JP3973916B2 - マンホール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はマンホールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマンホールは、例えば図5に示すように、マンホール20の開口部21に設置した蓋受枠22と、この蓋受枠22に嵌合された蓋体23とからなっている。この蓋体23の裏面には嵌合鍔片24が突設され、これが蓋受枠22の嵌合段部25に嵌合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のマンホールは、蓋体の嵌合鍔片と嵌合段部との間に石や砂などが詰まるとともに、嵌合鍔片に内側へかしめる力が加わるため蓋体を開けるには大きな力を必要とした。
【0004】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓋体を小さな力で開けることができるマンホールを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するためのマンホールは、開口部に設置した蓋受枠に蓋体が嵌合され、該蓋体の裏面の外縁側に設けられた複数の支持片には、カムが蓋受枠の内側に突出した突出部に接するようにピン接合され、このカムにアームの一端が接合され、該アームの他端が、上下動する可動体に接合され、該可動体が位置する蓋体の中央部には、可動体を押し下げる鋼棒を差し込むための差込孔が開口され、可動体と蓋体裏面との間にはスプリングが設けられ、前記可動体が下側に移動してカムが突出部を滑るように回転することにより蓋体を押し上げることを特徴とする。また差込孔は防臭用パッキンで塞がれたことを含むものである。
【0006】
差込孔から差し込んだ鋼棒で可動体を下側に押し下げると、アームが支持片のカムを回転させ、該カムの突出部を滑るような回転によって蓋体が上側に押し開けられる。また開けられた蓋体を蓋受枠に嵌合すると、カムが突出部に当たって前記とは反対の回転をすることにより、可動体が元の位置に戻り、スプリングで蓋体の裏面に当たらないようになっている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のマンホールの実施の形態を図面に基づいて説明する。マンホール1は、図1に示すように、内側に突出した突出部3を備えた蓋受枠2に蓋体4が嵌合して構成されている。この蓋体4裏面に設けられた4つの支持片5には、蓋受枠2の突出部3に接するようにカム6が設けられ、これにアーム7の一端が接合され、その他端が可動体8に接続片9を介して接合されている。したがって、蓋体4裏面に位置した可動体8が4本のアーム7でカム6を介して支持片5に支持され、可動体8と蓋体4裏面との間にはスプリング10が設けられている。またアーム7の一端が、長孔11に挿入されたピン12でカム6に回転自在に接続され、可動体8が上下動することによりカム6が回転するようになっている。また蓋体4の中央部には可動体8を押し下げる鋼棒を差し込むための差込孔13が開口され、この差込孔13には防臭用パッキン14が取り外し自在に嵌め込まれている。
【0008】
なお、上記のカム6は十字方向に4つ設けたが、これ以上あるいは2つまたは1つのみ設けることもできる。
【0009】
次に、上記マンホールの蓋体4の開閉について説明する。まず、蓋体4を開ける場合は、図4に示すように、差込孔13から防臭用パッキン14を引き抜いて、そこに鋼棒15を差し込んで可動体8に当てる。そして、鋼棒15をハンマー16で叩いて可動体8を下側に下げると、アーム7によって支持片5のカム6が突出部3を滑るように回転して、蓋体4を上側に押し開ける。したがって、小さな力で蓋体4を簡単に開けることができる。
【0010】
一方、この蓋体4を蓋受枠2に嵌め込むと、カム6が突出部3を滑るように逆回転(前記回転に対して)して可動体8を上側に押し上げる。この押し上げはスプリング10で緩衝されて可動体8が蓋体4の裏側に当たらないようになっている。そして、最後に防臭用パッキン14を差込孔13に嵌め込む。
【0011】
【発明の効果】
差込孔から差し込んだ鋼棒で可動体を下側に押し下げると、アームが支持片のカムを回転させ、該カムの突出部を滑るような回転によって蓋体を簡単に押し開けることができる。
【0012】
開けた蓋体を蓋受枠に嵌合すると、カムが突出部に当たって回転することにより、可動体が元の位置に戻り、スプリングによって蓋体の裏面に当たるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マンホールの断面図である。
【図2】マンホールの一部拡大断面図である。
【図3】蓋体の一部省略斜視図である。
【図4】カムが回転して蓋体が上側に押し上げられた断面図である。
【図5】従来のマンホールの断面図である。
【符号の説明】
1、20 マンホール
2、22 蓋受枠
3 突出部
4、23 蓋体
5 支持片
6 カム
7 アーム
8 可動体
9 接続片
10 スプリング
11 長孔
12 ピン
13 差込孔
14 防臭用パッキン
15 鋼棒
16 ハンマー
21 開口部
24 嵌合鍔片
25 嵌合段部
Claims (2)
- 開口部に設置した蓋受枠に蓋体が嵌合され、該蓋体の裏面の外縁側に設けられた複数の支持片には、カムが蓋受枠の内側に突出した突出部に接するようにピン接合され、このカムにアームの一端が接合され、該アームの他端が、上下動する可動体に接合され、該可動体が位置する蓋体の中央部には、可動体を押し下げる鋼棒を差し込むための差込孔が開口され、可動体と蓋体裏面との間にはスプリングが設けられ、前記可動体が下側に移動してカムが突出部を滑るように回転することにより蓋体を押し上げることを特徴とするマンホール。
- 差込孔は防臭用パッキンで塞がれたことを特徴とする請求項1に記載のマンホール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002026903A JP3973916B2 (ja) | 2002-02-04 | 2002-02-04 | マンホール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002026903A JP3973916B2 (ja) | 2002-02-04 | 2002-02-04 | マンホール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003227142A JP2003227142A (ja) | 2003-08-15 |
JP3973916B2 true JP3973916B2 (ja) | 2007-09-12 |
Family
ID=27748590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002026903A Expired - Fee Related JP3973916B2 (ja) | 2002-02-04 | 2002-02-04 | マンホール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3973916B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100923575B1 (ko) * | 2008-02-15 | 2009-10-27 | 부산광역시환경시설공단 | 이탈방지장치가 구비된 맨홀커버 |
-
2002
- 2002-02-04 JP JP2002026903A patent/JP3973916B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100923575B1 (ko) * | 2008-02-15 | 2009-10-27 | 부산광역시환경시설공단 | 이탈방지장치가 구비된 맨홀커버 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003227142A (ja) | 2003-08-15 |
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