JP3971894B2 - 自動照明リモコン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、家電メーカーおよび型式が異なるタイプの照明器具に対応できる新規な自動照明リモコンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より家電メーカー各社は、あらゆる電気製品にこれを遠隔操作するリモートコントローラ(以下、リモコンという)を添付して販売している。また、これらの電化製品の操作は、当然のことながら家電メーカー各社専用の命令信号(リモコンコード)を送信することによって行われている。したがって、ある家電メーカーのリモコンを用いて他の家電メーカーの電気製品を制御することはできなかった。
【0003】
ところで、従来より各家電メーカーのテレビやビデオのリモコンコードを記憶させて、これを選択することにより各家電メーカーのテレビやビデオを制御することができる万能リモコンと呼ばれるリモコンが実用化されている。また、この万能リモコンに特定の照明器具に対応させるための機能を付加させたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いわゆる万能リモコンのリモコンコードを設定する動作(以下、プリセット操作という)は複雑で煩わしいものであった。すなわち、プリセット操作は、例えば使用者が最初に万能リモコンに添付している各電気製品のリモコンコードの対応表を見ながらテレビやビデオのチャンネル設定用のテンキー等を操作して幾つかのメーカー識別コードを入力する必要があった。
【0005】
前記リモコンコードの対応表は例えば「○○社の平成元年〜平成4年に製造のビデオ」に対応するメーカー識別コードは「123」といった具合に、使用者にとって分かりづらいものであった。同様に、天井に取り付けられた照明器具のメーカーを確認することが煩わしいだけでなく、その製造年度を確認するためには保証書や説明書などを探し出す必要がある。
【0006】
また、使用者によってはテンキーや多数のキーを見ただけで難しいという先入観があって、万能リモコンの操作を最初から諦める傾向がある一方、キーの数が少なければ前記プリセット操作が行えないというジレンマがあった。さらに、プリセット操作にはメーカー識別コードを入力する必要があるので、各電気製品のリモコンコードの対応表を汚したり、紛失することにより、プリセット操作が行えなくなる可能性もあった。
【0007】
一方、近年は使用者がより簡単に電気製品を制御できるように、照明器具用などの比較的簡単な電気製品の制御を行なうリモコンには、リモコンに多数のキーを設けるのではなく、1〜3個程度のキーを設けたものが多くなっている。つまり、照明器具の場合は一つの順送りボタンの操作で一つのリモコンコードを送信するごとに、例えば『全灯』→『減灯』→『豆灯』→『消灯』→『全灯』…のサイクルで照明器具を制御可能とするような、順送り制御を行ういわゆるサイクル式照明器具が多くなっている。ところが、前記サイクル式照明器具を操作するときは、例えば全灯状態にある照明器具を消灯させるためには前記順送りボタンを3回押し操作する必要があり、これが煩わしい場合があった。
【0008】
本発明は、上述の事柄を考慮に入れてなされたものであって、少ないボタンを有するだけで家電メーカーおよび型式が異なるタイプの照明器具に容易に対応できると共に、人の動きに合わせて照明器具を制御する機能を強化した自動照明リモコンを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の自動照明リモコンは、一つのリモコンコードの受信に伴って少なくとも点灯制御および消灯制御可能である照明器具に対応するリモートコントローラであって、形式が異なる各種の照明器具に対応する複数のリモコンコードを集めてなるリモコンコードライブラリ及びそのリモコンライブラリから選択された一つのリモコンコードを記憶する記憶部と、人体からの赤外線を検知する人体検知部と、操作するたびに前記記憶部に記憶され選択された一つのリモコンコードを送信する第1ボタンと、操作した時点から所定の遅れ時間を設けて照明器具を自動消灯させるとともに、当該リモートコントローラを前記人体検知部による人体の検知を待ち受ける自動照明モードに設定する第2ボタンとを有し、自動照明モードでは、前記人体検知部が人体を検知したときには、照明器具を自動点灯させるために必要なリモコンコードを送信し、また、前記人体検知部が最後に人体を検知した時点から消し忘れ防止設定時間を計数してその間に人体を検知しなかったときには、照明器具を自動消灯させるために必要なリモコンコードを送信し、さらに、前記消し忘れ防止設定時間の間に前記人体検知部が人体を検知したときには、前記消し忘れ防止設定時間の計数を元に戻して前記人体検知部による人体の検知を待ち受ける動作を繰り返すような制御を行う消し忘れ防止機能を有するリモコン制御部を設けていることを特徴としている。
【0010】
前記構成の自動照明リモコンを用いることにより、第2ボタンを1回操作するだけで、使用者が第2ボタンを操作した時点から数えて数秒〜数十秒程度の短い時間を経た後に照明器具を自動消灯させることができ、その後の自動照明モードでは人体検知部が人体を検知した時点で照明器具を自動点灯させることができる。すなわち、使用者は第2ボタンを1回だけ押してから就寝したり、退室することにより、就寝または退室動作をするための短い時間だけ明かりを確保して照明器具を自動消灯させることが可能となり、人が全くいない状態における照明器具の不要な点灯を避けることにより、照明器具の消し忘れ防止を確実に行うことができる。
【0011】
本発明の自動照明リモコンにおいて、前記照明器具を消灯させるために必要なリモコンコードが、前記一つのリモコンコードを必要な回数だけ続けて送信されるものとすることにより、照明器具を確実に消灯制御することができる。
【0012】
また、本発明の自動照明リモコンにおいて、操作することにより前記記憶部のリモコンライブラリに記憶されている複数のリモコンコードを切換え可能とする設定ボタンを有し、この設定ボタンを操作しながら前記第1ボタンを操作することにより前記複数のリモコンコードを順次切換えながら送信するリモコンコード設定機能を備えている場合には、使用者はリモコンコードを切換ながら切り換えられたリモコンコードが制御対象である照明器具に対応するものかどうかを確認することができ、リモコンコードのプリセット操作を僅か2つのボタン操作によって極めて簡単に行うことができる。
【0013】
さらに、本発明の自動照明リモコンにおいて、操作することにより照明器具を自動消灯させるために必要なリモコンコードの送信回数を設定可能とする設定ボタンを有し、この設定ボタンを操作しながら前記第2ボタンを操作する度にリモコンコードを送信すると共にその送信回数を計数することにより点灯状態の照明器具を自動消灯させるために必要なリモコンコードの送信回数を設定可能とするサイクル数設定機能を備えている場合には、使用者は照明器具の操作のサイクル数に合わせたリモコンのプリセット操作を僅か2つのボタン操作によって極めて簡単に行うことができる。
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
図1,2は、本発明の自動照明リモコンの構成の一例を示す全体図である。図1,2において、1は自動照明リモコン、2はこの自動照明リモコン1による制御対象となる照明器具である。
【0016】
本例の自動照明リモコン1は、照明器具2に所定のリモコンコードSxを送信すると共にリモコン1の各部の制御を行うリモコン制御部3と、照明器具2を制御するためのリモコンコードSxを含めたリモコンコードS1 ,…を記憶する記憶部4と、人体Hからの赤外線L1 を検知する人体検知部5と、各種入力ボタン6a,6b,6cを有するキーボード6と、周囲照度を計測する照度センサ7と、前記リモコンコードSxを近赤外線L2 にして発光する発光ダイオード8と、自動照明リモコン1の状態を表示する表示LED9とを有している。
【0017】
なお、発光ダイオード8は自動照明リモコン1を水平面に載置した状態および壁面に取り付けた状態で斜め45°上方向を中心に波長約0.7〜1.3μmの近赤外線L2 を放射するように実装されることにより、照明器具2に対してより良く近赤外線L2 が届くように構成されている。
【0018】
一方、照明器具2は各家電メーカーで任意の構成を有するが、例えば前記近赤外線L2 の受光素子2aと、受信した近赤外線L2 のリモコンコードSxを受信する受信部2bと、蛍光灯や豆灯などの発光体2cと、前記リモコンコードSxの受信に伴って発光体2cに供給する電力を調節する電力制御部2dとを有している。電力制御部2dによる制御は例えば全灯状態と、減灯状態と、豆灯状態および消灯状態があり、本例の照明器具2の場合は、4サイクルの順送り制御を行っている。
【0019】
前記記憶部4には、例えば各家電メーカーの照明器具2に対応するための各種のリモコンコードS1 ,S2 …を集めてなるリモコンコードライブラリ4aを記憶すると共に、この自動照明リモコン1によって選択された一つのリモコンコードSxを記憶するチャンネル設定4bと、制御対象となる照明器具2のステップ数を記憶するステップ設定4cと、後述する自動照明モードにおける照明器具2の点灯時間T2 を示す切り忘れ防止タイマー設定4dとを記憶する。
【0020】
なお、記憶部4はフラッシュメモリやバックアップ電源を設けたメモリなどの不揮発性を有するメモリであることが望ましく、特にリモコンコードライブラリ4aはROMに焼き付けていることが望ましい。一方、各種設定4b,4c,4dは制御部3によって書換え可能である必要がある。
【0021】
前記人体検知部5は、例えば人体Hが放射する波長約10μmの赤外線L1 をフレネルレンズ5aを介して入射してこれを検知するパイロセンサ5bと、このパイロセンサ(人体検知センサ)5bからの出力信号の例えば0.5〜5Hzの周波数の信号だけを増幅してこれが一定値以上になったことにより、人体検知を行なう人体検知回路5cとを有している。
【0022】
また、前記キーボード6は自動照明リモコン1のプリセット操作を行うためのプリセットボタン(設定ボタン)6aと、操作するたびに前記記憶部3に選択され記憶した一つの照明器具2のリモコンコードSxを送信する順送りボタン(第1ボタン)6bと、操作した時点から所定の遅れ時間T1 (後に詳述する)を経過後に後述するステップ数の回数だけリモコンコードSxを送信して照明器具2を自動消灯させると共に自動照明リモコン1を前記人体検知部5による人体の検知を待ち受ける自動照明モードに設定するオートボタン(第2ボタン)とからなっている。
【0023】
前記照度センサ7にはその光入射窓を塞ぐための遮光シール7aを設けている。つまり、この遮光シール7aを取り外すことにより、周囲照度が所定値以上のときには、たとえ自動照明リモコン1が自動照明モードに設定されていたとしても、人体検知によって自動的に照明器具2を点灯させることがないように設定可能に構成している。
【0024】
図3は本例の自動照明リモコン1の動作を説明する図である。図3において、図1,2と同じ符号を付した部分は同一または同等の部分であるからその詳細な説明を省略する。以下、前記構成の自動照明リモコン1の動作について、図1〜3を参照しながら説明する。
【0025】
図3において、時点t1 〜t4 に示すように、使用者が前記順送りボタン6bを操作すると、自動照明リモコン1はそのたびに前記記憶部4のチャンネル設定4bに選択され記憶した照明器具2の一つのリモコンコードSxを送信する。例えば、照明器具2が全灯状態になっている場合、順送りボタン6bを1回押すと前記照明器具2が減灯状態になり(時点t1 )、この状態から順送りボタン6bを1回押すと前記照明器具2が豆灯状態になり(時点t2 )、さらに、この状態から順送りボタン6bを1回押すと前記照明器具2が消灯状態になり(時点t3 )、もう一度順送りボタン6bを1回押すと前記照明器具2が元の全灯状態に戻る(時点t4 )ように順送り制御される。
【0026】
また、時点t5 に示すように、使用者が前記オートボタン6cを操作すると、自動照明リモコン1はこの時点から短い遅れ時間T1 を数えて、照明器具2を消灯させるために必要なステップ数の回数(サイクル数−1であり、本例の場合3回である)だけリモコンコードSxを照明器具2に送信する。すなわち、前記照明器具2が全灯状態になっている場合、オートボタン6cを1回押すだけで、押した時点から短い時間T1 だけ経過した後に『減灯』→『豆灯』→『消灯』の順で前記照明器具2が消灯する。
【0027】
前記短い遅れ時間T1 は、リモコン制御部3内に設けたタイマーにあらかじめ設定されるものであり、数秒〜数十秒の短い時間である。なお、この短い遅れ時間T1 は、5〜60秒であることが望ましく、特に10秒程度であることが好ましい。
【0028】
つまり、オートボタン6cを操作した時点t5 から10秒後に消灯する場合には、例えば夜間の退室時に明るい状態で部屋を出ることができ、かつ、10秒後にはこの照明を消灯することができる。あるいは、寝室においてはオートボタン6cを操作して就寝することにより、床に就いた後に自動的に照明を消灯することが可能となる。加えて、この10秒以内に人体検知範囲から退出して、次の人体検知に備えることができる。
【0029】
さらに、照明器具2を一度消灯させた後は、人体検知部5による人体Hの検知を待ち受ける自動照明モードに切り換えられる。すなわち、使用者が自動照明モードに切り換えられた自動照明リモコン1に再び近づいた瞬間t6 に、人体検知部5が人体Hを検知して、自動照明リモコン1が照明器具2を点灯させるために必要なリモコンコードSxを送信する。つまり、夜間の入室時にも、夜中に用を足すために立ち上がったときにも自動的に照明器具2を点灯させることができる。
【0030】
また、自動照明モードに切り換えられた自動照明リモコン1は最後に人を検知した時点t6 から消し忘れ防止タイマー設定4dが示す比較的長い時間T2 (デフォルトは例えば30分)をリモコン制御部の消し忘れ防止タイマーによって計数しながら人体検知を待ち受けて、その間に人を一度も検知しなかった場合に、照明器具を消灯させるために必要な回数のリモコンコードSxを送信する。一方、消し忘れ防止タイマー設定4dが示す時間T2 の間に人が検知された場合(時間t7 )には、消し忘れ防止タイマーのカウントを元に戻して再び人体検知を待ち受ける動作を繰り返す。
【0031】
すなわち、本発明の自動照明リモコン1は人体検知部5との組み合わせによる消し忘れ防止タイマーを設けることにより、部屋が無人になった時点から長い消し忘れ防止時間T2 (30分)後には、確実に照明器具2を消灯させることができ、この照明器具2の消し忘れを効果的に防止できる。
【0032】
なお、消し忘れ防止時間T2 の設定は前記オートボタン6cと順送りボタン6bの操作によって任意に変更設定が可能である。その変更方法は例えば以下のとおりである。
【0033】
まず、前記オートボタン6cを3秒間以上押しつづけ、表示LED9の点灯を確認する。次いで、オートボタン6cを押しながら、順送りボタン6bを押すごとに、例えば消し忘れ防止時間T2 を数十秒〜数時間に設定変えすることができる。この設定時間T2 は例えばデフォルトの30分から10秒→30秒→60秒→5分→1時間→30分…と変化するように消し忘れ防止タイマー設定4dを変えるようにしてもよい。
【0034】
すなわち、リビングルームのような場所に設置される照明器具2の場合には長い消し忘れ防止時間T2 をデフォルトの30分よりも長く設定することも可能であり、手洗いのような場所に設置される照明器具2の場合には数十秒程度の比較的短い消し忘れ防止時間T2 を設定することが望ましい。何れにしても人の動きに合わせた照明器具2の点灯および消灯を行うので、自動照明モードの設定は極めて有用なものとなる。
【0035】
一方、自動照明モードになっている自動照明リモコン1の順送りボタン6bを操作した時には、自動照明リモコン1は自動照明モードを解除して、照明器具2を送り制御し、以後は人体検知を行ってもリモコンコードSxの送信は行わないようにすることが可能である。
【0036】
つまり、本発明の自動照明リモコン1を用いることにより暮らしの中の照明をさらに快適に、かつ、多機能に変えることができる。
【0037】
前記プリセットボタン6aは、これを操作することにより、リモコンコードSxを切換え可能とする機能を有するものである。つまり、使用者が本発明の自動照明リモコン1を最初に使用するときには、まず、プリセットボタン6aを操作して、リモコンコードの選択などのプリセット操作を行う必要がある。
【0038】
以下に、自動照明リモコン1のリモコンコードSxを照明器具2に適合させるための手順の一例を説明する。
【0039】
まず、使用者は照明器具2の純正のリモコン(図外)の順送りボタンを用いて、照明器具を例えば消灯状態にする。
【0040】
次いで、自動照明リモコン1に備わっている前記プリセットボタン6aを例えば3秒以上押し続けて自動照明リモコン1をプリセット状態にする。このとき例えば表示LED9を点灯させて、プリセット状態であることを表示する。
【0041】
そして、プリセットボタン6aを押しながら、前記順送りボタン6bを任意の間隔、例えばほぼ1秒間おき程度の間隔をおいて順次押していく。このとき、前記リモコン制御部3は記憶部4に記憶されたリモコンコードライブラリ4aの中から1つのリモコンコードS1 …を順次取り出してチャンネル設定4bに書き込むとともに、このリモコンコードS1 ,…を発光ダイオード8から送信する。
【0042】
つまり、リモコンコードライブラリ4aに含まれる全てのリモコンコードS1 ,…を順次切換えながら送信して、照明器具2との整合性を順次試すことができる。そして、照明器具2が反応して全灯状態になったところで順送りボタン6bの押し操作を終えると共に、前記プリセットボタン6aの押し操作も終える。
【0043】
この時の順送りボタン6bの押し操作の回数は、通常は家電メーカーによって異なっており、例えば、家電メーカーa社の照明器具2では、前記順送りボタン6bの最初の押し操作で照明器具2が全灯状態になっても、家電メーカーb社の照明器具では、3回目の押し操作で始めて照明器具が全灯状態になることなどが考えられる。何れにしても順送りボタン6bの押し操作に伴って照明器具に変化が生じたときにリモコンコードの整合がとれたことになり、リモコンコードSxを決定し、これをチャンネル設定4bに記録するプリセット操作を行なうことができる。
【0044】
なお、本例の説明では順送りボタン6bの押し操作の回数によってリモコンコードSxのプリセット操作を行う例を開示しているが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、プリセットボタン6aと順送りボタン6bを押しつづけることにより順次異なるリモコンコードS1 ,S2 …を送信し、使用者が、照明器具2が点灯することを見てプリセットボタン6aと順送りボタン6bの押操作を終えることを確認して、照明器具2に整合するリモコンコードSxの選択を行うようにしてもよい。
【0045】
さらに、上述の例では照明器具2が消灯状態から全灯状態に切り替わる変化を見てリモコンコードSxが整合したことを確認する例を挙げているが、本発明はこの手順を限定するものではない。すなわち、照明器具2が減灯状態から豆灯状態に切り替わる変化や、豆灯状態から消灯状態に切り替わる変化を用いてリモコンコードSxが整合したことを確認するようにしてもよい。
【0046】
とりわけ、前記発光体2cが蛍光灯の場合には、電力制御部2dの動作に対して蛍光灯の点灯が遅れるので、消灯状態から全灯状態になることによってリモコンコードSxの整合性を確認するよりも、直ちに変化が現れるその変化を見て整合性を確認する方が望ましい。また、全灯状態から減灯状態への変化のような分かりにくい変化よりもはっきり識別できる変化をもってリモコンコードSxの整合性を確認するほうがよい。加えて、前記プリセット操作において試されるリモコンコードS1 ,S2 …の順番は、生産台数の多いものから順に並べられていることが望ましい。
【0047】
本発明の自動照明リモコン1は各種の照明器具2に対して一つしかない順送りの制御を行なうリモコンコードS1 ,S2 …を用いて照明器具とのリモコンコードの整合性を確認するので、照明器具2に適合するリモコンコードSxを迅速かつ容易に見つけることができる。とりわけ、使用者は従来例に示したテレビやビデオ用のリモコンのように、プリセット操作のためのリモコンコードの対応表などを用いる必要が一切なく、多数のキー入力を行う必要もないので、極めて容易にプリセット操作を行うことができる。そして、使用者は従来のように照明器具2のメーカーや製造年度を確認する必要もない。
【0048】
次に、照明器具2のステップ数またはサイクル数をステップ設定4cに設定するプリセット操作の例を説明する。なお、前記リモコンコードSxの設定によってステップ数が特定できる場合には、このステップ数をリモコンコードライブラリ4aに記録しておき、リモコンコードSxの設定とともに照明器具2のステップ設定4cも同時に行えるようにしてもよい。
【0049】
照明器具2のステップ数をステップ設定4cに設定する場合には、使用者はまず、照明器具2を、順送りボタン6bなどを用いて全灯状態などの分かりやすい状態にする。
【0050】
次いで、使用者は前記プリセットボタン6aを例えば3秒以上押し続けて自動照明リモコン1をプリセット状態にし、このプリセットボタン6aを押しながら、前記オートボタン6cを任意の間隔、例えばほぼ1秒間おき程度の間隔をおいて順次押して、照明器具2を減灯状態、豆灯状態、消灯状態、そして、元の全灯状態に戻す。
【0051】
このとき、前記リモコン制御部3はプリセットボタン6aと同時にオートボタン6cが押されるたびに既に選択したリモコンコードSxを送信して、照明器具2を制御すると共に、オートボタン6cが押される回数を計数する。すなわち、本例では、照明器具2のサイクルが上述しているように、『全灯』→『減灯』→『豆灯』→『消灯』→『全灯』…であるから、照明器具2がもとの全灯状態に戻るまでにはオートボタン6cを4回押す必要がある。
【0052】
そして、使用者は照明器具2がもとの全灯状態に戻ったことを確認してプリセットボタン6aとオートボタン6cを放すことにより、自動照明リモコン1は計数を終了し、照明器具2のステップ設定4cには計数した回数(つまり、3)が記録される。
【0053】
また、照明器具2のステップ数の3が設定されると、自動照明リモコン1は全灯状態から消灯状態になるまでに必要なリモコンコードSxの送信回数は3回であることが分かる。なお、本例では説明を分かりやすくするために、ステップ数の3を記憶するステップ設定4cを設けた例を開示しているが、本発明はこれに限られるものではなく、前記サイクル数の4を記憶するようにしてもよい。
【0054】
前記照明器具のステップ数は照明器具毎に異なるものである。すなわち、例えば『全灯』→『消灯』→『全灯』→『消灯』…を繰り返す照明器具の場合は、サイクル数は2であり、ステップ数は2−1=1である。
【0055】
このようにして、ステップ数またはサイクル数が設定されることにより、制御対象である照明器具2に合わせた自動照明リモコン1のプリセット操作を終了する。
【0056】
なお、使用者が照明器具2をいつも減灯状態で使用する場合には、上述のステップ数を設定するプリセット操作を、減灯状態から全灯状態になるまで繰り返して行うようにすればよい。この場合には、前記照明器具2の場合でステップ数が2になるように設定できる。
【0057】
あるいは、自動照明リモコン1が使用者による順送りボタン6bの操作回数を計数し、サイクル数から順送りボタン6bを操作した回数を減算して、消灯状態までに送信するべきリモコンコードSxの回数を求めてもよい。
【0058】
さらに、照明器具の種類によっては一つのリモコンコードによって例えば『全灯』→『減灯』→『豆灯』→『消灯』の各状態に切り換えるような順送り制御を行なうサイクル式照明器具であっても、全灯状態や消灯状態に切り換えるための独立したリモコンコードをそれぞれ別途設けてなるものもある。このような場合には、前記独立したリモコンコードの順送り制御を行なう一つのリモコンコードに関連付けてリモコンコードライブラリ4aに記録しておくことにより、照明器具2に整合する一つのリモコンコードSxが選択できた段階で、この照明器具2に対応して全灯状態や消灯状態に切り換えるための独立したリモコンコードをチャンネル設定4bとして設定することも可能である。
【0059】
このように構成することにより、リモコンコードの整合性は、順送り制御する一つのリモコンコードSxによって試すことにより、迅速に見いだすことができると共に、自動照明モードに切り換えられた自動照明リモコン1から送信される消灯命令や点灯命令はそれぞれ独立したリモコンコードを送信することによって確実に行うことができる。
【0060】
なお、照明器具2が独立したリモコンコードに対応していない場合のために、順送り制御する一つのリモコンコードSxを所定の回数送信した後に、独立した消灯命令や点灯命令のリモコンコードを送信するように構成することも考えられる。
【0061】
また、本例の自動照明リモコン1は本発明の自動照明リモコンの機能を分かりやすく説明するために好適な一例を示すものであるが、その構成は本発明を限定するものではないことは言うまでもない。例えば、上述の例ではプリセットボタン6aを順送りボタン6bとほぼ同じ上面の位置に配置しているが、このプリセットボタン6aは最初のプリセット操作にしか使わないので、これを裏面や側面などに形成してもよい。また、不本意に押してしまうことがないように自動照明リモコン1の表面と面一になるように設けたり、むしろ少し凹んだ形状にして設けたりしてもよい。また、照度センサ7や表示LED9などの構成も省略してもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動照明リモコンによれば、一般的な照明器具に対応す るリモートコントローラに人体検知センサを備えさせることにより、人を検知した時に自動的に点灯させる機能を持たせたリモートコントローラを提供すると共に、極めて簡単な操作により、各家電メーカーによってリモコンコードが異なる場合にも容易かつ迅速にこれに対応することができる万能型リモートコントローラを提供することができる。
【0063】
しかも、消灯操作を行った時点から短い遅れ時間を設けて照明器具を消灯させる機能や、人がいなくなった時点から消し忘れ防止時間を設けて照明器具を消灯させる機能を付加することで、照明器具の不要な点灯を避けて照明器具用のリモートコントローラの機能を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動照明リモコンの全体構成を示す図である。
【図2】 前記自動照明リモコンの構成を示すブロック図である
【図3】 前記自動照明リモコンの動作を示す図である。
【符号の説明】
1…自動照明リモコン、2…照明器具、4…記憶部、5…人体検知部、6a…設定ボタン、6b…第1ボタン、6c…第2ボタン、H…人体、L2 …赤外線、S1 ,S2 …一つのリモコンコード,T1 …切り遅れ時間、T2 …消し忘れ防止時間。
Claims (4)
- 一つのリモコンコードの受信に伴って少なくとも点灯制御および消灯制御可能である照明器具に対応するリモートコントローラであって、形式が異なる各種の照明器具に対応する複数のリモコンコードを集めてなるリモコンコードライブラリ及びそのリモコンライブラリから選択された一つのリモコンコードを記憶する記憶部と、人体からの赤外線を検知する人体検知部と、操作するたびに前記記憶部に記憶され選択された一つのリモコンコードを送信する第1ボタンと、操作した時点から所定の遅れ時間を設けて照明器具を自動消灯させるとともに、当該リモートコントローラを前記人体検知部による人体の検知を待ち受ける自動照明モードに設定する第2ボタンとを有し、自動照明モードでは、前記人体検知部が人体を検知したときには、照明器具を自動点灯させるために必要なリモコンコードを送信し、また、前記人体検知部が最後に人体を検知した時点から消し忘れ防止設定時間を計数してその間に人体を検知しなかったときには、照明器具を自動消灯させるために必要なリモコンコードを送信し、さらに、前記消し忘れ防止設定時間の間に前記人体検知部が人体を検知したときには、前記消し忘れ防止設定時間の計数を元に戻して前記人体検知部による人体の検知を待ち受ける動作を繰り返すような制御を行う消し忘れ防止機能を有するリモコン制御部を設けていることを特徴とする自動照明リモコン。
- 前記照明器具を自動消灯させるために必要なリモコンコードが、前記一つのリモコンコードを必要な回数だけ続けて送信されるものである請求項1に記載の自動照明リモコン。
- 操作することにより前記記憶部のリモコンライブラリに記憶されている複数のリモコンコードを切換え可能とする設定ボタンを有し、この設定ボタンを操作しながら前記第1ボタンを操作することにより前記複数のリモコンコードを順次切換えながら送信するリモコンコード設定機能を備えている請求項1または2に記載の自動照明リモコン。
- 操作することにより照明器具を自動消灯させるために必要なリモコンコードの送信回数を設定可能とする設定ボタンを有し、この設定ボタンを操作しながら前記第2ボタンを操作する度にリモコンコードを送信すると共にその送信回数を計数することにより点灯状態の照明器具を自動消灯させるために必要なリモコンコードの送信回数を設定可能とするサイクル数設定機能を備えている請求項1〜3の何れかに記載の自動照明リモコン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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