JP3979461B2

JP3979461B2 - 金属削り屑の加圧成形プレス

Info

Publication number: JP3979461B2
Application number: JP2000612121A
Authority: JP
Inventors: アウグストフアン・デル・ビーク，; ミヒヤエルシヤーフ，; ヴアルテルフイツシエル，; ハラルドペヒテル，
Original assignee: メツツオ・リンデマン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
Priority date: 1999-04-19
Filing date: 2000-04-12
Publication date: 2007-09-19
Anticipated expiration: 2020-04-12
Also published as: JP2002542036A; US20040045453A1; EP1171284B1; EP1171284A1; DE19917421C1; US6941860B2; US6782595B1; ES2200882T3; WO2000063005A1; DE50002737D1; ATE244134T1

Description

【０００１】
（技術分野）
本発明は、金属屑をプレスブシュへ供給する適量吐出装置、及びプレスブシュ内で金属屑を加圧成形するためピストン棒により運動可能な少なくとも１つのプレスラムを有する加圧成形プレスに関する。
【０００２】
（従来の技術）
出願人により公知になっている加圧成形プレスでは、半径方向にプレスブシュに付属して突き棒を持つ適量吐出装置を介して金属削り屑が供給されるプレスブシュ内にある少なくとも１つのプレスラムにより、圧縮物となるように金属削り屑の圧縮が行われる。この方法過程は次の通りである。
突き棒を前進させ、プレスブシュの充填及び閉鎖を行い、
プレスラムを前進させ、金属削り屑をプレスブシュのプレス区域へ送り込み、
最終圧力Ｐ_ｍａｘ又は必要な圧力Ｐ_ｅｒｆに達するまで、少なくとも１つのプレスラムにより金属削り屑に圧力を加え、
場合によっては第２のプレスラムを戻し、完成した圧縮物を第１のプレスラムにより突き出し、
第１のプレスラムを戻し、場合によっては第２のプレスラムを初期位置へ前進させる。
【０００３】
従来の加圧成形プレスに対して、最初にあげた場合によっては両方向に作用する加圧成形プレスにより、一方では本来の金属密度に近い特に高い圧縮度を持つ圧縮物が製造され、他方では高い動作能力が得られるので、高い密度と高い能力との間の最適条件が得られる。更に片側で作用するプレスに対して一層大きい長さの圧縮物を製造することができる。なぜならば、理論的になお実施可能な行程長さは、実際上機械製作及び製造の面で限られた状態に保たれねばならないからである。
【０００４】
しかし両方向に作用する加圧成形プレスでは、圧縮物の可能な許容長さを極めて小さい公差で得ることは疑わしい。その場合最大のプレス圧力が作用しても、プレスブシュにおける最大に可能な充填容積が圧縮物の長さに関して利用不可能であるという欠点がある。
【０００５】
（発明の表示）
最初に示した原理的に有利な動作過程を維持しながら、プレスブシュにおける最大充填容積のため金属削り屑の改善された最適吐出により圧縮物の達成可能な目標長さの利用により、圧縮成形すべき金属削り屑の一層大きい質量流量が可能になる加圧成形プレスを提供するという課題が、本発明の基礎になっている。全体として安全な圧縮物を製造することをねらっている。
【０００６】
本発明によれば、この課題は請求項１及び２の特徴によって解決される。
【０００７】
（発明を実施するための最良の手段）
１つの実施例に従って図１は、互いに逆方向に作用する２つのプレスラム１，２、ピストン棒３，４及び測定装置５，６を持つ加圧成形プレスを概略図で示している。加圧成形プレスの前には適量吐出装置９が設けられ、この装置により金属削り屑が突き棒８によりプレスブシユ１１へ供給され、このプレスブシユにおいてプレスラム１，２の共同作用により圧縮物１２が形成される。
【０００８】
加圧成形プレスに属する制御回路は、測定装置５，６、論理モジユール７、制御器１３及び操作装置１０（図１）、１７．１及び１７．２（図２）から成っている。
【０００９】
図２によれば、概略的に示した機能即ち圧縮物の密度１６．１、圧縮物の長さ１６．２、プレス圧力１６．３、供給量１７．１及びプレス圧力１７．２が制御される。
【００１０】
プレスブシュ１１内のプレスラム１，２により圧力を加えることによって、次の方法過程
突き棒９を前進させ、半径方向に付属する適量吐出装置９を介して金属削り屑をプレスブシュ１１に充填し、プレスブシュ１１を閉鎖し、
プレスラム１，２を前進させ、金属削り屑をプレスブシュに送り込み、
最終圧力Ｐ_ｍａｘ又は必要な圧力Ｐ_ｅｒｆに達するまで、プレスラム１，２により金属削り屑に圧力を加え、
プレスラム１，２圧を戻し、完成した圧縮物を突き出す
によって、圧縮物が製造される。
【００１１】
さて本発明によれば、プレスラム１，２により圧力を加える際、得られる圧縮物の長さＬ_ｉｓｔが、ピストン棒３，４上に設けられる測定装置５，６により測定され、この測定値が目標値Ｌ_ｓｏｌｌと比較され、それにより差値Δが求められる。この差値に応じて、適量吐出装置９から供給すべき金属削り屑の質量が、圧縮物１２の達成すべき目標長さＬ_ｓｏｌｌに従って定められ、それにより適量吐出装置９における充填度が調節され、突き棒８により適当な質量の削り屑が供給される。この過程は、最終圧力Ｐ_ｍａｘ又は必要な圧力Ｐ_ｅｒｆ及び圧縮物１２の長さの目標値Ｌ_ｓｏｌｌが得られるまで、反覆される。
【００１２】
プレスラム１，２の相対移動から、測定装置５，６により圧縮物１２の長さを検出するため、電子論理モジユール７が使用され、関係式Ｌ_ｓｏｌｌ＝Ｓ_１−Ｓ_２に従って、この論理モジユールが、
ａ）圧縮物長さＬ_ｉｓｔが目標値Ｌ_ｓｏｌｌより下にあることを検出すると、適量吐出装置９にある金属削り屑の供給量を増大するための指令を発するか、又は
ｂ）圧縮物長さＬ_ｉｓｔが目標値Ｌ_ｓｏｌｌより上にあることを検出すると、適量吐出装置９にある金属削り屑の供給量を減少するための指令を発する。
【００１３】
（産業上の利用可能性）
このように構成される本発明による加圧成形プレスによる実験において、所望の設定課題が解決可能であり、本発明が利用可能であることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図１】両方向に作用し制御回路を持つ加圧成形プレスの概略図で本発明の原理を示す。
【図２】図１による制御回路図を示す。

Claims

金属屑をプレスブシュ（１１）へ供給する適量吐出装置（９）、及びプレスブシュ（１１）内で金属屑を加圧成形するためピストン棒（３，４）により運動可能な少なくとも１つのプレスラム（１，２）を有する金属屑の加圧成形プレスにおいて、
ピストン棒（３，４）が、プレスブシュ（１１）内で製造される圧縮物の長さを求める測定装置（５，６）を持つように構成され、
プレスが、測定装置（５，６）により求められる圧縮物の長さ（Ｌ_ｉｓｔ）を長さ目標値（Ｌ_ｓｏｌｌ）と比較する制御回路（１５）を含み、長さ目標値（Ｌ_ｓｏｌｌ）と圧縮物長さ（Ｌ_ｉｓｔ）との間に差があると、制御回路（１５）が適量吐出装置（９）における金属屑の量を調節する
ことを特徴とする、金属削り屑の加圧成形プレス。
プレスブシュ（１１）に、プレスブシュ（１１）内で互いに逆向きの方向に運動可能な２つのプレスラム（１，２）が付属し、両方のプレスラム（１，２）が、プレスブシュ（１１）内で製造される圧縮物の長さを求める測定装置（５，６）をそれぞれ持っていることを特徴とする、請求項１に記載の金属削り屑の加圧成形プレス。