JP3972312B2 - ゴルフクラブシャフト - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブシャフトに関し、特に軽量化と共に強度の向上、さらにはシャフト本体に対するグリップの定着性および外観の差別化が可能なゴルフクラブシャフトに関するものである。
従来のゴルフクラブシャフトは、そのシャフト本体のグリップ取付け端部にグリップを取り付ける際に、接着剤などを用いてシャフト本体にグリップを固定するようにしている。
このグリップを固定したシャフト本体部分の曲げ強度、扁平強度あるいは振動減衰性などについてこれを向上させることが望ましく、特にこれらの強度などと共にゴルフクラブシャフトの軽量化を図ることが要請されている。
なお、スイング終了時のフォロースルーにおいて、シャフト本体の特にグリップ部分がゴルファーの肩に当たって折れ曲がるというようなこともあり、これを防止するような補強対策も要請されている。
また、シャフト本体の外周面は一般に平滑であり、シャフト本体に対するグリップの固定状態が完全ではない場合があること、固定状態の確実性が作業者によって異なる場合があること、などの諸問題がある。従って、このような諸問題を回避するためには、固定作業を確実に行うため処理工程が多くなり、生産性にも影響がでるという問題がある。
さらに、ゴルフクラブには、ウッド、アイアンおよびパターなどの種類があり、それぞれの種類ごとに、あるいはそれぞれのゴルファーごとに、ゴルフクラブシャフトとして外観上からも識別し易くすることが要請されており、シャフト本体の任意の部位に色付きのテープを巻き付けるなどの方策が採用されているが、使用しているうちにこのテープが剥がれてしまうという問題がある。
特開平10−15132号公報
本発明は以上のような諸問題に鑑みなされたもので、グリップ部分の曲げ強度、扁平強度あるいは振動減衰性など各種の強度特性についてこれを向上させることが可能なゴルフクラブシャフトを提供することを課題とする。
また本発明は、軽量化と共にグリップ部分の強度を向上可能なゴルフクラブシャフトを提供することを課題とする。
また本発明は、グリップをシャフト本体に確実に固定することができるようにしたゴルフクラブシャフトを提供することを課題とする。
また本発明は、外観上の差別化が可能であるゴルフクラブシャフトを提供することを課題とする。
すなわち本発明は、網目状の、あるいは編み目を有するメッシュ部材をシャフト本体とグリップとの間に介在させること、あるいはこのメッシュ部材をグリップから露出させて外部から視認可能として外観上の差別化を図ることができるようにすることに着目したもので、その一端にグリップを、その他端にクラブヘッドをそれぞれ取り付けるスチール製のシャフト本体を有するゴルフクラブシャフトであって、上記シャフト本体のグリップ取付け端部側におけるその外周側に、炭素繊維強化プラスチック材から構成したメッシュ部材を円周方向に固定すると共に、このメッシュ部材の外周側に上記グリップを固定可能としたことを特徴とするゴルフクラブシャフトである。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編んでシート状に構成したメッシュシート材とすることができる。
上記メッシュ部材は、炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料をフィラメントワインディング法によって上記シャフト本体に直接巻いて構成したメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材とすることができる。
上記メッシュ部材は、炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料をブレイディング法によって上記シャフト本体に直接巻いて構成したメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材とすることができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、上記メッシュ部材において少なくとも一方向に直線的に延びる上記繊維材料の列を上記シャフト本体の円周方向に配向させることができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、上記メッシュ部材において少なくとも一方向に直線的に延びる上記繊維材料の列を上記シャフト本体の軸方向に配向させることができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、上記メッシュ部材において少なくとも一方向に直線的に延びる上記繊維材料の列を上記シャフト本体の軸方向に対して任意の角度に配向させることができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、上記メッシュ部材においてそれぞれ互いに異なる三方向に直線的に延びる上記繊維材料の列を有することができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、上記メッシュ部材においてそれぞれ互いに異なる四方向に直線的に延びる上記繊維材料の列を有することができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、上記シャフト本体の軸方向に配向する上記繊維材料の列と、上記シャフト本体の円周方向に配向する上記繊維材料の列と、上記シャフト本体の軸方向および円周方向とは傾斜角度45度で配向すると共に互いに直交する上記繊維材料のふたつの列とを有することができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を六ツ目編みによって編んでこれを構成することができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編むことによって六角形状の編み目部を形成するようにこれを構成することができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編むことによって五角形状の編み目部を形成するようにこれを構成することができる。
上記メッシュ部材は、プリプレグによる繊維材料を編んでこれを構成することができる。
上記メッシュ部材は、網目状の帯状繊維部およびこの帯状繊維部の間の網目部を有する部材からこれを構成すると共に、上記グリップより上記クラブヘッド側にこれを露出させ、この網目部を通して上記シャフト本体の地色を視認可能とすることができる。
上記メッシュ部材は、網目状の帯状繊維部およびこの帯状繊維部の間の網目部を有する部材からこれを構成すると共に、上記グリップより上記クラブヘッド側にこれを露出させ、上記シャフト本体は、上記メッシュ部材のこの網目部を通して視認可能な色にこれを着色することができる。
上記メッシュ部材は、そのメッシュの粗さとして、その網目部あるいは交差部を1平方cmあたり1〜30個、有することができる。
上記メッシュ部材は、その網目部の外接円の直径を、0.5〜10mmとすることができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、この繊維材料の幅を、0.2〜5mmとすることができる。
上記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、この繊維材料の厚さを、0.05〜0.50mmとすることができる。
上記メッシュ部材は、その重量を、80〜240g/mとすることができる。
上記メッシュ部材は、所定形状の網目状にこれを形成することが望ましいが、ここで「網目状」とは、平坦なシート材に空隙としての「貫通部」(網目状透過部)および「平面交差部」(平面的な網目交差部)を形成した形状、ならびに任意の繊維材料で空隙としての編み目を形成するように編むことにより、「編み目部」(編み目状透過部)および「立体交差部」(立体的な編み目交差部)を有する形状、を共に含むものとする。
「網目部」は、平坦なシート材に空隙として形成した上記「貫通部」(網目状透過部)、および任意の繊維材料を編むことによって空隙として形成した上記「編み目部」(編み目状透過部)、をともに含むものとする。
「交差部」は、平坦なシート材に構成した上記「平面交差部」(平面的な網目交差部)、および任意の繊維材料を編むことによって構成した上記「立体交差部」(立体的な編み目交差部)、を含むものとする。
なお、「帯状繊維部」とは、互いに隣り合う上記「交差部」を連結する繊維部分であって、上記「交差部」を含んで帯状に連続した部分をいう。
本発明によるゴルフクラブシャフトにおいては、スチール製のシャフト本体のグリップ取付け端部側の円周方向に固定した炭素繊維強化プラスチック材製のメッシュ部材(たとえば三軸方向織物もしくは四軸方向織物などによるメッシュシート材、あるいは、炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料をフィラメントワインディング法によって上記シャフト本体に直接巻いて構成したメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材、あるいは、炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料をブレイディング法によって上記シャフト本体に直接編み上げて構成したメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材など)の外周側にグリップを固定可能としたので、メッシュ部材によるグリップ部分の、特に曲げ強度や扁平強度などの強度向上の効果、および強度向上に伴う軽量化の効果、さらには振動減衰特性の向上などを得ることができる。また、メッシュ部材を六ツ目編みなど、繊維材料を各種の形態に編んで構成することにより、上記外観上の差別化はもちろん、特にゴルフクラブシャフトとしての強度をさらに向上可能で、軽量化も実現することができる。すなわち、従来の金属単体のシャフト本体では実現することが困難であった超軽量のゴルフクラブシャフトを得ることができる。具体的には、重量が2〜10グラム程度のメッシュ部材による補強により、ゴルフクラブシャフトとして必要な強度を有する80グラム以下の超軽量シャフトを製造可能である。
さらに、メッシュ部材の凹凸部(網目部および交差部さらには帯状繊維部)による摩擦作用ないし抵抗作用によって、シャフト本体に確実にグリップを固定することができる。従って、シャフト本体へのグリップの接着加工ないし固定処理にあたる作業者によるグリップの定着性を可能な限り均等にすることができる。
また、メッシュ部材の一部をグリップよりクラブヘッド側に露出させれば、その網目部を通してシャフト本体の地色を視認可能とすることができるので、この網目部のデザインや、シャフト本体へのメッキなどによる着色により(もちろんスチール製の地色自体により)、外観上の差別化を図ることができる。
なお、スチール製のシャフト本体は、カーボンシャフトに比較すると、粘り強くて大きく撓むことができ(大撓みに強く)、ねじりに対しても耐性があり(トルク角が小さくて低トルク)、表面に傷が付き難いなどの長所がある。
本発明は、網目状(あるいは編み目状)その他の形状を呈した炭素繊維強化プラスチック材製のメッシュ部材を介在させてスチール製のシャフト本体にグリップを取り付けるようにしたので、グリップ部分の曲げ強度、扁平強度あるいは振動減衰性などを向上させると共に、グリップの定着性を向上させ、外観上も差別化可能で超軽量のゴルフクラブシャフトを実現した。
次に本発明の第1の実施例によるゴルフクラブシャフトを用いたゴルフクラブ1を図1ないし図14に基づき説明する。
図1は、ゴルフクラブ1の正面図であって、ゴルフクラブ1は、ゴルフクラブシャト2と、グリップ3と、クラブヘッド4とを有する。
ゴルフクラブシャフト2は、シャフト本体5と、メッシュシート材6(メッシュ部材)とを有する。
シャフト本体5は、スチール材によりこれを構成するもので、その一端のグリップ取付け端部7にはグリップ3を取り付け可能とし、その他端のクラブヘッド取付け端部8にはクラブヘッド4を取り付け可能とする。
メッシュシート材6は、シャフト本体5のグリップ取付け端部7側においてそのシャフト本体エンド5Aからクラブヘッド4側に延びてグリップ3から露出するまでの軸方向長さであって、その円周方向に連続して一回りにこれを固定してあるもので、このメッシュシート材6の外周側にグリップ3を固定可能としている。メッシュシート材6の円環状の露出部6Aが網目形状ないし凹凸形状の外観を呈することになる。
なお、このメッシュシート材6は、シャフト本体エンド5Aから長さ600mm以内に所定の軸方向長さにわたってこれを設けることができる。
メッシュシート材6の固定態様としては、特にゴルフクラブシャフト2自体の外観上の差別化を目的とする場合には、シャフト本体5の円周方向あるいは軸方向に連続的はもちろん、不連続的ないしは断続的であってもよい。ただし、シャフト本体部分の曲げ強度、扁平強度あるいは振動減衰性などを向上させると共に軽量化を目的とする場合には、シャフト本体5の円周方向に一回りに固定することが望ましい。
メッシュシート材6は、炭素繊維強化プラスチック材ないしそのプリプレグなどを採用することができる。プリプレグとは、炭素繊維その他の繊維材料(「開繊糸」と呼ばれる極細の糸)に樹脂を予め含浸させてある材料であって、加熱により樹脂を硬化させると共にシャフト本体5に接着することができる。この「開繊糸」本数は、1000〜3000本(1K〜3K)であって、この糸を撚り合わせたものに樹脂を含浸させることができる。
メッシュシート材6は、より具体的には、網目状の帯状繊維部9およびこの帯状繊維部9の間の網目状透過部10(網目部)を有する部材からこれを構成することができる。
より好ましくは、メッシュシート材6としては、帯状繊維部9を炭素繊維強化プラスチック材などの繊維材料として「六ツ目編み」(あるいは、通称「三軸丸織り」)によって編んでこれを構成することが望ましい。
さらに、メッシュシート材6を平坦なシート材から構成するか、交差部を立体的にするように繊維材料から構成するかにかかわらず、メッシュシート材6の一つの編み目方向に直線的に延びる少なくとも一つの繊維材料(帯状繊維部9)の列を、シャフト本体5の円周方向に配向させれば、扁平強度を向上させることができるし、当該繊維材料(帯状繊維部9)の列をシャフト本体5の軸方向に配向させれば、曲げ強度を向上させることができる。さらに、当該繊維材料(帯状繊維部9)の列をシャフト本体5の軸方向に対して任意の角度で配向させることにより、それぞれの強度ないし振動減衰性を適正に調整することができる。
メッシュシート材6の網目形状は、たとえば六角形、五角形、正方形その他の四角形、菱形、三角形あるいは円形など任意の形状、さらにはこれらの組合わせ形状を採用することができる。
たとえば図2は、正六角形状および三角形状の網目形状を有するメッシュシート材6の一例を示す平面図であって、炭素繊維強化プラスチック材による帯状繊維部9を繊維材料として「六ツ目編み」の網目状に編むと共に、帯状繊維部9の間に比較的大きな正六角形状および比較的小さな正三角形状の網目状透過部10を形成している。所定の厚さを有するこの帯状繊維部9およびその交差部11が凸部となり、網目状透過部10が凹部となる。
「六ツ目編み」とは、図2に示すように、交差する角度120度で互いに三方向(三軸方向)に延びる繊維材料(帯状繊維部9)を六角形状に編むにあたって、交差部11で交差する繊維材料が、隣り合う交差部11において互いに上下の位置を交互に繰り返すような、いわば立体的な交差部11を有するように編んで構成するものである。
メッシュシート材6は、その凹凸形状ないしメッシュの粗さとして、その凹部ないし凸部、図示の例では凹部(網目状透過部10、網目部)を1平方cmあたり1〜30個、有するものを採用することができる。
メッシュシート材6は、その凹凸部、図示の例では凹部(網目状透過部10)の外接円の直径を、0.5〜10mmとするものを採用することができる。たとえば図2に示すものは、正六角形の外接円C1の直径が、たとえば2mmであり、正三角形の外接円C2の直径が、たとえば1mmである。
図3は、正六角形状の網目形状を有するメッシュシート材6の他例を示す平面図であって、このメッシュシート材6では、帯状繊維部9の幅をより太くすることにより、凸部としての帯状繊維部9および交差部11が占める面積を多くすると共に、凹部としての六角形状の網目状透過部10を小さく形成している。この正六角形状の外接円C3の直径は、たとえば1.5mmである。正三角形の外接円C2の直径は、事実上ゼロである。
メッシュシート材6は、その帯状繊維部9の幅を、0.2〜5mmとしたものを採用することができる。たとえば、図3に示すものの幅は1mmである。
なおメッシュシート材6は、その帯状繊維部9の厚さを、0.05〜0.50mmとすることができる。
またメッシュシート材6は、その重量を、80〜240g/mとすることができる。
図4は、正四角形状の網目形状を有するメッシュシート材6の一例を示す平面図であって、メッシュシート材6の帯状繊維部9を直角方向に編むことによって正方形状の網目状透過部10を形成している。
図5は、正三角形状の網目形状を有するメッシュシート材6の一例を示す平面図であって、メッシュシート材6の帯状繊維部9を角度60度で編むことによって正三角形状の網目状透過部10を形成している。
図6および図7は、シャフト本体5にメッシュシート材6およびグリップ3を取り付ける工程を示す説明図である。
すなわち図6は、シャフト本体5に、たとえばプリプレグなどによるメッシュシート材6を取り付ける工程を示す要部正面図であって、シャフト本体5のグリップ取付け端部7においてその外周側にメッシュシート材6を円周方向に一周して巻き付ける。
図6に一部を拡大して示すように、メッシュシート材6をその外周側から帯状の合成樹脂テープ12を所定ピッチで巻き付けることにより、シャフト本体5に仮固定する。なお、シャフト本体5の外表面に任意の接着剤を塗布して、このメッシュシート材6を仮固定することもできる。
この仮固定の状態で、加熱炉13内で所定温度に加熱し、メッシュシート材6をシャフト本体5のグリップ取付け端部7に固定する。この固定後合成樹脂テープ12を取り除いて、網目状透過部10を通してシャフト本体5の地色を視認可能とする。
図7は、メッシュシート材6を被覆したシャフト本体5にグリップ3を取り付ける工程を示す要部断面図であって、メッシュシート材6の外周側に接着剤14を塗布する。
その内側から空気圧で膨張させた状態のゴム製のグリップ3を外周側から被せ、グリップ3の膨張を解除することによってグリップ3を原型に戻してグリップ取付け端部7に接着固定し、図1に示す状態に取り付けることができる。
グリップ3は、メッシュシート材6を介してシャフト本体5のグリップ取付け端部7に接着されるので、メッシュシート材6との間における摩擦作用によってしっかりと固定されることになり、取付け状態の定着性を確保することができる。
なお、特に図1に示すように、メッシュシート材6の一部(露出部6A)をクラブヘッド4側にグリップ3から露出させることにより、メッシュシート材6の特徴的なデザインを表現して、外観上の識別特性を発揮することができる。
すなわち、メッシュシート材6における帯状繊維部9ないし網目状透過部10の網目形状を六角形状、五角形状、四角形状、菱形形状、三角形状、円形状その他の特定パターンとすることにより、特に帯状繊維部9を炭素繊維強化プラスチック材から構成した場合には、その黒色がスチール製のシャフト本体5に映えて独特の外観上の特色を得ることができる。
すなわち、網目状透過部10を通してシャフト本体5の地色(銀色ないし銀白色)を視認可能とすれば、外観上の差別化を図ることができる。
さらに、網目状透過部10を通して視認可能な色にシャフト本体5を任意の色(メッキなどにより、たとえば、赤、橙、黄、緑、青、紫その他の色)に着色すれば、さらにそのデザインの種類を豊富にすることができる。
図8は、ゴルフクラブ1をウッド、アイアンおよびパターとしてセットとした場合の構成例を示す正面図であって、それぞれのゴルフクラブ1がグリップ3から露出した部分(露出部6A)に、たとえばセット共通のデザインを有するメッシュシート材6を備えているように構成することができる。
また、番手の異なるゴルフクラブ1ごとにメッシュシート材6のデザイン、あるいは網目状透過部10を通して視認することができるシャフト本体5の地色を異ならせたり、あるいは順次トーンを変化させるなどしてそれぞれのセットに特徴を持たせ、ゴルファーがクラブシャフト1を選択ないし使用する際の幅を広げることができる。
さらに、メッシュシート材6をグリップ3の部分に追加して取り付ける構成であるため、この部分の剛性を増し、グリップ3を固定したシャフト本体5部分の曲げ強度、扁平強度あるいは振動減衰性などについてこれを向上させ、ゴルフクラブ1として軽量化を可能としつつ強度を向上させることが可能となって、好ましい特性を得ることができる。
特に、帯状繊維部9を炭素繊維強化プラスチック材などの繊維材料として「六ツ目編み」で編むと共に、メッシュシート材6において一つの編み目方向に直線的に延びる少なくとも一つの繊維材料(帯状繊維部9)の列を、シャフト本体5の円周方向あるいは軸方向に対して所定の配向角で位置させることにより、シャフト本体5部分の曲げ強度、扁平強度あるいは振動減衰性などを向上させることができる。
たとえば、図3に示したような炭素繊維強化プラスチック材製のプリプレグによるメッシュシート材6をスチール製のシャフト本体5に巻いて固定した場合について説明する。
図9は、扁平強度の試験を行うための、グリップ3部分のシャフト本体5による長さ50mmの第1のテストピース20の斜視図、図10は、グリップ3部分のシャフト本体5による同じく長さ50mmの第2のテストピース21の斜視図である。
第1のテストピース20は従来からのスチール製のシャフト本体5(素管)であり、第2のテストピース21はこのシャフト本体5にメッシュシート材6をシャフト本体エンド5Aから長さ40mmに固定した本発明によるものである。なお、第2のテストピース21については、メッシュシート材6を一枚および二枚を被覆したものを準備した。
ただし、メッシュシート材6において少なくとも一方向に直線的に延びる繊維材料(帯状繊維部9)の列を、シャフト本体5の円周方向に配向させてある。
なお第1のテストピース20および第2のテストピース21は、ともに外径が14.80mm、肉厚が0.288mmである。また、メッシュシート材6の繊維材料(帯状繊維部9)の幅は、1mm、厚さは、0.07mmである。
図11は、第1のテストピース20および第2のテストピース21の扁平強度の試験装置22の概略側面図であって、扁平強度の試験装置22は、金属製の受け台23および金属製の圧子24と、押圧部25と、荷重測定部26とを有し、受け台23と圧子24との間にセットした第1のテストピース20および第2のテストピース21を押圧部25により、圧子24の押圧速度すなわち負荷速度5mm/minで第1のテストピース20および第2のテストピース21の破壊まで荷重を掛け続け、破壊のときの荷重を荷重測定部26により測定した。
図12は、扁平強度の試験結果を示すグラフであって、メッシュシート材6を被覆していない第1のテストピース20の場合には、荷重70kgfで破壊された。メッシュシート材6を一枚被覆した第2のテストピース21では荷重80kgfで破壊された。メッシュシート材6を二枚被覆した第2のテストピース21では荷重82kgfで破壊された。
すなわち、六ツ目編み構造のメッシュシート材6をシャフト本体5に一巻きしたときにその扁平強度が14%向上し、二重に巻いた場合には17%の向上を確認することができた。
次に、曲げ強度についても試験した。
図13は、三点曲げ強度の試験装置30の概略側面図であって、三点曲げ強度の試験装置30は、左右一対の支持部31と、荷重部32と、荷重測定部33と、を有し、図9および図10と同様に準備した(ただし長さ300mm以上とした)第1のテストピース20あるいは第2のテストピース21の中央部(シャフト本体エンド5Aから175mmの部位)を荷重測定部33により、荷重速度すなわち負荷速度20mm/minで第1のテストピース20および第2のテストピース21の破壊まで荷重を掛け続け、破壊のときの荷重を荷重測定部33により測定した。
測定の結果、メッシュシート材6を被覆していない第1のテストピース20の場合には、荷重40.6kgfで破壊された。メッシュシート材6を一枚被覆した第2のテストピース21では、荷重46.2kgfで破壊された。すなわち、六ツ目編み構造のメッシュシート材6をシャフト本体5に一巻きしたときに曲げ強度が13.8%向上することを確認することができた。
次に、アイゾット衝撃値についても試験した。
図14は、アイゾット衝撃値の試験装置40の概略側面図であって、アイゾット衝撃値の試験装置40は、ベース部41と、その中央部に配置したピース固定部42と、フレーム部43と、回動軸44と、回動軸4を中心に回動自在なのアーム部45と、アーム部45の先端部に固定したハンマー46と、衝撃値測定部47とを有する。
図9および図10と同様に準備してピース固定部42に垂直に固定した第1のテストピース20あるいは第2のテストピース21に対して自由落下するハンマー46により、第1のテストピース20および第2のテストピース21に衝突させ、その破壊のときの荷重を衝撃値測定部47により測定した。
測定の結果、メッシュシート材6を被覆していない第1のテストピース20の場合には、衝撃強さ9.1ft−lb(フィート・ポンド)で破壊された。メッシュシート材6を一枚被覆した第2のテストピース21では、衝撃強さ9.9ft−lb(フィート・ポンド)で破壊された。すなわち、六ツ目編み構造のメッシュシート材6をシャフト本体5に一巻きしたときにアイゾット衝撃値が8.8%向上することを確認することができた。
次に振動減衰性についても試験した。この試験は、衝撃応答試験あるいは伝達関数測定試験と呼ばれるものである。
図15は、振動減衰性の試験装置50の概略側面図であって、メッシュシート材6を巻いていないスチール製のシャフト本体5(素管)と、メッシュシート6を巻いたスチール製のシャフト本体51についてそれぞれ図示している。なお、シャフト本体5、51の長さをLとし、シャフト本体51にはそのシャフト本体エンド51Aから400mmの部位までメッシュシート材6を固定してある。
この振動減衰性の試験装置50は、グリップ側およびヘッド側にそれぞれの端部から0.224・Lの部位に糸の吊り下げによって設けた一対の支持点52と、インパルスハンマー53と、グリップ端から150mmの位置に取り付けた加速度計54とを有しており、支持点52の位置へのインパルスハンマー53による衝撃に応じた加速度を加速度計54により計測する。
なお、測定器はPCB社インパルスハンマーキットを用い、解析器は小野測器FFTアナライザーを用いた。試験条件は、インパルスハンマー53による衝撃(入力F)に対する加速度(出力A)で、これから周波数応答関数=A/Fを求める。解析条件は、平均回数が20回であり、最大周波数は2.5KHz(△F)、分解能は4096(N)である。
図16は、周波数に対する周波数応答関数の関係を示すグラフであって、図中、点線が素管によるシャフト本体5の場合を、実線が本発明によるメッシュシート材6付きのシャフト本体51の場合をそれぞれ示す。
図示のように、メッシュシート材6付きのシャフト本体51について、特に打球時の振動に影響が大きな高周波側で周波数応答関数の値が減少し、振動減衰特性が向上していることがわかる。
図17は、特定の周波数における、素管によるシャフト本体5の周波数応答関数の値とメッシュシート材6付きのシャフト本体51の周波数応答関数の値との差を表す図表であって、それぞれ有意な差が現れていることがわかる。
次に、本発明におけるメッシュ部材としては、既述のようなメッシュシート材6に限定されず、繊維材料をシャフト本体5のグリップ取付け端部7の外周面に直接巻き付けることにより、この外周面にメッシュ状の部材を形成するように構成することもできる。
たとえば図18は、本発明の第2の実施例によるゴルフクラブシャフト60のグリップ取付け端部7部分の要部正面図であって、このゴルフクラブシャフト60は、炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料61(所定本数、図中ではたとえば2本)をフィラメントワインディング法によってシャフト本体5に所定の配向角度でらせん状に直接巻いて構成したメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材62をメッシュ部材として固定したものである。このメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材62は、菱形の網目形状を呈している。
炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料61は、前述した、炭素繊維その他の繊維材料(「開繊糸」と呼ばれる極細の糸)に樹脂を予め含浸させてある繊維材料であって、「開繊糸」本数は、1000〜3000本(1K〜3K)とすることができる。
炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料61は、その厚さを0.05〜0.3mm、たとえば0.07mmで、幅を0.2〜5mm、たとえば3mmとすることができ、既述のメッシュシート材6における帯状繊維部9と同様に準備することができる。
また、メッシュ状炭素繊維強化プラスチック材62についても、メッシュシート材6と同様の網目状の帯状繊維部9および網目状透過部10を有するように構成することができる。
こうした構成のゴルフクラブシャフト60においても、図1に示したゴルフクラブシャフト2と同様に、その曲げ強度、扁平強度あるいは振動減衰性などを向上させると共に、グリップ3の定着性を向上させ、外観上も差別化可能なものとすることができる。
次に図19は、本発明の第3の実施例によるゴルフクラブシャフト70のグリップ取付け端部7部分の要部正面図であって、このゴルフクラブシャフト70は、図18に示したゴルフクラブシャフト60におけるメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材62と同様に、炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料61をブレイディング法によってシャフト本体5に各種のパターンで直接編み上げて構成したメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材71をメッシュ部材として固定したものである。このメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材71は、菱形ないし四角形の網目形状を呈している。
こうした構成のゴルフクラブシャフト70においても、図1に示したゴルフクラブシャフト2、あるいは図18に示したゴルフクラブシャフト60と同様に、その曲げ強度、扁平強度あるいは振動減衰性などを向上させると共に、グリップ3の定着性を向上させ、外観上も差別化可能なものとすることができる。
次に、本発明におけるメッシュ材(メッシュシート材)の他例を説明する。
図20は、四軸方向織物によるメッシュシート材80の平面図であって、メッシュシート材80は、三軸方向織物によるメッシュシート材6(図2、図3などを参照)と同様に、繊維材料(帯状繊維部9)を立体的に編んでこれを構成する。
メッシュシート材80は、それぞれ互いに異なる四方向に直線的に延びる帯状繊維部9の列を有する。すなわち、メッシュシート材80は、シャフト本体5の軸方向に配向する帯状繊維部9の列9Aと、シャフト本体5の円周方向に配向する帯状繊維部9の列9Bと、シャフト本体5の軸方向および円周方向とは傾斜角度45度で配向すると共に互いに直交する帯状繊維部9の二つの列9Cおよび9Dとを有する。
帯状繊維部9の幅および厚さは、メッシュシート材6(図3)の場合と同様にこれを選択することができ、図示の例では幅1mmであり、その列9Aおよび列9Bの間のピッチは3.2mm、列9Cおよび列9Dの間のピッチは4.5mmであって、図示のように立体的に網目状に編んである。
なお、メッシュシート材80の編み目部(網目状透過部10)は、五角形状を呈しており、その外接円C4の直径は、たとえば2.3mmである。
このような構成のメッシュシート材80についても、メッシュシート材6と同様の強度試験を行った。
すなわち、炭素繊維強化プラスチック材製のプリプレグによるメッシュシート材80をスチール製のシャフト本体5に巻いて固定し、図9ないし図12に基づいて説明したと同様の扁平強度の試験を行った。
さらに、図13に基づいて説明したと同様の三点曲げ強度の試験を行った。
また、図14に基づいて説明したと同様のアイゾット衝撃値についての試験を行った。
図21は、シャフト単体の場合、および本発明によるメッシュシート材80を巻いたシャフト本体5(四軸複合)の場合の、それぞれの扁平強度、三点曲げ強度およびアイゾット衝撃値についての実験結果の図表である。図中、N数は、サンプル数を示し、扁平強度、三点曲げ強度およびアイゾット衝撃値についての各数値は、このサンプル数の平均値を示している。
図示のように、重量差としては、2.8グラム(3.7%)の増加にもかかわらず、扁平強度、三点曲げ強度およびアイゾット衝撃値についてそれぞれ、約15%、24%、48%の増強が実現可能となった。
また、図15ないし図17にもとづいて説明したと同様の振動減衰性の試験を行った結果、三軸複合のメッシュシート材6(図3)の場合と同等の振動減衰性を得ることができた。
かくして、重量が2〜10グラム程度のメッシュシート材6、80あるいはメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材62、71などのメッシュ部材によるわずかな重量材の補強により、ゴルフクラブシャフト1、60、70として必要な強度を有すると共に、シャフト本体5の軽量化を実現して、その重量が80グラム以下であっても使用に耐える扁平強度および曲げ強度を有する超軽量シャフト(ゴルフクラブシャフト1、60、70)が製造可能となった。
本発明の第1の実施例によるゴルフクラブシャフトを用いたゴルフクラブの正面図である。 同、正六角形状および三角形状の網目形状を有するメッシュシート材の一例を示す平面図である。 同、正六角形状の網目形状を有するメッシュシート材の他例を示す平面図である。 同、正四角形状の網目形状を有するメッシュシート材の一例を示す平面図である。 同、正三角形状の網目形状を有するメッシュシート材の一例を示す平面図である。 同、シャフト本体にメッシュシート材を取り付ける工程を示す要部正面図である。 同、メッシュシート材を被覆したシャフト本体にグリップを取り付ける工程を示す要部断面図である。 同、ゴルフクラブをウッド、アイアンおよびパターとしてセットとした場合の構成例を示す正面図である。 扁平強度の試験を行うための、グリップ部分のシャフト本体による長さ50mmの第1のテストピースの斜視図である。 同、グリップ部分のシャフト本体による長さ50mmの第2のテストピースの斜視図である。 同、扁平強度の試験装置の概略側面図である。 同、扁平強度の試験結果を示すグラフである。 三点曲げ強度の試験装置の概略側面図である。 アイゾット衝撃値の試験装置の概略側面図である。 振動減衰性の試験装置の概略側面図である。 同、周波数に対する周波数応答関数の関係を示すグラフである。 同、特定の周波数における、素管によるシャフト本体の周波数応答関数の値とメッシュシート材付きのシャフト本体の周波数応答関数の値との差を表す図表である。 本発明の第2の実施例によるゴルフクラブシャフトのグリップ取付け端部部分の要部正面図である。 本発明の第3の実施例によるゴルフクラブシャフトのグリップ取付け端部の要部正面図である。 本発明におけるメッシュ材の他例(四軸方向織物によるメッシュシート材)の平面図である。 同、シャフト単体の場合、および本発明によるメッシュシート材を巻いたシャフト本体(四軸複合)の場合の、それぞれの扁平強度、三点曲げ強度およびアイゾット衝撃値についての実験結果の図表である。
符号の説明
1 ゴルフクラブ(図1)
2 ゴルフクラブシャフト(第1の実施例、図1)
3 グリップ
4 クラブヘッド
5 スチール製のシャフト本体
5A シャフト本体5のシャフト本体エンド
6 メッシュシート材(メッシュ部材)
6A メッシュシート材6の円環状の露出部
7 シャフト本体5のグリップ取付け端部
8 シャフト本体5のクラブヘッド取付け端部
9 メッシュシート材6、80の帯状繊維部(繊維材料)
9A シャフト本体5の軸方向に配向する帯状繊維部9の列(図20)
9B シャフト本体5の円周方向に配向する帯状繊維部9の列(図20)
9C、9D シャフト本体5の軸方向および円周方向とは傾斜角度45度で配向すると共に互いに直交する帯状繊維部9のふたつの列(図20)
10 メッシュシート材6、80の網目状透過部(網目部)
11 帯状繊維部9の交差部
12 合成樹脂テープ(図6)
13 加熱炉(図6)
14 接着剤(図7)
20 第1のテストピース(従来、図9)
21 第2のテストピース(本発明、図10)
22 扁平強度の試験装置(図11)
23 受け台
24 圧子
25 押圧部
26 荷重測定部
30 三点曲げ強度の試験装置(図13)
31 左右一対の支持部
32 荷重部
33 荷重測定部
40 アイゾット衝撃値の試験装置(図14)
41 ベース部
42 ピース固定部
43 フレーム部
44 回動軸
45 アーム部
46 ハンマー
47 衝撃値測定部
50 振動減衰性の試験装置(図15)
51 メッシュシート6を巻いたスチール製のシャフト本体
51A シャフト本体51のシャフト本体エンド
52 一対の支持点
53 インパルスハンマー
54 加速度計
60 ゴルフクラブシャフト(第2の実施例、図18)
61 炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料
62 メッシュ状炭素繊維強化プラスチック材(メッシュ部材)
70 ゴルフクラブシャフト(第3の実施例、図19)
71 メッシュ状炭素繊維強化プラスチック材(メッシュ部材)
80 メッシュシート材(メッシュ部材)(図20)
C1 網目状透過部10の正六角形の外接円(図2)
C2 網目状透過部10の正三角形の外接円(図2)
C3 網目状透過部10の正六角形の外接円(図3)
C4 網目状透過部10の五角形の外接円(図20)
L シャフト本体5、51の長さ(図15)

Claims (21)

  1. その一端にグリップを、その他端にクラブヘッドをそれぞれ取り付けるスチール製のシャフト本体を有するゴルフクラブシャフトであって、
    前記シャフト本体のグリップ取付け端部側におけるその外周側に、炭素繊維強化プラスチック材から構成したメッシュ部材を円周方向に固定すると共に、
    このメッシュ部材の外周側に前記グリップを固定可能としたことを特徴とするゴルフクラブシャフト。
  2. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編んでシート状に構成したメッシュシート材とすることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  3. 前記メッシュ部材は、炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料をフィラメントワインディング法によって前記シャフト本体に直接巻いて構成したメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材とすることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  4. 前記メッシュ部材は、炭素繊維強化プラスチックによる繊維材料をブレイディング法によって前記シャフト本体に直接巻いて構成したメッシュ状炭素繊維強化プラスチック材とすることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  5. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、
    前記メッシュ部材において少なくとも一方向に直線的に延びる前記繊維材料の列を前記シャフト本体の円周方向に配向させたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  6. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、
    前記メッシュ部材において少なくとも一方向に直線的に延びる前記繊維材料の列を前記シャフト本体の軸方向に配向させたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  7. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、
    前記メッシュ部材において少なくとも一方向に直線的に延びる前記繊維材料の列を前記シャフト本体の軸方向に対して任意の角度に配向させたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  8. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、
    前記メッシュ部材においてそれぞれ互いに異なる三方向に直線的に延びる前記繊維材料の列を有することを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  9. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、
    前記メッシュ部材においてそれぞれ互いに異なる四方向に直線的に延びる前記繊維材料の列を有することを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  10. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、
    前記シャフト本体の軸方向に配向する前記繊維材料の列と、
    前記シャフト本体の円周方向に配向する前記繊維材料の列と、
    前記シャフト本体の軸方向および円周方向とは傾斜角度45度で配向すると共に互いに直交する前記繊維材料の二つの列と、を有することを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  11. 前記メッシュ部材は、繊維材料を六ツ目編みによって編んでこれを構成したことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  12. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編むことによって六角形状の編み目部を形成するようにこれを構成したことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  13. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編むことによって五角形状の編み目部を形成するようにこれを構成したことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  14. 前記メッシュ部材は、プリプレグによる繊維材料を編んでこれを構成したことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  15. 前記メッシュ部材は、網目状の帯状繊維部およびこの帯状繊維部の間の網目部を有する部材からこれを構成すると共に、前記グリップより前記クラブヘッド側にこれを露出させ、
    この網目部を通して前記シャフト本体の地色を視認可能としたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  16. 前記メッシュ部材は、網目状の帯状繊維部およびこの帯状繊維部の間の網目部を有する部材からこれを構成すると共に、前記グリップより前記クラブヘッド側にこれを露出させ、
    前記シャフト本体は、前記メッシュ部材のこの網目部を通して視認可能な色にこれを着色したことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  17. 前記メッシュ部材は、そのメッシュの粗さとして、その網目部あるいは交差部を1平方cmあたり1〜30個、有することを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  18. 前記メッシュ部材は、その網目部の外接円の直径を0.5〜10mmとしたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  19. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、
    この繊維材料の幅を、0.2〜5mmとしたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  20. 前記メッシュ部材は、繊維材料を編んでこれを構成すると共に、
    この繊維材料の厚さを、0.05〜0.50mmとしたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
  21. 前記メッシュ部材は、その重量を、80〜240g/mとしたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシャフト。
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