JPH08126724A - ゴルフクラブシャフトおよびその製造方法 - Google Patents
ゴルフクラブシャフトおよびその製造方法Info
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- JPH08126724A JPH08126724A JP6289148A JP28914894A JPH08126724A JP H08126724 A JPH08126724 A JP H08126724A JP 6289148 A JP6289148 A JP 6289148A JP 28914894 A JP28914894 A JP 28914894A JP H08126724 A JPH08126724 A JP H08126724A
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- shaft
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- A63B53/10—Non-metallic shafts
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- A63B2209/02—Characteristics of used materials with reinforcing fibres, e.g. carbon, polyamide fibres
- A63B2209/023—Long, oriented fibres, e.g. wound filaments, woven fabrics, mats
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S273/00—Amusement devices: games
- Y10S273/23—High modulus filaments
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基本的にフィラメントワインディング法を使
用し、段差を生じることなく、補強層を設け、キックポ
イントを調整可能としたゴルフクラブシャフトおよびそ
の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 フィラメントワインディング法によって形成
した繊維層上に部分的に、あらかじめ形成した編組を挿
入し、補強層を設けたことを特徴とする。 【効果】 シャフトの剛性を部分的に向上させることに
より、シャフト全体のキックポイントを変化させること
ができると共に、前記補強層を形成することによって段
差を生じることがなく、基本的にフィラメントワインデ
ィング法によってゴルフクラブシャフトを製造可能であ
るという利点を生じる。
用し、段差を生じることなく、補強層を設け、キックポ
イントを調整可能としたゴルフクラブシャフトおよびそ
の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 フィラメントワインディング法によって形成
した繊維層上に部分的に、あらかじめ形成した編組を挿
入し、補強層を設けたことを特徴とする。 【効果】 シャフトの剛性を部分的に向上させることに
より、シャフト全体のキックポイントを変化させること
ができると共に、前記補強層を形成することによって段
差を生じることがなく、基本的にフィラメントワインデ
ィング法によってゴルフクラブシャフトを製造可能であ
るという利点を生じる。
Description
【0002】
【発明の技術分野】本発明はゴルフクラブシャフトおよ
びその製造方法、さらに詳細にはシャフトのキックポイ
ント位置を容易に調整可能なゴルフクラブ用シャフトお
よびその製造方法に関する。
びその製造方法、さらに詳細にはシャフトのキックポイ
ント位置を容易に調整可能なゴルフクラブ用シャフトお
よびその製造方法に関する。
【0003】
【従来技術および問題点】ゴルフクラブはボールの飛距
離を伸ばす、弾道を変化させる、また方向性を安定させ
るなどの点より種々改良されてきている。
離を伸ばす、弾道を変化させる、また方向性を安定させ
るなどの点より種々改良されてきている。
【0004】シャフトのキックポイント、すなわちシャ
フトのしなりやすい部分についての研究も多くなされて
いる。たとえば前記ゴルフクラブのキックポイントがシ
ャフトのヘッド側(チップ側)にあると、ボールが上昇
しやすく、高い弾道を描きやすいし、一方グリップ側
(バット側)にあるとボールの方向性が安定すると言う
事実が明らかにされて、前記シャフトのキックポイント
を種々変化させることが行なわれている。
フトのしなりやすい部分についての研究も多くなされて
いる。たとえば前記ゴルフクラブのキックポイントがシ
ャフトのヘッド側(チップ側)にあると、ボールが上昇
しやすく、高い弾道を描きやすいし、一方グリップ側
(バット側)にあるとボールの方向性が安定すると言う
事実が明らかにされて、前記シャフトのキックポイント
を種々変化させることが行なわれている。
【0005】このようなキックポイントの位置を調整す
る方法としては、種々の方法が考えられている。たとえ
ば、フィラメントワインディング法、すなわち、芯金に
熱硬化性樹脂を含浸させたフィラメントを所定角度で巻
き付けて、前記熱硬化性樹脂を硬化させてゴルフクラブ
シャフトを製造する方法においては、キックポイントの
位置におけるフィラメントの巻き角度を変化させて(後
述の図3のθがバット側、チップ側が20°であるのに
対し、キックポイント付近の角度を40°位にする)、
曲がりやすくすることによって、キックポイントを調整
する方法が知られている。この場合、前述の角度を変化
させた部分で曲げ強度が弱くなるという欠点を生じる。
る方法としては、種々の方法が考えられている。たとえ
ば、フィラメントワインディング法、すなわち、芯金に
熱硬化性樹脂を含浸させたフィラメントを所定角度で巻
き付けて、前記熱硬化性樹脂を硬化させてゴルフクラブ
シャフトを製造する方法においては、キックポイントの
位置におけるフィラメントの巻き角度を変化させて(後
述の図3のθがバット側、チップ側が20°であるのに
対し、キックポイント付近の角度を40°位にする)、
曲がりやすくすることによって、キックポイントを調整
する方法が知られている。この場合、前述の角度を変化
させた部分で曲げ強度が弱くなるという欠点を生じる。
【0006】また、フィラメントワインディングによっ
て、繊維層を形成した後、部分的にさらにシートワイン
ディングによって補強層を形成させることによってキッ
クポイントを変化させる方法も開示されている(実開昭
63−133261号)。
て、繊維層を形成した後、部分的にさらにシートワイン
ディングによって補強層を形成させることによってキッ
クポイントを変化させる方法も開示されている(実開昭
63−133261号)。
【0007】このような方法によれば、図4に示すよう
に、芯金1にフィラメントを巻き付けて繊維層2を形成
した後、この繊維層2の上にシートワインディング法に
よって、部分的に補強層3を巻き付けて、さらにこの上
に全長にフィラメントを巻き付けて繊維層4(図示せ
ず)を形成した後、硬化させて芯金1を脱芯させて製造
するものである。
に、芯金1にフィラメントを巻き付けて繊維層2を形成
した後、この繊維層2の上にシートワインディング法に
よって、部分的に補強層3を巻き付けて、さらにこの上
に全長にフィラメントを巻き付けて繊維層4(図示せ
ず)を形成した後、硬化させて芯金1を脱芯させて製造
するものである。
【0008】このような方法にあっては、まず補強層3
はシートワインディング法によっているため、補強層の
繋ぎ目が形成され、この繋ぎ目によってシャフトに方向
性が出るという欠点があると共に、補強層3をシートワ
インディングした後、再びその上にフィラメントワイン
ディングするためにフィラメントワインディング機に芯
金と一緒に設置しなければならず手間がかかるという欠
点がある。
はシートワインディング法によっているため、補強層の
繋ぎ目が形成され、この繋ぎ目によってシャフトに方向
性が出るという欠点があると共に、補強層3をシートワ
インディングした後、再びその上にフィラメントワイン
ディングするためにフィラメントワインディング機に芯
金と一緒に設置しなければならず手間がかかるという欠
点がある。
【0009】また、シートワインディングの補強層が最
外層にある構成では研磨時にその補強層の一部が削られ
てしまい補強効果が減ってしまう。
外層にある構成では研磨時にその補強層の一部が削られ
てしまい補強効果が減ってしまう。
【0010】上述の欠点を除去するために、フィラメン
トワインディング法のみを使用して補強層を形成する製
造方法も検討されている。すなわち、同様に図4に示す
ように芯金1にフィラメントワインディング法によって
繊維層2を形成した後、硬化を行なう前に、さらに部分
的にフィラメントワインディング法で補強層3を形成
し、さらに全長に渡りフィラメントワインディングを行
なった後硬化させ、芯金1を脱芯する方法である。
トワインディング法のみを使用して補強層を形成する製
造方法も検討されている。すなわち、同様に図4に示す
ように芯金1にフィラメントワインディング法によって
繊維層2を形成した後、硬化を行なう前に、さらに部分
的にフィラメントワインディング法で補強層3を形成
し、さらに全長に渡りフィラメントワインディングを行
なった後硬化させ、芯金1を脱芯する方法である。
【0011】このような方法によれば、フィラメントワ
インディング法のみで前記補強層を製造でき、実用的で
ある。しかしながら、図4に示すように、補強層3の両
端においては、図3の巻き角度θ=90°にして数回巻
く必要があることから(ほぐれ防止の意味から)、盛り
上がり31を生じてしまうという欠点があった。さら
に、補強層3と繊維層2との境目4は補強層3形成のフ
ィラメントワインディングによって絞られて細くなると
いう欠点があり、結果として補強層3と繊維層2との間
に大きな段差を形成し、事実上商品とすることはできな
かった。
インディング法のみで前記補強層を製造でき、実用的で
ある。しかしながら、図4に示すように、補強層3の両
端においては、図3の巻き角度θ=90°にして数回巻
く必要があることから(ほぐれ防止の意味から)、盛り
上がり31を生じてしまうという欠点があった。さら
に、補強層3と繊維層2との境目4は補強層3形成のフ
ィラメントワインディングによって絞られて細くなると
いう欠点があり、結果として補強層3と繊維層2との間
に大きな段差を形成し、事実上商品とすることはできな
かった。
【0012】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、基本的にフィラメントワインディング法を使用
し、段差を生じることなく、補強層を設け、キックポイ
ントを調整可能としたゴルフクラブシャフトおよびその
製造方法を提供することを目的とするものである。
であり、基本的にフィラメントワインディング法を使用
し、段差を生じることなく、補強層を設け、キックポイ
ントを調整可能としたゴルフクラブシャフトおよびその
製造方法を提供することを目的とするものである。
【0013】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ため、本発明によるゴルフクラブシャフトは、フィラメ
ントワインディング法によって形成した繊維層上に部分
的に、あらかじめ形成した編組を挿入し、補強層を設け
たことを特徴とする。
ため、本発明によるゴルフクラブシャフトは、フィラメ
ントワインディング法によって形成した繊維層上に部分
的に、あらかじめ形成した編組を挿入し、補強層を設け
たことを特徴とする。
【0014】また、本発明によるゴルフクラブシャフト
の製造方法によれば、芯金に熱硬化性樹脂が含浸された
フィラメントを卷回し、繊維層を形成する工程、熱硬化
性樹脂が含浸されたフィラメントで構成された編組を芯
金に挿入し、繊維層の所定部分に設ける工程、さらに所
望によっては全長に渡りフィラメントワインディングを
行なった後、前記熱硬化性樹脂を硬化せしめる工程、前
記芯金を脱芯する工程を含むことを特徴とする。
の製造方法によれば、芯金に熱硬化性樹脂が含浸された
フィラメントを卷回し、繊維層を形成する工程、熱硬化
性樹脂が含浸されたフィラメントで構成された編組を芯
金に挿入し、繊維層の所定部分に設ける工程、さらに所
望によっては全長に渡りフィラメントワインディングを
行なった後、前記熱硬化性樹脂を硬化せしめる工程、前
記芯金を脱芯する工程を含むことを特徴とする。
【0015】本発明によれば、上述のように補強層とし
て、筒状に編み上げた編組を使用しているため、段差を
生じることなく、簡便にキックポイントを調整可能なゴ
ルフクラブシャフトを提供することができるという利点
を生じる。
て、筒状に編み上げた編組を使用しているため、段差を
生じることなく、簡便にキックポイントを調整可能なゴ
ルフクラブシャフトを提供することができるという利点
を生じる。
【0016】本発明をさらに詳しく説明すると、本発明
によるゴルフクラブシャフトは、図2に示すように、た
とえば繊維層2からなるシャフト本体に補強層3を設け
てなっている。この補強層3は、図2の例においては、
バット側に設けられているが、これに限定されるもので
はなく、例えばチップ側に設けてもよい。また、繊維層
が複数の場合に、前記補強層は必ずしも最上層である必
要はなく、任意の層に設けることができる。
によるゴルフクラブシャフトは、図2に示すように、た
とえば繊維層2からなるシャフト本体に補強層3を設け
てなっている。この補強層3は、図2の例においては、
バット側に設けられているが、これに限定されるもので
はなく、例えばチップ側に設けてもよい。また、繊維層
が複数の場合に、前記補強層は必ずしも最上層である必
要はなく、任意の層に設けることができる。
【0017】この補強層3の長さdは、好ましくは20
0〜500mmであるのがよい。200mm未満である
と、キックポイントの調整ができない恐れがあり、一方
500mmを越えると、シャフトのバット側からキック
ポイント付近までの曲げ剛性がアップし、シャフトが曲
がり難くなる。
0〜500mmであるのがよい。200mm未満である
と、キックポイントの調整ができない恐れがあり、一方
500mmを越えると、シャフトのバット側からキック
ポイント付近までの曲げ剛性がアップし、シャフトが曲
がり難くなる。
【0018】このような補強層3を構成する編組の巻き
角度θ(図3参照)は、好ましくは5°〜30°である
のが好ましい。5°未満であると、編組を編み難くかつ
一定長にカットしたとき端末がほつれる。一方30°を
越えると、0°方向の成分が減少しシャフトの曲げ剛性
への寄与が少なく、補強効果が少なくなると言う欠点を
生じる恐れがある。
角度θ(図3参照)は、好ましくは5°〜30°である
のが好ましい。5°未満であると、編組を編み難くかつ
一定長にカットしたとき端末がほつれる。一方30°を
越えると、0°方向の成分が減少しシャフトの曲げ剛性
への寄与が少なく、補強効果が少なくなると言う欠点を
生じる恐れがある。
【0019】さらに、このような編組を構成するフィラ
メントの太さは3K〜6Kであるのが好ましい。フィラ
メントの太さが3K未満であると、コスト高になる恐れ
があり、一方、6kを越えると、補強層と繊維層の間に
段差を生じる恐れがある。
メントの太さは3K〜6Kであるのが好ましい。フィラ
メントの太さが3K未満であると、コスト高になる恐れ
があり、一方、6kを越えると、補強層と繊維層の間に
段差を生じる恐れがある。
【0020】このフィラメントの打ち込み本数は、好ま
しくは24〜72本であるのがよい。24本未満である
と、補強効果が少なく、一方、72本を越えると、編組
の厚さが大きくなり、補強層と繊維層の間に段差を生じ
る恐れがある。
しくは24〜72本であるのがよい。24本未満である
と、補強効果が少なく、一方、72本を越えると、編組
の厚さが大きくなり、補強層と繊維層の間に段差を生じ
る恐れがある。
【0021】上述のような編組を構成するフィラメント
としては、従来ゴルフクラブシャフトの製造に使用する
フィラメントを有効に使用することができる。例えば炭
素繊維、アルミナ繊維、金属繊維、ガラス繊維、ポリア
マイド繊維あるいはこれらの2種以上の混紡繊維などを
有効に使用することができる。
としては、従来ゴルフクラブシャフトの製造に使用する
フィラメントを有効に使用することができる。例えば炭
素繊維、アルミナ繊維、金属繊維、ガラス繊維、ポリア
マイド繊維あるいはこれらの2種以上の混紡繊維などを
有効に使用することができる。
【0022】このような編組は、一般に販売されている
編組を有効に使用可能であるが、たとえば、芯金にフィ
ラメントワインディング法によって、編組を組み上げ
て、芯金を引き抜いた後、前記筒状の編組を所定長さd
に切断して使用することもできる。この場合、フィラメ
ントワインディング装置のみを使用して、有効にゴルフ
クラブシャフトを製造可能であり、極めて効率的であ
る。また、編組の代わりに三軸織物(円筒状である)を
使用することも可能である。
編組を有効に使用可能であるが、たとえば、芯金にフィ
ラメントワインディング法によって、編組を組み上げ
て、芯金を引き抜いた後、前記筒状の編組を所定長さd
に切断して使用することもできる。この場合、フィラメ
ントワインディング装置のみを使用して、有効にゴルフ
クラブシャフトを製造可能であり、極めて効率的であ
る。また、編組の代わりに三軸織物(円筒状である)を
使用することも可能である。
【0023】次に本発明によるゴルフクラブシャフトの
製造方法について説明すると、本発明においては、ま
ず、図2に示すように上述のように芯金に熱硬化性樹脂
を含浸させたフィラメントを巻き付けて繊維層2を形成
させる。
製造方法について説明すると、本発明においては、ま
ず、図2に示すように上述のように芯金に熱硬化性樹脂
を含浸させたフィラメントを巻き付けて繊維層2を形成
させる。
【0024】次いで、熱硬化性樹脂を含浸させ、所定
幅、所定角度、所定太さ、所定打ち込み本数であらかじ
め構成された編組3を、芯金1のチップ側先端より挿入
し、所定の場所に設置する。前述のようにその後、この
上にさらに繊維層を積層してもよい。
幅、所定角度、所定太さ、所定打ち込み本数であらかじ
め構成された編組3を、芯金1のチップ側先端より挿入
し、所定の場所に設置する。前述のようにその後、この
上にさらに繊維層を積層してもよい。
【0025】このように編組3を設置した後、含浸せし
めた熱硬化性樹脂を加熱硬化させ、芯金を脱芯してゴル
フクラブシャフトとする。
めた熱硬化性樹脂を加熱硬化させ、芯金を脱芯してゴル
フクラブシャフトとする。
【0026】以下本発明によるゴルフクラブシャフトの
実施例について説明する。
実施例について説明する。
【0027】
【実施例】引っ張り弾性率24t/mm2の炭素繊維1
2K(12000本)にエポキシ樹脂を含浸させなが
ら、芯金中心線に対し、40°/20°/15°の角度
で巻き付けて繊維層を形成させる。
2K(12000本)にエポキシ樹脂を含浸させなが
ら、芯金中心線に対し、40°/20°/15°の角度
で巻き付けて繊維層を形成させる。
【0028】構成において、エポキシ樹脂を含浸させた
引っ張り弾性率24t/mm2の炭素繊維3K(300
0本)の打ち込み本数48の編組(長さd=400m
m、巻き角度θ=30°)をシャフトの繊維層の20°
/15°間又は40°/20°間のバット側又はチップ
側に挿入して補強層とした。その後、テープ巻きを行な
い、加熱硬化して、芯金を抜き取った後研磨し、ゴルフ
クラブシャフトとした。
引っ張り弾性率24t/mm2の炭素繊維3K(300
0本)の打ち込み本数48の編組(長さd=400m
m、巻き角度θ=30°)をシャフトの繊維層の20°
/15°間又は40°/20°間のバット側又はチップ
側に挿入して補強層とした。その後、テープ巻きを行な
い、加熱硬化して、芯金を抜き取った後研磨し、ゴルフ
クラブシャフトとした。
【0029】結果を表1に示す。なお、比較例は補強層
を設けていない同上巻で製造したゴルフクラブシャフト
である。表中、%で示されるKp点はTl/l(Tlはチ
ップ先端T0からキックポイントKp間での距離、lは
シャフトの長さを示す)で示され、T100、T800などの
Tの後の数字はチップ先端T0からの距離(mm)の位
置をそれぞれ示している。たとえばT100の場合、チッ
プから100mmの位置であることを示す。またBはバ
ットを意味し、B0はバット先端、Bの後の数字はバット
先端からの距離(mm)を示す(図1参照)。
を設けていない同上巻で製造したゴルフクラブシャフト
である。表中、%で示されるKp点はTl/l(Tlはチ
ップ先端T0からキックポイントKp間での距離、lは
シャフトの長さを示す)で示され、T100、T800などの
Tの後の数字はチップ先端T0からの距離(mm)の位
置をそれぞれ示している。たとえばT100の場合、チッ
プから100mmの位置であることを示す。またBはバ
ットを意味し、B0はバット先端、Bの後の数字はバット
先端からの距離(mm)を示す(図1参照)。
【0030】
【0031】
【0032】表2はそれぞれの角度の編組の巻き角度に
おける0°成分の割合(0°成分率=0°成分/(0°
成分+90°成分))を示すものであり、また0°成
分、及び90°成分はベクトル成分を示す。
おける0°成分の割合(0°成分率=0°成分/(0°
成分+90°成分))を示すものであり、また0°成
分、及び90°成分はベクトル成分を示す。
【0033】
【0034】上記の表2より、30°を越えると、0°
成分率が小さくなり、シャフトの曲げ剛性への寄与が少
なく、補強効果が少なくなると言う欠点を生じる。
成分率が小さくなり、シャフトの曲げ剛性への寄与が少
なく、補強効果が少なくなると言う欠点を生じる。
【0035】表3は表1における試料No1の編組の角
度を変化させたときのゴルフシャフトを示すものであ
る。この表3より明らかなように編組角度が大きくなる
と、Kp点の変化は余りなくなる。
度を変化させたときのゴルフシャフトを示すものであ
る。この表3より明らかなように編組角度が大きくなる
と、Kp点の変化は余りなくなる。
【0036】
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によるゴルフクラブ
シャフトおよびその製造方法によれば、シャフトの剛性
を部分的に向上させることにより、シャフト全体のキッ
クポイントを変化させることができると共に、前記補強
層を形成することによって段差を生じることがなく、基
本的にフィラメントワインディング法によってゴルフク
ラブシャフトを製造可能であるという利点を生じる。
シャフトおよびその製造方法によれば、シャフトの剛性
を部分的に向上させることにより、シャフト全体のキッ
クポイントを変化させることができると共に、前記補強
層を形成することによって段差を生じることがなく、基
本的にフィラメントワインディング法によってゴルフク
ラブシャフトを製造可能であるという利点を生じる。
【図1】本発明によるゴルフクラブシャフトの斜視図。
【図2】本発明によるゴルフクラブシャフトの製造の中
間過程を示す図。
間過程を示す図。
【図3】フィラメントワインディングの巻き角度を説明
するための図。
するための図。
【図4】従来のフィラメントワインディング法によるゴ
ルフクラブシャフトの製造の中間過程を説明するための
図。
ルフクラブシャフトの製造の中間過程を説明するための
図。
1 芯金 2 繊維層 3 補強層(編組) 4 境目
Claims (5)
- 【請求項1】 フィラメントワインディング法によって
形成した繊維層上に部分的に、あらかじめ形成した編組
を挿入し、補強層を設けたことを特徴とするゴルフクラ
ブシャフト。 - 【請求項2】 前記補強層の長さは200〜500mm
であることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブシ
ャフト。 - 【請求項3】 前記編組の巻き角度は5°〜30°であ
ることを特徴とする請求項1又は2記載のゴルフクラブ
シャフト。 - 【請求項4】 前記編組のフィラメントの太さは3K〜
6Kであり、打ち込み本数は24〜72本であることを
特徴とする請求項1から3記載のいずれかのゴルフクラ
ブシャフト。 - 【請求項5】 芯金に熱硬化性樹脂が含浸されたフィラ
メントを卷回し、繊維層を形成する工程、熱硬化性樹脂
が含浸されたフィラメントで構成された編組を芯金に挿
入し、繊維層の所定部分に設ける工程、前記熱硬化性樹
脂を硬化せしめる工程、前記芯金を脱芯する工程を含む
ことを特徴とするゴルフクラブシャフトの製造方法。 【0001】
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289148A JPH08126724A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | ゴルフクラブシャフトおよびその製造方法 |
US08/547,722 US5653646A (en) | 1994-10-28 | 1995-10-26 | Golf club shaft and method of producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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