JP3973396B2 - ボトルホルダ内蔵容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、香水、オーデコロンなどを収容する比較的小型のボトルを収納する容器において、特にボトルを安定的に容器内に収納保持するためのホルダを備えたボトルホルダ内蔵容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
香水、オーデコロンなどを収容した小形ボトルを外装容器に収納する場合、容器とボトル間にガタや遊びがあると持運びに際してボトルが動き易く、液漏れなどの原因となる。その逆に隙間無く収納した場合には、取出しにくく、扱いが不便なものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、容器内にしっかりと収まるボトルホルダを介してボトルを収納するようにすればよい。この場合の条件としては、ボトルを単体で使用する際には、ボトルホルダから簡単に抜出し、逆に納めた状態では、ボトルホルダにしっかりと収納され、脱落しにくくすることである。
【0004】
ところで、小形ボトルはガラス製ブロア成形体からなるボトル本体の上部にねじ込み式の合成樹脂製キャップを取付けたものであるため、ボトル本体は個々の製品で比較的寸法差が大きい。これに対して、ボトルホルダは、比較的寸法精度が安定した合成樹脂射出成形体からなっているため、両者のはめ合いがきつすぎたり、緩すぎたりする場合が生じ、前述する条件を十分に満たすことができない。
【0005】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ボトル本体の寸法差を吸収し、挿通状態ではしっかりと収納され、抜出しの際には指先などで簡単に引出すことができるボトルホルダを備えたボトルホルダ内蔵容器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、外装容器内に収装され、内部にボトルを挿抜自在に挿通保持したボトルホルダを備えたボトルホルダ内蔵容器において、上記ボトルホルダのボトル収納用筒部に複数のスリットを開口し、これらスリット間を繋ぐ部位をヒンジとし、これらスリットで囲われる部位を弾性片とし、該弾性片の内側に上記ボトルの外周に当接する寸法吸収用の突起を突設し、前記筒部の上部には凹形スリットを形成し、該凹形スリットに囲われた内側の部位を前記ボトルの肩部に当接する押え片とし、該押え片の内側に押え用突起を突設したことを特徴とする。
【0007】
したがって、本発明では、ボトルを収納した状態では、弾性片が筒部外方に膨出し、その反発弾性によってボトル外周を保持し、ボトルの寸法差も吸収する。また、ボトルを収納した状態では肩部に突出した押え用突起により外力を加えない限り抜け止めされるため、保持能力がさらに向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1〜図3は、本発明の第一実施形態によるボトルホルダ内蔵容器を示している。図において、ボトルホルダ内蔵容器は、外装容器10と、外装容器10内に位置決め固定状態に収納されるボトルホルダ20とからなっており、このボトルホルダ20内にボトル30を挿抜自在に嵌合している。
【0009】
前記ボトル30は、透明なガラス製ブロア成形体からなる有底円筒形のボトル本体31と、ボトル本体31の上部開口を液密に閉栓するネジキャップ32と、ネジキャップ32の上部に設けられた噴霧用の押しボタン33、およびボトル本体31内に挿通され、キャップ32を通じて押しボタン33に一体に接続された吸上げ用のチューブ34とからなっていて、押しボタン33の押圧操作により本体内に収納されている香水、オーデコロンなどの化粧液を吸上げ、押しボタン33の外周に開口するノズル口33aより外部に向けて噴霧するものである。
【0010】
前記外装容器10は、合成樹脂射出成形体からなり、上部開口した縦長筒状の容器本体11と、容器本体11の上部開口を着脱可能に覆う蓋12からなっている。蓋12は樹脂弾性により本体11の上部外周に装着され、閉蓋状態では容器本体11の上部外周に形成された段部11aに当接する。ボトルホルダ20は、合成樹脂射出成形体からなり、前記容器本体11における開口部の最上部内側に形成された段部11bに係止され、かつ中心にボトル挿通孔21を開口した上部フランジ22と、上部フランジ22の下面に一体化され、前記容器本体11の開口部の内側寸法とほぼ同様な寸法に形成された矩形状の容器嵌合部23と、嵌合部23の下部に一体化され、前記ボトル30を嵌合保持する筒部24とからなっている。
【0011】
前記嵌合部23の側面四周には係止爪25が突設され、これに対向して容器本体11の開口部壁面四周には係止凹部14が形成され、したがって、ボトルホルダ20を外装容器10内に収納した状態では上部フランジ22が容器本体11の開口面に一致し、かつ係止爪25が係止凹部14に嵌合することで軽いクリック音を伴って位置決め固定される。前記筒部24の外周部には、特に図1および図3(b)に示すように、一対の縦スリット24aおよび縦スリット24aの上下位置に横スリット24bが開口され、これら縦横のスリット24a,24b間を接合する部位をヒンジとし、スリット24a,24bで囲われる部位を縦長状弾性片26とし、この弾性片26の内側にボトル本体31の外周に当接する寸法吸収用の縦長状突起27を突設している。以上の形状は筒部24の中心を対称として二ヶ所に形成されている。
【0012】
また、上部側横スリット24bの上部であって、嵌合部23の直下には凹形スリット24cが形成され、これに囲われた内側の部位を前記ボトル30の肩部押え片28とし、その内側に断面略三角形状の押え用突起29を突設している。これも筒部24の中心を対称として二ヶ所に形成されている。
【0013】
したがって、以上のボトルホルダ20にボトル30を挿通した状態では、特に図3(a)に示すように、ボトル本体31の外周が突起27、29に摺接しこれを外方に押しのけながら挿通され、矢印に示すごとく、前記弾性片26を外方に湾曲膨出させる。これによって適度な摩擦力によりボトル30を筒部24の内側に保持し、ボトル本体31の寸法差を吸収する。また、挿通完了位置では、ボトル本体31の上端とネジキャップ32との間の肩部が肩部押え片28に対向位置し、それまで外方に弾性拡開されていた押え片28および押え用突起29が弾性復帰してこの間に突出し、この突出動作によってボトル30を筒部24内に引込むような操作感を得るとともに、挿通完了状態では突起29が抜け止めとして機能するため、指などの外力を加えてボトル30を引抜かない限りは安定してボトルホルダ20内に嵌合保持されることになる。
【0014】
また、以上の実施形態では、弾性片26および肩部押え片28を筒部24の前後二カ所に対称的に形成したが、三カ所程度周方向等間隔に形成することも出来、この場合には、よりフレキシビリティを増すことが出来る。
【0015】
図4(a),(b),(c)は本発明の他の実施形態を示す。なお、前記実施形態と同一箇所には同一符号を援用してその説明を省略する。先ず、同図(a)においては、上下の横スリット24dをそれぞれT字形に形成して弾性片26のヒンジ点の隙間に入り、これによって縦スリット24a間との接合部位におけるヒンジ点を増し、弾性片26のフレキシビリティを増している。また(b)においては、上下の横スリット24eを縦スリット24aを囲うようにした凹字形に形成し、前記と同様に縦スリット24a間との接合部位におけるヒンジ点を増し、弾性片26のフレキシビリティを増している。
【0016】
さらに(c)においては、縦スリットのみによって構成した場合を示し、一対の縦スリット24fを突起27の形成位置で二分割状態に形成し、さらに縦スリット24fの両脇に一つの縦スリット24gを形成している。この実施形態では、突起27の位置で二つの弾性片26a,26bとして上下二分割され、突起27位置の弾性抵抗を増している。また、両脇スリット24gにより、上下方向だけでなく周方向に対する伸縮性も付与できる。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明によるボトルホルダ内蔵容器にあっては、ボトル本体の寸法差を吸収し、ボトルは挿通状態ではしっかりと収納され、抜出しの際には指先などで簡単に引出すことができる。また、ボトルを収納した状態では肩部に突出した押え用突起により外力を加えない限り抜け止めされるため、保持能力がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるボトルホルダ内蔵容器およびこれのボトルホルダ内に挿通されるボトルを示す分解斜視図である。
【図2】同ボトルホルダ内蔵容器の分解断面図である。
【図3】(a)はボトルホルダ内蔵容器内のボトルホルダにボトルを挿通保持した状態を示す断面図であり、(b)はボトルホルダの正面図である。
【図4】(a),(b),(c)はボトルホルダの他の実施形態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 外装容器
20 ボトルホルダ
24 筒部
24a,24f,24g 縦スリット
24b,24d,25e 横スリット
24c 凹形スリット
26 縦長状弾性片
27 突起
28 肩部押え片
29 突起
30 ボトル
31 ボトル本体
32 ネジキャップ
Claims (1)
- 外装容器内に収装され、内部にボトルを挿抜自在に挿通保持したボトルホルダを備えたボトルホルダ内蔵容器において、
上記ボトルホルダのボトル収納用筒部に複数のスリットを開口し、これらスリット間を繋ぐ部位をヒンジとし、これらスリットで囲われる部位を弾性片とし、該弾性片の内側に上記ボトルの外周に当接する寸法吸収用の突起を突設し、前記筒部の上部には凹形スリットを形成し、該凹形スリットに囲われた内側の部位を前記ボトルの肩部に当接する押え片とし、該押え片の内側に押え用突起を突設したことを特徴とするボトルホルダ内蔵容器。
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