JPH08509529A - 紙ウェブを乾燥させる方法 - Google Patents

紙ウェブを乾燥させる方法

Info

Publication number
JPH08509529A
JPH08509529A JP6524172A JP52417294A JPH08509529A JP H08509529 A JPH08509529 A JP H08509529A JP 6524172 A JP6524172 A JP 6524172A JP 52417294 A JP52417294 A JP 52417294A JP H08509529 A JPH08509529 A JP H08509529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
paper web
net
paper
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6524172A
Other languages
English (en)
Inventor
トルビヨルン ハンソン
イルイェール オロフソン
Original Assignee
ヴァルメト カルルスタッド アクチボラグ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヴァルメト カルルスタッド アクチボラグ filed Critical ヴァルメト カルルスタッド アクチボラグ
Publication of JPH08509529A publication Critical patent/JPH08509529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/02Drying on cylinders
    • D21F5/04Drying on cylinders on two or more drying cylinders
    • D21F5/042Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 紙ウェブ(4)を、乾燥シリンダ(2、3)と乾燥網(5、6)とを備える抄紙機の乾燥部(1)で乾燥させるとき、紙ウェブの縁部分(11)に力を与えることによって、幅方向の紙ウェブの収縮を妨げる。本発明によれば、紙ウェブが、幅方向に作用する収縮力より大きい力によって、乾燥網にしっかりと吸引されるように、部分的な真空が、紙ウェブ縁部分に沿って実質的に全部のフリードロー(10)の範囲内に維持され、かつ、紙ウェブ(4)から遠い方の乾燥網(5、6;9)の面から与えられ、それによって、収縮を妨げ、前記部分的な真空は、10キロパスカルから80キロパスカル(0.1バールから0.8バール)の間、好ましくは、20キロパスカルから50キロパスカル(0.2バールから0.5バール)の間の範囲内に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】 紙ウェブを乾燥させる方法 本発明は、乾燥部の全体にわたって実質的に維持された幅を有する紙ウェブを 製造するための、複数の乾燥シリンダを備える抄紙機の乾燥部で紙ウェブを乾燥 させる方法に関し、前記紙ウェブは、少なくとも1つの乾燥網又は乾燥網の一部 と共に、各々が2つのロールの間に延びる1以上のフリードローで走り、該2つ のロールの少なくとも1つは乾燥シリンダであり、部分的な真空が、吸引手段に よって、紙ウェブの長さ方向の縁部分の範囲内に維持される。 これに関連して、「フリードロー」の語句は、紙ウェブが乾燥網等によって支 持されるか、又は、いわゆる「オープンドロー」の中を無支持で走るかにかかわ らず、第一ロールから次に続くロールに至るまでに通過するのに紙ウェブが走る 距離として理解される。 また、本発明は、実質的に維持された幅を有する紙ウェブを製造するための抄 紙機の乾燥部の装置に関し、前記乾燥部は、複数の乾燥シリンダと、紙ウェブを 支持する少なくとも1つの乾燥網とを備え、乾燥網又は乾燥網の一部、及び、紙 ウェブは、各々2つのロールの間に延びる1以上のフリードローで走り、2つの ロールの少なくとも1つは乾燥シリンダであり、前記装置は、部分的な真空を紙 ウェブの長さ方向の縁部分の範囲内に維持するように構成された吸引手段を備え る。本発明の最も重要な適用は、曲げ剛性、引張り剛性及び圧縮強度が本質的な 品質特性であるとき使用する紙ウェブを乾燥させることである。 乾燥中に、紙ウェブが収縮する傾向を有することは良く知られた現象である。 このことに関する物理的理由により、繊維が、より細くなるよりも、より薄くな ることが多いことがわかった。しかしながら、このことは、交差した繊維の間の 交差個所で繊維にしわが寄り、かくして、強度特性が大いに変わることを意味す る。簡潔に言えば、同時に、もし、乾燥が、制限された収縮の下で、又たとえ、 ある量の伸びとともに起こったとき、紙は比較的に堅くなるけれども、自由な収 縮により、引き裂かれる前に大量のエネルギを吸収することができる強靭な材料 となる、と言ってもよい。例えば、自由乾燥は、袋用紙の製造に用いられる。こ れに関連して、剛性はあまり重要ではないけれども、ひずみに耐える能力は重要 である。例えば、制限された収縮での乾燥は、封筒及び段ボール用の紙の製造に 用いられる。 米国特許第4,807,371号は、紙ウェブの側縁をフェルトの近くで保持す る装置を説明する。紙ウェブ及びフェルトは、2つの乾燥シリンダの間に置かれ た特別の真空ロールの周りを通り、真空ロールの各端部分に固定されるべき特別 のボックスのためのスペースが形成され、該ボックスは、フェルトに面しかつフ ェルトから間隔を隔てた側壁を有し、エアカーテン又は機械的なストリップによ って側方が密閉されたポケットが形成される。部分的な真空は、フェルトが高速 でボックスを通るとき、ポケットの中に発生する。これにより、紙ウェブの側縁 がフェルトから外れるようになるのを防止し、さもなければ、これにより、紙ウ ェブのフラッター、及び、紙ウェブの縁でしわが寄る危険につながる。ポケット の中の部分的な真空を、前記エアカーテンの作用により、又は、ポケットを真空 ロールに連通させて配置することによって、増すことができる。紙ウェブの幅方 向の収縮の課題については、この特許明細書では言及されておらず、また、この 発明の装置を、このような目的に用いることはできない。 また、国際公開第87/05063号(国際出願US/00364)は、乾燥 シリンダと、乾燥シリンダに向かってその周りを走りかつ紙ウェブを運ぶフェル トのフリードローとの間に形成されたポケットの中の紙ウェブのフラッターを防 止する装置に関する。真空マニホルド構造体は、フェルトにわたってポケットを 貫通し、開口を備えた2つの収斂した関係にある壁と連通する。作動中にポケッ トの中に押し込まれた空気は、前記開口を通して真空チャンバ、そして、真空源 に連通する前記マニホルド構造体に吸い込まれることによって除去される。かく して、装置を機能させるために、ポケットの中の空気は、装置の壁を通して吸い 込まれるように、フェルトと前記壁の1つとの間を必ず通ることができる。しか る後、外側の紙ウェブは、中間のフェルトを経る吸引力によっても影響されるこ とはない。紙ウェブの幅方向の収縮の課題については、この特許明細書では言及 されておらず、また、この発明の装置を、このような目的に用いることはできな い。 また、欧州特許第0 040 208号は、フェルトが紙ウェブとともに高速 度で上下の列に配列された乾燥シリンダの間を走るときに形成される空気の流れ により、紙ウェブが、加圧部でフェルトから離されるのを防止することを意図す る。真空ボックスが、フェルト及び紙ウェブの2つのフリードローの間のスペー スに構成され、フェルト及び下の乾燥シリンダから少し離れて配置された壁を有 する。部分的な真空が、フェルト及び3つの乾燥シリンダによって構成される4 つのくさび形のポケット内に発生されるように、壁は、フェルトにわたって、か つ、乾燥シリンダに沿って列をなして配置された開口を有し、紙ウェブは、部分 的な真空により、フェルトの方に向かって吸引される。この特許明細書では、幅 方向の収縮の課題については言及されておらず、また、この発明の装置は、この ような目的に用いられることはできない。 スウェーデン特許第8400678−2号は、ある程度の乾燥の合間に、例え ば、2つの乾燥シリンダの間のフリードローを通過する間に、紙ウェブが、多く て25%の乾燥固形物で、紙ウェブの縁に加わる外方に差し向けられた力を受け ることによって、紙ウェブの収縮を制御する方法を説明する。例えば、外方に差 し向けられた力は、高速度で送風機から紙ウェブ各面の上端部分で、斜め外方に 差し向けられたスリットを経て、紙ウェブの方に流れを生じる圧縮空気によって 与えられる。外方に差し向けられた力は、紙ウェブに対する摩擦によって生じ、 紙ウェブの収縮を防止する。紙ウェブは、空気流れと紙ウェブとの間の摩擦を増 すために、各面にバンドを備える。 国際公開第89/12138号(国際出願US89/02230)は、幅方向 の紙ウェブの収縮を制御するために、紙ウェブを、フェルトと共に、2つの乾燥 シリンダ間に配列された回動可能な真空案内ロールの周りに巻き付け、真空案内 ロールを1.49キロパスカルと1.99キロパスカルとの間の部分的な真空で 作動させることによって、紙ウェブを緊張状態に保つ方法を説明する。フェルト は、紙ウェブと真空案内ロールとの間に置かれ、紙ウェブ及びフェルトが真空案 内ロールの回りを通るとき、紙ウェブはフェルトを介して部分的な真空を受け、 吸引されて、フェルトと密着接触する。 スウェーデン特許第8901775−0号に対応する国際公開第90/144 67号(国際出願SE90/00325)は、幅方向の紙ウェブの収縮を打ち消 すことを意図した乾燥部の装置を説明する。乾燥シリンダは、フリードローを最 小値になるまで減らすように、できるだけ互いに近くに構成される。部分的な真 空を乾燥シリンダ外面に沿って生じさせるために、乾燥シリンダの円筒面は、真 空源に連通する半径方向の穴を備えた円筒形の縁リングを形成するように軸線方 向に延び、紙ウェブは、乾燥シリンダの方にしっかりと吸引される。 欧州特許出願第87850093.3号の欧州特許発行番号第238 470 号(スウェーデン特許出願第8601291号に基づく優先権主張出願)は、粘 着性材料を備えた2つのバンドにより、紙ウェブの収縮又は伸びを制御するため の乾燥部の装置を説明し、前記粘着性バンドは、外方に差し向けられた力で、紙 ウェブの縁部分に作用する。 乾燥工程中に、紙ウェブが1以上の加熱ドラムの上を通る、いわゆるシリンダ 乾燥機では、紙ウェブの長さ方向の収縮又は伸びを、ドラムの速度を個々に制御 することによって制御することができる。しかしながら、普通は、このことによ り、機械の幅方向の収縮の制御をすることはできず、それによって、紙は平坦で ない特性になる。紙ウェブの中央部と端部とが異なる目的に用いられるように、 しばしば紙の分類を行わなければならず、さもないと、全体の生産量が指定され た要求を満たすように、生産量の一部分について正当化されるよりも高い密度を 用いなければならない。 説明した乾燥中の紙ウェブの幅の収縮を防止する、又は、少なくとも制限する ための技術は、満足に機能することがわかった。このため、紙の曲げ剛性、引張 り剛性、引張り強度及び圧縮強度のいっそう多い活用によって、材料の節約につ いて存在する可能性を商業的使用を与えることは、今までは不可能であった。実 際問題として、紙ウェブに伴う粘着性バンドの使用は、バンドの十分な有効寿命 を達成するのが困難になることがわかった。さらに加えて、非常に短い間隔での 粘着性材料の反復使用には、粘着性材料がバンドの上に寄せ集まるのを防止する ために、十分かつ非常に効果的な手入れだけでなく、非常に良好な分量の精度を 必要とする。この方法は、乾燥シリンダの間のフリードローの極めて短い長さの ため、実際の乾燥工程をある程度妨げるけれども、好ましくは、互いに近くに配 置した乾燥シリンダの端部分に吸引帯域を構成することは、信頼できる方法であ る。脱水は、従来タイプの乾燥部の乾燥シリンダの間のフリードローで、非常に 多く起こることがわかった。シリンダの上を通過中に、紙ウェブは、乾燥網とシ リンダとの間で圧迫されかつ強く加熱され、それによって、次いで、ドラムの間 のフリードローで起こる脱水の可能性を生じる。もし、シリンダの間の領域がい わゆるポケット通風によって強制通風されるならば、このことは特に注目に値す ることになる。収縮と脱水とは密接に関連するので、少量の収縮が、乾燥シリン ダの上を通過する時に起こり、より多くの収縮が、フリードローを通過する時に 起こる。この状況は、シリンダを通過中に、紙ウェブが、シリンダ及び中間の紙 ウェブへの乾燥網の圧力によって生じたわずかでない強制力にさらされるという 事実によって、より一層強められる。また、乾燥シリンダには、バンド案内手段 、又は、部分的な真空を発生させる供給源との連結に適当な帯域を設けなければ ならないので、以前に提案された方法及び装置の使用には、乾燥部の改造を要し 、又は、新しい乾燥部を構成しなければならない。 従って、本発明は、広範囲な変更無くして、乾燥シリンダを有する既存の乾燥 部に利用することができる解決を与え、簡単な手段を用いるこの解決により、大 部分の収縮が起こることが経験によりわかるフリードローで収縮を防止し、又は 、制限する。かくして、本発明は、スウェーデン特許第8400678−2号で 説明した、低コストで紙品質の実行可能な増加の大部分を与える解決を提供する 。 本発明による方法の特徴は、前記部分的な真空が、紙ウェブ縁部分に沿って実 質的に全部のフリードローで維持され、かつ、紙ウェブから遠い方に面する乾燥 網の面から与えられ、幅方向に作用する収縮力よりも大きい力によって紙ウェブ が乾燥網の方にしっかりと吸引され、それによって、収縮を妨げ、前記部分的な 真空は、10キロパスカルから80キロパスカル(0.1バールから0.8バー ル)の間、好ましくは、20キロパスカルから50キロパスカル(0.2バール から0.5バール)の間の範囲内に設定される。 本発明による装置の特徴は、吸引手段は、紙ウェブの両端部分に平行に、実質 的に全部のフリードローの範囲内に延びる細長いサクションボックス部材を備え 、 紙ウェブの両縁部分に向かい合う乾燥網に部分的な真空を発生させるサクション ボックス部材は、紙ウェブを乾燥網の方にしっかりと吸引するように、乾燥網に 面しかつ乾燥網のすぐ近くに隣接して置かれてた開放手段を有する平らな面を備 え、吸引手段は、10キロパスカルから80キロパスカル(0.1バールから0 .8バール)の間、好ましくは、20キロパスカルから50キロパスカル(0. 2バールから0.5バール)の間の範囲内にある部分的な真空を発生させるよう に構成する。 上述した特許明細書では、もし、紙ウェブの収縮を部分的に又は完全に防止す れば、又は、ある伸びに替えさえすれば、例えば、増えた剛性に関する改善した 品質を達成することができることを示す。本発明によって提案した方法は、紙ウ ェブ収縮の大部分が、乾燥シリンダの間のフリードローで起こる実情のため、早 くに言及した方法よりもかなり簡単である。収縮が、乾燥シリンダに対する摩擦 によって多少妨げられることを除いて、収縮は、紙ウェブがこのように高い水分 含有量を持たない空気の中を通って動いている所で最初に起こる。従って、提案 した方法によれば、フリードローで、又は、少なくとも1以上のフリードローの かなりの部分の間だけで、特別の力を与えることによって、収縮を防止する。収 縮力に対する対抗力を与えるために、乾燥部の乾燥網を利用して、紙ウェブの両 縁が、乾燥網の方にしっかりと吸引され、従って、乾燥網のより大きい剛性によ り、紙ウェブの幅のいかなる減少をも防止する。 もちろん、本発明の範囲内で、また、乾燥網を長さ方向の部分に分けることが 可能であり、縁部分が分けられ、紙ウェブの縁部分に沿って、独立して案内され る。従って、本明細書での「網(ワイヤ)」の概念は、最も一般的な形態の網( ワイヤ)として理解される。特に、もし、紙ウェブが大きい坪量(グラメージ) を有するとき、乾燥網の分かれた縁部分を用いるのが有利である。 吸引は、長さ方向のサクションボックスを、部分的な真空の下で、紙ウェブの 両縁部分に沿って乾燥網の紙ウェブを支持していない面に構成することによって 、達成される。 紙ウェブと乾燥網との間の接触の作用効率は、乾燥網の構造に依存していて、 従って、紙ウェブが吸引される乾燥網の縁部分は、許容できる紙の表面を得るた めに微細な構造が望ましい中央主部分より、適当に粗いものとすることができる 。さらに加えて、乾燥網を、珪素ゴム又は珪素樹脂の長さ方向ストリップによっ て密閉するのが有利であり、該長さ方向ストリップは、乾燥網の内側の部分的な 真空になったサクションボックスの方への気体流れを防ぎ又は減らす。部分的な 真空は、10キロパスカルから80キロパスカル(0.1バールから0.8バー ル)の間、好ましくは、20キロパスカルから50キロパスカル(0.2バール から0.5バール)の間で維持される。この選択は、紙ウェブ坪量と乾燥網の方 に吸引される領域の幅に依存する。この領域は、普通に起こる坪量については、 100ミリメートルを超える必要がない。サクションボックスの開口は、1以上 の長さ方向の、又は、斜めのスリット、又は、例えば、1列又は複数列で構成し た円形孔の形態にするのがよい。従って、スリット又はその均等物の幅は、20 ミリメートルと40ミリメートルとの間にするのがよい。 紙ウェブは、フリードローを通じてずっと両面の部分に沿ってしっかりと吸引 されるので、本発明は、紙ウェブのフラッターの課題を、まさに改良された方法 で、同時に解決することを理解すべきである。 本発明を、以下に図面を参照して、さらに説明する。 図1は、乾燥シリンダと2つの乾燥網とを有する、周知の乾燥部の一部を示す 。 図2は、乾燥シリンダと1つの乾燥網とを有する、他の周知の乾燥部の一部を 示す。 図3は、本発明による改造後の、図1による乾燥部を示す。 図4は、本発明による改造後の、図2による乾燥部を示す。 図5は、本発明による、特殊シールを備える乾燥網、紙ウェブ及びサクション ボックスの断面を示す。 図6は、本発明による、乾燥網、紙ウェブ及びサクションボックスの分解部分 を示す。 図7は、本発明による、粗い組織をもった特定領域を有する乾燥網、紙ウェブ 及びサクションボックスの断面を示す。 図8は、本発明による、3部分からなる乾燥網の縁部分、紙ウェブ及びサクシ ョンボックスを示し、乾燥網の縁部分が特殊な案内ストリップを有する自由端バ ンドを形成している。 図1は、水平な上下列の乾燥シリンダ2、3を有する抄紙機の乾燥部1を示す 。紙ウェブ4は、該紙ウェブ4が各乾燥シリンダ2、3の実質的に半分を取り囲 むように、乾燥シリンダ2、3の周りを蛇行して走る。紙ウェブ4は、各々乾燥 シリンダ2、3の周りにジグザグ状をなして、案内ロール7、8の上をループを なして走り、かつ、案内ロール7、8にそれぞれ関係する上下の乾燥網5、6に よって、乾燥シリンダに押しつけられる。乾燥網5、6は、乾燥シリンダ2、3 の、紙ウェブ4よりわずかに小さい部分を取り囲む。 図2はまた、水平な上下列の乾燥シリンダ2、3を有する抄紙機の乾燥部を示 す。紙ウェブ4は、これが図1による乾燥部におけると同じ方法で、各乾燥シリ ンダ2、3の実質的に半分を取り囲むように、乾燥シリンダ2、3の周りを蛇行 して走る。上列の乾燥シリンダ2及び下列の乾燥シリンダ3は、外側案内ロール (図示せず)の上をループをなして走り、紙ウェブ4の連続的な支持を行う共通 の乾燥網9を有する。上列の乾燥シリンダ2を通過するとき、乾燥網9は、紙ウ ェブ4と乾燥シリンダ2の円筒面との間に位置し、これに対して、下の乾燥シリ ンダ3を通過するとき、乾燥網9は、紙ウェブ4を乾燥シリンダ3に押しつける ために、紙ウェブ4の外側に位置する。 図3は、本発明に従って修正された、図1の基本の形態による乾燥部を示す。 各列の2つの隣接した乾燥シリンダ2、3の間で、案内ロール7、8は、紙ウェ ブ4の近くに配列された2つの案内ロール7a、7b及び8a、8bで置き替え られ、各乾燥網5、6は、紙ウェブの上を走る2つの隣接した乾燥シリンダ2、 3の間で紙ウェブが描くフリードロー10のより大きい又はより小さい部分に沿 って、紙ウェブを同伴する。かくして、各乾燥網5、6は、たえず、乾燥シリン ダ2、3の周りに紙ウェブを、それぞれ同伴し、紙ウェブ4と同じ位、乾燥シリ ンダ2、3をそれぞれ取り囲む。また、案内ロール7a、7b、8a、8bは、 紙ウェブ4の支持をなす。かくして、案内ロール7a、7b、8a、8bは、フ リードローの一部分の範囲内で、乾燥網5、6が紙ウェブ4に重なる支持をなす ように配置される。かくして、この形態は、紙ウェブ4が単一の乾燥網9によっ て連続的に支持される、図2に示すスラローム網の形態に似ている。 乾燥部には、真空源(図示せず)と、フリードロー10に沿って紙ウェブの2 つの縁部分11と平行に延びるように構成された細長いサクションボックスとか らなる吸引手段が設けられる。図3に示す実施の形態では、各フリードローは、 紙ウェブ4の各縁部分11が、互いに変位した関係に、即ち、関連した乾燥網5 、6の近くに、紙ウェブ4の各側に、1つずつ配置された2つのサクションボッ クス12によっておおわれる。これらのサクションボックスの設計を、以下でさ らに詳細に説明する。 図4は、本発明に従って修正された、図2の基本の形態による乾燥部を示す。 しかしながら、乾燥網9のループは変えられる必要は無い。乾燥部には、真空源 (図示せず)と、フリードロー10に沿って紙ウェブの2つの縁部分11と平行 に延びるように構成された細長いサクションボックス部材とからなる吸引手段が 設けられる。図4で示す形態では、各フリードローは、紙ウェブ4の各縁部分1 1で、乾燥網9の近くに構成された単一のサクションボックス12によっておお われる。以下でさらに詳細に説明するように、これらのサクションボックス12 の設計は、長さ及び、図4によるサクションボックスが、乾燥シリンダ2と乾燥 網9との間のくさび形ポケットの内側の吸引領域を増すために、尖った上端部分 を有していることを除いて、前述のサクションボックスと同じである。 図5は、紙ウェブ4が図3及び図4による形態のサクションボックス12の上 を通る、紙ウェブ4の縁部分11の簡略断面図を示す。ポリエステル織物で作ら れた乾燥網5、6又は9には、該乾燥網に珪素ゴム又は珪素樹脂を含浸させるこ とによって、2つの長さ方向のストリップ13、14が設けられる。空気は、乾 燥網の表面と平行に乾燥網を通して吸い込まれないので、これらのストリップ1 3、14は、サクションボックス12内の部分的な真空を、より少ないエネルギ 消費で維持することのできるシールとして作用する。また、ストリップ13、1 4は、サクションボックス12と乾燥網との間に、空気が側面から流入する危険 を減らすシールを構成するとともに、磨耗及び摩擦を減らす。サクションボック ス12は、乾燥網に当接する平らな側面15を有し、乾燥網のすぐ近くに位置し た開口手段16を備える。図5による形態では、この開口手段16は、単一の長 さ方向の開口からなる。 図6は、サクションボックス12、紙ウェブ4、及び、乾燥網5、6又は9の 分解部分を概略的に示す。この場合の開口手段16は、サクションボックス12 の側面15の複数の円形穴からなり、空気は、紙ウェブ4、乾燥網を通って、穴 16を経てサクションボックス12に吸い込まれる。 図7は、図5の簡略断面図と同様な簡略断面図を示し、この場合の乾燥網は、 乾燥網の残部よりもきめの粗い構造を有する長さ方向の領域18を備える、修正 された縁部分17を有する。領域17は、0.1メートルより小さい幅を有する のが適当である。 図8は、大きい中央主部分20と、サクションボックス12が、協働するよう に構成された自由縁バンド21の形態の縁部分17とからなる、3つの部分に分 けられた乾燥網と組み合わせること以外は、図5によるサクションボックスの簡 略断面図を示す。各縁バンド21には、その外側縁に近く、かつ、縁バンドの両 側に、案内ストリップ19が設けられる。これらの案内ストリップ19は、乾燥 シリンダ2、3の円筒面の対応する周囲の円周溝(図示せず)と協働するように 構成される。このような構成を、図1による乾燥部で利用するのが有利であり、 この場合では、案内ロール7、8の位置を変える必要はない。かくして、上(又 は下)の乾燥網の自由縁バンド21は、紙ウェブ4を連続的に伴い、これに対し て、中央部分は、乾燥シリンダ2を通過した後、案内ロール7に送られる。次い で、下(又は上)の乾燥網は、前記主部分20に対応する幅を有する。 案内ストリップ19は、例えば、代わるがわる列をなして構成された2.5セ ンチメートルと5センチメートルとの間の長さの、複数の剛体リンクとして構成 するのがよい。端バンド21が、ロール又はシリンダの周囲に沿って曲げられる ことによってたわまされたとき、実際の乾燥網バンドの曲がりは、2つの隣接し た上のリンク部分と2つの隣接した下のリンク部分との間の中央の個所で起こる 。 本発明を、本発明の幾つかの好ましい形態を示す添付図面を参照して上述して きたけれども、本発明の幾つかの変形を、以下の特許請求の範囲の請求項の範囲 内で実行することができる。一例として、図2及び図4に2で示すロールは、乾 燥シリンダを構成することを要せず、代わりに、非加熱としてもよく、開放面、 例えば、溝付き面、又は、平滑面を有するサクションロール又は他のロールであ ってもよいことに言及することができる。さらに加えて、もちろん、乾燥シリン ダ3が上列を、ロール2が下列を形成するように、図2及び図4に示す構成を反 対にしてもよく、この場合には、乾燥網9は、今までどおり、紙ウェブを乾燥シ リンダ3の円筒面に押しつける。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.乾燥部(1)を通じて実質的に維持された幅を有する紙ウェブ(4)を製造 するための、複数の乾燥シリンダ(2、3)を備え、前記紙ウェブは、少なくと も1つの乾燥網(5、6;9)又は乾燥網の部分(21)と共に、各々が2つの ロール(2、3)の間に延びる1以上のフリードロー(10)で走り、前記ロー ルの少なくとも1つは乾燥シリンダ(2)であり、部分的な真空が、吸引手段に よって前記紙ウェブの長さ方向の縁部分(11)の範囲内に維持される、抄紙機 の乾燥部で紙ウェブを乾燥させる方法において、幅方向に作用する収縮力よりも 大きい力によって、前記紙ウェブ(4)が乾燥網(5、6;9)の方にしっかり と吸引されるように、前記部分的な真空は、前記紙ウェブの前記縁部分に沿って 、実質的に前記全部のフリードローの範囲内に維持され、かつ、前記紙ウェブ( 4)から遠い方の乾燥網(5、6;9)の面から与えられ、それによって、収縮 を妨げ、前記部分的な真空は、10キロパスカルから80キロパスカル(0.1 バールから0.8バール)の間、好ましくは、20キロパスカルから50キロパ スカル(0.2バールから0.5バール)の間の範囲内に設定されることを特徴 とする、抄紙機乾燥部で紙ウェブを乾燥させる方法。 2.前記乾燥部に入る前記紙ウェブは、40%と90%との間、好ましくは、5 0%と90%との間の乾燥固形物を有することを特徴とする、請求の範囲第1項 に記載の方法。 3.実質的に維持された幅を有する紙ウェブ(4)を製造するための抄紙機乾燥 部(1)の装置であって、前記乾燥部は、複数の乾燥シリンダ(2、3)と、前 記紙ウェブ(4)を支持する少なくとも1つの乾燥網(5、6;9)とを備え、 前記乾燥網又は乾燥網の部分(21)と前記紙ウェブは、各々2つのロール(2 、3)の間に延びる1以上のフリードロー(10)で走るように配置され、前記 ロールの少なくとも1つは乾燥シリンダ(2)であり、前記装置は、部分的な真 空を、前記紙ウェブの長さ方向の縁部分(11)の範囲内に維持するように構成 した吸引手段を備える装置において、前記吸引手段は、前記紙ウェブの前記端部 分(11)と平行に、実質的に前記全部のフリードロー(10) の範囲内に延びる細長いサクションボックス部材(12)を備え、前記サクショ ンボックス部材(12)は、前記乾燥網(5、6;9)に面する平らな側面(1 5)と、前記紙ウェブ(4)を前記乾燥網(5、6;9)の方にしっかりと吸引 させるために、紙ウェブ(4)の縁部分(11)に向かい合う前記乾燥網(5、 6;9)に部分的な真空を発生させるように、乾燥網のすぐ近くに置かれた開口 手段(16)とを備え、前記吸引手段は、10キロパスカルから80キロパスカ ル(0.1バールから0.8バール)の間、好ましくは、20キロパスカルから 50キロパスカル(0.2バールから0.5バール)の間の範囲内にある部分的 な真空を発生させるように構成されていることを特徴とする装置。 4.各々が、乾燥網の残部より粗い組織を有する長さ方向の領域(18)を有す る縁部分(17)を有し、前記領域は、前記紙ウェブ(4)をその外面にしっか りと吸引するために、片面がサクションボックス部材(12)と協働するように 設計されていることを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の装置。 5.粗い組織を有する前記長さ方向領域(18)は、実質的に気密の長さ方向の ストリップによって、前記乾燥網の隣接した部分に対して密閉されていることを 特徴とする、請求の範囲第4項に記載の装置。 6.前記乾燥網の各縁部分(17)は、前記乾燥網の隣接した部分から密閉され 、かつ、前記紙ウェブ(4)をその他方の面にしっかりと吸引するために、一方 の面が、サクションボックス部材(12)と協働するようになった領域をそれら の間に構成する、実質的に気密の長さ方向ストリップ(13、14)を備えるこ とを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の装置。 7.長さ方向の実質的に気密のストリップ(13、14)は、実質的に前記乾燥 網の厚さ全体を通して延びることを特徴とする、請求の範囲第5項又は第6項に 記載の装置。 8.前記領域の幅は、0.1メートルよりも少ないことを特徴とする、請求の範 囲第4項乃至第7項のいずれか1項に記載の装置。 9.前記乾燥網は、主中央部分(20)と、分かれていない乾燥網の前記縁部分 (17)に対応する2つの端ストリップ(21)とからなる3つの部分を備え、 前記縁ストリップ(21)は、前記乾燥シリンダ(2、3)の対応する円筒面の 周囲の円周溝と協働するように構成された案内ストリップ(19)を外側縁近く に備えることを特徴とする、請求の範囲第3項乃至第8項のいずれか1項に記載 の装置。 10.前記サクションボックス部材は、各フリードロー(10)のサクションボッ クス(12)からなり、前記サクションボックスは、前記フリードロー(10) の長さに実質的に対応する長さを有することを特徴とする、請求の範囲第3項乃 至第9項のいずれか1項に記載の装置。 11.前記サクションボックス部材は、各フリードロー(10)のサクションボッ クス(12)からなり、好ましくは、前記紙ウェブ(4)に続くように、案内ロ ール(7a、7b、8a、8b)によって案内される上下の乾燥網(5、6)を 有し、各々は、それ自身のフリードローの長さで、前記紙ウェブ(4)の各側に 1つずつ配置された乾燥部に構成されることを特徴とする、請求の範囲第3項乃 至第9項のいずれか1項に記載の装置。 12.前記開口手段(16)は、前記サクションボックス(12)の端の間に延び る、少なくとも1つの細長いスリット、又は、少なくとも1列の穴、又は、短い 斜めのスリットによって形成され、前記列をなした穴又はスリットは、前記サク ションボックス(12)の端の間に延びることを特徴とする、請求の範囲第10 項又は第11項に記載の装置。 13.各々が、前記乾燥網の残部より粗い組織を有する長さ方向領域(18)を有 する縁部分(17)を有し、前記領域は、前記紙ウェブ(4)をその外面にしっ かりと吸引するために、片面がサクションボックス部材(12)と協働するよう に設計されていることを特徴とする、抄紙機の乾燥部用乾燥網。 14.粗い組織を有する前記長さ方向領域(18)は、実質的に気密の長さ方向の ストリップによって、乾燥網の隣接した部分に対して密閉されることを特徴とす る、請求の範囲第13項に記載の乾燥網。 15.縁部分(17)を備え、前記端部分の各々は、前記乾燥網の隣接した部分か ら密閉され、かつ、一方の面が、前記紙ウェブ(4)を他方の面にしっかりと吸 引するために、サクションボックス部材(12)と協働するようになった領 域をそれらの間に構成する、実質的に気密の長さ方向ストリップ(13、14) を備えることを特徴とする、抄紙機の乾燥部用乾燥網。 16.長さ方向の実質的に気密のストリップ(13、14)は、実質的に前記乾燥 網の厚さ全体を通してのびていることを特徴とする、請求の範囲第14項又は第 15項に記載の乾燥網。 17.前記領域の幅は、約0.1メートルよりも少ないことを特徴とする、請求の 範囲第13項乃至第16項のいずれか1項に記載の装置。 18.前記乾燥網は、主中央部分(20)と、分かれていない乾燥網の前記端部分 (17)に対応する2つの縁ストリップ(21)とからなる3つの部分があり、 前記縁ストリップ(21)は、前記乾燥シリンダ(2、3)の対応する円筒面の 周囲の円周溝と協働するように構成された案内ストリップ(19)を外側縁近く に備えることを特徴とする、請求の範囲第13項乃至第17項のいずれか1項に 記載の乾燥網。
JP6524172A 1993-05-03 1994-04-29 紙ウェブを乾燥させる方法 Pending JPH08509529A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE9301512A SE9301512L (sv) 1993-05-03 1993-05-03 Sätt och torkvira vid papperstorkning
SE9301512-1 1993-05-03
PCT/SE1994/000387 WO1994025671A1 (en) 1993-05-03 1994-04-29 Web drying

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08509529A true JPH08509529A (ja) 1996-10-08

Family

ID=20389811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6524172A Pending JPH08509529A (ja) 1993-05-03 1994-04-29 紙ウェブを乾燥させる方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5864965A (ja)
EP (1) EP0738344B1 (ja)
JP (1) JPH08509529A (ja)
KR (1) KR100298295B1 (ja)
AT (1) ATE176020T1 (ja)
CA (1) CA2161900C (ja)
DE (1) DE69416168T2 (ja)
FI (1) FI108055B (ja)
SE (1) SE9301512L (ja)
WO (1) WO1994025671A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5647141A (en) * 1993-11-15 1997-07-15 Tokushu Paper Mfg. Co., Ltd. Process and apparatus for drying sheet materials

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19641599A1 (de) * 1996-10-09 1998-04-16 Voith Sulzer Papiermasch Gmbh Maschine zur Herstellung einer Materialbahn
DE19805723A1 (de) * 1998-02-12 1999-08-19 Voith Sulzer Papiertech Patent Trockenpartie sowie Verfahren zum Betreiben einer solchen Trockenpartie
SE517689C2 (sv) 1999-11-26 2002-07-02 Metso Paper Karlstad Ab Förfarande och torkparti för att vid torkning styra åtminstone bredden hos en löpande, fuktig pappers- eller kartongbana, samt en produkt framställd av en sådan bana
US6725569B2 (en) 2001-01-30 2004-04-27 Enerquin Air Inc. Device and method for ventilating an offset pocket space in a papermaking machine
US6412192B1 (en) * 2001-01-30 2002-07-02 Enerquin Air Inc. Device and method for ventilating an offset pocket space in a papermaking machine
DE102005057638A1 (de) * 2005-12-02 2007-06-06 Voith Patent Gmbh Bahnüberwachung
US20070180729A1 (en) * 2006-01-26 2007-08-09 Girolamo Paul A Blow box apparatus
US20070193057A1 (en) * 2006-01-26 2007-08-23 Girolamo Paul A Rotatable vacuum transfer roll apparatus
FI119029B (fi) * 2006-01-30 2008-06-30 Metso Paper Inc Menetelmä ja laite kuiturainakoneen, kuten paperi- tai kartonkikoneen kuivatusosassa
CA2905562C (en) * 2015-01-30 2023-03-28 Enerquin Air Inc. A pocket ventilator device and method

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI59637C (fi) * 1979-11-20 1981-09-10 Valmet Oy Anordning i torkpartiet av en pappersmaskin
US4494319A (en) * 1981-07-31 1985-01-22 Albany International Corp. Dryer felt fabric and dryer belt
US4583302A (en) * 1983-06-08 1986-04-22 Wagner Systems Corporation Helical dryer belt with profiled permeability
SE440518B (sv) * 1984-02-09 1985-08-05 Svenska Traeforskningsinst Forfarande och anordning for att i en pappersmaskins torkparti forhindra tverkrympning av pappersbanan
DE3678584D1 (de) * 1986-02-21 1991-05-08 Beloit Corp Verhindern von papierbahnflattern in papierbahntrockner.
SE462171B (sv) * 1986-03-19 1990-05-14 Flaekt Ab Anordning vid en pappersmaskins torkparti
US4807371A (en) * 1987-02-13 1989-02-28 Beloit Corporation Apparatus for maintaining the edges of a web in conformity with a dryer felt
DE3706541A1 (de) * 1987-02-28 1988-09-08 Voith Gmbh J M Vorrichtung zum stabilisieren des laufes einer warenbahn, insbesondere zum stabilisieren einer papierbahn in der trockenpartie einer papiermaschine
DE3739338C2 (de) * 1987-11-20 1995-09-07 Voith Gmbh J M Luftleitkasten zum Stabilisieren des Laufs einer Warenbahn, insbesondere einer Papierbahn
DE68913738T3 (de) * 1988-06-02 1999-09-16 Beloit Technologies, Inc. Verfahren zur schrumpflosen trocknung einer papierbahn.
SE463568B (sv) * 1989-05-17 1990-12-10 Flaekt Ab Saett att torka papper i en pappersmaskin samt anordning foer genomfoerande av saettet
US5397438A (en) * 1990-07-06 1995-03-14 Valmet Paper Machinery, Inc. Method and device for reduction and equalization of transverse shrinkage of paper in single-wire draw in a drying section
US5542193A (en) * 1992-04-24 1996-08-06 Beloit Technologies, Inc. Dryer group for curl control
US5506033A (en) * 1993-04-07 1996-04-09 Wangner Systems Corporation Dryer fabric edge seal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5647141A (en) * 1993-11-15 1997-07-15 Tokushu Paper Mfg. Co., Ltd. Process and apparatus for drying sheet materials

Also Published As

Publication number Publication date
FI955198A (fi) 1995-10-31
CA2161900A1 (en) 1994-11-10
ATE176020T1 (de) 1999-02-15
DE69416168D1 (de) 1999-03-04
FI108055B (fi) 2001-11-15
EP0738344B1 (en) 1999-01-20
EP0738344A1 (en) 1996-10-23
SE9301512L (sv) 1994-11-04
KR960702030A (ko) 1996-03-28
WO1994025671A1 (en) 1994-11-10
SE9301512D0 (sv) 1993-05-03
KR100298295B1 (ko) 2001-10-24
CA2161900C (en) 2002-11-12
US5864965A (en) 1999-02-02
FI955198A0 (fi) 1995-10-31
DE69416168T2 (de) 1999-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6638395B1 (en) Paper machine and process
US7428786B2 (en) Method and an apparatus for manufacturing a fiber web provided with a three-dimensional surface structure
US7291249B2 (en) Apparatus for the manufacture of a structured fiber web
KR0161658B1 (ko) 확장닙 압착부가 사용되는 제지기계 압착부
RU2361976C2 (ru) Усовершенствованная система обезвоживания
US1701226A (en) Paper-making machine
CN107148500B (zh) 用于纤维材料幅脱水的装置
JPH08509529A (ja) 紙ウェブを乾燥させる方法
KR960003186B1 (ko) 건조펠트에 따라 웹의 에지를 유지하기 위한 장치 및 그의 방법
US20190078260A1 (en) Suction device for use in a papermaking machine and a papermaking machine using a suction device
JP2002524669A (ja) 抄紙機及び構造化ソフトペーパーの製造方法
JPH11511816A (ja) 紙製機械のドライヤ
US5873180A (en) Papermaking dryer section with partitioned vacuum box for threading
CA1274978A (en) Device for transferring a paper or board web from the press section to the dryer section of a paper machine
CN113994046A (zh) 用于制造纤维料幅的机器
US6235158B1 (en) Suction forming roll n double screen method and machine for the manufacture of a fibrous material web
US3555700A (en) Roll for papermaking machinery
FI112268B (fi) Laite ja menetelmä tissuepaperin valmistamiseksi
US5749157A (en) Dryer section for an apparatus for the production of a paper web
CN108884633B (zh) 用于制造多层的纤维幅的设备和方法
EP0055206B1 (en) Press section for substantially equally pressing both sides of paper web
CA1202806A (en) Operation of a high speed paper making machine
CN102301068A (zh) 用于制造料幅的设备
CA2369401C (en) Device and method for ventilating an offset pocket space in a papermaking machine
FI83246B (fi) Torkparti foer en pappersbana och foerfarande foer att driva torkpartiet.