JP3972049B1 - 粉砕機及び駆動部の取り付け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置スペースを小さくすることができ、ベアリングの破損、短寿命化を防止しつつ、簡便な構成で使用期間に拘わらず減速機及び電動モータ等の駆動部の振動を防止することができる粉砕機及び駆動部の取り付け方法を提供する。
【解決手段】取付孔18c、18cで減速機11と固設板18とが固定されている。固設板18には、挿通孔18aを形成してあり、挿通孔18aの内壁の一部に矩形状の溝部18bを形成している。溝部18bには、コイルばね20を装着する。軸部材17は、挿通孔18aに挿通された状態で、固定側壁2に固定され、コイルばね20は、溝部18bと軸部材17の切欠面17bを除く外周面との間で装着され、軸部材17に対して挿通孔18aの内壁が回転軸60の回りに沿って回転軸60の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢する。
【選択図】図2

Description

本発明は、被処理物を粉砕する際の負荷変動による駆動部の振動を防止することができる粉砕機及び振動を防止するための駆動部の取り付け方法に関する。
環境汚染あるいは産業廃棄物の増加などの問題を解決するため、循環型社会の形成が益々重要になってきている。例えば、プラスチックに代表される合成樹脂を用いて成形品又は成形部品を製造する成形工場では、成形時に発生するスプルランナと称される不要部分あるいは成形不良品などを回収して樹脂素材の資源再利用率を向上させることが行われている。
樹脂素材のリサイクルには、回収したスプルランナを粉砕機で所定の大きさの粉砕片にしてリサイクル原資としている。このような粉砕機は、投入ホッパーから投入されたスプルランナを粉砕刃に食い込み易くするため、まず粗砕刃で粗砕し、粗砕された材料を粉砕刃で所定の粒形状の粉砕片に粉砕している。粗砕刃と粉砕刃とを1つの回転軸に固定した1軸式の粉砕機は、回転軸を駆動する駆動部品が少なく構造もシンプルであるため、工場内リサイクルを目指す多くの事業所で利用されている。
このような粉砕機は、略箱体構造をなし、略箱体の一方の対向する位置には、1対の固定側壁を離隔して配置し、各固定側壁の略中央部に軸受(ベアリング)を介して回転軸が軸架されている。回転軸には、所定の間隔及び配置で複数の粗砕刃が嵌装され、固定側壁と粗砕刃との間、及び粗砕刃同士の間に粉砕刃が複数嵌装されている。略箱体の他方の対向する位置には、1対の揺動側壁が回転軸に平行な揺動軸の回りに揺動可能に配置してある。各固定側壁、及び各揺動側壁によりケーシングを構成している。
一方の揺動側壁の内側には、固定刃が固定されている。固定刃は粉砕刃との協働によりスプルランナを所定の粒形状の粉砕片に粉砕し、さらに粗砕刃との協働によりスプルランナを粉砕刃に食い込み易くする。また、他方の揺動側壁の内側には、粉砕刃で粉砕された粉砕片を掻き落として排出すべくスクレーパが所定位置に固定されている。
一方の固定側壁の外側には、回転軸と嵌合された出力軸を有する減速機が取り付けられている。減速機の下側には電動モータを配置してあり、電動モータの駆動軸が回転することにより、駆動ギアを介して出力軸及び回転軸が所定の回転方向に回転する。出力軸の両端部は、軸受(ベアリング)を介して減速機の筐体に軸架されている。
しかし、従来の粉砕機は、減速機の筐体が固定側壁に固定されているため、被処理物を粉砕する際に、粉砕刃及び粗砕刃が固定刃から力を受けた場合、その力が回転軸に加わり、回転軸が固定点であるベアリングの拘束を受けて回転軸に撓みが生じ、ベアリングに無理な力が作用することにより、ベアリングの破損、短寿命化などの問題があった。
そこで、固定側壁に回転軸に平行に設けられた支持軸と、この支持軸の軸方向及び軸径方向に移動可能な状態で嵌められ、減速機に固定された支持板とを備える支持装置で減速機を固定側壁に固定することにより、減速機に固定された支持板が回転軸を中心として軸方向に揺動する余裕があるため、ベアリングに無理な力が作用せず、ベアリングの破損、又はベアリングの短寿命化を防止することができる粉砕機(細断機)が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−329295号公報
しかしながら、特許文献1の粉砕機にあっては、被処理物の粉砕過程で、固定刃から粉砕刃及び粗砕刃に作用する力は、粉砕状況に応じて変動し、このために回転軸及び回転軸に嵌合された出力軸を通じて減速機に変動するトルクが生じ、この変動するトルクにより減速機に固定された支持板が支持軸を中心として振動するという問題があった。
そこで、粉砕機を固定する金属製の支持台の所定位置にブラケットを配置し、ブラケットと支持板の間に、例えば、ウレタンゴム製の振動防止部材を設け、ブラケットで振動防止部材を押圧することにより、減速機及び電動モータ等の振動を防止する方法が用いられていた。しかしながら、振動防止部材を押付けるためのブラケットの取り付けスペースが必要となり粉砕機の設置スペースが大きくなるという問題、ブラケットで振動防止部材を押圧する場合、押圧力をブラケットの微小移動により調整するため、作業者により押圧力のばらつきがあるという問題、ウレタンゴムの経年劣化により初期段階で減速機及び電動モータ等の振動を防止できたとしても、使用期間が長くなることで振動が生じやすくなるという問題などがあり、これらの問題を解決することが望まれていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ブラケットの取り付けスペースが不要で、装置の設置スペースを小さくすることができ、ベアリングの破損、短寿命化を防止しつつ、簡便な構成で使用期間に拘わらず減速機及び電動モータ等の駆動部の振動を防止することができる粉砕機及び駆動部の取り付け方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る粉砕機は、横置された回転軸の両端部に2つの固定側壁を離隔して配置し、前記回転軸に平行に配置された固定刃と前記回転軸に固定された回転刃との協働により被処理物を粉砕する粉砕機において、一方の固定側壁の外側に配置され、前記回転軸を駆動する駆動部と、前記一方の固定側壁の外側に前記回転軸に平行に垂設された軸部材と、該軸部材が遊挿される挿通孔が形成され、前記一方の固定側壁と前記駆動部との間に配置された該駆動部を固設する固設板と、前記軸部材と挿通孔内壁との間に内挿され、該軸部材に対して挿通孔内壁が前記回転軸の回りに沿って該回転軸の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢して前記駆動部の振動を防止する防振部材とを備え、前記軸部材は、前記固設板の板厚より長く、前記挿通孔より縮径の円筒部と、該円筒部の一端側に周設され、前記挿通孔より拡径の鍔部とを有し、前記円筒部の外周面の一部に、挿通孔内壁との離隔寸法を大きくすべく切欠面を形成してあり、前記円筒部を前記挿通孔に挿通して該円筒部の他端側を固定側壁に当接した状態で前記軸部材を前記一方の固定側壁に固定してあり、前記防振部材は、前記切欠面と挿通孔内壁との間で着脱可能にしてあり、前記軸部材を固定側壁に固定する場合、前記軸部材を軸回りに回動して前記円筒部の切欠面を除く外周面と挿通孔内壁との間で前記防振部材を装着するようにしてあることを特徴とする。
発明に係る粉砕機は、第1発明において、挿通孔内壁の一部に前記防振部材を係止する係止部を備えることを特徴とする。
発明に係る粉砕機は、第1発明又は第2発明において、前記防振部材は、コイルばね又は板ばねを含むことを特徴とする。
第4発明に係る駆動部の取り付け方法は、回転軸の軸方向に対して垂直に配置され、該回転軸を支承する固定側壁の外側に前記回転軸に平行に軸部材を垂設し、前記軸部材が遊挿される挿通孔が形成され、前記回転軸を駆動する駆動部に固設した固設板を前記固定側壁と前記駆動部との間に配置して該駆動部を取り付ける取り付け方法において、前記固設板の板厚より長く、前記挿通孔より縮径の円筒部と、該円筒部の一端側に周設され、前記挿通孔より拡径の鍔部とを有する前記軸部材の前記円筒部の外周面の一部に、挿通孔内壁との離隔寸法を大きくすべく切欠面を形成し、前記円筒部を前記挿通孔に挿通して該円筒部の他端側を前記固定側壁に当接した状態で前記軸部材を前記固定側壁に固定する場合、前記切欠面と挿通孔内壁との間で着脱可能な防振部材を前記切欠面と挿通孔内壁との間に装着し、前記軸部材を軸回りに回動して前記円筒部の切欠面を除く外周面と挿通孔内壁との間に前記防振部材を内挿して、前記軸部材に対して挿通孔内壁が前記回転軸の回りに沿って該回転軸の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢して前記駆動部の振動を防止することを特徴とする。
第1発明及び第発明にあっては、回転軸を駆動する駆動部を一方の固定側壁の外側に配置し、一方の固定側壁の外側に回転軸に平行に軸部材を垂設している。軸部材が遊挿される挿通孔が形成され、駆動部を固設する固設板(トルクアーム)を一方の固定側壁と駆動部との間に配置する。軸部材に対して挿通孔内壁が回転軸の回りに沿って回転軸の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢して駆動部の振動を防止する防振部材を軸部材と挿通孔内壁との間に内挿する。回転軸が回転して被処理物を粉砕する場合、回転軸及び回転軸を駆動する駆動部には、回転軸の回転方向と反対方向のトルクが発生する。このため、駆動部を固設する固設板には、回転軸の回りに回転方向と反対方向のトルクが作用する。固設板は、挿通孔を通じて軸部材を遊挿しているため、固設板に作用したトルクにより、固設板の挿通孔内壁は、軸部材に圧接する。この場合、軸部材に圧接する圧接面は、回転軸の回りに沿った回転軸の回転方向側の挿通孔内壁である。
被処理物の粉砕状況の変化により、回転軸に加わる負荷に変動が生じ、例えば、負荷が軽くなった場合、回転軸の回転方向と反対方向のトルクが小さくなるように変動する。このため、固設板に作用していた回転軸の回転方向と反対方向のトルクが減少し、その反作用により、固設板には、回転軸の回りに沿って回転軸の回転方向にトルクが作用する。このため、軸部材に圧接していた挿通孔内壁は、回転軸の回りに沿って回転軸の回転方向に急激に離反しようとする。防振部材は、軸部材に対して挿通孔内壁が回転軸の回りに沿って回転軸の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢しているため、防振部材の付勢力により、固設板の回転軸の回りに沿って回転軸の回転方向への移動を抑制する。これにより、駆動部に固設された固設板が回転軸の軸方向及び軸径の方向に揺動する余裕を保持しつつ、駆動部の振動を防止することができる。また、ウレタンゴムの経年変化による影響を無くし、ブラケットの取り付けスペースも不要となり、簡便な構成にすることができるとともに、装置の設置スペースを小さくすることができる。
また、軸部材は、固設板の板厚より長く、挿通孔より縮径の円筒部と、円筒部の一端側に周設され、挿通孔より拡径の鍔部とを有し、円筒部を挿通孔に挿通して円筒部の他端側を固定側壁に当接した状態で一方の固定側壁に固定する。防振部材は、挿通孔内壁と円筒部の外周面との間に内挿される。防振部材を挿通孔内壁と円筒部の外周面との間に内挿する構成であるため、例えば、挿通孔内壁と円筒部の外周面との離隔寸法を一定にすることで、常に所定の付勢力を付与することができ、作業者の作業による押圧力のばらつきを解消するとともに、押圧力の調整作業を不要にすることができる。
さらに、円筒部の外周面の一部に、挿通孔内壁との離隔寸法を大きくすべく切欠面を形成し、切欠面と挿通孔内壁との間で防振部材を着脱可能にしてある。軸部材を固定側壁に固定する場合、切欠面と挿通孔内壁との間に防振部材を挿入し、軸部材を軸回りに回動して、円筒部の切欠面を除く外周面と挿通孔内壁との間に防振部材を装着する。切欠面を除く外周面と挿通孔内壁との離隔寸法は、切欠面と挿通孔内壁との離隔寸法より小さいため、防振部材を確実に装着することができる。これにより、軸部材を回動させるだけで防振部材の着脱を容易に行うことができる。
発明にあっては、係止部は、挿通孔内壁の一部で防振部材を係止する。係止部の形状は、防振部材の形状に応じて適宜設定することができる。係止部を備えることにより、防振部材を所定の位置に確実に装着することができる。
発明にあっては、防振部材は、コイルばね又は板ばねを含む。軸部材と固設板との間で所定の方向に付勢力を付与することができるものであれば、他の弾性体部材であってもよい。これにより、経年変化による付勢力の変化を最小限にすることができ、また、ウレタンゴムを取り付ける必要がなく、ウレタンゴムの経年変化による影響により使用期間が長くなった場合に振動が生じやすくなるという問題を解消することができる。
第1発明及び第発明にあっては、回転軸を駆動する駆動部を一方の固定側壁の外側に配置し、一方の固定側壁の外側に回転軸に平行に軸部材を垂設している。軸部材が遊挿される挿通孔が形成され、駆動部を固設する固設板を一方の固定側壁と駆動部との間に配置する。軸部材に対して挿通孔内壁が回転軸の回りに沿って回転軸の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢して駆動部の振動を防止する防振部材を軸部材と挿通孔内壁との間に内挿することにより、駆動部に固設された固設板が回転軸の軸方向及び軸径の方向に揺動する余裕を保持しつつ、駆動部の振動を防止することができる。また、ウレタンゴムの経年変化による影響を無くし、ブラケットの取り付けスペースも不要となり、簡便な構成にすることができるとともに、装置の設置スペースを小さくすることができる。
また、軸部材は、固設板の板厚より長く、前記挿通孔より縮径の円筒部と、円筒部の一端側に周設され、挿通孔より拡径の鍔部とを有し、円筒部を挿通孔に挿通して円筒部の他端側を固定側壁に当接した状態で一方の固定側壁に固定し、防振部材を、挿通孔内壁と円筒部の外周面との間に内挿することにより、常に所定の付勢力を付与することができ、作業者の作業による押圧力のばらつきを解消するとともに、押圧力の調整作業を不要にすることができる。
さらに、円筒部の外周面の一部に、挿通孔内壁との離隔寸法を大きくすべく切欠面を形成してあり、切欠面と挿通孔内壁との間で防振部材を着脱可能にしてあり、軸部材を固定側壁に固定する場合、軸部材を軸回りに回動して円筒部の切欠面を除く外周面と挿通孔内壁との間で防振部材を装着することにより、軸部材を回動させるだけで防振部材の着脱を容易に行うことができる。
発明にあっては、挿通孔内壁の一部に防振部材を係止する係止部を備えることにより、防振部材を所定の位置に確実に装着することができる。
発明にあっては、防振部材は、コイルばね又は板ばねを含むことにより、経年変化による付勢力の変化を最小限にすることができ、また、ウレタンゴムを取り付ける必要がなく、ウレタンゴムの経年変化による影響により使用期間が長くなった場合に振動が生じやすくなるという問題を解消することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る粉砕機の上面から見た要部模式図である。図中、1は中央部が開口した金属製の支持台である。支持台1の上面には、適長離隔した1対の金属製の固定側壁2、2を対設してあり、固定側壁2、2の両側部には、1対の金属製の揺動側壁3、3が固定側壁2、2で挟まれるように配置してあり、固定側壁2、2、及び揺動側壁3、3によりケーシングを構成している。
一方の固定側壁2の略中央部には、軸受(ベアリング)16が取り付けられてあり、他方の固定側壁2の略中央部には、軸受(ベアリング)10が取り付けられ、後述する回転軸が両軸受10、16で固定側壁2、2の間に軸架されている。軸受16に当接して電動モータ(不図示)を備える減速機11が配置されている。電動モータのモータ軸の回転は、減速機11内部に設けられたギア部を通じて出力軸(不図示)に連動するようにしてあり、出力軸は減速機11内部に離隔して配置された1対の軸受(ベアリング)で軸架されるとともに、回転軸に嵌合され、電動モータのモータ軸の回転により、回転軸は所定の方向に回転する。
減速機11の固定側壁2側の側面には、略矩形状の固設板(トルクアーム)18が、少なくとも2箇所において、ボルト(不図示)で締着されている。固設板18の所定位置には、略円筒状の軸部材17が遊挿可能な挿通孔18aを形成している。一方の固定側壁2の端部下側には、略円筒状であって内側に雌螺子が螺刻された取付部15を設けてあり、軸部材17を固設板18の挿通孔18aに挿通し、軸部材17の他端を取付部15の端面に当接し、軸部材17の一端からボルト(不図示)を挿通し、ボルトを雌螺子に螺嵌して固設板18を一方の固定側壁2に取り付ける。
固定側壁2、2、及び揺動側壁3、3で囲まれる空間には、回転軸に嵌装された粗砕刃4、4、粉砕刃6、6、6が収容される。粗砕刃4、4は回転方向に向かって先端部(刃先部)が湾曲したアーム状をなし回転軸の軸方向に適長離隔して配置されている。粉砕刃6、6、6は、固定側壁2と粗砕刃4との間、及び粗砕刃4、4の間に配置され、回転軸方向に所定の間隔で環状溝が形成され、隣接する環状溝間の環状突起部の外周面を鋸歯状に形成している。
揺動側壁3、3は、後述するように回転軸に平行な揺動軸の回りに揺動可能であり、揺動側壁3、3を開くことにより、ケーシングは上向きに開口される。一方の揺動側壁3の内側には、各粗砕刃4、及び各粉砕刃6との協働により被処理物(スプルランナ)を粉砕するための矩形の板状の第1固定刃7a、…、及び第2固定刃7bで構成される固定刃7が、内側に向かって下方向に傾斜するように固定されている。
第1固定刃7aは、長手方向の寸法が粉砕刃6の軸方向の寸法と略同一であり、長辺側の一方の縁部は、粉砕刃6の刃先と噛み合うように凹凸状に形成された歯部を有し、ボルト9、…で揺動側壁3の内側に固定されている。また、第1固定刃7aの短辺側であって粗砕刃4と近接する縁部には、粗砕刃4との協働により被処理物を粉砕する歯部を形成している。
第2固定刃7bは、長手方向の寸法が揺動側壁3の軸方向の寸法と略同一であり、長辺側の一方の縁部であって、粗砕刃4と近接する箇所には、粗砕刃4との協働により被処理物を粉砕する歯部を形成している。第2固定刃7bは、ボルト(不図示)により第1固定刃7a、…の長辺側の他方の縁部に当接するように揺動側壁3の内側に固定されている。
揺動側壁3の内側であって固定刃7の下側には、粗砕刃4、4で粗砕され、所定の大きさに粉砕されていない被処理物が排出されることを防止するため、後述する粗砕刃カバーが設けられている。粗砕刃カバーは、粗砕刃4、4の回転軌道を覆うように内側に円弧状の溝加工が施されている。
他方の揺動側壁3の内側には、粉砕刃6、6、6で所定の大きさ(粒形状)に粉砕された粉砕片を掻き落とし、ケーシングの下側の排出口(不図示)へ排出するための略矩形の板状のスクレーパ5が、ボルト8、8、8により内側に向かって下方向に傾斜するように固定されている。
スクレーパ5は、粗砕刃4、4が回転する部分に矩形状の切り込みを形成してあり、長辺側の一方の縁部であって、粉砕刃6、6、6と近接する箇所には、粉砕刃6の刃先と噛み合うように凹凸状に形成された掻き落とし部を形成している。
揺動側壁3の内側であってスクレーパ5の下側には、粗砕刃4、4で粗砕され、未だ所定の大きさに粉砕されていない被処理物が排出されることを防止するため、粗砕刃カバーが設けられている。粗砕刃カバーは、粗砕刃4、4の回転軌道を覆うように内側に円弧状の溝加工が施されている。両方の揺動側壁3、3を閉じた場合、各粗砕刃カバーは、一端部でお互いに当接して、粗砕刃4、4の回転軌道を覆う空間を形成し、未粉砕の被処理物が排出されることを防止する。
各固定側壁2、及び各揺動側壁3で構成されるケーシンングの4隅には、揺動側壁3、3を固定側壁2、2に固定するため一面がテーパ状のロック部材13、…が取り付けられるようになっており、テーパ状の一面で固定側壁2、揺動側壁3の端部を挟み込み、ロック部材13に螺合したレバー12を締め付けることにより、揺動側壁3、3を固定側壁2、2に固定する。各揺動側壁3は、揺動側壁3に固定されたハンドル14を持って開閉することができる。
被処理物を粉砕する場合、レバー12を締め付けることにより、揺動側壁3、3を固定側壁2、2に固定する。ケーシングの上部に配置された投入ホッパー(不図示)に被処理物を投入し、減速機11の電源をオンにすると、回転軸が所定の回転数で回転し、粗砕刃4、粉砕刃6が回転する。回転方向は、粗砕刃4、及び粉砕刃6が上側から下側に向かって固定刃7と噛み合うとともに、下側から上側に向かってスクレーパ5と噛み合う方向である。
これにより、被処理物は、まず粗砕刃4と固定刃7との協働により粗砕され、粉砕刃6に食い込み易い大きさに細断される。粗砕された被処理物は、粉砕刃6と第1固定刃7aとの協働により所定の大きさの粉砕片に粉砕され、粉砕刃6の回転に伴ってケーシングの下側に送られ、排出口(不図示)から排出される。また、所定の大きさに粉砕された粉砕片のうち、静電気で粉砕刃6の側面に付着したものは、粉砕刃6とスクレーパ5との協働によりスクレーパ5の下面で掻き落とされ、排出口(不図示)から排出される。
図2は本発明に係る粉砕機の側面から見た要部模式図である。なお、図2では要部のみを示す。図に示すように、固定側壁2の略中央部に回転軸60が軸架されてあり、回転軸60には、粗砕刃4、粉砕刃6が所定の位置で嵌装されている。なお、粗砕刃4、粉砕刃6は複数嵌装されているが、図では1つのみ示している。一方の揺動側壁3の内側上面には、回転軸60の方向に向かって下方向に傾斜して固定刃7が固定されてあり、回転軸60は、図中矢印「A」で示す方向に回転する。
減速機11は、出力軸(不図示)が回転軸60に嵌合され、減速機11の筐体側面が軸受16に当接するように配置され、固設板18に形成された取付孔18c、18cにおいて、ボルト(不図示)で減速機11と固設板18とが固定されている。固設板18が取り付けられた状態で、固設板18の端部下側に位置する箇所には、挿通孔18aを形成してあり、挿通孔18aの内壁の一部に矩形状の溝部18b(係止部)を形成している。溝部18bの深さ方向は、水平方向に対して略45度下向きの方向であって、回転軸60の回転方向に沿って回転方向と反対の方向である。溝部18bには、コイルばね20を装着する。
軸部材17は、ボルト孔17aが形成された略円筒状であって、挿通孔18aに挿通された状態で、固定側壁2に固定している。挿通孔18aの内径、及び軸部材17の外径は、軸部材17が挿通孔18aに挿通された状態で所定の離隔寸法(例えば、1mm、2mmなど)が確保できるように設定することができる。軸部材17の外周面の一部には、切欠面17b(平面に限定されず、曲面であってよい)が形成されてあり、軸部材17を固定する際に、切欠面17bと溝部18bとを位置合わせすることにより、コイルばね20の着脱を容易にすることができる。
軸部材17を固定側壁2に固定した状態では、コイルばね20は、溝部18bと軸部材17の切欠面17bを除く外周面との間で装着され、軸部材17に対して挿通孔18aの内壁(溝部18b)が回転軸60の回りに沿って回転軸60の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢する。コイルばね20のばね定数を適宜の値に設定することで、付勢力を所要の値に設定することができる。
図3は軸部材17及び固設板18の取り付け状態を示す要部断面図である。図に示すように、軸部材17は、固設板18の板厚より長く(例えば、2mm程度)、挿通孔18aより縮径(例えば、2mm程度)の円筒部17cと、円筒部17cの一端側に周設され、挿通孔18aより拡径の鍔部17dとを有する。円筒部17cを挿通孔18aに挿通して円筒部17cの他端側を固定側壁2の取付部15に当接した状態で、軸部材17をボルト21で固定側壁2に固定する。これにより、減速機11に固設された固設板18は、回転軸60の軸方向及び軸径の方向に揺動する余裕を保持することができる。
図4は軸部材17及び固設板18の取り付け時の状態を示す分解斜視図である。図に示すように、溝部18bにコイルばね20を挿入し、円筒部17cの切欠面17bと溝部18bとの位置を合わせた状態で軸部材17の円筒部17cを挿通孔18aに挿通し、円筒部17cの端部を取付部15の端面に当接した状態で、スパナ等で鍔部17dを挟持し、軸部材17を所定角度回転させ、ボルト孔17aにボルト21を通して締め付ける。これにより、コイルばね20は、所定の付勢力を有して、軸部材17に対して減速機11が固設された固設板18を支持する。
図5は粉砕機の動作時における固設板18の状態を示す説明図である。図5(a)は、被処理物を粉砕している状態で、比較的重負荷がかかっている場合を示す。回転軸60は、図中の矢印「A」の方向に回転している。この場合、回転軸60、回転軸60に嵌合された出力軸を介して減速機11には、回転軸60の回転方向と反対方向にトルクが発生している。このトルクにより、減速機11を固設している固設板18には、図中の矢印「B」に示す方向にトルクが作用し、固設板18の挿通孔18aの内壁18dは軸部材17(円筒部17c)を圧接する。矢印「B」で示すトルクの方向は、挿通孔18a及び軸部材17の位置に拘わらず、回転軸60の軸中心と軸部材17の軸中心を結ぶ仮想平面に垂直であって、回転軸60の回転方向と反対方向である。
この場合において、被処理物の粉砕状況の変化により、回転軸60に加わる負荷に変動が生じ、例えば、軽負荷になった場合(図5(b)参照)、回転軸60の回転方向と反対方向のトルクが小さくなるように変動する。このため、固設板18に作用する回転軸60の回転方向と反対方向のトルク(図中、矢印「B」の方向のトルク)が減少し、その反作用により、固設板18には、回転軸60の回りに沿って回転軸60の回転方向(図中、矢印「C」の方向)にトルクが作用する。このため、軸部材17に圧接していた挿通孔18aの内壁18dは、回転軸60の回りに沿って回転軸60の回転方向に急激に離反しようとする。コイルばね20は、軸部材17に対して挿通孔18aの内壁18dが回転軸60の回りに沿って回転軸60の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢しているため、コイルばね20の付勢力により、固設板18の回転軸60の回りに沿った移動を抑制することができる。これにより、粉砕時の負荷変動により、減速機11及び固設板18に変動トルクが作用した場合でも、減速機11及び固設板18はコイルばね20の付勢力により、振動することを防止できる。これにより、減速機11のみならず、減速機11に取り付けられた電動モータ等の振動も防止することができる。
減速機11の振動を防止するための防振部材は、コイルばね20に限定されるものではなく、他の弾性部材を用いることができる。例えば、所要の形状に形成した板ばねを用いることもできる。
図6は板ばねを用いた例を示す説明図である。この場合、挿通孔18aには、溝部を設けていない。挿通孔18aの内壁と軸部材17の円筒部17cの外周面との間に所定の形状(例えば、波板状)に形成した板ばね22を挿入している。板ばね22は、軸部材17に対して挿通孔18aの内壁が回転軸60の回りに沿って回転軸60の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢する。板ばね22を着脱する場合には、上述の例と同様に、軸部材17の切欠面17bと挿通孔18aの隙間に板ばね22を挿入し、軸部材17を所定角度回転させて、板ばね22を挿通孔18aの内壁と円筒部17cの切欠面17bを除く外周面との間に装着する。なお、挿通孔18aの内壁であって、板ばね22が当接する箇所に、板ばね22の移動を規制するように係止部(例えば、突条部、凹部、凸部など)を形成することもできる。
図7は板ばねを用いた他の例を示す説明図である。この場合、軸部材17の外周面に切欠面17bを設けていない。軸部材17は、円筒部17cの端部の外周面を端部側に向かって縮径するようにテーパ状に形成してある。挿通孔18aの内壁には、所定の形状に形成した板ばね23を係止する突起部を形成してあり、挿通孔18aの内壁と軸部材17の円筒部17cの外周面との間に板ばね23を挿入している。板ばね23は、軸部材17に対して挿通孔18aの内壁が回転軸60の回りに沿って回転軸60の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢する。板ばね23を装着する場合には、挿通孔18aの所定の位置に板ばね23を配置し、軸部材17の円筒部17cのテーパ状部分を板ばね23に押し込むことにより、板ばね23を挿通孔18aの内壁と円筒部17cの外周面との間に装着する。
以上説明したように、本発明にあっては、減速機11に固設された固設板18が回転軸60の軸方向及び軸径の方向に揺動する余裕を保持しつつ、減速機11の振動を防止することができる。また、ウレタンゴムの経年変化による影響を無くし、ブラケットの取り付けスペースも不要となり、簡便な構成にすることができるとともに、装置の設置スペースを小さくすることができる。また、常に所定の付勢力を付与することができ、作業者の作業による押圧力のばらつきを解消するとともに、押圧力の調整作業を不要にすることができる。また、軸部材17を軸回りに回すだけでコイルばね20又は板ばね22、23の着脱を容易に行うことができる。また、軸部材17を挿入しやすくて、固設板18の取り付けを容易にすることができる。また、コイルばね20又は板ばね22、23を所定の位置に確実に装着することができる。さらに、経年変化による付勢力の変化を最小限にすることができ、また、ウレタンゴムを取り付ける必要がなく、ウレタンゴムの経年変化による影響により使用期間が長くなった場合に振動が生じやすくなるという問題を解消することができる。
上述の実施の形態では、粉砕機の例について説明したが、減速機が取り付けられる装置は、粉砕機に限定されるものではなく、減速機を取り付ける構造の電気機器であれば、本発明を適用することにより、減速機の振動を防止することができる。また、電気機器に備えられた回転軸を駆動する駆動モータ、減速機などの駆動部の振動を防止することができる。
上述の実施の形態において、固設板(トルクアーム)の形状は一例であって、これに限定されるものではなく、固設板を取り付ける装置の形状あるいは減速機の筐体構造に応じて形状を変更することができる。また、軸部材及び挿通孔の位置も、上述の例に限定されるものではない。この場合、コイルばね又は板ばねの装着位置は、軸部材の固定位置に応じて変化するが、いずれの場合でも、オイルばね又は板ばねの付勢力の方向は、軸部材に対して挿通孔の内壁が回転軸の回りに沿って回転軸の回転方向と反対の方向へ離反する方向に設定することができる。
上述の実施の形態では、コイルばね又は板ばねを用いる構成であったが、コイルばね又は板ばねの形状、ばね定数は適宜設定することができることはいうまでもない。また、防振部材は、コイルばね、板ばねに限定されるものではなく、軸部材と挿通孔内壁との間の所定位置であって、所定の方向に付勢力を付与することができるものであれば、どのような部材であってもよい。例えば、皿ばね、耐久性の高い合成樹脂性のパッキンなどを使用することができる。
軸部材の円筒部に形成された切欠面は、一例であって、これに限定されるものではなく、コイルばね等の着脱を容易にすることができる形状であれば、どのような形状であってもよい。
本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明に係る粉砕機の上面から見た要部模式図である。 本発明に係る粉砕機の側面から見た要部模式図である。 軸部材及び固設板の取り付け状態を示す要部断面図である。 軸部材及び固設板の取り付け時の状態を示す分解斜視図である。 粉砕機の動作時における固設板の状態を示す説明図である。 板ばねを用いた例を示す説明図である。 板ばねを用いた他の例を示す説明図である。
符号の説明
1 支持台
2 固定側壁
3 揺動側壁
4 粗砕刃
5 スクレーパ
6 粉砕刃
7 固定刃
11 減速機
15 取付部
17 軸部材
17b 切欠面
17c 円筒部
17d 鍔部
18 固設板
18a 挿通孔
18b 溝部
18c 取付孔
20 コイルばね
22、23 板ばね
60 回転軸

Claims (4)

  1. 横置された回転軸の両端部に2つの固定側壁を離隔して配置し、前記回転軸に平行に配置された固定刃と前記回転軸に固定された回転刃との協働により被処理物を粉砕する粉砕機において、
    一方の固定側壁の外側に配置され、前記回転軸を駆動する駆動部と、
    前記一方の固定側壁の外側に前記回転軸に平行に垂設された軸部材と、
    該軸部材が遊挿される挿通孔が形成され、前記一方の固定側壁と前記駆動部との間に配置された該駆動部を固設する固設板と、
    前記軸部材と挿通孔内壁との間に内挿され、該軸部材に対して挿通孔内壁が前記回転軸の回りに沿って該回転軸の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢して前記駆動部の振動を防止する防振部材と
    を備え
    前記軸部材は、
    前記固設板の板厚より長く、前記挿通孔より縮径の円筒部と、
    該円筒部の一端側に周設され、前記挿通孔より拡径の鍔部と
    を有し、
    前記円筒部の外周面の一部に、挿通孔内壁との離隔寸法を大きくすべく切欠面を形成してあり、
    前記円筒部を前記挿通孔に挿通して該円筒部の他端側を固定側壁に当接した状態で前記軸部材を前記一方の固定側壁に固定してあり、
    前記防振部材は、
    前記切欠面と挿通孔内壁との間で着脱可能にしてあり、
    前記軸部材を固定側壁に固定する場合、前記軸部材を軸回りに回動して前記円筒部の切欠面を除く外周面と挿通孔内壁との間で前記防振部材を装着するようにしてあることを特徴とする粉砕機。
  2. 挿通孔内壁の一部に前記防振部材を係止する係止部を備えることを特徴とする請求項1に記載の粉砕機。
  3. 前記防振部材は、
    コイルばね又は板ばねを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉砕機。
  4. 回転軸の軸方向に対して垂直に配置され、該回転軸を支承する固定側壁の外側に前記回転軸に平行に軸部材を垂設し、前記軸部材が遊挿される挿通孔が形成され、前記回転軸を駆動する駆動部に固設した固設板を前記固定側壁と前記駆動部との間に配置して該駆動部を取り付ける取り付け方法において、
    前記固設板の板厚より長く、前記挿通孔より縮径の円筒部と、該円筒部の一端側に周設され、前記挿通孔より拡径の鍔部とを有する前記軸部材の前記円筒部の外周面の一部に、挿通孔内壁との離隔寸法を大きくすべく切欠面を形成し、
    前記円筒部を前記挿通孔に挿通して該円筒部の他端側を前記固定側壁に当接した状態で前記軸部材を前記固定側壁に固定する場合、前記切欠面と挿通孔内壁との間で着脱可能な防振部材を前記切欠面と挿通孔内壁との間に装着し、
    前記軸部材を軸回りに回動して前記円筒部の切欠面を除く外周面と挿通孔内壁との間に前記防振部材を内挿して、前記軸部材に対して挿通孔内壁が前記回転軸の回りに沿って該回転軸の回転方向と反対の方向へ離反するように付勢して前記駆動部の振動を防止することを特徴とする駆動部の取り付け方法。
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