JP3975965B2 - イメージセンサ、読取装置、及び解像度設定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、イメージセンサ、読取装置、及び解像度設定方法に関し、詳しくは、光信号を電気信号に変換する複数の光電変換素子を備え、各光電変換素子の電荷出力部と共通の信号ラインとの間をチャンネルセレクトスイッチ群によって順次オン−オフ制御するイメージセンサ、そのイメージセンサを備えた読取装置、及びイメージセンサにおける解像度設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ファクシミリ、コピー機、ハンドスキャナ等の読取装置にはイメージセンサが用いられてきた。従来のイメージセンサの構成を図14に示す。P1a〜P1eは光を検知すると電流(画像信号)を出力するフォトトランジスタなどの光電変換素子、P2は電源電圧VDDを入力する電源入力端子、P3a〜P3eは各光電変換素子P1a〜P1eの電荷出力部にそれぞれ接続されたチャンネルセレクトスイッチ、P4はスタート信号により起動され、各光電変換素子P1a〜P1eが出力する画像信号を順次(この例では、P1a→P1b→P1c→P1d→P1eの順)共通の信号ラインP7を介して画像信号出力端子P11から出力すべく、各チャンネルセレクトスイッチP3a〜P3eを順次(この例では、P3a→P3b→P3c→P3d→P3eの順)クロックパルス信号の周期に合わせてオン−オフ制御するシフトレジスタ群、P4a〜P4fはシフトレジスタ、P5はスタート信号(SI)を入力するスタート信号入力端子、P6はクロックパルス信号(CLK)を入力するクロックパルス信号入力端子である。
【0003】
P8はスタート信号により起動された後、シフトレジスタ群P4が動作中(シフトレジスタP4aにスタート信号が入力された後、シフトレジスタP4fからそのスタート信号が出力されるまでの間)”オン”の信号を連続して出力するフリップフロップ、P9は信号ラインP7上に挿入され、フリップフロップP8より”オン”の信号を受けると閉状態になるチップセレクトスイッチ、P10は信号ラインP7とグランド端子P12との間に接続され、クロックパルス信号のレベル変化に応じて開閉を繰り返すスイッチである。
【0004】
次に、従来のイメージセンサの動作を説明する。先ず、外部からそれぞれスタート信号端子P5及びクロックパルス信号入力端子P6を介してスタート信号,クロックパルス信号がシフトレジスタ群P4に供給される。ここで、スタート信号はクロックパルス信号の2倍の周期であり、クロックパルス信号の立ち下がりエッジでシフトレジスタ群P4のシフトレジスタP4aに取り込まれる。
【0005】
次に、スタート信号を取り込んだことにより、シフトレジスタP4aが起動され、その結果、シフトレジスタP4aはチャンネルセレクトスイッチP3aをクロックパルス信号の一周期分の時間だけ閉状態にする。これにより、光電変換素子P1aが出力する画像信号を、信号ラインP7を介して画像信号出力端子P11から出力させ、その後、そのチャンネルセレクトスイッチP3aを開状態に戻すと共に、取り込んだスタート信号をシフトレジスタP4bに転送する。
【0006】
従ってスタート信号が、シフトレジスタP4b→P4c→P4d→P4eの順に取り込まれていくため、光電変換素子P1b〜P1eの画像信号が順次画像信号出力端子P11から出されることになる。また、シフトレジスタP4fからの出力は、端子P13を介して次段のセンサICのスタート信号とされる。
【0007】
このようなイメージセンサにおいては、外部から入力されるコントロール信号を用いて、そのコントロール信号を「H」とするか「L」とするかにより光電変換素子から画像信号出力端子へ出力される電流を選択的に切替え出力し、読取における解像度を2段階に設定することが提案されている(特許文献1参照)。
【0008】
ところが、上記従来技術では、シフトレジスタの制御に不可欠なスタート信号,クロックパルス信号の他にコントロール信号を入力する必要があり、それだけ信号線を多数設ける必要が生じてコストアップにつながる。そこで、設定したい解像度に応じてスタート信号の幅を変え、そのスタート信号が立ち下がってから所定時間経過後のクロックパルス信号の状態(「H」か「L」か)に基づいて解像度を2段階に切り替えることも提案されている(特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−227362号公報
【特許文献2】
特開2000−101803号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スタート信号の幅を変えると、シフトレジスタの制御においてタイミングのずれが生じる可能性がある。そこで、本発明は、入力すべき信号の種類を増やすことなく、しかも、スタート信号の幅を変えることもなく、解像度の設定モードを設定することのできるイメージセンサ、読取装置、及び解像度設定方法を提供することを目的としてなされた。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、光信号を電気信号に変換する複数の光電変換素子と、当該各光電変換素子にそれぞれ対応して配置され、各光電変換素子の電荷出力部と共通の信号ラインとの間をオン−オフするチャンネルセレクトスイッチ群と、を備え、外部より供給されるクロックパルス信号に同期しながら、上記チャンネルセレクトスイッチ群を、順次オン−オフ制御するイメージセンサであって、クロックパルス信号と、一定幅のスタート信号とが入力されたとき、その2つの信号の組み合わせが特定の態様である場合には、解像度設定モードを設定する解像度設定モード設定手段と、上記解像度設定モードが設定されたとき、解像度設定期間を設定する解像度設定期間設定手段と、当該解像度設定期間設定手段が設定した解像度設定期間において解像度を設定する解像度設定手段と、を備えることを特徴としている。
【0012】
このように構成された本発明では、複数の各光電変換素子にそれぞれ対応して配置されたチャンネルセレクトスイッチ群を、外部より供給されるクロックパルス信号に同期しながら順次オン−オフ制御している。このため、各光電変換素子の電荷出力部が共通の信号ラインに順次接続され、その信号ラインを介して画像信号を出力することができる。
【0013】
また、本発明では、クロックパルス信号と、一定幅のスタート信号とが入力されたとき、その2つの信号の組み合わせが特定の態様である場合には、解像度設定モード設定手段が解像度設定モードを設定する。このため、本発明では、クロックパルス信号及びスタート信号以外の信号を使用することなく、しかも、そのスタート信号の幅も一定幅に固定したままで、解像度設定モードを設定することができる。従って、コストを抑制しつつ解像度設定モードの設定を可能にすると共に、その解像度設定モードの設定時にチャンネルセレクトスイッチ群におけるタイミングのずれが生じるのも良好に防止することができる。
【0014】
イメージセンサの制御において、解像度の設定モードは特に重要なモードであり、また、解像度はスタート信号の入力時に設定するのが望ましい。このため、本発明では発明の効果が一層顕著に表れる。
【0015】
【0016】
更に、本発明では、解像度設定モードが設定されたとき、解像度設定期間設定手段が解像度設定期間を設定し、解像度設定手段は、その解像度設定期間において解像度を設定する。このように、本発明では、解像度設定手段が解像度を設定すべき期間が設定されるので、その期間中は、解像度設定手段は次のようにスタート信号等を適宜利用して解像度を設定することができる。このため、解像度の設定にスタート信号等を利用したことによって他の制御に影響が及ぶのも回避することができる。従って、本発明では、上記効果に加えて、解像度設定期間において解像度を設定する構成を採用したことにより他の制御における誤動作等を良好に防止することができるといった効果が生じる。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に加え、上記解像度設定手段は、上記解像度設定期間における上記スタート信号の状態に基づき、解像度を設定するための解像度設定信号を生成することを特徴としている。
解像度設定期間におけるスタート信号の状態は様々に変化させることができる。本発明では、解像度設定期間におけるスタート信号の状態に基づいて解像度を設定するための解像度設定信号を生成しているので、その解像度設定期間におけるスタート信号様々な状態の一つ一つに対して解像度を割り当てることも可能である。従って、本発明では、請求項1記載の発明の効果に加えて、信号の種類を増やすことなく解像度を多段階に設定することができるといった効果が生じる。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の構成に加え、上記解像度設定手段は、上記解像度設定期間中に上記クロックパルス信号に同期して上記スタート信号の状態を複数回読み込み、その読み込み結果の組み合わせに基づいて、上記解像度設定信号を生成することを特徴としている。
【0019】
本発明では、解像度設定手段は、上記解像度設定期間中にクロックパルス信号に同期してスタート信号の状態を複数回読み込み、その読み込み結果の組み合わせに基づいて、解像度設定信号を生成する。このように、クロックパルス信号に同期してスタート信号の状態を読み込む場合、処理が極めて容易になる。従って、本発明では、請求項2記載の発明の効果に加えて、処理を一層容易にすることができるといった効果が生じる。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の構成に加え、上記解像度を変更する毎に、当該イメージセンサらから出力される画像信号に、上記解像度を示す解像度信号が含まれることを特徴としている。
本発明では、解像度を変更する毎に、当該イメージセンサから出力される画像信号に解像度を示す解像度信号が含まれるので、解像度が誤って設定された場合にはその解像度信号を参照することにより外部で検知することができる。従って、本発明では、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明の効果に加えて、解像度が誤って設定された場合には、エラーメッセージを出力するなどといった対応が可能となるといった効果が生じる。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項1記載のイメージセンサを備える読取装置において、上記クロックパルス信号を発生するクロックパルス信号発生手段と、上記スタート信号を発生するスタート信号発生手段と、上記解像度設定モードを設定するために上記2つの信号発生手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0022】
本発明では、クロックパルス信号発生手段及びスタート信号発生手段を、制御手段が上記解像度設定モードを設定するために制御する。そして、上記2つの信号発生手段が発生した各信号(クロックパルス信号及びスタート信号)は、請求項1記載のイメージセンサに入力される。従って、本発明では、制御手段が実行する制御によって請求項1記載のイメージセンサを解像度設定モードに設定することができる。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の構成に加え、上記クロックパルス信号発生手段は、上記クロックパルス信号の周期を上記イメージセンサの読取動作用の第1の周期からこの第1の周期とは異なる第2の周期へと変更可能な周期変更手段を持ち、当該周期変更手段は上記制御手段による上記解像度設定モードの設定が行われるときにクロックパルス信号を上記第2の周期のクロックパルス信号に変更することを特徴としている。
【0027】
本発明では、解像度設定モードの設定が行われるとき、周期変更手段によって、クロックパルス信号の周期を第1の周期(イメージセンサの読取動作用)からそれとは異なる第2の周期に変更している。従って、本発明では、請求項5記載の発明の効果に加えて、解像度設定モードの設定を一層確実に行うことができるといった効果が生じる。
【0028】
請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の構成に加え、上記解像度設定モード設定手段による解像度設定モードの設定は、画像の読取における1頁毎に行うことを特徴としている。
本発明では、解像度設定モードの設定を画像の読取における1頁毎に行っているので、1ライン毎に行う場合に比べて解像度設定モードが設定される頻度が少なくなる。従って、本発明では、請求項5または6記載の発明の効果に加えて、画像の読取を迅速化することができるといった効果が生じる。
【0029】
請求項8記載の発明は、光信号を電気信号に変換する複数の光電変換素子と、当該各光電変換素子にそれぞれ対応して配置され、各光電変換素子の電荷出力部と共通の信号ラインとの間をオン−オフするチャンネルセレクトスイッチ群と、を備え、外部より供給されるクロックパルス信号に同期しながら、上記チャンネルセレクトスイッチ群を、順次オン−オフ制御するイメージセンサにおける解像度設定方法であって、上記クロックパルス信号と、一定幅のスタート信号とが入力されたとき、その2つの信号の組み合わせが特定の態様である場合には、解像度設定モードを設定し、上記解像度設定モードが設定されたとき、解像度設定期間を設定し、当該設定された解像度設定期間において解像度を設定することを特徴としている。
【0030】
本発明の方法が適用されるイメージセンサでは、複数の各光電変換素子にそれぞれ対応して配置されたチャンネルセレクトスイッチ群を、外部より供給されるクロックパルス信号に同期しながら順次オン−オフ制御している。このため、各光電変換素子の電荷出力部が共通の信号ラインに順次接続され、その信号ラインを介して画像信号を出力することができる。
【0031】
本発明の方法では、クロックパルス信号と、一定幅のスタート信号とが入力されたとき、その2つの信号の組み合わせが特定の態様である場合には、解像度設定モードを設定している。このため、本発明では、クロックパルス信号及びスタート信号以外の信号を使用することなく、しかも、そのスタート信号の幅も一定幅に固定したままで、解像度設定モードを設定することができる。従って、コストを抑制しつつ解像度設定モードの設定を可能にすると共に、その解像度設定モードの設定時にチャンネルセレクトスイッチ群におけるタイミングのずれが生じるのも良好に防止することができる。
【0032】
イメージセンサの制御において、解像度の設定モードは特に重要なモードであり、また、解像度はスタート信号の入力時に設定するのが望ましい。このため、本発明では発明の効果が一層顕著に表れる。更に、本発明では、解像度設定モードが設定されたとき解像度設定期間を設定し、その設定された解像度設定期間において解像度を設定することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のイメージセンサ、読取装置、及び解像度設定方法の実施の形態を実施例を挙げて説明する。
(実施例1)
先ず、本実施例1の読取装置1を組み込んだ複合機の全体構成を図1を用いて説明する。本実施例の複合機は、下側本体2aに対して上側本体2bを開閉可能に取り付けてなるクラムシェル(clam・shell)型の開閉構造を備えており、上側本体2bに読取装置1を備えている。また、上側本体2bの正面側には操作パネル4が設けられている。なお、複合機は、その他、画像形成装置(レーザプリンタやインクジェットプリンタ等)も備えているが、本発明とは直接関係ないのでその記載は省略する。
【0034】
読取装置1は、図2に示すように、フラットベッド機構(FB)及び自動給紙機構(ADF)の双方を備えるタイプのものである。この読取装置1自体も、フラットベッド部1aに対してカバー部1bを開閉可能に取り付けてなるクラムシェル型の開閉構造を備えている。この読取装置1において、フラットベッド部1aには、読取ヘッド6、第1プラテンガラスG1、第2プラテンガラスG2、白板10等が配設され、カバー部1bには、原稿供給トレイ12、原稿搬送装置14、原稿排出トレイ16等が設けられている。
【0035】
読取ヘッド6は、イメージデバイス3、セルフォックレンズ18、及び光源20を備え、読み取り対象位置に存在する原稿に対して光源20から光を照射し、原稿からの反射光をセルフォックレンズ18によってイメージデバイス3に結像し、イメージデバイス3で画像を読み取るように構成されている。図2では、読取ヘッド6は待機位置にあるため、FBまたはADFを用いて原稿を読み取る場合は、読取ヘッド6はそれぞれの読取開始位置へ移動することとなる。
【0036】
次に、読取装置1の制御系の構成を図3を用いて説明する。読取装置1は、画像の読取を行うイメージデバイス(イメージセンサ)3と、イメージデバイス3の制御及びイメージデバイス3から入力される画像信号の処理を行うASIC5とを備えている。
【0037】
イメージデバイス3の構成は後に詳述する。ASIC5は、波形生成部7(クロックパルス信号発生手段、スタート信号発生手段)と、解像度切替信号部8(解像度設定モード設定手段、周期変更手段)と、A/D変換部9と、画像処理部11と、CPU13(制御手段)とを備えている。
【0038】
波形生成部7は、スタート信号(SP信号)及びクロックパルス信号(CLK信号)をそれぞれ生成し、イメージデバイス3に供給する。解像度切替信号部8は、解像度の設定が行われる際に波形生成部7へ信号を入力して、CLK信号の周期を変化させたり解像度設定用のSP信号を発生させたりする(これらの信号については後に詳述する)。A/D変換部9は、イメージデバイス3から送出されるアナログの画像信号をデジタル信号に変換し、画像処理部11に出力する。また、CPU13は、ASIC5の各部の制御を行う。
【0039】
次に、イメージデバイス3の構成を図4〜図6を用いて説明する。図4において、15は、薄膜のフォトダイオードまたは光伝導薄膜により構成される光電変換素子である。光電変換素子15は、1200dpiに対応する密度で、1直線上に10336個配置されており、順に1画素目〜10336画素目まで番号が付されている。各光電変換素子15は、共通電極17に接続しており、バイアス電圧VDDが印加されている。但し、図4では各光電変換素子15に対応して電荷を蓄積するためのコンデンサは省略されている。
【0040】
19は光電変換素子15にそれぞれ対応して配置され、光電変換素子15の出力端子(電荷出力部)と、信号出力端子であるAO端子21(共通の信号ライン)との間をオン−オフするアナログスイッチ(チャンネルセレクトスイッチ)である。
【0041】
23は、SP信号により起動され、CLK信号に同期しながら、アナログスイッチ19のゲートに順次信号を出力し、アナログスイッチ19をオンーオフ制御する出力制御部である。この出力制御部23は、一種のシフトレジスタとして構成され、後述する解像度切替信号検出部31、モード信号判定部32a、及びモードラッチ部32bと共に解像度切替部30を構成している。そして、この解像度切替部30では、1200dpi、600dpi、300dpi、150dpiの4種の解像度の中から指定された解像度で画像の読取を行えるように、アナログスイッチ19のオン−オフ制御パターンを切り換えることができる。出力制御部23の詳細な構成及び動作は後述する。
【0042】
25はASIC5の波形生成部7において生成するSP信号を出力制御部23及び後述する解像度切替信号検出部31に入力するSP端子である。
27はASIC5の波形生成部7において生成するCLK信号を出力制御部23及び解像度切替信号検出部31に入力するCLK端子である。
【0043】
31は、イメージデバイス3の解像度を設定するための解像度切替信号を検出する解像度切替信号検出部である。
32aは、解像度切替信号検出部31が検出した解像度切替信号に基づき、モード(指示された解像度)を判定するためのモード信号判定部であり、32bはその判定結果をラッチするモードラッチ部である。このモードラッチ部32bは、主走査方向において1200dpi、600dpi、300dpi、150dpiの4種のいずれかの解像度に対応した信号を1ライン毎に出力制御部23に出力する。
【0044】
次に、出力制御部23の構成を図5を用いて説明する。33は、光電変換素子15のそれぞれに1対1で対応して配置されたフリップフロップ(F/F)である。各F/F33には、CLK信号が供給されている。また、1番目のF/F33には、切替スイッチ34を介してSP信号が供給される。各F/F33は、SP信号が入力されると順次起動され、OR35を介して接続されているアナログスイッチ19をCLK信号の1周期分の時間だけ閉状態とする。このF/F33の動作により、1200dpiの解像度が実現できる。
【0045】
すなわち、1番目のF/F33に入力されたSP信号は、CLK信号に同期して、2番目、3番目、4番目、・・・10336番目のF/F33に順次送られる。SP信号を受信したF/F33は、それぞれ、対応する番号のアナログスイッチ19をCLK信号の1周期分の時間だけ閉状態とするので、1番目から10336番目までの光電変換素子15は、順次、電荷をAO端子21に放出する。AO端子21に送られる電荷は、アナログ画像信号として、ASIC5のA/D変換部9に送られる。1番目から10336番目までの光電変換素子15が電荷を放出すると、1ライン目の読取が終了する。このような読取動作を所定のライン数だけ繰り返すことにより、主走査方向1200dpiの解像度で原稿を読み取ることになる。
【0046】
36は、1番目及び2番目、3番目及び4番目、・・・10335番目及び10336番目といったように、隣接する2個の光電変換素子15の各組に対応して配置されたフリップフロップ(F/F)である。この各F/F36にも、F/F33と同様のCLK信号が供給されている。また、1番目のF/F36には、切替スイッチ34を介してSP信号が供給される。各F/F36は、SP信号が入力されると順次起動され、OR35を介して接続されている2個のアナログスイッチ19をCLK信号の1周期分の時間だけ同時に閉状態とする。このF/F36の動作により、600dpiの解像度が実現できる。すなわち、1番目から10336番目までの光電変換素子15は、1番目及び2番目、3番目及び4番目、・・・といったように隣接する2個ずつの光電変換素子15が順次電荷をAO端子21に同時に放出する。AO端子21に送られる電荷は、アナログ画像信号として、ASIC5のA/D変換部9に送られる。1番目から10336番目までの光電変換素子15が電荷を放出すると、1ライン目の読取が終了する。このような読取動作を所定のライン数だけ繰り返すことにより、主走査方向600dpiの解像度で原稿を読み取ることになる。
【0047】
37は、1〜4番目、5〜8番目、・・・10333〜10336番目といったように、隣接する4個の光電変換素子15の各組に対応して配置されたフリップフロップ(F/F)である。この各F/F37にも、F/F33,36と同様のCLK信号が供給されている。また、1番目のF/F37には、切替スイッチ34を介してSP信号が供給される。各F/F37は、SP信号が入力されると順次起動され、OR35を介して接続されている4個のアナログスイッチ19をCLK信号の1周期分の時間だけ同時に閉状態とする。このF/F37の動作により、300dpiの解像度が実現できる。すなわち、1番目から10336番目までの光電変換素子15は、1〜4番目、5〜8番目、・・・といったように隣接する4個ずつの光電変換素子15が順次電荷をAO端子21に同時に放出する。AO端子21に送られる電荷は、アナログ画像信号として、ASIC5のA/D変換部9に送られる。1番目から10336番目までの光電変換素子15が電荷を放出すると、1ライン目の読取が終了する。このような読取動作を所定のライン数だけ繰り返すことにより、主走査方向300dpiの解像度で原稿を読み取ることになる。
【0048】
38は、1〜8番目、9〜16番目、・・・10329〜10336番目といったように、隣接する8個の光電変換素子15の各組に対応して配置されたフリップフロップ(F/F)である。この各F/F38にも、F/F33,36,37と同様のCLK信号が供給されている。また、1番目のF/F38には、切替スイッチ34を介してSP信号が供給される。各F/F38は、SP信号が入力されると順次起動され、OR35を介して接続されている8個のアナログスイッチ19をCLK信号の1周期分の時間だけ同時に閉状態とする。このF/F38の動作により、150dpiの解像度が実現できる。すなわち、1番目から10336番目までの光電変換素子15は、1〜8番目、9〜16番目、・・・といったように隣接する8個ずつの光電変換素子15が順次電荷をAO端子21に同時に放出する。AO端子21に送られる電荷は、アナログ画像信号として、ASIC5のA/D変換部9に送られる。1番目から10336番目までの光電変換素子15が電荷を放出すると、1ライン目の読取が終了する。このような読取動作を所定のライン数だけ繰り返すことにより、主走査方向150dpiの解像度で原稿を読み取ることになる。
【0049】
切替スイッチ34は、解像度切替制御信号生成部32から入力される解像度切替制御信号Q1〜Q4のいずれが「H」であるかに応じて、F/F33,36〜38のいずれか一つにのみSP信号を入力するように切り替えられる。また、各F/F33,36〜38には切替スイッチ39を介してバイアス電圧VDDが印加されるように構成されており、この切替スイッチ39も、解像度切替制御信号Q1〜Q4に応じて、切替スイッチ34がSP信号を入力するのと同じ系列のF/F33,36〜38に対してのみバイアス電圧VDDを印加するように切り替えられる。この切替スイッチ39は、解像度切替制御信号Q1〜Q4に応じて、F/F33,36〜38のいずれかをイネーブル状態にするものである。
【0050】
次に、解像度切替信号検出部31の構成を図6を用いて説明する。解像度切替信号検出部31は、モード指定検出部40、F/F41、F/F42、AND43、及びAND44を備えている。モード指定検出部40は、SP信号とCLK信号とを比較対照し、SP信号が「H」の間にCLK信号が2パルス以上発生するモード指定(図7参照)を検出してパルスを発生する。このような回路は、例えば、SP信号が「H」の間だけCLK信号を計数するカウンタ等によって適宜構成すればよく、2進数を出力するカウンタを利用した場合、指定した桁の数値を表す信号をラッチし、パルスとして出力すればよい。
【0051】
F/F41,42にもCLK信号が入力され、1番目のF/F41にモード指定検出部40の出力信号が入力されるとCLK信号に同期して出力が移り変わる。AND43,44は各F/F41,42に対応して設けられ、対応するF/F41または42が出力を行ったときのSP信号の値を、解像度切替信号A1,A2としてモード信号判定部32aへ入力する。
【0052】
モード信号判定部32aは、論理回路を適宜組み合わせて構成され、下記の表1に基づき、解像度切替信号A1,A2に対応した解像度切替制御信号Q1〜Q4を生成し、モードラッチ部32bを介して出力制御部23の切替スイッチ34,39へ入力する。また、モードラッチ部32bは、次に解像度切替信号A1,A2が解像度切替信号検出部31からモード信号判定部32aに入力され、このモード信号判定部32aから次の解像度切替制御信号Q1〜Q4が入力されるまで先の解像度切替制御信号Q1〜Q4の値をラッチする。
【0053】
【表1】
【0054】
出力制御部23の切替スイッチ34,39は、解像度切替制御信号Q1のみが「H」で他が「L」の場合、図5に示す「0」の端子に切り替えられる。すると、F/F33により1200dpiの解像度で画像の読取がなされる。他の場合も同様で、解像度切替制御信号Q2のみが「H」で他が「L」の場合、切替スイッチ34,39は「1」の端子に切り替えられ、F/F36による600dpiの解像度が、解像度切替制御信号Q3のみが「H」で他が「L」の場合、切替スイッチ34,39は「2」の端子に切り替えられ、F/F37による300dpiの解像度が、解像度切替制御信号Q4のみが「H」で他が「L」の場合、切替スイッチ34,39は「3」の端子に切り替えられ、F/F38による150dpiの解像度が、それぞれ実現される。また、切替スイッチ34では、モードラッチ部32bからの信号により、0〜3のいずれかの信号に接続される。
【0055】
このように構成された本実施例では、次のようにして解像度の切替を行うことができる。すなわち、図7のタイミングチャートに示すように、SP信号が「H」の間にCLK信号が2パルス以上発生した場合、そのSP信号が立ち下がってからCLK信号の2周期分をモード設定期間(解像度設定期間)として設定する。この期間は、ソフトウェアの設定によって任意に設定できるものである。そして、そのモード設定期間におけるCLK信号の立ち上がりに同期して検出されたSP信号がそれぞれ「H」,「L」である場合は1200dpiを、「L」,「H」である場合は600dpiを、「H」,「H」である場合は300dpiを、「L」,「L」である場合は150dpiを、それぞれ指定することができる。
【0056】
CPU13は、使用者による操作パネル4の操作等によって指示された解像度に基づき、次のような処理によって解像度切替信号部8を制御し、波形生成部7に図7に示したような適宜のSP信号,CLK信号を生成させてイメージデバイス3に供給させる。図8は、CPU13が実行する処理を表すフローチャートである。
【0057】
図8に示すように、処理を開始するとCPU13は、S1(Sはステップを表す:以下同様)にて、操作パネル4の操作状態に基づき読取解像度を設定する。続くS2では、通常の読取時の1/2の周期を有するCLK信号を波形生成部7により生成する。
【0058】
続くS3では、上記モード設定期間において適宜SP信号を生成することによりイメージデバイス3の解像度を切替設定し、S4にて通常の読取時のCLK信号を生成する。これに応じて、続くS5ではイメージデバイス3に読取を開始させる。更に続くS6では、1ラインずつスキャンしながら1頁分の画像を読み取り、S7にて次頁があるか否か判断する。次頁がある場合は(S7:YES)、再びS1へ移行してその頁の読取を行い、次頁がない場合は(S7:NO)、そのまま処理を終了する。
【0059】
このように、本実施例では、シフトレジスタ(出力制御部23)の制御に不可欠なSP信号及びCLK信号のみを用いて、解像度を4段階に設定することができる。従って、読取装置1における信号線の数を減らして、良好にコストダウンを図ることができる。しかも、SP信号の幅は一定幅に固定したままであるので、出力制御部23の動作にタイミングのずれが生じるのも防止することができる。しかも、本実施例では、所定のモード設定期間を設定してその期間において解像度を設定しているので、SP信号を上記のように解像度の設定に使用しても他の制御における誤動作等を招く心配がない。
【0060】
また、解像度切替信号検出部31におけるF/F及びANDを増設すれば、モード設定期間をCLK信号の3周期分以上に伸ばすことにより、イメージデバイス3へ供給する信号を増やすことなく更に多種類の解像度を設定することができる。
【0061】
例えば、図9に示す実施例2では、CLK信号の立ち上がりに同期して検出されたSP信号がそれぞれ「H」,「L」,「L」である場合は1200dpiを、「L」,「H」,「L」である場合は600dpiを、「L」,「L」,「H」である場合は300dpiを、「H」,「H」,「L」である場合は150dpiを、「L」,「H」,「H」である場合は400dpiを、「H」,「L」,「H」である場合は200dpiを、「H」,「H」,「H」である場合は100dpiを、それぞれ指定することができる。
【0062】
なお、400dpi,200dpi等の解像度を実現するためには、アナログスイッチ19を3個ずつ,6個ずつ等のように閉状態とすることができるようにF/Fまたはその他のスイッチを追加する必要があるが、このような構成は図5に基づいて容易に改変できるのでここでは詳述しない。更に、SP信号はCLK信号の立下りに同期して検出してもよい。
【0063】
また、図10に示す実施例3では、CLK信号の立ち上がりに同期して検出されたSP信号がそれぞれ「H」,「L」,「L」,「L」である場合は1200dpiを、「L」,「H」,「L」,「L」である場合は600dpiを、「L」,「L」,「H」,「L」である場合は300dpiを、「L」,「L」,「L」,「H」である場合は150dpiを、それぞれ指定することができる。すなわち、本実施例では、どのCLK信号のタイミングで「H」が検出されるかによって解像度を決定している。
【0064】
また、この場合、1回目が「H」であれば、その時点で解像度は1200dpiに一意に決定する。同様に、1回目が「L」で2回目が「H」であればその時点で600dpiに、1回目及び2回目が「L」で3回目が「H」であればその時点で300dpiに、それぞれ解像度が一意に決定する。このように、モード設定期間中に解像度が一意に決定した場合は、モード切替期間を直ちに終了し、画像の読取を即座に開始することが可能となる。
【0065】
図11に示す実施例4のように、CLK信号の立ち上がりに同期して検出されたSP信号がそれぞれ「H」,「L」,「L」,「L」である場合は150dpiを、「H」,「H」,「L」,「L」である場合は300dpiを、「H」,「H」,「H」,「L」である場合は600dpiを、「H」,「H」,「H」,「H」である場合は1200dpiを、それぞれ指定する場合、更に次のような効果が生じる。すなわち、この場合も、1回目が「H」で2回目が「L」であれば、その時点で解像度は150dpiに一意に決定する。そこで、このような場合は、モード設定期間を直ちに終了し、F/F37を起動して画像の読取を即座に開始することが可能となる。
【0066】
また、実施例4のように、低解像度であるほどモード設定期間を早期に中断できるようにすれば、この効果は一層顕著となる。すなわち、解像度を低く設定する場合は、使用者が読取画像の鮮明さよりも画像信号の迅速な出力を望んでいる場合が多い。モード設定期間の初期でその解像度が一意に決定されるようにすれば、画像信号の出力をより早期に開始することができ、使用者の要望を一層適切に満足させることができる。
【0067】
なお、実施例1では解像度の設定を1頁につき1度のみ行ったが(S7,S1)、上記各実施例における解像度の設定は、画像の読取における1ライン毎に行ってもよい。但し、前者の場合、解像度設定が行われる回数を減らして読取を迅速化することができる。更に、1ジョブ毎に解像度の設定を行ってもよい。
【0068】
次に、実施例5を図12,図13により説明する。なお、この実施例は、上記実施例1〜4と適宜組み合わせることも可能である。図12に示すように、本実施例の解像度切替部30には、図4の構成に加えて解像度確認信号生成部51が設けられ、更に、この解像度確認信号生成部51の出力または光電変換素子15からの電荷放出のいずれかを選択的にAO端子21に出力する出力選択部53を備えている。
【0069】
解像度確認信号生成部51は、前述のように解像度が決定してモードラッチ部32bが解像度切替制御信号をラッチしたとき、その解像度切替制御信号に応じて解像度確認信号(解像度信号)を生成する。この解像度確認信号は、図13に示すように、モード設定期間が終わってから画像信号が出力されるまでの間に設定された解像度確認信号出力期間において、A,Bの2ビットの信号として出力される。A,Bの値と解像度との対応関係は次の表2に示すように規定されている。
【0070】
【表2】
【0071】
本実施例では、ASIC5のCPU13は、この解像度確認信号を読み込むことにより、自身が指示した解像度がイメージデバイス3に正確に設定されたか否かを判断することができる。指示した解像度と異なる場合は、警告表示を行ったり、画像の読取を中止したり、解像度を再設定したりすることができる。
【0072】
なお、上記各実施例において、モード指定検出部40が解像度設定モード設定手段に、解像度切替信号検出部31及びモード信号判定部32aが解像度設定手段に、F/F41,42が解像度設定期間設定手段に、それぞれ相当する。また、本発明は上記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
【0073】
例えば、上記各実施の形態では、モード設定期間中のSP信号をCLK信号に同期して読み取っているが、SP信号をCLK信号と同期しないパルス状に入力して、カウンタ等によってその数を読み取ることにより解像度を決定してもよい。但し、CLK信号と同期してSP信号を読み込む場合、処理が一層容易になる。また、上記各実施例では、解像度に応じて複数のアナログスイッチ19を同時にオンとするので、複数の光電変換素子15から放出された電気信号が同時に信号ラインに送られる。そのため、最大解像度以外が設定された場合に、光電変換素子15における光信号の受信と電気信号の出力とのサイクルが短くなり、光電変換素子15の1個あたりの電気信号が小さくなっても、信号ラインの出力が小さくなることがなく、読み取った画像のS/Nを高く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における多機能装置の全体構成を表す説明図である。
【図2】 実施例1における読取装置の構成を表す説明図である。
【図3】 実施例1における読取装置の制御系の構成を表す説明図である。
【図4】 実施例1におけるイメージデバイスの構成を表す説明図である。
【図5】 実施例1における出力制御部の構成を表す説明図である。
【図6】 実施例1における解像度切替信号検出部の構成を表す説明図である。
【図7】 実施例1における解像度の設定を表すタイミングチャートである。
【図8】 実施例1における読取処理を表すフローチャートである。
【図9】 実施例2における解像度の設定を表すタイミングチャートである。
【図10】 実施例3における解像度の設定を表すタイミングチャートである。
【図11】 実施例4における解像度の設定を表すタイミングチャートである。
【図12】 実施例5におけるイメージデバイスの構成を表す説明図である。
【図13】 実施例5における解像度確認信号を表すタイミングチャートである。
【図14】 従来のイメージセンサの構成を表す説明図である。
【符号の説明】
1…読取装置 3…イメージデバイス 4…操作パネル
5…ASIC 6…読取ヘッド 7…波形生成部
8…解像度切替信号部 9…A/D変換部 11…画像処理部
13…CPU 15…光電変換素子 17…共通電極
18…セルフォックレンズ 19…アナログスイッチ 20…光源
21…AO端子 23…出力制御部 29…アナログスイッチ
30…解像度切替部 31…解像度切替信号検出部
32a…モード信号判定部 32b…モードラッチ部
33,36,37,38,41,42…フリップフロップ
34,39…切替スイッチ 40…モード指定検出部
43,44…AND 51…解像度確認信号生成部
53…出力選択部
Claims (8)
- 光信号を電気信号に変換する複数の光電変換素子と、
当該各光電変換素子にそれぞれ対応して配置され、各光電変換素子の電荷出力部と共通の信号ラインとの間をオン−オフするチャンネルセレクトスイッチ群と、を備え、
外部より供給されるクロックパルス信号に同期しながら、上記チャンネルセレクトスイッチ群を、順次オン−オフ制御するイメージセンサであって、
クロックパルス信号と、一定幅のスタート信号とが入力されたとき、その2つの信号の組み合わせが特定の態様である場合には、解像度設定モードを設定する解像度設定モード設定手段と、
上記解像度設定モードが設定されたとき、解像度設定期間を設定する解像度設定期間設定手段と、
当該解像度設定期間設定手段が設定した解像度設定期間において解像度を設定する解像度設定手段と、
を備えることを特徴とするイメージセンサ。 - 上記解像度設定手段は、上記解像度設定期間における上記スタート信号の状態に基づき、解像度を設定するための解像度設定信号を生成することを特徴とする請求項1記載のイメージセンサ。
- 上記解像度設定手段は、上記解像度設定期間中に上記クロックパルス信号に同期して上記スタート信号の状態を複数回読み込み、その読み込み結果の組み合わせに基づいて、上記解像度設定信号を生成することを特徴とする請求項2記載のイメージセンサ。
- 上記解像度を変更する毎に、当該イメージセンサらから出力される画像信号に、上記解像度を示す解像度信号が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のイメージセンサ。
- 請求項1記載のイメージセンサを備える読取装置において、
上記クロックパルス信号を発生するクロックパルス信号発生手段と、
上記スタート信号を発生するスタート信号発生手段と、
上記解像度設定モードを設定するために上記2つの信号発生手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする読取装置。 - 上記クロックパルス信号発生手段は、上記クロックパルス信号の周期を上記イメージセンサの読取動作用の第1の周期からこの第1の周期とは異なる第2の周期へと変更可能な周期変更手段を持ち、当該周期変更手段は上記制御手段による上記解像度設定モードの設定が行われるときにクロックパルス信号を上記第2の周期のクロックパルス信号に変更することを特徴とする請求項5記載の読取装置。
- 上記解像度設定モード設定手段による解像度設定モードの設定は、画像の読取における1頁毎に行うことを特徴とする請求項5または6記載の読取装置。
- 光信号を電気信号に変換する複数の光電変換素子と、
当該各光電変換素子にそれぞれ対応して配置され、各光電変換素子の電荷出力部と共通の信号ラインとの間をオン−オフするチャンネルセレクトスイッチ群と、を備え、
外部より供給されるクロックパルス信号に同期しながら、上記チャンネルセレクトスイッチ群を、順次オン−オフ制御するイメージセンサにおける解像度設定方法であって、
上記クロックパルス信号と、一定幅のスタート信号とが入力されたとき、その2つの信号の組み合わせが特定の態様である場合には、解像度設定モードを設定し、
上記解像度設定モードが設定されたとき、解像度設定期間を設定し、
当該設定された解像度設定期間において解像度を設定することを特徴とするイメージセンサにおける解像度設定方法。
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