JP2002524669A - 抄紙機及び構造化ソフトペーパーの製造方法 - Google Patents

抄紙機及び構造化ソフトペーパーの製造方法

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JP2002524669A
JP2002524669A JP2000569061A JP2000569061A JP2002524669A JP 2002524669 A JP2002524669 A JP 2002524669A JP 2000569061 A JP2000569061 A JP 2000569061A JP 2000569061 A JP2000569061 A JP 2000569061A JP 2002524669 A JP2002524669 A JP 2002524669A
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JP2000569061A
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スティーヴン エドワーズ
イングヴァール クレレリッド
アンデルス リンデン
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メッツォ ペーパー カルルスタッド アクチボラグ
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F11/00Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines
    • D21F11/006Making patterned paper

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  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 構造化されたソフトペーパーウェブを製造する抄紙機及び方法が開示され、抄紙機は、ウェットパート(2)と、プレスパート(3)と、ドライパート(4)と、プレスパート内で滑らかな不浸透性ベルト(16)に近接して設けられていて移送箇所(40)を構成する吸引装置(23)の周りに走行するウェブ搬送布(22)とを有する。本発明によれば、繊維状ウェブを構造化する構造化手段(A,B)が、プレスパートとドライパートとの間に配置されている。構造化手段は、(A)浸透性ワイヤの形態をした上記布(22)を有し、前記布の構造が、凹み(35)及びアーチ状表面部分(36)で構成され、前記アーチ状表面部分(36)が、1cm 2 当たり25〜150個の突起(36)を有し、吸引装置(25)が、40〜80kPaの真空度でウェブをその構造化されたウェブ接触側に吸いつけてウェブがワイヤの構造を呈するようになっており、ワイヤは、ベルトの速度に等しい又はこれよりも低い速度で動作し、或いは、(B)ベルト布(22)との間の空間内に配置されていて、ベルトと掻取り接触状態をなしてそれと同時にしわ付けを行っている間に繊維状ウェブを離脱させるようになっているクレープ加工ドクター(26)を有し、吸引装置は、ウェブをしっかりと布に吸いつけて乾燥シリンダに移送できるようにする吸引隙間(27)を有する。ウェブ搬送布は、ベルトの速度よりも低い速度で動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ソフトペーパーの構造化された繊維状ウェブを製造する抄紙機で
あって、ヘッドボックス、フォーミングロール、及び繊維状ウェブを挟んだ状態
でフォーミングロールの周りを走行する内側及び外側布を備えたウェットパート
と、2つの互いに協働するプレス部材を備え、プレス部材の間にはプレスニップ
が構成され、プレス部材のうち一方がカウンターロールであり、更に、滑らかな
不浸透性のベルト及びプレスフェルトを備え、滑らかな不浸透性ベルト及びプレ
スフェルトがこれらの間に繊維状ウェブを挟んだ状態でプレスニップを通過する
ようになった少なくとも1つのプレスを含むプレスパートと、乾燥シリンダ及び
乾燥シリンダと一緒になって繊維状ウェブを乾燥シリンダに移送するトランスフ
ァーニップを構成するトランスファーロールを備えたドライパートと、滑らかな
ベルトに近接して設けられていて、移送箇所を構成する吸引装置の周り及び乾燥
シリンダと一緒になってニップを構成するトランスファーロールの周りにループ
をなして走行し、繊維状ウェブを滑らかなベルトから乾燥シリンダに搬送するエ
ンドレス布とを有する抄紙機に関する。
【0002】 高いバルクを備えたソフトペーパーを製造するための抄紙機が、多くの特許文
献において知られている。通常は、表面模様付けワイヤ又は表面模様付けフェル
トが用いられ、これは抄造されたペーパーウェブと一緒に、プレスニップを通過
し、このニップ内でペーパーウェブは表面模様付けワイヤに押しつけられ、かく
して、その両側のうち一方に表面模様付けパターンを有する。かかる表面模様付
けワイヤ及びプレスニップを備えた抄紙機は、米国特許第3,301,746号
、第3,537,954号、第4,309,246号、第4,533,437号
、第5,569,358号、第5,591,305号、及び国際出願公開WO9
1/16493(これは、スウェーデン国特許第466,063号に対応してい
る)に記載されている。これら特許文献に記載されている抄紙機に関する欠点は
、プレスニップ中における脱水度が比較的低く、乾燥シリンダへのペーパーウェ
ブの移送時にペーパーウェブの乾燥固形分が低いということであり、その結果、
抄紙機の生産量は比較的低い。
【0003】 米国特許第4,849,054号は、高いバルクを備える表面模様付けされた
繊維状ウェブを製造する機械を記載しており、かかる機械では、繊維状ウェブは
、トランスファーロールを備えた単一布式ローラープレス内で加圧され、このロ
ーラープレスは、表面模様付けワイヤと協働して、移送個所のところにウェブの
ためのニップを構成する。移送個所において、表面模様付けワイヤは、静止状態
のサクションパイプの周りに走行し、このサクションパイプは、ニップに向いた
スロット開口部を有し、このスロット開口部は非常に広いので、繊維状ウェブは
これを通過する際に加圧されないようになる。狭いスロット開口部を介して及ぼ
されるサクションパイプからの吸引力により、繊維状ウェブは、表面模様付けワ
イヤに移され、繊維状ウェブに向いていて、3次元パターンを備えた表面模様付
けワイヤの表面に一致した形になる。移送個所に至る前では、繊維状ウェブは、
表面模様付けワイヤの速度よりも大きな速度を有している。繊維状ウェブを非圧
搾ニップまで搬送するローラは、滑らかな表面を有しており、実際には、乾燥固
形分が30〜50%まであらかじめ加圧された繊維状ウェブを滑らかな表面から
ワイヤまで移送すること及びこれをワイヤ上に保持することに関して問題がある
。もし何らかの理由で、吸引作用が停止し又は減少した場合、繊維状ウェブは、
滑らかなローラと一緒に走行し続け、その結果、機械が停止したり損傷する場合
がある。この特許文献、即ち、米国特許第4,849,054号の抄紙機は、プ
レスの形状及び静止サクションパイプとの移送個所(この周りに、表面模様付け
ワイヤがこれとの間で高い摩擦力を生じながら走行する)に起因して今日要求さ
れている高速度では動作できない。
【0004】 これと似た構造が米国特許第4,834,838号の特に図9に示されており
、かかる構造では、繊維状ウェブは、吸引開口部を通ってワイヤに引きつけられ
てワイヤに向いた表面がワイヤに一致した波形パターンを呈する一方、繊維状ウ
ェブのその他方の表面は滑らかであるようになっている。ワイヤとこれと対抗し
たウェブ搬送要素の速度の差の結果として、繊維状ウェブは伸縮性のあるものと
なる。繊維状ウェブは、上記吸引開口部に到達する前に脱水されるが、この特定
の構成例におけるこの脱水の仕方についての説明はない。とにかく、この特許文
献からは、ローラーニップ内での加圧又は圧搾後にバルクが再び形成されること
が必要である。一方の表面に制限される波形形状は、次に行われる別の要素、例
えば乾燥シリンダ及びフェルトとの接触中に完全に又は大部分壊されることにな
る。ただし、繊維状ウェブにおいて得られる伸縮性は保持される。この場合にも
、繊維状ウェブをワイヤに移送してこの上に保持することと関連した問題がある
【0005】 米国特許第5,411,636号は、ペーパーウェブをフォーミングワイヤ上
で形成し、二重フェルト式プレスニップ中で予め加圧し、目の荒いワイヤに移送
するソフトペーパーの製造法を記載している。ペーパーウェブは、目の荒いワイ
ヤで搬送されているときに、サクションゾーン又は吸引域で真空の作用を受けて
ワイヤの開口部及び凹み中へ吸引されて厚みが増し、かくして増大したバルクを
得るようになる。次に目の荒いワイヤは、ペーパーウェブを乾燥シリンダまで搬
送する。二重フェルト式プレスニップの使用の結果として、プレスニップ通過後
のペーパーウェブの乾燥固形分は、比較的低く、即ち、25〜30%である。乾
燥シリンダのところのニップでは脱水は行われないので、ペーパーウェブの乾燥
固形分は、乾燥シリンダへのペーパーウェブの移送時ではこれに対応して低い。
さらに、ペーパーウェブが本当にフェルトから目の荒いワイヤに移送できるかど
うかは極めて疑わしい。
【0006】 ペーパーウェブに1又は幾つかのプレスニップで圧縮力又は圧搾力を及ぼさな
いで乾燥シリンダに至るまでにペーパーウェブの乾燥固形分を増加させるために
、通風乾燥方式(through-blow drying )が用いられており、これについては例
えば、米国特許第3,301,746号、第5,411,636号、米国特許第
5,667,636号(これは、国際出願公開WO95/00706に対応して
いる)、米国特許第4,440,597号、米国特許第5,364,504号、
米国特許第5,529,664号、米国特許3,994,771号(これは、ス
ウェーデン国特許第7605986−4号に対応している)及び米国特許第4,
529,480号を参照されたい。この方式では,高いバルクのペーパーウェブ
が得られる。しかしながら、通風乾燥方式の抄紙機は、高い投資を必要とし、し
かも主としてエネルギ消費量に関して操業費が高い。上記特許文献のうち幾つか
は、開口部を有する有孔ベルトを記載しており、繊維状ウェブは乾燥シリンダの
前に位置する箇所で逸れてかかる開口部内へ入るようになっており、ベルト及び
乾燥シリンダは、次に繊維状ウェブに模様付けするニップを構成している。
【0007】 本発明の目的は、通風乾燥方式を用いないで、ペーパーウェブがロールプレス
又はシュープレスニップで圧縮又は圧搾により生じるバルク減少分のうち所要部
分を少なくとも再び形成することができ、乾燥シリンダに至る前に高いバルク及
び高い乾燥固形分を有する繊維状ウェブを製造して高い生産量を妥当なコストで
達成する改良型抄紙機を提供することにある。
【0008】 本発明の目的は又、通風乾燥方式で達成される結果と品質的に同等であるが、
設備及び作動に関して安価に、しかも熱風を供給すること無くペーパーウェブを
製造する改良型抄紙機を提供することにある。
【0009】 本発明の目的は又、ペーパーウェブの高レベルの脱水が行われ、乾燥シリンダ
の前に配置されていて、加圧又は圧搾中に失われたバルクの所要部分を再び形成
する手段を有するプレスパートを有する抄紙機を提供することにある。
【0010】 本発明の抄紙機は、繊維状ウェブを構造化する構造化手段が、プレスパートの
下流側であって且つドライパートの上流側に位置した少なくとも1つの箇所に配
置され、構造化手段は、(A)トランスファーロールの周りを走行し、構造化さ
れたウェブ接触側を備えた浸透性ワイヤの形態をした布を有し、布の構造が、凹
み及びこれら凹みの間に位置したアーチ状表面部分で構成され、アーチ状表面部
分が、1cm2 当たり25〜150個の突起を有し、40〜80kPaの真空度で動
作するように設計された吸引装置が、ワイヤのループ中に設けられ、ワイヤが、
その側部を構造化されたウェブ接触側から遠ざかる方向に向けた状態で吸引装置
と摺動接触し、吸引装置が、繊維状ウェブをワイヤの構造化されたウェブ接触側
に吸いつけるよう設計されていて繊維状ウェブが凹み中へ逸らされてワイヤの構
造を呈するようになっており、構造化された繊維状ウェブを乾燥シリンダまで搬
送する布が、滑らかな不浸透性ベルトの速度に等しい又はこれよりも低い速度で
動作するよう構成されており、或いは、(B)滑らかな不浸透性ベルトとトラン
スファーロールの周りに走行する布との間の楔状空間内に配置されたクレープ加
工ドクターを有し、クレープ加工ドクターが、滑らかな不浸透性ベルトに向けら
れた状態でこれと掻取り接触状態をなしてそれと同時にしわ付けを行っている間
に繊維状ウェブを滑らかな不浸透性ベルトから離脱させるようになっており、布
が走行する吸引装置は、繊維状ウェブが滑らかな不浸透性ベルトから離脱する箇
所の下流側で且つこれに近接して配置されていて、しわ付けされた繊維状ウェブ
を最初にしっかりと布に吸いつけて乾燥シリンダに移送できるようにする吸引隙
間を有し、構造化された繊維状ウェブを乾燥シリンダまで搬送する布は、滑らか
な不浸透性ベルトの速度よりも低い速度で動作するよう構成されていることを特
徴とする。
【0011】 以下に、本発明の内容を添付の図面を参照して説明する。 図1〜図5、図7及び図9では、密度の低いソフトペーパー、例えばティッシ
ュペーパー及び他の紙製品の構造化された繊維状ウェブ1を製造する抄紙機の部
分が概略的に示されている。抄紙機は各々、ウェットパート2、プレスパート3
及びドライパート4を有している。ウェットパート2は、ヘッドボックス7、フ
ォーミングロール8、内側のエンドレス搬送布9、及びフォーミングワイヤから
成る外側のエンドレス被覆布10を有している。内側及び外側布9,10は、そ
れぞれ別個のループをなして幾つかのガイドロール11,12の周りを走行する
。ドライパート4は、フード30によって被覆された乾燥シリンダ5を有してい
る。乾燥シリンダの適当な例は、ヤンキーシリンダである。ドライパートの出口
側には、ヤンキーシリンダ5から離れる繊維状ウェブ1をクレープ加工するため
にクレープ加工ドクター21が設けられている。トランスファーニップの直前に
ヤンキーシリンダ5の外周面に適当な接着剤を塗布するための塗布装置31が設
けられている。プレスパート3は、2つの互いに協働する第1及び第2のプレス
部材14,19を有するプレス又は圧搾手段を有し、これらプレス部材14,1
9は協働してプレスニップを構成する。さらに、プレスパートは、第1のプレス
部材14及びガイドロール6の周りにループをなして走行するエンドレスプレス
フェルト15及び繊維状ウェブに向いた平滑な表面を有するエンドレス不浸透性
ベルト16を有している。滑らかな不浸透性ベルト16は、第2のプレス部材1
9及び複数のガイドロール18の周りにループをなして走行する。
【0012】 図1〜図3に示す実施形態では、プレスは、シュープレスであり、この第1及
び第2のプレス部材は、シュープレスロール14及びカウンターロール19から
成る。シュープレスロール14及びカウンターロール19は、これらの間に長い
プレスニップを構成する。
【0013】 図4、図5、図7及び図9に示す実施形態では、プレスは、ロールプレスであ
り、その第1及び第2のプレス部材は、サクションロール14及び滑らかなロー
ル19から成っている。図9に示す実施形態では、プレスパートは、2つのプレ
ス、即ち、上述のロールプレス及びその次に位置するシュープレスを有し、この
シュープレスは、互いに協働して長いプレスニップを構成するシュープレスロー
ル32及びカウンターロール33を有している。シュープレスの布は、好ましく
は、ロールプレスの布15,16と同一であり、即ち、プレスフェルト15及び
不浸透性ベルト16は、シュープレスの長いプレスニップを通過する。シュープ
レスロール32は、プレスフェルト15のループ中に設けられ、このループは、
サイドループパート34を有し、このサイドループパートは、サクションロール
14及びガイドロール37の周りを通って長いサクションゾーンまで延び、次に
、長いプレスニップまで延びている。かくして、繊維状ウェブが再び濡れること
はなく、水はプレスフェルト15から除去される。カンターロール33は、不浸
透性ベルト16のループ中に設けられている。図9に示す実施形態では、2つの
プレスニップについて同一のカンターロールが用いられている。
【0014】 図2及び図4に示す実施形態では、ウェットパート2の内側布9は、プレスフ
ェルト15としても利用できるようプレスパート3まで搬送され、かくしてルー
プをなしてフォーミングロール8に戻るベルトである。
【0015】 図3に示す実施形態では、ウェットパート2の内側布9は、そのベルト16と
しても利用できるようプレスパート3まで搬送され、かくしてループをなしてフ
ォーミングロール8に戻る滑らかな不浸透性ベルトである。
【0016】 図1、図5及び図7に示す実施形態では、ウェットパート2の内側布9は、ワ
イヤであり、プレスフェルト15は、ワイヤ9のループに近接して配置されたピ
ックアップロール20の周りに走行し、プレスフェルト15とワイヤ9は、繊維
状ウェブをワイヤ9からプレスフェルト15に移すために互いに接触して走行す
るようになっている。ピックアップロール20は、サクションシュー(図示せず
)を備えるのがよい。変形例として、ピックアップロール及びサクションシュー
に代えてピックアップサクションボックスを用いてもよい。図9に示す実施形態
は、図7に示すウェットパートと類似したウェットパートを有している。
【0017】 エンドレス布22が、吸引装置23の周りにループをなして走行するよう構成
されており、この吸引装置は、滑らかなベルト16に隣接して設けられていて、
繊維状ウェブを滑らかなベルト16から布22へ移送するための移送個所40を
構成している。吸引装置23は、繊維状ウェブの吸着及び所望に応じて布22へ
のその連続した付着を可能にするよう設計された吸引域又はサクションゾーン4
1を形成している。さらに、布22は、トランスファーロール24の周りに走行
し、このトランスファーロールは、ペーパーウェブを布22から乾燥シリンダ5
に移送するために乾燥シリンダ5と協働して非圧搾ニップを構成している。図1
〜図5に示す実施形態では、吸引装置23は、サクションロールであり、滑らか
なベルト16はこのサクションロールと協働して、非圧搾ニップを構成し、ここ
ではサクションゾーン41は、滑らかなベルト16から布22への繊維状ウェブ
の移送を確保するのに十分な扇形の角をなしている。図7〜図9に示す実施形態
では、吸引装置は、サクションシューである。図7及び図8では、サクションシ
ュー23と滑らかなベルト16は、互いに非常に近接して配置されているので、
非圧搾ニップが布22とベルト16との間に形成されるようになる。図9では、
サクションシュー23と滑らかなベルト16は、互いに距離を置いて配置されて
いるので、作動中、ウェブの厚さよりも大きな隙間42が布22とベルト16と
の間に存在するようになる。図7〜図9に示す実施形態では、サクションシュー
23のサクションゾーン41は、非圧搾ニップの下流側又は場合によっては隙間
42の下流側に設けられる。
【0018】 図示の抄紙機はまた、バルクを増大させるためにペーパーウェブが乾燥ロール
6に達する前にペーパーウェブを構造化するための専用構造化手段を更に有して
いる。
【0019】 図1〜図5に示す実施形態では、この構造化手段は、ワイヤの形態をした上記
の布22及び強力な吸引装置25を有している。図6は、ワイヤ22の表面を一
部切り取って示す拡大図であり、流れ方向(MD)が矢印で示されている。ワイ
ヤ22は、凹み35及びこれら凹み相互間に位置したアーチ状又は凸状の表面部
分36で構成された構造のウェブ接触側部を有している。凹み35は、空気を所
望程度までワイヤ22を通して吸引することができるように貫通している。凹み
35及びアーチ状表面部分36は、流れ方向で見て長手方向及び横方向に延びる
ワイヤ22のストランドで構成されており、長手方向ストランドは、長円形の弓
形隆起部36aを構成し、横方向ストランドは、構造化工程中、繊維状ウェブに
ボウル状のピットを生じさせる突起又はナックル36bを構成している。図6に
示す実施形態では、ワイヤは、1cm2 当たり100個の突起36bを有している
。一般的に言って、これは、1cm2 当たり25〜150個の突起、好ましくは1
cm2 当たり50〜100個の突起を構成するのがよい。上述の強力な吸引装置は
、ワイヤと接触した状態でトランスファーロール24の上流側でワイヤ22のル
ープ中に配置されている。1又は数個以上のサクションボックスで構成されるの
がよい強力な吸引装置は、浸透性ワイヤの内側に作用する高真空状態で動作する
。適当な真空は、40〜80kPaの範囲内にある。繊維状ウェブがワイヤと一緒
に強力な吸引装置を通過するとき、繊維状ウェブは、ワイヤ22の凹部内に逸れ
て繊維状ウェブは窪みとしてワイヤの構造を呈するようになる。繊維状ウェブが
高真空作用を受けると共に繊維状ウェブがこの吸引工程中依然として湿った状態
にあると、繊維状ウェブの構造は、吸引装置を出た後、そのままの状態を保つこ
とになる。所望の構造化を達成するため、ワイヤ22の速度は、滑らかな不浸透
性ベルト16の速度に等しく、好ましくはこれよりも小さいことも重要である。
最適には、この差は、10〜25%である。
【0020】 図7〜図9に示す実施形態では、この構造化手段は、クレープ加工ドクター2
6を有しており、そのドクターブレード43は、滑らかな不浸透性ベルト16の
運動方向に対向して差し向けられ、ベルト16と鋭角αをなしている。この角度
αは、5°〜25°、好ましくは10°〜15°の範囲にあるのがよい。クレー
プ加工ドクター26は、そのドクターブレード43をベルト16の滑らかな表面
に当てた状態で連続して動作し、したがって、繊維状ウェブが掻取り動作により
ベルト16から離脱し、乾燥シリンダ5からの繊維状ウェブのクレープ加工中の
場合と同様な方法でしわ付けされる(又は縮れる)ようになる。掻取り動作によ
りしわ付けされた繊維状ウェブは、ベルトからサクションスリット27を備えた
サクションシュー23の下流側部分に向かって搬送され、繊維状ウェブは布22
(これは、ワイヤ又はフェルトであるのがよい)にしっかりと付着された状態で
サクションスリット27を通る。クレープ加工ドクター26は、非圧搾ニップ(
図7及び図8)又は場合によってはサクションシュー23と滑らかなベルトによ
って構成された隙間42(図9)の下流側から僅かな距離を置いて配置されてお
り、したがってサクションシュー23とクレープ加工ドクター26との間には、
ドクターブレード43のエッジで測って僅かな空間が生じるようになっている。
所望の構造化、即ちクレープ加工を達成するため、ワイヤ又はフェルト22の速
度は、滑らかな不浸透性ベルト16の速度よりも低い。最適には、速度の差は、
10〜25%である。クレープ加工ドクター26を用いることにより、繊維状ウ
ェブは、しわの付いた構造となり、その結果、伸縮性及びバルクが向上する。ト
ランスファーロール24と乾燥シリンダ5との間のニップは、非圧搾性であり、
向上した特性は、乾燥シリンダ5への繊維状ウェブの移送によっては悪影響を受
けない。
【0021】 上述のように、図1〜図8に示すように吸引装置23のところの移送個所は、
布22と滑らかなベルト16との間に非圧搾ニップを有している。非圧搾ニップ
は、例えばティッシュのようなバルクで等級が左右される製品にとって特に望ま
しい。「非圧搾ニップ」という表現は、ニップの通過後に、ウェブがニップに入
る前に持っていたバルクを実質的に回復するような僅かな程度までウェブを圧搾
するニップを意味している。できるだけ高いバルクを維持するために、吸引装置
23とベルト16との間の距離を、抄紙機が稼働していない間に、予備設定して
、僅かな隙間が布22とベルト16との間に生じるようにするのがよい。図1〜
図5に示すようなサクションロール23を用いる場合、又は同一位置にサクショ
ンゾーンを備えたサクションシューを用いる場合、サクションロール23、或い
は変形例としてサクションシューからの吸引力は、作動中、ウェブがワイヤと接
触してベルト上に載った状態でベルト16を持ち上げて上記非圧搾ニップを構成
するようになる。これにより、いわゆる「急送又はラッシュトランスファー(ru
sh transfer )」又は「微小収縮(microcontraction)」が容易になり、即ち、
ワイヤ22は、ベルト16よりも低い速度で走行し、したがってウェブは、非圧
搾ニップを通過する際に長さ方向に収縮され、それにより微小しわ付け、いわゆ
る微小クレープ加工を行わせる。この収縮の結果として、ウェブの厚さが増大す
ることになる。ウェブは、たとえ上記の予備設定が行われなくても、ワイヤがベ
ルト16よりも低い速度で走行すると、図1〜図5に示すように移送個所のとこ
ろで非圧搾ニップを通過するときに微小クレープ加工を受けることになろう。ワ
イヤとベルトの速度の差が大きければ、微小しわ付け度が強められることになる
ことは明らかである。微小クレープ加工は又、サクションゾーンを備えていない
図7及び図8に示す実施形態でもウェブが非圧搾ニップを通過するときに得られ
る。というのは、布22は、ベルト16よりも低速で動作し、それによりウェブ
がクレープ加工ドクターによってベルトから離脱させられるときにクレープ加工
が達成されるからである。
【0022】 図1〜図3に示す実施形態では、カウンターロール19は、滑らかなロールで
あり、滑らかな不浸透性ベルト16のループ内に設けられている。図1〜図3に
示すプレスパートの変形実施形態(図示せず)では、ロール14,19の位置は
互いに逆になっており、即ち、シュープレスロール14は、滑らかな不浸透性ベ
ルト16のループ内に設けられ、カウンターロール19は、プレスフェルト15
のループ内に設けられている。かかる構成ででは、カウンターロール19は、サ
クションロールであっても、溝が設けられたロール(グルーブドロール)であっ
ても、盲穴が設けられたロールであってもよい。
【0023】 ペーパーウェブは、プレスフェルト15(図1、図2、図4、図5、図7及び
図9)から直接、あるいは内側フォーミングワイヤ9(図1、図5、図7及び図
9)から、或いはプレスフェルト15と滑らかなベルト16との間に入った状態
でプレスニップを通って搬送される滑らかなベルト16(図3)によって単一フ
ェルト型プレスパートに搬送される。図示のプレスを用いることにより、ペーパ
ーウェブは、少なくとも35%、好ましくは38〜45%の乾燥固形分を有する
。単一プレスニップ又は第2のプレスニップ(図9)の通過後、プレスフェルト
15は滑らかなベルト16から離れ、このプレスフェルトは、上記全ての実施形
態において、ペーパーウェブを布22まで搬送する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の抄紙機を示す図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態の抄紙機を示す図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態の抄紙機を示す図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態の抄紙機を示す図である。
【図5】 本発明の第5の実施形態の抄紙機を示す図である。
【図6】 図1〜図5の抄紙機のワイヤの表面部分を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第6の実施形態の抄紙機を示す図である。
【図8】 図7の抄紙機のクレープ加工ドクター及びサクションシューの拡大図である。
【図9】 本発明の第7の実施形態の抄紙機を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リンデン アンデルス スウェーデン エス−65229 カルルスタ ッド ヒョオークスガタン 2セー Fターム(参考) 4L055 AJ06 BD01 BD04 BD05 BD06 BD07 CD05 CE36 CE37 CE83 CF26 EA15 FA16 FA22 GA29 【要約の続き】 状ウェブを離脱させるようになっているクレープ加工ド クター(26)を有し、吸引装置は、ウェブをしっかりと 布に吸いつけて乾燥シリンダに移送できるようにする吸 引隙間(27)を有する。ウェブ搬送布は、ベルトの速度 よりも低い速度で動作する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトペーパーの構造化された繊維状ウェブ(1)を製造す
    る抄紙機であって、ヘッドボックス(7)、フォーミングロール(8)、及び繊
    維状ウェブを挟んだ状態でフォーミングロール(8)の周りを走行する内側及び
    外側布(9,10)を備えたウェットパート(2)と、2つの互いに協働するプレス
    部材(14,19 )を備え、プレス部材の間にはプレスニップが構成され、プレス部
    材のうち一方がカウンターロールであり、更に、滑らかな不浸透性のベルト(16
    )及びプレスフェルト(15)を備え、滑らかな不浸透性ベルト(16)及びプレス
    フェルト(15)がこれらの間に繊維状ウェブを挟んだ状態でプレスニップを通過
    するようになった少なくとも1つのプレスを含むプレスパート(3)と、乾燥シ
    リンダ(5)及び乾燥シリンダ(5)と一緒になって繊維状ウェブを乾燥シリン
    ダに移送するトランスファーニップを構成するトランスファーロール(24)を備
    えたドライパート(4)と、滑らかなベルト(16)に近接して設けられていて、
    移送箇所(40)を構成する吸引装置(23)の周り及び乾燥シリンダ(5)と一緒
    になってニップを構成するトランスファーロール(24)の周りにループをなして
    走行し、繊維状ウェブを滑らかなベルト(16)から乾燥シリンダ(5)に搬送す
    るエンドレス布(22)とを有する抄紙機において、繊維状ウェブを構造化する構
    造化手段(A,B)が、プレスパートの下流側であって且つドライパートの上流
    側に位置した少なくとも1つの箇所に配置され、前記構造化手段は、(A)トラ
    ンスファーロール(24)の周りを走行し、構造化されたウェブ接触側を備えた浸
    透性ワイヤの形態をした前記布(22)を有し、前記布の構造が、凹み(35)及び
    これら凹みの間に位置したアーチ状表面部分(36)で構成され、前記アーチ状表
    面部分(36)が、1cm2 当たり25〜150個の突起(36)を有し、40〜80
    kPaの真空度で動作するように設計された吸引装置(25)が、ワイヤ(22)のル
    ープ中に設けられ、ワイヤが、その側部を構造化されたウェブ接触側から遠ざか
    る方向に向けた状態で前記吸引装置と摺動接触し、前記吸引装置が、繊維状ウェ
    ブをワイヤの構造化されたウェブ接触側に吸いつけるよう設計されていて繊維状
    ウェブが前記凹み中へ逸らされてワイヤの構造を呈するようになっており、構造
    化された繊維状ウェブを乾燥シリンダ(5)まで搬送する布(22)が、滑らかな
    不浸透性ベルトの速度に等しい又はこれよりも低い速度で動作するよう構成され
    ており、或いは、(B)滑らかな不浸透性ベルト(16)とトランスファーロール
    (24)の周りに走行する布(22)との間の楔状空間内に配置されたクレープ加工
    ドクター(26)を有し、クレープ加工ドクター(26)が、滑らかな不浸透性ベル
    ト(16)に向けられた状態でこれと掻取り接触状態をなしてそれと同時にしわ付
    けを行っている間に繊維状ウェブを滑らかな不浸透性ベルト(16)から離脱させ
    るようになっており、布(22)が走行する前記吸引装置は、繊維状ウェブが滑ら
    かな不浸透性ベルト(16)から離脱する箇所の下流側で且つこれに近接して配置
    されていて、しわ付けされた繊維状ウェブを最初にしっかりと布(22)に吸いつ
    けて乾燥シリンダに移送できるようにする吸引隙間(27)を有し、構造化された
    繊維状ウェブを乾燥シリンダまで搬送する布(22)は、滑らかな不浸透性ベルト
    (16)の速度よりも低い速度で動作するよう構成されていることを特徴とする抄
    紙機。
  2. 【請求項2】 前記表面部分(36)は、1cm2 当たり50〜100個の突起
    を有していることを特徴とする請求項1記載の抄紙機。
  3. 【請求項3】 前記クレープ加工ドクター(26)は、滑らかな不浸透性ベル
    ト(16)と5°〜25°、好ましくは10°〜15°の鋭角をなすドクターブレ
    ード(43)を有していることを特徴とする請求項1記載の抄紙機。
  4. 【請求項4】 前記移送箇所(40)は、非圧搾性ニップから成ることを特徴
    とする請求項1〜3のうち何れか一に記載の抄紙機。
  5. 【請求項5】 前記移送箇所は、布(22)と滑らかな不浸透性ベルト(16)
    との間に設けられた隙間(42)から成り、前記隙間(42)は、クレープ加工ドク
    ターの上流側に設けられていて、ウェブの厚さよりも大きな幅を有していること
    を特徴とする請求項1〜3のうち何れか一に記載の抄紙機。
  6. 【請求項6】 プレスパートは、繊維状ウェブに35〜48%、好ましくは
    38〜45%の乾燥固形分を与えるよう設計されていることを特徴とする請求項
    1〜5のうち何れか一に記載の抄紙機。
  7. 【請求項7】 プレスパートは、2つのプレスから成り、前記プレスのうち
    少なくとも一方は、シュープレスであることを特徴とする請求項1〜6のうち何
    れか一に記載の抄紙機。
  8. 【請求項8】 抄紙機でソフトペーパーの構造化された繊維状ウェブ(1)
    を製造する方法であって、抄紙機が、ヘッドボックス(7)、フォーミングロー
    ル(8)、及び繊維状ウェブを挟んだ状態でフォーミングロール(8)の周りを
    走行する内側及び外側布(9,10)を備えたウェットパート(2)と、2つの互い
    に協働するプレス部材(14,19 )を備え、プレス部材の間にはプレスニップが構
    成され、プレス部材のうち一方がカウンターロールであり、更に、滑らかな不浸
    透性のベルト(16)及びプレスフェルト(15)を備え、滑らかな不浸透性ベルト
    (16)及びプレスフェルト(15)がこれらの間に繊維状ウェブを挟んだ状態でプ
    レスニップを通過するようになった少なくとも1つのプレスを含むプレスパート
    (3)と、乾燥シリンダ(5)及び乾燥シリンダ(5)と一緒になって繊維状ウ
    ェブを乾燥シリンダに移送するトランスファーニップを構成するトランスファー
    ロール(24)を備えたドライパート(4)と、滑らかなベルト(16)に近接して
    設けられていて、移送箇所(40)を構成する吸引装置(23)の周り及び乾燥シリ
    ンダ(5)と一緒になってニップを構成するトランスファーロール(24)の周り
    にループをなして走行し、繊維状ウェブを滑らかなベルト(16)から乾燥シリン
    ダ(5)に搬送するエンドレス布(22)とを有し、繊維状ウェブを構造化する構
    造化手段(A,B)が、プレスパートの下流側であって且つドライパートの上流
    側に位置した少なくとも1つの箇所に配置され、前記構造化手段は、(A)トラ
    ンスファーロール(24)の周りを走行し、構造化されたウェブ接触側を備えた浸
    透性ワイヤの形態をした前記布(22)を有し、前記布の構造が、凹み(35)及び
    これら凹みの間に位置したアーチ状表面部分(36)で構成され、前記アーチ状表
    面部分(36)が、1cm2 当たり25〜150個の突起(36)を有し、40〜80
    kPaの真空度で動作するように設計された吸引装置(25)が、ワイヤ(22)のル
    ープ中に設けられ、ワイヤが、その側部を構造化されたウェブ接触側から遠ざか
    る方向に向けた状態で前記吸引装置と摺動接触し、前記吸引装置が、繊維状ウェ
    ブをワイヤの構造化されたウェブ接触側に吸いつけるよう設計されていて繊維状
    ウェブが前記凹み中へ逸らされてワイヤの構造を呈するようになっており、構造
    化された繊維状ウェブを乾燥シリンダ(5)まで搬送する布(22)は、滑らかな
    不浸透性ベルトの速度に等しい又はこれよりも低い速度で動作し、或いは、(B
    )滑らかな不浸透性ベルト(16)とトランスファーロール(24)の周りに走行す
    る布(22)との間の楔状空間内に配置されたクレープ加工ドクター(26)を有し
    、クレープ加工ドクター(26)が、滑らかな不浸透性ベルト(16)に向けられた
    状態でこれと掻取り接触状態をなしてそれと同時にしわ付けを行っている間に繊
    維状ウェブを滑らかな不浸透性ベルト(16)から離脱させるようになっており、
    布(22)が走行する前記吸引装置は、繊維状ウェブが滑らかな不浸透性ベルト(
    16)から離脱する箇所の下流側で且つこれに近接して配置されていて、しわ付け
    された繊維状ウェブを最初にしっかりと布(22)に吸いつけて乾燥シリンダに移
    送できるようにする吸引隙間(27)を有し、構造化された繊維状ウェブを乾燥シ
    リンダまで搬送する布(22)は、滑らかな不浸透性ベルト(16)の速度よりも低
    い速度で動作することを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 前記表面部分(36)は、1cm2 当たり50〜100個の突起
    を有していることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記クレープ加工ドクター(26)は、滑らかな不浸透性ベ
    ルト(16)と5°〜25°、好ましくは10°〜15°の鋭角をなすドクターブ
    レード(43)を有していることを特徴とする請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 プレスパートは、繊維状ウェブに35〜48%、好ましく
    は38〜45%の乾燥固形分を与えるよう設計されていることを特徴とする請求
    項8〜10のうち何れか一に記載の方法。
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