JP3978637B2 - フロントフォーク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フロントフォークの改良に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
近年、自動二輪車の前輪側に架装されるフロントフォークは、多くの場合に、伸縮作動に伴う発生減衰力の高低調整を可能にし得るとしており、これまでに種々の提案がある。
【0003】
その中で、発生減衰力の高低調整をフロントフォークの伸縮速度や伸縮位置に依存して言わば自動的に調整するのではなく、ライダーが自ら積極的に手動操作することで発生減衰力の高低調整を実現し得るようにした提案がある。
【0004】
この場合に、発生減衰力の高低調整を可能にする手動操作部を何処に設けるかだが、これまでの提案では、多くの場合に、フロントフォークの上端に設けるとしており、その結果、自動二輪車におけるハンドルの形状やハンドルの取付位置などの関係で、手動操作部への操作が思うに任せなくなることがある。
【0005】
一方、この種のフロントフォークにあっては、最圧縮時に車体側チューブと車軸側チューブとの間における衝突を回避する、すなわち、衝撃を緩和するように設定されるのが常態である。
【0006】
すなわち、フロントフォークの最圧縮時には、たとえば、車軸側チューブのボトム部に配在のオイルロックピースに上方から下降して来る車体側チューブに配在のオイルロックカラーが嵌合するとしている。
【0007】
そして、この嵌合が高速下に発現される場合には、オイルロックピースとオイルロックカラーとの間に出現する隙間を油が通過するときの抵抗が、すなわち、絞り抵抗が大きくなり、車体側チューブの下降速度を、すなわち、フロントフォークの圧縮速度を抑える一方で、オイルロックピースのいわゆる背後側などに区画されるオイルロック室に立つロック圧で車体側チューブの下降を、すなわち、フロントフォークのそれ以上の圧縮を強制的に阻止するとしている。
【0008】
それゆえ、一般的に言って、このオイルロックピースとオイルロックカラーからなるオイルロック構造によって衝撃緩和と言う所期の目的を達成し得ることになるが、その反面、効果的なオイルロック構造の具現化が容易でないと言い得ることになる。
【0009】
すなわち、上記したオイルロック構造では、オイルロックピースとオイルロックカラーとの間における寸法管理が要となるが、フロントフォークを始めとして凡そこの種の油圧機器類の組立にあっては、いわゆる組立誤差が生じるのを避け得ないのも事実であり、したがって、設定通りの寸法を具現化するのは容易でない。
【0010】
そして、精緻な寸法管理がゆえに、仮に、組立後にオイルロックピースとオイルロックカラーとの間でいわゆる機械当りが招来されて、言わば製品として成り立たなくなることを勘案すれば、上記したオイルロック構造には精緻な寸法管理を要求し難くなる。
【0011】
その結果、上記したオイルロック構造を有する従来のフロントフォークでは、所望の衝撃緩和を効果的に実現し得なくなる危惧がある。
【0012】
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、自動二輪車におけるハンドルの形状やハンドルの取付位置などの影響を受けずして、発生減衰力の高低調整を可能にする手動操作部への操作を容易にし、かつ、効果的な衝撃緩和の実現を可能にして、その汎用性の向上を期待するのに最適となるフロントフォークを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明によるフロントフォークの構成を、基本的には、車軸側チューブの軸芯部に固定状態に配在されたシートパイプの下端部の外周にオイルロックピースを有すると共に、車体側チューブの下端部の内周に保持されて車体側チューブの最下降時にその内周側に上記のオイルロックピースを嵌合させるオイルロックカラーを有してなるフロントフォークにおいて、オイルロックピースがオイルロックカラーの内周側に嵌合するときにこのオイルロックピースの背後側に区画されるオイルロック室に立つロック圧でシートパイプに副って上昇可能とされてなると共に、オイルロックピースが車軸側チューブにおけるボトム部の外周に配設された手動操作部への操作でシートパイプに副って昇降可能とされてなる一方で、シートパイプの内周側に上下動可能に収装されて上端が車体側チューブを伸側方向に附勢する懸架ばねの下端を担持しながら下端がオイルロックピースに連設されたガイドピンに係止される調整パイプを有してなると共に、この調整パイプが上端近傍部の外周に絞り抵抗部を有してなり、かつ、この絞り抵抗部がシートパイプに開穿されて伸側減衰力を発生するオリフィスの下流側に臨在されてなるとするものである。
【0014】
そして、上記した基本的な構成において、より具体的には、絞り抵抗部は、調整パイプの上端近傍部が外周側に膨出形成された膨径部からなり、あるいは、調整パイプの上端近傍部の外周に保持された絞り部材からなるとする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるフロントフォークにあっても、基本的には、前記した従来のフロントフォークと同様に構成されている。
【0016】
なお、以下に図示する各実施の形態のおいて、その構成が同様となるところについては、各図毎において同一の符号を付するのみとして、要する場合を除き、その詳しい説明を省略する。
【0017】
すなわち、このフロントフォークは、図1に示すように、下端側部材たる車軸側チューブ、すなわち、アウターチューブ1内に上端側部材たる車体側チューブ、すなわち、インナーチューブ2を出没可能に挿通させている。
【0018】
そして、アウターチューブ1の軸芯部にはシートパイプ3を固定状態に配在させ、このシートパイプ3の下端部の外周にオイルロック構造を構成するオイルロックピース4を摺動可能に介装している。
【0019】
また、インナーチューブ2は、下端部の内周に上記のオイルロックピース4と共にオイルロック構造を構成するオイルロックカラー5を保持していて、このオイルロックカラー5がインナーチューブ2の最下降時にその内周側に上記のオイルロックピース4を嵌合させるとしている。
【0020】
そしてまた、オイルロックピース4は、アウターチューブ1におけるボトム部1aの外周に配設された手動操作部20への操作でシートパイプ3に副って昇降可能とされている。
【0021】
少し説明すると、まず、アウターチューブ1は、図示しないが、下端が自動二輪車の前輪の車軸に連結され、インナーチューブ2は、同じく図示しないが、上端部が自動二輪車の車体に連繋されながらハンドルを固着させるブラケットに連結される。
【0022】
そして、アウターチューブ1に対してインナーチューブ2が出没可能に挿通されるとし、このとき、インナーチューブ2の下端外周に介装されている軸受6がアウターチューブ1の内周に摺接して摺動性を保障している。
【0023】
ちなみに、このフロントフォークが自動二輪車に架装されている場合に、このフロントフォークの前方は、図1中の右側になり、このフロントフォークの後方は、図1中の左側になる。
【0024】
つぎに、シートパイプ3は、アウターチューブ1におけるボトム部1aの軸芯部に下方外部から挿通される締付ナット7の下端縮径部3aへの螺合で、アウターチューブ1の軸芯部に固定状態に起立されている。
【0025】
そして、このシートパイプ3は、図2にも示すように、下端部近傍に、すなわち、後述するオイルロックピース4の上端に近隣する部位にそこを貫通して内周側と外周側との連通を可能にし、圧側減衰力の発生を可能にするオリフィスとしての通孔3bを有している。
【0026】
また、このシートパイプ3は、図3にも示すように、上端側がインナーチューブ2の下端側の内周側に臨在されていて、この状態下に、上端拡径部3cの外周に介装されているシール8がインナーチューブ2の内周に摺接することで、この上端拡径部3cのいわゆる上方側と下方側との連通を遮断している。
【0027】
さらに、このシートパイプ3は、上端拡径部3cの下方となる上端近傍部にそこを貫通して内周側と外周側との連通を可能にして伸側減衰力の発生を可能にするオリフィス3dを有している。
【0028】
ちなみに、この図3に示す状態は、フロントフォークがほぼ伸切状態にあるときだが、このときには、上記の上端拡径部3cと後述するオイルロックカラー5との間に配在されている衝撃緩和用の伸切ばね9が最収縮に近い状態にある。
【0029】
オイルロックピース4は、図3に示すように、上記したシートパイプ3の下端部の外周に摺動可能にかつその間での油の流れが阻止される状態に介装されていて、同一の肉厚で適宜の長さの円筒状に形成される本体部4aと、この本体部4aの上端に一体に連設されて上方に延在され外周面をテーパー面4bとする油孔桿部4cとを有している。
【0030】
そして、このオイルロックピース4にあって、本体部4aの下端がこのオイルロックピース4における受圧面を形成していて、その面積は、インナーチューブ2側における受圧面積よりも小さく設定されている。
【0031】
なお、上記の油孔桿部4cは、上端側になるに従い肉厚を徐々に薄くするようにして上記のテーパー面4bを形成している。
【0032】
ところで、このオイルロックピース4は、本体部4aにいわゆる掛け渡されるように水平に、すなわち、直径方向に配在されて、内周側に固着されたガイドピン10を有している。
【0033】
そして、このガイドピン10は、オイルロックピース4の本体部4aが摺接するシートパイプ3の下端部に開穿された長孔3eを挿通している。
【0034】
ちなみに、この長孔3eは、シートパイプ3の軸線方向に沿うように開穿されていて、上記のガイドピン10がこの長孔3e内で上昇するときに、これを妨げない長さを有するように設定されている(図4参照)。
【0035】
また、長孔3eの下端位置は、オイルロックピース4が下降していて、ボトム部1aに着座している状態のときに、ガイドピン10の下端に接触しない位置となるように設定されている(図2参照)。
【0036】
なお、上記のガイドピン10の両端は、オイルロックピース4の外周に突出しないように設定されているのはもちろんである。
【0037】
オイルロックカラー5は、前記したインナーチューブ2の下端部の内周に保持されているが、上下端が加圧変形されたほぼ筒状に形成されていて、下端がインナーチューブ2の下端内周にカシメ固着されることで保持されるとし、上端部の内周側に伸側減衰バルブ11を有している。
【0038】
そして、このオイルロックカラー5は、言わば本体部となる中間部の内径を前記したオイルロックピース4における本体部4aの外径に一致させている。
【0039】
ちなみに、伸側減衰バルブ11は、オイルロックカラー5の上端部の内周側に上下動可能に収装されていながら上端側に配在のノンリタンスプリング12(図3参照)で下降方向に附勢されていわゆる着座した状態に、すなわち、バルブ閉の状態に維持されている。
【0040】
そして、この伸側減衰バルブ11は、シートパイプ3の外周に摺接する下端側の内周に油漏れを許容する隙間(図示および符示せず)を有し、シートパイプ3の外周に対向することになる上端側の内周に下方の隙間に連通する環状溝11aを有していて、シートパイプ3の外周との間に環状隙間(符示せず)を形成している(図3参照)。
【0041】
また、この伸側減衰バルブ11は、上端側の外周側に切欠部11bを有していて(図3参照)、この伸側減衰バルブ11が上昇したときに、この伸側減衰バルブ11の下方側の油が上方側に滞りなく流れ得るように配慮している。
【0042】
なお、この伸側減衰バルブ11の配在で、シートパイプ3の外周側であってこの伸側減衰バルブ11の上方側に伸側油室R1が区画されると共に、同じくシートパイプ3の外周側であってこの伸側減衰バルブ11の下方側に圧側油室R2が区画され、このとき、シートパイプ3の内周側は、いわゆるリザーバ室R3とされる。
【0043】
それゆえ、以上のように形成されたフロントフォークにあっては、自動二輪車に架装された状態で以下のように伸縮作動する。
【0044】
すなわち、まず、ライダーが搭乗した状態の自動二輪車が良路たる平坦路を走行する場合の伸長時には、インナーチューブ2がアウターチューブ1内から突出して伸側油室R1が収縮され、この伸側油室R1からの油がオリフィス3dを通過してリザーバ室R3に流出される。
【0045】
このとき、オリフィス3dを油が通過することで伸側の減衰力が発生すると共に、この実施の形態にあっては、減衰バルブ11の内周とシートパイプ3の外周との間での隙間流れが許容されいて、この隙間流れによる伸側の減衰力も発生する。
【0046】
なお、このとき、圧側油室R2で不足する量の油がリザーバ室R3から通孔3bを介して補給される。
【0047】
つぎに、同じく平坦路を走行する場合の圧縮時には、インナーチューブ2がアウターチューブ1内に没入し、このとき、伸側油室R1で不足する油が圧側油室R2から減衰バルブ11を開放して流入すると共に、インナーチューブ2の没入量に相当する量の油が圧側油室R2から通孔3bを通過してリザーバ室R3に流出される。
【0048】
そして、通孔3bを油が通過することで圧側の減衰力が発生する。なお、上記の減衰バルブ11の開放時には、減衰力発生はない。
【0049】
さらに、自動二輪車が悪路を走行するなどで、フロントフォークが大きいストロークで、しかも、高速で伸縮する場合には、以下のように作動する。
【0050】
まず、大きいストロークでの伸長時には、インナーチューブ1の下端部の内周に保持されているオイルロックカラー5の上端が伸切ばね9に当接し、この伸切ばね9が収縮することで、最伸長時の衝撃が緩和される。
【0051】
つぎに、大きいストロークでの圧縮時には、インナーチューブ1の下端部の内周に保持されているオイルロックカラー5がアウターチューブ1におけるボトム部1aに配在されているオイルロックピース4に被さるように嵌合する。
【0052】
このとき、嵌合の開始時には、図示しないが、オイルロックカラー5の内周とオイルロックピース4の外周との間に形成される隙間を介して言わばボトム部1a側からの油がリザーバ室R3側に流出し、油が上記の隙間を通過することによる絞り抵抗でフロントフォークの圧縮速度が抑えられる。
【0053】
その一方、上記の隙間を油が通過することによる絞り抵抗の発生で、オイルロックカラー5を保持するインナーチューブ2によってアウターチューブ1のボトム部1aにオイルロック室Rが区画されると共に、このオイルロック室Rにおけるロック圧でフロントフォークのそれ以上の圧縮が阻止される。
【0054】
ちなみに、嵌合速度が極めて遅い場合には、上記の絞り抵抗も大きくなく、したがって、オイルロック室Rにおけるロック圧の発生はないと言い得る。
【0055】
そして、上記したオイルロック室Rにおけるロック圧の発生時には、この発明にあって、オイルロックピース4がシートパイプ3に副って上昇可能とされているから、図4に示すように、オイルロックピース4が上昇した状態になる。
【0056】
それゆえ、この発明にあっては、オイルロックピース4が上昇するときには、このオイルロックピース4が上昇した分だけ、インナーチューブ2の圧縮ストローク、すなわち、フロントフォークの圧縮ストロークが大きくなると言い得る。
【0057】
一方、フロントフォークが最圧縮状態から反転して伸長するときには、オイルロックピース4がシートパイプ3に副って昇降可能とされているから、上昇していたオイルロックピース4が速やかに下降し得て応答性に優れることになり、したがって、オイルロック室Rにおける負圧現象を抑制し得て負圧音の発生を抑制し得ると共に、フロントフォークが速やかに伸長作動し得ることになる。
【0058】
ところで、図示する実施の形態のフロントフォークにあっては、図1に示すように、シートパイプ3の内周側に上下動可能に収装されて上端がこのフロントフォークを伸長させる懸架ばね13の下端を担持しながら下端がガイドピン10に係止される調整パイプ14を有している。
【0059】
すなわち、この調整パイプ14は、全体的にはシートパイプ3と同様にパイプ状に形成されていて、拡径されながら変形された上端をばね受部14aとし、下端をシート部材15の介在下にガイドピン10に当接させている。
【0060】
このとき、この調整パイプ14は、上記のシートパイプ3との間に油の流路としての隙間を有しており、上記のシート部材15がこの隙間を維持する、すなわち、調整パイプ14をセンタリングするスペーサとして機能している。
【0061】
そして、図示する実施の形態では、調整パイプ14は、上記の隙間とその内周側との連通を許容する通孔14bを有してなるが、上記の隙間が流路として十分に機能する場合には、この通孔14bの配在が省略されても良い。
【0062】
ちなみに、上記のシート部材15は、ガイドピン10に当接される調整パイプ14の下端を保護するように機能すると共にいわゆる座としても機能する。
【0063】
それゆえ、上記の調整パイプ14を有するフロントフォークにあっては、オイルロックピース5が上昇するときに、このオイルロックピース4が有するガイドピン10の上昇によって調整パイプ14が上昇することになり、図3中に仮想線図で示すように、この調整パイプ14の上端に担持されている懸架ばね13の下端が上昇されて、この懸架ばね13のばね力が大きくなる。
【0064】
その結果、フロントフォークの高速での最圧縮時には、いわゆるオイルロック効果に加えて、懸架ばね13のばね力が大きくなることから、より一層効果的な衝撃緩和をなし得ることになる。
【0065】
このことからすれば、従来のフロントフォークにおけるオイルロック構造がオイルロックピースとオイルロックカラーとの間における設定通りの絞り抵抗を発揮し得るように高い精度管理の下に形成されて組み付けられる場合に比較して、この発明におけるオイルロック構造の場合には、絞り抵抗が僅かに低下されるとしても、すなわち、所定の絞り抵抗を得るための隙間管理について高い精度管理が要求されなくても、ばね力が増大されることで、結果として、効果的な衝撃緩和を達成し得ることになる。
【0066】
それゆえ、この発明におけるオイルロック構造にあっては、従来のオイルロック構造に比較して、オイルロックピース4について、オイルロックカラー5との間における精度管理に高度性が要求されずして所定のオイルロック効果を得られる点で有利となる。
【0067】
また、この発明におけるオイルロック構造にあっては、フロントフォークが最圧縮状態から反転して伸長するときに、懸架ばね13の附勢力が調整パイプ14を介してオイルロックピース4に作用しているから、上昇していたオイルロックピース4がより一層速やかに下降し得ることになり、応答性を一層良くすることになる。
【0068】
以上のように形成されているこの発明によるフロントフォークにあっては、オイルロックピース4がアウターチューブ1におけるボトム部1aの外周に配設された手動操作部20への操作でシートパイプ3に副って昇降可能とされている。
【0069】
すなわち、前記したように、この発明にあって、オイルロックピース4は、シートパイプ3に副って上昇可能とされていて、オイルロック室Rに立つロック圧で上昇するように設定されている。
【0070】
それに対して、この手動操作部20は、その操作によって、オイルロック室Rにロック圧が立っていなくても、オイルロックピース4を言わば強制的に上昇させ得るとするものである。
【0071】
すなわち、仮に、この手動操作部20がなく、上記のロック圧が立っていないとすれば、オイルロックピース4は、アウターチューブ1のボトム部1aに着座しているが、このときのいわゆる高さ位置を基準位置とするときに、この基準位置を高く変更し得るようにするのがこの手動操作部20である。
【0072】
ちなみに、この手動操作部20は、基本的には、操作ダイヤル21の回動操作でオイルロックピース4を昇降し得るように構成されていれば足りる。
【0073】
それゆえ、たとえば、この手動操作部20の配設位置、すなわち、操作ダイヤル21の配在位置については、図1に示すように、このフロントフォークの後方側とされているのに代えて、図6(A)および図7に示すように、このフロントフォークの前方側とされても良い。
【0074】
そして、操作ダイヤル21の配在位置がフロントフォークの前方側とされる場合には、その位置関係からして手動操作がし易くなり、操作ダイヤル21の配在位置がフロントフォークの後方側とされる場合には、跳び石などで言わばこの手動操作部20がダメージを受けることを回避し得ることになる。
【0075】
一方、この手動操作部20は、オイルロックピース4を昇降させるについて、図1および図6(A)に示すように、油圧を利用するのに代えて、図7に示すように、機械的に実現するとしても良い。
【0076】
そして、油圧を利用する場合には、フロントフォークに充填する油を利用することも可能になり、機械的手段を利用する場合は、油圧を利用する場合に比較して全体的に構成を簡単にし得ることになる。
【0077】
少し説明すると、図1、すなわち、図2に示す手動操作部20は、図5にも示すように、操作ダイヤル21の回動操作でピストン22を前進させ、このピストン22の前進で貯油室R4の油を圧力室R5(図5参照)に流入させ、油の流入でこの圧力室R5を区画する昇降ピストン23を上昇させることによって、オイルロックピース4を上昇させる(図5参照)としている。
【0078】
このとき、ピストン22で区画される貯油室R4は、アウターチューブ1におけるボトム部1aとこれに延設されたハウジング部1bにかけて形成され、昇降ピストン23で区画される圧力室R5は、ボトム部1aに形成されるとしており、そして、貯油室R4と圧力室R5とを連通する連通路1cは、絞り効果を発揮するように設定されている。
【0079】
それゆえ、この連通路1cにおける絞り効果で、ピストン22に介装されている漏れ止め用のシール22aについて、これを高圧用シールとしなくて済むと共に、シール22aの耐久性を向上し得ることになる。
【0080】
以上のように構成された手動操作部20にあっては、これが、すなわち、操作ダイヤル21がアウターチューブ1におけるボトム部1a、すなわち、フロントフォークの下端部に配在されているから、従来のフロントフォークにおいてこの種の手動操作部がフロントフォークの上端に設けられている場合に比較して、操作性に優れることになる。
【0081】
そして、この手動操作部20が、すなわち、操作ダイヤル21が操作されてオイルロックピース4が上昇された状態におかれているときに、フロントフォークが最圧縮状態になると、オイルロックピース4がさらに上昇される(図5中の仮想線図参照)ことになる。
【0082】
その結果、オイルロックピース4の上昇でガイドピン10も上昇され、したがって、調整パイプ14が上昇されて懸架ばね13の下端が上昇され、この懸架ばね13のばね力が増大されることになる。
【0083】
そして、オイルロックピース4が上昇した状態でフロントフォークが最圧縮する場合には、オイルロックピース4があらかじめ上昇していない状態で最圧縮する場合に比較して、最圧縮時における圧縮ストロークが長くなる。
【0084】
ちなみに、図6に示す手動操作部20にあっては、同図(A)に示すように、操作ダイヤル21がキャップ状に形成されてなると共に、同図(B)に示すように、ハウジング部1bの外周にストローク表示24を有していて、操作ダイヤル21のいわゆる端縁がある位置を視認することで、ピストン22のストローク量を、すなわち、懸架ばね13におけるばね力の増大状況を確認し得るように設定されている。
【0085】
また、図7に示す手動操作部20にあっては、いわゆるクランク構造に構成されてなるとするもので、言わば操作ダイヤル21に相当するアジャスター25と、言わば昇降ピストン23に相当する昇降ガイド26とを有してなる。
【0086】
そして、アジャスター25は、横方向となるその軸芯線25aを中心にしてハウジング部1bで回動し得る一方で、軸芯線25aに対して軸芯線25bの位置に偏芯している円柱状突起25cを有している。
【0087】
また、昇降ガイド26は、外側面に横向き凹状に形成された環状溝26aを有していて、この環状溝26a内に上記の円柱状突起25cを臨在させる、すなわち、連繋させるとしている。
【0088】
そしてまた、昇降ガイド26は、上端にオイルロックピース4の下端を当接させた状態で担持するとしている。
【0089】
なお、アジャスター25は、ハウジング部1bとの間に設けられたディテント機構Dでいわゆる戻り回転が阻止されるとしている。
【0090】
それゆえ、この手動操作部20にあっては、アジャスター25を、たとえば、図7に示す状態から、ドライバーなどの適宜の工具を利用して回動することで、円柱状突起25cが反転されるようにして上昇され、これによって昇降ガイド26が上昇されて、オイルロックピース4が強制的に上昇されることになる。
【0091】
ちなみに、この実施の形態による場合には、懸架ばね13におけるばね力を増減の二段に、すなわち、いわゆるハードとソフトのいずれかに選択できるのみとされるであろう。
【0092】
ところで、前記した調整パイプ14は、図2に示すように、上端近傍部の外周に絞り抵抗部を有しており、この絞り抵抗部がシートパイプ3に開穿されて伸側減衰力を発生するオリフィス3dの下流側に臨在されるとしている。
【0093】
すなわち、この絞り抵抗部は、これが調整パイプ14の上昇に伴って上昇されるときに、オリフィス3dの下流側で絞り抵抗を付与して、オリフィス3dで発生される伸側減衰力を高くする。
【0094】
このとき、この絞り抵抗部は、図示する実施の形態では、調整パイプ14の上端近傍部が外周側に膨出形成された膨径部14cからなるとしているが、これに代えて、図8に示すように、調整パイプ14の上端近傍部の外周に保持された絞り部材16からなるとしても良い。
【0095】
そして、絞り抵抗部としての膨径部14cは、上端側の外周面をテーパー面14dとしており、このテーパー面14dをシートパイプ3に開穿のオリフィス3dに対向させ、もしくは、近隣させるとしている。
【0096】
また、絞り抵抗部としての絞り部材16にあっても、上端側の外周面をテーパー面16aとしており、このテーパー面16aをシートパイプ3に開穿のオリフィス3dに対向させ、もしくは、近隣させるとしている。
【0097】
なお、絞り部材16は、図示する実施の形態では、調整パイプ14の外周に介装された上下二段のストッパリング17に係止された状態で所定位置に保持されている。
【0098】
また、調整パイプ14にあっては、下段のストッパリング17の下方となる部位にシートパイプ3と調整パイプ14との間に溜まることがあるエアーをリザーバ室R3側に抜くための小孔14eが開穿されている。
【0099】
それゆえ、この実施の形態による場合には、図示しないが、手動操作部20への操作でオイルロックピース4が上昇された状態におかれるときに、これに伴う調整パイプ14の上昇で絞り抵抗部(膨径部14cあるいは絞り部材16)が上昇してオリフィス3dの下流側で絞り抵抗を付与することになり、フロントフォークの伸長作動時における伸側減衰力を高くし、最伸長時におけるより一層効果的な衝撃緩和をなし得ることになる。
【0100】
また、この実施の形態による場合には、手動操作部20への操作でオイルロックピース4が上昇されることで、フロントフォークの伸長時に油がオリフィス3dを通過することで発生される伸側減衰力が高くなると共に、懸架ばね13におけるばね力が大きくなることで、フロントフォークの圧縮時における吸収エネルギーが大きくなり、自動二輪車における乗り心地をいわゆるハードにすることが可能になる。
【0101】
【発明の効果】
以上のように、この発明にあっては、フロントフォークが最圧縮されるとき、その最圧縮近傍時には、オイルロックカラーの内周とオイルロックピースの外周との間に形成される隙間を油が通過することによる絞り抵抗でフロントフォークの圧縮速度が抑えられると共に、最圧縮時には、オイルロックピースの背後側に区画されるオイルロック室におけるロック圧でフロントフォークのそれ以上の圧縮が阻止されることになる。
【0102】
このとき、オイルロックピースは、シートパイプに副って昇降可能とされているから、オイルロック室におけるロック圧で上昇することになり、このオイルロックピースが上昇した分だけ、インナーチューブの圧縮ストローク、すなわち、フロントフォークの圧縮ストロークが大きくなる利点がある。
【0103】
そして、高速で最圧縮したフロントフォークが反転して伸長するときには、シートパイプに副って上昇していたオイルロックピースが速やかに下降し得て応答性に優れることになり、したがって、オイルロック室における負圧現象を抑制し得て負圧音の発生を抑制し得ると共に、フロントフォークを速やかに伸長作動させることになる。
【0104】
そして、この発明にあっては、オイルロックピースが車軸側チューブにおけるボトム部の外周に配設された手動操作部への操作でシートパイプに副って昇降可能とされているから、従来のフロントフォークのようにこの種の手動操作部がフロントフォークの上端に設けられている場合に比較して、操作性に優れることになる。
【0105】
そして、この手動操作部への操作でオイルロックピースが上昇された状態にあるときにフロントフォークが最圧縮状態になると、オイルロックピースがさらに上昇されることになり、したがって、オイルロックピースがあらかじめ上昇されていない場合に比較して、その分、フロントフォークの最圧縮時におけるストロークを大きくし得ることになる利点がある。
【0106】
また、この発明にあって、シートパイプの内周側に上下動可能に収装されて上端が車体側チューブを伸側方向に附勢する懸架ばねの下端を担持しながら下端がオイルロックピースに連設されたガイドピンに係止される調整パイプを有してなるとする場合には、オイルロックピースの上昇でガイドピンも上昇され、したがって、調整パイプが上昇されて懸架ばねの下端が上昇され、この懸架ばねのばね力が増大されることになる。
【0107】
その結果、フロントフォークの高速での最圧縮時には、いわゆるオイルロック効果に加えて、懸架ばねのばね力が大きくなることから、より一層効果的な衝撃緩和をなし得ることになる。
【0108】
それゆえ、従来のフロントフォークにおけるオイルロック構造において、オイルロックピースがオイルロックカラーとの間における設定通りの絞り抵抗を発揮し得るように高い精度管理の下に形成されて組み付けられる場合に比較して、この発明におけるオイルロック構造にあっては、絞り抵抗が僅かに低下されるとしても、すなわち、所定の絞り抵抗を得るための隙間管理について高い精度管理が要求されなくても、ばね力が増大されることから、結果として、所期の衝撃緩和が可能になると言える。
【0109】
したがって、上記の調整パイプを有するフロントフォークにあっては、従来のフロントフォークに比較して、オイルロックピースについて、オイルロックカラーとの間における精度管理に高度性が要求されずして所定のオイルロック効果を得られる点で有利となる。
【0110】
また、上記の調整パイプを有するフロントフォークにあっては、フロントフォークが最圧縮状態から反転して伸長するときに、懸架ばねの附勢力が調整パイプを介してオイルロックピースに作用していることから、オイルロックピースがより速やかにオイルロックカラー内から抜け出ることになり、より一層速やかに伸長作動し得ることになる。
【0111】
さらに、この発明にあって、調整パイプが上端近傍部の外周に絞り抵抗部を有すると共に、この絞り抵抗部がシートパイプに開穿されて伸側減衰力を発生するオリフィスの下流側に臨在されるする場合には、絞り抵抗部が調整パイプの上昇に伴って上昇されることで、上記のオリフィスの下流側で絞り抵抗を付与して、このオリフィスで発生される伸側減衰力を高くすることが可能になる。
【0112】
それゆえ、手動操作部への操作でオイルロックピースが上昇された状態におかれるときに、これに伴う調整パイプの上昇で絞り抵抗部が上昇してオリフィスの下流側で絞り抵抗を付与することになり、フロントフォークの伸長作動時における伸側減衰力を高くし、最伸長時におけるより一層効果的な衝撃緩和をなし得ることになる。
【0113】
そして、手動操作部への操作でオイルロックピースが上昇されるときに、フロントフォークの伸長時に油がオリフィスを通過することで発生される伸側減衰力が高くなると共に、懸架ばねにおけるばね力が大きくなることから、フロントフォークの伸縮時における圧側減衰力および伸側減衰力、すなわち、吸収エネルギーを大きくして、自動二輪車における乗り心地をいわゆるハードにすることが可能になる
その結果、この発明によれば、自動二輪車におけるハンドルの形状やハンドルの取付位置などの影響を受けずして、発生減衰力の高低調整を可能にする手動操作部への操作を容易にし、かつ、効果的な衝撃緩和の実現を可能にして、その汎用性の向上を期待するのに最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態によるフロントフォークを一部破断して示す部分断面正面図である。
【図2】図1のフロントフォークにおける車軸側チューブのボトム部分を拡大して示す縦断面図である。
【図3】図1のフロントフォークにおける車体側チューブの下端部分を拡大して示す縦断面図である。
【図4】図1のフロントフォークが最圧縮状態にあるときのボトム部分を図2と同様に示す図である。
【図5】手動操作部を操作した状態を図2と同様に示す図である。
【図6】(A)は、他の実施の形態によるフロントフォークのボトム部分を図2と同様に示す図であり、(B)は、手動操作部の正面図である。
【図7】他の実施の形態によるフロントフォークのボトム部分を図2と同様に示す図である。
【図8】他の実施の形態によるフロントフォークを図3と同様に示す図である。
【符号の説明】
1 車軸側チューブとしてのアウターチューブ
1a ボトム部
1b ハウジング部
1c 連通路
2 車体側チューブとしてのインナーチューブ
3 シートパイプ
3a 下端縮径部
3b オリフィスとしての通孔
3c 上端拡径部
3d オリフィス
3e 長孔
4 オイルロックピース
4a 本体部
4b,14d,16a テーパー面
4c 油孔桿部
5 オイルロックカラー
6 軸受
7 締付ナット
8 シール
9 伸切ばね
10 ガイドピン
11 減衰バルブ
11a 環状溝
11b 切欠部
12 ノンリタンスプリング
13 懸架ばね
14 調整パイプ
14a ばね受部
14b 通孔
14c 膨径部
14e 小孔
15 シート部材
16 絞り部材
17 ストッパリング
18 スライド部材
20 手動操作部
21 操作ダイヤル
22 ピストン
23 昇降ピストン
24 ストローク表示
25 アジャスター
25a,25b 軸芯線
25c 円柱状突起
26 昇降ガイド
26a 環状溝
R オイルロック室
R1 伸側油室
R2 圧側油室
R3 リザーバ室
R4 貯油室
R5 圧力室

Claims (1)

  1. 車軸側チューブの軸芯部に固定状態に配在されたシートパイプの下端部の外周にオイルロックピースを有すると共に、車体側チューブの下端部の内周に保持されて車体側チューブの最下降時にその内周側に上記のオイルロックピースを嵌合させるオイルロックカラーを有してなるフロントフォークにおいて、オイルロックピースがオイルロックカラーの内周側に嵌合するときにこのオイルロックピースの背後側に区画されるオイルロック室に立つロック圧でシートパイプに副って上昇可能とされてなると共に、オイルロックピースが車軸側チューブにおけるボトム部の外周に配設された手動操作部への操作でシートパイプに副って昇降可能とされてなる一方で、シートパイプの内周側に上下動可能に収装されて上端が車体側チューブを伸側方向に附勢する懸架ばねの下端を担持しながら下端がオイルロックピースに連設されたガイドピンに係止される調整パイプを有してなると共に、この調整パイプが上端近傍部の外周に絞り抵抗部を有してなり、かつ、この絞り抵抗部がシートパイプに開穿されて伸側減衰力を発生するオリフィスの下流側に臨在されてなることを特徴とするフロントフォーク
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