JP3975032B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機関弁である吸気弁あるいは排気弁を開閉作動させる内燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の動弁装置としては、SAE970338(General,Motors Corp)に記載されたものがある
図10に基づいて概略を説明すれば、この動弁装置は、機関のシリンダヘッド上に前後方向に沿って配置されて、機関のクランク軸によって回転駆動される駆動軸1と、該駆動軸1に揺動自在に支持されて、例えば吸気弁2のバルブリフター3の上面3aに摺接して該吸気弁2を図外のバルブスプリングのばね力に抗して開作動させる揺動カム4と、駆動軸1と揺動カム4との間に設けられて、駆動軸1の回転力をリフト力に変換して揺動カム4に伝達する伝達機構5とを備えている。
【0003】
この伝達機構5は、駆動軸1の外周に固定された第1平歯車6と、該第1平歯車6の上方位置に配置されたクランクシャフト7と、該クランクシャフト7に固定されて第1平歯車6に噛合する第2平歯車8と、クランクシャフト7と揺動カム4とを連結ピン9を介して連係する連結リンク10とから構成されている。
【0004】
そして、駆動軸1及び第1平歯車6の一方向(矢印)の回転に伴い第2平歯車8及びクランクシャフト7が回転して連結リンク10により揺動カム4を矢印方向へ揺動させる。これによって、揺動カム4は、下面のカム面4aがバルブリフター3の上面3aに摺接しながら吸気弁2をバルブスプリングのばね力に抗して押圧あるいは押圧を解除して開閉作動させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の動弁装置にあっては、各構成部材の潤滑性については十分に考慮されておらず、特に前記連結ピン9は揺動カム4と連結リンク10との絶えず過度な作動負荷が作用しているため、高い潤滑性が要求されているにも拘わらず十分に潤滑されていない。この結果、該連結ピン9と揺動カム4との間の摺動摩擦抵抗が増加したり、該摩擦抵抗により連結ピン9が摩耗して揺動カム4との間でいわゆるがたつき音が発生し易くなるおそれがあった。
【0006】
また、前記摺動摩擦抵抗の増加により揺動カム4の円滑な揺動が阻害されて、バルブリフトを機関運転状態の変化に応じて速やかに可変制御できなくなると共に、不安定な制御になって、機関性能を十分に発揮できなくなるおそれがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記先願に係る動弁装置の実情に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の発明は、機関のクランク軸に同期回転し、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、前記駆動軸に揺動自在に支持されて、機関弁を開閉作動させる揺動カムと、一端側が前記駆動カムに機械的に連係すると共に他端側が連結ピンを介して前記揺動カムに機械的に連係し、駆動カムの回転駆動力を往復運動に変換して揺動カムに伝達する伝達機構と、を備え、前記揺動カムは、前記機関弁を開閉作動するカム本体と、該カム本体に一体に設けられて、前記駆動軸の外周面に嵌合して前記両カム本体と一体に回転自在に支持されるスリーブとからなり、前記スリーブに、前記駆動軸の外周面まで切り欠き形成された切欠部を設け、該切欠部を、前記伝達機構の作動中に前記連結ピンに指向させると共に、前記揺動カムが最大に跳ね上がった時点で上方に指向するように形成したことを特徴としている。
【0008】
したがって、この発明によれば、動弁装置の作動によって、例えばシリンダヘッド上のロッカカバー内で飛散した潤滑油が、伝達機構などから切欠部内に滴下して一次的に貯留され、揺動カムの揺動に伴って切欠部も同じく回動して、例えば揺動カムが開弁側に揺動した位置で切欠部が例えば下方に指向することにより内部の潤滑油が落下して、対向する連結ピン回りに積極的に供給する形になる。したがって、連結ピン回りの潤滑性能が向上する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記伝達機構は、前記駆動カムの回転駆動力を前記揺動カムに伝達するリンクロッドを有し、該リンクロッドを、前記駆動軸側を凹状にした湾曲状に折曲形成すると共に、前記揺動カムが機関弁を最大に開く揺動位置で前記リンクロッドの内側部が前記切欠部内に位置するように形成したことを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記リンクロッドの両端部に、軸方向に沿ったスリットをそれぞれ形成して前記両端部を二股状に形成し、該二股状の一端部のスリット内に前記揺動カムの先端部を嵌挿した状態で、前記二股状一端部と揺動カムの先端部に第1連結ピンを貫通配置し、該第1連結ピンを介して前記リンクロッドの一端部と揺動カムとを回転自在に連係すると共に、前記二股状の他端部のスリット内に前記伝達機構の他の部材の端部を嵌挿した状態で、前記他端部と他の部材の端部に第2連結ピンを貫通配置し、該第2連結ピンを介して前記リンクロッドの他端部と前記他の部材とを回転自在に連係したことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の動弁装置の実施形態を図面に基づいて詳述する。この実施形態の動弁装置は、1気筒あたり2つの吸気弁を備えかつ吸気弁のバルリフト量を機関運転状態に応じて可変にする可変機構を備えている。
【0016】
すなわち、この動弁装置は、図1,図2に示すようにシリンダヘッド11に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設けられた一対の吸気弁12,12と、シリンダヘッド11上部の軸受14に回転自在に支持された中空状の駆動軸13と、該駆動軸13に連結ピン40により固設された偏心回転カムである1つの駆動カム15と、駆動軸13の外周面13aに揺動自在に支持されて、各吸気弁12,12の上端部に配設されたバルブリフター16,16に摺接して各吸気弁12,12を開作動させる一対の揺動カム17,17と、駆動カム15と揺動カム17,17との間に連係されて、駆動カム15の回転力を揺動カム17,17の揺動力として伝達する伝達機構18と、該伝達機構18の作動位置を可変にする可変機構19とを備えている。
【0017】
前記駆動軸13は、機関前後方向に沿って配置されていると共に、一端部に設けられた図外の従動スプロケットや該従動スプロケットに巻装されたタイミングチェーン等を介して機関のクランク軸から回転力が伝達されており、この回転方向は図1中反時計方向に設定されている。また、駆動軸13の中空内部には、図4に示すように油通路50が形成されていると共に、該駆動軸13に回転自在に支持された揺動カム17及び後述するブラケット片それぞれ対応した位置に、大小径4つの油孔51が貫通形成されている。また、前記駆動カム15に対応した位置にも油孔52が貫通形成されている。
【0018】
前記軸受14は、図1に示すようにシリンダヘッド11の上端部に設けられて駆動軸13の上部を支持するメインブラケット14aと、該メインブラケット14aの上端部に設けられて後述する制御軸32を回転自在に支持するサブブラケット14bとを有し、両ブラケット14a,14bが一対のボルト14c,14cによって上方から共締め固定されている。
【0019】
前記駆動カム15は、耐摩耗材によって一体に形成され、図3にも示すように、ほぼリング状を呈し、円環状のカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一体に設けられた筒状部15bとからなり、内部軸方向に駆動軸挿通孔15cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Yが駆動軸13の軸心Xから径方向へ所定量だけオフセットしている。また、この駆動カム15は、駆動軸13に対し駆動軸挿通孔15cを介して挿通されて前記連結ピン40により連結固定されていると共に、筒状部15bのカム本体15a側一側面には、三ケ月形の平面部が形成されている。さらに、この駆動カム15は、図1に示すように駆動軸13の回転に伴って図中反時計方向(矢印方向)へ回転するようになっている。
【0020】
前記バルブリフター16,16は、有蓋円筒状に形成され、シリンダヘッド11の保持孔内に摺動自在に保持されていると共に、揺動カム17,17が摺接する上面16a,16aが平坦状に形成されている。
【0021】
前記揺動カム17は、図1及び図5,図6に示すように、一対の吸気弁12、12に対応する一対のカム本体17a,17aと、該両カム17a,17aを結合するスリーブ20とから主として構成され、前記スリーブ20内に貫通形成された支持孔20aを介して駆動軸13に回転自在に支持され、また、先端のカムノーズ部21側にピン孔21aが貫通形成されている。さらに、各カム本体17a,17aの下面には、それぞれカム面22が形成されており、このカム面22は、スリーブ20側の基円面22aと該基円面22aからカムノーズ部21側に円弧状に延びるランプ面22bと該ランプ面22bからカムノーズ部21の先端側に有する最大リフトの頂面22dに連なるリフト面22cとが形成されており、該基円面22aとランプ面22b,リフト面22c及び頂面22dとが、揺動カム17の揺動位置に応じて各バルブリフター16の上面16a所定位置に当接するようになっている。
【0022】
また、前記スリーブ20の駆動カム15側一端部には、ほぼ雨滴状のブラケット片17bが一体に設けられていると共に、該ブラケット片17bの先端部にピン孔17cが貫通形成されており、このピン孔17cと前記ピン孔21aに挿通した連結ピン28を介して一方の揺動カム17が両持ち状態で回転自在に支持されている。
【0023】
さらに、前記スリーブ20の一端面と駆動カム15との間には、円環状の保持部材42が設けられている。この保持部材42は、駆動カム15の筒状部15bの外径とほぼ同径の外径に形成され、中央孔42aを介して駆動軸13に嵌装保持されている。
【0024】
前記伝達機構18は、駆動軸13の上方に配置されたロッカアーム23と、該ロッカアーム23の一端部23aと駆動カム15とを連係するリンクアーム24と、ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17とを連係するリンクロッド25とを備えている。
【0025】
前記ロッカアーム23は、図1に示すように中央に有する筒状基部が支持孔23cを介して後述する制御カム33に回転自在に支持されている。また、筒状基部の外端部に突設された一端部23aには、ピン26が嵌入するピン孔が貫通形成されている一方、基部の内端部に夫々突設された前記他端部23bには、リンクロッド25の一端部25aと連結するピン27が嵌入するピン孔が形成されている。
【0026】
また、前記リンクアーム24は、比較的大径な円環状の一端部であるスリーブ24aと、該スリーブ24aの外周面所定位置に突設された他端部である突出端24bとを備え、スリーブ24aの中央位置には、前記駆動カム15のカム本体15aの外周面にニードルベアリング43を介して回転自在に嵌合する嵌合孔24cが形成されている一方、突出端24bには、前記ピン26が回転自在に挿通するピン孔が貫通形成されている。このピン26の軸心26aがロッカアーム23の一端部23aとの枢支点になっている。
【0027】
さらに、前記リンクロッド25は、図1にも示すように駆動軸13側が凹状のほぼ湾曲状に折曲形成され、両端部25a,25bには前記ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17のカムノーズ部21の各ピン孔に圧入した各ピン27,28の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔25c,25dが貫通形成されている。
【0028】
尚、各ピン26,27,28の一端部には、リンクアーム24やリンクロッド25の軸方向の移動を規制する図外のスナップリングが設けられている。
【0029】
そして、前記一方のカム本体17aとブラケット片17bとの間のスリーブ20には、図1、図2に示すように横断面ほぼ半円形状の切欠部46が形成されている。この切欠部46は、スリーブ20の周方向のほぼ半分が切り欠れてリンクロッド25方向、具体的には、図1に示すように駆動軸13の軸心Xと連結ピン28の軸心を結ぶ直線Tを含む方向に指向していると共に、カム本体17aのカムノーズ部21が図5Bに示すように最大に跳ね上がった時点で上方向に指向するように設定されている。また、切欠部46の深さは、駆動軸13の外周面が露出する、つまり径方向に貫通形成されており、図1に示すように揺動カム17がバルブスプリング53のばね力に抗してバルブリフター16を最大に押圧した際に、リンクロッド25の下側内側部が内部に入り込むように設定されている。
【0030】
また、前記駆動カム15のカム本体15aと、該カム本体15aの外周面15dに嵌合するリンクアーム24のスリーブ24aの内周面24cとの間には、転がり軸受部材であるニードルベアリング43が介装されている。このニードルベアリング43は、図1に示すように円環状の保持器44と、該保持器44に回転自在に保持された複数のニードルローラ45とから構成されている。
【0031】
前記保持器44は、平板円環状を呈し、巾方向に沿って細長い矩形状の保持孔44aが周方向へ等間隔に複数形成されている。一方、各ニードルローラ45は、各保持孔44a内に回転自在に保持され、各内周縁がカム本体15aの外周面15dに転動自在に直接接触していると共に、各外周縁がスリーブ24aの内周面24cに転動自在に直接接触している。
【0032】
また、このニードルベアリング43は、その全体がカム本体15aの外周面によって保持されており、保持器44の両端縁が駆動カム一側面41aと保持部材42の一側面42aとによって駆動軸13方向に挾持されている。ここで、駆動カム15も保持部材42も耐摩耗材で形成されているため、保持器44と摺動しても摩耗の発生が抑制される。
【0033】
前記可変機構19は、駆動軸13の上方位置に同じ軸受14に回転自在に支持された制御軸32と、該制御軸32の外周に固定されてロッカアーム23の揺動支点となる制御カム33とを備えている。
【0034】
前記制御軸32は、図2に示すように駆動軸13と並行に機関前後方向に配設されていると共に、一端部に設けられた電動アクチュエータ29によって所定回転角度範囲内で回転するようになっている。
【0035】
また、前記制御カム33は、円筒状を呈し、図に示すように軸心P1位置が肉厚部33aの分だけ制御軸32の軸心P2からα分だけ偏倚している。
【0036】
さらに、前記制御軸32を回転制御する電動アクチュエータ29は、機関の運転状態を検出するコントローラ30からの制御信号によって駆動するようになっている。このコントローラ30は、クランク角センサやエアーフローメータ,水温センサ等の各種のセンサからの検出信号に基づいて現在の機関運転状態を演算等により検出すると共に、制御軸32の回転位置を検出するポテンショメータ31からの検出信号により前記電動アクチュエータ29に制御信号を出力している。
【0037】
以下、本実施形態の作用を説明すれば、まず、機関低速低負荷時には、コントローラ30からの制御信号によって電磁アクチュエータを介して制御軸32が時計方向に回転駆動される。このため、制御カム33は、軸心P1が図5に示すように制御軸32の軸心P2から左上方の回動角度位置に保持され、肉厚部33aが駆動軸13から上方向に離間移動する。このため、ロッカアーム23は、全体が駆動軸13に対して上方向へ移動し、このため、各揺動カム17は、リンクロッド25を介してカムノーズ部21側を強制的に若干引き上げられて全体が反時計方向へ回動する。
【0038】
したがって、図5A,Bに示すように駆動カム15が回転してリンクアーム24を介してロッカアーム23の一端部23aを押し上げると、そのリフト量がリンクロッド25を介して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達されるが、そのリフト量L1は図5Aに示すように十分小さくなる。
【0039】
よって、かかる低速低負荷域では、図7に示すようにバルブリフト量が十分に小さくなり、フリクションが低減すると共に、各吸気弁12の開時期が遅くなり、排気弁とのバルブオーバラップが小さくなる。このため、燃費の向上と機関の安定した回転が得られる。
【0040】
一方、機関高速高負荷時に移行した場合は、コントローラからの制御信号によって電磁アクチュエータにより制御軸32が反時計方向に回転駆動される。したがって、図6A,Bに示すように制御軸32が、制御カム33を図5に示す位置から反時計方向へ回転させ、軸心P1(肉厚部33a)を下方向へ移動させる。このため、ロッカアーム23は、今度は全体が駆動軸13方向(下方向)に移動して他端部23bが揺動カム17のカムノーズ部21をリンクロッド25を介して下方へ押圧して該揺動カム17全体を所定量だけ時計方向へ回動させる。
【0041】
したがって、各カム本体17aのバルブリフター16上面16aに対するカム面22の当接位置が図6A,Bに示すように右方向位置(リフト部22d側)に移動する。このため、図6Aに示すように駆動カム15が回転してロッカアーム23の一端部23aをリンクアーム24を介して押し上げると、バルブリフター16に対するそのリフト量L2は図示のように大きくなる。
【0042】
よって、かかる高速高負荷域では、カムリフト特性が低速低負荷域に比較して大きくなり、図7に示すようにバルブリフト量も大きくなると共に、各吸気弁12の開時期が早くなると共に、閉時期が遅くなる。この結果、吸気充填効率が向上し、十分な出力が確保できる。
【0043】
そして、本実施形態によれば、駆動カム15とリンクアーム24のスリーブ24aとの間にニードルベアリング43を介装したため、カム本体15aの外周面15dと、基部24a内周面24cとの間の摩擦係数μが充分小さくなる。すなわち、ニードルベアリングを用いれば摩擦係数μが十分小さくなるため、駆動カム15の常時円滑な回転が得られることは勿論のこと、制御軸のトルク特性のばらつきが防止されて、安定した特性が得られる。
【0044】
この制御軸32のトルクが安定化する結果、電動アクチュエータ29による制御軸32の回転位置制御の安定化が図れ、例えばかかる最大リフト域から最小リフト域までのリフト制御の安定化が図れる。したがって、機関運転状態に応じて可変機構19の円滑かつ安定した作動によるバルブリフト制御が得られ、機関性能を十分に発揮させることが可能になる。
【0045】
また、ニードルベアリング43は、各ニードルローラ45が保持器44のみによって保持されて、内外周縁が駆動カムのカム本体15aの外周面15dとリンクアーム24のスリーブ24aの内周面24cに直接転接するようになっているため、アウタレース等の別異の部材が不要になり、この結果、部品点数の増加が抑制できると共に、リンクアームスリーブ24aの外径を大きくする必要がなく、リンクアーム24と制御軸32等との干渉を防止しつつ装置全体のコンパクト化が図れる。
【0046】
また、ニードルベアリング43は、駆動カム15などへの組み付け時に、保持器44が駆動カムの一側面41aと保持部材42の一側面42aとに挾持されるため、軸方向の位置決めが容易になる。
【0047】
さらにこの実施形態によれば、前述のようにスリーブ20の所定箇所に切欠部46を設けたため、かかる動弁装置の作動中にロッカカバー内に飛散した潤滑油や、前記駆動軸13内の油通路50から各油孔51に流入して支持孔20a内周面と駆動軸13の外周面の間を通った潤滑油が各カム本体17aの揺動位置によって切欠部46の内部に捕集されてそのまま一時的に貯留される。つまり、図5B、図6Bに示すように各カム本体17aのカムノーズ部21が最大に跳ね上がった揺動位置では、切欠部46が上方に指向するため、この時点で潤滑油が該切欠部46内に受け止められて一時的に貯留されるのである。
【0048】
その後、各カム本体17a,17aが、図1及び図5A、図6Aに示すようにカム面22でバルブリフター16を最大に押圧する時点では、切欠部46が下方に指向するため、内部の潤滑油が連結ピン28及びその付近に飛散落下したり、あるいは揺動カム17の揺動途中で潤滑油を遠心力で飛散させたりして、摺動摩擦抵抗が大きい該連結ピン28の外周面とリンクロッド25のピン孔25d及びカム本体17aのピン孔21a、ブラケット片17bのピン孔17cの各内周面との間に積極的に供給されて、かかる両者間の潤滑性能を大幅に向上させることができる。
【0049】
さらに、一対のカム本体17a,17aとスリーブ20とを一体化したことによって、前記駆動軸13との嵌め合い長さ(スリーブ長さ)を大きく取れば、揺動カム17全体の倒れが小さくなり、その結果、連結ピン28の倒れも小さくできるため、該連結ピン28の偏摩耗の発生も防止できる。したがって、一対のカム本体17a,17aを1つの連結ピン28で作動させるにもかかわらず連結ピン28の耐久性を向上させることができる。また。1つの連結ピン28による支持と、前記潤滑性能の向上により摺動抵抗を効果的に低減でき、揺動カム17の揺動作用が円滑になる。
【0050】
また、スリーブ20の支持孔20a内周面と駆動軸13の外周面との間には、前述の各油孔51から潤滑油が強制的に供給されるため、駆動軸13と揺動カム20との間の潤滑性能も大幅に向上する。さらに、供給された潤滑油を切欠部46へ導くことができるので、連結ピン28の潤滑性をさらに高めることができる。
【0051】
したがって、各カム本体17a,17aは、リンクロッド25との間の摺動摩擦抵抗が低減して駆動軸13からの駆動力が円滑に伝達されると共に、駆動軸13に円滑に揺動支持されるため、吸気弁12、12の常時滑らかな開閉作動が得られると共に、機関運転変化に応じた可変機構19によるバルブリフト可変制御応答性が向上して、機関性能を十分の発揮させることが可能になる。かかる効果は、前述したニードルベアリング43の摩擦抵抗の低減作用と相俟ってさらに発揮される。
【0052】
しかも、リンクロッド25は、その作動中において、駆動軸13側の内側部切欠部46内に入り込んで吸収される形になるため、リンクロッド25の湾曲形状と相俟って、装置のロッカアーム23長手方向の長さを十分小さくすることができ、装置全体の機関幅方向のコンパクト化が図れる。
【0053】
図8A,B及び図9は他の実施形態を示し、リンクロッド25を、中央部の連結片60によって連結された2枚のリンク片61、61によって形成し、上下端部25a,25bを二股状に形成しており、この二股状の上端部25a,25a及び下端部25b,25bには、ピン孔25c,25c、25d,25dがそれぞれ形成されている。また、該一方のカム本体17a側のスリーブ20外周面に切欠部46が形成されている。
【0054】
そして、図9に示すように、下端部25b,25b側を例に取れば、該下端部25b,25bの両側片が揺動カム17の一方のカム本体17aを両側から挟持状態に配置されている共に、この下端部25b,25bの両ピン孔25d,25dとカム本体17aのピン孔21aに連結ピン28が挿通されて、この連結ピン28によって互いに回動自在に連結されている。
【0055】
したがって、この実施形態によれば、前記実施形態のようなブラケットを廃止することができるため、連結ピン28の軸方向のレイアウト性が向上する。
【0056】
なお、本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば揺動カム17が揺動する所定の支軸を、駆動軸13とは別のものとしてもよいが、本実施形態のように、駆動軸が兼ねる様に構成すれば、部品点数が減り、さらにコンパクトにできることはいうまでもない。
【0057】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1記載の発明によれば、揺動カムの揺動中に切欠部内に捕集された潤滑油が、連結ピン及びその付近に強制的に供給されるため、該連結ピンとこの連結ピンが挿通する揺動カム側のピン孔との間の潤滑性能の向上する。したがって、連結ピンとピン孔間の摩耗の発生が防止できることは勿論のこと、揺動カムの揺動作用が常時円滑になり、機関弁の開閉作動の円滑化が図れる。
【0058】
また、揺動カムの跳ね上げ時に潤滑油を切欠部内に効率よく捕集することができ、この結果、連結ピン側へ潤滑油を十分に供給することが可能になる。
しかも、切欠部を十分に深く形成したことにより、該切欠部内への潤滑油の貯留量を多くすることが可能になると共に、潤滑油を支軸からも切欠部内に導入することが可能になる。
【0059】
請求項2に記載の発明によれば、伝達機構の作動時にリンクロッドの内側部が切欠部内に吸収される形になるため、装置の巾方向の長さを小さく設定することができ、全体のコンパクト化が図れる。
しかも、リンクロッドは、内側が凹状の湾曲状に折曲形成されているため、切欠部の存在と相俟って作動時における駆動軸や揺動カムのスリーブとの干渉が回避できると共に、装置の巾方向の長さをさらに小さくすることが可能になる。
【0060】
請求項3に記載の発明によれば、それぞれ二股状のリンクロッドの両端部によって、伝達機構の他の部材の端部と前記揺動カムのカム本体の先端部の両方を第1、第2連結ピンを介して両持状態に支持できるため、前記他の部材の端部とカム本体の先端部との倒れを防止することが可能になる。
また、ブラケットを廃止することができるため、連結ピンの軸方向のレイアウト性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す図2のA−A線断面図。
【図2】本実施態様の要部斜視図。
【図3】本実施形態に供される駆動カムの斜視図。
【図4】本実施形態の部分断面図。
【図5】Aは最小リフト時の開弁状態を示す作用説明図。Bは最小リフト時の閉弁状態を示す作用説明図。
【図6】Aは最大リフト時の開弁状態を示す作用説明図。Bは最大リフト時の閉弁状態を示す作用説明図。
【図7】本実施形態のバルブリフト特性図。
【図8】Aは本実施形態に供されるリンクロッドの他例を示す正面図、Bは同リンクロッドの側面図。
【図9】図8に示すリンクロッドを装置に適用した状態を示す装置の要部断面図。
【図10】従来の動弁装置を示す断面図。
【符号の説明】
12…吸気弁
13…駆動軸
15…駆動カム
17…揺動カム
17a…カム本体
17b…ブラケット片
17c…ピン孔
20…スリーブ
20a…支持孔
22…カム面
23…ロッカアーム
24…リンクアーム
25…リンクロッド
28…連結ピン
32…制御軸
33…制御カム
46…切欠部

Claims (3)

  1. 機関のクランク軸に同期回転し、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、
    前記駆動軸に揺動自在に支持されて、機関弁を開閉作動させる揺動カムと、
    一端側が前記駆動カムに機械的に連係すると共に他端側が連結ピンを介して前記揺動カムに機械的に連係し、駆動カムの回転駆動力を往復運動に変換して揺動カムに伝達する伝達機構と、を備え、
    前記揺動カムは、前記機関弁を開閉作動するカム本体と、該カム本体に一体に設けられて、前記駆動軸の外周面に嵌合して前記両カム本体と一体に回転自在に支持されるスリーブとからなり、
    前記スリーブに、前記駆動軸の外周面まで切り欠き形成された切欠部を設け、該切欠部を、前記伝達機構の作動中に前記連結ピンに指向させると共に、前記揺動カムが最大に跳ね上がった時点で上方に指向するように形成したことを特徴とする内燃機関の動弁装置。
  2. 前記伝達機構は、前記駆動カムの回転駆動力を前記揺動カムに伝達するリンクロッドを有し、該リンクロッドを、前記駆動軸側を凹状にした湾曲状に折曲形成すると共に、前記揺動カムが機関弁を最大に開く揺動位置で前記リンクロッドの内側部が前記切欠部内に位置するように形成したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の動弁装置。
  3. 前記リンクロッドの両端部に、軸方向に沿ったスリットをそれぞれ形成して前記両端部を二股状に形成し、
    該二股状の一端部のスリット内に前記揺動カムの先端部を嵌挿した状態で、前記二股状一端部と揺動カムの先端部に第1連結ピンを貫通配置し、該第1連結ピンを介して前記リンクロッドの一端部と揺動カムとを回転自在に連係すると共に、
    前記二股状の他端部のスリット内に前記伝達機構の他の部材の端部を嵌挿した状態で、前記他端部と他の部材の端部に第2連結ピンを貫通配置し、該第2連結ピンを介して前記リンクロッドの他端部と前記他の部材とを回転自在に連係したことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の動弁装置。
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