JP3976264B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄表示手段、入賞記憶手段及び始動保留表示手段などを具備するとともに、図柄表示手段にて停止表示された図柄が所定形態である場合に遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生するパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技盤に液晶画面などの図柄表示手段を具備したパチンコ遊技機は、遊技球が始動口へ入賞すると、通常、図柄表示手段に3つの図柄を変動表示させ、所定時間経過後、それぞれの図柄を順次停止表示させるよう構成されており、その停止表示された3つの図柄が同じとなって揃っている場合、所謂Vゾーンを有した大入賞口を所定タイミングで開閉させて、遊技者にとって有利な特別遊技状態、即ち大当たり状態となる。
【0003】
ここで、図柄表示手段が変動表示している間において、更に始動口へ遊技球が入賞した場合、その入賞を記憶するとともに、該記憶された入賞の個数を保留個数として遊技者に表示するようになっている。かかる表示は、通常、4つのランプから成る表示手段にて行われ、保留個数に応じた個数のランプが点灯することにより、遊技者に報知し得るようになっている。
【0004】
即ち、上記の如く4つのランプによる表示によれば、保留個数は最大4個までとなっており、当該4つのランプが点灯している間に遊技球が始動口に入賞しても、保留個数は増加しないのである。然るに、近時において、保留個数を増大する検討がなされており、始動口への多数の入賞を保留個数として記憶及び表示するものが提案されるに至っている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−143424号公報
【特許文献2】
特開2002−210144号公報
【特許文献3】
特開2002−224321号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のパチンコ遊技機においては、始動口への多数の入賞を保留個数として記憶及び表示するので、それら保留個数が消化(即ち、記憶された全ての保留に基づき図柄が変動表示される)まで、長時間に亘って遊技者が遊技球を発射するのを意識的に止めてしまうことが予想され、パチンコ店側にとっては遊技者による弾発の中断によって売り上げが減少してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、始動口への多数の入賞を保留個数として記憶及び表示するものにおいても、遊技者による弾発の中断を抑制することができるパチンコ遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、始動口への遊技球の入賞を条件として、複数の図柄を変動表示乃至は停止表示させ得る図柄表示手段と、該図柄表示手段にて図柄が変動表示している間に前記始動口へ遊技球が入賞した際、その入賞を記憶する入賞記憶手段と、該入賞記憶手段で記憶された入賞の個数を保留個数として表示する始動保留表示手段とを具備するとともに、前記図柄表示手段にて停止表示された図柄が所定形態である場合に遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生するパチンコ遊技機において、前記入賞記憶手段にて入賞が記憶されてからの時間を計測するタイマ手段を具備し、該タイマ手段にて所定時間が経過したことを検出し、且つ、その記憶された前記始動口への入賞に基づく図柄の変動が未だ開始されていないことを条件として、前記入賞記憶手段にて記憶された入賞が順次消去されることを特徴とする。
【0010】
請求項記載の発明は、請求項記載のパチンコ遊技機において、前記入賞記憶手段にて記憶された入賞が、大当たり状態の発生を含む所定の特別始動記憶である場合、前記入賞記憶手段における記憶の消去対象から除外されることを特徴とする。
【0011】
請求項記載の発明は、請求項記載のパチンコ遊技機において、前記入賞記憶手段にて記憶される特別始動記憶は、大当たり状態を発生させるものの他、はずれリーチを含むことを特徴とする。
【0012】
請求項記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1つに記載のパチンコ遊技機において、前記入賞記憶手段にて記憶された入賞の消去は、前記始動保留表示手段が表示する保留個数が所定値以上のものに限って行われることを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1つに記載のパチンコ遊技機において、前記入賞記憶手段で記憶された入賞が消去されるまでの時間を遊技者に報知することを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1つに記載のパチンコ遊技機において、前記入賞記憶手段で記憶された入賞が消去されたことを遊技者に報知することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係るパチンコ遊技機は、複数の図柄を変動表示乃至は停止表示させ得る図柄表示手段を具備し、始動条件の成立により当該図柄が変動表示されるとともに、所定時間経過後に停止表示され、その停止表示された図柄が所定形態である場合に遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生するものであって、図1に示すように、ガラス板2が取り付けられた前面枠3を有しており、該ガラス板2から遊技者が遊技盤4を目視し得るように構成されている。
【0016】
また、遊技盤4の遊技領域には、始動口6や大入賞口7の他、種々役物や複数の釘、或いは風車等が形成されているとともに、略中央に液晶表示装置から成る図柄表示手段5が配設されている。かかる図柄表示手段5は、その画面に図柄や背景、及び演出のための各種キャラクタ等を表示し得るものであり、始動条件が成立(始動口6に遊技球が入賞)したときに、3つの図柄を所定時間変動表示させ、これら図柄が3つ同じとなって揃った状態(所定形態)で停止表示されることにより「大当たり」状態を発生させ得るよう構成されている。
【0017】
「大当たり」状態が発生すると、所謂Vゾーンを有する大入賞口7が所定時間及びタイミングで開閉し、遊技者が多数の遊技球を獲得できるといった遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生する。尚、「大当たり」中においては、前面枠3や遊技盤4等に取り付けられた各種ランプやフラッシュ等が点滅又は点灯するとともに、図柄表示手段5の画面上においてキャラクタ等による所定の演出が行われるようになっている。
【0018】
また更に、パチンコ遊技機1の下部右隅にはハンドル8が配設されており、該ハンドル8の回動操作により上皿9内の遊技球を遊技盤4の遊技領域に連続的に打ち出し得るよう構成されている。尚、同図中における符号10は、下皿を示しており、該下皿10の近傍にはスピーカが配設されて演出のための効果音等が発せられるようになっている。
【0019】
ここで、本実施形態に係る図柄表示手段5の下部には、図2で示すように、保留個数を表示するための始動保留表示手段11が形成されている。かかる始動保留表示手段11にて表示される保留個数は、後述する入賞記憶手段13(図3参照)で記憶された入賞の個数(加算された総数)であって、かかる保留個数の表示によって図柄表示手段5にて図柄があと何回変動表示するのかが把握できるようになっている。尚、当該始動保留表示手段11は、図柄表示手段5の画面の一部(下部)から成るものであり、表示の詳細については後述する。
【0020】
パチンコ遊技機1の内部には、図3に示すように、CPU12aを具備したメイン基板12が配設されている。かかるメイン基板12や、これと電気的に接続された図柄制御基板18、及び図示しないランプ制御基板や音声制御基板は、それぞれ透明樹脂から成るケース(不図示)内に収容されつつ所定の基板や素子と電気的に接続されている。
【0021】
具体的には、メイン基板12と図柄制御基板18とがI/Oを介して接続されており、当該メイン基板12の出力信号或いは制御信号等の電気信号が図柄制御基板18に送信され得るよう構成されている一方、かかる図柄制御基板18とランプ制御基板及び音声制御基板(いずれも不図示)とがそれぞれ接続されて、図柄制御基板18の出力信号或いは制御信号がこれらランプ制御基板及び音声制御基板にそれぞれ送信され、各種演出を行い得るよう構成されている。
【0022】
ここで、メイン基板12は、パチンコ遊技機1全般に亘る遊技内容を制御するためのもので、例えば乱数を取得して大当たりか否かの抽選を行うものである。また、メイン基板12におけるCPU12aは、同図に示すように、入賞記憶手段13及びタイマ手段14を有するとともに、ROMやRAMなどと接続されており、所定データの読み取り、書き込みが行われ得るようになっている。
【0023】
上記CPU12aは、I/Oを介して、始動口6への入賞を検出する始動スイッチ15、大入賞口7への入賞を検出するカウントスイッチ16及び特定領域スイッチ17が接続されて、各スイッチからの検出信号が入力され得るようになっている一方、I/Oを介して、図柄制御基板18、始動口6を開閉動作させるソレノイド19、及び大入賞口7を開閉動作させるソレノイド20が接続されている。
【0024】
入賞記憶手段13は、図柄表示手段5にて図柄が変動表示している間に始動口6へ遊技球が入賞した際、その入賞を記憶するものであり、その記憶された入賞の個数が保留個数として既述の始動保留表示手段11に表示されるようになっている。具体的には、本実施形態における始動保留表示手段11は、図2に示すように、「1」乃至「12」までの番号が記載された欄が表示され、各欄が点灯することにより最大12個まで保留個数を表示することができるよう構成されている。因みに、同図においては、1〜11の番号の欄まで点灯しているので、11個の保留個数であることが分かる。
【0025】
タイマ手段14は、入賞記憶手段13にて入賞が記憶されてからの時間を計測するためのものであり、該タイマ手段14にて所定時間が経過したことを検出し、且つ、その記憶された始動口6への入賞に基づく図柄の変動が未だ開始されていないことを条件として、入賞記憶手段13にて記憶された入賞(所定時間が経過したもののみ)が消去されるよう構成されている。
【0026】
例えば、図柄表示手段5にて図柄が変動表示している間に始動口6へ遊技球が入賞すると、始動保留表示手段11における「1」の番号の欄が点灯してタイマ手段14による計測が開始されるとともに、その状態にて更に始動口6へ遊技球が入賞すると、「1」の番号の欄に加えて「2」の番号の欄が点灯して、その時点からもタイマ手段14による計測が開始される。
【0027】
そして、「1」の番号の欄に該当する記憶から所定時間が経過すると、「2」の番号の欄が消灯し、保留個数が1つ減少したことが認識される。即ち、「1」の番号の欄に該当する記憶から所定時間が経過すると、その記憶された入賞は消去されて保留個数が1つ減少するので、番号の大きい欄(かかる例の場合は、「2」の番号の欄)から順に消灯していくのである。
【0028】
上記の場合は、図柄変動表示5による変動表示が継続して行われている間の表示態様(即ち、記憶された始動口6への入賞に基づく図柄の変動が未だ開始されておらず、保留が1つも消化されない場合)を示しているが、勿論、図柄表示手段5の変動が停止して、次の変動表示が開始された場合であっても、1つの保留が消化されたとして、番号の大きな欄が順に消灯するようになっている。
【0029】
本実施形態によれば、保留の消化が行われていなくても、入賞記憶手段13にて記憶された入賞が所定時間経過により強制的に消去されるので、遊技者は保留個数が記憶され得る最大値若しくはその近傍になっても弾発を続けざるを得なくなり、始動口への多数の入賞を保留個数として記憶及び表示するものにおいても、遊技者による弾発の中断を抑制することができる。
【0030】
次に、上記第1の実施形態に係るパチンコ遊技機におけるメイン基板12での制御について、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、始動スイッチ15からの検出信号に基づき始動口6への入賞の有無を判定し(S1)、入賞がある場合は図柄表示手段5による図柄の変動表示中であるか否かが判定される(S2)。図柄の変動中である場合には、S3へ進み、入賞記憶手段13にて入賞を記憶するとともに、保留個数を1加算する。
【0031】
その後、タイマ手段14による時間の計測が開始され(S4)、その計測値が予め設定した所定時間を超えたか否か(即ち、入賞記憶手段13による記憶から所定時間経過したか否か)が判定される(S5)。計測値が所定時間を超えた場合、S6へ進んでタイマ手段14による計測を終了し、その保留の記憶が消去される(S7)。
【0032】
一方、S5にてタイマ手段14による計測値が所定時間を超えていない場合、S8へ進み、図柄変動条件が成立したか否か(即ち、当該記憶された保留分の図柄変動が行われるのか否か)を判定し(S8)、当該条件が成立している場合は、S9にてタイマ手段14による計測が終了し、その保留の消化を行うべく図柄表示手段5による図柄の変動表示が行われる(S10)。
【0033】
尚、S2にて始動口6へ遊技球が入賞した際、図柄が変動表示中でない場合(即ち、図柄が変動表示可能な状態である場合)、入賞記憶手段13による記憶が行われず、S10へ進んで、そのまま図柄の変動表示が行われる。また、S8にて図柄変動条件が成立していない場合は、タイマ手段14による計測値が所定時間を超えているか否かの判定が再度繰り返される。
【0034】
上記制御により、入賞記憶手段13にて記憶された入賞は、所定時間経過することにより消去されることとなる。また、上記フローチャートは、個別の遊技球が始動口6へ入賞した場合の制御を示しており、図柄表示手段5による図柄の変動が行われている間に複数の遊技球が始動口6へ入賞した場合、それぞれの入賞に対して同様の制御が行われることとなる。
【0035】
次に、本発明の第2の実施形態に係るパチンコ遊技機について説明する。本実施形態に係るパチンコ遊技機は、第1の実施形態と同様の構成のものであるが、入賞記憶手段13にて記憶された入賞が、大当たり状態の発生を含む所定の特別始動記憶である場合、入賞記憶手段13における記憶の消去対象から除外するよう制御されるものである。
【0036】
即ち、始動口6へ遊技球が入賞すると、メイン基板12にて乱数が取得され、その入賞をはずれとすべきか大当たり状態とすべきかの抽選が行われるのであるが、入賞記憶手段13にて記憶された入賞に対しても抽選結果が付随している。しかして、かかる記憶された入賞が所定の特別始動記憶(大当たり状態を発生させるべき入賞など)である場合、これを消去しないようにするのである。
【0037】
これにより、遊技者の意識的な弾発の中断を更に抑制することができる。即ち、第1の実施形態の如く、単に所定時間が経過すると保留の記憶が順次消去されるとした場合、極めて多数の保留数を確保しても、所定以上は消去されてしまうであろうと遊技者が判断すれば、その判断された保留個数に達した時点で弾発を中断してしまう可能性があるのに対し、本実施形態によれば、消去されない保留の記憶(具体的には特別始動記憶)が存在するので、上記の如き弾発の中断を抑制することができるのである。
【0038】
次に、上記第2の実施形態に係るパチンコ遊技機におけるメイン基板12での制御について、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、S1〜S6及びS11、S12は、第1の実施形態と同様である。即ち、タイマ手段14によって、入賞記憶手段13による記憶から所定時間経過したか否かがS5にて判定された後、所定時間が経過した場合は、タイマ手段14による計測が終了し(S6)、所定時間が経過していない場合は、S11及びS12の処理がなされ、S10へ進んで図柄表示手段5による図柄の変動表示が開始される。
【0039】
ここで、本実施形態においては、S6にてタイマ手段14による計測が終了した後、その入賞記憶手段13で記憶した入賞が上述した特別始動記憶か否かが判定される(S7)。そして、特別始動記憶でないと判定されると、第1の実施形態と同様、その保留の記憶が消去される(S13)一方、特別始動記憶であると判定されると、その保留の記憶は消去されず存続することとなる(S8)。
【0040】
その後、存続した保留は、図柄変動条件の成立(即ち、記憶された保留分の図柄変動が行われ得る状態)を待ち(S9)、図柄表示手段5による図柄の変動表示が行われることとなる。従って、入賞記憶手段13にて記憶された入賞が所定の特別始動記憶である場合、入賞記憶手段13における記憶の消去対象から除外されるので、遊技性を維持しつつ始動口6への多数の入賞を保留個数として記憶及び表示するものにおいても、遊技者による弾発の中断を抑制することができる。
【0041】
また、入賞記憶手段13にて記憶される特別始動記憶は、大当たり状態を発生させるものの他、はずれリーチを含むようにしてもよい。このように、記憶消去から除外する特別始動記憶に、はずれリーチを含むので、始動保留表示手段11から消去されないものが全て大当たり状態を発生するものと限らず、遊技性を向上させることができる。更に、上記実施形態においては、特別始動記憶であってもタイマ手段14による計測が行われているが、当該特別始動記憶である場合は、タイマ手段14を作動させず、消去しないよう構成してもよい。
【0042】
次に、本発明の第3の実施形態に係るパチンコ遊技機について説明する。本実施形態に係るパチンコ遊技機は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の構成のものであるが、入賞記憶手段13にて記憶された入賞は、始動保留表示手段11が表示する保留個数が所定値以上のものに限って行われるよう制御されるものである。
【0043】
例えば、図2で示す始動保留表示手段11において、「1」の番号の欄から「4」の番号の欄までの保留は、所定時間経過しても消去されず、それ以上の番号の欄(即ち、「5」〜「12」の番号の欄)における保留は所定時間経過すれば順次消去される。尚、消去されない保留は、上記のように4つに限定されず、任意の数(N個)に設定することができる。
【0044】
次に、上記第3の実施形態に係るパチンコ遊技機におけるメイン基板12での制御について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、S1〜S6及びS9、S10は、第1及び第2の実施形態と同様である。即ち、タイマ手段14によって、入賞記憶手段13による記憶から所定時間経過したか否かがS5にて判定された後、所定時間が経過した場合は、タイマ手段14による計測が終了し(S6)、所定時間が経過していない場合は、S9〜S11までの処理がなされ、図柄表示手段5による図柄の変動表示が開始される。
【0045】
一方、S6の後、保留個数が予め設定した個数(N個)以下である場合は、所定時間経過しても消去されず存続する(S8)とともに、保留個数がN個以上である場合は、S12へ進み、その保留が消化(即ち、その分の図柄の変動)がなくても、所定時間経過により記憶が消去されることとなる。
【0046】
以上、本発明に係る第1〜第3の実施形態について説明したが、例えば保留記憶が特別始動記憶である場合に所定時間経過しても、その保留記憶を消去しない第2の実施形態と、保留個数がN個以下である場合に所定時間経過しても、その保留記憶を消去しない第3の実施形態とを組み合わせて制御してもよい。即ち、図7で示すように、保留記憶が特別始動記憶であると判定された場合(S7)、及び特別始動記憶でなくても保留個数がN個以上である場合(S12)に、その保留記憶を消去せず存続させる(S8)ようにしてもよい。
【0047】
また、図2で示す始動保留表示手段11の各欄における点灯の色が、入賞記憶手段13で記憶された入賞が消去されるまでの時間によって変化するよう構成してもよい。例えば、「1」〜「4」の番号の欄は、所定時間経過によっても消去されないとして赤色にて点灯させ、「5」〜「12」の番号の欄は、順次消去時間が近くなるにつれて、緑色、燈色及び青色と変化させ、保留が消去されるまでの時間を遊技者に報知するようにしてもよい。
【0048】
尚、点灯色を異ならせることにより保留の消去を遊技者に報知するものの他、保留の消去が近くなると、その欄が点滅するよう構成してもよい。また、入賞記憶手段13で記憶された入賞が消去されたことを遊技者に報知するようにしてもよい。このように構成することにより、記憶された入賞が消去されそうであること、又は既に消去されたことを遊技者が正確に把握することができるとともに、演出効果を向上させることができる。
【0049】
更に、本実施形態における始動保留表示手段11は、図柄表示手段5の同一画面上に保留個数を表示するものであるが、当該図柄表示手段5とは別体のもの(遊技盤4上に設けてもよいし、前面枠3など他の位置に設けてもよい)に保留個数を表示しつつ、所定時間経過により順次記憶保留を消去するよう構成してもよい。
【0050】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、入賞記憶手段にて記憶された入賞が所定時間経過により消去されるので、始動口への多数の入賞を保留個数として記憶及び表示するものにおいても、遊技者による弾発の中断を抑制することができる。
【0051】
また、請求項の発明によれば、タイマ手段により入賞記憶手段にて入賞が記憶されてからの時間が計測されるので、より正確に入賞記憶手段にて記憶された入賞を所定時間経過により消去することができる。
【0052】
請求項の発明によれば、入賞記憶手段にて記憶された入賞が大当たり状態の発生を含む所定の特別始動記憶である場合、入賞記憶手段における記憶の消去対象から除外されるので、遊技性を維持しつつ始動口への多数の入賞を保留個数として記憶及び表示し、所定時間経過すると多数の保留個数を確保しても、その保留の一部が消去されると遊技者が認識し得たとしても、遊技者による弾発の中断を抑制することができる。
【0053】
請求項の発明によれば、入賞記憶手段にて記憶される特別始動記憶は、大当たり状態を発生させるものの他、はずれリーチを含むので、始動保留表示手段から消去されないものが全て大当たり状態を発生するものと限らず、遊技性を向上させることができる。
【0054】
請求項の発明によれば、入賞記憶手段にて記憶された入賞の消去は、始動保留表示手段が表示する保留個数が所定値以上のものに限って行われるので、所定値以下の保留個数は消去されず残るので、遊技性を維持しつつ始動口への多数の入賞を保留個数として記憶及び表示するものにおいても、遊技者による弾発の中断を抑制することができる。
【0055】
請求項又は請求項の発明によれば、入賞記憶手段で記憶された入賞が消去されるまでの時間を遊技者に報知し、又は入賞記憶手段で記憶された入賞が消去されたことを遊技者に報知するので、記憶された入賞が消去されそうであること、又は既に消去されたことを遊技者が正確に把握することができるとともに、演出効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機を示す外観模式図
【図2】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機における図柄表示手段及びその下部に位置する始動保留表示手段を示す模式図
【図3】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機に取り付けられたメイン基板及びそれと接続された構成要素を示すブロック図
【図4】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機における制御を示すフローチャート
【図5】本発明の第2の実施形態に係るパチンコ遊技機における制御を示すフローチャート
【図6】本発明の第3の実施形態に係るパチンコ遊技機における制御を示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施形態と第3の実施形態を組み合わせた制御を行わせるパチンコ遊技機のフローチャート
【符号の説明】
1…パチンコ遊技機
2…ガラス板
3…前面枠
4…遊技盤
5…図柄表示手段
6…始動口
7…大入賞口
8…ハンドル
9…上皿
10…下皿
11…始動保留表示手段
12…メイン基板
12a…CPU
13…入賞記憶手段
14…タイマ手段
15…始動スイッチ
16…カウントスイッチ
17…特定領域スイッチ
18…図柄制御基板
19…ソレノイド(始動口用)
20…ソレノイド(大入賞口用)

Claims (6)

  1. 始動口への遊技球の入賞を条件として、複数の図柄を変動表示乃至は停止表示させ得る図柄表示手段と、
    該図柄表示手段にて図柄が変動表示している間に前記始動口へ遊技球が入賞した際、その入賞を記憶する入賞記憶手段と、
    該入賞記憶手段で記憶された入賞の個数を保留個数として表示する始動保留表示手段と、
    を具備するとともに、前記図柄表示手段にて停止表示された図柄が所定形態である場合に遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生するパチンコ遊技機において、
    前記入賞記憶手段にて入賞が記憶されてからの時間を計測するタイマ手段を具備し、該タイマ手段にて所定時間が経過したことを検出し、且つ、その記憶された前記始動口への入賞に基づく図柄の変動が未だ開始されていないことを条件として、前記入賞記憶手段にて記憶された入賞が順次消去されることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記入賞記憶手段にて記憶された入賞が、大当たり状態の発生を含む所定の特別始動記憶である場合、前記入賞記憶手段における記憶の消去対象から除外されることを特徴とする請求項記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記入賞記憶手段にて記憶される特別始動記憶は、大当たり状態を発生させるものの他、はずれリーチを含むことを特徴とする請求項記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記入賞記憶手段にて記憶された入賞の消去は、前記始動保留表示手段が表示する保留個数が所定値以上のものに限って行われることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1つに記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記入賞記憶手段で記憶された入賞が消去されるまでの時間を遊技者に報知することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1つに記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記入賞記憶手段で記憶された入賞が消去されたことを遊技者に報知することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1つに記載のパチンコ遊技機。
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