JP3974297B2 - 動圧軸受装置の製造方法 - Google Patents

動圧軸受装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、潤滑流体に動圧力を発生させ、この動圧力により軸部材と軸受部材とを相対的に回転自在に支持する動圧軸受装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、モータ等を用いた各種回転装置、特に、ポリゴンミラー、各種ディスク回転駆動装置などのように高速回転が要求される装置においては、オイルや空気などの潤滑流体の動圧力を利用した動圧軸受装置が用いられるようになってきた。動圧軸受装置のうちスラスト動圧軸受においては、軸部材側のスラスト板に設けられた動圧面と、軸受部材側に設けられた動圧面とが軸方向に対向するように配置され、これら軸方向両対向動圧面のうちの少なくとも一方側に動圧発生用溝が形成されており、上記両対向動圧面間に介在するオイルや空気等の潤滑流体が、回転部材の回転時に動圧発生用溝のポンピング作用により昇圧され、この潤滑流体に発生する圧力が動圧力となって回転部材が浮上状態に保持され、回転自在に支持されるようになっている。
【0003】
このようなスラスト動圧軸受に用いられているスラスト板を成形する場合、特にこのスラスト板に動圧発生用溝を形成する場合の一般的な技術として、コイニング技術がある。コイニングは、金属材料からなるブランク素材を金型内にセットし、金型内でブランク素材に加圧力を与えることで所定の形状及び寸法を得るものであって、スラスト板の形状形成と同時にこのスラスト板の表面に動圧発生用溝を形成することが可能である。コイニングによれ成形されたスラスト板は、軸部材に対して圧入等により接合されるが、コイニング成形時に軸部材とスラスト板とを接合させる技術も提案されている。
【0004】
スラスト板等のスラスト動圧部材が金属材料の場合は、特開平10-217035号公報に記載されているように、動圧発生溝形成面にマスクを重ね、ケミカルエッチングや電解加工法で動圧発生用溝を形成する場合もある。
スラスト板等のスラスト動圧部材がセラミックスの場合は、動圧発生用溝形成面にマスクを重ね、ショットブラスト工法で動圧発生用溝を形成する場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コイニング技術によってスラスト板を成形する場合には、次のような問題がある。
スラスト板を所定の仕上がり寸法とするためには、ブランク素材を予め高精度に成形しておく必要があり、そのため製造コストが高くなる傾向がある。
スラスト板を軸部材に対して圧入等により接合するに際し、両部材どうしの取付け直角度にばらつきを生じやすく、その結果、軸受性能が不安定化しやすい。
コイニングで生じた残留応力によって亀裂や割れを発生しやすく、長期使用によって応力腐食割れに至ることが多い。
スラスト板に空気孔や潤滑油の循環孔等の内部通路を形成する場合には、ドリル加工や旋盤加工が必要となり、工程が複雑になる難点がある。
【0006】
また、エッチングや電解加工あるいはショットブラスト工法では、軸受加工面にマスクを重ね、あるいはレジスト等を形成して動圧発生用溝形成加工を行うため、スラスト動圧面のランド部のエッジが直角となり、楔膜効果が発生しにくく、回転初期において浮上しにくいという難点がある。浮上しにくいということは、軸部材と軸受部材が相対回転開始から長い時間接触しており、相対速度が速い状態でも接触しているので、軸受が磨耗しやすくなり信頼性が劣るという難点がある。
【0007】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、コイニング工程を用いることなく簡易な工程により製作可能であり、かつ、回転初期において回転部分が浮上しやすく、耐久性に優れたスラスト板を供えた動圧軸受装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、中心軸を中心とする軸と、
軸から半径方向外側に張り出したスラストプレートと、
軸方向一端が閉塞され他端が開口するとともに、軸に対し相対的に回転する軸受部材と、
軸の外周面と軸受部材の内周面との間の微少隙間、スラストプレートの他端面とこれと対向する軸受部材の面との間の微少隙間、及び、軸の一端側及びスラストプレートの一端面とこれらと対向する軸受部材の面との間の微少隙間に途切れることなく連続して充填された潤滑流体と、を備え、
ゲートを有する成形用金型を準備する工程と、
成型用金型内に軸を配置する工程と、
ゲートから軸の一端部中央へ向けて樹脂を射出して硬化させスラストプレートを軸と一体に成型する工程と、
軸の一端部中央に位置するゲートの跡を除去する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、スラストプレートの他端面と一端面の少なくとも一方の面には、相対回転時、流体動圧を誘起する動圧発生溝が形成され、
動圧発生溝は、軸と一体に成型する工程において成型されることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、ゲートの跡を除去された表面は、樹脂皮膜により被覆されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、少なくとも一方の面には、動圧発生溝と動圧発生溝に隣接して凸条表面を有するランド部とがそれぞれ形成され、動圧発生溝の溝開口部を形成している両対向縁部のうちの少なくとも潤滑流体の進入側の縁部には、ランド部の凸状表面に対して傾斜し、この傾斜による楔膜作用によって動圧発生溝内の潤滑流体をランド部側に導く傾斜案内面が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、軸の一端側外周部には、半径方向内側に窪み樹脂により満たされる周溝が形成されていることを特徴とする
請求項6記載の発明は、軸の一端部には、当該一端部から他端側に窪む穴、および、半径方向に伸び穴から軸の外周部まで貫通する少なくとも一つの孔、が形成され、樹脂は、穴に射出され孔を経て軸の外周部へ流動していくことを特徴とする
【0012】
請求項7記載の発明は、軸の外周面と軸受部材の内周面との間の微少隙間には、相対回転時、流体動圧を誘起する動圧発生溝を備えたラジアル動圧軸受が形成され、
スラストプレートの他端面とこれと対向する軸受部材の面との間の微少隙間には、相対回転時、流体動圧を誘起する動圧発生溝を備えた他方側スラスト動圧軸受が形成され、
スラストプレートの一端面とこれと対向する軸受部材の面との間の微少隙間には、相対回転時、流体動圧を誘起する動圧発生溝を備えた一方側スラスト動圧軸受が形成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面を参照しながら、本発明にかかる動圧軸受装置及びその製造方法並びにその製造方法に用いる成形用金型の製造方法について詳細に説明する。
まず、本発明にかかる動圧軸受装置を有するディスクドライブスピンドルモータの例について説明する。図1において、軸1の下端部には、アウトサート成形により、予め樹脂からなるスラストプレート5が一体成形されている。軸1は、中心孔を有することによって両端に開口部を有する軸受部材4の上記中心孔に下側から挿入され、軸受部材4に取り付けられている。軸受部材4の上端から突出した軸1の上端部外周には、ディスクを取り付けるためのハブ2の中心孔が圧入され、ハブ2が軸1に固定されている。ハブ2と軸1は一体成形されることもあるので、本明細書では、ハブ2と軸1を合わせた概念として軸部材ということにする。
【0014】
上記軸1と軸受部材4との間にはラジアル動圧軸受14が形成され、この動圧軸受14の動圧作用により軸1が軸受部材4に回転自在に支持されている。軸受部材4の下端開口部には蓋部材としてのカウンタープレート6が被せられて軸受部材4の下端が封止されている。上記スラストプレート5の下面と、カウンタープレート6の上面との間には下側スラスト動圧軸受が形成され、スラストプレート5の上面15と軸受部材4のスラストプレート対向面との間には上側スラスト動圧軸受が形成され、これらのスラスト動圧軸受によってスラスト荷重を支持するようになっている。
【0015】
軸受部材4の下端部外周にはベース8の中心円筒部23が圧入により固定されている。上記中心円筒部23の外周側には、積層コア12がその中心孔を圧入する等手段によって固定されている。積層コア12は適宜数の突極を有し、各突極には駆動コイル13が巻き回されている。軸受部材4の中心孔上端部は緩やかなテーパー面に形成されていて、上記軸1の外周面と軸受部材4の上端部内周面との間隔が、上方に向かって順次大きくなる、いわゆるメニスカス部になっている。このメニスカス部から上記ラジアル動圧軸受14、スラスト動圧軸受15,16まで僅かな隙間をもって連通し、この連通した隙間にオイル等の潤滑流体が介在している。従って、軸受部材4に対して軸1が相対回転すると、ラジアル動圧軸受14及びスラスト動圧軸受の部位に介在している潤滑流体に動圧力が発生し、軸1及びスラストプレート5が、軸受部材4及びカウンタープレート6に接触することなく浮上した状態で回転可能に支持される。
【0016】
前記ハブ2は段付きのカップを伏せた形をしており、下部の外周壁が前記積層コア12を覆っている。ハブ2の上記外周壁内面には、円筒状ヨーク9の介在のもとに円筒状ロータマグネット7が固着されている。ロータマグネット7の内周面は、積層コア12の前記各突極の端面に適宜の間隙をおいて対向している。ハブ2の外周側段部は、ディスク載置面3となっている。ハブ2の円筒状外周面をガイドとしてこれにハードディスクの中心孔が嵌められ、ディスク載置面3にディスクが1枚または複数枚載置される。載置されたディスクは適宜のクランプ手段によってハブ2に一体にクランプされる。
【0017】
ロータマグネット7の回転位置を検出し、検出信号に応じて各駆動コイル13への通電を制御することにより、ロータマグネット7を電磁的な吸引反発力で周方向に付勢し、ロータマグネット7及びこれと一体の前記軸部材が回転駆動される。
【0018】
すでに説明したように、スラストプレート5は軸1の一方の端面に設けられている。また、スラストプレート5は軸1に樹脂をアウトサート成形することによって軸1と一体に形成されている。図2は、軸1とスラストプレート5の構成を詳細に示す。図2において、軸1の下端部には、軸1の下端面から中心軸線方向に比較的浅い穴17が形成されるとともに、外周側から半径方向に複数の孔18が形成され、これらの孔18は上記穴17に連通している。また、軸1の外周には、上記孔18形成位置において周溝24が形成されている。この穴17、孔18を介して樹脂をアウトサート成形することによって、軸1の下端部にスラストプレート5が一体に形成される。図3はこの成形金型の例を示す。
【0019】
図3において、成形金型は、大きく分けてコア40とキャビティ50からなる。コア40は、第1コア41と、このコア41の内方に一体に結合された第2コア42とからなり、第2コア42には、中心軸線に沿って樹脂を射出するためのゲート43が形成されている。キャビティ50は、第1キャビティ51と、この第1キャビティ51の内方に一体に結合された第2キャビティ52とからなる。第2キャビティ52には、中心軸線に沿って円筒形の孔54が形成されている。孔54には軸1が挿入される。コア40の上面にキャビティ50の下面を押し付けた状態で、第2コア42の上面と第2キャビティ52の下面との間に成形空間が形成される。また、軸1を上記穴17及び孔18形成部を下にして上記孔54に挿入することによって、上記穴17及び孔18形成部が上記成形空間に侵入し、ゲート43、穴17、孔18、上記成形空間が連通するようになっている。
【0020】
そこで、上記第2キャビティ52の孔54に、軸1の上から棒状の押圧部材55を挿入して軸1を押圧し、この状態でゲート43から樹脂を射出すると、上記ゲート43、穴17、孔18、上記成形空間が樹脂で満たされ、軸1と一体に、樹脂からなるスラストプレート5がアウトサート成形される。軸1の下端面には、ゲート43に対応する部分にゲートの残りやバリが生じるが、このバリは除去して滑らかな表面に仕上げればよく、動圧軸受の精度に影響することはない。また、ゲートの残りやバリを除去した後、スラストプレート5に樹脂皮膜を形成するとよい。図2によって説明した軸1の周溝24は、一体成形されたスラストプレート5が軸1から脱落するのを防止する抜け止めの役目をしている。
【0021】
図2に戻って、スラストプレート5の上下両面15,16はスラスト動圧軸受面となっている。そして、このスラストプレート5の上下両面15,16は、凸状表面のランド部となっていて、このランド部に所定形状の動圧発生溝が形成されている。換言すれば、上記両スラスト動圧軸受面には所定形状の動圧発生溝が形成され、この動圧発生溝以外の部分は、凸状表面を有するランド部に形成されている。図2(b)はスラストプレート5の下面16を示している。図2(b)において、符号19はランド部、20は動圧発生溝をそれぞれ示している。スラストプレート5の下面16はスラスト動圧軸受面となっていて、このスラスト動圧軸受面には動圧発生溝20が形成され、この動圧発生溝20以外の部分は、凸状表面を有するランド部19となっている。
【0022】
動圧発生溝20の形状は、軸1とともにスラストプレート5が所定の向きに回転したとき、潤滑流体によって動圧力が発生するような所定の形状に形成されている。図2(b)に示す例では、「く」の字状の溝が周方向に多数配置されたいわゆるヘリングボーン形になっていて、スラストプレート5が図2(b)において時計方向に回転したとき、潤滑流体が動圧発生溝20の両端から「く」の字の中央の頂点に集められて動圧力が高まる形になっている。スラストプレート5の上面15にも、上記ランド部19及び動圧発生溝20と同様のランド部と動圧発生溝が形成されて、前記軸受部材4の対向面との間にスラスト動圧力が発生するようになっている。
【0023】
上記動圧発生溝20及びランド部19は、図4に示すような横断面形状になっている。すなわち、各動圧発生溝20は横断面がほぼ矩形状になっているが、各動圧発生溝20の開口縁部すなわち図において上縁部分であって、スラストプレート5の回転時に潤滑流体の進入側となる部分には、傾斜案内面45が設けられている。この傾斜案内面45は、上記動圧発生溝20の立ち上がり壁面23と、ランド部19の凸状表面とをつなぐ面として形成され、ランド部19の凸状表面に対して鋭角をなしている。この傾斜案内面45によって、動圧発生溝20の開口部が外方(図において上方)に向かって拡大する形になっている。このような形状の動圧発生溝20及びランド部19は、図3について説明した成形金型の、スラストプレート5成形面、すなわち、第2コア42の上端面及び第2キャビティ52の下端面を、上記動圧発生溝20及びランド部19の形状に対応し、かつ、傾斜案内面45に対応した凹凸形状に形成しておけばよい。
【0024】
上記のような形状に形成されたスラストプレート5のスラスト動圧軸受16におけるランド部19の凸状表面は、回転停止時に、相手側の部材(図1の例では蓋部材6)に接触することになるが、相手側の部材の接触面と、上記傾斜案内面45との間には、楔形状の空間が形成される。従って、回転停止時において動圧発生溝20内に溜まっていた潤滑流体は、軸1とともにスラストプレート5が回転を開始するのに伴って、動圧発生溝20の開口縁部に設けられた傾斜案内面45を通してランド部19に直ちに流出していき、傾斜案内面45での楔膜作用によって軸1と軸受部材4との間に迅速に入り込んで潤滑流体の幕を形成する。その結果、回転開始直後から、軸1と軸受部材4との接触状態が回避されることになり、両部材の磨耗は最小限に押さえられる。
【0025】
次に、本発明にかかる動圧軸受装置の、別の実施の形態について、これをスピンドルモータに適用した例を示す図5、図6を参照しながら説明する。図5において、モータのベース68は中心孔とその外方上側に円筒状コアホルダ部77を有し、中心孔には軸61の下端部が嵌められて固定されている。上記コアホルダ部77の外周側には積層コア72が嵌められて固定されている。積層コア72に放射状に形成された複数の突極には駆動コイル73が巻き回されている。ベース68から上方に立ち上がっている軸61には軸受部材64が、軸61に対し相対回転可能に嵌められている。軸受部材64の上端部外周にはハブ62の中心孔が嵌められ軸受部材64とハブ62が一体に結合されている。
【0026】
ハブ62にはハードディスクが少なくとも1枚載置され、ハブ62と一体にハードディスクが回転可能になっている。ハブ62の外周壁内面には円筒状ヨーク69の介在のもとに円筒状ロータマグネット67が固着されている。ロータマグネット67の内周面は積層コア72の上記突極と適宜の間隙をおいて対向している。
【0027】
上記軸61の上端部外周には、軸61に樹脂をアウトサート成形することによってスラストプレート65が一体に形成されている。軸受部材64の上端開口部は、蓋部材66によって覆われている。蓋部材66とスラストプレート65との対向面、スラストプレート65と軸受部材64との対向面は、軸方向に対向する一対のスラスト動圧軸受面となっている。スラストプレート65の上面及び下面はそれぞれランド部75,76となっていて、これらのランド部75,76に動圧発生溝が形成されている。図6(a)は、軸61を上下反転して示したもので、軸61の周溝63の外周にスラストプレート65を一体成形することにより、スラストプレート65の脱落防止が図られている。
【0028】
図6(b)は、スラストプレート65の下面を示すもので、スラストプレート65の下面には、僅かに突出したランド部76が形成され、このランド部76に動圧発生溝70が形成されている。この動圧発生溝70以外の部分は、凸状表面を有する上記ランド部76となっている。この動圧発生溝70の横断面形状も、図4について説明したような横断面形状になっていて、動圧発生溝70の溝開口部を形成している両対向縁部のうちの少なくとも潤滑流体の進入側の縁部には、上記ランド部76の凸状表面に対して傾斜し、この傾斜による楔膜作用によって動圧発生溝70内の潤滑流体をランド部76側に導く傾斜案内面が設けられている。スラストプレート65の上面側のランド部75も同様に構成され、同様の動圧発生溝を有している。
【0029】
このようにして、固定の軸61およびスラストプレート65に対して軸受部材64が回転することにより、スラストプレート65の上下のスラスト軸受面に動圧力が発生し、軸受部材64は、上記一対のスラスト軸受面によって非接触でスラスト荷重が支持される。軸受部材64の中心孔内周面と、これに対向する軸61の外周面との間にはラジアル動圧軸受部74が形成されている。スラストプレート65に対して軸受部材64が回転することにより、上記ラジアル動圧軸受部74に動圧力が発生し、軸受部材64が軸61に非接触で回転するようになっている。軸61には、動圧軸受に介在する潤滑流体を循環させるための半径方向の孔79と、この孔79に連通する軸線方向の孔78が形成されている。
【0030】
上記のような構成のスラストプレート65は、成形金型によって成形することができる。図6において符号71は、成形時のゲートを示す。ゲート71はスラストプレート65の外周側に少なくとも1個配置される。ゲート部分にできるゲート部の残りあるいはバリは、成形後に除去される。また、ゲート部の残りあるいはバリを除去した後、スラストプレート65に樹脂皮膜を形成するとよい。
【0031】
図7は、軸とこれに一体に形成されるスラストプレートの別の例を示す。基本的には図4について説明したものと実質的に同じと考えてよく、各動圧発生溝20の開口縁部であって、スラストプレート5の回転時に潤滑流体の進入側となる部分には、傾斜案内面45が設けられている。傾斜案内面45は、上記動圧発生溝20の立ち上がり壁面23と、ランド部19の凸状表面とをつなぐ面として形成されている。スラストプレート5のランド部19の凸状表面は、回転停止時に、相手側の部材に接触することになるが、相手側の部材の接触面と、上記傾斜案内面45との間には、楔形状の空間が形成される。従って、回転停止時において動圧発生溝20内に溜まっていた潤滑流体は、軸1とともにスラストプレート5が回転を開始するのに伴って、動圧発生溝20の開口縁部に設けられた傾斜案内面45を通してランド部19に直ちに流出していき、傾斜案内面45での楔膜作用によって軸1と軸受部材4との間に迅速に入り込んで潤滑流体の膜を形成する。
【0032】
次に、図8に示す別の実施の形態について説明する。この実施の形態は図5に示す実施の形態を変形した形になっているので、共通の構成部分には共通の符号を付し、異なった構成部分について重点的に説明する。図8において、符号61は固定の軸、62はハブ、64は軸受部材、67はロータマグネット、68はベース、69はヨーク、72は積層コア、73は駆動コイル、77は上記ベースのコアホルダ部をそれぞれ示している。軸61の上端部には樹脂のアウトサート成形によってスラストプレート80が一体に設けられている。また、軸61の下端寄りの位置には樹脂のアウトサート成形によってスラストプレート81が一体に設けられている。スラストプレート80の下面と軸受部材64の上端面との間で上側のスラスト動圧軸受82が構成され、軸受部材64の下端面とスラストプレート81の上面との間でスラスト動圧軸受83が構成されている。軸61の外周面と軸受部材64の内周面との間にはラジアル動圧軸受74が形成されている。ラジアル動圧軸受74及び上記上下のスラスト動圧軸受には潤滑流体が介在している。
【0033】
図8に示す実施の形態におけるスラストプレート80、81のスラスト動圧面には、図2、図4、図6で説明したような動圧発生溝が形成され、軸61に対して軸受部材64及びこれと一体の回転部分が回転することにより、スラスト動圧軸受82,83に動圧力が発生し、上記軸受部材64がスラストプレート80、81に対し非接触状態で回転する。この実施の形態におけるスラストプレート80、81も、すでに説明したような成形金型によって軸61に一体にアウトサート成形することができる。
【0034】
樹脂成形によって軸と一体に形成するスラストプレートは、軸の端面に、軸の端面全面を覆うように設けてもよい。図9に示す例がそれである。図9において、軸84の下端部外周には周溝86が形成されており、軸84下面側から、この下面を覆って軸84に樹脂をアウトサート成形することによって、スラストプレート85が軸84に一体に形成されている。スラストプレート85の成形樹脂は上記周溝86を覆うとともに、周溝86を満たすことにより、スラストプレート85の抜け止めがなされている。このように構成された軸84は、例えば図1に示すモータの軸として適用することができる。
【0035】
図3に示すような動圧軸受装置の製造方法に用いる成形用金型、特に、スラストプレートのスラスト軸受面を成形する部分、すなわち図3の例において第2コア42の上端面と第2キャビティ52の下端面は、例えばイオンミーリング装置を用いて製造することができる。図10はその例を示す。図10において、超硬材からなる複数体のブランク素材21´が、回転駆動源31に連結された回転ワークテーブル32上に周状に取り付けられ、回転ワークテーブル32の斜め上方位置に、イオンミーリング装置33のイオン照射部が対向するように配置されている。回転ワークテーブル32上の各ブランク素材21´は、圧印部を形成すべき面をほぼ鉛直上方に向けた状態でそれぞれ固定されており、ほぼ鉛直方向に延びる回転ワークテーブル32の回転軸32aに対して、イオンミーリング装置33のイオン照射軸33aの軸方向が5°〜85°の範囲内の所定角度θをなして傾斜する配置関係に設定されている。各ブランク素材21´の中心軸21´aと、イオンミーリング装置33のイオン照射軸33aの軸方向との間の角度も、同じくθに設定されている。
【0036】
このとき、図11に示すように、ブランク素材21´の圧印部形成面には、前記動圧発生溝に相当する部位にメタルマスク34が重ねられており、その動圧発生溝に相当する部位が、イオンミーリング装置33によるイオン照射に対して遮断状態になるように設定されている。上記メタルマスク34は、ステンレス鋼等の薄い板材から構成されており、上記動圧発生溝に相当する部分がエッチング等で抜かれたパターン形状になっている。メタルマスク34は、上記ブランク素材21´の圧印部形成面に対して、例えばエポキシ系樹脂などの耐熱性の高い接着剤を用いて強固に貼り付けられている。このようにメタルマスク34を接着すれば、磁気力で固定した場合に発生するメタルマスクの反り上がりによる浮きや剥がれが防止されることになり、その結果、メタルマスク34のパターン形状が、ブランク素材21´に対して正確に転写される。
【0037】
上記メタルマスク34は、イオンミーリング装置33によるイオン照射によってブランク素材21´とともにミーリング加工されるために徐々に薄くなっていくが、最終的にメタルマスク34が残る程度の厚さのものが採用されている。このようなメタルマスク34は、樹脂やレジストを印刷工法で成形したマスクに比して、より均一な厚さのマスクとすることができるため、結果として、以下のようなミーリング加工の精度を向上させることができる。
【0038】
すなわち、上述した傾斜配置関係にて、回転ワークテーブル32を回転させながら、ブランク素材21´の印圧部形成面(図示上面)に対して、イオンミーリング装置33からイオン照射が行われてランド成形用凹部が形成される。このとき、各ブランク素材21´の中心軸21´aと、イオンミーリング装置33のイオン照射軸33aとの間の傾斜配置関係はほぼ一定に保持される。この場合、各ブランク素材21´側を固定しておき、イオンミーリング装置33のイオン照射軸33aを回転させるようにしてもよい。
【0039】
このような各ブランク素材21´とイオンミーリング装置33との傾斜配置関係を一定に維持しながら、ブランク素材21´の圧印部形成面にイオン照射を行うようにすれば、メタルマスク34が貼り付けられている部位についてはミーリング加工が全く行われないが(メタルマスク34のみがミーリング加工される)、メタルマスク34によりイオン遮断されていない部分35は、ミーリング加工されてランド成形用凹部が溝状に形成されていく。このとき、上述したようにイオンミーリング装置33と各ブランク素材21´とは、一定の傾斜配置関係になっているので、形成される溝深さは場所によって以下のような差異が出る。
【0040】
すなわち、メタルマスク34とは関係なく常時イオン照射が行われる部位35aにおいては、溝深さが最も深くなる。この溝深さが深く形成された部位35aは、溝の底面部を構成するように所定の範囲にわたって形成される。
【0041】
これに対して、イオンミーリング装置33が傾斜配置された状態でブランク素材21´が回転されていることから、メタルマスク34により特定の時間内のみイオン遮断されて一時的に日陰状になる部位35bは、イオン照射時間に対応した溝深さに形成される。すなわち、メタルマスク34により特定の時間内のみイオン遮断されて一時的に日陰状になる部位35bにおいては、メタルマスク34に近い部分ほどイオン遮断時間が長く、メタルマスク34の根元部分では、ほとんどの時間でイオン遮断状態となることから、溝深さは非常に浅くなる。そして、そのメタルマスク34の根元部分から中央側に離れる部位になればなるほど、メタルマスク34によるイオン遮断時間は短くなり、イオン照射時間は長くなる。従って、上記部位35bにおける溝深さは、メタルマスク34の根元部分から中央側に向かって徐々に深くなっていく。このような溝深さは、ブランク素材21´とイオンミーリング装置33との傾斜角度を適宜調整することによって調整されるため、成形金型の成形面が適宜の形状にきわめて容易に形成される。
【0042】
イオンミーリング装置33によって加工された成形金型は、エッチング等の他の加工方法で成形された場合よりも、成形面の表面粗さは大幅に向上し、結果的に、スラスト動圧面の面精度が向上し、動圧特性が向上する。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、軸に樹脂をアウトサートによって一体成形したスラストプレートを成型し、樹脂をアウトサート成形するときのゲート部は、上記軸の一端部中央に設定している。軸の一端部中央にゲートを設けた場合は、軸の一端部中央は軸受を構成する部位ではないので、軸受性能に影響を及ぼすことはない。また、スラストプレートのスラスト軸受面とラジアル軸受を構成する軸表面との直角度が、金型内で高精度にしかも安定的に確保されるため、このスラストプレートを一体に有する軸を動圧軸受に組み込んだとき、回転性能が安定する。
【0044】
請求項2記載の発明によれば、動圧発生溝を形成するスラストプレートの他端面と一端面の少なくとも一方の面は、軸に樹脂をアウトサート成形することによって軸と一体に形成されたスラストプレートとなっているため、スラストプレートを安価に形成することができるし、スラストプレートに動圧発生溝を形成する場合でも、この動圧発生溝を容易かつ安価に形成することができる。
また、動圧発生溝を形成するスラストプレートの他端面と一端面の少なくとも一方の面を樹脂材にて構成したため、従来のコイニング工法やエッチング工法で動圧発生溝を形成するものに比べて安価に動圧発生溝を形成することができる。
【0045】
請求項3記載の発明によれば、樹脂をアウトサート成形して形成されるスラストプレートのゲート部の残りを除去した後、樹脂皮膜を形成するため、ゲート部の残りを除去した跡が樹脂コーティングされることによって、フィラの脱落が防止され、信頼性の高い動圧軸受装置を得ることができる。軸内部から射出成形できない場合は、スラストプレート外周面に射出ゲートを設けることになる。この場合、ゲート残りを削り取らなければならない。ゲート残りを除去すると、スキン層がなくなり、フィラが表面に露出し、衝撃などの外力でフィラが脱落することがあり得る。フィラが脱落すると、これが軸受隙間に入り込み、所期の軸受性能を得ることができなくなる。その点も請求項4記載の発明によれば、上記のとおり、このような不具合を解消することができる。
【0046】
請求項4記載の発明によれば、動圧発生溝の溝開口部を形成している両対向縁部のうちの少なくとも潤滑流体の進入側の縁部には、上記ランド部の凸状表面に対して傾斜し、この傾斜による楔膜作用によって上記動圧発生溝内の潤滑流体をランド部側に導く傾斜案内面が設けられているため、回転停止時において動圧発生溝内に溜まっていた潤滑流体は、軸と軸受部材とが相対回転を開始するのに伴って、動圧発生溝の開口縁部に設けられた傾斜案内面を通してランド部に直ちに流出する。その結果、傾斜案内面での楔膜作用によってスラストプレートと軸受部材との間に迅速に入り込んで潤滑流体の膜を形成し、回転開始直後から、軸及びスラストプレートと軸受部材との接触状態が回避されることになり、軸及びスラストプレートと軸受部材との磨耗が最小限に押さえられる、という効果を得ることができる。
【0047】
請求項5記載の発明によれば、半径方向内側に窪む周溝は、一体成形されたスラストプレートが軸から脱落するのを防止する抜け止めの役目を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる動圧軸受装置を有するスピンドルモータの例を示す縦断面図である。
【図2】上記スピンドルモータの軸を示す(a)は縦断面図、(b)は底面図である。
【図3】本発明にかかる動圧軸受装置を有するスピンドルモータの別の例を示す縦断面図である。
【図4】本発明に用いられる動圧溝の横断面形状の例を示す断面図である。
【図5】本発明にかかる動圧軸受装置を有するスピンドルモータのさらに別の例を示す縦断面図である。
【図6】上記スピンドルモータの軸を示す(a)は縦断面図、(b)は底面図である。
【図7】本発明に用いることができる軸とスラストプレートの別の例を拡大して示す一部断面正面図である。
【図8】本発明にかかる動圧軸受装置を有するスピンドルモータのさらに別の例を示す縦断面図である。
【図9】本発明に用いることができる軸とスラストプレートのさらに別の例を示す縦断面図である。
【図10】本発明にかかる動圧軸受装置の製造方法に用いる成形用金型の製造方法の実施形態を示す斜視図である。
【図11】上記製造方法で製造される成形用金型のブランク素材を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 軸
4 軸受部材
5 スラストプレート
19 ランド部
20 動圧発生溝
33 イオンミーリング装置
34 メタルマスク
45 傾斜案内面
61 軸
64 軸受部材
65 スラストプレート
70 動圧発生溝
71 ゲート
76 ランド部
84 軸
85 スラストプレート

Claims (7)

  1. 中心軸を中心とする軸と、
    前記軸から半径方向外側に張り出したスラストプレートと、
    軸方向一端が閉塞され他端が開口するとともに、前記軸に対し相対的に回転する軸受部材と、
    前記軸の外周面と前記軸受部材の内周面との間の微少隙間、前記スラストプレートの他端面とこれと対向する前記軸受部材の面との間の微少隙間、及び、前記軸の一端側及び前記スラストプレートの一端面とこれらと対向する前記軸受部材の面との間の微少隙間に途切れることなく連続して充填された潤滑流体と、を備え、
    ゲートを有する成形用金型を準備する工程と、
    前記成形用金型内に前記軸を配置する工程と、
    前記ゲートから前記軸の一端部中央へ向けて樹脂を射出して硬化させスラストプレートを前記軸と一体に成型する工程と、
    前記軸の一端部中央に位置する前記ゲートの跡を除去する工程と、を備えたことを特徴とする動圧軸受装置の製造方法。
  2. 前記スラストプレートの他端面と前記一端面の少なくとも一方の面には、前記相対回転時、流体動圧を誘起する動圧発生溝が形成され、
    前記動圧発生溝は、前記軸と一体に成型する工程において成型されることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置の製造方法。
  3. 前記ゲートの跡を除去された表面は、樹脂皮膜により被覆されていることを特徴とする請求項1又は2記載の動圧軸受装置の製造方法。
  4. 前記少なくとも一方の面には、前記動圧発生溝と前記動圧発生溝に隣接して凸条表面を有するランド部とがそれぞれ形成され、
    前記動圧発生溝の溝開口部を形成している両対向縁部のうちの少なくとも前記潤滑流体の進入側の縁部には、前記ランド部の凸状表面に対して傾斜し、この傾斜による楔膜作用によって前記動圧発生溝内の前記潤滑流体をランド部側に導く傾斜案内面が設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の動圧軸受装置の製造方法。
  5. 前記軸の一端側外周部には、半径方向内側に窪み前記樹脂により満たされる周溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の動圧軸受装置の製造方法。
  6. 前記軸の一端部には、当該一端部から他端側に窪む穴、および、半径方向に伸び前記穴から前記軸の外周部まで貫通する少なくとも一つの孔、が形成され、
    前記樹脂は、前記穴に射出され前記孔を経て前記軸の外周部へ流動していくことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の動圧軸受装置の製造方法。
  7. 前記軸の外周面と前記軸受部材の内周面との間の微少隙間には、前記相対回転時、流体動圧を誘起する動圧発生溝を備えたラジアル動圧軸受が形成され、
    前記スラストプレートの他端面とこれと対向する前記軸受部材の面との間の微少隙間には、前記相対回転時、流体動圧を誘起する動圧発生溝を備えた他方側スラスト動圧軸受が形成され、
    前記スラストプレートの一端面とこれと対向する前記軸受部材の面との間の微少隙間には、前記相対回転時、流体動圧を誘起する動圧発生溝を備えた一方側スラスト動圧軸受が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の動圧軸受装置の製造方法。
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