JP3978625B2 - 放電灯の点灯回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、照明器具装置に使用される高周波インバータ回路を備えた放電灯の点灯回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は例えば従来の放電灯の点灯回路装置のブロック図である。図において、1は放電ランプ15の電流を制限するバラストチョーク、2は放電ランプ15の両端に接続された始動コンデンサ、3は放電灯15とグランド間に直列に接続されるカップリングコンデンサ、4a、4bは高周波インバータ回路のスイッチング素子としてのFET、6は抵抗5を介してスイッチング素子4a、4bのタイミング周波数を決定するコンデンサ、9はインバータ制御回路、20は分圧抵抗である。
【0003】
この構成において、放電灯を点灯させるためには、放電灯の両極間に高電圧を印加すればよく、この場合は放電灯のフィラメントが十分予熱されないうちに放電が開始され点灯することになる。このことは、放電灯両極に位置されるフィラメント部分を傷めるることになり、ひいては放電灯自体の寿命を短くすることにつながる。この装置においては、同一の点灯周波数を決定する抵抗及びコンデンサの回路定数が放電灯の点灯に必要な始動電圧を発生するように設定されている。
【0004】
起動時、もしくは点灯しない状態においては、放電灯の等価抵抗が高く、バラストチョークコイル1と、始動用コンデンサ2とによる直列共振回路が形成される。その後、放電灯15が点灯を開始すると放電灯の等価抵抗が小さくなるため始動用コンデンサ2および放電灯両極に発生する電圧は減少し、直列共振の役目は減少する。
【0005】
これを周波数で見ると、図13の周波数と始動電圧を示す共振曲線のグラフに示すように、周波数がf3から低下することにより印加電圧が上昇し、周波数がf2付近で放電が開始される。その後f1前後の周波数で点灯特性が良好となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の放電灯の点灯回路装置では、周波数をf3からf1まで変化させるまでの予熱時間内において実際に予熱がおこなわれるのはf2の近辺を通過するだけでありこのため予熱が不十分となる問題点があった。
【0007】
また、始動電圧規格が異なる放電灯を点灯させる場合にも、点灯周波数を決定する抵抗及びコンデンサの回路定数を変更するか、もしくは放電灯ごとに適する回路定数の高周波インバータ始動回路を設計する必要があった。
【0008】
したがって、各放電灯の点灯に必要な始動電圧規格毎に始動回路装置を設計及び製造する必要があり、生産上においても多品種生産をしなければならないなどの生産コストの負担が非常に大きいとともに、放電灯に異なる規格の始動回路装置が誤使用する恐れがあるなどの問題点があり、一つの放電灯の点灯回路装置で異なる始動電圧の放電灯の点灯に対応できない等の問題点があった。
【0009】
さらに、従来、例えば放電灯が寿命末期やエミッタレス等による異常放電やフィラメント切れによる不点灯が生じても異常現象を詳細に判断し動作する保護回路方式がないなどの問題点があった。
【0010】
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、必要十分な予熱時間の設定と、始動電圧規格の異なる複数の放電灯の点灯を可能とし、少品種多量生産が可能となり、生産効率の向上が図れる放電灯の点灯回路装置を得ることを目的とする。
【0011】
また、放電灯が不点灯及び異常放電した時、もしくは放電灯のフィラメントが切れた状態でも、異常状態の監視内容が従来よりも詳細に判断し、保護することが可能となる放電灯の点灯回路装置を得ることを目的とする。
【0012】
さらに、その監視内容を放電灯から遠距離もしくは人が不在の状況においても放電灯の異常状態の監視することが容易となる放電灯の点灯回路装置を得ることを目的とする。
【0013】
また、放電灯が灯した後に、不点灯及び異常放電した場合であっても、放電灯及び回路保護を動作させることが可能となる放電灯の点灯回路装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる放電灯の点灯回路装置においては、高周波インバータにより、始動電圧が異なる複数の放電灯の点灯回路装置において、前記高周波インバータの出力端に少なくともインダクタンスと前記放電灯の直列回路が接続され、前記放電灯の一方の極のフィラメントの一端は前記高周波インバータの出力端に、他方の極のフィラメントの一端はカップリングコンデンサを介して接地され、前記一方の極のフィラメントの他端と前記他方の極のフィラメントの他端に始動コンデンサが接続され、前記高周波インバータは発振周波数を可変できるように構成されるとともに、前記発振周波数を複数種類設定可能な周波数設定手段と、前記発振周波数の内それぞれの1つの周波数を所定時間出力する時間制御手段と、前記放電灯の放電開始を検出する放電検出手段と、前記放電灯の始動時に前記発振周波数の内高い周波数を選択して出力し、前記時間制御手段が設定する所定時間内に前記放電検出手段が放電開始を検出しないときに前記周波数設定手段の発生する周波数は、前記インダクタンスと前記始動コンデンサによる共振周波数よりも高い周波数から前記共振周波数に近づく周波数となるように設定された複数の周波数を全て出力するまで段階的に変化させて出力し、前記放電検出手段が放電開始を検出したときは、前記放電灯を点灯周波数で点灯させ、前記周波数設定手段により複数種類設定される前記発振周波数のうち、前記共振周波数に最も近い発振周波数を出力した後も、前記放電検出手段が放電開始を検出しないときは、保護信号を出力する点灯制御手段と、この点灯制御手段から出力される信号を入力し、前記保護信号が入力されると前記高周波インバータの電源を遮断する遮断回路と、を備える。
【0015】
また、点灯制御手段は、マイクロコンピュータ素子とし、このマイクロコンピュータ素子の出力ポートをデジタルまたはアナログポート出力としたものである。
【0016】
また、放電灯と並列に接続される始動コンデンサの両極に接続された検出信号入力部から点灯電圧を検出する電圧検出回路と、この電圧検出回路の検出電圧があらかじめ定められた電圧値を越えたときに、異常信号を出力する保護手段と、この保護手段からの異常信号により高周波インバータの電源を遮断する遮断回路とを備える。
【0018】
また、放電灯と並列に接続された始動コンデンサに直列に接続された検出入力部から前記始動コンデンサに流れる電流を検出する電流検出回路を備える。
【0019】
また、電圧検出回路、電流検出回路及び保護手段の出力信号を外部のシステムに出力する外部出力回路を備える。
【0020】
また、外部出力回路からの出力信号を伝送する光ファイバー伝送手段または無線伝送手段を備える。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図面を参照して説明する。図1は放電灯の点灯回路装置のブロック図、図2は動作フローチャート、図3は周波数と発生する始動電圧の関係を示す共振曲線図、図4は各動作に対応した始動電圧と発振周波数の状態を示す図、図5は図4に示した動作時におけるマイクロコンピュータ素子7の入出力波形図である。図1において15は放電灯であり、3種類の放電灯を取り替えて使用可能である。1は放電灯15に供給する電流を制限または、調整するためのバラストチョークコイル、2は放電灯15に並列に接続される始動用コンデンサ、3は放電灯15とグランド間に直列に接続されるカップリングコンデンサ、4a、4bは高周波インバータ回路のスイッチング素子としてのFETである。
【0022】
6a、6b、6c、6dは抵抗5を介してスイッチング素子4a、4bのタイミング周波数を決定することにより、高周波インバータ回路の発振周波数を設定する複数種類の周波数設定手段であるコンデンサであり、7は放電灯15の種類に応じ、放電灯に流れる電流とあらかじめ定められた時間に基づいて、前記周波数設定手段であるコンデンサ6b、6c、6dのいずれかに対応したトランジスタ素子8a、8b、8cをオン、オフさせる点灯制御手段であるマイクロコンピュータ素子である。コンデンサ6b、6c、6dは3種類の放電灯に対応した各周波数毎に設定された定数をもっている。9はスイッチング素子4a、4bを交互にオン、オフさせて、発振周波数を生成する高周波インバータ制御回路である。
【0023】
10は遮断回路であるトランジスタ素子、11は平滑用コンデンサ、12はA/F(アクティブフィルタ)制御回路、13は整流回路、14a、14bは放電灯フィラメント、16は商用交流電源、17はマイクロコンピュータ素子7を動作させるためのクロック信号を発生させる発振子、18は電流検出信号回路(カレントトランス)23の検出入力部、20は分圧抵抗、21はFET保護用のダイオード、22はA/F(アクティブフィルタ)制御回路12、ダイオード21等からなる昇圧回路、25は共通電位である。
【0024】
放電灯15は3種類のものが使用可能であるが、これらの放電灯を例えばA、B、Cとしてその特性を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
表1には、放電灯15の種類A、B、Cの各々について始動電圧、発振周波数、予熱時間及び予熱のモードの種類等を示しているが、例えば、放電灯15の種類がAの場合、周波数f1(75.2kHz)で時間予熱され、周波数がf2(70.8kHz)となったとき、始動電圧がVS2(168V)となり点灯される。VTは放電ランプ15の電圧であり、t/tAは安定電圧値をマイクロコンピュータ素子7が読む時間tAを含む、点灯後の時間tである。
【0027】
次に、図1により動作について説明する。
商用交流電源16の交流は整流回路13により全波整流された後、昇圧回路22により昇圧された後、平滑用コンデンサ11により直流電圧電流に変換される。この直流電圧電流をインバータ制御回路9により出力されるゲート電圧により、各スイッチング素子4a、4bを交互にオン、オフさせる。このとき、インバータ制御回路9に接続される抵抗5及び各コンデンサ6a、6b、6c、6dの素子の定数により、ゲート電圧出力の周波数が決められる。すなわち、マイクロコンピュータ素子7は、放電灯15の種類に応じ、コンデンサ6b、6c、6dのいずれかに対応したトランジスタ素子8a、8b、8cのいずれかをオンとし、周波数を設定する。
【0028】
次に、表1、図1〜図5により詳しく説明する。まず、図2のステップS1で起動する。ステップS2では、放電灯15を予熱するための交流予熱電流は、図3の共振曲線図に示されるように、抵抗5及びコンデンサ6bの定数により決められた予熱周波数f1(75.2kHz)により電圧Vs1として放電灯15に供給され、マイクロコンピュータ素子7のタイマー回路により設定時間t1の間予熱を行う。
【0029】
そして、この設定時間t1と電流検出回路23により検出された電流に基づいて、フィラメント14a、14bが十分予熱されたと判断されたとき、マイクロコンピュータ素子7の出力ポートD1より、トランジスタ8aのベースにエミッタとコレクタ間をオン状態にさせる信号が出力され、コンデンサ6bとグランド間が接続される。コンデンサ6bとグランド間が接続されると、抵抗5及びコンデンサ6aの定数により決められた周波数f1は、コンデンサ6aの容量にコンデンサ6bが並列に接続されることにより、コンデンサ容量が増えて周波数が低下し、点灯周波数であるf2(70.8KkHz)となる。このとき、図3の共振曲線に示すように、バラストチョークコイル1と始動用コンデンサ2によるLC直列共振が発生し、この直列共振により放電灯15の両極間である放電灯フィラメント14a、14bに高電圧Vs2(168V)が発生することにより、始動電圧規格Vs2の放電灯15の種類がAの場合に点灯可能となる。
【0030】
次に、ステップS3では、点灯されたかどうかチェックし、放電灯15の種類がAで点灯されたときは、ステップS4で正常点灯かどうか点灯を確認し、ステップS5で図3に示すように、放電灯15の抵抗成分により共振は減少し、LC直列共振からチョークコイル1及びインバータ制御回路9からの点灯周波数により制御された電圧VT2が放電灯15に供給される。
【0031】
ステップS4で、放電灯が不点灯もしくは異常放電により、放電灯15の負荷による抵抗損失成分が生じない場合は、共振曲線により高い電圧が継続して印加することになるので、ステップS12に進み、放電灯15の電圧検出回路24a(または24b)もしくは、電流検出回路23からの検出手段よりマイクロコンピュータ素子7の保護手段が遮断回路であるトランジスタ素子10のべース電圧をオフ状態にさせる信号D0を出力し、インバータ制御回路9の電源ラインをOFFにし、回路を保護する。
【0032】
そして、ステップS13で、再起動し、設定時間t1からの点灯動作を繰り返し、再度確認後、保護状態に移行することも可能である。再起動しない場合は、ステップS14で保護を停止する。
【0033】
以上の各動作に対応した始動電圧と発振周波数の状態を図4に示し、図4の動作時におけるマイクロコンピュータ素子7の出力波形を図5に示す。図5において、(a)は周波数の波形、(b)はマイクロコンピュータ素子7の出力ポートD3から出力され、放電灯15の種類Cに対応したトランジスタ8cのベースをオンとする信号波形、(c)は出力ポートD2から出力され、放電灯15の種類Bに対応したトランジスタ8bのベースをオンとする信号波形、(d)は出力ポートD1から出力され、放電灯15の種類Aに対応したトランジスタ8aのベースをオンとする信号波形、(e)は出力ポートD0から出力され、トランジスタ10のベースをオンとする信号波形、(f)はクロックパルスである。
【0034】
ステップS3で、放電灯15の種類がAでなく点灯が開始されない場合は、ステップS6に進み、放電灯15による抵抗成分が生じないのでさらに予熱交流周波数f2での予熱状態が継続される。
【0035】
次に、マイクロコンピュータ素子7のタイマー回路により、設定時間t2と電流検出回路23による監視された電流によりフィラメント14a、14bが予熱された状態が経過すると、出力ポートD2からの信号により、コンデンサ6cとグランド間が接続されるトランジスタ8bがオンとなる。
【0036】
次に、図3で示す共振曲線により交流周波数f3(61.7kHz)で、バラストチョークコイル1と始動用コンデンサ2とによるLC直列共振が発生し、この直列共振により放電灯15の両極間に高電圧Vs3が発生することにより、始動電圧規格Vs3(324V)の放電灯15の種類Bが点灯可能となる。
【0037】
次に、ステップS7では、点灯電圧検出回路24a(または24b)または電流検出回路23からの検出信号によりマイクロコンピュータ素子が点灯確認を実行する。放電灯15の種類がBで点灯されたときは、ステップS4で正常点灯かどうか点灯を確認し、ステップS5で図3に示すように、放電灯15の抵抗成分により共振は減少し、LC直列共振からチョークコイル1及びインバータ制御回路9からの点灯周波数により制御された電圧VT3が放電灯15に供給される。
【0038】
ステップS4で、放電灯15が異常放電の場合は、ステップS12に進み、放電灯15の電圧検出回路24a(または24b)もしくは、電流検出回路23からの検出手段よりマイクロコンピュータ素子7の保護手段がトランジスタ素子10のべース電圧をオフ状態にさせる信号D0を出力し、インバータ制御回路9の電源ラインをOFFにし、回路を保護する。
【0039】
そして、ステップS13で、再起動し、設定時間t1からの点灯動作を繰り返し、再度確認後、保護状態に移行することも可能である。再起動しない場合は、ステップS14で保護を停止する。
【0040】
次に、ステップS7では、点灯されたかどうかチェックし、放電灯15の種類がBで点灯されたときは、ステップS4で正常点灯かどうか点灯を確認し、ステップS5で図3に示すように、放電灯15の抵抗成分により共振は減少し、LC直列共振からチョークコイル1及びインバータ制御回路9からの点灯周波数により制御された電圧VT3が放電灯15に供給される。
【0041】
ステップS4で、放電灯15が異常放電の場合は、ステップS12に進み、放電灯15の電圧検出回路24a(または24b)もしくは、電流検出回路23からの検出手段よりマイクロコンピュータ素子7がある設定時間t5期間内にトランジスタ素子10のべース電圧をオフ状態にさせる信号D0を出力し、インバータ制御回路9の電源ラインをOFFにし、回路を保護する。
【0042】
そして、ステップS13で、再起動し、設定時間t1からの点灯動作を繰り返し、再度確認後、保護状態に移行することも可能である。再起動しない場合は、ステップS14で保護を停止する。
【0043】
ステップS7で、放電灯15の種類がA、Bでなく、点灯が開始されない場合は、ステップS8に進み、放電灯15による抵抗成分が生じないのでさらに予熱交流周波数f3での予熱状態が継続される。
【0044】
次に、マイクロコンピュータ素子7のタイマー回路により、設定時間t3と電流検出回路23による監視された電流によりフィラメント14a、14bが予熱された状態が経過すると、出力ポートD3からの信号により、コンデンサ6dとグランド間が接続されるトランジスタ8cがオンとなる。
【0045】
次に、図3で示す共振曲線により交流周波数f4(47.37kHz)で、バラストチョークコイル1と始動用コンデンサ2とによるLC直列共振が発生し、この直列共振により放電灯15の両極間に高電圧Vs3が発生することにより、始動電圧規格Vs4(410V)の放電灯15の種類Cが点灯可能となる。
【0046】
次に、ステップS9では、点灯電圧検出回路24a(または24b)または電流検出回路23からの検出信号によりマイクロコンピュータ素子が点灯確認を実行する。放電灯15の種類がCで点灯されたときは、ステップS4で正常点灯かどうか点灯を確認し、ステップS5で図3に示すように、放電灯15の抵抗成分により共振は減少し、LC直列共振からチョークコイル1及びインバータ制御回路9からの点灯周波数により制御された電圧VT4が放電灯15に供給される。
【0047】
ステップS4で、放電灯15が異常放電の場合は、ステップS12に進み、放電灯15の電圧検出回路24a(または24b)もしくは、電流検出回路23からの検出手段よりマイクロコンピュータ素子7の保護手段がトランジスタ素子10のべース電圧をオフ状態にさせる信号D0を出力し、インバータ制御回路9の電源ラインをOFFにし、回路を保護する。
【0048】
そして、ステップS13で、再起動し、設定時間t1からの点灯動作を繰り返し、再度確認後、保護状態に移行することも可能である。再起動しない場合は、ステップS14で保護を停止する。
【0049】
次に、ステップS9では、点灯されたかどうかチェックし、放電灯15の種類がCで点灯されたときは、ステップS4で正常点灯かどうか点灯を確認し、ステップS5で図3に示すように、放電灯15の抵抗成分により共振は減少し、LC直列共振からチョークコイル1及びインバータ制御回路9からの点灯周波数により制御された電圧VT4が放電灯15に供給される。
【0050】
ステップS4で、放電灯15が異常放電の場合は、ステップS12に進み、放電灯15の電圧検出回路24a(または24b)もしくは、電流検出回路23からの検出手段よりマイクロコンピュータ素子7がある設定時間t5期間内にトランジスタ素子10のべース電圧をオフ状態にさせる信号D0を出力し、インバータ制御回路9の電源ラインをOFFにし、回路を保護する。
【0051】
そして、ステップS13で、再起動し、設定時間t1からの点灯動作を繰り返し、再度確認後、保護状態に移行することも可能である。再起動しない場合は、ステップS14で保護を停止する。
【0052】
このように、各周波数毎に設定された定数のコンデンサ6a、6b、6c、6dが並列に接続され、各予熱期間毎にマイクロコンピュータ素子7のタイマー回路及び電流検出回路23により制御された出力D1、D2、D3が各出カポートより順次出力され、コンデンサ6b、6c、6dとグランド間に接続される各トランジスタ8a、8b、8cのベースに電圧を供給することによりトランジスタのエミッタ、コレクタ間をオン状態にさせることにより放電灯15の種類A、B、Cの始動電圧規格により設定された高電圧Vs2、Vs3、Vs4を放電灯15の両極間に印加することができる。
【0053】
なお、ステップS3で放電灯Aが点灯しない場合は、ステップS6、7と進み、点灯させることもでき、同様にステップS7で放電灯Bが点灯しない場合、ステップS8、9と進み、点灯させることもできる。
【0054】
また、本実施の形態1では、放電灯の始動電圧規格が異なる種類A、B、Cについて述べたが、並列接続されるコンデンサ、トランジスタ及び出力ポートの数を増加させればより多くの異なる始動電圧を発生することができ、放電灯の種類を増やすことができる。
【0055】
また、本実施の形態1では、マイコンの出力ポートにデジタル出力を使用したが、アナログ出力ポートでもトランジスタ8の能動領域の特性を利用することにより、抵抗5とトランジスタ8の直列抵抗の値が可変となるのでインバータ制御回路9の周波数制御が可能となり同様な効果を奏することができる。
【0056】
また、マイクロコンピュータ素子のアナログ出力ポートから直接、FM変調により周波数制御された制御信号を用いることにより、先に使用した抵抗5、コンデンサ6が不要となった状態で始動電圧を同様に発生し、制御することが可能となる。
【0057】
実施の形態2
以下、実施の形態2を図について説明する。図6は放電灯の点灯回路装置のブロック図、図7は異常点灯状態の判別を示す図、図8は点灯後の監視状態を示す図、図9は放電灯の監視状況を示す図、図10は動作フローチャートである。なお、図において実施の形態1で示した図1と同一または相当部分には、同じ符号を付し、説明を省略する。図6において、24a、24bは一端が各々始動コンデンサ2の両極の端子19a、19bの2箇所に接続され、他端がマイクロコンピュータ素子7に接続され、放電灯15の点灯電圧を検出する電圧検出回路、25は共通電位である。26は保護動作状態、放電灯15の放電電圧等の監視情報を外部のシステムに出力する外部出力回路である。
【0058】
この構成において、抵抗やコンデンサ等によって入力に比例された分圧信号電圧が電圧検出回路24a、24bによって検出され、この検出電圧をマイクロコンピュータ素子7で監視することにより、放電灯15が不点灯もしくはエミッタレスなどの異常放電による高い電圧が生じた時は、放電灯15の管電圧が上昇し、共通電位25とは逆側の電圧検出入力部19aに高い電圧の信号が入力されることにより監視することができる。
【0059】
また、点灯後に共通電位25側の始動コンデンサ2に近いところでフィラメント切れが生じても、不点灯にならず放電が維持されるような異常放電では、始動コンデンサ2の共通電位25側の電圧が高い状態に変化するのでその電圧変化を共通電位25側の電圧検出入力部19bを介して電圧検出回路24bで検出することによりフィラメント切れによる異常放電か、不点灯もしくはエミッタレスによる異常放電かを判断することが可能となる。さらに、始動コンデンサ2に流れる電流を電流検出回路23により検出することでもフィラメント切れを監視することが可能となる。
【0060】
これら、各検出入力からの信号変化量を総合的に検出することにより図7に示す異常点灯状態判別図から異常点灯の状態を詳細に判別することが可能となる。図において、正常点灯は検出部19aの電圧と検出部18の電流が適正値であり、検出部19bの電圧が0の場合であり、エミッタレス異常点灯は、この正常点灯における検出部19aの電圧と検出部18の電流が上昇した場合である。
【0061】
次に、放電灯15の電圧監視の動作について図8により説明する。図において正常点灯レベル範囲は、Vk0に対して
t≦tAの場合−Vk2≦Vk≦+Vk1
t>tAの場合、−V2≦Vk≦+V1
であり、斜線部が異常点灯レベルの範囲である。マイクロコンピュータ素子7の保護手段は、この異常範囲のときに、遮断回路であるトランジスタ素子10のべース電圧をオフ状態にさせる信号D0を出力し、インバータ制御回路9の電源ラインをOFFにし、回路を保護する。
【0062】
放電灯15の点灯確認直後では、図に示すごとく電圧検出回路24a(または24b)の電圧信号を相対的に広い範囲の第1の電圧値である+Vk1、−Vk2で監視し、点灯直後からさらに放電灯15が灯に移行されるtA時間経過時点で、電圧検出回路24a(または24b)の信号電圧Vkをマイクロコンピュータ素子7に読み込み安定電圧値の基準値Vk0として記憶登録する。
【0063】
tA時間以後は、電圧検出回路24a(または24b)の信号電圧Vkと基準電圧Vk0のレベル差をマイクロコンピュータ素子7にて演算処理をおこない、そのレベル差とある設定された先ほどの+Vk1、−Vk2よりも相対的に狭い範囲の第2の電圧値である+V1、−V2を比較監視することで、放電灯15の寿命末期による異常放電現象が徐々に進行する場合においても保護を動作することが可能となる。
【0064】
以上の保護動作状態、電圧検出回路24a、24bの検出レベルなどの監視情報内容はマイクロコンピュータ素子7のデジタル、もしくはアナログ等のポート出力を使用し、外部出力回路26を介し外部のシステムに出力することも可能である。図9は情報内容を一元化することにより、システム的に照明器具装置を監視する状況を示したものである。図9に示すように、放電灯点灯回路31、32、33、34からの各々の監視情報B1、B2、B3、Bnを監視システム装置35に集め、ステップS11で異常判断し、ステップS12で異常等の監視情報を監視システム装置に表示することにより集中監視をする。
【0065】
次に、予熱、点灯及び回路保護等の全体の動作フローを図10に示す。図10は放電灯15が複数のn個の場合を示し、ステップS1からステップS14は実施の形態1の図2と同じである。ステップS16、17は放電灯15がn種類のときの予熱と点灯の場合であり、ステップS2〜ステップS9と同様な動作を行う。ステップS18では、ステップS5で正常点灯した後にtA経過したときに、電圧検出回路24a(または24b)の信号電圧Vkをマイクロコンピュータ素子7に読み込み安定電圧値の基準値Vk0 として記憶登録する。
【0066】
次に、ステップS19で電圧検出回路24a、24bによる点灯中の放電灯15の検出電圧とVk0を比較し、t≦tAの場合、−VK2≦Vk≦+Vk1、t>tAの場合、−V2≦Vk≦+V1ならば正常点灯として、ステップS5に進み、t≦tAの場合、−VkK2>Vk>+Vk1、t>tAの場合、−V2>Vk>+V1ならば異常点灯として、ステップS12に進み、回路保護を行う。ステップS15はステップS14の動作後、外部出力回路26により異常状態などの動作状態、放電電圧のレベルなどの監視情報を外部のシステムに出力する。
【0067】
なお、外部出力回路26は、外部ノイズからの影響が通信伝送路に非常に大きい場所、点灯回路装置の数が非常に多く、伝送用の通信路が複数本になる場合などは、図11に示すように、外部ノイズからの影響が比較的小さく、かつ伝送容量の大きい光ファイバー伝送手段、もしくは、ワイヤレス等の無線伝送手段を使用してもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、高周波インバータにより、始動電圧が異なる複数の放電灯の点灯回路装置において、前記高周波インバータの出力端に少なくともインダクタンスと前記放電灯の直列回路が接続され、前記放電灯の一方の極のフィラメントの一端は前記高周波インバータの出力端に、他方の極のフィラメントの一端はカップリングコンデンサを介して接地され、前記一方の極のフィラメントの他端と前記他方の極のフィラメントの他端に始動コンデンサが接続され、前記高周波インバータは発振周波数を可変できるように構成されるとともに、前記発振周波数を複数種類設定可能な周波数設定手段と、前記発振周波数の内それぞれの1つの周波数を所定時間出力する時間制御手段と、前記放電灯の放電開始を検出する放電検出手段と、前記放電灯の始動時に前記発振周波数の内高い周波数を選択して出力し、前記時間制御手段が設定する所定時間内に前記放電検出手段が放電開始を検出しないときに前記周波数設定手段の発生する周波数は、前記インダクタンスと前記始動コンデンサによる共振周波数よりも高い周波数から前記共振周波数に近づく周波数となるように設定された複数の周波数を全て出力するまで段階的に変化させて出力し、前記放電検出手段が放電開始を検出したときは、前記放電灯を点灯周波数で点灯させ、前記周波数設定手段により複数種類設定される前記発振周波数のうち、前記共振周波数に最も近い発振周波数を出力した後も、前記放電検出手段が放電開始を検出しないときは、保護信号を出力する点灯制御手段と、この点灯制御手段から出力される信号を入力し、前記保護信号が入力されると前記高周波インバータの電源を遮断する遮断回路と、を備えたので、必要十分な予熱時間の設定と、始動電圧規格の異なる複数の放電灯の点灯を可能とし、始動電圧規格毎の点灯装置を製造する必要がなく、少品種多量生産が可能となり、生産効率の向上を図ることができる。
【0069】
また、点灯制御手段は、マイクロコンピュータ素子とし、このマイクロコンピュータ素子の出力ポートをデジタルまたはアナログポート出力としたので、出力ポートをデジタルとした場合は簡単な構成とすることができ、アナログ出力ポートの場合、抵抗とトランジスタの直列抵抗の値が可変となるので周波数制御をすることができる。また、アナログ出力ポートから直接、FM変調により周波数制御された制御信号を用いることにより、抵抗、コンデンサが不要となった状態で始動電圧を発生させることができる。
【0070】
また、放電灯と並列に接続される始動コンデンサの両極に接続された検出信号入力部から点灯電圧を検出する電圧検出回路と、この電圧検出回路の検出電圧があらかじめ定められた電圧値を越えたときに、異常信号を出力する保護手段と、この保護手段からの異常信号により高周波インバータの電源を遮断する遮断回路とを備えたので、放電灯が灯した後に不点灯及び異常放電した場合であっても、放電灯の動作及び回路保護をさせることができる。また、放電灯が不点灯及び異常放電した時、もしくは放電灯のフィラメントが切れた状態でも、異常状態の監視内容を詳細に判断することができる。
【0072】
また、放電灯と並列に接続された始動コンデンサに直列に接続された検出入力部から前記始動コンデンサに流れる電流を検出する電流検出回路を備えたので、放電灯が不点灯及び異常放電した時、もしくは放電灯のフィラメントが切れた状態でも、異常状態の監視内容を詳細に判断することができる。
【0073】
また、電圧検出回路、電流検出回路及び保護手段の出力信号を外部のシステムに出力する外部出力回路を備えたので、放電灯から遠距離もしくは人が不在の状況においても放電灯の異常状態の監視をすることが容易となる。
【0074】
また、外部出力回路からの出力信号を伝送する光ファイバー伝送手段または無線伝送手段を備えたので、外部ノイズからの影響を少なくすることができ、また、伝送容量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す放電灯の点灯回路装置のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の動作を示すフローチャートである。
【図3】 周波数と始動電圧を示す共振曲線のグラフである。
【図4】 始動電圧と発振周波数の状態を示す図である。
【図5】 マイクロコンピュータ素子の入出力の入出力波形図である。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す放電灯の点灯回路装置のブロック図である。
【図7】 異常点灯状態の判別を示す図である。
【図8】 点灯後の監視状態を示す図である。
【図9】 監視情報を外部に出力してシステム的な監視状態を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2の動作を示すフローチャートである。
【図11】 監視情報を外部に出力してシステム的な監視状態を示す図である。
【図12】 従来の放電灯の点灯回路装置を示す回路図である。
【図13】 従来の放電灯の点灯回路装置の周波数と始動電圧を示す共振曲線のグラフである。
【符号の説明】
1 バラストチョークコイル、2 始動用コンデンサ、4a、4b スイッチング素子(FET)、5 抵抗、6a、6b、6c、6d コンデンサ、7 マイクロコンピュータ素子、8a、8b、8c トランジスタ素子、9 インバータ制御回路、10 トランジスタ素子、14a、14b 放電灯フィラメント、15 放電灯、18 検出入力部、19a、19b 電圧検出回路の検出入力部、23 電流検出回路、24、24a、24b 電圧検出回路、26 外部出力回路。
Claims (6)
- 高周波インバータにより、始動電圧が異なる複数の放電灯の点灯回路装置において、
前記高周波インバータの出力端に少なくともインダクタンスと前記放電灯の直列回路が接続され、前記放電灯の一方の極のフィラメントの一端は前記高周波インバータの出力端に、他方の極のフィラメントの一端はカップリングコンデンサを介して接地され、前記一方の極のフィラメントの他端と前記他方の極のフィラメントの他端に始動コンデンサが接続され、前記高周波インバータは発振周波数を可変できるように構成されるとともに、
前記発振周波数を複数種類設定可能な周波数設定手段と、
前記発振周波数の内それぞれの1つの周波数を所定時間出力する時間制御手段と、
前記放電灯の放電開始を検出する放電検出手段と、
前記放電灯の始動時に前記発振周波数の内高い周波数を選択して出力し、前記時間制御手段が設定する所定時間内に前記放電検出手段が放電開始を検出しないときに前記周波数設定手段の発生する周波数は、前記インダクタンスと前記始動コンデンサによる共振周波数よりも高い周波数から前記共振周波数に近づく周波数となるように設定された複数の周波数を全て出力するまで段階的に変化させて出力し、前記放電検出手段が放電開始を検出したときは、前記放電灯を点灯周波数で点灯させ、前記周波数設定手段により複数種類設定される前記発振周波数のうち、前記共振周波数に最も近い発振周波数を出力した後も、前記放電検出手段が放電開始を検出しないときは、保護信号を出力する点灯制御手段と、
この点灯制御手段から出力される信号を入力し、前記保護信号が入力されると前記高周波インバータの電源を遮断する遮断回路と、
を備えたことを特徴とする放電灯の点灯回路装置。 - 点灯制御手段は、マイクロコンピュータ素子とし、このマイクロコンピュータ素子の出力ポートをデジタルまたはアナログポート出力としたことを特徴する請求項1記載の放電灯の点灯回路装置。
- 放電灯と並列に接続される始動コンデンサの両極に接続された検出信号入力部から点灯電圧を検出する電圧検出回路と、
この電圧検出回路の検出電圧があらかじめ定められた電圧値を越えたときに、異常信号を出力する保護手段と、この保護手段からの異常信号により高周波インバータの電源を遮断する遮断回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載の放電灯の点灯回路装置。 - 放電灯と並列に接続された始動コンデンサに直列に接続された検出入力部から前記始動コンデンサに流れる電流を検出する電流検出回路を備えたことを特徴とする請求項1または請求項3記載の放電灯の点灯回路装置。
- 電圧検出回路、電流検出回路及び保護手段の出力信号を外部のシステムに出力する外部出力回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の放電灯の点灯回路装置。
- 外部出力回路からの出力信号を伝送する光ファイバー伝送手段または無線伝送手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の放電灯の点灯回路装置。
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