JP3978211B2 - 抄紙機のスムージングプレス及びスムージングプレス付き抄紙機用プレス - Google Patents

抄紙機のスムージングプレス及びスムージングプレス付き抄紙機用プレス Download PDF

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Description

本発明は、抄紙機のスムージングプレス及びスムージングプレス付き抄紙機用プレスに関する。
図9及び図10は従来の一般的な抄紙機のプレス装置を説明するための図であって、図9はそのノーオープンドロー型プレスの概略構成図、図10はそのオープンドロー型プレスの概略構成図である。
なお、ノーオープンドロー型プレスとは、図9に示すように、抄紙機のプレス部2において湿紙1の両面又は片面がフェルトやベルト等で常に保持された状態で湿紙1が走行するプレス構成をいい、オープンドロー型プレスとは、図10に示すように、抄紙機のプレス部2において湿紙1の両面ともフェルトやベルト等で保持されていない状態で湿紙1が走行するプレス構成をいう。
図9に示すように、一般的なノーオープンドロー型プレスでは、抄紙機の最終搾水プレス4上流側のプレス又はフォーマを経由してきた湿紙1は、サクションロール5aにより吸引されてフェルト6aに保持された後、このフェルト6aとフェルト6bとに挟みこまれた状態で最終搾水プレス4へ搬送される。
この例では、最終搾水プレス4は、プレスロール(又はシュープレス)4aとプレスロール4bとをそなえて構成されており、これらプレスロール4a,4bのニップ圧により湿紙1に含まれる水分をフェルト6a,6bに移動させて搾水を行なうようになっている。
最終搾水プレス4にて搾水された湿紙1は、サクションロール5bにより吸引されてフェルト6bに保持されて走行した後、サクションロール5cにより吸引されてカンバス7aに保持され、ドライヤ部3へ移送される。なお、フェルト6bの代わりに、通気性を有さないで水分を全く吸収しない通紙ベルトが備えられる場合には、サクションロール5bを設ける必要はない。
その後、湿紙1は、ドライヤ部3の1番ドライヤ3a,2番ドライヤ3b,3番ドライヤ3cの順に経由し、湿紙1の乾燥が行なわれる。なお、図9中の符号7aはカンバス、符号20a,20bは真空ロールである。
このようなノーオープンドロー型プレスは、例えば米国特許第5611892号明細書(以下、特許文献1という)及び特公平3−45156号公報(米国特許第4493351号明細書。以下、特許文献2という)に開示されており、これら特許文献1,2の技術でも、プレス部において湿紙をフェルトやベルトに保持させた状態(即ちノーオープンドロー)で搾水を行ない、その後ドライヤ部3へ移送する構成となっている。
また、図10に示すように、一般的なオープンドロー型プレスでは、湿紙1は、フェルト6c,6dに挟まれた状態でプレスロール9a,9bのニップ部で搾水された後、フェルト6cに片面を保持された状態でプレスロール(センターロール)9cとプレスロール9dとのニップ部で搾水され、また、フェルト6eに片面を保持された状態でプレスロール9cとプレスロール(又はシュープレス)9eとのニップ部で搾水される。
その後、湿紙1は、オープンドローでペーパロール18を介してサクションロール5dにより吸引され、フェルト6fに片面を保持された状態で、最終搾水プレス4のプレスロール4cとプレスロール(又はシュープレス)4dとのニップ部で搾水された後、オープンドローでペーパロール8を介してスムージングプレス10へ搬送される。
スムージングプレス10は最終搾水プレス4の下流側に設けられ、表面にソフトカバー(例えばゴム外皮)が装着されたプレスロール10aと、表面にハードカバー(ソフトカバーよりも硬質な外皮)が装着されたプレスロール10bとをそなえて構成されている。
このスムージングプレス10は、通常のプレスよりも低いニップ圧を発生するようになっており、また、一方のプレスロール表面を軟質表面〔JIS規格(JIS K 6253)のタイプAで85°〜95°程度〕とすることでニップ幅を確保することができ、スムージングプレス10のニップ部において湿紙1の嵩を維持した状態で湿紙1表面の平滑性を向上させることが可能となっている。
このようなオープンドロー型プレスは、例えばカタログ「三菱−ベロイトプレス」(1980年9月。以下、非特許文献1という)に開示されており、この非特許文献1の技術でも、最終搾水プレス下流側にスムージングプレスが設置され、このスムージングプレスの上流側及び下流側における湿紙はオープンドローで搬送される構成となっている。
ところで、上述したようにノーオープンドロー型プレスでは、湿紙1をフェルトやベルトで保持しているので高速運転時にも湿紙1を安定して走行させることが可能であり、湿紙1の損傷を防止でき、通紙性も良好になる。
しかし、このようなノーオープンドロー型プレスでは、フェルト6a,6bに接する湿紙1表面の平滑性が低下してしまうおそれが発生する。
特に、最近ではプレス部内のプレス装置の数を減らす傾向にあり、プレス装置の数を減らすとニップ部の数が減少することになるため、プレス部における搾水効率が低下してしまう。このため、より表面の繊維直径(バット径)を太くしたフェルトを用いて脱水性を向上させることが考えられるが、湿紙1表面の平滑性がさらに低下してしまう。詳述すると、通常の多段型プレスでは、前段部のプレスには搾水性を重視して表層の繊維直径(バット径)が太い(14〜18d)フェルトを用い、後段のプレスには表面性を重視して表層の繊維直径(バット径)が細い(6〜10d)フェルトを用いているが、それにもかかわらずフェルト側の紙の平滑性はロール側に比べて低い(荒い)傾向にある。特に、プレス段数を低減させた場合、フェルトには搾水性と平滑性の相反する機能が要求され、フェルト側のみの対応では不十分である。
そこで、ノーオープンドロー型プレスで湿紙1の平滑性を向上させるために、上述したスムージングプレス10を最終搾水プレス4下流側に設置することが考えられるが、そもそも従来のスムージングプレス10は、オープンドロー型プレスにのみ適用可能な構成となっており、スムージングプレス10をそのままの構成でノーオープンドロー型プレスに設置することは困難である。
一方、上述したオープンドロー型プレスでは、スムージングプレス10が設置されているため、湿紙1の平滑性を向上させることは可能であるが、図11に示すように、高速運転を行なった場合には一般に装置振動が大きくなり、これに起因してスムージングプレス10のソフトカバープレスロール10aの表面が凹凸化(多角形化)してしまい、さらに激しい振動を生じてしまうため高速運転が困難であるという課題があった。
また、オープンドロー型プレスでは、スムージングプレス10の上流側及び下流側において湿紙1のオープンドロー部分が長いため、高速運転を行なう場合には、このオープンドロー部分において湿紙1が切れやすくなり、通紙性を向上させることは困難である。
このように、従来のノーオープンドロー型プレス及びオープンドロー型プレスには一長一短があり、特に、抄紙機の運転を高速化しようとした場合、湿紙1を安定走行させながら湿紙1の平滑性を向上させることは困難であった。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、抄紙機の高速運転時においても湿紙の通紙性及び平滑性を向上できるようにした、抄紙機のスムージングプレス及びスムージングプレス付き抄紙機用プレス並びに紙の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記の課題を解決するために以下の手段をとった。
すなわち、本発明の抄紙機のスムージングプレスは、抄紙機のプレス部の最終段のプレスとして設けられ、走行する湿紙の表面を平滑にすべく機能するスムージングプレスであって、該湿紙の一面を保持しながら該湿紙の走行を案内する弾性部材と、該湿紙の他面に接し、表面が硬質材で形成される第1のプレスロールと、表面が硬質材で形成され、該弾性部材を介して前記第1のプレスロールと協働してニップ圧を発生させて該湿紙を押圧する第2のプレスロールとをそなえ、該湿紙は、前記第1のプレスロールと前記第2のプレスロールとによってニップ圧が加えられた後、前記第1のプレスロールとともにカンバスまで移動し、該カンバスを介してドライヤ部へ移送されることを特徴としている。
本発明の抄紙機のスムージングプレスによれば、表面が硬質材で形成された第2のプレスロールが、弾性部材を介して第1のプレスロールとの間にニップ圧を発生させて湿紙を押圧するので、プレスロールが多角形化することがなく、振動の発生を防止できる。これにより、抄紙機の高速運転時においても湿紙の通紙性及び平滑性を向上できる。
また、ノーオープンドロー型プレスでは、シュープレスを適用する例が多く、その高い搾水性能から湿紙の平滑性が悪化する傾向にあるが、本発明によりスムージングプレスを併用することができ、シュープレスの場合にも湿紙の平滑性を改善できる。
なお、前記第1のプレスロール及び前記第2のプレスロールの上流側には、そのニップ圧で該湿紙の搾水を行なう最終搾水プレスが設けられており、前記弾性部材は、前記第1のプレスロール及び前記第2のプレスロール間のニップ部に通される一方、該最終搾水プレスのニップ部には通されていないことが好ましい。
また、前記弾性部材は、通気性を有さない通紙ベルトであることが好ましい。あるいは、前記弾性部材は、通気性を有する表面性改善用フェルトであることが好ましい。
また、前記第1のプレスロール及び第2のプレスロールの表面の硬度は、JIS99°以上JIS100°以下であることが好ましい。
本発明の第1のスムージングプレス付き抄紙機用プレスは、上述した弾性部材が通紙ベルトであるスムージングプレスをそなえた抄紙機用プレスであって、該スムージングプレスの上流側に、該プレス部の最終搾水プレスから該スムージングプレスへ該湿紙を搬送する搬送ベルトと、該湿紙を該搬送ベルトと前記通紙ベルトとの間に挟んだ状態で該湿紙にニップ圧を発生させる一対のニップトランスファロールとをそなえ、前記通紙ベルトの硬度が、該搬送ベルトの硬度よりも高く設定されていることを特徴としている。
本発明の第1のスムージングプレス付き抄紙機用プレスによれば、通紙ベルトの硬度が、搬送ベルトの硬度よりも高く設定されているので、ニップトランスファロールにより湿紙にニップ圧を加えることで、搬送ベルトから、より高硬度の通紙ベルトへ移送することが可能である。
本発明の第2のスムージングプレス付き抄紙機用プレスは、上述した弾性部材が表面性改善用フェルトであるスムージングプレスをそなえた抄紙機用プレスであって、該スムージングプレスの上流側に、該プレス部の最終搾水プレスから該スムージングプレスへ該湿紙を搬送する搬送フェルトと、前記表面性改善用フェルトを介して該搬送フェルト上の該湿紙を吸引するサクションロールとをそなえていることを特徴としている。
本発明の第2のスムージングプレス付き抄紙機用プレスによれば、通気性を有する表面性改善用フェルトを介して湿紙を吸引するので、搬送フェルトから表面性改善用フェルトへ移送することが可能である。
本発明の第3のスムージングプレス付き抄紙機用プレスは、上述した弾性部材が通紙ベルトであるスムージングプレスをそなえた抄紙機用プレスであって、該スムージングプレスの上流側に設けられた一対のニップトランスファロールと、該ニップトランスファロールの上流側に設けられた案内ロールとをそなえ、前記通紙ベルトは、該案内ロールを介して該ニップトランスファロールのニップ部に突入するように構成されていることを特徴としている。
なお、本発明におけるスムージングプレスは、抄紙機のプレス部の最終段のプレスとして設けられる一組のロールであり、湿紙の面を滑らかにする目的で設けられるものである。また、本発明によって湿紙の平滑性が改善されるため、本発明は、上質紙,塗工紙,板紙などの平滑性を要求される紙の製造に特に好適であるが、用途がこれに限定されるわけではない。
図1は、本発明の第1実施形態としてのスムージングプレス付き抄紙機用プレスを説明するための概略構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態の変形例1を説明するための概略構成図である。 図3は、本発明の第1実施形態の変形例2を説明するための概略構成図である。 図4は、本発明の第1実施形態の変形例3を説明するための概略構成図である。 図5は、本発明の第2実施形態としてのスムージングプレス付き抄紙機用プレスを説明するための概略構成図である。 図6は、本発明の第2実施形態の変形例1を説明するための概略構成図である。 図7は、本発明の第2実施形態の変形例2を説明するための概略構成図である。 図8は、本発明の第2実施形態の変形例3を説明するための概略構成図である。 図9は、従来の一般的なノーオープンドロー型プレスを模式的に示す概略構成図である。 図10は、従来の一般的なオープンドロー型プレスを模式的に示す概略構成図である。 図11は、従来のスムージングプレスを模式的に示す概略構成図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
(A)第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態としてのスムージングプレス付き抄紙機用プレスを説明するための概略構成図である。なお、図1において、前述した従来例と同一のものについては同一の符号を用いて示している。
図1に示すように、本抄紙機用プレスにそなえられるスムージングプレス12は、抄紙機のプレス部2の最終段のプレスとして設けられており、ここではプレス部2において湿紙1の搾水を行なう最後のプレス装置(以下、最終搾水プレスという)4の下流側に設けられている。
なお、最終搾水プレス4は、ここではプレスロール(又はシュープレス)4aとプレスロール4bとをそなえて構成されており、これらプレスロール4a,4bのニップ圧により湿紙1に含まれる水分をフェルト6a,6bに移動させて搾水を行なうようになっている。
本スムージングプレス12は、表面が硬質材(例えば硬質ゴムなどのハードカバーが装着されたもの、又はストーンロールに代表される自然石や人工石など)で形成され、湿紙1の走行路の上側及び下側に設けられた一対のプレスロール(第2のプレスロール)12a,プレスロール(第1のプレスロール)12bと、弾性部材としての通紙ベルト13とをそなえて構成されている。なお、上記のハードカバー(即ち、プレスロール12a及びプレスロール12bの表面)が、JIS規格(JIS K 6253)のタイプAで99°以上100°以下の硬度を有していることが好ましい。
そして、プレスロール12a,12bは、通紙ベルト13を介して湿紙1にニップ圧を発生させるようになっている。なお、この通紙ベルト13は、例えばゴムベルトであり、通常のフェルトよりも表面が非常に滑らかで、且つ通気性を有さない(水分を全く吸収しない)構成となっている。
このような通紙ベルト13をプレスロール12a,12bの間に挟んでプレスロール12a,12bでニップ圧を発生させることにより、通紙ベルト13はこのニップ部で弾性変形を起こすので、ニップ幅を確保できるようになっている。
さらに、通紙ベルト13は、プレスロール12a,12bの上流側に設けられた一対のニップトランスファロール11a,11bのニップ部に通されており、最終搾水プレス4からフェルト6bに保持されて搬送されてきた湿紙1を、ニップトランスファロール11a,11bのニップ部において通紙ベルト13に移送するようになっている。
通常、湿紙1は、ニップ圧が加えられた場合、表面のより滑らかな方に貼り付いて移動するので、通紙ベルト13とフェルト6bとに挟まれた状態でニップトランスファロール11a,11b間でニップ圧が加えられると、湿紙1はフェルト6bよりも表面が滑らかな通紙ベルト13に貼り付いて、フェルト6b上から通紙ベルト13上へ走行路を変更する。
本実施形態の抄紙機のスムージングプレスは、上述のように構成されているので、図1に示すように、最終搾水プレス4よりも上流側のプレス又はフォーマを経由してきた湿紙1は、サクションロール5aにより吸引されてフェルト6aに片面を保持された後、このフェルト6aとフェルト6bとに挟まれた状態で最終搾水プレス4へ搬送され、最終搾水プレス4にて搾水が行なわれる。
その後、湿紙1は、サクションロール5bにより吸引されてフェルト6bに片面を保持された後、このフェルト6bと通紙ベルト13とに挟まれた状態でニップトランスファロール11a,11bのニップ部においてニップ圧が加えられ、フェルト6bから通紙ベルト13へ移送される。
なお、フェルト6bの代わりに、通紙ベルトAを用いても良い。この場合、この通紙ベルトAは当然ながら、通常のフェルトよりも表面が非常に滑らかで、且つ通気性を有さない(水分を全く吸収しない)ゴムベルト等で構成される。このように構成すれば、最終搾水プレス4のニップ部において湿紙1はフェルト6aよりも表面の滑らかな通紙ベルトAに貼り付いて移動するので、サクションロール5bを設ける必要はない(即ち、この場合、湿紙は図1に符号Lで示す二点鎖線のように走行する)が、上記のフェルト6bに代わる通紙ベルトAは湿紙の搬送先の通紙ベルト13よりも表面平滑性を低下させるか、或いは低い硬度に設定しておくことが必要である。
つまり、湿紙1は、上述したように、ニップ圧が加えられた場合、表面のより滑らかな方に貼り付く性質を有している他、硬度の高い方に貼り付くという性質がある。したがって、例えば通紙ベルトAの表面と通紙ベルト13の表面とが略等しい滑らかさを有している場合には、通紙ベルトAを通紙ベルト13よりも低い硬度に形成しておくことで、湿紙1は、ニップトランスファロール11a,11b間でニップ圧が加えられた時、上記ベルトよりも高硬度の通紙ベルト13に貼り付いて移動する。
ニップトランスファロール11a,11bを経由して搬送されてきた湿紙1は、通紙ベルト13に片面(図1では湿紙上面)を保持された状態でプレスロール12a,12bのニップ部においてニップ圧が加えられ、湿紙1両面の平滑化が行なわれる。
その後、湿紙1は、カンバス7cを介してドライヤ部3に移送され、1番ドライヤ3aから図示しない2番ドライヤ,3番ドライヤと順に経由し、湿紙1の乾燥が行なわれる。なお、図1中の符号20a,20bは真空ロールである。
このように、本スムージングプレス12では、プレスロール12a,12b間に介在する通紙ベルト13が弾性変形することにより、ニップ幅を確保することができるので、従来のようなソフトカバープレスロールを用いる必要がない。つまり、従来のスムージングプレスのようにプレスロールが多角形化することがないので、振動の発生を防止できる。
また、従来、オープンドロー型プレスにしか設置できなかったスムージングプレスを、ノーオープンドロー型プレスに設置することができ、オープンドロー部分がないので、通紙性が良く、高速運転時においても安定して湿紙1を搬送させることができる。つまり、抄紙機の高速化が可能であり、抄紙機の高速運転時においても湿紙1の通紙性及び平滑性を向上することが可能である。
この結果、ドライヤ部3下流側に配置されて湿紙1の表面処理を行なうカレンダ装置(図示省略)の負荷を軽減することも可能になり、特に嵩高紙を生産しやすくなるという効果もある。
また、従来のノーオープンドロー型プレスではシュープレスを適用する例が多く、その高い搾水性能から湿紙1の平滑性が悪化する傾向にあるが、本発明によりスムージングプレスを併用することができ、シュープレスの場合にも湿紙1の平滑性を改善できる。
(A−1)変形例1
図2は、第1実施形態の変形例1を示す概略構成図である。以下、第1実施形態とは異なる点について説明する。
図2に示すように、変形例1では、ニップトランスファロール11a,11bの上流側に案内ロール19が設けられ、通紙ベルト13がこの案内ロール19を介してニップトランスファロール11a,11bのニップ部に突入するようになっている。
つまり、案内ロール19によってニップトランスファロール11a,11bのニップ部の直前における通紙ベルト13の走行ラインを変更するようにしており、これによりニップトランスファロール11a,11bに沿って移動する時の通紙ベルト13の急な曲がりを緩和できるので、ニップ部の直前直後における通紙ベルト13の伸縮を防止することができる。
これにより、湿紙1のしわを防止することができる。また、湿紙1を通紙ベルト13に確実に保持させることができるので、湿紙1がニップ部を通過した後も安定して搬送することが可能である。
(A−2)変形例2
図3は、第1実施形態の変形例2を示す概略構成図である。以下、第1実施形態とは異なる点について説明する。
図3に示すように、変形例2では、通紙ベルト13の代わりに、表面性改善用フェルト14がそなえられ、また、ニップトランスファロール11a,11bの代わりにサクションロール5cがそなえられている。
表面性改善用フェルト14は、通気性を有しているが、通常の搾水用フェルトよりも表面が非常に滑らかに形成されており、通紙ベルト13と同様に、湿紙1の表面を平滑にすべく機能するものである。通常の搾水用フェルトは通気度20cc/(sec・cm2)程度であるが、本発明における表面性改善用フェルト14は通気度10cc/(sec・cm2)以下に設定されている。
これにより、フェルト6bに保持されて搬送されてきた湿紙1は、サクションロール5cにより吸引されて表面性改善用フェルト14に移送され、プレスロール12a,12bのニップ部で湿紙1表面の平滑化が行なわれる。このとき、上述したように、通常の搾水用フェルトの通気度よりも低い通気度の表面性改善用フェルト14を用いているので、湿紙1のプレスロール12b側の面だけでなく、湿紙1の表面性改善用フェルト14側の面の平滑性の向上も可能となっている。
また、図1に示すニップトランスファロール11a,11bを設置する必要がないので、省スペース化できる。
(A−3)変形例3
図4は、第1実施形態の変形例3を説明するためのもので、第1実施形態のスムージングプレスを、図10に示す従来の抄紙機用プレスに適用した場合の概略構成図である。
図4に示すように、変形例3では、プレスロール9cに、通紙ベルト13よりも平滑性の低い又は低硬度の通紙ベルト15が掛け渡され、ニップトランスファロール11a,11bにより、通紙ベルト15に保持されている湿紙1を通紙ベルト13へ移送するようになっている。
これにより、湿紙1は、フェルト6c,6dに挟まれた状態でプレスロール9a,9bのニップ部で搾水された後、プレスロール9cとプレスロール9dとのニップ部、及び、プレスロール9cとプレスロール(又はシュープレス)9eとのニップ部で搾水される。
その後、湿紙1は、通紙ベルト15に保持された状態(ノーオープンドロー)で、ニップトランスファロール11a,11bのニップ圧を受けて通紙ベルト13へ移送され、プレスロール12a,12bにより湿紙1表面の平滑化が行なわれる。
このように、プレスロール9cに通紙ベルト15を掛け、ニップトランスファロール11a,11bにより湿紙1を移送する構成とすることで、図10に示すような従来の抄紙機用プレス(クラスタープレス)にも適用可能である。また、通紙ベルト13の代わりに表面性改善用フェルトを適用し、ニップトランスファロール11a,11bの代わりにサクションロールを適用することも可能である。
(B)第2実施形態
図5は、本発明の第2実施形態としてのスムージングプレス付き抄紙機用プレスを説明するための概略構成図である。
以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
図5に示すように、本抄紙機用プレスにそなえられるスムージングプレス12では、プレスロール12aに掛け渡される通紙ベルト13が、最終搾水プレス4のニップ部にも掛け渡されてそなえられている。
また、最終搾水プレス4の上流側にはニップトランスファロール11a,11bがそなえられており、最終搾水プレス4よりも上流側のプレス又はフォーマを経由して搬送されてくる湿紙1を、このニップトランスファロール11a,11bにより通紙ベルト13へ移送するようになっている。
本実施形態の抄紙機のスムージングプレスは、上述のように構成されているので、図5に示すように、最終搾水プレス4上流側のプレス又はフォーマを経由してきた湿紙1は、ニップトランスファロール11a,11bによりフェルトから通紙ベルト13に移送された後、フェルト6bと通紙ベルト13とに挟まれた状態で最終搾水プレス4のニップ部にて搾水が行なわれる。
そして、湿紙1は、通紙ベルト13に保持された状態で、スムージングプレスのプレスロール12a,12b間のニップ部に突入し、このニップ部において湿紙1表面の平滑化が行なわれる。その後、湿紙1は、ドライヤ部3に移送されて乾燥が行なわれる。
このように、本抄紙機用プレスによれば、第1実施形態のサクションロール5a,5bやフェルト6a等(図1参照)を必要としないので、第1実施形態の効果に加え、コストを低減できるとともに、装置のコンパクト化が可能である。
(B−1)変形例1
図6は、第2実施形態の変形例1を示す概略構成図である。以下、第2実施形態とは異なる点について説明する。
図6に示すように、変形例1は、ニップトランスファロール11a,11bの代わりに、最終搾水プレス4上流側の前段プレス16から搬送されてきた湿紙1を吸引するサクションロール5dと、このサクションロール5dにより吸引された湿紙1を保持して搬送するフェルト17と、このフェルト17に保持されている湿紙1を吸引してフェルト6bへ移送するサクションロール5eとをそなえた構成となっている。
(B−2)変形例2
図7は、第2実施形態の変形例2を説明するためのもので、第2実施形態のスムージングプレスを、図10に示す従来の抄紙機用プレスに適用した場合の概略構成図である。
図7に示すように、変形例2では、湿紙1は、プレスロール9cとプレスロール9eとの間のニップ部を通過した後、オープンドローでペーパロール18を介してフェルト6fに移送される。そして、このフェルト6fと通紙ベルト13とに保持された状態で最終搾水プレス4により搾水された後、通紙ベルト13に片面を保持された状態でスムージングプレス12により湿紙1表面の平滑化が行なわれる。
このように構成することで、オープンドロー部分を大幅に低減でき、湿紙1の通紙性を向上させることが可能である。
(B−3)変形例3
図8は、第2実施形態の変形例3を説明するためのもので、第2実施形態のスムージングプレスを、図10に示す従来の抄紙機用プレスに適用した場合の概略構成図である。
図8に示すように、変形例3では、プレスロール9cに、通紙ベルト13よりも低硬度の通紙ベルト15が掛け渡されている。
したがって、湿紙1は、プレスロール9cとプレスロール(又はシュープレス)9eとのニップ部を通過した後、通紙ベルト15に保持された状態(ノーオープンドロー)で、ニップトランスファロール11a,11bのニップ圧を受けて通紙ベルト13へ移送された後、最終搾水プレス4により搾水され、通紙ベルト13に片面を保持された状態でスムージングプレス12により湿紙1表面の平滑化が行なわれる。
このように、プレスロール9cに通紙ベルト15を掛け、ニップトランスファロール11a,11bにより湿紙1を移送する構成とすることで、図10に示す従来の抄紙機用プレスにも適用可能である。
(C)その他
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記の実施形態では、スムージングプレスのプレスロール12a,12bの表面にハードカバーを装着する構成としたが、プレスロール表面自体を高硬度に形成して、カバーを用いることなくプレスロール表面で直接湿紙1の表面を平滑化しても良い。
以上説明したように、本発明のスムージングプレスによれば、抄紙機の高速運転時においてもプレスロールが多角形化することがなく、振動の発生を防止できるようになり、これにより、湿紙の通紙性及び平滑性を向上させることができるため、その有用性は極めて高いものと考えられる。

Claims (8)

  1. 抄紙機のプレス部の最終段のプレスとして設けられ、走行する湿紙の表面を平滑にすべく機能するスムージングプレスであって、
    該湿紙の一面を保持しながら該湿紙の走行を案内する弾性部材と、
    該湿紙の他面に接し、表面が硬質材で形成される第1のプレスロールと、
    表面が硬質材で形成され、該弾性部材を介して前記第1のプレスロールと協働してニップ圧を発生させて該湿紙を押圧する第2のプレスロールとをそなえ
    該湿紙は、前記第1のプレスロールと前記第2のプレスロールとによってニップ圧が加えられた後、前記第1のプレスロールとともにカンバスまで移動し、該カンバスを介してドライヤ部へ移送される
    ことを特徴とする、抄紙機のスムージングプレス。
  2. 前記第1のプレスロール及び前記第2のプレスロールの上流側には、そのニップ圧で該湿紙の搾水を行なう最終搾水プレスが設けられており、
    前記弾性部材は、前記第1のプレスロール及び前記第2のプレスロール間のニップ部に通される一方、該最終搾水プレスのニップ部には通されていない
    ことを特徴とする、請求項1記載の抄紙機のスムージングプレス。
  3. 前記弾性部材は、通気性を有さない通紙ベルトである
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の抄紙機のスムージングプレス。
  4. 前記弾性部材は、通気性を有する表面性改善用フェルトである
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の抄紙機のスムージングプレス。
  5. 前記第1のプレスロール及び第2のプレスロールの表面の硬度は、JIS99°以上JIS100°以下である
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のスムージングプレス。
  6. 請求項3記載のスムージングプレスをそなえた抄紙機用プレスであって、
    該スムージングプレスの上流側に、該プレス部の最終搾水プレスから該スムージングプレスへ該湿紙を搬送する搬送ベルトと、該湿紙を該搬送ベルトと前記通紙ベルトとの間に挟んだ状態で該湿紙にニップ圧を発生させる一対のニップトランスファロールとをそなえ、
    前記通紙ベルトの硬度が、該搬送ベルトの硬度よりも高く設定されている
    ことを特徴とする、スムージングプレス付き抄紙機用プレス。
  7. 請求項4記載のスムージングプレスをそなえた抄紙機用プレスであって、
    該スムージングプレスの上流側に、該プレス部の最終搾水プレスから該スムージングプレスへ該湿紙を搬送する搬送フェルトと、前記表面性改善用フェルトを介して該搬送フェルト上の該湿紙を吸引するサクションロールとをそなえている
    ことを特徴とする、スムージングプレス付き抄紙機用プレス。
  8. 請求項3記載のスムージングプレスをそなえた抄紙機用プレスであって、
    該スムージングプレスの上流側に設けられた一対のニップトランスファロールと、
    該ニップトランスファロールの上流側に設けられた案内ロールとをそなえ、
    前記通紙ベルトは、該案内ロールを介して該ニップトランスファロールのニップ部に突入するように構成されている
    ことを特徴とする、スムージングプレス付き抄紙機用プレス。
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