JP3971843B2 - 半導体製造排ガスの除害装置及び除害方法 - Google Patents

半導体製造排ガスの除害装置及び除害方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体,液晶等の製造に伴い発生する排ガスの除害装置及び除害方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造において発生する排ガスの除害方法には乾式(吸着)、燃焼式(燃料使用による火炎分解)、加熱酸化分解方式(電熱方式)、湿式(水又は薬液使用による吸収溶解,乃至分解)があり、一長一短の特徴や問題点を有する。
【0003】
技術出展の中で半導体製造に使用される広範な各種ガス体の何れをも処理でき、又、爆発の危険性を含む異種ガス体の共存処理にも可能性を有する方法は燃焼式、すなわち燃料を使用した火炎分解法である。
【0004】
しかしながら、この方法においても爆発の危険性を避けるためのカーテンフレーム方式のように(a)被処理ガスに対する多量のN2ガスの使用、(b)燃料として高価なH2を使用、(c)炎分解の結果副成する粉塵,腐食性ガスの除去、(d)燃焼排ガスの冷却、(e)爆発危険性のより確実な排除、のような多くの問題を抱えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、安全で効率よく、且つ低コストで半導体製造排ガスを除害できる火炎分解式の排ガス除害装置と排ガス除害方法が求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の半導体製造排ガスの除害装置は、炭化水素系燃料を燃焼バーナーで理論空気量に近い混合組成下で燃焼させて遊離酸素量の殆ど無い燃焼ガスを発生させる燃料燃焼炉(1)と、該燃焼ガス、および半導体製造排ガスを導入して熱分解させる熱分解炉(2)と、該熱分解炉(2)で生じた熱分解排ガス、および外部空気を導入して酸化反応を完結させる酸化炉(3)を備えていることを特徴とする。
【0007】
この装置を用いれば、下記の半導体製造排ガスの段階的な除害方法を容易に実施することができる。
【0008】
請求項2記載の半導体製造排ガスの除害方法は、炭化水素系燃料を理論空気量に近い混合組成下で燃焼させて遊離酸素量の殆ど無い燃焼ガスとし燃焼ガスに半導体製造排ガスを導入して遊離酸素の殆ど無い状態で半導体製造排ガスを熱分解することにより熱分解排ガスとし、熱分解排ガスに過剰空気を供給して酸化反応を完結させることを特徴とする。
【0009】
又、請求項3記載の半導体製造排ガスの除害方法は、排ガスを2段階に分けて分解と酸化させる半導体製造排ガスの除害方法であって、第1の段階では非酸化性で700℃以上の雰囲気ガス中に半導体製造排ガスを導入して半導体製造排ガスの大部分を熱分解せしめるとともに、半導体製造排ガスの一部薄層の酸化物とすることにより、半導体製造排ガスを不完全酸化物にし、次いで第2の段階で加熱空気酸化を完結させることを特徴とする。
【0010】
第1のゾーンにおいて、LPGを代表とする炭化水素を燃料として少なくとも過剰空気のない理論空気量の使用の下で燃焼させる。この第1のゾーンとしてのガス発生装置にて発生ガスは少なくとも700℃以上に制御される。発生ガス中の遊離O2は可及的に少量となし、主成分は供給した空気の燃焼残のN2と燃焼結果生じたCO2,C0,H2O及び可能性のあるCH4,NOXからの混合組成よりなる。
【0011】
これにより発生した熱エネルギーを有し、結果的に不活性なガス雰囲気中へ半導体製造排ガスを導入する。この場合、被処理ガスとしてSiH4を代表として例にとれば、この第2のゾーンにおいてSiH4の変化は主として次の▲1▼式に示すような熱分解が中心となる。
SiH4 → Si + 2H2 ・・・▲1▼
【0012】
しかしながら、わずかなO2でも存在すれば、それがSiH4の酸化剤となり下記の▲2▼式が成立する。
SiH4 + 2O2 → SiO2 +2H2O ・・・▲2▼
【0013】
更に炭化水素燃料の燃焼結果生じた酸化物,CO2,C0,H2O,NOXは何れも700℃以上のゾーンにおいてはSiH4の酸化剤として働き、下記のような反応を生じる。
SiH4 + CO2 → SiO2 + CH4 ・・・▲3▼
SiH4 + 2CO → SiO2 + Cnm ・・・▲4▼
SiH4 + 2H2O → SiO2 + 4H2 ・・・▲5▼
【0014】
それ故、この第2のゾーンにおいては固体(粉塵)として金属Si,SiO2の混合体が存在することになる。この場合、金属Siとその酸化物SiO2との間には容積比でSiO2/Si=1.88となり、すなわち酸化被膜が金属を被い、酸化反応に対し強い抵抗性を有し、内部に金属Si乃至未分解のSiH4をガス体で包含する傾向を有する。
【0015】
この場合、酸化力の強いガス体ほど金属Siの粒当たりSiO2になり易く、又、表面に強固なSiO2被膜を形成する。反対に酸化力の弱いガス体は表面形成SiO2被膜がゆるやかで亀裂が入った構造になり易い。
【0016】
上記ガス体の酸化力はO2 >> H2O >CO> CO2の序列が存在し、Si〜SiO2の混合粉体が形成されるが、極めて左側に片寄った混合系となる。
【0017】
熱分解した反応ガスを第3のゾーンに移し、ここで大過剰の空気を導入して活性成分を安定な酸化物に転換して除害を完結させる。
Si+ O2 → SiO2 ・・・▲6▼
【0018】
2に対して遥かに酸化力の弱いH2Oのガス体で表面酸化された粉体は構造上粗雑な酸化被膜で被われた構造であるため、この工程において内部まで十分酸化を受け、安全無害のSiO2に固定される。
【0019】
第2〜第3ゾーンを通じ、金属Siの表面をまず希薄に酸化してから次いで全体を酸化物に変えるという2段処理とすることにより、単独の金属Si雲の状態より遥かに燃焼,爆発に体する危険性を抑えることができる。
【0020】
尚、ここで処理済みの粉塵を包含するガス体は下部の水スクラバにおいて洗浄すると共に冷却して大気に放出する。
【0021】
上記のプロセスにより高価なN2,H2を使用せず安価なLPGの如き炭化水素及びその燃焼ガスを使用して2段階の処理工程を経て安全に除害することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
[実施例]
図1は本発明実施例の除害装置の構成の概念図である。
【0023】
半導体排ガスを除害するにおける設備要素は5個のエレメントから構成されており、ガスの流れに沿って、炭化水素系燃料燃焼炉(1)(以下単に「燃料燃焼炉」という)、半導体製造デポジット用排ガス熱分解炉(2)(以下単に「熱分解炉」という)、熱分解排ガス及びクリーニング用排ガス酸化炉(3)(以下単に「酸化炉」という)、水スクラバ(4)、水槽(5)よりなる。
【0024】
燃料燃焼炉(1)においては、例えばLPGを使用する場合、外部空気との混合を行うと共に理論酸素量に近い組成にして燃焼するべくバーナー(1a)と燃料,空気供給機構を有している。
【0025】
燃料燃焼炉(1)、熱分解炉(2)、酸化炉(3)の炉体は最内壁はセラミック製耐火煉瓦、又はキャスタブル耐火物で覆われており、その成分はアルミナ系が好ましく、ムライト系、コージライト系も使用できる。
【0026】
燃料燃焼炉(1)の内温は1000〜1500℃になる様に温度制御され、その燃焼ガスを熱分解炉(2)に導き、ここへ半導体製造排ガスを導入する。この場合、内温が700〜1000℃となるように燃料燃焼炉(1)の発生ガス温度を制御する。
【0027】
燃料燃焼炉(1)の発生ガスは組成として、一例を示せばO2:0〜1、CO2:5〜11、CO:1〜2、H2:1〜2、CH4:0〜0.5、H2O:0.5〜1、N2:80〜95(各Vol%)の範囲を代表とするが、実質的に遊離O2がほとんど無く、空気中のN2含有率より過剰のN2からなる組成で1000℃以上の熱を保有する燃焼ガスがあれば本発明に使用できる。
【0028】
一般に燃料燃焼炉(1)から熱分解炉(2)への燃焼ガスの風量は100〜1000リットル/minの範囲内で、100リットル/min以下では熱分解炉(2)における排ガスの熱分解と粉体を含むガス体の酸化炉(3)への移動が円滑に起こりにくい。反対に1000リットル/min以上では熱分解炉(2)内での線速度が大となり充分熱分解が進行せず、未分解のデポジット用排ガスが残る。
【0029】
又、熱分解炉(2)への排ガス導入量は200リットル/min迄で、その場合小量でも熱分解には支承がないが、200リットル/min以上では熱分解が十分進まない場合がある。
【0030】
この場合、デポジット用排ガスはCVDでの使用済みのガス体乃至ポンプ排気する場合のN2追加ガスそのままでよく、特に追加N2で希釈の必要はない。結果的に燃料燃焼炉(1)で発生させたN2大過剰ガスにより熱分解炉(2)において希釈されることになる。
【0031】
NF3やC26の如きクリーニングガスの排ガスは酸化炉(3)に空気と共存下導入されて分解処理される。熱分解炉(2)にデポジット用排ガスとクリーニング用排ガスとを同時共存下導入することは夫々ガスの爆発範囲に入った場合危険を伴う。
【0032】
例えば、SiH4/NF3併用排ガスの場合、SiH4濃度が混合ガス中0.66%以下の範囲であれば問題はないが、それ以上の濃度で導入された場合爆発の危険性がある。
【0033】
酸化炉(3)における外部空気の供給量はデポジット中の被酸化成分の理論必要O2量の4倍以上導入することが好ましい。例えば、100%SiH4として4リットル/min排出されている状況下であれば、空気として160リットル/min以上を酸化炉(3)に供給する。
【0034】
酸化炉(3)において生成した粉体(SiH4を代表例とした場合はSiO2)及びクリーニングガスの分解により生じたF系ガスは水スクラバ(4)にて洗浄されると共に室温水のスプレーで冷却され、浄化ガスは排気ファンにより大気に放出される。一方、粉体及び副生ガス体(F系化合物)はスプレー水により下部の水槽(5)に排出される。
【0035】
上記の装置を用いて、実際に除害を行った。
[実施例1]
LPG燃料を使用し、LPGのガス体条件下、空気/LPGガス容積比9倍の比率の下、コンプレッサーから送風しつつ、そこへLPGを供給して着火せしめ、全風量を500リットル/minにして燃焼させた。その条件下、炉内温度を1200℃一定にした状態で熱分解炉以後の経路を開放して排気ファンでガスを排出した。
【0036】
定常状態を保ったところで、熱分解炉(2)に100%SiH4が4リットル/minとN2が129リットル/minの混合ガスを導入した。熱分解炉(2)から出たガスを酸化炉(3)に送り込み、そこに外部空気を170リットル/min加えた。炉内温度は1000〜1100℃の間に保持させた。
【0037】
酸化炉(3)を出た排ガスを水量10リットル/minで循環させている水スクラバ(4)を通して冷却ガスを排気ファンを通じ大気に放出した。放出ガス中のSiH4濃度は検知されなかった。また、水槽(5)には薄く白色のSiO2スラッジが認められた。
【0038】
[実施例2]
実施例1と同じ条件下で、100%SiH4が2リットル/min、N2バランスした1%PH3ガス0.5リットル/min、TEOSが1リットル/min、N2が396.5リットル/minという合計400リットル/minのガスを導入した。
【0039】
酸化炉(3)には空気を320リットル/min加えて酸化処理し、処理ガスを水量20リットル/minの循環の水スクラバ(4)を通して冷却ガスを排気ファンを通じ大気に放出した。放出ガスの成分を測定した結果、SiH4及びPH3はいずれも全く検知されず、TEOSは0.5ppm認められた。
【0040】
[実施例3]
CH4を主成分としたガスを燃焼せしめ、その燃焼ガス組成はO2が0%、CO2が5%、COが1.5%、H2が1.2%、CH4が0.5%、H2Oが0.8%、N2が91%であった。
【0041】
燃料燃焼炉(1)の炉内温度は1300℃であり、このガスを300リットル/minの風量で熱分解炉(2)に移し、そこへ100%SiH4が3リットル/min、N2が200リットル/minの計203リットル/minの排ガスを導入し、熱分解せしめた。
【0042】
一方、酸化炉(3)に熱分解炉(2)の処理ガスと共にNF3が2.5リットル/min、N2が120リットル/minの計122.5リットル/minのCVDクリーニング排ガスと外部空気120リットル/minを導入した。
【0043】
酸化炉(3)の炉内温度は1050℃に保持した。酸化分解した排ガスは水スクラバ(4)に導き、15リットル/minの水量でガス洗浄と冷却を行った。大気放出中のガス成分はSiH4が0.5ppm、NF3が1ppmであった。
【0044】
[実施例4]
上記各実施例では燃料燃焼炉と熱分解炉と酸化炉を各々独立した設備とし、それらを連結した装置としたが、本実施例は燃料燃焼炉と熱分解炉と酸化炉と水スクラバを一体化して、それらの機能を備えた装置とした。図2は本実施例の装置の概要を示した図である。
【0045】
炭化水素用燃料としてはLGPを使用し、空気/LGPガス容積比を9倍で混合せしめ、全風量を800リットル/minで燃焼させた。(11)は炭化水素系燃料導入管、(12)は外部空気取り込みファン、(13)はガス混合器、(14)は燃焼火炎、(17)は熱伝達隔壁である。
【0046】
その条件下の燃焼炉(15)の温度を1200℃に保った状態で燃焼排ガスを、燃焼炉ガス冷却水スプレー(20)から噴射される40℃の冷却水で冷却し、約50℃のガス体とした。この冷却排ガスの組成はO2が0.5vol%,CO2が8.5vol%,COが1.5vol%,H2が1.5vol%,H2Oが0.4vol%,N2が87.6vol%であった。
【0047】
この脱酸素燃焼冷却排ガス(21)に対してプロセスガス導入管(16)によりH220リットル/min,SiH45リットル/minの混合ガスを導入し、更にパージ用N2ガス導入管(27)よりパージ用N2ガス175リットル/minを加えて希釈ゾーン(22)にて燃焼排ガスと混合せしめた。その場合、混合ガスの組成は計算上H2が2%,SiH4が0.5%であった。また、(24)はプロセスガス導入管(16)と接続された被処理ガス熱交換ダクトである。
【0048】
この混合ガスをプロセスガス熱酸化分解ゾーン(19)を経由し、そこに外部空気をプロセスガス酸化分解用外気取り込み管(18)から350リットル/min加え、燃焼炉(15)からの伝熱により850℃の雰囲気に曝して酸化分解せしめた。
【0049】
分解後の処理ガスは処理済みガスの洗浄冷却用の水スクラバ(23)を経由して冷却,洗浄せしめ大気放出した。(25)は大気放出ファン、(26)は水槽である。放出ガス中のH2,SiH4の濃度を測定したところ、H2は15ppm検出され、SiH4は全く検知されなかった。
【0050】
【発明の効果】
従来の電熱加熱酸化分解方式においては例えばキャリアガスとしてH2を高濃度で使用し、排気される場合には除害ガスを受けるに当たって安全上空気共存下のH2のLEL(4%)の好ましくは1/4、少なくとも1/2濃度にまで不活性ガス(通常はN2又はAr)で希釈せねばならず、しかも半導体製造現場で扱うN2は高純度,高価格にして除害に要するN2にしては余りに過剰品質である。本発明はかかる背景にあって電熱方式でなく安価な石油系燃料を使用し、安価に高温雰囲気を作ると共に同時にその排ガスとして可及的O2濃度の少ない、近似低純度N2(不活性)ガスを作成し、希釈に供する。すなわち、除害処理に必要な熱エネルギーと希釈用不活性ガスとを両方同時に取得することにより除害費用を大幅に節減することができる。これにより高価なN2,H2を使用せず安価なLPGの如き炭化水素及びその燃焼ガスを使用して安全且つ効率的に半導体製造排ガスを除害可能な火炎分解式除害装置と除害方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体製造排ガス除害装置の構成の概念図。
【図2】実施例4の半導体製造排ガス除害装置の構成の概念図。
【符号の説明】
(1) 炭化水素系燃料燃焼炉
(1a) 燃焼バーナー
(2) 半導体製造排ガス熱分解炉
(3) 熱分解排ガス及びクリーニング用排ガス酸化炉
(4) 水スクラバ
(5) 水槽
(11) 炭化水素系燃料導入管
(12) 外部空気取り込みファン
(13) ガス混合器
(14) 燃焼火炎
(15) 燃焼炉
(16) プロセスガス導入管
(17) 熱伝達隔壁
(18) プロセスガス酸化分解用外気取り込み管
(19) プロセスガス熱酸化分解ゾーン
(20) 燃焼炉ガス冷却水スプレー
(21) 脱酸素燃焼冷却排ガス
(22) プロセスガスの不活性ガスによる希釈ゾーン
(23) 水スクラバ(処理済みガスの洗浄冷却用)
(24) 被処理ガス熱交換ダクト
(25) 大気放出ファン
(26) 水槽
(27) パージ用N2ガス導入管

Claims (3)

  1. 炭化水素系燃料を燃焼バーナーで理論空気量に近い混合組成下で燃焼させて遊離酸素量の殆ど無い燃焼ガスを発生させる燃料燃焼炉と、
    燃焼ガス、および半導体製造排ガスを導入して熱分解させる熱分解炉と、
    該熱分解炉で生じた熱分解排ガス、および外部空気を導入して酸化反応を完結させる酸化炉を備えていることを特徴とする半導体製造排ガスの除害装置。
  2. 炭化水素系燃料を理論空気量に近い混合組成下で燃焼させて遊離酸素量の殆ど無い燃焼ガスとし
    前記燃焼ガスに半導体製造排ガスを導入して遊離酸素の殆ど無い状態で前記半導体製造排ガスを熱分解することにより熱分解排ガスとし、
    前記熱分解排ガスに過剰空気を供給して酸化反応を完結させることを特徴とする半導体製造排ガスの除害方法。
  3. 排ガスを2段階に分けて分解と酸化させる半導体製造排ガスの除害方法であって、
    第1の段階では非酸化性で700℃以上の雰囲気ガス中に半導体製造排ガスを導入して前記半導体製造排ガスの大部分を熱分解せしめるとともに、前記半導体製造排ガスの一部薄層の酸化物とすることにより、前記半導体製造排ガスを不完全酸化物にし、
    次いで第2の段階で加熱空気酸化を完結させることを特徴とする半導体製造排ガスの除害方法。
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