JP2810913B2 - プレスロール装置の運転方法 - Google Patents

プレスロール装置の運転方法

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JP2810913B2 JP6185111A JP18511194A JP2810913B2 JP 2810913 B2 JP2810913 B2 JP 2810913B2 JP 6185111 A JP6185111 A JP 6185111A JP 18511194 A JP18511194 A JP 18511194A JP 2810913 B2 JP2810913 B2 JP 2810913B2
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皓 櫻林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエブの処理、例えば
抄紙機の脱水プレスパートにおける如くの脱水処理、ス
ムーザーパートにおける如くの湿紙の表面平滑化処理等
に用いて好適なプレスロール装置の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、湿紙等のウエブをプレスロ
ールにて圧搾するに際し、脱水効率を向上したり、ウエ
ブ表面の平滑性を向上するため、特開平5-132887号に記
載のものを提案した。
【0003】この従来技術は、「一対のプレスロール間
のニップ部にて走行するウエブを圧搾するプレスロール
装置において、一方のプレスロールが、支持体両端部に
外セル両端部を一体化する状態で、支持体中間部回りに
一定の間隙を介して外セルを装着して構成され、支持体
はロール軸方向での十分な曲げ剛性を備え、外セルは支
持体との間隙の範囲内でロール周方向にて円環弾性変形
できるプレスロール装置」である。この従来技術では、
両プレスロールがウエブを挟圧するとき、外セルが自ら
の円環楕円微小変形により相手プレスロールの外周面の
曲率になじむ曲率の変形を行ない、これによってニップ
幅を増大し、ニップ部にニップ圧分布パターンを生成す
る。このニップ圧分布パターンは、ニップ幅Wの範囲に
おいて、最大ニップ圧Pmaxの急峻な立上りがなく、
平均ニップ圧Paに対し最大ニップ圧Pmaxがなす比
(Pmax/Pa)は1.3以下程度となる。従って、
ニップ圧がウエブに及ぼす衝撃を緩和し、結果として、
ウエブ表面の平滑性を落さずに脱水効率を向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述した
従来技術では、外セルが自らの円環楕円微小変形によっ
てのみ相手プレスロールの外周面の曲率になじもうとす
るだけであり、ウエブをよりソフトに脱水してウエブの
再湿潤をおこしにくくし、更なる脱水効率の向上を実現
することには困難がある。
【0005】尚、従来、クラフト伸張紙において、脱水
後のウエブにフェルトを介さず直接ゴムシートブランケ
ットで加圧し、ゴムの伸張性を利用してウエブに所望の
破裂強度を発生させるようにしたものがある。然しなが
ら、この従来の方式は、脱水後のウエブに目視不可能な
微小クレープを発生させるために、ゴムシートブランケ
ットの厚み歪量がプレスロール径に対し相当に大きく
(即ち、前述の圧縮変形比率ε0 が、本発明に比べて桁
違いに大きく)なるように設定されており、脱水処理や
湿紙の表面平滑化処理に適用できるものでない。また、
従来の方式でゴムシートブランケットの代りにプラスチ
ックワイヤを使用したインナーファブリック方式もある
が、これはサクションロール等のシャドウマークを軽減
することを目的としており、本発明とは異なるものであ
る。
【0006】本発明は、プレスロール装置において、
エブをよりソフトに脱水してウエブの再湿潤をおこしに
くくし、脱水効率の向上と、製品となった紙の表面平滑
化を実現することを目的とする。
【0007】請求項1に記載の本発明は、一対の回転プ
レスロール間のニップ部にて走行するウエブを圧搾する
プレスロール装置の運転方法において、 上記ニップ部
で一方のプレスロールの外周面に接して該プレスロール
と同期して移動するゴムシートブランケットを用い、両
プレスロールが一定のニップ圧でウエブとゴムシートブ
ランケットを挟圧するとき、両プレスロールのロール径
のうちでより小さな小ロール径d、ゴムシートブランケ
ットの厚み歪量εに対し、下記(1)式の圧縮変形比率
εを定め、 ε=[ε/d]×100(%) …(1)ウエブ の坪量BW(g/m)に対し、上記圧縮変形比
率εを下記(2)式の如くに規定し、
【数2】 更に、両プレスロール間の回転トルク比率を調整し、ニ
ップ部におけるニップ圧分布パターンの最大ニップ圧発
生点をニップ部のウエブパス方向出側にずらして運転
るようにしたものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記、
の作用がある。両プレスロール間の回転トルク比率を調整し、ニップ
部における動的条件としてのニップ圧分布パターンの最
大ニップ圧発生点(ニップ圧ピーク点)をニップ部のウ
エブパス方向出側にずらして運転することができる。ニ
ップ部でのニップ圧ピーク点に対し入側長が大なるほ
ど、ウエブをソフトに脱水し、ニップ圧ピーク点より出
側でのウエブの再湿潤を起こしにくくすることができ
る。即ち、脱水効率を向上できる。
【0011】
【0012】プレスロール径に対するゴムシートブラ
ンケットの厚み歪によって定まる圧縮変形比率の許容最
大値が、ウエブの坪量に応じて規定される。このため、
両プレスロールによりウエブとゴムシートブランケット
を挟圧しても、しわを発生させるような大きな速度変化
を湿紙に生じさせることなく、脱水効率の改善及び製品
となった紙の表面平滑化に良く適用できる。
【0013】
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す模式図、図2
は許容圧縮変形比率を示す線図、図3は一対をなすプレ
スロールの回転トルクバランスの調整によるニップ圧分
布パターンの変化を示す模式図である。
【0015】プレスロール装置10は、図1に示す如
く、一対をなす回転プレスロール11、12の間のニッ
プ部にて走行する湿紙等のウエブ1を圧搾する。プレス
ロール11、12はそれぞれ一定の回転トルクT1 、T
2 で駆動される。
【0016】プレスロール装置10は、例えば抄紙機の
脱水プレスパートにて、2枚のフェルト14A、14B
に挟まれたウエブ1を圧搾し(ダブルフェルトプレ
ス)、湿紙ウエブの脱水処理に供される。このとき、プ
レスロール装置10は、1枚のフェルト14Aに担持さ
れたウエブ1を圧搾するものであっても良い(シングル
フェルトプレス)。
【0017】尚、プレスロール装置10は、例えば抄紙
機のスムーザーパートにてフェルトなしにて湿紙ウエブ
を圧搾し、ウエブの表面平滑化処理に供されるものであ
っても良い。
【0018】プレスロール11、12は、SS材(軟
鋼)、FC材(鋳鉄)、SC材(鋳鋼)、ステンレス
鋼、又はばね鋼等からなる円形筒状体にて構成され、そ
れらの表面に所望によりソフトラバー等の軟質被覆層、
又はセラミック溶射、メッキ等の硬質被覆層を付加され
たもの(被覆を付加されなくても良い)にて構成され
る。尚、本実施例のプレスロール11、12は、それぞ
れラバー11A、12Aにて被覆されている。
【0019】然るに、プレスロール装置10は、両プレ
スロール11、12の間のニップ部で、一方のプレスロ
ール11の外周面に接して該プレスロール11と同期し
て移動するゴムシートブランケット15を備えている。
ゴムシートブランケット15は、天然ゴム、プラスチッ
ク繊維補強(FRP)ゴム、金属繊維補強(FRM)ゴ
ム等にて構成される。
【0020】そして、両プレスロール11、12が一定
のニップ圧でウエブ1とゴムシートブランケット15を
挟圧するとき、両プレスロール11、12のロール径の
うちでより小なる小ロール径d、ゴムシートブランケッ
ト15の厚み歪量εに対し、下記(1) 式の圧縮変形比率
ε0 を定めるものとする。 ε0 =[ε/d]×100 (%) …(1)
【0021】更に、ウエブ1の坪量BW(g/m2)を横軸
に、上記圧縮変形比率ε0 を縦軸にとり、各種坪量BW
のウエブ1を各種圧縮変形比率ε0 で圧搾し、そのとき
の脱水状態、表面平滑化状態、しわ発生状態を観察し、
図2を得た。図2の使用可能範囲は、脱水、表面平滑化
処理とも良好な範囲、使用不可範囲はそれらの不良範囲
であり、使用可能範囲の限界(許容圧縮変形比率)は、
下記(2) 式で定められるものとなる。
【数3】 プレスロール装置10において、ゴムシートブランケッ
ト15を備えることによるニップ幅増大作用は以下の通
りである。低ニップ圧の場合でも容易にニップ幅(w)
を増大できることが明らかになる。
【0022】即ち、プレスロール11とプレスロール1
2のニップだけによる歪をλR 、フェルト14A及び/
又は14Bの圧縮による歪をλf 、ゴムシートブランケ
ット15の歪をλB とするとき、ニップ幅簡易計算式と
して、下記(3) を定めることができる。D1 、D2 はプ
レスロール11、12のロール径である。
【数4】 シングルフェルトプレス(14A)の場合のニップ幅w
t は下記(A) 、ダブルフェルトプレス(14A及び14
B)の場合のニップ幅wD/F は下記(B) となる。但し、
λR =1mm 、フェルト1枚分のλf =1mm 、ゴムシート
ブランケット15の厚み10mmのときのλB =3mm 、D1
=D2 =1100mmとする。 (A) シングルフェルトプレス
【数5】 このとき、ゴムシートブランケット15がないものとす
ると、
【数6】 従って、ニップ幅増大比率は、104.9/66.33 =1.581 と
なり、58.1%のニップ幅増大効果でる。 (B) ダブルフェルトプレス
【数7】 このとき、ゴムシートブランケット15がないものとす
ると、
【数8】 従って、ニップ幅増大比率は、114.9/81.2=1.415 とな
り、41.5%のニップ幅増大効果である。
【0023】更に、プレスロール装置10にあっては、
両プレスロール11、12の間の回転トルク比率を調整
し、ニップ部における動的条件としての、ニップ圧分布
パターンの最大ニップ圧発生点(ニップ圧ピーク点)を
ニップ部のウエブパス方向出側にずらして運転すること
が好ましい。
【0024】図(A)、(B)、(C)はトップ側ロ
ールがソフトロールである場合の一例であり、図
(A)はニップ圧ピーク点がニップ部のウエブパス方向
出側にずれるものを示す。尚、図(B)はニップ圧ピ
ーク点がニップ部のウエブパス方向中央に位置するも
の、図(C)はニップ圧ピーク点がニップ部のウエブ
パス方向入側にずれるものを示す。図(A)のニップ
圧分布パターンはニップ圧ピーク点がニップ部のウエブ
パス方向出側に位置するから、ソフトに脱水できる期間
が長く、理想的である。これに対し、図(B)、
(C)のニップ圧分布パターンはニップピーク点がニッ
プ部のウエブパス方向入側に近づき、ニップ部でのウエ
ブに対する衝撃が大きく、ニップ部の出側で再湿潤を生
じ易い。
【0025】この動的条件での最大ニップ圧発生点は、
上下ロールのゴム硬度差、フェルト、ブランケットの条
件と上下ロールの駆動負荷分担率により影響を受ける。
(A)の如く理想的な圧力分布パターンとするには
上下ロールのトルクT、Tを調整する。尚、プレス
ロール11、12は、ヒートロールとして使用できる。
【0026】以下、本実施例の作用について説明する。両プレスロール11,12間の回転トルク比率を調整
し、ニップ部におけるニップ圧分布パターンの最大ニッ
プ圧発生点(ニップ圧ピーク点)をニップ部のウエブパ
ス方向出側にずらして運転することができる。ニップ部
でのニップ圧ピーク点に対し入側長が大なるほど、ウエ
ブ1をソフトに脱水し、ニップ圧ピーク点より出側での
ウエブの再湿潤を起こしにくくすることができる。即
ち、脱水効率を向上できる。
【0027】このとき、ゴムシートブランケット15
は、ニップ部においてのみプレスロール11に接し、ニ
ップ部外で冷却装置16(例えば冷却水ノズル)により
容易に冷却され得る。このため、プレスロールの全周に
ゴム被覆をしたゴムロールにおける如くの、ヒステリシ
ス損失起因の発熱劣化による寿命の短縮やゴムの剥離ト
ラブルを生ずることがない。。
【0028】プレスロール径に対するゴムシートブラ
ンケット15の厚み歪によって定まる圧縮変形比率の許
容最大値が、ウエブ1の坪量に応じて規定される。この
ため、両プレスロール11、12によりウエブ1とゴム
シートブランケット15を挟圧しても、しわを発生させ
るような大きな速度変化を湿紙に生じさせることなく、
脱水効率の改善及び製品となった紙の表面平滑化に良く
適用できる。
【0029】
【0030】ロールを利用したプレス装置及びスムーザ
ー等において、脱水効率の改善、嵩の減少を極力抑えて
の平滑性の向上及びランニングコスト、設備コスト、メ
ンテナンスコスト等の総合的コストパフォーマンス低減
の為には、湿紙に対する衝撃を緩和するという基本事項
以外に湿紙の坪量、層間接着強度及び原料保水度等に応
じた適切なニップ通過時間と圧力と温度の存在すること
が定量的に解明されつつある。
【0031】従って今日にあっては、従来のシュープレ
スの如く、250 mm固定のロングニッププレスによる大は
小を兼ねる式の発想は許されず、あくまでも最高効率点
を追求する厳しい経済環境となっている。
【0032】ここで坪量と適切なニップ通過時間の関係
を示せば図の如くなる。図中Aゾーンはニップ通過時
間過少領域で、ふくれつぶれトラブルばかりでなくニッ
プ圧の高い方が却って搾れないという逆転現象の発生す
るゾーンでもある。また、Dゾーンはニップ通過時間過
多領域で、脱水効率が低下し、フェルトマークや嵩の減
少が問題となるゾーンである。そしてこの過少と過多の
境界域即ちプレス装置として好適の領域が、動的圧力分
布パターンを改善できない従来のロールプレスにおいて
は極めて狭いものとなっている。
【0033】図に現状での実際の抄造品種別抄速にお
けるニップ幅とニップ通過時間の関係を示す。図から明
らかな如く、薄物の洋紙の分野では抄速は早いが薄物で
あるので、径φ1000以下の通常プレスロールを用い
たもので、フェルトを含めたニップ幅が30mm〜60
mmあれば十分であるが、中芯、ライナ以上の板紙の分
野では低速であっても厚物であるので、現下のプレスパ
ートはニップ通過時間過少領域で使われているものが殆
どとなっている。
【0034】脱水効率の改善のための最重要項目は、最
適ニップ通過時間(圧力依存領域Cゾーン)を与えるこ
とであり、ニップ幅を増大させて、過小領域から最適領
域までゾーンを移行させることにある。
【0035】業界の大勢は大径化の方向及びシュープレ
ス化の方向に進んでいるが、大径化だけでは不十分とな
るため、これと本発明のゴムシートブランケット方式を
組合わせ、プレスロールニップ幅を40%〜60%増大さ
せ、90mm〜150 mm程度のニップ幅を得れば、シュープレ
スという基礎及びクレーンから建屋の一部まで大掛かり
な改造を必要とするものを採用しなくても、現状のロー
ルプレスに簡便で低コストで実績のある方法であるゴム
シートブランケットを取付けるだけでまかなえることと
なる(ニップ幅を倍にするためにはロール径は概略4倍
必要となる)。以上のように本発明によれば、プレスロ
ール装置において適切なニップ幅の増大及び圧力分布パ
ターンに均等分散化を実現し、ニップ圧がウエブに及ぼ
す衝撃を緩和して従来よりも高い圧力で適切なニップ通
過時間を与え、嵩の減少を極力抑えながら表面の平滑性
及び脱水効率を向上することとなった。
【0036】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、一対の回転
プレスロールのうちの一方のプレスロールのみを駆動ロ
ールとするものであっても良い。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ウエブを
よりソフトに脱水してウエブの再湿潤をおこしにくく
し、脱水効率の向上と、製品となった紙の表面平滑化を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す模式図である。
【図2】図2は許容圧縮変形比率を示す線図である。
【図3】図3は一対をなすプレスロールの回転トルクバ
ランスの調整によるニップ圧分布パターンの変化を示す
模式図である。
【図4】図4は坪量と適切なニップ通過時間の関係を示
す線図である。
【図5】図5は抄造品種別抄速におけるニップ幅とニッ
プ通過時間の関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 ウエブ 10 プレスロール装置 11、12 プレスロール 15 ゴムシートブランケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻林 皓 静岡県富士市水戸島2−1−1 株式会 社小林製作所内 (72)発明者 芦沢 一正 静岡県富士市水戸島2−1−1 株式会 社小林製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−21793(JP,A) 特公 昭61−35316(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21F 3/02 D21F 3/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の回転プレスロール間のニップ部に
    て走行するウエブを圧搾するプレスロール装置の運転方
    において、 上記ニップ部で一方のプレスロールの外周面に接して該
    プレスロールと同期して移動するゴムシートブランケッ
    トを用い、 両プレスロールが一定のニップ圧でウエブとゴムシート
    ブランケットを挟圧するとき、両プレスロールのロール
    径のうちでより小さな小ロール径d、ゴムシートブラン
    ケットの厚み歪量εに対し、下記(1)式の圧縮変形比
    率εを定め、 ε=[ε/d]×100(%) …(1)ウエブ の坪量BW(g/m)に対し、上記圧縮変形比
    率εを下記(2)式の如くに規定し、 【数1】 更に、両プレスロール間の回転トルク比率を調整し、ニ
    ップ部におけるニップ圧分布パターンの最大ニップ圧発
    生点をニップ部のウエブパス方向出側にずらして運転す
    ることを特徴とするプレスロール装置の運転方法。
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