JP3979236B2 - ドリルおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドリル本体の先端部外周に螺旋状の切屑排出溝が形成されたドリルおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のドリルにおいては、軸線回りに回転される略円柱状のドリル本体の先端部の外周に、該ドリル本体先端の先端逃げ面から後端側に向けて軸線回りにドリル回転方向の後方側に捩れる一対の切屑排出溝が該軸線に対して対称に形成され、これらの切屑排出溝のドリル回転方向側を向く壁面と上記先端逃げ面との交差稜線部に切刃が形成された、いわゆる2枚刃のツイストドリルが一般によく知られている。そして、さらにこのようなツイストドリルにあっては、例えば特許文献1において、図7ないし図9に示すようにドリル本体1の先端部外周に一対の切屑排出溝2,2が形成されてその先端に切刃3が設けられたドリルにおいて、上記切屑排出溝2の溝幅が、ドリル外径をDとしたときに刃部先端から約2D離れたA点までの間はW、A点からB点にかけてはWからW(>W)に徐々に増え、B点から刃部後端に至る部分ではWで一定となるようにし、この後端側での切屑排出性の向上を図って切屑詰まりを防止するようにしたものが提案されている。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−60715号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このドリルにおいては、こうして切屑排出溝2の溝幅をA点からB点に徐々に拡げるに際し、上記図7に示されるように切屑排出溝2のドリル回転方向T側を向く壁面2Aは先端側から一定の捩れ角のままに延長するようにしておいて、この壁面2Aに対向する切屑排出溝のドリル回転方向Tの後方側を向く壁面2B、すなわちヒール側の壁面をドリル回転方向T側に拡げることにより、溝幅を大きくするようにしている。ところが、このように螺旋状に捩れた切屑排出溝2を通って排出される切屑は、ドリル本体1の回転に伴いこの切屑排出溝2の捩れによってそのドリル回転方向Tを向く壁面2Aに押し付けられるように該壁面2Aを擦過しながら後端側に送り出されてゆくこととなるため、この壁面2Aとは反対の壁面2B側を拡げただけでは、十分な切屑排出性の向上を図ることが困難となるおそれがある。
【0005】
また、通常このようにドリル本体1の先端部外周に螺旋状に捩れた切屑排出溝2を有するドリルを製造するには、外周部に砥粒層が形成された円板状の砥石をその中心線回りに回転させつつ、この外周部を切屑排出溝2の捩れの方向に沿わせるようにしてドリル本体1の先端部外周に切り込ませ、上記捩れ角に合わせてドリル本体1を上記砥石に対して相対的に軸線O回りに一定の回転速度で回転させながら該軸線方向に一定の移動速度で移動させる(通常は砥石の中心線を固定しておいて、ドリル本体1を回転させながら軸線O方向に移動させる)ことにより、上記砥粒層によって上記壁面2A,2Bを所定の形状に研削して切屑排出溝2を形成するようにしている。従って、そのような製造方法において、1つの砥石で上述のように切屑排出溝2の溝幅を後端側でドリル回転方向T側に拡げるには、まず切屑排出溝2の全長に亙ってその捩れ角に合わせ一定の相対回転移動速度でドリル本体1を砥石に対して相対的に回転移動させてドリル回転方向Tを向く上記壁面2Aを研削して形成し、次いで上記A点の位置からこの砥石をドリル回転方向T側にずらした上で、再び上記捩れ角に合わせて上記と同じ一定の相対回転移動速度でドリル本体1を上記砥石に対して相対的に回転移動させて壁面2Bを形成するという、2工程の研削を行うこととなる。
【0006】
しかしながら、そのような製造方法では、これら2工程の研削の間で図9に破線で示すように初めの工程で研削された壁面2A側と後の工程で研削された壁面2B側との間に断面山形の突条部Rが上記A点から後端側に延びるように残されることとなり、この突条部Rは、2工程間で互いに等しい一定の相対回転移動速度でドリル本体1が砥石に対して相対的に回転移動させられることから、少なくとも上記B点よりも後端側では一定の高さで突出するように形成されることとなる。しかして、このような突条部Rが残されると、特に狭い溝幅W1から広い溝幅W2に移行して切屑が切屑排出溝2内に広がる上記B点において、この突条部Rに切屑が引っ掛かってその排出性が却って損なわれたりするおそれがある。従って、このような切屑の引っ掛かりを防ぐためには、この突条部Rを除去する工程がさらに必要となり、結果的に当該ドリルの製造効率の著しい悪化を招いてしまうことになる。
【0007】
本発明は、このような背景の下になされたもので、切屑排出性の確実かつ一層の向上を図って切屑詰まりの発生をより効果的に防止することが可能なドリルを提供し、またそのようなドリルを製造効率の悪化を招くことなく製造可能なドリルの製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のドリルは、軸線回りに回転される略円柱状のドリル本体の先端部外周に上記軸線に対して螺旋状に捩れる切屑排出溝が形成されるとともに、この切屑排出溝のドリル回転方向を向く壁面と上記ドリル本体の先端逃げ面との交差稜線部に切刃が形成されてなるドリルであって、上記切刃に連なる上記切屑排出溝の先端側の部分を、上記軸線に対する捩れ角および溝幅が一定とされた幅狭部とするとともに、この幅狭部よりも後端側において該切屑排出溝に、上記幅狭部を後端側に延長した仮想溝に対して溝幅が後端側に向かうに従い上記ドリル回転方向とドリル回転方向後方側とに漸次拡げられる拡幅部を形成し、この拡幅部を、後端側に向けて溝幅が拡がる割合が異なる複数段の拡幅部によって構成して、先端側の段の拡幅部が後端側よりも拡幅の割合が大きくなるようにするとともに、上記拡幅部において上記切屑排出溝には突条部を形成し、この突条部の突出高さが上記拡幅部の後端側で大きく、先端側に向かうに従い漸次小さくなるように形成したことを特徴とする。従って、このように構成されたドリルによれば、上記拡幅部において切屑排出溝が、先端側の幅狭部に対してドリル回転方向側に拡げられるとともにドリル回転方向後方側にも拡げられるように溝幅が漸次大きくなってゆくので、この切屑排出溝のドリル回転方向後方側に位置してドリル回転方向を向く壁面を押し付けながら擦過する切屑をも、確実に後端側に送り出して排出することが可能となる。さらに、この拡幅部は、後端側に向けて溝幅が拡がる割合が異なる複数段の拡幅部によって構成されており、先端側の段の拡幅部が後端側よりも拡幅の割合が大きくなるようにされているので、上記幅狭部からの切屑の排出性を確保することができる。
【0009】
ここで、上記幅狭部と拡幅部との境界は、上記切刃の外周端から上記軸線方向後端側に向けて該切刃の外径Dに対し3〜5×Dの範囲内に位置しているのが望ましい。すなわち、この境界の位置が上記範囲よりも先端側にあると、これよりも後端側の拡幅部により切屑排出溝において溝幅が漸次大きくなってゆく部分が占める割合が多くなりすぎ、ドリル本体の肉厚が削がれて剛性不足が生じ、穴明け加工時の折損を生じ易くなるおそれがある一方、逆に上記境界の位置が上記範囲よりも後端側にあると、これより先端側の切屑排出溝の幅狭部の長さが長くなってしまい、この幅狭部で切屑詰まりが生じるおそれがある。なお、切屑排出溝の後端側において上記拡幅部によりその溝幅が漸次増大したままであると、例えば上述の2枚刃のツイストドリルにおいて切屑排出溝が形成されるドリル本体先端部の軸線方向の長さが長い場合には、この切屑排出溝の後端部で両切屑排出溝が重なり合ってしまうおそれがあるため、上記拡幅部の後端側では切屑排出溝の溝幅を幅狭部よりも拡幅した大きさで再び一定とするようにしてもよい。
【0010】
一方、本発明のドリルの製造方法は、このような構成のドリルを製造するためのものであって、外周部に砥粒層が形成された円板状の砥石を、その中心線回りに回転させつつ上記外周部が上記切屑排出溝の捩れの方向に沿うようにドリル本体の先端部外周に切り込ませ、上記捩れの方向に向けてドリル本体を上記砥石に対して相対的に軸線回りに回転させながら該軸線方向に移動させることにより、上記砥粒層によって上記切屑排出溝を形成するものであり、この切屑排出溝の上記拡幅部となる部分においては、上記幅狭部となる部分におけるドリル本体の砥石に対する相対回転移動速度よりも大きな速度と小さな速度とで、それぞれ上記ドリル本体を砥石に対して相対的に回転させながら移動させることを特徴とする。すなわち、このように拡幅部を形成するに際し、幅狭部を形成する際のドリルと砥石との相対回転移動速度に対して大小の速度で少なくとも2回の研削を行うことにより、相対回転移動速度が大きくされた研削では幅狭部よりも捩れ角の大きな捩れ溝が形成されることとなって、その溝幅が後端側に向かうに従いドリル回転方向の後方側に漸次拡げられることとなり、逆に相対回転移動速度が小さくされた研削では幅狭部よりも捩れ角の緩やかな捩れ溝が形成されて、その溝幅が後端側に向かうに従いドリル回転方向側に漸次拡げられることとなり、これらの捩れ溝が重なり合って幅狭部を延長した上記仮想溝に対して溝幅が後端側に向かうに従い上記ドリル回転方向とその後方側とに漸次拡げられる拡幅部が形成される。そして、こうして形成される拡幅部においては、上記捩れ溝が重なり合うその間に突条部が形成されても、この突条部の高さは先端側に向けて漸次低くなるので、幅狭部から排出される切屑が引っ掛かりを生じるおそれが少ない。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1ないし図4は、本発明のドリルの一実施形態を示すものである。本実施形態においてドリル本体11は、超硬合金等の硬質材料により形成されて軸線Oを中心とした概略円柱状をなし、その後端部(図において右側の端部)はシャンク部12とされるとともに、先端部はこのシャンク部12よりも僅かに小径とされた切刃部13とされている。さらに、この切刃部13の外周には、ドリル本体11先端の先端逃げ面14から後端側に向けて上記シャンク部12の直前までに、一対の切屑排出溝15,15が軸線Oに対して互いに対称に、かつ後端側に向かうに従い軸線Oを中心として穴明け加工時のドリル回転方向Tの後方側に捩れる螺旋状に形成されており、これらの切屑排出溝15,15のドリル回転方向Tを向く壁面15Aの先端側はすくい面とされていて、その上記先端逃げ面14との交差稜線部に、該先端逃げ面14の内周側から切刃部13の外周に達する切刃16がそれぞれ形成されている。また、ドリル本体11内には、シャンク部12の後端から先端側に向けて、切削油剤やエアの供給用の一対の供給孔17、17が、上記切屑排出溝15,15と同様に軸線Oに対して互いに対称に、かつ後端側に向かうに従い軸線Oを中心にドリル回転方向Tの後方側に捩れるように穿設されており、これらの供給孔17,17は切刃部13においては上記切屑排出溝15,15を避けるように延設されて先端逃げ面14に開口させられている。
【0012】
そして、このうち上記切刃16に連なる切屑排出溝15の先端側の部分は、上記軸線Oに対する捩れ角θおよび溝幅W18が一定とされた幅狭部18とされるとともに、この幅狭部18よりも後端側において該切屑排出溝15には、図1および図3に鎖線で示すように上記幅狭部18を後端側に延長した仮想溝19に対し、溝幅W20が後端側に向かうに従い図3に示すように上記ドリル回転方向Tとドリル回転方向T後方側とに漸次拡げられるようにされた拡幅部20が形成されている。また、図4は、上述のように螺旋状に捩れた切屑排出溝15を軸線O回りにドリル回転方向Tに展開したときの展開図を示すものであるが、この図4に示すように上記拡幅部20は、後端側に向けて溝幅W20が拡幅する割合が異なる複数段(本実施形態では2段)の拡幅部20A,20Bにより構成されており、本実施形態では先端側の第1拡幅部20Aが後端側の第2拡幅部20Bに対してこの拡幅する割合が大きく、ただし軸線O方向には短い範囲で形成されている。さらに、上記幅狭部18と拡幅部20(第1拡幅部20A)との境界Aは、上記切刃16の外周端から上記軸線O方向後端側に向けて該切刃16の外径Dに対し3〜5×Dの範囲L内に位置している。なお、図4に符号Bで示すのは、第1、第2拡幅部20A,20Bの境界である。
【0013】
ここで、本実施形態では、この拡幅部20における溝幅W20の拡がりは、第1、第2拡幅部20A,20Bごとに、切屑排出溝15のドリル回転方向Tを向く壁面15Aとドリル回転方向T後方側を向く壁面15Bとの切刃部13外周面との交差稜線が、それぞれ上記幅狭部18および仮想溝19の捩れ角θに対して互いに等しい角度分だけ増減した一定の角度をなして捩れる螺旋状をなすようにされている。従って、第1拡幅部20Aの捩れ角θに対する角度の増減分は、第2拡幅部20Bの増減分よりも大きくされている。なお、図1および図4には、第2の拡幅部20Bにおけるこの増減する角度分をγとして示す。また、図3に示すように軸線Oに直交する断面において上記壁面15A,15Bは、上記仮想溝19に対して互いに等しい幅wでドリル回転方向Tの後方側とドリル回転方向T側とに各々拡がるようにされている。なお、切刃部13の外周面においては、上記ドリル回転方向Tを向く壁面15Aとの交差稜線に沿って、あるいはこれとドリル回転方向T後方側を向く壁面15Bとの交差稜線とに沿ってマージン部が形成されていてもよい。
【0014】
次に、図5および図6は、このようなドリルを製造する際の本発明の製造方法の一実施形態を示すものであって、両図の(イ)は螺旋状に捩れた切屑排出溝15をその溝幅W18,W20の中心線がドリル本体11の軸線Oと一致するように捩れを解いて真っ直ぐ直線状に延ばしたと仮想したときのドリル本体11の軸線Oに対する径方向外周側からの側面図を示すものであるが、本実施形態の製造方法でも、従来と同様これら図5および6に示すように、外周部に砥粒層21が形成された円板状の砥石22を、その中心線C回りに回転させつつ上記外周部が切屑排出溝15の捩れの方向(ただし、図5および図6の(イ)では軸線Oに沿うように示されている。)に沿うようにドリル本体11の先端部外周の切刃部13に切り込ませ、上記捩れの方向に向けてドリル本体11を砥石22に対して相対的に軸線O回りに回転させながら該軸線O方向に移動させることにより、上記砥粒層21によって切屑排出溝15の両壁面15A,15Bを研削して該切屑排出溝15を形成する。なお、図5および図6の(イ)では砥石22を移動するように示してあるが、通常は砥石22を固定してドリル本体11を回転移動させる。また、同じく図5および図6の(イ)では上述のように切屑排出溝15が直線状に延ばされているので、ドリル本体11と砥石22とは相対回転しないように示されている。
【0015】
しかして、本実施形態の製造方法では、上記切屑排出溝15の幅狭部18を形成するときには、該幅狭部18が一定の捩れ角θおよび一定の溝幅W18となるようにドリル本体11を砥石22に対して一定の回転速度および移動速度で相対的に回転移動させるのに対し、拡幅部20となる部分においては、この幅狭部18となる部分におけるドリル本体11の砥石22に対する相対回転移動速度よりも大きな速度と小さな速度とで、それぞれドリル本体11を砥石22に対して相対的に回転させながら移動させることにより、その溝幅W20が上記仮想溝19に対して後端側に向かうに従いドリル回転方向Tとその後方側とに漸次拡げられるようにしている。
【0016】
すなわち、本実施形態ではまず図5に示すように、ドリル本体11の先端逃げ面14から後端側に向けて上記境界Aまでの幅狭部18となる部分では、ドリル本体11と砥石22との相対回転移動の速度を、該相対回転移動によって砥石22がドリル本体11の外周に描く螺旋の捩れ角が上記捩れ角θと等しくなるように一定の速度とする一方、これよりも後端側の拡幅部20となる部分では、この相対回転移動速度を、砥石22がドリル本体11の後端側に移動するとした場合において上記幅狭部18における一定の速度よりも大きくすることにより、ドリル本体11と砥石22との相対回転移動速度をそのまま一定とした場合の上記仮想溝19の捩れ角θよりも大きな捩れ角の捩れ溝を形成し、これによって図5の(ロ)〜(ホ)に示すようにこの仮想溝19のドリル回転方向Tを向く壁面19Aよりもドリル回転方向Tの後方側に後退した壁面15Aを形成する。なお、このとき、この相対回転移動速度を上記一定の速度よりも大きな範囲で段階的に変化させれば、拡幅部20を拡幅の割合が段階的に変化する複数段に構成することができ、例えば拡幅部20の先端側でこの速度を大きくし、上記境界Bよりも後端側では小さく(ただし、上記一定速度よりは大きく)すれば、上記実施形態のような2段の第1、第2拡幅部20A,20Bの壁面15Aを形成することができる。
【0017】
次いで、本実施形態では上記砥石22と同じ砥石22を用いて図6に示すように、上記境界Aよりも後端側の拡幅部20となる部分で、やはり砥石22がドリル本体11の後端側に移動するとした場合における上記相対回転移動速度を、幅狭部18における一定の速度よりも図5の場合とは逆に小さくすることにより、上記捩れ角θよりも小さな捩れ角の捩れ溝を形成するようにして、この図6の(ロ)〜(ホ)に示すように上記仮想溝19のドリル回転方向T後方側を向く壁面19Bよりもドリル回転方向T側に後退した壁面15Bを形成する。なお、このとき、やはり上記とは逆に拡幅部20の先端側でこの相対回転移動速度をより小さくし、上記境界Bよりも後端側では大きく(ただし、上記一定速度よりは小さく)すれば、上記実施形態のような2段の第1、第2拡幅部20A,20Bの壁面15Bを形成することができる。従って、この壁面15Bと上記壁面15Aと合わせて、溝幅W20が幅狭部18を延長した仮想溝19に対して後端側に向かうに従いドリル回転方向Tとその後方側とに漸次拡げられる拡幅部20を形成することができる。
【0018】
しかして、このような製造方法により製造される上記構成のドリルにおいては、上記拡幅部20における切屑排出溝15の溝幅W20が、幅狭部18およびこれを延長した仮想溝19に対してドリル回転方向T側に拡げられるとともに、これに対向するドリル回転方向Tの後方側にも拡げられているため、溝幅W20が溝幅W18よりも大きくされることで切屑排出溝15の断面積が大きくなることにより切屑詰まりが防止されるのは勿論、穴明け加工時のドリル本体11の回転に伴いこのドリル回転方向Tの後方側の壁面15Aに押し付けられるように該壁面15Aを擦過して後方側に送り出される切屑をより円滑に排出することが可能となり、これによっても切刃部13の後端側における切屑の詰まりを確実に防止することができる。すなわち、このようにして切屑が切屑排出溝15の壁面15Aを押し付けながら擦過するのに対し、この壁面15Aが拡幅部20においてドリル回転方向Tの後方側に後退させられていることにより、この拡幅部20では切屑排出溝15内を通る切屑が壁面15A側に押し付けられる押圧力が緩和され、この押圧力によって切屑同士が圧縮されたり絡まり合ったりして切屑詰まりが発生するような事態を防ぐことができ、拡幅部20で断面積が大きくされた切屑排出溝15内の空間を有効に利用して切屑排出性の一層の向上を図ることができるのである。
【0019】
しかも、この幅狭部20の溝幅W20が幅狭部18との境界Aから後端側に向けて漸次広くなってゆくように形成されており、切屑排出溝15の溝幅が幅狭部18から急激に大きくなるようなことがないので、特に上記壁面15Aを擦過する切屑の排出を一層円滑にすることができる。また、本実施形態では、この拡幅部20と幅狭部18との境界Aが、切刃16の外周端から軸線O方向後端側に向けて切刃16の外径Dに対し3〜5×Dの範囲内に位置しているので、拡幅部20によってドリル本体11に剛性不足を生じ、特に切刃部13の長さが切刃16の外径Dに対して極めて長い場合などに折損が生じたりするのを避けることができる一方で、逆に先端側の幅狭部18が長くなりすぎて拡幅部20に到達する前にこの幅狭部18内において切屑詰まりが生じてしまったりするのも防ぐことができる。
【0020】
さらに、本実施形態のドリルでは、この拡幅部20が第1、第2の2段の拡幅部20A,20Bによって構成されており、先端側の第1拡幅部20Aが後端側の第2拡幅部20Bよりも溝幅W20の拡幅する割合が大きく、かつ軸線O方向に短い範囲で形成されているので、幅狭部18から送り出された切屑をより円滑に拡幅部20に導いて排出することができる一方、切刃部13の後端側において溝幅W20が大きくなりすぎて、例えば切刃部13の長さが長い場合などに切刃部13の後端側においてドリル本体11の肉厚が大きく削がれて剛性不足を生じたり、一対の切屑排出溝15,15同士の間で該切屑排出溝15が重なり合ってしまったりするような事態を防止することができる。なお、このような事態をより確実に防止するには、上記拡幅部20の後端側にさらに切屑排出溝15の溝幅が幅狭部18よりも拡幅された状態で一定とされる幅広部を形成するようにしてもよい。
【0021】
一方、本実施形態のドリルの製造方法では、このような拡幅部20を形成するのに、上記図6ないし図8に示した従来のドリルを製造する場合と同様に2工程の研削を行うようにしているが、その際に、一定の捩れ角θの上記幅狭部18を形成するときのドリル本体11と砥石22との一定の相対回転移動速度に対し、これよりも大きい相対回転移動速度と小さい相対回転移動速度とでこの2工程の研削を行うようにしている。しかして、このような切屑排出溝15の壁面15A,15Bの研削は、上述したように通常はその中心線C回りに回転する砥石22の位置を固定しておいて、ドリル本体11を軸線O回りに回転させながら該軸線O方向に移動させて研削を行うので、このように相対回転移動速度を変化させるにしても、このドリル本体11の軸線O回りの回転速度と軸線O方向の移動速度との少なくとも一方を幅狭部18の研削時の速度に対して大小に調節すればよく、従って一般的なドリル研削盤の制御によって比較的容易に上述のような優れた効果を奏するドリルを製造することが可能となる。
【0022】
そして、さらにこのような製造方法によれば、こうして拡幅部20においてドリル本体11と砥石22との相対回転移動速度を大小に変化させることにより、上述のように上記仮想溝19のドリル回転方向T側とその後方側とに上記捩れ角θよりも大きな捩れ角の捩れ溝と小さな捩れ角の捩れ溝とを形成し、これによって溝幅W20を幅狭部18の溝幅W18に対して後端側に向かうに従いドリル回転方向T側とその後方側とに漸次拡幅させることとなり、従ってこれらの捩れ溝同士が重なり合う間の部分には従来と同様に図3に示すように突条部Rが形成されることとなるが、この捩れ溝同士が重なり合う部分は、互いの捩れ角が上記捩れ角θに対して大小とされているために図5(ハ)〜(ホ)に示すように拡幅部20の後端側で小さく、先端側に向かうに従い漸次大きくなり、これとは逆に上記突条部Rの突出高さは同図5(ハ)〜(ホ)に示すように拡幅部20の後端側で大きく、先端側に向かうに従い漸次小さくなるように形成されることとなる。このため、上記幅狭部18から拡幅部20に排出された切屑が、従来のようにこのような突条部Rに引っ掛かって詰まりを生じたりするなど、却って切屑排出性が損なわれるような事態を未然に防ぐことができ、またたとえ拡幅部20の形成後にこのような突条部Rを再度研削したりすることによって除去する場合でも、拡幅部20の後端側の突条部Rを除去するだけでよいので作業が容易である。
【0023】
なお、本実施形態の製造方法においては、このようにドリル本体11と砥石22との相対回転移動速度を拡幅部20において幅狭部18に対し大小に変化させる2工程の研削加工を行うことにより、上記実施形態のドリルを製造するようにしているが、本発明のドリル自体はこのような製造方法に限らず、例えば砥石22の中心線Cに直交する平面がドリル本体11の軸線Oに対してなす角度すなわち砥石22の振り角を、拡幅部20において後端側に向かうに従い漸次大きくしながら研削したりすることによっても製造することができ、この場合には1工程で拡幅部20を形成することができるとともに突条部Rが形成されることもない。また、このように砥石の振り角を変えないにしても、例えば拡幅部で幅狭部よりも砥石のドリル本体内周側への切り込み量を漸次大きくしてその両壁面を拡げ、溝幅を大きくすることも可能ではあるが、この場合には拡幅部の後端側に向かうに従いドリル本体の心厚が漸次小さくなり、切屑排出性は向上するものの折損が生じ易くなるため、好ましくはない。むしろ、この拡幅部20の後端側すなわち切刃部13の後端側では、切屑排出性は溝幅W20が漸次大きくなることによって確保されるため、ドリル本体11の心厚は上記とは逆に後端側に向かうに従い漸次大きくなるの望ましい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のドリルによれば、切屑排出溝先端側の幅狭部に対してその溝幅が後端側に向かうに従いドリル回転方向とその後方側とに拡がる拡幅部を形成することにより、特にドリル回転方向後方側に位置してドリル回転方向を向く切屑排出溝壁面を切屑が押し付ける押圧力を緩和し、溝幅が広げられることによって断面積が大きくされたこの拡幅部を有効に利用してより確実かつ効率的な切屑排出を図ることができる。また、本発明のドリルの製造方法によれば、切屑排出溝に突条部が形成されたとしても、その突出高さを拡幅部の先端側で小さくして幅狭部から排出された切屑が引っ掛かって切屑詰まりを生じるような事態を未然に防ぐことができ、従って上述のような優れた切屑排出性をより確実に奏功することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドリルの一実施形態を示す側面図である。
【図2】 図1におけるXX断面図である。
【図3】 図1におけるYY断面図である。
【図4】 図1に示すドリルの切屑排出溝15の展開図である。
【図5】 本発明のドリルの製造方法の一実施形態において壁面15Aを研削する際の図であって、(イ)は切屑排出溝15を直線状に延ばしたと仮想したときの側面図、(ロ)〜(ホ)は(イ)におけるEE〜HH断面図である。
【図6】 本発明のドリルの製造方法の一実施形態において壁面15Bを研削する際の図であって、(イ)は切屑排出溝15を直線状に延ばしたと仮想したときの側面図、(ロ)〜(ホ)は(イ)におけるEE〜HH断面図である。
【図7】 従来のドリルの側面図である。
【図8】 図7におけるXX断面図である。
【図9】 図7におけるYY断面図である。
【符号の説明】
11 ドリル本体
14 先端逃げ面
15 切屑排出溝
15A,15B 切屑排出溝15の壁面
16 切刃
18 幅狭部
19 幅狭部18を延長した仮想溝
20 拡幅部
20A 第1拡幅部
20B 第2拡幅部
21 砥粒層
22 砥石
O ドリル本体11の軸線
C 砥石22の中心線
T ドリル回転方向
D 切刃16の外径
18 幅狭部18における溝幅
20 拡幅部20における溝幅
A 幅狭部18と拡幅部20(第1拡幅部20A)との境界
B 第1、第2拡幅部20A,20Bの境界
θ 切屑排出溝15の幅狭部18における捩れ角
γ 拡幅部20(第2拡幅部20B)における壁面15A,15Bの捩れ角の幅狭部18に対する増減分

Claims (2)

  1. 軸線回りに回転される略円柱状のドリル本体の先端部外周に上記軸線に対して螺旋状に捩れる切屑排出溝が形成されるとともに、この切屑排出溝のドリル回転方向を向く壁面と上記ドリル本体の先端逃げ面との交差稜線部に切刃が形成されてなるドリルであって、上記切刃に連なる上記切屑排出溝の先端側の部分は、上記軸線に対する捩れ角および溝幅が一定とされた幅狭部とされるとともに、この幅狭部よりも後端側において該切屑排出溝には、上記幅狭部を後端側に延長した仮想溝に対して溝幅が後端側に向かうに従い上記ドリル回転方向とドリル回転方向後方側とに漸次拡げられる拡幅部が形成されており、この拡幅部が、後端側に向けて溝幅が拡がる割合が異なる複数段の拡幅部によって構成されていて、先端側の段の拡幅部が後端側よりも拡幅の割合が大きくなるようにされるとともに、上記拡幅部において上記切屑排出溝には突条部が形成されており、この突条部の突出高さが上記拡幅部の後端側で大きく、先端側に向かうに従い漸次小さくなるように形成されていることを特徴とするドリル。
  2. 外周部に砥粒層が形成された円板状の砥石を、その中心線回りに回転させつつ上記外周部が上記切屑排出溝の捩れの方向に沿うようにドリル本体の先端部外周に切り込ませ、上記捩れの方向に向けてドリル本体を上記砥石に対して相対的に軸線回りに回転させながら該軸線方向に移動させることにより、上記砥粒層によって上記切屑排出溝を形成する請求項1に記載のドリルの製造方法であって、上記切屑排出溝の拡幅部となる部分においては、上記幅狭部となる部分におけるドリル本体の砥石に対する相対回転移動速度よりも大きな速度と小さな速度とで、それぞれ上記ドリル本体を砥石に対して相対的に回転させながら移動させることを特徴とするドリルの製造方法。
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