JP3974777B2 - クローラ式走行車輛 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタや建設機械等のクローラ式走行車輛に関する。
【0002】
【従来の技術】
クローラ式走行車輛として、走行部にクローラを装着したトラクタでは、従来、例えば図6に示すように、走行フレーム101の前部にモータ取付ハウジング104を固着し、このモータ取付ハウジング104に油圧モータ103を取付け、更に、油圧モータ103の出力側に駆動スプロケット106を取付けていた。また、この駆動スプロケット106と従動スプロケット(図示せず)との間にクローラ105を巻き掛け、図示しないクローラ張り機構によって従動スプロケットを機体前後にスライド移動させて、クローラ105の張圧を調整し、駆動スプロケット106により該クローラ105を駆動していた。
【0003】
なお、前記モータ取付ハウジング104には、大きな力が加わり強度的にも重要な部位であるため、該モータ取付ハウジング104を、溶接等の手段により上部フレーム102に一体接合し、かつ接合部の隅部を金具107により補強していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のクローラ式トラクタでは、図7に示すように、走行フレーム101の上部に溶接固定された上部フレーム102の側面102aと、油圧モータ103の取付ハウジング104の上面104a、及びクローラ105の内面とで囲まれた空間A(斜線部)に、走行するクローラ105から落下したり飛散した土砂や泥が堆積することがあり、これら土砂や泥の堆積量が多くなると、空間Aを埋めた土砂や泥がクローラ105に押されて固まり、走行の障害になるという課題があった。また、前記空間Aを埋めて固まった土砂や泥を取り除くためには、多大の工数を要するという課題があった。
【0005】
一方、前述したように、モータ取付ハウジング104には大きな力が加わり、強度的にも重要な部位であるため、該モータ取付ハウジング104の機械的強度を高める必要もあった。
【0006】
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、走行フレームに固着されたアクチュエータ取付部材の上面への泥土の堆積を防止すると共に、該アクチュエータ取付部材と上部フレームの接合部の強化を図り得るクローラ式走行車輛を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、走行フレーム(14)に固着されたアクチュエータ取付部材(26)を介して支持された駆動輪(30)と、該駆動輪(30)と離間して前記走行フレーム(14)に支持された従動輪(32)と、これら駆動輪(30)及び従動輪(32)の間に巻き掛けられたクローラ(34)と、前記走行フレーム(14)の上部に連結された上部フレーム(16)と、を備えたクローラ式走行車輛(10)において、
金属性部材からなり、前記上部フレーム(16)の側面に密接する垂直面(44a)と、前記アクチュエータ取付部材(26)の上面(26b)に密接する底面(44e)と、前記垂直面の頂部から、取付左右幅方向の内側から外方に向って下がり傾斜する傾斜面(44b)と、を有する傾斜部材(44)を、前記上部フレーム(16)の側面(16a)と前記アクチュエータ取付部材の上面(26b)、及び前記クローラ(34)の内面とで囲まれた空間(A)における前記上部フレームの側面(16a)と前記アクチュエータ取付部材の上面(26b)との接合部の角隅部に溶接した、ことを特徴とするクローラ式走行車輛にある。
【0008】
更に本発明は、前記傾斜部材(44)は、前方及び後方に向って下がり傾斜する傾斜面(44c,44d)を有する、ことを特徴とする。
【0009】
〔作用〕
本発明によれば、上部フレーム(16)の側面(16a)とアクチュエータ取付部材(26)の上面(26b)、及びクローラ(34)の内面とで囲まれた空間(A)に、内方から外方に向って下がり傾斜する傾斜部材(44)を配置したので、クローラ(34)の上方から傾斜部材(44)に落下したり、或いは機体側方から傾斜部材(44)に飛散する土砂や泥土が、傾斜部材(44)の傾斜面(44b〜44d)に沿って滑り落ちるため、これら土砂や泥土がモータ取付ハウジング(26)の上面(26b)に付着ないし堆積するおそれはない。
【0010】
なお、括弧内の符号は、図面を参照するためのもので、本発明を何ら限定するものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は、本発明に係るクローラ式走行車輛としてのトラクタの外観斜視図である。同図において、トラクタ10はクローラ式の走行装置12を備え、該走行装置12の走行フレーム14上に連結された上部フレーム(機台)16上に、前方にボンネット18で覆われたエンジン20と、キャビン22付きの運転席24を備え、後部に耕耘装置等の作業機が装着される。
【0013】
前記走行装置12は、図2に示すように、角パイプ状の走行フレーム14と、この走行フレーム14の前部にて取付板25を介して一体的に固定されたモータ取付ハウジング26と、このモータ取付ハウジング26に取付けられる油圧モータ28を介して支持される駆動スプロケット30と、この駆動スプロケット30と離間して走行フレーム14に支持された従動スプロケット32(図1参照)と、これら駆動スプロケット30及び従動スプロケット32の間に巻き掛けられたクローラ34とを有している。
【0014】
従動スプロケット32は、走行フレーム14に対しスライドして伸縮可能に嵌挿された支持杆(図示せず)に支持されていて、クローラ張り機構(図示せず)でクローラ34の張圧が調整されるようになっている。なお、走行フレーム14の上下には、上転輪(図示せず)と複数の下転輪36が設けられて、クローラ34が案内されるようになっている。
【0015】
また、図2及び図3に示すように、モータ取付ハウジング26には、機体幅方向に貫通するモータ取付孔26aが形成されていて、このモータ取付孔26aの機体幅方向の外側の側板38に、ボルト40により油圧モータ28の固定板28aが固定されている。更に、油圧モータ28の駆動板28bは、ボルト42により駆動スプロケット30に固定されている。この駆動板28bの回転により、駆動スプロケット30が同方向に駆動される。
【0016】
本実施の形態では、上部フレーム16の側面とアクチュエータ取付部材26の上面、及びクローラ34の内面とで囲まれた空間に、内方から外方に向って下がり傾斜する傾斜部材44を配置したものである。
【0017】
すなわち、図2及び図3に示すように、上部フレーム16の側面16aと、モータ取付ハウジング26の上面26b、及びクローラ34の内面とで囲まれた空間Aの、前記側面16aと上面26bとの接合部の角隅部に傾斜部材44が配置されている。この傾斜部材44は、鉄や黄銅等の金属製部材から成り、図3の正面視にて、上部フレーム16の側面16aに密接する垂直面44aと、該垂直面44aの頂部から、機体左右幅方向の内方から外方に向って下がり傾斜する傾斜面44bと、前記上面26bに密接する底面44eとを有している。そして、前記傾斜面44bは、クローラ34の移動に伴い該クローラ34の内面と干渉しない程度に、所定の間隙を有して形成されている。
【0018】
上記構成において、駆動スプロケット30の回転により走行フレーム14の上方を走行するクローラ34から、又は機体側方から飛散してきて、モータ取付ハウジング26の上面26bに土砂や泥土が落下ないし飛散してきた場合、該土砂等は傾斜部材44上に落下ないし付着する。このときの土砂等が、乾燥したものであれば前記傾斜面44bに沿って滑り落ち、傾斜部材44上に堆積することはない。また、傾斜部材44上に落下ないし飛散する土砂等が水分を含む場合、該土砂等の粘着力によって前記傾斜面44bに堆積し、その上方を通過するクローラ34との間を埋め尽くすことが考えられるが、該クローラ34によって押された土砂等が該傾斜面44bに沿って滑り落ちるため、実際には堆積することはない。これにより、傾斜部材44とその上方を走行するクローラ34との間に介在した土砂等が、該クローラ34により加圧されて固まることはない。
【0019】
また、上部フレーム16とモータ取付ハウジング26との接合部は、強度的にも重要な部位であるが、該接合部に配置された前記傾斜部材44は、金属製から成っているので、該傾斜部材44が上部フレーム16とモータ取付ハウジング26の接合部の機械的強度を高める補強的な役目をなすと共に、モータ取付ハウジング26自身の機械的強度を高める役目もなしている。
【0020】
更に、本実施の形態において、前記傾斜部材44は、前方及び後方に向って下がり傾斜するように形成されている。
【0021】
すなわち、図4及び図5に示すように、前記傾斜部材44は、傾斜面44bの前部から機体前方に向って下がり傾斜する傾斜面44cと、前記傾斜面44bの後部から機体後方に向って下がり傾斜する傾斜面44dとを有している。而して、圃場での作業時において、クローラ34が走行すると、該クローラ34の移動に伴い該クローラ34から落下したり、クローラ34と共に土砂や泥土が連れ回って、機体前後方向から前記傾斜部材44の前後の傾斜面44c,44dに向けて飛散する。しかし、前述と同様に、土砂等は前記傾斜面44c,44dに沿って滑り落ち、前記傾斜面44c,44dに堆積することはない。
【0022】
以上により、前記傾斜部材44によれば、機体の周囲からモータ取付ハウジング26の上面26bに向けて落下したり飛散する土砂や泥土を傾斜面に沿って滑らせて、該土砂や泥土の堆積を防止することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1記載の発明によれば、上部フレームの側面とアクチュエータ取付部材の上面、及びクローラの内面とで囲まれた空間に、内方から外方に向って下がり傾斜する傾斜部材を配置したことで、アクチュエータ取付部材の上面に泥土が付着してこれが堆積するのを防止することができる。また、この傾斜部材が、上部フレームとアクチュエータ取付部材の接合部の補強を兼ねることができる。
【0025】
更に、前記傾斜部材は、前方及び後方に向って下がり傾斜するように配置されているので、クローラの回転に伴い飛散する泥土が該傾斜部材に付着するのを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたクローラ式トラクタの外観斜視図である。
【図2】同上の走行部の分解斜視図である。
【図3】同上のクローラ部分の正面断面図である。
【図4】同上の要部側面図である。
【図5】同上の要部平面図である。
【図6】従来のクローラ式トラクタの走行部の分解斜視図である。
【図7】同上のクローラ部分の正面断面図である。
【符号の説明】
10 トラクタ
14 走行フレーム
16 上部フレーム
16a 側面
26 モータ取付ハウジング
26b 上面
28 油圧モータ
30 駆動スプロケット
32 従動スプロケット
34 クローラ
44 傾斜部材
44b,44c,44d 傾斜面

Claims (1)

  1. 走行フレームに固着されたアクチュエータ取付部材を介して支持された駆動輪と、該駆動輪と離間して前記走行フレームに支持された従動輪と、これら駆動輪及び従動輪の間に巻き掛けられたクローラと、前記走行フレームの上部に連結された上部フレームと、を備えたクローラ式走行車輛において、
    金属性部材からなり、前記上部フレームの側面に密接する垂直面と、前記アクチュエータ取付部材の上面に密接する底面と、前記垂直面の頂部から、取付左右幅方向の内側から外方に向って下がり傾斜する傾斜面と、を有する傾斜部材を、前記上部フレームの側面と前記アクチュエータ取付部材の上面、及び前記クローラの内面とで囲まれた空間における前記上部フレームの側面と前記アクチュエータ取付部材の上面との接合部の角隅部に溶接し、
    前記傾斜部材は、前方及び後方に向かって下がり傾斜する傾斜面を有する、
    ことを特徴とするクローラ式走行車輛。
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