理された水は電極部材32を通って流れ、室13から出る。アークは、カソード電極部材32の周囲と実際に接触する。
この特別な装置は、反応室13、ポンプ、及び制御器を含めて平均僅か500ワットの入力電力しかいらない。唯一の消耗材料の導入は過酸化物注入によるものであり、それは典型的には42ガロン/週消費する。この装置を試験的に作動させ、汚染水を、その処理前及び処理後に検査し、次の結果を得た:
処理前濃度 19.2ppm
処理後濃度 <0.05ppm
更にその装置の現場試験では、22ppmの処理前濃度及び処理後の0.06ppmの濃度を示していた。
化学的汚染が地下水問題を起こさないように計画された更に別の試験を、大きなサルベージ業務に対して行なった。この方法は、洗浄水及び暴風雨水を、それが地下水を汚染する前に処理することを含んでいた。沢山の種々の有機化学物質が、その処理すべき水に検出された。最もコスト的に効果的な処理方法は、−OHイオンの数を増大するため0.1%の過酸化水素を添加することを含み、−OH及びオゾンの両方を完全に反応させる保持時間を含んでいた。本発明の装置は、これらの化学物質に関する全ての問題を解消し、大きな成功を収めた。処理された主要な化学物質及び結果は次の通りである:
Figure 0003983282
スラッジ処理
第9図〜第21図は、特にスラッジ処理に適用される本発明の装置の第四の態様を例示している。そのような装置10の三つの基本的な配管設計は、第10a図、第10b図、及び第10c図に示されている。未処理スラッジは、取入れ導管55を通って処理室13に入る。弁73により、室13は隔離して使用される。さもなければ弁73を開き、処理モジュール12の処理室13中へ取入れ口16からスラッジを導入する。室13を排出して使用できるようにするため排出弁65が配備されている。ソレノイド制御空気弁85を通って室13に外部源からの空気又は他のガスを供給する。この空気は二つの目的で用いる。第一は、前に述べたように、室13内の放電領域26へアノード組立体22(第13b図)を通って空気を供給し、アークの発生を促進する。第二その空気を、アノード電極部材23とカソード電極部材32との間の領域を「吹き払う(blow down)」するために用い、そこに蓄積していることがある岩石屑を除去する。
モジュール12内でスラッジを処理した後、それを排出口18及びダンプバルブ99を通って処理済みスラッジ排出導管100へポンプで送る。
第10b図は、二つの処理室13a及び13bがモジュール12内に直列に配置され、第一室13aから出たものが第二室13bに導入される、装置10の別の構成を示している。この場合、空気は第一室13a及び第二室13bの両方に供給される。
第10c図は、この態様の更に別の変更を示しており、この場合、二つの処理室13a及び13bが直列ではなく並列に操作される。
第11a図、第11b図及び第11c図は、夫々第10a図、第10c図、第1010b図に示したスラッジ処理装置の異なった態様に相当するモジュール12の斜視図である。室13(図示されていない)は、モジュール囲い11内に囲まれており、パイプフランジ29を含む取入れ口16は囲い11の一方の端に位置し、同じくパイプフランジ29を含む排出口18は他方の端に位置している。第10c図に示した装置10の態様に相当する第11b図は、夫々フランジ29を含む二つの排出口18を有し、それらは第一室13a及び第二室13bに夫々連結されている。必要な種々の制御ケーブルをモジュール12内に通すため、囲い11の一方の壁に開口141があけられている。
第12図は、点線で示した内部処理室13を有する、第10a図の態様に相当するモジュール12の更に別の拡大図である。第12図も、モジュール12の囲い11に取付けられた衝撃センサー147を示し、その目的は、室13内にアークが存在するか否かを検出することにある。囲い11内には、吹き払い弁の取付具142も吹き払い弁159(第21図)のために配備されており、取付具143がアノード空気弁174に結合するために与えられている。アノードガス導管中に取付けられたドーム調節器144は、室13内のスラッジの工程圧力よりも約6〜8psi高い水準にガス圧力を維持する。これによりアークを維持するのに適切な気泡の発生をアーク放電領域26内に行わせることができる。パルス発生機50(図示されていない)を、室13内に取付けられた第一及び第二アノード組立体22及び第一及び第二カソード組立体30に結合するために、第12図の囲いllの頂部壁の同軸接続器に、接続器145が取付けてある。
第13a図は、スラッジ取入れ口16及び排出口18を含む、スラッジ処理装置10で用いられる室13の拡大図である。室13の頂部及び底部は、頂部板135及び底板136によって密封されている。底板136には第一及び第二アノード組立体22(第13b図)が取付けられている。頂部板135には、第一及び第二カソード組立体30(第13b図)が取付けられている。板135及び136は、室13の側壁154に結合されている。この場合も、室13は、60Hz又はその近辺で共鳴させることによりアーク発生衝撃波の効果を増大するような大きさを持つようにするのがよい。さもなければ、流れを遮ることなく、スラッジの出来るだけ多くの部分が衝撃を受けるように、出来るだけ小さくすべきである。スラッジ処理装置の一つの態様として、室13は10″の高さ、約5″の深さ、及び7″の幅を有する。
第13b図は、第13a図の室13の頂部板及び底板の上に向かい合った位置にあるカソード組立体30及びアノード組立体32の拡大図であり、それら二つの板の間に二つのアーク放電領域26が定められている。アノード組立体22の絶縁体24は、基底円錐状部分37、末端円筒状部分38、及び中心フランジ部分39を有する。アノード組立体22の絶縁体24は、一片のテフロンPTFE又は同様な非伝導性材料から作られているのが好ましい。アノード電極部材23は絶縁体24の中心を通り、中心の孔は、空気がアノード組立体22を通って放電領域26中へ通ることができるようになっている。
カソード組立体30も、末端円筒状部分38、基底円錐状部分37、フランジ部分39からなる一片の絶縁体33を有する。カソード電極部材32も、電極33の中心を通り、アーク放電領域26中へ伸びているが、この態様では密封基底端を有し、スラッジはカソード組立体30を通過しない。
第14図及び第15図は、処理室13の特徴について更に詳細な点を示している。一対の吹き払いニップル138が室13の側壁に設けられており、モジュール吹き払い取付具142(第12図)からの空気導管を接続できるようにしてある。次に空気を各アーク放電領域26内に導入し、蓄積した岩石屑を除去することができる。調節器入口ニップル139をドーム調節器144(第12図)に接続し、室13内の圧力に関するデーターを与える。同様に、衝撃センサーニップル137により、室13から衝撃センサー147へ作動上の接続を与える。
第16図は、室13の頂部及び頂部板135の上面図である。
第17図は、室13内の各アーク放電領域26に未処理スラッジを最大限に曝すのを補助するための、室13内のバッフル153の配置を示す切断側面図である。
第18図は、第10b図に示したように、単一のモジュール12内の直列に接続された二つの処理室13a及び13bを示している。正のケーブル20が四つのアノード組立体22の各々に接続されており、負のケーブル19がカソード組立体30の各々に接続されている。空気ニップル140により空気供給部の接続を行い、アノード組立体22を通って空気を供給する。
第19a図及び第19b図は、アノード及びカソードの組立体22及び30がどのように室13の頂部板135に固定されているかについて更に詳細な点を示している。カソード組立体30の絶縁体33のフランジ部分39は、頂部板135の末端外側表面に対して適合することを目的としている。フランジ部分39の上には留め板150が配置されており、留めねじ151により下向きに固定されている。スペーサー152が、留め板150の下面と頂部板135の上面との間に嵌め込んで溶接されており、留めるための梃を与える。同様な締止構造を、下板136上のアノード組立体に対して用いる。
第20図は、この態様の装置で用いられるパルス発生機50を示す概略図である。好ましい態様の場合と同様に、もし各室13内に二つのアノード及びカソード組立体が存在するならば、同様に二つのパレス発生機50a及び50bが存在する。パルス変圧器58を通って固体スイッチ56によりアーク自身を発生させる。電源整流器区域64は、団体スイッチ56に電力を供給する。タイミング回路60は、固体スイッチ56のSCRのゲートで適当なパルスを発生し、アークを点滅させる。パルス発生機50への電力は、第一リレー51、熱的回路ブレーカー53、更に時間遅延リレー52を通って供給する。時間遅延リレー52は、アーク放電領域26の吹き払いを完了させ、固体スイッチ56へ電力が供給される前にタイミング回路60のパルストリガを安定化させるために六つの第二リレーを与えている。好ましいパルス周波数は60Hzであり、パルス幅は15μ秒である。各アークは35kVのピーク電圧及び70Aのピーク電流を有する。固体スイッチは、非常に早い立ち上がり時間を有する珪素制御整流器(SCR)のような装置でなければならない。ウエストコード社(Westcode Co.)から入手できるSCR装置TR220CH12FHO型が適切である。それは定格4000V、20kAである。
各室内に二重アーク放電領域26を与え、各室内に各対の電極を同時に作動させるように装置を構成するのが好ましい。二つの室を代替のために与え、一層長い作動寿命を与えるようにする。各室13a及び13bは、各対の電極に対し一つずつ、二つの同様なパルス発生機50により電力を与える。各対のパルス発生機50は、チャンネルを構成する。ここで言及し、記載するパルス発生機50a又は50bは、本来一緒に働く二つのそのような装置を含み、一つの装置が第20図に例示されている。第9図は、主ブレーカー123、主電力変圧器36、ファン(fan)リレー156、第一及び第二チャンネルパルス発生機50a及び50bを含めた、装置10のキャビネット130の部品及び従属装置の幾つかの配置を示しており、夫々のチャンネルが二つの装置を有する。
第21図は、本発明のスラッジ処理装置10のための制御装置を概略的に示している。装置10をオフ位置に置くか、第一処理室13aに相当するチャンネル1操作を選択するか、第二処理室13bに対応するチャンネル2操作だけを選択するか、チャンネル1とチャンネル2を30分毎に自動的に切り替える自動モード、又はチャンネル1(室13a)とチャンネル(室13b)との両方を同時に操作する併合モードの何れかの状態にするモードスイッチ155が配備されている。
もし装置10が自動モードにされていると、チャンネル1(第10図の室13a)が先ず作動する。ファンリレー156が作動し、通気ファン157のスイッチが入る。次に第一チャンネル吹き払いタイマー158aが吹き払い弁159aを2秒間作動し、吹き払い空気(好ましくは100〜120psiに調節されていないのが好ましい)を第一室13aのアーク放電領域26へ供給する。これにより、アーク放電領域近くの室13a内に蓄積していた全ての岩石屑を排除する。同時に、アークが検出されない時に装置10を使用できなくするか、又はそれを別のチャンネルへ自動的に切り替えることを目的とした故障回路にも電力が供給される。従って、第一チャンネル故障開閉リレータイマー160aが30秒間第一チャンネル故障開閉リレー162aへの電力の適用を遅らせ、第一チャンネルパルス発生機システム50aを始動させ、安定なアークを確立するようにしてある。この遅延の後、第一チャンネル衝撃センサー147aによって感知されるアーク消失である故障は、第一チャンネル故障開閉リレー162aを閉じた状態にする。
同時に電力は第一電力リレー51aにも適用され、第一チャンネルパルス発生機50aに電力を与え、作動させる。6秒の遅延がパルス発生機50a(第20図の時間遅延リレー52)中に構成される。電力は、モーター作動30分タイマーであるタイマー167にも供給される。タイミング時間が終わった時、タイマー167はチャンネル選択リレー171を作動し、それによりチャンネル1(第一パルス発生機50a)から電力を取り出し、それをチャンネル2(第二パルス発生機50b)へ適用し、次に全系統を順次始動する。
第一及び第二チャンネル可動スイッチ172a又は172bがオンになっていると仮定すると、作動室13a又は13b中のアークの消失が対応する衝撃センサー147a又は147bに伝達信号を発生させる。これによってリレー162a又はbを作動させ、閉鎖し、それによってタイマー167をロックアウトし、別のチャンネルを選択するようにスイッチ171を作動するか又はリセットする。リセットスイッチ166は、装置10を、故障が検出された後にリセットすることができる。また、もしリセットスイッチ166が押される前に両方のチャンネルが故障したならば、故障が検出された最初のチャンネル中の閉じた停止リレー(162a又は162b)が全装置10を停止する。これにより、装置10が二つの閉鎖チャンネルの間で繰り返しやり取りされるのを防ぐ。正常な操作では、スラッジ処理装置10が連続的に作動する。
病原体を殺すための廃水の処理では、主要な、恐らく一層顕著な副作用が存在することが発見されている。廃水処理のために用いられている生きた有機体又は「バッグ」は、処理過程中、物理的に変化する。バッグの構造的変更は、脱水時間を著しく改善し、世界中の処理プラントの殆ど全てで用いられているようなスラッジ処理中に除去される水の量を増大することが発見されている。この事に基づいて、実際の廃水プラントスラッジについて脱水実験を行なった。新しい装置10は、従来の装置単独により得られる速度の2倍で生物学的スラッジを脱水することができる結果が得られた。装置10は、現在存在しているか又は新しい脱水装置への付加装置として使用することができ、それによってその装置を2倍の速さで、又は一工程を半分の時間で作動させることができる。これは、ベルトプレス、フィルタープレス、及び遠心分離脱水装置を含めた従来法の全ての脱水方法及び装置に適用することができる。この方法は電気的な性質を持ち、必要な入力エネルギーが殆どなく、梱包の大きさが小さく、最初のハードウェアーのコストが低い。
スラッジ処理の重要な効果は、アークによって生ずる衝撃波が非常に強いことである。過圧は5000気圧に達することがある。バッグの細胞構造に機械的な損傷を生ずるのは、この強力な衝撃である。スラッジが脱水操作に入る直前のこのスラッジ衝撃処理は、微生物の大部分に対しそれらの内部含有水を放出させる力を与える。これは、細胞膜を破壊して液胞内の液を放出させることにより達成される。これにより一層早い脱水及び一層乾燥した残滓が得られる結果になる。
水中でアークを発生させることが、この方法の鍵である。水は良好な誘電体物質なので、水中でアークを発生するのは非常に難しい。パルス方式では、水は47の誘電定数を有すると思われる。現実の水は決して純粋ではないので、水も極めて伝導性であり、有効電圧限界及びアークを開始させるのに必要な電気的歪み集中部の抵抗率が低下するため、アークの発生を更に一価困難にしている。これらの問題は、立ち上がり時間の早い大きなピーク電力の短いパルスを使って初めて解決することができる。顕著な効果を認め始めるのに必要なピーク電力は、1パルス当たり約1MWである。現在の装置は短いパルスを用いているので、全エネルギー消費は少なく、得られる操作コストは極めて低い。例えば、平均3000Wで100ガロン/分処理することができる。これは、大略家庭用電気ポットに相当する。
この装置を多くの源からのスラッジを用いて試験し、1/2〜1/4の脱水時間の減少を生じた。実験室的試験では、付加的エネルギー或は化学物質を必要とすることなく、連続的やり方で70〜150ガロン/分のスラッジを300Wの電力で処理することができることを示していた。
本発明の新しい装置は、あらゆる種類の生物学的スラッジ及びある種の非生物学的スラッジの脱水効率を改善することができる結果が得られた。処理工程中、オゾンを形成するためにアーク内に空気又は酸素を導入してもよい。このオゾンは強力な酸化剤であり、従って、細胞壁が破壊され、内部液が放出された時のBOD及びCODの予想される増大を無くすのに役立つ。しかし、細胞壁が破壊され、液胞内の液が放出された時、濾液水中に窒素及び燐を含む栄養物質の増大がある。リンの量は、典型的には4倍、即ち約0.2から0.8ppmへ増大した。リンは「バッグ」の基本的栄養剤なので、プラントの頭部へこのリンが戻ることは何ら問題を与えず、コストの節約を与える結果になると予想される。リンが問題になる場合には、生石灰又は水和石灰を添加してリンを析出し、然る後、濾液水を装置へ戻す。水和石灰の場合、1.0ppmの燐酸イオンを中和するのに0.85ppm必要であり、即ち、水1,000,000ガロン当たり約8ポンド必要である。
本発明の装置で重力による脱水が、従来の装置単独によって得られる速度の2倍までの速度で起きる。最終的濾滓の乾燥は、3.5〜10%ポイントだけ改善された。濾滓乾燥の増大は、重合体の種類及び体積の適切な選択に伴われるものであることに注意すべきである。スラッジをアーク装置で処理した場合、それに伴われる帯電は負になりにくくなり、従って中和される重合体からの必要な正の電荷は少なくなる傾向がある。重合体の必要量も少なくなる傾向がある。主な点は、処理された場合のための理想的な重合体が、未処理の場合のための理想的重合体とは異なることである。実験を行い、それらの結果は、濾滓乾燥の増大、処理量の増大、重合体必要量の減少、重合体補充の変化、水必要量の減少、濾液水中のTSSの減少、病原体の死滅、濾液中のリン及び窒素含有量の減少、COD及びBODの減少について証明された。長い試験期間に亙っての平均の結果は次の通りである:
− 濾滓乾燥の3.5%ポイントの増大。
− 濾液水のTSSの80%減少。
− TSSから戻る固体の2.9t/日の減少。
− 重合体使用量の29%減少。
− 濾液中のE.Coliの100ml当たり2200から200コロニーへの減少。
− 重合体希釈水の28,800ガロン/日の減少。
− 濾液中、0.19ppmから0.71ppmへのリンの増大。
− 400のCOD。
E.Coli及び他のバクテリア及びウィルスを含む病原体の死滅は、主に水中での電気アークからのUV輻射線によるものである。1パルス当たり最大のUVエネルギーを得るためには、アーク温度を約15000°Kにする必要性があり、それは250〜270nmの軟UVを放射する。広範なUVの研究では、最大の病原体死滅は、エネルギーが約260nmを中心にしている時に起きることが証明されている。このことは、本発明の装置と正確に一致している。
従来の処理装置ではスラッジを「凝集」させるため、即ち懸濁物質を絡ませ、浮遊させるか又は沈澱させるために、スラッジに重合体がしばしば添加されている。
ひとたびスラッジが本発明の装置を通過したならば、重合体必要量が変化する。必要な重合体の種類は異なるであろう。なぜなら、スラッジ帯電の陰性は、その材料がひとたび処理されれば一層小さくなり、細胞構造が変化するので重合体の体積が異なるからである。重合体必要量に関連して認識すべき最も重要な点は、重合体の種類が処理したスラッジと未処理スラッジでは異なることである。
この装置を用いずに使用するのに好ましい重合体は大きな正電荷をもち、分子量の小さいものである。処理過程後では、最適の重合体は低い正電荷をもち、分子量が大きい種類のものになる。重合体の量は、選択された重合体の種類により著しく減少する(20%〜40%)。
文書に報告されている他の重要なコストの削減には、濾液水中の全懸濁固体(TSS)の大きな減少、及び付加的処理水の著しい減少が含まれる。ベルトプレスからの濾液水のTSSは、単独で2000であるのが典型的であり、本発明の装置を用いた後、約200になる。このことは、プラントの頭部へ再処理するために戻す固体の量を減少する結果になる。TSSが低く、プレスは遥かに清浄に稼働するので、洗浄水の著しい減少が見られる。
特別な用途
上記装置は、非常に低いエネルギーレベルで、現存する水精製装置のための最終的精製装置として用いることができる。これは、多くのメキシコ水源に見られるもののような大きな微生物が汚染物になっている場合にも充分働く。水泳プール用にはアーク装置を塩素化装置の代わりに用いることができる。−OHラジカル、UV輻射線及び生成するオゾンは、水を非常によく清浄にする。
この装置は、揮発性化学物質又は溶媒が用いられる用途で空気伝送汚染物を燃焼するのに用いることができる。
ガス注入と共に放電を用いた液体汚染物除去のための新規で有用な方法及び装置である本発明の特別な態様について記述してきたが、そのような言及は、次の請求の範囲に記載するものを除き、本発明の範囲に対する限定と見倣されるものではない。更に、好ましい態様で用いられる或る大きさ及び操作パラメーターについて記述してきたが、そのような大きさは、次の請求の範囲に記載するものを除き、本発明の範囲に対する限定と見倣されるものではない。

Claims (31)

  1. a. 少なくとも一つの汚染物除去モジュール、
    b. 汚染物除去すべき液体を保持するための、前記モジュールに一体化された室手段、
    c. アノード電極部材を有する少なくとも一つのアノード組立体及びカソード電極部材を有する少なくとも一つのカソード組立体で、前記アノード電極部材と前記カソード電極部材が前記室手段内に向かい合って配置され、それらの間にアーク放電領域を定めている、組立体、
    . 前記室手段を通って液体の流れをアーク放電領域近辺へ送るための液体流動手段、
    . アーク放電領域内の液体中にガスを注入するためのガス注入器手段、及び
    . 前記アノード電極部材と前記カソード電極部材との間に一連の電気アークを発生させるためのパルス発生機、
    を具えた液体汚染物除去装置。
  2. ガス注入器部材が、アノード組立体に対し一体化されたガス噴射器からなる、請求項1に記載の装置。
  3. 室手段内に液体を再循環するための液体再循環手段を更に有する、請求項2に記載の装置。
  4. 室手段に入る前の液体中に、イオン及び遊離ラジカル促進性化合物を注入する手段を更に有する、請求項2に記載の装置。
  5. 液体が室手段を出た後、酸化剤の液体中への分布を促進するための酸化器手段を更に有する、請求項2に記載の装置。
  6. ガス噴射器が、前記の室の外側からアノード電極部材を長手方向に通過して伸び、アーク放電領域中へ開いているガス孔を有する、請求項2に記載の装置。
  7. アノード電極組立体が、アノード電極部材を取り巻いて配置された絶縁体を更に有し、前記アノード電極部材が伝導性管及び第二金属から作られたリップ部分を有し、前記リップ部分がアーク放電領域に近い前記管内に挿入され、アノード電極部材の基底端を定める、請求項6に記載の装置。
  8. カソード組立体がカソード電極部材の回りに配置された絶縁体を有し、前記カソード電極部材が、第二金属から作られた基底端を有する金属管からなり、前記基底端がアーク放電領域に近接している、請求項7に記載の装置。
  9. カソード電極部材の基底端が、室手段内部から前記カソード電極部材を通る液体流動排出通路を形成している金属管中への開口を定めている、請求項8に記載の装置。
  10. カソード絶縁体及びアノード絶縁体が、夫々アーク放電領域の方へ内側へ細くなっていく円錐状基底部を有する、請求項9に記載の装置。
  11. カソード絶縁体及びアノード絶縁体が、夫々フランジ部分を有し、室手段が側壁、前記室の前記側壁に取付けられた上方板及び下方板を有し、モジュールが、前記カソード絶縁体の前記フランジ部分を前記上方板に留めるための複数のクランプ手段、及び前記アノード絶縁体の前記フランジ部分を前記下方板へ止めるための前記の複数のクランプ手段を更に有する、請求項10に記載の装置。
  12. 室手段が、その室の内部に流れの向きを定める複数のバッフルを有する、請求項10に記載の装置。
  13. a. 前処理タンク、
    b. 貯蔵タンク、
    c. 前記貯蔵タンクから前記前処理タンクへイオン及び遊離ラジカル促進化合物をおくるための手段、
    d. 未処理水を前記前処理タンクへ送るための手段、
    e. 汚染物除去室で、その室内に配置されたアノード及びカソードを有し、前記室内の前記アノードと前記カソードとの間にアーク放電領域を定めている汚染物除去室、
    f. 前記アーク放電領域内の前記アノードと前記カソードとの間に一連のアークを発生させるためのパルス発生機、
    g. 前記放電領域内の前記室中にガスを注入するための手段、
    h. 酸化器塔で、その塔を通過する水に酸化剤を分布する手段を含む酸化器塔、
    i. 前記前処理タンクから前記汚染物除去室へ水を送るための手段、
    j. 前記汚染物除去室から前記酸化器塔へ水を送るための手段、
    k. 後処理保持タンク、
    l. 前記酸化器塔から前記後処理保持タンクへ水を送るための手段、及び
    m. 処理した水を前記後処理保持タンクから排出するための手段、
    を具えた低流量バッチ式水処理装置。
  14. 汚染物除去室内に水を再循環させる手段を更に有する、請求項13に記載の水処理装置。
  15. 貯蔵タンク、前処理タンク、汚染物除去室、酸化器塔、及び後処理保持タンクを出入りする水の動きを制御するための制御手段を更に有する、請求項14に記載の水処理装置。
  16. a. 第一処理室を有する処理モジュール、
    b. 前記第一室内に、向かい合った位置に取付けられた第一アノード組立体及び第一カソード組立体で、前記第一アノード組立体と前記第二カソード組立体との間に第一アーク放電領域を定める、組立体、
    c. 前記第一室へ未処理スラッジを送るための手段、
    d. 第一アーク放電領域へガスを注入するための第一ガス注入手段を有する、前記第一室中へガスを送るための手段、
    e. 前記モジュールから処理済みスラッジを取り出す手段、及び
    f. 前記第一アノード組立体及び前記第一カソード組立体に一連のアーク生成パルスを発生させるための第一固体スイッチ部材で、前記パルスがスラッジ内にアークを発生するのに充分な電圧及び電流を有する、第一固体スイッチ部材、
    を具えたスラッジ処理装置。
  17. a. 第一室内に配置された第二アノード組立体及び第二カソード組立体で、前記第二アノード組立体と前記第二カソード組立体との間に第二アーク放電領域を定める、組立体、
    b. 前記第一室内の前記第二アーク放電領域内にガスを注入するための第二ガス注入手段、及び
    c. 前記第二アノード組立体及び前記第二カソード組立体に一連のアーク生成パルスを発生させるための第二固体スイッチ手段で、前記パルスがスラッジ内にアークを発生するのに充分な電圧及び電流を有する、第二固体スイッチ手段、
    を更に有する請求項16に記載のスラッジ処理装置。
  18. a. 第二処理室を有する第二処理モジュール、
    b. 前記第二室内に、向かい合った位置に取付けた第三及び第四アノード組立体及び第三及び第四カソード組立体で、前記第三アノード組立体と前記第三カソード組立体との間、及び前記第四アノード組立体と前記第四カソード組立体との間に、夫々第三及び第四アーク放電領域を定める、組立体、
    c. 前記第二室内の夫々第三及び第四アーク放電領域内にガスを注入するための第三及び第四ガス注入手段、及び
    d. 前記第三及び第四アノード組立体及び前記第三及び第四カソード組立体に、夫々一連のアーク生成パルスを発生させるための、第三及び第四固体スイッチ手段で、前記パルスがスラッジ内にアークを発生するのに充分な電圧及び電流を有する、固体スイッチ手段、
    を更に有する請求項17に記載のスラッジ処理装置。
  19. 第一モジュール及び第二モジュールが、操作上直列に接続されている、請求項18に記載のスラッジ処理装置。
  20. 第一モジュール及び第二モジュールが、操作上並列に接続されている、請求項18に記載のスラッジ処理装置。
  21. アーク放電領域内のアノード組立体とカソード組立体との間に蓄積した岩石屑を除去する手段を更に有する、請求項19に記載のスラッジ処理装置。
  22. 固体スイッチ手段の各々を制御する制御手段、及びアーク放電領域内の岩石屑を除去する該手段を更に有する、請求項21に記載のスラッジ処理装置。
  23. 制御装置が、各々の室内にアーク領域が存在するか否かを検出し、アークが存在しないことが検出された時、装置を停止するための故障検出手段を有する、請求項22に記載のスラッジ処理装置。
  24. 制御装置が、各室に送られるガスの圧力を調節し、前記室内のスラッジの圧力より高い予め定められた圧力水準を維持する手段を更に有する、請求項23に記載のスラッジ処理装置。
  25. ガス注入手段が、室の外側から室の中へ通ずる内部孔を有するアノード電極を有する、請求項16に記載のスラッジ処理装置。
  26. カソード組立体が、室の内側から室の外側へ通ずる内部孔を有するカソード電極部材を有する、請求項25に記載のスラッジ処理装置。
  27. 室が、その室内に発生するパルスの周波数に近い音響共鳴を起こす大きさを持つ、請求項16に記載のスラッジ処理装置。
  28. a. 精製すべき液体を第一室に送り、
    b. 第一室の第一の一対の電極間に気泡を導入し、そして
    c. 第一モジュール内の電極間に一連のパルス状電気放電アークを発生し、然も、前記パルス中、液体内にアークを維持し、前記液体内に一連のパルス状機械的衝撃波を生じるのに充分なエネルギー水準で前記アークを発生させる、諸工程からなる液体精製法。
  29. 第一室内の第二の一対の電極間に気泡を導入し、第一室内の第二の一対の電極間に一連のパルス状電気放電アークを発生し、然も、前記パルス中、液体内にアークを維持し、前記液体内に一連のパルス状機械的衝撃波を生じるのに充分なエネルギー水準で前記アークを発生させる、諸工程を更に有する、請求項28に記載の方法。
  30. イオン及び遊離ラジカル促進化合物を、室へ入る前の液体に注入する工程を更に有する、請求項29に記載の方法。
  31. 室を出た後の液体中の酸化剤の分布を促進する工程を更に有する、請求項30に記載の方法。
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