JP3973779B2 - 建材生産用部品供給方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の部品を組み立てて建材を生産する組立工程にその組立順序に対応した順番で部品を供給する建材生産用部品供給方法および装置に係り、シャッター装置のシャッターカーテンやシャッターボックス、サイディング等の壁材、窓枠、天井や床等の仕上材など、複数種類の部品からなる建材を生産する際の部品供給に利用できる。
【0002】
【背景技術】
建物の窓や出入口等の開口部を閉鎖、開放するためにこの開口部に設けられる建物用シャッターは、開口部の左右に配置されたガイドレールに案内されて移動することにより開口部を閉鎖、開放するシャッターカーテンを有する。このシャッターカーテンは、建物用シャッターがスラットタイプである場合には、多数のスラットを上下に連設することにより構成されている。
【0003】
一般に、このようなシャッターカーテン構成部品であるスラットには、一枚のシャッターカーテンを構成するにあたって最も多く配置される標準スラットと、この標準スラットに特殊な加工を施して形成される加工スラットとがある。さらに、後者の加工スラットには、例えば、シャッターカーテンを手動操作で上下させる際に手を引っかける部分である手掛けを取り付けたもの、シャッターカーテンを閉鎖状態で固定して開放できなくするための鍵を取り付けたもの、郵便物を入れるポストを取り付けたもの等、種々のものがある。従って、スラットタイプの建物用シャッターのシャッターカーテンは、通常、これらの標準スラットおよび種々の加工スラットを含む複数種類の部品を連結して形成されている。
【0004】
従来より、このようなスラットタイプの建物用シャッターのシャッターカーテンを工場で生産する際には、先ず、長尺材であるコイル材をロール成形機に繰り出し、このロール成形機で所定断面形状に成形した後、切断機で所定長さに切断し、一枚一枚のスラットを形成する。次に、形成された各スラットを組立工程まで移送し、組立工程において各スラットどうしを連結して一枚のシャッターカーテンを生産するという作業が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来におけるシャッターカーテンの生産ラインでは、作業者による手作業が介在する部分も多く、各工程の自動化が十分に進められていなかったので、一枚のシャッターカーテンを生産するのに、多くの労力、時間、コストを費やす結果となっていた。このため、できるだけ各工程の自動化を進めることが望まれていた。
【0006】
すなわち、長尺材であるコイル材から一枚一枚のスラットを形成する工程では、コイル材をその長手方向に走行させながら多段のフォーミングロールにより断面形状を徐々に変化させていくロール成形機が用いられ、また、コイル材をその長手方向に走行させるとともに、切断、孔開け用の加工具をコイル材の走行速度と同じ速度で前進させてコイル材を加工する走間加工装置が用いられる等、ある程度の自動化が進められてはいるものの不十分な点もあったため、本願出願人によって生産効率の向上を図るべく、走間加工に関する提案がなされている(特開平10−180535号公報参照)。
【0007】
また、各スラットどうしを連結して一枚のシャッターカーテンとする組立工程では、一方のスラットの長手方向に沿った端縁部に形成されたカール部に、他方のスラットのカール部を挿入係合し、さらにカール部の両端に抜け止めのためのカシメ部を形成する等の複雑な作業を行わなければならないので、完全な自動化を図ることが困難であり、作業者の手作業に頼る部分も多いというのが実情であったため、この組立工程においても自動化を進めることが望まれていた。
【0008】
さらに、このように組立工程における自動化が進んでいないことと相俟って、組立工程まで各スラットを移送する工程も、十分に自動化が進められておらず、やはりこの工程でも自動化を進めることが望まれていた。
【0009】
ところで、シャッターカーテンは、前述した如く、標準スラットおよび種々の加工スラットを含む複数種類の部品を連結して形成されるので、このようなシャッターカーテンの組立工程を自動化するにあたって、この組立工程に構成部品である各スラットを供給するに際しては、組立工程における連結順序に対応した順番で複数種類のスラットを順次供給していくことが必要となるうえ、標準スラットを加工して種々の加工スラットを形成するための工程を生産ライン中に介在させる必要もある。従って、成形および切断工程と組立工程とを単に一本のラインで連絡するだけの移送手段を設けたとしても、このような役割を担うことはできないため、複数種類のスラットの供給に適したスラット供給装置の開発が望まれていたところである。
【0010】
また、組立工程を自動化する場合のみならず、作業者による手作業で各スラットを連結する場合においても、連結順序に対応した順番で複数種類のスラットが順次供給されれば、作業の効率化を図ることができるので、このような複数種類のスラットの供給に適したスラット供給装置が提供されれば好都合である。
【0011】
本発明の目的は、組立工程における組立順序に対応した順番で複数種類の部品を順次供給でき、生産効率の向上を図ることができる建材生産用部品供給方法およびその装置を提供するところにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数種類の部品を組み立てて建材を生産する組立工程にその組立順序に対応した順番で部品を供給する建材生産用部品供給方法であって、組立工程に順次部品を搬送供給する送給手段を設けておき、この送給手段の上流側より組立工程側へ第一の部品を送るとともに、この送給手段上の第一の部品の送りに関連させて送給手段の途中に第一の部品とは異なる種類の第二の部品を供給することにより、組立工程にその組立順序に対応した順番で第一および第二の部品を順次供給することを特徴とするものである。
【0013】
ここで、第一の部品および第二の部品は、それぞれ一種類の部品に限定されるものではなく、二種類以上の部品であってもよく、要するに、第一の部品と第二の部品とが互いに異なる種類の部品であればよい。例えば、第一の部品をA部品、B部品とし、第二の部品をC部品、D部品、E部品とした場合には、組立工程に供給される部品の供給列は、A〜E部品の混在したものとなる。
【0014】
また、第一の部品と第二の部品のどちらの個数が多いかは問題ではなく、第二の部品の個数の方が多くてもよい。さらに、第二の部品は、第一の部品どうしの間に挿入供給されるとは限らず、第二の部品が組立工程に供給される部品供給列の先頭や最後尾にくることもあり(前記の例でいえば、例えば、C,A,A,A,…という部品供給列等)、第二の部品が連続供給されることもある(前記の例でいえば、例えば、A,A,C,D,A,…という部品供給列等)。
【0015】
また、下流側に配置される組立工程は、組立機等により自動化されている場合のみならず、作業者の手作業による組立の場合も含まれる。そして、組立とは、シャッターカーテン構成部品であるスラットの組立の場合には、カール部の係合挿入による連結およびこれに付随するカシメ部の形成を意味し、その他、建材の種類に応じて、はめ合わせ、ビス止め、ボルト止め、リベット止め、釘打ち、さねほぞ接合、圧着、熱溶着、溶接等の任意の方法による組立を意味するものであり、組立後の各部品の位置関係は、完全な固着の如き相対位置を全く変えないものであってもよく、回動自在あるいは摺動自在等に互いの相対的な姿勢や位置を変化可能に接続されているものであってもよい。
【0016】
さらに、送給手段「上」とは、ベルトコンベアの上側に部品を載せて搬送する場合のように物理的に送給手段の上側に部品があるという意味ではなく、送給手段を生産ラインとして見た場合に、そのライン上にある、あるいはライン上を流れているという意味である。従って、マグネット吸着やフック掛け等による吊り下げ搬送のように部品が下側に位置してもよく、部品を両側から挟みつけて搬送するような場合には、横に位置してもよく、管内を送るような搬送であれば、部品が送給手段の内部に位置してもよい。
【0017】
このような本発明の建材生産用部品供給方法においては、送給手段の上流側より組立工程側へ第一の部品を送りながら、同時に送給手段の途中に、第一の部品の送りに関連させて適宜なタイミングで第二の部品を供給する。このため、下流に配置された組立工程にその組立順序に対応した順番で第一および第二の部品が順次供給される。
【0018】
従って、複数種類の部品を組み立てて建材を生産するにあたって、下流の組立工程における作業が円滑化され、建材の生産工程を全体として見た場合に、生産効率の向上が図られ、作業労力の軽減、所要時間の短縮、生産コストの低減が図られる。
【0019】
そして、本発明では、組立工程が作業者の手作業による組立の場合であっても生産能率の向上効果が期待されるが、特に、組立機等により組立工程の自動化を図る場合には、その自動化による効果が本発明の部品供給方法による上記効果と相乗的に得られ、より一層の生産能率の向上を図ることが可能となる。
【0020】
また、以上に述べたように下流の組立工程における作業が円滑化されるという点のみならず、組立工程に部品を供給する部品供給工程それ自体についてみても、作業者が一枚一枚のスラットの種類を識別しながら全てのスラットを組立順序に対応した順番に並べる作業を行う場合に比べ、作業が円滑化され、生産能率の向上が図られる。
【0021】
つまり、複数種類の部品からなる建材を生産するにあたっての特有の問題として、複数種類の部品をいかにして所定の順番に並べて部品供給を行うかという問題が生じるが、本発明では、第一の部品と第二の部品とを予め峻別しておき、これらを適宜なタイミングで送給手段上で合流させて部品供給列を形成するので、第二の部品の送給手段上への供給タイミングさえ所定のタイミングに固定すれば、容易に所定の順番での部品供給が実現される。このため、作業者が一枚一枚のスラットの種類を識別しながら全てのスラットを順番に並べていく場合に比べ、作業の定型化、画一化を図ることができるので、作業者の部品供給における判断の手間が軽減され、生産効率の向上が図られるうえ、作業者の判断ミスも少なくなり、結果として歩留まりの向上にも繋がり、これらにより前記目的が達成される。
【0022】
また、前述した本発明の建材生産用部品供給方法において、送給手段に第二の部品を供給する前に、この第二の部品の供給位置よりも上流側の位置で、送給手段上を送られている部品を外部に排出し、この排出部品から第二の部品を得てこれを送給手段に戻し供給するようにすることが望ましい。
【0023】
ここで、「排出部品から第二の部品を得て」とは、排出部品を加工して第二の部品を形成する場合と、排出部品をそのまま第二の部品とする場合とが含まれる。すなわち、前者の場合は、排出部品は第一の部品そのままの状態のものであり、排出後にこれを外部で加工して第二の部品を形成して送給手段に戻す場合(以下、ケース1という。)と、排出部品は第一の部品を一部加工した状態のものであり、排出後に外部で残りの加工を行って第二の部品を形成して送給手段に戻す場合(以下、ケース2という。)との二通りの場合があり、後者の場合は、排出部品は既に上流において完全に加工されて第二の部品の状態とされたものであり、これをそのまま送給手段に戻す場合(以下、ケース3という。)がある。
【0024】
このように一旦排出した後に、再び送給手段に戻すようにした場合には、送給手段の外部で第一の部品に加工を施して第二の部品を形成し、これを戻すことが可能となり(ケース1および2の場合)、閉じた状態の部品供給ラインを構成できることから、系統的でかつ円滑な部品供給を行うことができるようになる。なお、ケース1および2の場合において、送給手段から排出した後の外部加工は、作業者が手作業により行ってもよく、加工装置を設けて自動化してもよい。
【0025】
また、ケース3の場合には、排出位置よりも上流側で既に第二の部品が完全に加工形成されているので、あえて排出することなく、そのまま下流に送るラインを構成すれば効率的であるようにも思われるがそうではなく、一旦排出することによって、第一の部品と第二の部品との合流タイミングの調整を図ることができるようになる。つまり、そのまま下流に送るラインを構成した場合には、第一の部品および第二の部品が所定の順番で送られるようにするにあたって、第一の部品の送りの合間に、第一の部品を第二の部品に形成する「加工」を適宜なタイミングで行わなければならないが、一旦排出するようにした場合には、例えば、第二の部品を必要個数だけ連続して加工形成し、これらを外部に排出しておき、その後、適宜なタイミングでこれらを送給手段に「戻し供給」して第一の部品と合流させることが可能となる。このため、所定の順番の部品供給列を形成するにあたって「加工」のタイミングを考慮する必要はなく、「戻し供給」のタイミングさえ適宜に調整して固定すれば、所定の順番での部品供給が実現できるようになる。
【0026】
また、以上に述べた本発明の建材生産用部品供給方法を実現する装置として、次のような本発明の建材生産用部品供給装置を採用することができる。
【0027】
すなわち、本発明は、複数種類の部品を組み立てて建材を生産する組立工程にその組立順序に対応した順番で部品を供給する建材生産用部品供給装置であって、組立工程に順次部品を搬送供給する送給手段と、この送給手段の途中に接続されて送給手段の上流側から送られてくる第一の部品とは異なる種類の第二の部品を送給手段に供給する異種部品供給手段とを備え、異種部品供給手段は、送給手段上を送られる第一の部品の送りに関連させて第二の部品を供給する構成とされ、送給手段は、異種部品供給手段の接続位置よりも下流側の位置で第一および第二の部品を含んでなる送りを形成し、組立工程にその組立順序に対応した順番で第一および第二の部品を順次供給する構成とされていることを特徴とするものである。
【0028】
ここで、異種部品供給手段は、一つの設置に限定されるものではなく、複数としてもよい。例えば、送給手段を送られる第一の部品であるA部品に対し、一つの異種部品供給手段により第二の部品であるC部品を供給し、別の異種部品供給手段により第二の部品であるD部品およびE部品を供給するようにしてもよい。
【0029】
また、送給手段と異種部品供給手段との接続は、必ずしも物理的接触のみを意味するものではなく、両手段が第二の部品を受け渡し可能に配置されていればよい趣旨である。そして、この異種部品供給手段から送給手段への受け渡しの形態は、部品の自由落下を利用するものであってもよく、あるいは部品の押し出しや引き込みによる移動、チェーン搬送やベルト搬送による送り込み移動、磁力を利用した部品の移動、ロボットアームによる部品の移動等であってもよく、要するに、第二の部品を送給手段の所定の位置に所定のタイミングで供給することができればよい。
【0030】
さらに、異種部品供給手段から送給手段への受け渡し前後の部品の姿勢は、いわゆる並進運動(部品上のあらゆる点が平行移動する運動)により変化しないものであってもよく、回転運動により変化し、あるいは並進運動と回転運動との合成運動により変化するものであってもよい。例えば、受け渡し前後で、裏返しになったり、90度向きを変えるもの等であってもよい。但し、移動の高速化を図るという点では、並進運動あるいはそれに近い運動をさせて姿勢をあまり大きく変化させないようにすることが好ましい。
【0031】
このような本発明の建材生産用部品供給装置においては、異種部品供給手段により、送給手段に対して、送給手段上の第一の部品の送りに関連させて適宜なタイミングで第二の部品を供給できるので、下流に配置された組立工程にその組立順序に対応した順番で第一および第二の部品を順次供給することが可能となり、前述した本発明の建材生産用部品供給方法による各作用、効果が実現される。
【0032】
さらに、前述した本発明の建材生産用部品供給装置において、送給手段の途中であって異種部品供給手段の接続位置よりも上流側の位置には、送給手段上を送られている部品を外部に排出する排出手段が接続設置され、異種部品供給手段は、排出手段による排出部品から得られる第二の部品を送給手段に戻し供給する構成とされていることが望ましい。
【0033】
ここで、送給手段と排出手段との接続は、必ずしも物理的接触のみを意味するものではなく、排出手段が、送給手段上を送られている部品を外部に排出可能に配置されていればよい趣旨である。そして、この排出手段による送給手段からの部品の排出形態は、部品の自由落下を利用するものであってもよく、あるいは部品の押し出しや引き込みによる移動、チェーン搬送やベルト搬送による移動、磁力を利用した部品の移動、ロボットアームによる部品の移動等であってもよく、要するに、送給手段上を送られている部品を外部に排出することができればよい。
【0034】
さらに、排出手段による送給手段からの排出前後の部品の姿勢は、いわゆる並進運動により変化しないものであってもよく、回転運動により変化し、あるいは並進運動と回転運動との合成運動により変化するものであってもよい。但し、移動の高速化を図るという点では、並進運動あるいはそれに近い運動をさせて姿勢をあまり大きく変化させないようにすることが好ましい。
【0035】
このように排出手段を接続設置した構成とした場合には、排出手段により、送給手段上を送られている部品を送給手段から外部に排出することが可能となるので、この排出手段による排出部品を外部で加工してから異種部品供給手段により送給手段に戻し供給することができるようになる等、前述した本発明の建材生産用部品供給方法による各作用、効果が実現される。
【0036】
以上において、本発明を適用できる建材としては、シャッター装置のシャッターカーテンやシャッターボックス、サイディング等の壁材、窓枠、天井や床等の仕上材などを挙げることができ、要するに、複数種類の部品からなる建材であれば本発明を適用することができる。
【0037】
そして、本発明は、これらの中でも、特に、建材を、複数の部品を連設して形成されるシャッター装置のシャッターカーテンとし、第一および第二の部品を、このシャッターカーテンを構成するシャッターカーテン構成部品とする場合に好適である。なお、シャッターカーテン構成部品には、スラット、パネル、ブレード、リンク部材およびパイプ部材等がある。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。初めに、建物用シャッターを説明する。
【0039】
図1には、建物用シャッター1の全体構成が示されている。建物用シャッター1は、建物の出入口や窓等の開口部2の上部に配置されたシャッターボックス3と、シャッターボックス3の内部の巻取部4から繰り出され、巻き取られて開口部2を閉鎖、開放するシャッターカーテン5と、このシャッターカーテン5の左右両端部が挿入されてシャッターカーテン5の上下動を案内する左右のガイドレール6とを備えている。
【0040】
シャッターカーテン5は、多数のスラット7を上下に連設して形成されている。これらのシャッターカーテン構成部品であるスラット7には、一枚のシャッターカーテン5を構成するにあたって最も多く配置される第一の部品である標準スラット7Aと、この標準スラット7Aに特殊な加工を施して形成される第二の部品である加工スラット7Bとがある。さらに、後者の加工スラット7Bには、シャッターカーテン5を手動操作で上下させる際に手を引っかける部分である手掛け8を取り付けたもの、シャッターカーテンを閉鎖状態で固定して開放できなくするための鍵9を取り付けたもの、郵便物を入れるポスト10を取り付けたものがあり、これらはシャッターカーテン5を閉鎖した状態でそれぞれ適宜な高さ位置となるようにシャッターカーテン5の各部に配置されている。
【0041】
なお、前者の標準スラット7Aには、巻取部4への取付け用のボルトを挿通するためのボルト孔が形成された最上段のスラットが含まれる。また、巻取部4とシャッターカーテン5との連結形態によっては、このようなボルト孔等の取付け用の加工孔の形成は必要ない場合もあり、そのような場合には、最上段のスラットは中間位置に配置される標準スラット7Aと同様である。例えば、巻取部4とシャッターカーテン5とを帯状等の吊り元部材で連結するタイプの場合には、吊り元部材を通すための加工孔を必要とする場合もあるが、全くそのような加工孔を必要としない場合もある。
【0042】
また、シャッターカーテン5の最下端には、水切り11が設けられ、この水切り11には、社名入りのネームプレート12が取り付けられている。
【0043】
図2には、本発明の建材生産用部品供給装置であるスラット供給装置23を含むシャッターカーテン生産装置20の概略平面図が示されている。シャッターカーテン生産装置20は、長尺材であるコイル材からシャッターカーテン構成部品である複数種類のスラット7A,7Bを形成し、これらを組み立てて建物用シャッター1のシャッターカーテン5を生産する装置である。図2中における実線の矢印は、シャッターカーテン5の生産ライン上の部品の流れを示し、点線の矢印は、制御信号の流れを示している。
【0044】
図2において、シャッターカーテン生産装置20は、図中左側の生産ライン上流側より、コイル材を所定断面形状に成形するロール成形機21と、ロール成形後のコイル材を所定長さに切断する切断機22と、加工スラット7Bの加工形成を行うとともに標準スラット7Aと加工スラット7Bとを組立順序に対応した所定の順番で下流側に送って供給するスラット供給装置23と、このスラット供給装置23から送られてくる順番に従って標準スラット7Aおよび加工スラット7Bを順次連結することにより一枚のシャッターカーテン5を組み立てて形成する組立機24とを備えている。
【0045】
さらに、シャッターカーテン生産装置20は、組立機24の下流側に、組立機24で組み立てて形成されたシャッターカーテン5を巻き取る巻き取り装置25と、巻き取られた状態のシャッターカーテン5を引き取る引き取りコンベア26と、巻き取られた状態のシャッターカーテン5にバンド掛けをして束ねる梱包機27と、以上のラインで生産されたシャッターカーテン5を装置外部に搬出する搬出コンベア28とを備えている。
【0046】
ロール成形機21は、図示されないアンコイラーで構成されたコイル材繰り出し部から繰り出される長尺材であるコイル材を、その長手方向に走行させながら多段のフォーミングロールに通すことにより、コイル材の断面形状を徐々に変化させていくように構成されている。これによりロール成形後のコイル材の長手方向に沿った端縁部には、スラット7どうしを連結するためのカール部に相当する部分が形成される。
【0047】
切断機22は、切断、孔開け用の加工具を備えたプレス機械であり、加工具をコイル材の走行速度と同じ速度で前進させてコイル材を加工する走間加工を行うように構成されている。切断機22は、加工具に備え付けられた切断具により、長尺材であるコイル材を一枚のスラット7の長さに切断するとともに、加工具に備え付けられた孔開け具により、最上段のスラット7のボルト孔を形成するようになっている。また、このようなボルト孔を形成する必要のない場合、例えば、前述した巻取部4とシャッターカーテン5とを吊り元部材により連結するタイプであって最上段のスラット7に吊り元部材を通すための加工孔を形成する必要のない場合等には、対応する孔開け具を設けておく必要はない。なお、走間加工を行う際には、本願出願人により提案されている走間加工方法を採用すれば、生産効率の向上を図ることができる(特開平10−180535号公報参照)。
【0048】
スラット供給装置23は、上流側の切断機22に接続されて切断形成されたスラット7を切断機22から受け取るとともに下流側の組立機24に接続されて組立機24にスラット7を順次搬送供給する送給手段30と、この送給手段30に接続されて送給手段30上を送られているスラット7を送給手段30の外部に排出する排出手段50と、排出されたスラット7を加工して第二の部品である加工スラット7Bを形成する加工工程60と、送給手段30に接続されて加工スラット7Bを所定のタイミングで送給手段30に戻し供給する異種部品供給手段である加工スラット供給手段70と、スラット供給装置23の統轄制御を行う制御手段90とを備えて構成されている。
【0049】
図3には、スラット供給装置23のうち、送給手段30、排出手段50、および加工スラット供給手段70の平面図が示されている。また、図4は、図3のA−A線断面図であり、送給手段30および排出手段50を側面から見た状態の断面図であり、図5および図6は、図4における送給手段30および排出手段50の要部の拡大図である。
【0050】
図3において、図中の中央位置には、図中左右方向に長く伸びたダンプテーブル31および高速コンベア32が平行に並べて配置されている。ダンプテーブル31は、図中左側に配置される切断機22から矢印Xの如く送り込まれるスラット7を受け取ることができるように配置され、一方、高速コンベア32は、矢印Yの如くスラット7を送って図中右側に配置される組立機24にスラット7を供給できるように配置されている。
【0051】
図4において、ダンプテーブル31は、ダンプテーブル支持部材33により軸34を中心として回動可能に支持されている。ダンプテーブル支持部材33は、ダンプテーブル31の長手方向について適宜な間隔で複数個配置されている(図3参照)。軸34は、床面に固定された第一支持部35により支持されている。
【0052】
また、ダンプテーブル31の直下に位置するダンプテーブル支持部材33の先端部と第一支持部35との間には、ダンプテーブル31の回動操作用のシリンダ装置36が設けられている。
【0053】
高速コンベア32は、ダンプテーブル31の図中右下位置に配置されている。この高速コンベア32は、第一支持部35により支持された複数のローラ37と、これらのローラ37の外側に巻き掛けされたベルト38とを備えて構成されるベルトコンベアであり、ベルト38の上側にスラット7を載せて高速搬送できるようになっている。
【0054】
図5は、シリンダ装置36のピストンロッドを後退させた状態であり、このときダンプテーブル31は、右下がりの傾斜状態となる。第一支持部35には、斜面部分を有する案内部材39が取り付けられ、この案内部材39の斜面部分と傾斜状態となったときのダンプテーブル31の表面とは、面一になるようになっている。このため、シリンダ装置36を操作して、ダンプテーブル31を水平状態(図5中の二点鎖線の状態)から傾斜状態(実線の状態)に変化させると、ダンプテーブル31の上に載置されていたスラット7は、矢印Z方向に滑り、案内部材39を介して高速コンベア32のベルト38上に移動する。また、ベルト38を挟んで案内部材39の反対側には、第一支持部35に取り付けられた断面L字状のストッパ40が配置され、これによりダンプテーブル31の上から滑ってきたスラット7を着実にベルト38上で止めることができるようになっている。
【0055】
従って、上流側のダンプテーブル31および下流側の高速コンベア32、並びにこれらの周辺部材である案内部材39、ストッパ40、シリンダ装置36、ダンプテーブル支持部材33、軸34により、送給手段30が構成されている。
【0056】
図4において、第一支持部35の図中左上の部分には、水平方向にピストンロッドを進退させるシリンダ装置51が固定され、このシリンダ装置51のピストンロッドの先端には、鉛直方向にピストンロッドを進退させるシリンダ装置52が固定され、このシリンダ装置52のピストンロッドの先端には、ダンプテーブル31に平行に配置された払い出し部材53が固定されている。そして、これらのシリンダ装置51,52および払い出し部材53は、ダンプテーブル31の長手方向について適宜な間隔で複数組(ここでは、3組とする。)設けられている(図3参照)。
【0057】
図4中の右上位置には、排出されたスラット7を滞留させるための排出スラット受け部材54が水平に配置され、床面に固定された第二支持部55により支持されている。この排出スラット受け部材54は、排出されたスラット7を複数枚滞留させることができるように図中左右方向に長く伸びるように配置されている。また、排出スラット受け部材54は、長さの異なるスラット7に対応できるように、ダンプテーブル31の長手方向について適宜な間隔で複数個(ここでは、4個とする。)設けられている(図3参照)。
【0058】
図6は、シリンダ装置36のピストンロッドを前進させた状態であり、このときダンプテーブル31は水平状態となり、ダンプテーブル31の表面と排出スラット受け部材54の上面部分とは、面一になるようになっている。
【0059】
図6において、一方のシリンダ装置51を操作すると、払い出し部材53は排出スラット受け部材54の設置されている方向(排出方向)に対して前進後退し、他方のシリンダ装置52を操作すると、払い出し部材53は上下する。このため、これらの前進後退用のシリンダ装置51および上下用のシリンダ装置52を操作することにより、払い出し部材53を図中E,F,G,Hの各方向に移動させてスラット7の排出作業を繰り返し行うことができるようになっている。
【0060】
すなわち、払い出し部材53を図中左下の定位置(実線の位置)からE方向に移動させると、ダンプテーブル31上に載置されているスラット7を排出スラット受け部材54まで押して払い出すことができ、その後、払い出し部材53をF方向、G方向、H方向の順に移動させれば元の位置に戻すことができるので、同様なスラット7の排出作業を繰り返すことができる。なお、このような排出作業は、払い出し部材53の定位置を図中左上の位置とし、払い出し部材53をH方向、E方向、F方向、G方向の順に移動させて行ってもよい。但し、定位置を図中左下の位置(実線の位置)としておけば、払い出し部材53に、切断機22からのスラット7の送り込みの際の案内部材としての機能を持たせることができる。
【0061】
従って、前進後退用のシリンダ装置51、上下用のシリンダ装置52、払い出し部材53、および排出スラット受け部材54により、排出手段50が構成されている。
【0062】
図7は、図3のB−B線断面図(但し、ダンプテーブル31の近傍を一部省略している。)であり、送給手段30および加工スラット供給手段70を側面から見た状態の断面図であり、図8は、図7における送給手段30および加工スラット供給手段70の要部の拡大図である。
【0063】
図7において、図中右上の位置には、左右両側のスプロケット71に巻き掛けされたチェーン72が配置されている。これらのチェーン72およびスプロケット71は、床面に固定された第三支持部73により支持されている。チェーン72の外周側には、第二の部品である加工スラット7Bを載せるための加工スラット受け部材74が一定の間隔で複数個取り付けられている。
【0064】
チェーン72は、第三支持部73に固定されたモータ75の回転をベルト76を介してスプロケット71に伝達することにより、反時計回りに回転移動し、これにより加工スラット受け部材74の上に載せられた加工スラット7Bを図中左側に配置された高速コンベア32の方向(供給方向)に送ることができるようになっている。
【0065】
また、これらのチェーン72およびスプロケット71、並びにモータ75およびベルト76は、長さの異なる加工スラット7Bに対応できるように、高速コンベア32の長手方向について適宜な間隔で複数組(ここでは、4組とする。)設けられている(図3参照)。なお、モータ75およびベルト76は、各組に共通のものとして一組としてもよい。
【0066】
図7における高速コンベア32の配置位置の左側には、排出手段50の接続位置から伸びてきている案内部材39が配置されており、ベルト38を挟んでこの案内部材39の反対側には、左下がりの傾斜を有する案内部材77が配置されている。そして、この案内部材77の一端は、高速コンベア32を支持する第一支持部35に固定され、他端は、チェーン72およびスプロケット71を支持する第三支持部73に固定されている。そして、この案内部材77は、高速コンベア32の長手方向について適宜な間隔で複数個(ここでは、6個とする。)設けられている(図3参照)。
【0067】
図7におけるチェーン72およびスプロケット71の配置位置の紙面奥側には、鉛直方向にピストンロッドを進退させるシリンダ装置78が配置され、第三支持部73に固定されている。また、このシリンダ装置78のピストンロッドの先端には、水平方向にピストンロッドを進退させるシリンダ装置79が固定され、さらにシリンダ装置79のピストンロッドの先端には、高速コンベア32に平行に配置された押し込み部材80が固定されている。そして、これらのシリンダ装置78,79および押し込み部材80は、高速コンベア32の長手方向について適宜な間隔で複数組(ここでは、3組とする。)設けられている(図3参照)。
【0068】
図8において、一方のシリンダ装置78を操作すると、押し込み部材80は上下し、他方のシリンダ装置79を操作すると、押し込み部材80は高速コンベア32の設置されている方向(供給方向)に対して前進後退する。このため、これらの上下用のシリンダ装置78および前進後退用のシリンダ装置79を操作することにより、押し込み部材80を図中K,L,M,Nの各方向に移動させて加工スラット7Bの供給作業を繰り返し行うことができるようになっている。
【0069】
すなわち、押し込み部材80を図中右下の定位置からK方向に移動させると、押し込み部材80の上端部は、チェーン72よりも上側の位置(加工スラット受け部材74の上に載せられた加工スラット7Bの高さ位置)まで突出した状態となり、続いて、押し込み部材80をL方向に移動させると、加工スラット受け部材74の上に載せられた加工スラット7Bを、案内部材77を介して高速コンベア32まで押して供給することができ、その後、押し込み部材80をM方向、N方向の順に移動させれば元の位置に戻すことができるので、同様な加工スラット7Bの供給作業を繰り返すことができる。また、このような押し込み部材80の一往復の移動に伴ってチェーン72が所定長さ(加工スラット受け部材74どうしの間隔に相当する長さ)だけ送られ、次の加工スラット7Bが供給待ちの状態となるようになっている。
【0070】
従って、チェーン72、スプロケット71、加工スラット受け部材74、モータ75、ベルト76、案内部材77、上下用のシリンダ装置78、前進後退用のシリンダ装置79、および押し込み部材80により、加工スラット供給手段70が構成されている。
【0071】
図2において、加工工程60は、排出手段50により排出されたスラット7を加工して第二の部品である加工スラット7Bを形成する工程であるが、排出手段50により排出されるスラット7は、第一の部品である標準スラット7Aそのままの状態のものであってもよく(前述したケース1)、あるいは上流側の切断機22により第一の部品である標準スラット7Aを一部加工した状態のものであってもよい(前述したケース2)。
【0072】
従って、加工工程60における作業は、ケース1では、第一の部品である標準スラット7Aから第二の部品である加工スラット7Bを形成する作業となる。例えば、加工スラット7Bが手掛け8を取り付けたものである場合には、手掛け8を取り付けるための取付穴の加工作業、およびその加工された取付穴への手掛け8の取付作業となる。
【0073】
一方、ケース2では、第一の部品である標準スラット7Aを一部加工した状態のものから第二の部品である加工スラット7Bを形成する作業となる。例えば、加工スラット7Bが手掛け8を取り付けたものである場合には、手掛け8を取り付けるための取付穴の加工作業は、既に上流側の切断機22により行われているので、残りの作業である加工された取付穴への手掛け8の取付作業を加工工程60において行うこととなる。
【0074】
また、加工スラット7Bが鍵9を取り付けたものである場合やポスト10を取り付けたものである場合も同様である。なお、図1では、ネームプレート12は、水切り11に取り付けられていたが、スラット7に取り付けるようにしてもよく、この場合には、加工工程60において標準スラット7Aにネームプレート12を取り付ける作業を行い、これを加工スラット7Bとすることができる。
【0075】
さらに、このような加工工程60における作業は、作業者が手作業により、手掛け8等の取付穴の加工作業または加工された取付穴への手掛け8等の取付作業を行うものであってもよく、あるいは、穴開け具を備えた加工装置または手掛け8等の自動装着装置をライン上に設けておくことにより自動化して行うものであってもよく、さらには、作業者による手作業と自動化された作業とを組み合わせたものとしてもよい。
【0076】
なお、巻取部4への取付け用のボルトを挿通するためのボルト孔が形成された最上段のスラットは、前述したように第一の部品である標準スラット7Aとして取り扱うこととしているが、ボルト孔を切断機22で加工形成するのではなく、加工工程60において形成するのであれば、最上段のスラットを第二の部品である加工スラット7Bとして取り扱うこともできる。また、そもそもこのようなボルト孔等の取付け用の加工孔を形成する必要のない場合、例えば、前述した巻取部4とシャッターカーテン5とを吊り元部材により連結するタイプであって最上段のスラット7に吊り元部材を通すための加工孔を形成する必要のない場合等には、最上段のスラット7は、中間位置に配置される標準スラット7Aと同様に第一の部品として取り扱えばよい。
【0077】
図2において、制御手段90は、排出手段50により送給手段30からスラット7を排出するタイミングの指令を出したり(図6参照)、シリンダ装置36を操作してダンプテーブル31から高速コンベア32にスラット7を受け渡すタイミングの指令を出したり(図5参照)、加工スラット供給手段70により送給手段30に加工スラット7Bを供給するタイミングの指令を出したり(図8参照)するようになっている。
【0078】
また、制御手段90には、図示されないキーボードやタッチパネル等の入力手段が接続され、一日に生産するシャッターカーテン5の枚数等の各種の生産情報が入力されるようになっている。
【0079】
さらに、制御手段90には、図示されないブザーや点滅灯等の警報装置が接続され、加工スラット供給手段70の加工スラット受け部材74上に必要な加工スラット7Bが載せられていない場合、あるいは排出手段50の排出スラット受け部材54上に排出されたスラット7が溜まり過ぎている場合等に警報装置を作動させるようになっている。
【0080】
そして、制御手段90は、コンピュータでもよく、また、コンピュータと例えばNCコントローラとを組み合わせたものでもよく、さらには、これらに例えばシーケンサを組み合わせたものでもよく、また、コンピュータを使用しないリレー回路によりシーケンス制御するものでもよい。
【0081】
また、制御手段90は、スラット供給装置23の統轄制御を行うものとされているが、上流側のロール成形機21や切断機22、並びに組立機24およびその下流側の各装置をも統轄制御する構成としてもよく、あるいはスラット供給装置23の上流側または下流側の各装置に個別に設けられた図示されない別の制御手段と連携して制御を行う構成としてもよい。
【0082】
図2において、組立機24は、送給手段30の高速コンベア32から送り込まれて供給されたスラット7(図3中の矢印Y参照)をその供給順に従って順次連結していく構成とされている。すなわち、先ず、先頭のスラット7を高速コンベア32の延長位置に送り込み、次にこの先頭のスラット7を長手方向に直交する方向にスラット7の幅の分だけ送り、続いて、二番目のスラット7を高速コンベア32の延長位置に送り込む際に、この二番目のスラット7のカール部と、既に配置されている先頭のスラット7のカール部とを挿入係合させ、その後、挿入係合された状態のカール部の両端に抜け止めのためのカシメ部を形成し、先頭のスラット7と二番目のスラット7とを連結する。そして、先頭および二番目のスラット7を連結状態で長手方向に直交する方向にスラット7の幅の分だけ送り、続いて、三番目のスラット7を高速コンベア32の延長位置に送り込む際に、この三番目のスラット7のカール部と、既に配置されている二番目のスラット7のカール部とを挿入係合させ、その後、挿入係合された状態のカール部の両端に抜け止めのためのカシメ部を形成し、二番目のスラット7と三番目のスラット7とを連結する。以下、このような作業手順を最後のスラット7が連結されるまで繰り返し、一枚のシャッターカーテン5を組み立てる。なお、シャッターカーテン5の構成部品のうち水切り11は、現場で取り付けるため、組立機24による工場組立には含まれない。
【0083】
このような本実施形態においては、以下のようにしてスラット供給装置23により組立機24にその組立順序に対応した順番でスラット7を供給する。
【0084】
先ず、制御手段90から信号を送ってシリンダ装置36を操作し、送給手段30のダンプテーブル31を水平状態にしておく(図6参照)。この状態で上流側の切断機22から第一の部品である標準スラット7A(前述のケース1)または標準スラット7Aを一部加工した状態のもの(前述のケース2)をダンプテーブル31上に送り込み、これを排出手段50の払い出し部材53により排出スラット受け部材54に押し出す。そして、順次この排出作業を繰り返すことにより、スラット7を必要枚数だけ排出しておく。この際の必要枚数とは、例えば、一日に生産するシャッターカーテン5の枚数に対応した加工スラット7Bの枚数等である。なお、排出されたスラット7が排出スラット受け部材54上にあまり多く滞留しないように、作業者はスラット7を適宜引き取って次の加工工程60に送るか、あるいは自動送りする。
【0085】
次に、加工工程60において、排出されたスラット7を加工して手掛け8、鍵9、ポスト10が取り付けられた加工スラット7Bを形成しておく。なお、この作業は、作業者による手作業でもよく、自動化された作業であってもよく、両者を組み合わせたものであってもよい。
【0086】
続いて、加工工程60において加工形成された第二の部品である各種の加工スラット7Bを、送給手段30の高速コンベア32に供給すべき順番に従って、加工スラット供給手段70のチェーン72に取り付けられた加工スラット受け部材74上に載せる(図7参照)。例えば、図1のシャッターカーテン5であれば、下端の水切り11の側から連結していく場合には、手掛け8、鍵9、ポスト10が取り付けられた各加工スラット7Bをこの順番で供給されるように並べて載せればよく、一方、上端の巻取部4の側から連結していく場合には、この逆の順番で供給されるように並べて載せればよい。また、次の段階で述べる加工スラット供給手段70による高速コンベア32上への加工スラット7Bの供給に伴うチェーン72の送りにより、加工スラット受け部材74上に載せられた加工スラット7Bの枚数が減ってきた場合には、必要枚数に達するように適宜補給する。なお、これらの作業は、作業者による手作業でもよく、自動化された作業であってもよい。
【0087】
その後、上流側の切断機22から第一の部品である標準スラット7Aを送給手段30のダンプテーブル31上に送り込み、制御手段90から信号を送ってシリンダ装置36を操作し、送給手段30のダンプテーブル31を傾斜させて標準スラット7Aを高速コンベア32上に移動させ(図5参照)、高速コンベア32により下流側に搬送する。一方、このような第一の部品である標準スラット7Aの送りの合間に、制御手段90から信号を送って加工スラット供給手段70により適宜なタイミングで送給手段30の高速コンベア32上に第二の部品である加工スラット7Bを所定の順番で供給する。
【0088】
すなわち、これらの第一の部品である標準スラット7Aの送りと第二の部品である加工スラット7Bの供給とのタイミング調整は、制御手段90により行われ、これにより送給手段30上における標準スラット7Aと加工スラット7Bとの合流位置よりも下流側の位置では、標準スラット7Aおよび加工スラット7Bからなる所定の順番の送りが形成され、組立機24にその組立順序に対応した順番で標準スラット7Aおよび加工スラット7Bが順次供給される。
【0089】
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。すなわち、送給手段30の上流側より組立機24へ第一の部品である標準スラット7Aを送りながら、同時に送給手段30の途中に、加工スラット供給手段70により第二の部品である加工スラット7Bを供給でき、しかもその加工スラット7Bの供給は、制御手段90により標準スラット7Aの送りに関連させて適宜なタイミングで行うことができる。このため、組立機24にその組立順序に対応した順番で標準スラット7Aおよび加工スラット7Bを順次供給することができる。
【0090】
従って、組立機24による組立作業を円滑化でき、シャッターカーテン5の生産工程を全体として見た場合に、生産効率の向上を図ることができ、作業労力の軽減、所要時間の短縮、生産コストの低減を図ることができる。
【0091】
そして、スラット供給装置23を用いれば、たとえ組立工程が作業者の手作業による組立の場合であっても生産能率の向上効果を期待できるが、特に、本実施形態では、組立機24により組立工程の自動化が図られているので、スラット供給装置23による上記効果が、組立機24による自動化効果と相乗的に得られるため、より一層の生産能率の向上を図ることができる。
【0092】
また、以上に述べたようにスラット供給装置23により下流の組立工程における作業を円滑化できるのみならず、スラット供給装置23それ自体についてみても、作業者が一枚一枚のスラット7の種類を識別しながら全てのスラット7を組立順序に対応した順番に並べる作業を行う場合に比べ、作業を円滑化でき、生産能率の向上を図ることができる。
【0093】
つまり、標準スラット7Aおよび加工スラット7Bという複数種類のスラット7からなるシャッターカーテン5を生産するにあたっての特有の問題として、標準スラット7Aおよび加工スラット7Bをいかにして所定の順番に並べて組立機24に供給するかという問題が生じるが、スラット供給装置23によれば、標準スラット7Aと加工スラット7Bとを予め峻別しておき、これらを適宜なタイミングで送給手段30上で合流させてスラット7の供給列を形成するので、加工スラット7Bの送給手段30上への供給タイミングさえ所定のタイミングに固定すれば、容易に所定の順番でのスラット7の供給を実現できる。このため、作業者が一枚一枚のスラット7の種類を識別しながら全てのスラット7を順番に並べていく場合に比べ、作業の定型化、画一化を図ることができるので、作業者の判断の手間を軽減でき、生産効率の向上を図ることができるうえ、作業者の判断ミスも少なくすることができ、結果として歩留まりの向上を図ることができる。
【0094】
さらに、制御手段90には、警報装置が接続され、加工スラット供給手段70の加工スラット受け部材74上に必要な加工スラット7Bが載せられていない場合、あるいは排出手段50の排出スラット受け部材54上に排出されたスラット7が溜まり過ぎている場合等に警報装置を作動させることができるので、この点でも生産効率の向上を図ることができ、また、歩留まりの向上を図ることができる。
【0095】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
【0096】
すなわち、前記実施形態のスラット供給装置23は、一つの加工スラット供給手段70により、手掛け8、鍵9、ポスト10が取り付けられた三種類の加工スラット7Bを送給手段30上に供給する構成とされていたが、本発明では、加工スラット供給手段の設置個数は一つに限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、送給手段130と排出手段150との接続位置の下流側に、手掛け8が取り付けられた加工スラット7Bのみを供給する加工スラット供給手段170と、鍵9が取り付けられた加工スラット7Bのみを供給する加工スラット供給手段171と、ポスト10が取り付けられた加工スラット7Bのみを供給する加工スラット供給手段172とを設けたスラット供給装置123としてもよく、要するに、標準スラット7Aおよび三種類の加工スラット7Bを所定の順番で組立機24に供給できればよい。
【0097】
また、本発明の異種部品供給手段は、前記実施形態の加工スラット供給手段70のような、いわば一本のラインで表せるような構成に限定されるものではなく、例えば、図10の如く、送給手段230の途中に部品供給ライン271を接続し、さらにこの部品供給ライン271の途中に別の部品供給ライン272を接続してT字状のライン構成の異種部品供給手段270とし、送給手段230の上流側から第一の部品であるA部品を送るとともに、部品供給ライン271の上流側から第二の部品であるC部品を送り、さらに別の部品供給ライン272から第二の部品であるD部品を送り、これらの三つの送りを適宜なタイミングに調整してA部品、C部品、D部品からなる部品供給列を形成するようにしてもよく、要するに、第一の部品および第二の部品を所定の順番で組立工程に供給できればよい。
【0098】
さらに、前記実施形態では、排出手段50により排出されるスラット7は、第一の部品である標準スラット7A(前述のケース1)または標準スラット7Aを一部加工した状態のもの(前述のケース2)とされていたが、スラット供給装置の上流側で既に完全に加工されて第二の部品である加工スラット7Bの状態とされたもの(前述のケース3)としてもよい。このようなライン構成とした場合であっても、例えば、スラット供給装置の上流側で加工スラット7Bを必要個数だけ連続して加工形成し、これらを排出手段で一旦排出しておき、その後、適宜なタイミングで送給手段に戻し供給すれば、標準スラット7Aと加工スラット7Bとを所定の順番で組立機24に供給することができる。
【0099】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明によれば、送給手段の上流側より組立工程側へ第一の部品を送るとともに、この送給手段上の第一の部品の送りに関連させて送給手段の途中に第一の部品とは異なる種類の第二の部品を供給するので、組立工程における組立順序に対応した順番で複数種類の部品を順次供給でき、生産効率の向上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物用シャッターの全体構成図。
【図2】本発明の一実施形態のスラット供給装置を含むシャッターカーテン生産装置の概略平面図。
【図3】前記実施形態のスラット供給装置のうち、送給手段、排出手段、および加工スラット供給手段の平面図。
【図4】図3のA−A線断面図(送給手段および排出手段を側面から見た状態の断面図)。
【図5】図4における送給手段および排出手段の要部の拡大図。
【図6】図4における送給手段および排出手段の要部の別の拡大図。
【図7】図3のB−B線断面図(送給手段および加工スラット供給手段を側面から見た状態の断面図であるが、ダンプテーブルの近傍を一部省略)。
【図8】図7における送給手段および加工スラット供給手段の要部の拡大図。
【図9】本発明の変形の形態を示す概略構成図。
【図10】本発明の別の変形の形態を示す概略構成図。
【符号の説明】
5 建材であるシャッターカーテン
7 シャッターカーテン構成部品であるスラット
7A 第一の部品である標準スラット
7B 第二の部品である加工スラット
23,123 建材生産用部品供給装置であるスラット供給装置
24 組立工程を構成する組立機
30,130,230 送給手段
31 送給手段を構成するダンプテーブル
32 送給手段を構成する高速コンベア
50,150 排出手段
70,170,171,172 異種部品供給手段である加工スラット供給手段
270 異種部品供給手段

Claims (9)

  1. 複数種類の部品を組み立てて建材を生産する組立工程にその組立順序に対応した順番で部品を供給する建材生産用部品供給方法であって、
    前記組立工程に順次部品を搬送供給する送給手段を設けておき、この送給手段の上流側より前記組立工程側へ第一の部品を送るとともに、この送給手段上の第一の部品の送りに関連させて前記送給手段の途中に第一の部品とは異なる種類の第二の部品を供給することにより、前記第一の部品と前記第二の部品を、前記組立工程での前記組立順序に対応した順番により、前記送給手段上における前記第一の部品と前記第二の部品との合流位置よりも下流側へ順次供給する建材生産用部品供給方法であり、
    かつ、前記送給手段に前記第二の部品を供給する前に、この第二の部品の供給位置よりも上流側の位置で、前記送給手段上を送られてくる前記第一の部品を外部に排出し、この排出部品に加工を行うことによって前記第二の部品を形成し、この後、前記送給手段から排出されないで送られてくる前記第一の部品との前記送給手段上における前記合流位置よりも下流側へ前記第二の部品を前記組立順序に対応した順番によって順次供給するために、前記第二の部品を前記送給手段に戻し供給することを特徴とする建材生産用部品供給方法。
  2. 複数種類の部品を組み立てて建材を生産する組立工程にその組立順序に対応した順番で部品を供給する建材生産用部品供給方法であって、
    前記組立工程に順次部品を搬送供給する送給手段を設けておき、この送給手段の上流側より前記組立工程側へ第一の部品を送るとともに、この送給手段上の第一の部品の送りに関連させて前記送給手段の途中に第一の部品とは異なる種類の第二の部品を供給することにより、前記第一の部品と前記第二の部品を、前記組立工程での前記組立順序に対応した順番により、前記送給手段上における前記第一の部品と前記第二の部品との合流位置よりも下流側へ順次供給する建材生産用部品供給方法であり、
    かつ、前記送給手段に前記第二の部品を供給する前に、この第二の部品の供給位置よりも上流側の位置で、前記第一の部品を一部加工することによって形成されていて前記送給手段上を送られてくる部品を排出し、この排出部品に残りの加工を行うことによって前記第二の部品を形成し、この後、前記送給手段から排出されないで送られてくる前記第一の部品との前記送給手段上における前記合流位置よりも下流側へ前記第二の部品を前記組立順序に対応した順番によって順次供給するために、前記第二の部品を前記送給手段に戻し供給することを特徴とする建材生産用部品供給方法。
  3. 複数種類の部品を組み立てて建材を生産する組立工程にその組立順序に対応した順番で部品を供給する建材生産用部品供給方法であって、
    前記組立工程に順次部品を搬送供給する送給手段を設けておき、この送給手段の上流側より前記組立工程側へ第一の部品を送るとともに、この送給手段上の第一の部品の送りに関連させて前記送給手段の途中に第一の部品とは異なる種類の第二の部品を供給することにより、前記第一の部品と前記第二の部品を、前記組立工程での前記組立順序に対応した順番により、前記送給手段上における前記第一の部品と前記第二の部品との合流位置よりも下流側へ順次供給する建材生産用部品供給方法であり、
    かつ、前記送給手段に前記第二の部品を供給する前に、この第二の部品の供給位置よりも上流側の位置で、前記第一の部品を完全加工することによって形成されていて前記送給手段上を送られてくる前記第二の部品を排出し、前記送給手段から排出されないで送られてくる前記第一の部品との前記送給手段上における前記合流位置よりも下流側へ前記第二の部品を前記組立順序に対応した順番によって順次供給するために、前記第二の部品を前記送給手段に戻し供給することを特徴とする建材生産用部品供給方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の建材生産用部品供給方法において、前記建材は、複数の部品を連設して形成されるシャッター装置のシャッターカーテンとされ、前記第一および第二の部品は、前記シャッターカーテンを構成するシャッターカーテン構成部品とされていることを特徴とする建材生産用部品供給方法。
  5. 請求項4に記載の建材生産用部品供給方法において、前記シャッター カーテン構成部材は、互いに連結されるスラットとされていることを特徴とする建材生産用部品供給方法。
  6. 請求項5に記載の建材生産用部品供給方法において、それぞれの前記スラットは、前記シャッターカーテンにおけるスラットの幅方向におけるこれらのスラットの配置位置の順番に対応した順番により、前記送給手段上の前記合流位置よりも下流側へ順次供給されることを特徴とする建材生産用部品供給方法。
  7. 複数種類の部品を組み立てて建材を生産する組立工程にその組立順序に対応した順番で部品を供給する建材生産用部品供給装置であって、
    前記組立工程に順次部品を搬送供給する送給手段と、この送給手段の途中に接続されて前記送給手段の上流側から送られてくる第一の部品とは異なる種類の第二の部品を前記送給手段に供給する異種部品供給手段と、前記送給手段の途中であって前記異種部品供給手段の接続位置よりも上流側の位置に接続設置された排出手段と、を備え、
    かつ、前記排出手段は、前記異種部品供給手段が前記送給手段に前記第二の部品を供給する前に、前記送給手段上を送られてくる前記第一の部品を外部に排出し、前記異種部品供給手段は、前記排出部品に加工を行うことによって形成された前記第二の部品を、前記第一の部品が前記排出手段で排出されないで送られてくる前記送給手段上における前記異種部品供給手段の接続位置よりも下流側へ前記組立順序に対応した順番によって順次供給するために、前記送給手段に戻し供給することを特徴とする建材生産用部品供給装置。
  8. 複数種類の部品を組み立てて建材を生産する組立工程にその組立順序に対応した順番で部品を供給する建材生産用部品供給装置であって、
    前記組立工程に順次部品を搬送供給する送給手段と、この送給手段の途中に接続されて前記送給手段の上流側から送られてくる第一の部品とは異なる種類の第二の部品を前記送給手段に供給する異種部品供給手段と、前記送給手段の途中であって前記異種部品供給手段の接続位置よりも上流側の位置に接続設置された排出手段と、を備え、
    かつ、前記排出手段は、前記異種部品供給手段が前記送給手段に前記第二の部品を供給する前に、前記第一の部品を一部加工することによって形成されていて前記送給手段上を送られてくる部品を排出し、前記異種部品供給手段は、前記排出部品に残りの加工を行うことによって形成された前記第二の部品を、前記第一の部品が前記排出手段で排出されないで送られてくる前記送給手段上における前記異種部品供給手段の接続位置よりも下流側へ前記組立順序に対応した順番によって順次供給するために、前記送給手段に戻し供給することを特徴とする建材生産用部品供給装置。
  9. 複数種類の部品を組み立てて建材を生産する組立工程にその組立順序に対応した順番で部品を供給する建材生産用部品供給装置であって、
    前記組立工程に順次部品を搬送供給する送給手段と、この送給手段の途中に接続されて前記送給手段の上流側から送られてくる第一の部品とは異なる種類の第二の部品を前記送給手段に供給する異種部品供給手段と、前記送給手段の途中であって前記異種部品供給手段の接続位置よりも上流側の位置に接続設置された排出手段と、を備え、
    かつ、前記排出手段は、前記異種部品供給手段が前記送給手段に前記第二の部品を供給する前に、前記第一の部品を完全加工することによって形成されていて前記送給手段上を送られてくる前記第二の部品を排出し、前記異種部品供給手段は、前記排出された前記第二の部品を、前記第一の部品が前記排出手段で排出されないで送られてくる前記送給手段上における前記異種部品供給手段の接続位置よりも下流側へ前記組立順序に対応した順番によって順次供給するために、前記送給手段に戻し供給することを特徴とする建材生産用部品供給装置。
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