JP3975860B2 - 圧電デバイスと圧電デバイスを利用した携帯電話装置及び圧電デバイスを利用した電子機器 - Google Patents
圧電デバイスと圧電デバイスを利用した携帯電話装置及び圧電デバイスを利用した電子機器 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音叉型の圧電振動片をパッケージに内蔵した圧電デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)、モバイルコンピュータ、あるいはICカード等の小型の情報機器や、携帯電話、自動車電話、あるいはページングシステム等の移動体通信機器において装置の小型薄型化がめざましく、それらに用いられる圧電デバイスも小型薄型化が要求されている。
また、それとともに、装置の回路基板に両面実装が可能な表面実装タイプの圧電デバイスが求められている。
図38及び図39は、このような圧電デバイスの構成例を示す概略図であり、図38は、圧電デバイスの構成を示す概略平面図、図39は、図38の圧電デバイスのA−A線概略断面図である。
【0003】
図38及び図39において、従来の圧電デバイス1は、パッケージ6の内部に、圧電振動片2を収容している。この圧電振動片2は、例えば水晶基板を利用して形成されている。この圧電振動片2は、パッケージ6の電極部に接合される基部11と、この基部11から平行に延びる一対の振動腕4,5を有する音叉型に形成され、その表面に図示しない駆動用の金属電極が形成されている。
【0004】
パッケージ6は、セラミック製の2枚の基板12,13を積層して内側に所定の内部空間Sを形成するようにし、その全体が矩形状に形成されている。この内部空間Sにおいて、パッケージ6の内側の底部には、導電性の接着剤7等を介して、上述した圧電振動片2の基部11が電極部3,3上に接合固定されており、圧電振動片2の先端部は自由端とされている。
そして、パッケージ6の開放された上端には、低融点ガラス等のロウ材8を介して、ガラス等の光を透過する材料,すなわち光透過性の材料で形成された蓋体9が接合されることにより、封止されている。
また、圧電デバイス1は、上述した小型化の要請から、可能な限り小さく形成されており、現在試作が検討されているパッケージ6の全長は、例えば、3.2mm程度とされている。
【0005】
圧電デバイス1は、以上のように構成されており、外部からの駆動電圧が、電極部3及び導電性接着剤7を介して、圧電振動片2に伝えられる。これにより、圧電振動片2の図示しない励振電極からの電圧が圧電材料に伝えられることで、一対の振動腕4,5が屈曲振動を生じ、所定の周波数で振動する。
この振動周波数を外部に取り出すことによって、所定の周波数の出力を得ることができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような圧電デバイス1において、そのパッケージ6内に、圧電振動片2を接合する場合には、図40に示すようにされている。
図40は、図38のt−t線切断概略端面図であり、図において、パッケージ6の内側底部に形成された電極部3,3上に、導電性接着剤7,7を適用し、その上に圧電振動片2の基部11を載せて、矢印に示すように、上から軽く押さえ、導電性接着剤7,7を基部11の下で拡げてから、硬化させるようにしている。
【0007】
この場合において、圧電振動片2を確実に接合しようとすると、導電性接着剤7,7の塗布量を増やして、十分な接着面積を得るようにする必要がある。
しかしながら、導電性接着剤7,7の塗布量を増大させると、各電極部3,3上の導電性接着剤7,7が互いに接近し、接触してしまう場合があり、各電極部3,3を短絡させるという問題がある。
特に、上述したように、圧電デバイスは益々小型化されており、例えば、図38の圧電デバイス1のパッケージ6の全幅も、1.5mm程度に形成される必要がある。この場合、内部空間Sの幅は、これよりもさらに小さく、このような小さな空間内で、圧電振動片2の接合強度を確保するために、図40のような手法で、電極部3,3どうしの短絡を生じないで導電性接着剤7,7の塗布量を増大させることは、不可能である。
【0008】
本発明の目的は、上述の問題を解決するためになされたものであり、小型に構成しても、圧電振動片が強固に固定されることで、優れた耐衝撃性を備える圧電デバイスと、このデバイスを利用した携帯電話装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は、圧電振動片を片持ち式に固定して内部空間に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスであって、前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、前記圧電振動片の前記基部の幅方向の両側縁部の下面側に段部が形成されていることを特徴とする、圧電デバイスによって達成される。
【0010】
また、本発明の圧電デバイスは、圧電振動片を片持ち式に固定して内部空間に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスであって、前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、前記パッケージ内側底面の電極部が設けられた面に、パッケージ内側の側壁内に入り込むような凹部が形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の圧電デバイスは、基部から延びる一対の振動腕を有する音叉型圧電振動片を片持ち式に固定して内部空間に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスであって、前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、前記パッケージ内に突出して設けられ、前記第1の接合構造と、前記第2の設合構造とが短絡することを阻止するためのショート防止用突起と、前記圧電振動片基部の端部に設けられて、前記ショート防止用突起と係合される係合凹部と、を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の圧電デバイスは、基部から延びる一対の振動腕を有する音叉型圧電振動片を片持ち式に固定して内部空間に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスであって、前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、前記パッケージ内側底面の圧電振動片の基部が固定される領域の一部に、厚み方向に段部を形成して設けられた凹部を備え、かつこの凹部が、パッケージ内側の側壁内に入り込む形状とされていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の圧電デバイスは、前記圧電振動片がパッケージ側に固定される基部と、この基部から平行に延びる一対の振動腕とを備えた音叉型の圧電振動片であることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の圧電デバイスは、前記一対の振動腕は、それぞれ長手方向に沿って延びる長溝を有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の圧電デバイスは、前記圧電振動片が、前記振動腕の基端部と前記基部との間に切り欠き部を有しており、前記第1の接合構造および前記第2の接合構造は、この切り欠き部よりも前記基部の前記一対の振動腕の基端となる側と反対の端部側に塗布されていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の圧電デバイスは、前記圧電振動片の前記基部の少なくとも両側縁部の下面側が、楕円もしくは長円の一部を含む曲線状に形成されていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の圧電デバイスは、前記パッケージの底部に開口を形成して、この開口に封止材を充填したことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の携帯電話装置は、音叉型の圧電振動片を片持ち式に固定して内部に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスを利用した携帯電話装置であって、前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、前記圧電振動片の前記基部の幅方向の両側縁部の下面側に段部が形成されている圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにしたことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の電子機器は、音叉型の圧電振動片を片持ち式に固定して内部に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスを利用した電子機器であって、前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、前記圧電振動片の前記基部の幅方向の両側縁部の下面側に段部が形成されている圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにしたことを特徴とする。
【0020】
また、本発明の電子機器は、音叉型の圧電振動片を片持ち式に固定して内部に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスを利用した電子機器であって、前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、前記パッケージ内側底面の電極部が設けられた面に、パッケージ内側の側壁内に入り込むような凹部が形成されている圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにしたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1ないし図3は、本発明の圧電デバイスの第1の実施の形態を示しており、図1はその概略平面図、図2は図1のC−C線概略断面図、図3は図1のa−a線切断概略端面図である。
これらの図において、圧電デバイス20は、圧電振動子を構成した例を示しており、圧電デバイス20は、パッケージ36内に圧電振動片32を収容している。パッケージ36は、例えば、セラミックグリーンシートを成形して焼結した酸化アルミニウム質焼結体等を利用した複数の基板、第1の実施形態の場合には、3枚の基板44,45,46を積層して形成されている。基板46は、その内側に所定の孔を形成することで、基板45に積層した場合に内側に所定の内部空間Sを形成するようにされている。
【0022】
パッケージ36の内部空間S内の図2における左端部付近において、内部空間Sに露出して底部を構成するベースとなる積層基板45には、Au及びNiメッキが施された電極部31,31が図1に示すように所定の間隔を隔てて形成されている。電極部31,31は、外部と接続されて、駆動電圧を供給するものである。この各電極部31,31の上に導電性接着剤43,43が塗布されており、この導電性接着剤43,43の上に圧電振動片32の基部51が載置されて、導電性接着剤43,43が硬化されることにより接合されている。
【0023】
本実施形態では、後述するように、この導電性接着剤43,43の塗布位置をパッケージ36の側壁47,47に寄せるようにして、圧電振動片32を接合する構造となっている。
圧電振動片32の基部51の導電性接着剤43,43と触れる部分には、駆動電圧を伝えるための引出電極(図示せず)が形成されており、これにより、圧電振動片32は、後述する駆動用電極がパッケージ36側の電極部31,31と導電性接着剤43,43を介して、電気的に接続されている。
【0024】
圧電振動片32は、例えば水晶で形成されており、水晶以外にもタンタル酸リチウム,ニオブ酸リチウム等の圧電材料を利用することができる。本実施形態の場合、圧電振動片32は、小型に形成して、必要な性能を得るために、特に図示する形状とされている。
すなわち、圧電振動片32は、パッケージ36側と後述するようにして固定される基部51と、この基部51を基端として、図1に示すように右方に向けて、二股に別れて平行に延びる一対の振動腕34,35を備えており、全体が音叉のような形状とされた、所謂、音叉型圧電振動片が利用されている。
本発明の圧電振動片は、このような音叉型の形状のものに限らず、例えば、水晶等の圧電材料を矩形状にカットした、所謂、ATカット振動片を利用するようにしてもよい。
【0025】
パッケージ36の開放された上端には、低融点ガラス等のロウ材33を介して、蓋体39が接合されることにより、封止されている。蓋体39は、後述する周波数調整を行うために、光を透過する材料,例えば、ガラスで形成されている。ここで、好ましくは、蓋体39は、母材からエッチング等の手法により、製造される際に、その蓋体39の各角部39a,39a,39a,39aが、製造と同時に、研磨またはエッチングにより、図示するような傾斜もしくは曲面となるように面取りされる。これにより、図1及び図2で説明したように、パッケージ36の上端に、ロウ材33を介して蓋体39を接合する場合において、蓋体39の外縁の外側にロウ材33がまわり込むための十分なスペースをパッケージ36の上端面に設けることができ、ロウ材33のまわり込みにより外側シール部を構成することができる。
【0026】
また、パッケージ36の底面のほぼ中央付近には、パッケージ36を構成する2枚の積層基板44,45にそれぞれ設けられる貫通孔37a,37bを形成することにより、開口37が設けられている。この開口37を構成する2つの貫通孔のうち、パッケージ内部に開口する第1の孔37aに対して、第2の孔である外側の貫通孔37bは、より大きな内径を備えるようにされている。これにより、開口37は段つき開口とされており、好ましくは、第2の孔である貫通孔37bの段部と、貫通孔37bの孔内周面には金属が被覆されている。
開口37には、金属製の封止材38が充填されることにより、パッケージ36に蓋体39を固定した後で、封止することができるようにされている。
開口37に充填される金属製封止材38としては、例えば、金(Au)と錫(Sn)による合金が用いられ、第2の孔37bの段部と、孔内周面の金属被覆部には、ニッケルメッキによる下地層の上に金メッキを被覆した構成が適している。
【0027】
図3は、図1のa−a線切断概略端面図である。この図3を参照して、本発明の圧電振動片32の接合構造の一例を説明する。
図において、パッケージ36の内側底部を構成する積層基板45には、パッケージ36の矢印に示す幅方向にそって、分割もしくは分離された2つの電極部31,31が形成されている。この電極部31,31は、上述したように、外部から、圧電振動片32に対して、駆動電圧を印加するためのものである。
【0028】
図示されているように、この電極部31,31と圧電振動片32とを電気的に接合するための導電性接着剤43,43は、各電極部31,31に適用される。特に、これら導電性接着剤43,43は、パッケージ36の内部空間Sの側壁47,47と、2つの電極部31,31と、圧電振動片32の基部51とに接触するように塗布されている。
これにより、各電極部31,31に対応した導電性接着剤43,43は、パッケージのそれぞれの側壁47,47に寄せて塗布されることになる。このため、各導電性接着剤43,43どうしは、互いの間に従来よりも大きな間隔を保持することになり、接触しにくい。
【0029】
しかも、各導電性接着剤43,43は、離間された分、その塗布量を多くすることができるため、圧電振動片32の基部51の各側縁付近の下面と、圧電振動片32の基部51の各側面とに、十分な接着面積を得ることができる。すなわち、図40と比較するとわかるように、従来接着に使用されていなかった圧電振動片32の基部51の側面まで、接着面とすることで、強固な接合構造とすることができる。
したがって、圧電デバイス20は、小型に構成しても、圧電振動片32が強固に固定されることで、優れた耐衝撃性を備えることができる。
【0030】
図4および図5は、本発明の第1の実施形態にかかる第1の変形例であり、図4は、圧電デバイス30の概略平面図、図5は、図4のD−D線切断概略断面図である。これらの図において、第1の実施形態と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
この第1の変形例に係る圧電デバイス30は、第1の実施形態と比較すると、パッケージ36の構成のみが異なっている。
【0031】
すなわち、パッケージ36を構成する積層基板のうち、内部空間Sに面する中間の基板45には、図5に示すように右端部付近に孔45aを形成することにより、この積層基板45の厚みに対応した凹部42が形成されている。この凹部42は、圧電振動片32の自由端32bの下方に位置している。
第1の実施形態の第1の変形例は、以上のように構成され、これにより、本変形例においては、第1の実施形態と同様の作用効果を発揮し得るとともに、パッケージ36に外部から衝撃が加わり、圧電振動片32の自由端32bが矢印Z方向に振れた場合であっても、パッケージ36の内側底部と当接されることを有効に防止できる。
【0032】
図6は、本発明の圧電デバイスの第2の実施形態を示す概略平面図である。図において、第1の実施形態と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
第2の実施形態に係る圧電デバイス60は、第1の実施形態と比較すると、圧電振動片61の構成のみが異なっている。
【0033】
すなわち、第2の実施形態の圧電振動片61は、パッケージ36側と後述するようにして固定される基部51と、この基部51の一端部において、好ましくは、部分的に両側から縮幅することで、括れるようにして設けられた切り欠き部53,53と、この切り欠き部53,53より幅広く形成された領域である拡幅部52,52を有している。さらに、圧電振動片61は、この拡幅部52,52を基端として、図において右方に向けて、二股に別れて平行に延びる一対の振動腕34,35を備えており、全体が音叉のような形状とされた、所謂、音叉型圧電振動片が利用されている。
これにより、特にこの実施形態の圧電振動片61においては、固定側である基部51に対して、一対の振動腕34,35の振動が、できるだけ漏れ込むことがないようにされており、これにより、極力CI値を低減するように構成されている。
【0034】
そして、この実施形態では、特に、導電性接着剤43の塗布領域を限定しており、基部51の上記切り欠き部53,53を越えて、振動腕34,35の方へ、塗布領域が拡がらないようにされている。
このようにするためには、例えば、第1の実施形態の場合よりも導電性接着剤43,43の量を少なくして、塗布領域が、切り欠き部53,53を越えて、振動腕34,35の方へ達しないようにすることができる。
この場合にも、図6のb−b線切断概略端面図である図7に示すように、導電性接着剤43,43が塗布されている領域においては、第1の実施形態と同一の接合構造となるようにされている。
また、圧電振動片61の端部には、凹部75が形成されており、これにより、導電性接着剤43がこの部分にも回り込むことで、接着面積が増大し、その分接合構造が強固となる。
【0035】
これにより、第2の実施形態においては、第1の実施形態と同様の作用効果を発揮し得るとともに、導電性接着剤43,43の塗布領域を基部51の切り欠き部53,53よりも基部側に限定することで、特に、基部51の側面に導電性接着剤を回り込ませることで、圧電振動片61を強固に固定できる。しかも、導電性接着剤43,43が切り欠き部53,53に達しないようにすることで、切り欠き部53,53の機能を阻害することなく、基部51側への振動の漏れ込みを抑制して、CI値の上昇を有効に防止できる。
【0036】
図8は、本発明の圧電デバイスの第3の実施形態に係る概略平面図である。
この図において、第1の実施形態と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
第3の実施形態に係る圧電デバイス70が、第1の実施形態と異なる点は、圧電振動片71の各振動腕34,35に長溝34a,35aが設けられている点と、圧電振動片71の基部51が面取りされている点である。
【0037】
すなわち、図8に示すように、圧電振動片71には、各振動腕34,35の基端部付近から略中央付近にかけて、長手方向に沿って延びる長溝34a,35aが設けられている。この長溝34a,35aは、圧電振動片71の電界効率を高めるための溝である。
長溝34aと長溝35aは同じ構成であるので、長溝34aについて説明する。長溝34aは、図8の圧電振動片71におけるx−x線切断端面図である図9に示されるように、振動腕34の上面及び下面がその幅方向の端部に枠を残すようにして、薄肉に成形され、長溝34a,34aを設けた振動腕34の断面形状が略H型に形成されている。また、上下の溝34a,34aの表面には、図示しない励振電極が形成されている。なお、長溝34a,34aは、溝ではなく貫通孔としたり、或いは振動腕34の断面形状をV字状等になるように形成してもよい。また、振動腕34に設けられた長溝34a,34aの基部51側の端部は、基部51の導電性接着剤43,43と触れる部分を避けて、基部51に入り込むように設けてもよい。
【0038】
このように、長溝34a,35aを設けることで、振動腕34,35内の電界が効率よく発生することとなり、圧電振動片71のCI値を他の実施形態のCI値と比べて低く抑えられる。また、長溝34a,35aを設けたことで、圧電振動片71の質量も低減され、CI値はさらに低く抑えられる。したがって、このような圧電振動片71のCI値を、他の実施形態と同様のCI値となるように形成した場合には、振動腕34,35の長さを、他の実施形態と比べて短くできるため、圧電振動片71および圧電振動片71が収容されるパッケ−ジ36を小型化できる。
【0039】
また、第3の実施形態に係る圧電デバイス70は、図8に示す基部51の幅方向の両端面である側面72,72の形状が、面取りされている。この面取り形状は、曲面に限らず、平らな傾斜面でもよく、または段部にしてもよい。
例えば、図8の圧電振動片71を示す概略平面図である図10に示すように、圧電振動片71の基部51の両側面72,72の下面を含む斜線で示す領域の形状が、図10のd−d線切断概略端面図である図11に示すような形状とされている。
すなわち、図11(a)は、圧電振動片71の基部51の側面72について、面取り形状を曲面73とした場合を示しており、図11(b)は、圧電振動片71の基部51の側面72について、面取り形状を段部74とした場合を示している。
【0040】
これらの基部51の形状について、詳しく説明する。
図12は、基部51の側面72について、面取り形状を曲面73とした場合の図8のc−c線切断概略端面図である。また、図13は、理解の便宜のため、図11(a)に示した構造の基部51の裏側を上にして示した部分拡大斜視図であり、図14は、図11(b)に示した構造の基部51の裏側を上にして示した部分拡大斜視図である。
【0041】
先ず、図13に示すように、基部51の両側面72,72の図において上面側の領域(図12のマウント状態では下面側となる領域)には曲面73,73が設けられている。すなわち、図13において、基部51の上面は、下面よりも面積が小さく、上記曲面73,73は、小さな面積の上面と、大きな面積を有する下面とをつなぐ傾斜曲面となっている。また、好ましくは、基部51の端部にも中央の垂直部で形成された凹部75を挟んで、両側に、曲面73a,73aが設けられている。
【0042】
そうすると、図12に示すように、基部51の両側面には、その接合構造において、下を向いた傾斜面73,73が導電性接着剤43,43と接触することになり、比較的少ない量の導電性接着剤43を使用した場合にも、導電性接着剤43は、曲面73,73を含む側面に回り込んで付着する。
このため、導電性接着剤が付着しないで角隅部の底面に隙間をつくることがないから、外部からの衝撃を受けて、応力が集中する箇所がなく、破断しやすい領域が形成されないので、圧電振動片71は強固に固定される。
【0043】
特に、第3の実施形態では、上述のように、振動腕34,35には長溝34a,35aが設けられているため、圧電振動片71およびパッケ−ジ36を、他の実施形態に比べてさらに小型化している。このため、電極部31,31どうしの短絡を生じないで導電性接着剤43,43を塗布して、圧電振動片71をパッケージ36に固定することは極めて困難である。しかし、上述のように、基部51の両側面72,72に曲面73,73を設けることで、比較的少ない量の導電性接着剤43,43を使用して、電極部31,31どうしの短絡を生じさせずに、圧電振動片71をパッケージ36に強固に固定できる。
【0044】
しかも、基部51の両側面72,72だけでなく、端部においても、図13で説明したように、凹部75と、その両側に形成された曲面73a,73aを有しているから、基部51が垂直な端面で形成される場合と比較すると、回り込んだ導電性接着剤43と接着される面積が増大し、接合面積が増えることから、この点でも接合強度が向上される。
【0045】
また、基部51は、図14に示すように、基部51の両側面72,72の上面側の領域(図12のマウント状態では下面側となる領域)に、段部74,74が設けられるようにしてもよい。この場合、好ましくは、各段部74,74は、それぞれ一体に基部51の端部まで回り込んでいる。これによって、基部51の端部は中央の垂直部で形成された凹部75を挟んで、両側に、段部74a,74aが形成されることになる。
したがって、図14の構造の基部51の場合にも、段部74,74及び段部74a,74aが、図13の各曲面73,73及び曲面73a,73aと同等に作用して、圧電振動片71の接合強度を向上させることができる。
【0046】
図15は、圧電振動片71の基部51の上述したような形状を形成するための手法を説明する図である。
このような形状は、圧電振動片71の外形を形成するために、水晶等の圧電材料の母材76をエッチングにより加工する際に形成される。
図15(a)に示されているように、母材76に、マスク77,78を配置して、エッチング加工を行う。この場合、基部51の上面となる箇所には、面積の大きなマスク77を配置し、基部51の下面となる表面には、マスク77よりも面積の小さなマスク78を配置してエッチングを行う。
これにより、図15(b)に示すように、側面に曲面73,73が形成された基部51の形状を得ることができる。
【0047】
図16は、本発明の圧電デバイスの第4の実施形態を示す概略平面図である。図において、既に説明した他の実施形態と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
第4の実施形態に係る圧電デバイス80は、図6の第2の実施形態の圧電振動片と同一の圧電振動片61を備えている。そして、第2の実施形態で説明した圧電振動片の凹部75が、この実施形態では、圧電振動片61のマウントの際に利用されるための係合凹部82となっている。
【0048】
また、第4の実施形態では、パッケージの構造の一部が変更されている。
すなわち、パッケージ81は、例えば、第2の実施形態と同様に、圧電材料を重ねて構成されている。
図17は、図16のe−e線切断概略端面図であり、図において、パッケージ81は、積層基板44,45,84,85を重ねて形成されている。この場合、積層基板44と45は、第2の実施形態と同じであるが、下から3層目の積層基板84は、図示されているように、内部空間S内で矢印で示すパッケージ81の幅方向にそって内壁に入り込んだ凹部86,86を形成するような孔を有している。そして、積層基板85が、積層基板84よりも小さな孔を備えている。
【0049】
また、図16のf−f線切断概略端面図である図18と、図16のg−g線切断概略端面図である図19を比較して理解されるように、積層基板84は、パッケージ81の内部空間の中央付近で、内方に突出するショート防止用突起83を備えている。このショート防止用突起83は、各電極部31,31上に適用された導電性接着剤43,43が流れて互いに接触することがないように、各電極部31,31の間で、これらを隔てる位置に設けられている。
ここで、上述した電極部31,31は、パッケージ81の例えば、1.5mm程度の全幅内のさらに小さな幅しかない内部空間S内で、幅方向に分離して設けられている。このため、ショート防止用突起83が設けられていれば、圧電振動片61の接合強度を向上させるために、導電性接着剤43,43の塗布量を多少増加させるようにしても、各電極部31,31の短絡を特に有効に防止することができる。
【0050】
また、パッケージ81内に圧電振動片61を接合するに当たって、その位置決めをする場合においては、ショート防止用突起83を、圧電振動片61の端部の中央に設けた、位置決め用の係合凹部82に入れ込むだけで、面倒な画像処理等により位置確認する必要なく、正しく位置決めすることができる。
さらに、図17に示す凹部86,86は、図19に示すように、パッケージ81の端部側にも回り込むように設けられている。このため、この凹部86により形成される空間が、導電性接着剤43,43をより多量に収容する収容部としての機能を発揮し、導電性接着剤43,43をより多量に塗布できることから、その分圧電振動片61の接合強度が向上することになる。
本実施形態は、以上の点を除き、第1の実施形態もしくは第2の実施形態と同様の作用効果を発揮することができる。
【0051】
図20ないし図23は、本発明の圧電デバイスの第5の実施形態を示しており、図20は、第5の実施形態の圧電デバイスの概略平面図、図21は、図20のh−h線切断概略端面図、図22は、図20のi−i線切断概略端面図、図23は、図20のj−j線切断概略端面図である。
これらの図において、既に説明した他の実施形態と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
第5の実施形態に係る圧電デバイス90は、第4の実施形態の圧電デバイス80と比べると、パッケージにショート防止用突起を備えない点及びパッケージ内に形成された導電性接着剤の収容部である凹部の形成の仕方が異なる。
【0052】
具体的には、この圧電デバイス90は、図21に示されているように、そのパッケージ91が、積層基板44,45,94,95を重ねて形成されている。この場合、積層基板44と45は、第2の実施形態と同じである。パッケージ91の下から3層目の積層基板94は、この実施形態では、図示されているように、圧電振動片61が配置されるパッケージ91の底面を形成するとともに、圧電振動片61の基部51の直下の領域94aを残して、厚み方向に形成された段部96,96を設けることで、凹部を有している。
この凹部を形成する段部96,96は、図20に示されているように、平面視4角形状の凹陥部分となっている。
【0053】
電極部31,31は、図21及び図23に示されているように、本実施形態では、その一部が凹部の底である2層目の積層基板45の表面に形成されており、電極部の他の一部31aは、段部96より上の3層目の積層基板94上に形成されている。電極部31と一部の電極部31aとは、内部に導通金属を充填したバイアホール31b等の手段で導通されている。
【0054】
本実施形態は以上のように構成されており、段部96,96により形成された2つの凹部を備えることにより、導電性接着剤43,43の塗布量を増やすことができるので、その分圧電振動片61の接合構造を強化させることができる。また、電極部31とその一部31aを2層目の積層基板45と3層目の積層基板94とに形成することができるので、電極の面積を増加させることができ、これにより、電気的接続をより確実とすることができる。
その他の作用効果は、第2の実施形態と同様である。
【0055】
図24ないし図30は、本発明の圧電デバイスの第6の実施形態の構成を示す概略図であり、図24は、第6の実施形態の圧電デバイスの概略平面図、図25は、図24のE−E線概略断面図、図26は、図24のl−l線の延長線に沿った概略断面図、図27は、図24のm−m線の延長線に沿った概略断面図、図28は、図24のk−k線切断概略端面図、図29は、図24のl−l線切断概略端面図、図30は、図24のm−m線切断概略端面図である。
これらの図において、第6の実施形態の圧電デバイス100は、圧電振動片61を用いて、圧電発振器を形成した例を示しており、既に説明した他の実施の形態と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複した説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0056】
圧電デバイス100のパッケージ101は、図25に示すように、下から積層基板102,103,104,105,106の5層の基板を積層して形成されている。これらの各基板について、内側にそれぞれ所定の孔を形成することで、内部空間Sの各収容構造を設けている。
すなわち、パッケージ101の中央付近には、凹部108が形成されており、その内側底部には、図示しない電極が設けられている。この電極上には、集積回路107が実装されており、集積回路107は、所定の分周回路等を構成していて、圧電振動片61の駆動電極と電気的に接続され、集積回路107から出力された駆動電圧が圧電振動片61に与えられるようになっている。
また、圧電振動片61の基部51及び、その近傍のパッケージ101の構造は、第4の実施形態と同じ構造が採用されている。
【0057】
本実施形態は以上のように構成されており、圧電発振器である圧電デバイス100においても、第4の実施形態と同様の作用効果を発揮し、特に、圧電振動片61が強固に接続されていると共に、圧電振動片61のマウントの際の位置決めが容易である。
【0058】
図31ないし図36は、本発明の圧電デバイスの第7の実施形態の構成を示す概略図であり、図31は、第7の実施形態の圧電デバイスの概略平面図、図32は、図31のn−n線切断概略端面図、図33は、図31のo−o線の延長線に沿った概略断面図、図34は、図31のp−p線の延長線に沿った概略断面図、図35は、図31のo−o線切断概略端面図、図36は、図31のp−p線切断概略端面図である。
これらの図において、第7の実施形態の圧電デバイス110は、圧電振動片61を用いて、圧電発振器を形成した例を示しており、既に説明した他の実施の形態と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複した説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0059】
圧電デバイス110のパッケージ111は、図32に示すように、下から積層基板102,103,114,115,116の5層の基板を積層して形成されている。これらの各基板のうち、積層基板102,103は、第6の実施形態と同じであり、残りの積層基板114,115,116のうち、特に積層基板115の構成が異なっている。
この積層基板115の構成は、第5の実施形態の積層基板94の端部付近の構成と一致している。
【0060】
下から4層目の積層基板である積層基板115は、この実施形態では、図32、図34、図36等に示されているように、圧電振動片61が配置されるパッケージ111の底面を形成するとともに、圧電振動片61の基部51の直下の領域115aを残して、厚み方向に形成された段部96,96を設けることで、凹部を有している。
この凹部を形成する段部96,96は、図31に示されているように、平面視4角形状の凹陥部分となっており、第5の実施形態と同じである。
【0061】
電極部31,31は、図36に示されているように、本実施形態では、その一部が凹部の底である2層目の積層基板103の表面に形成されており、電極部の他の一部31aは、段部96より上の3層目の積層基板114上に形成されている。電極部31と一部の電極部31aとは、内部に導通金属を充填したバイアホール31b等の手段で導通されている。
【0062】
本実施形態は以上のように構成されており、段部96,96により形成された2つの凹部を備えることにより、導電性接着剤43,43の塗布量を増やすことができるので、その分圧電振動片61の接合構造を強化させることができる。また、電極部31とその一部31aを2層目の積層基板103と3層目の積層基板114とに形成することができるので、電極の面積を増加させることができ、これにより、電気的接続をより確実とすることができる。
その他の作用効果は、第2の実施形態と同様である。
【0063】
図37は、本発明の上述した実施形態に係る圧電デバイスを利用した電子機器の一例としてのデジタル式携帯電話装置の概略構成を示す図である。
図において、送信者の音声を受信するマイクロフォン308及び受信内容を音声出力とするためのスピーカ309を備えており、さらに、送受信信号の変調及び復調部に接続された制御部としての集積回路等でなるCPU(Central
Processing Unit)301を備えている。
CPU301は、送受信信号の変調及び復調の他に画像表示部としてのLCDや情報入力のための操作キー等でなる情報の入出力部302や、RAM,ROM等でなるメモリ303の制御を行うようになっている。このため、CPU301には、圧電デバイス30(あるいは、圧電デバイス60,70,80,90等)が取り付けられて、その出力周波数をCPU301に内蔵された所定の分周回路(図示せず)等により、制御内容に適合したクロック信号として利用するようにされている。このCPU301に取付けられる圧電デバイス30は、圧電デバイス30単体でなくても、圧電デバイス30と、所定の分周回路等とを組み合わせた発振器である図24のような圧電デバイス100または図31のような圧電デバイス110であってもよい。
【0064】
CPU301は、さらに、温度補償水晶発振器(TCXO)305と接続され、温度補償水晶発振器305は、送信部307と受信部306に接続されている。これにより、CPU301からの基本クロックの周波数が、環境温度の変化により変動しても、温度補償水晶発振器305により修正されて、送信部307及び受信部306に与えられるようになっている。
【0065】
このように、制御部を備えたデジタル式携帯電話装置300のような電子機器に、上述した実施形態に係る圧電デバイスを利用することにより、この圧電デバイスの圧電振動片が強固に固定されているので、装置全体としても優れた耐衝撃性を備えることができる。
【0066】
本発明は上述の実施形態に限定されない。圧電振動片の構成は、音叉型やAT振動片等種々のものが使用できる。また、各実施形態の各構成はこれらを適宜相互に組み合わせたり、その一部を省略し、図示しない他の構成と組み合わせることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、小型に構成しても、圧電振動片が強固に固定されることで、優れた耐衝撃性を備える圧電デバイスと、このデバイスを利用した携帯電話装置及び電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧電デバイスの第1の実施形態を示す概略平面図。
【図2】 図1のC−C線切断概略断面図。
【図3】 図1のa−a線切断概略端面図。
【図4】 本発明の圧電デバイスの第1の実施形態に係る第1の変形例を示す概略平面図。
【図5】 図4のD−D線切断概略断面図。
【図6】 本発明の圧電デバイスの第2の実施形態の概略平面図。
【図7】 図6のb−b線切断概略端面図。
【図8】 本発明の圧電デバイスの第3の実施形態の概略平面図。
【図9】 図8の圧電振動片におけるx−x線切断概略断面図。
【図10】 図8の圧電デバイスの圧電振動片を示す概略平面図。
【図11】 図10のd−d線切断概略端面図であり、(a)基部側縁の下面に曲面を形成した場合を示し、(b)基部側縁の下面に段部を形成した場合を示す。
【図12】 図8のc−c線切断概略端面図。
【図13】 図11(a)の構成を詳しく示す部分拡大斜視図。
【図14】 図11(b)の構成を詳しく示す部分拡大斜視図。
【図15】 図8の圧電デバイスの圧電振動片を形成する手法を示す説明図であり、(a)エッチング前の概略断面図、(b)エッチング後の概略断面図。
【図16】 本発明の圧電デバイスの第4の実施形態の概略平面図。
【図17】 図16のe−e線切断概略端面図。
【図18】 図16のf−f線切断概略端面図。
【図19】 図16のg−g線切断概略端面図。
【図20】 本発明の圧電デバイスの第5の実施形態の概略平面図。
【図21】 図20のh−h線切断概略端面図。
【図22】 図20のi−i線切断概略端面図。
【図23】 図20のj−j線切断概略端面図。
【図24】 本発明の圧電デバイスの第6の実施形態を示す概略平面図。
【図25】 図24のE−E線切断概略断面図。
【図26】 図24のl−l線の延長線に沿った概略断面図。
【図27】 図24のm−m線の延長線に沿った概略断面図。
【図28】 図24のk−k線切断概略端面図。
【図29】 図24のl−l線切断概略端面図。
【図30】 図20のm−m線切断概略端面図。
【図31】 本発明の圧電デバイスの第7の実施形態を示す概略平面図。
【図32】 図31のn−n線切断概略端面図。
【図33】 図31のo−o線の延長線に沿った概略断面図。
【図34】 図31のp−p線の延長線に沿った概略断面図。
【図35】 図31のo−o線切断概略端面図。
【図36】 図31のp−p線切断概略端面図。
【図37】 本発明の各実施形態に係る圧電デバイスを利用した電子機器の一例としてのデジタル式携帯電話装置の概略構成を示す図。
【図38】 従来の圧電デバイスの一例を示す概略平面図。
【図39】 図38のA−A線切断概略断面図。
【図40】 図38のt−t線切断概略端面図。
【符号の説明】
20,30,60,70,80,90,100,110・・・圧電デバイス、32,61,71・・・圧電振動片、51・・・基部、34,35・・・振動腕、34a,35a・・・長溝、36,81,91,101,111・・・パッケージ、37・・・開口、38・・・封止材、39・・・蓋体、42・・・凹部
Claims (12)
- 圧電振動片を片持ち式に固定して内部空間に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスであって、
前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、
前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、
前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、
前記圧電振動片の前記基部の幅方向の両側縁部の下面側に段部が形成されている
ことを特徴とする、圧電デバイス。 - 圧電振動片を片持ち式に固定して内部空間に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスであって、
前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、
前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、
前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、
前記パッケージ内側底面の電極部が設けられた面に、パッケージ内側の側壁内に入り込むような凹部が形成されている
ことを特徴とする、圧電デバイス。 - 基部から延びる一対の振動腕を有する音叉型圧電振動片を片持ち式に固定して内部空間に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスであって、
前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、
前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、
前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、
前記パッケージ内に突出して設けられ、前記第1の接合構造と、前記第2の設合構造とが短絡することを阻止するためのショート防止用突起と、
前記圧電振動片基部の端部に設けられて、前記ショート防止用突起と係合される係合凹部と、を備える
ことを特徴とする圧電デバイス。 - 基部から延びる一対の振動腕を有する音叉型圧電振動片を片持ち式に固定して内部空間に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスであって、
前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、
前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、
前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、
前記パッケージ内側底面の圧電振動片の基部が固定される領域の一部に、厚み方向に段部を形成して設けられた凹部を備え、かつこの凹部が、パッケージ内側の側壁内に入り込む形状とされている
ことを特徴とする圧電デバイス。 - 前記圧電振動片がパッケージ側に固定される基部と、この基部から平行に延びる一対の振動腕とを備えた音叉型の圧電振動片である
ことを特徴とする請求項1ないし4に記載の圧電デバイス。 - 前記一対の振動腕は、それぞれ長手方向に沿って延びる長溝を有する
ことを特徴とする、請求項5に記載の圧電デバイス。 - 前記圧電振動片が、前記振動腕の基端部と前記基部との間に切り欠き部を有しており、前記第1の接合構造および前記第2の接合構造は、この切り欠き部よりも前記基部の前記一対の振動腕の基端となる側と反対の端部側に塗布されている
ことを特徴とする請求項5または6のいずれかに記載の圧電デバイス。 - 前記圧電振動片の前記基部の少なくとも両側縁部の下面側が、楕円もしくは長円の一部を含む曲線状に形成されている
ことを特徴とする請求項7に記載の圧電デバイス。 - 前記パッケージの底部に開口を形成して、この開口に封止材を充填した
ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の圧電デバイス。 - 音叉型の圧電振動片を片持ち式に固定して内部に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスを利用した携帯電話装置であって、
前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、
前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、
前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、
前記圧電振動片の前記基部の幅方向の両側縁部の下面側に段部が形成されている圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにした
ことを特徴とする、携帯電話装置。 - 音叉型の圧電振動片を片持ち式に固定して内部に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスを利用した電子機器であって、
前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、
前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、
前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、
前記圧電振動片の前記基部の幅方向の両側縁部の下面側に段部が形成されている圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにした
ことを特徴とする、電子機器。 - 音叉型の圧電振動片を片持ち式に固定して内部に収容するようにしたパッケージとこのパッケージに固定される蓋体とを有する圧電デバイスを利用した電子機器であって、
前記パッケージの内側底部の一端領域に設けられ、パッケージの幅方向に分割して配置された第1および第2の電極部を有しており、
前記パッケージの内部空間の第1の側壁と、前記第1の電極部と、前記圧電振動片の基部の第1の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第1の接合構造と、
前記第1の側壁に対向する第2の側壁と、前記第2の電極部と、前記圧電振動片の基部の第2の側面とに接触するように導電性接着剤が塗布された第2の接合構造と、を備え、
前記パッケージ内側底面の電極部が設けられた面に、パッケージ内側の側壁内に入り込むような凹部が形成されている圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにした
ことを特徴とする、電子機器。
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