JP2012000732A - 片刃ドリルビット切り屑排出溝の成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】片刃ドリル屑排出溝の成形方法を提供する。
【解決手段】ドリルビットに切り刃部を備え、切り刃部の一端はシャンク部に接続され、切り刃部はシャンク部末端遠端の静止点は切り刃を斜め向きに延設され、切り刃は二次研削方式によって切り刃部の表面に切り屑排出溝を研削加工する。切り屑排出溝は切り刃の一辺よりシャンク部に向かって旋回研削し、切り刃部で切り屑排出溝を研削加工のとき過大な応力によるずれと、温度の上昇による焼きつき問題を防止する。
【選択図】図2
【解決手段】ドリルビットに切り刃部を備え、切り刃部の一端はシャンク部に接続され、切り刃部はシャンク部末端遠端の静止点は切り刃を斜め向きに延設され、切り刃は二次研削方式によって切り刃部の表面に切り屑排出溝を研削加工する。切り屑排出溝は切り刃の一辺よりシャンク部に向かって旋回研削し、切り刃部で切り屑排出溝を研削加工のとき過大な応力によるずれと、温度の上昇による焼きつき問題を防止する。
【選択図】図2
Description
本発明は一種の片刃ドリルビット切り屑排出溝の成形方法に関し、特に一種の二次研削方式によって切り刃部の表面に切り屑排出溝を研削加工する製造方法に関する。
ドリルビットは穴あけ加工によく使用される工具であり、多くのドリルビットは片刃ドリルビット、二枚刃ドリルビットまたは三枚刃、四枚刃ドリルビットに分けられる。その主な違いはドリルビットの先端部に形成する切り刃の枚数にある。一方、片刃ドリルビットは切り刃1枚しかないため、切り刃の長さ、つまり、ドリルビットで穴あけするときの孔径は容易に管理できる。これに対して、二枚刃ドリルビットまたは四枚刃ドリルビットの切れ刃の枚数が多いため、切り刃を同じ長さに形成することが難しく、ドリルビットが穴あけするときに孔径を広げてしまう。
しかし、ドリルビットの切り刃を用いて穴あけするとき、切り刃が切削基材の表面を切り崩して行き、切り刃の切削によって発生する切り屑は、切り刃の一端に設けられた切り屑排出溝によってドリルビットに接続されたシャンク部より排出される。さらに、それぞれのドリルビットに切り屑排出溝が設けられており、二枚刃または四枚刃ドリルビットに2つ又は4つの切り屑排出溝が形成される。一方、片刃ドリルビットの切り屑排出溝は一つしかないため、同じ穴あけ径において、片刃ドリルビットで形成される切り屑を切り屑排出溝より完全に排出できなく切り屑の詰まり問題を発生する。これに対して、片刃ドリルビットの穴あけ精度が極めて良いことから、高精度の穴あけ径を要求する作業(たとえば、多層プリント回路板を各電気回路層に接続する微細な導通孔)のときに片刃ドリルビットはベストチョイスである。よって、片刃ドリルビットの切り屑排出能力を向上させ、切り屑の詰まり問題を防止することが問題解決するところである。
本発明の主な目的は二次研削方式によって、切り刃部に切り屑排出溝を形成し、切り刃部の過大な応力によるずれと、温度の上昇による焼きつき問題を防止する。
前記目的を達成するため、本発明は切り刃部を備え、切り刃部の一端はシャンク部に接続され、切り刃部はシャンク部末端部静止点の遠端に切り刃が斜め向きに延設され、切り刃の一辺は二次研削方式によって切り刃部の表面に切り屑排出溝を研削形成し、切り屑排出溝は切り刃の一辺よりシャンク部に旋回してなる。
前記目的を達成するため、本発明は切り刃部を備え、切り刃部の一端はシャンク部に接続され、切り刃部はシャンク部末端部静止点の遠端に切り刃が斜め向きに延設され、切り刃の一辺は二次研削方式によって切り刃部の表面に切り屑排出溝を研削形成し、切り屑排出溝は切り刃の一辺よりシャンク部に旋回してなる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1と図2を参照する。図から明らかなように、本発明による片刃ドリルビットは切り刃部1を備え、切り刃部1の一端はシャンク部2に接続され、切り刃部1はシャンク部2末端静止点11の遠端部に切り刃12は斜め向きに延設され、切り刃12の一辺は二次研削方式によって切り刃部1の表面に切り屑排出溝13を研削加工する。切り屑排出溝13は切り刃12の一辺よりシャンク部2に旋回して形成する。切り屑排出溝13はまず切り刃12の静止点11場所よりシャンク部2に旋回して第1切り屑排出溝131を研削加工した上、第1切り屑排出溝131が静止点11の遠端場所よりシャンク部2に向かって旋回し、第2切り屑排出溝132を研削加工する。第1切り屑排出溝131と第2切り屑排出溝132を並列し、かつ互いに連絡することにより、切り屑排出溝13の断面積を確実に拡大させ、切り刃部1は穴あけ作業のときに、切り刃12より切削された切り屑を順調に切り屑排出溝13より排出させる。
前述ドリルビット部1の切り屑排出溝13は二次研削方式によって形成される。この種のやり方は以下の長所を有する。
イ、切り屑排出溝13は第1切り屑排出溝131と第2切り屑排出溝132を段階的に研削し形成されるため、第1切り屑排出溝131または第2切り屑排出溝132を研削するとき、1回の研削に発生する応力と温度は、切り屑排出溝13を1回でもって研削形成する応力と温度を大幅に軽減でき、ドリルビット部1の応力の過大によるずれと、温度上昇による焼きつき問題を避けられるほか、微形ドリル(穴あけ口径0.5mm以下)の製作において、その効果はより顕著的である。
ロ、多枚数のドリルビットは切り屑排出溝13の研削加工作業における研削の量は少ないため、既存の多枚数のドリルビットの切り屑排出溝13を研削する研削グラインダは片刃ドリルビットの切り屑排出溝13の二次研削に転用できる。各種ドリルビットの製作に必要な研削グラインダの数を減らすことができ、生産に便利を与える。
さらに、ドリルビットの剛性強度を向上するため、切り刃部1の切り屑排出溝13の中央部に形成するドリルコア(drill core)は、静止点11よりシャンク部2へ次第に拡大してテーパーを形成させ、ドリルビットを曲がりにくくできるほか、穴位置精度が改善されるとともに、切り屑排出溝13がシャンク部2近いほどにその深さが浅くなる。つまり、断面積は小さくなり、切り屑排出溝13の切り屑排出能力が低下する。図2ないし4を参照する。図から明かのように、切り屑排出溝13はまず切り刃12の一辺静止点11の付近場所よりシャンク部2に旋回し、第1切り屑排出溝131を研削加工した上、第1切り屑排出溝131の静止点11付近場所に所定の角度を斜めに第2切り屑排出溝132を研削加工する。図4を参照する。図示のように、第1切り屑排出溝131は静止点11をもとに、角度θ1によってシャンク部2に向かって旋回し研削することに対し、第2切り屑排出溝132は静止点11をもとに、角度θ2によってシャンク部2に向かって旋回し研削する。かつ角度θ2は角度θ1より大きく、第1切り屑排出溝131と第2切り屑排出溝132が切り刃部1の静止点11場所に並列を形成され、かつ、一部が重なる状態を形成する。さらに、第1切り屑排出溝131と第2切り屑排出溝132はシャンク部2に向かって旋回し次第に開く状態を形成する。つまり、重なる部分は少なくなる(図4の斜線面積に示す)。
これにより、図3に示すように、第1切り屑排出溝131と第2切り屑排出溝132によって形成する切り屑排出溝13はシャンク部2付近場所の幅H2が遠離シャンク部2の遠端場所の幅H1より大きい。言い換えれば、切り屑排出溝13は切り刃部1末端部よりシャンク部2に向かって次第に拡大して行く。これにより、切り屑排出溝13がシャンク部2に近いほどにその深さが浅くなるため、切り屑排出溝13の断面積が減少する問題を軽減させ、切り刃部1が穴あけ作業のとき、切り刃12によって切削された切り屑を切り屑排出溝13より順調に排出させ、切り刃部1の過大応力によるずれと、温度上昇による焼きつき問題を防止し、ドリル製造プロセスに必要な研削グラインダの数を軽減できる。
1 切り刃部
11 静止点
12 切り刃
13 切り屑排出溝
131 第1切り屑排出溝
132 第2切り屑排出溝
2 シャンク部
11 静止点
12 切り刃
13 切り屑排出溝
131 第1切り屑排出溝
132 第2切り屑排出溝
2 シャンク部
Claims (4)
- ドリルビットに切り刃部を備え、前記切り刃部の一端はシャンク部に接続され、前記切り刃部は前記シャンク部末端部静止点の遠端に切り刃が斜め向きに延設され、前記切り刃の一辺は二次研削方式によって前記切り刃部の表面に切り屑排出溝を研削形成し、前記切り屑排出溝は前記切り刃の一辺よりシャンク部に旋回してなることを特徴とする片刃ドリルビット切り屑排出溝の成形方法。
- 前記切り屑排出溝は、まず前記切り刃の静止点より前記シャンク部に向かって第1切り屑排出溝を旋回研削した上、前記第1切り屑排出溝が前記静止点の遠端場所において、前記シャンク部に向かって第2切り屑排出溝を旋回研削し、前記第1切り屑排出溝と第2切り屑排出溝が並列し連絡することを特徴とする請求項1記載の片刃ドリルビット切り屑排出溝の成形方法。
- 前記切り屑排出溝一辺は、前記静止点の付近場所において、前記シャンク部に向かって第2切り屑排出溝を旋回研削した上、前記第1切り屑排出溝は前記静止点の付近場所において、斜めの角度にて前記シャンク部に向かって第2切り屑排出溝を旋回研削し、前記第1切り屑排出溝と前記第2切り屑排出溝の静止点に一部の重ね合わせを形成させ、前記シャンク部に旋回して次第に拡大して行き、前記切り屑排出溝を前記切り刃部より前記シャンク部に向かって幅を次第に拡大することを特徴とする請求項1記載の片刃ドリルビット切り屑排出溝の成形方法。
- 前記第2切り屑排出溝の旋回研削の角度は、第1切り屑排出溝の旋回研削の角度より大きいことを特徴とする請求項3記載の片刃ドリルビット切り屑排出溝の成形方法。
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JP2010138948A JP2012000732A (ja) | 2010-06-18 | 2010-06-18 | 片刃ドリルビット切り屑排出溝の成形方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117884694A (zh) * | 2024-03-18 | 2024-04-16 | 哈尔滨理工大学 | 一种立铣刀容屑槽截面方向确定方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62147415U (ja) * | 1986-03-11 | 1987-09-17 | ||
JP2002144123A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-21 | Mitsubishi Materials Corp | ドリル |
JP2004090197A (ja) * | 2002-09-03 | 2004-03-25 | Mitsubishi Materials Corp | ドリルおよびその製造方法 |
JP2006198724A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Omi Kogyo Co Ltd | 穿孔ドリル及び穿孔ドリルにおけるねじれ溝の加工方法 |
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2010
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