JP3970957B2 - ホログラム時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ時計に関し、特に、秒針として回転板を用い、その回転板に図柄を記録したホログラムを貼付したホログラム時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、文字盤と短針、長針を有するアナログ時計において、秒針として回転板を長針、短針と同軸に取り付けたものが知られている。図4はその1例のアナログ時計1の斜視図であり、文字盤2の前側中心には時間を刻む短針3と分を刻む長針4と秒針の代わりをする透明回転板5が同軸に回転可能に取り付けられ、回転板5の周囲には絵柄が貼り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような秒針として回転板5を用いた時計においては、その周囲に貼り付けられた絵柄の動きにより秒の進み具合を感知しているが、貼り付けられた絵柄は回転板5の回転によっても変化せず、また、立体感のないもので、意匠的には単純なものであった。そのため、秒の進み具合の認知性も必ずしも十分なものではなかった。
【0004】
本発明は従来技術のこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、秒針として回転板を用いるアナログ時計において、室内照明光等の外界光で再生可能なホログラムをその回転板に貼付して立体物等の絵柄を周期的に再生する意匠的に優れ、秒の進み具合の認知性も十分なものを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のホログラム時計は、文字盤とその文字盤に対して時間の経過に応じて前記文字盤と同軸で回転する回転板を備えたアナログ時計において、前記回転板の周囲に、その回転に伴い前記文字盤上の同じ位置で異なる絵柄が順に再生されるように記録された少なくとも1枚の反射型ホログラムが貼り付けられていることを特徴とするものである。
【0006】
この場合、回転板は1分間に1回転する秒針として構成されていることが望ましく、また、透明板から構成されていることが望ましい。
【0007】
また、反射型ホログラムは、リップマンタイプのホログラム、あるいは、レリーフタイプのホログラムである。なお、反射型ホログラムは多重記録されたホログラムであることが望ましい。
【0008】
本発明においては、文字盤上の同じ位置では、種々の色で、別々の立体絵柄が次々と切り換わって観察でき、また、ホログラムが多重記録されている場合には回転板上の同一位置では回転位置に応じて別々の立体絵柄が順次切り換わって観察でき、時計の意匠としてその動きに優れ、秒の進み具合に応じて種々の絵柄が観察でき、時間経過の認知性も優れたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照にして本発明のホログラム時計の実施例について説明する。図1は本発明による時計の断面図であり、図2はその文字盤部を示す正面図である。この時計1の構成としては、文字盤2、短針3、長針4、透明回転板5、及び、計時部、駆動部等の時計の機械的、電気的機構はガラス窓9を前面に有するケース8内に収められており、図1中、文字盤2の背部に設けられた機械的、電気的機構は周知のものであるので、図示は省いてある。文字盤2の前側中心には、ガラス窓9側から、分を刻む長針4と、時間を刻む短針3と、秒針の代わりをする透明回転板5とが同軸に回転可能に取り付けられており、それぞれ文字盤2の背部に設けられた機械的機構により、図2中に矢印で示した方向の所定の回転駆動が行われる。
【0010】
本発明に基づき、透明回転板5の周囲の前面あるいは後面には、単数あるいは複数の所望の立体物あるいは平面物の絵柄が記録されたリップマンタイプで反射型のホログラム6が貼り付けられている。
【0011】
ここで、リップマンタイプで反射型のホログラム6は、図3(a)に示すような配置で記録され、同図(b)に示すような原理で再生されるものであり、フォトポリマー、銀塩感光乳剤のような厚みのあるホログラム感材10の片面から記録物体Oの情報を持ったコヒーレントな物体光11を入射させ、同時に同じ波長のコヒーレントな参照光12を反対側から所定角度で入射させると、物体光11と参照光12はホログラム感材10中で干渉して体積型のホログラム干渉縞が記録される。このような体積型ホログラム(リップマンタイプのホログラム)が記録されたホログラム記録体20(ホログラム感材10)に、記録の時の参照光12と同じ方向から再生照明光22を照射すると、入射光は記録された体積型のホログラム干渉縞により回折され、その回折光23は記録物体Oの位置から発する光と同じ方向に回折され、元の記録物体Oの位置にその再生像O’を再生する。又は、記録の時の参照光12と反対に進む再生照明光22を裏面に当てると、元の記録物体Oの位置にその再生像を再生する。何れにしても、リップマンタイプで反射型のホログラム6は、記録された立体物あるいは平面物の絵柄の像を所定の空間に再生するものである。
【0012】
このようなリップマンタイプのホログラムの特徴は、室内照明光等の環境光によって再生可能であること、波長選択性があること、角度選択性があること、立体物が記録再生できること、多重記録ができること等である。したがって、図1、図2のような構成において、例えば天井の室内照明光源からの光によって、その光源に対して特定の相対位置にホログラム6が回転してきたとき、観察者はホログラム6に記録された絵柄を例えば空中に浮いた特定の色付き絵柄として観察でき、別の位置に回転した時、透明回転板5の周囲の別の位置に貼られた別のホログラム6の別に記録された絵柄を観察することができる。また、特定の1つのホログラム6においても、多重記録により別の位置に回転した時には、観察者はホログラム6に記録された別の絵柄に切り換わって観察することができる。
【0013】
このように、リップマンタイプで反射型のホログラム6は、その波長選択性、角度選択性、立体物の記録再生可能性、多重記録可能性により、文字盤2上の同じ位置では、種々の色で、別々の立体絵柄が次々と切り換わって観察でき、また、透明回転板5上の同一位置では回転位置に応じて多重記録された別々の立体絵柄が順次切り換わって観察でき、時計の意匠としてその動きに優れ、秒の進み具合に応じて種々の絵柄が観察できるから時間経過の認知性も優れている。
【0014】
なお、以上では、透明回転板5の周囲に貼り付けるホログラム6として、リップマンタイプで反射型のホログラムとしたが、これに限定されるものではなく、再生特性が若干劣るが、レインボーホログラム等、レリーフタイプの反射型のホログラムであってもよい。
【0015】
以上、本発明のホログラム時計を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。なお、本発明を適用できる時計としては、壁掛け時計、置き時計等何れのタイプの時計でもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のホログラム時計によると、文字盤上の同じ位置では、種々の色で、別々の立体絵柄が次々と切り換わって観察でき、また、ホログラムが多重記録されている場合には回転板上の同一位置では回転位置に応じて別々の立体絵柄が順次切り換わって観察でき、時計の意匠としてその動きに優れ、秒の進み具合に応じて種々の絵柄が観察でき、時間経過の認知性も優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホログラム時計の1実施例の断面図である。
【図2】図1のその文字盤部を示す正面図である。
【図3】リップマンタイプで反射型のホログラムの記録と再生の原理を説明するための図である。
【図4】従来の1例のアナログ時計の斜視図である。
【符号の説明】
1…時計
2…文字盤
3…短針
4…長針
5…透明回転板
6…反射型ホログラム
7…文字盤の文字
8…ケース
9…ガラス窓
10…ホログラム感材
11…物体光
12…参照光
20…ホログラム記録体
22…再生照明光
23…回折光
O…記録物体
O’…記録物体の虚像

Claims (6)

  1. 文字盤とその文字盤に対して時間の経過に応じて前記文字盤と同軸で回転する回転板を備えたアナログ時計において、前記回転板の周囲に、その回転に伴い前記文字盤上の同じ位置で異なる絵柄が順に再生されるように記録された少なくとも1枚の反射型ホログラムが貼り付けられていることを特徴とするホログラム時計。
  2. 前記回転板は1分間に1回転する秒針として構成されていることを特徴とする請求項1記載のホログラム時計。
  3. 前記回転板は透明板から構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のホログラム時計。
  4. 前記反射型ホログラムはリップマンタイプのホログラムであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のホログラム時計。
  5. 前記反射型ホログラムはレリーフタイプのホログラムであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のホログラム時計。
  6. 前記反射型ホログラムは多重記録されたホログラムであることを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載のホログラム時計。
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