JP3970086B2 - ブラシ付き小型モータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、過電圧抑制用のバリスタを備えた4磁極・6突極構造のブラシ付き小型モータに関し、特に、電機子コイル巻線の巻回態様に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平11−69747号公報,米国特許第6153960号,米国特許第6285109号に見られるように、4磁極・6突極構造のブラシ付き小型モータにおいては、モータの扁平化・小型化,低コスト化及び結線不良の改善に対応するために、過電圧抑制(火花消弧)用のバリスタとして、2磁極・3突極構造の電機子に通常用いられている3電極付き円環状バリスタを適用している。その適用に際しては、6本のライザー(整流子片の端子部)nうち電機子コアの回転中心に関して点対称の位置関係にある対極ライザー同士の電気的接続を達成することが必要であるが、生産性の向上等の目的において、特殊なライザー間接続用印刷配線板の使用や周知慣用技術である導線を用いた個別結線で行うのではなく、6本の突極に巻装するコイル巻線の部分的線分を用いて6本のライザーを含めて一筆書きパターンの要領で達成している。
【0003】
即ち、このブラシ付き小型モータの電機子10は、図7に示す如く、シャフト12と、放射状に6本の突極P1〜P6を有する電機子コア11と、電機子コア11の一端面側で突極間に位置する6本のライザーR1〜R6を有する整流子15と、一筆書きパターンの態様により1本の巻線で6本のライザーR1〜R6及び6本の突極P1〜P6に連続的に巻回されて成る3相コイル巻線17と、6本のライザーR1〜R6のうち3本(R2,R4,R6)と1本おきに接続された3電極部(19a,19a,19a)を有する過電圧抑制用の円環状バリスタ19と、整流子15に摺接するブラシ(図示せず)とを備えている。そして、この小型モータは4磁極を持つ固定子永久磁石(図示せず)を備えている。
【0004】
この3相コイル巻線17の各同相コイル巻線は、電機子コア10の回転中心に対して点対称の位置関係にある第1のライザー(R1,R3,R5)と第2のライザー(R2,R4,R6)とに接続した後、この第2のライザーに隣接する第1の突極(P1,P3,P5)に巻回し、次いでこの第1の突極(P1,P3,P5)と電機子コア10の回転中心に対して点対称の位置関係にある第2の突極(P2,P4,P6)に巻回して成る。各同相コイル巻線の巻装には、それぞれ3本のライザー及び2本の突極を用いて形成されている。
【0005】
ここで、図8(a)に電機子コアの円周を展開して示す如く、1相目のコイル巻線は、巻き始めSをライザーR1に絡げて正回り方向(矢印方向)に巡らし、電機子コア11の回転中心に対して点対称の位置関係でライザーR1の対極であるライザーR4に絡げて正回り方向に隣接する突極P1にて第1のコイル部分c11として巻回し、これから逆回り方向に巡らして突極P1とは対極である突極P2にて第2のコイル部分c12として巻回し、これから逆回り方向に巡らして突極P1の正回り方向に隣接するライザーR3に絡げて成る。次いで、2相目のコイル巻線は、ライザーR3から逆回り方向に巡らし、ライザーR3とは対極であるライザーR6に絡げて正回り方向に隣接する突極P3にて第1のコイル部分c21として巻回し、これから逆回り方向に巡らして突極P3とは対極である突極P4にて第2のコイル部分c22として巻回し、これから逆回り方向に巡らして突極P3の正回り方向に隣接するライザーR5に絡げて成る。次いで、3相目のコイル巻線は、ライザーR5から正回り方向に巡らし、ライザーR5とは対極であるライザーR2に絡げて正回り方向に隣接する突極P5にて第1のコイル部分c31として巻回し、これから正回り方向に巡らして突極P5とは対極である突極P6にて第2のコイル部分c32として巻回し、これから正回り方向に隣接するライザーR4に絡げて巻き終りEとして成る。ここで、正回り方向を矢印→とし、逆回り方向を矢印⇒とし、突極間,ライザー間や突極・ライザー間での渡り線分の長さを目安として回転角(ラジアン)で表わし、この巻回順序を簡略的に符号で示すと、次のような態様である。
【0006】
図8(a)に示す巻回態様:R1(S)→(π)→R4→(π/6)→P1⇒(π)⇒P2⇒(π/3)⇒R3⇒(π)⇒R6→(π/6)→P3⇒(π)⇒P4⇒(π/3)⇒R5→(π)→R2→(π/6)→P5→(π)→P6→(π/6)→R4(E)
【0007】
図8(b)(c)は、別の一筆書きパターンの態様を示す。
【0008】
図8(b)に示す巻回態様:R1(S)→(π)→R4→(π/6)→P1→(π)→P2→(π/6)→R6→(π)→R3→(7π/6)→P3→(π)→P4→(π/6)→R2→(π)→R5→(7π/6)→P5→(π)→P6→R4(E)
【0009】
図8(c)に示す巻回態様:R1(S)→(7π/6)→P1⇒(π/6)⇒R4→(π/6)→P1⇒(π)⇒P2⇒(5π/6)⇒R3→(π/6)→P4⇒(7π/6)⇒R6→(π/6)→P3⇒(π)⇒P4⇒(5π/6)⇒R5(E)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記の4磁極・6突極構造のブラシ付き小型モータにあっても、扁平化・小型化と共に高トルク化が要請されているものであるが、扁平化・小型化に伴い、1突極当たりのコイル線積も縮小して高トルク化が困難となり、一般に、扁平化・小型化と高トルク化とはトレードオフ関係にある。一般に、扁平化・小型化に伴いコイル巻線を細径化する必要があるが、1本のコイル巻線では、ターン数を上げると線長が長くなるため、抵抗損失(銅損)が大きくなる。これをある程度緩和する方策として、N(自然数)本の極細径線を並行して揃えたコイル巻線を一筆書きパターンで巻回すれば、細径線1本をコイル巻線として一筆書きパターンで巻回する場合に対して、1突極毎のコイル部分では各巻線相互が稠密化してコイル線積をある程度増やすことができると共に、巻線太さの表面積の相対的増大により表皮効果を利用して銅損を抑制することができる。このため、扁平化・小型化にあってもある程度のトルク向上を図ることができる。
【0011】
ところが、一般に、コイル巻線として極細径線を用いる場合、引張強度が相当弱くなり、断線し易くなることから、突極相互間,ライザー相互間やライザー・突極間での渡り線の線分長をできる限り短くする必要がある。また、半田着け等の導電固着をライザーR1〜R6の絡げ部分に施す際、ライザーからの溶融熱が渡り線に熱伝導するため、異相コイル巻線間での渡り線同士にクロス点がなく、渡り線の絶縁被膜破壊による異相コイル巻線間の短絡不良を生じさせないことが必要である。同相コイル巻線間でライザー近傍に渡り線分のクロス点が存在する場合は、製造時では絶縁被膜の点的剥離が生じても構わないものの、モータ駆動中に発生する振動や熱サイクルによる擦れで導電線同士が摩滅して断線事故の発生の虞れがあるため、ライザー近傍には渡り線分のクロス点が存在しないことが望ましい。
【0012】
しかしながら、上記の4磁極・6突極構造のブラシ付きモータにあって、次のような問題がある。
【0013】
(1) 図8(a)に示す巻回態様では、例えば、ライザーR1からライザーR4に至る渡り線分alや突極P1から突極P2に至る渡り線分a2のように、隣接突極間の距離(π/3)を超える渡り線分長が存在する。また、例えばライザーR4から突極P1までの渡り線分a3とライザーR3からライザーR6に至る渡り線分a4とのクロス点のように、異相コイル巻線間での渡り線分同士のクロス点がライザーの近傍部に存在するため、断線又は短絡不良の発生する虞れがある。この巻回態様においては、1相目のコイル巻線の巻き回り方向の手順を2相目のコイル巻線に適用すると、ライザーR6に絡げて逆回り方向に隣接する突極P2に巻き付けるべきものであるが、実際には1相目のコイル巻線の巻き回り方向の手順を一部破り、ライザーR6に絡げて正回り方向に隣接する突極P3に巻回している。この手順破りは3相目のコイル巻線でも生じ、巻き終わりEのライザーR4の近辺では渡り線のクロスが起こる。
【0014】
(2) 図8(b)に示す巻回態様では、やはり、例えばライザーR1から突極P3までの渡り線分alのように、隣接突極間の距離(π/3)を超える渡り線分の長さが存在する。また、例えばライザーR4から突極P1までの渡り線分a3とライザーR3からライザーR6に至る渡り線分a4とのクロス点のように、異相コイル巻線間での渡り線分同士のクロス点が存在するため、断線又は短絡不良の発生する虞れがある。この巻回態様では、1相目のコイル巻線の巻き回り方向の手順を2相目のコイル巻線及び3相目のコイル巻線にそのまま適用しているが、巻き始めSから巻き終わりEまでライザー間及び突極間の渡り線分の巻き付け方向を一貫して正回り方向に統一してあるため、むしろ渡り線分の全長が長くなっている。巻装手順を各相のコイル巻線で画一的に踏襲すると、例えば、渡り線分a1と突極P1からライザーR6の渡り線分a5とのクロス点も発生している。
【0015】
(3) 図8(c)に示す巻回態様では、巻装手順を各相のコイル巻線で統一しているが、ライザー間の回り方向と突間の回り方向とは互いに逆方向になっている。異相コイル巻線間での渡り線分同士のクロス点は存在しない。例えば、ライザーR4から突極P1までの渡り線分a3とライザーR3からライザーR6に至る渡り線分a4とはクロスしていない。その理由は、渡り線分a4を突極P6とP1との間に通さず、突極P4に添接して迂回させてあるからである。しかし、同相コイル巻線間でライザー近傍に渡り線分のクロス点が存在する。また、例えばライザーR1から突極P3までの渡り線分alや突極P1から突極P2に至る渡り線分a2のように、隣接突極間の距離(π/3)を超える渡り線分の長さが存在し、断線の発生する虞れがある。
【0016】
いずれの巻回態様においても、突極P2に巻回する直前ではその隣接の突極P3又は突極P5を緩み止めとしてこれに部分的に添接する必要があり、また、突極P1のコイル巻線と突極P2のコイル巻線とは同巻き方向であることから、突極P1から突極P2に至る渡り線分a2では、その間の突極を順に交互ジグザグ状に巡らすことができず、隣接突極間の距離(π/3)を超える渡り線分の長さが存在してしまう。また、ライザー近傍に渡り線分のクロス点が存在しているため、モータ駆動中に発生する振動や熱サイクルによる擦れで導電線同士が摩滅して断線事故の発生の虞れがある。
【0017】
そこで、本発明の課題は、過電圧抑制用のバリスタとして一般に2磁極・3突極構造の電機子に用いられている3電極円環状バリスタを適用可能であって、更にコイル巻線の巻回態様を改善することにより、渡り線分の断線又は短絡不良の発生を抑制できるブラシ付き小型モータを提供することにある。
【0018】
【解決を解決するための手段】
本発明に係るブラシ付きモータは、放射状に6本の突極を有する電機子コアと、電機子コアの一端面側で突極間に位置してライザーを有する整流子と、6本のライザーに絡げて各突極に巻装されて成る3相コイル巻線と、ライザーに接続された過電圧抑制用バリスタと、整流子に摺接するブラシと、4磁極を持つアウター永久磁石とを備え、前記3相コイルの各同相コイル巻線をそれぞれ3本のライザー及び2本の突極を巻装されて成る。
【0019】
ここで、電機子コアの一端面側とは反対側を他端面側とし、6本のライザーのうち電機子コアの回転中心に関して点対称の位置関係にあるライザー同士であって過電圧抑制用バリスタの電極に非接続のライザー及び接続のライザーを第1のライザー及び第2のライザーとし、6本の突極のうち第2のライザーに逆回り方向及び正回り方向で隣接する突極同士を第1の突極及び第2の突極とする。即ち、本発明は、いずれもの同相コイル巻線は、第1のライザーの絡げ部分(巻き付け部)から正回り方向で第2のライザーの絡げ部分に亘る間の3つの突極を順に他端面側と一端面側と他端面側とに交互屈曲して接続して成るジグザグ状部分と、第2のライザーの絡げ部分から逆回り方向に巡って隣接する第1の突極に巻装して成る第1のコイル部分と、この第1のコイル部分から正回り方向に巡って隣接する第2の突極に巻装して成る第2のコイル部分とを有し、そして、この第1のコイル部分から正回り方向に巡って隣接する異相の第1のライザーに接続し、第1のコイル部分と第2のコイル部分との巻き方向は逆巻きとなっている。
【0020】
同相コイル巻線の第1のコイル部分及び第2のコイル部分を互いに逆巻きとして相隣接する第1及び第2突極に形成してあるため、第1のライザーの絡げ部分から正回り方向で第2のライザーの絡げ部分に亘る間は、3つの突極を順に他端面側と一端面側と他端面側とに交互屈曲するジグザグ状部分として形成できる。しかも、第1のコイル部分はこれに隣接する第2のライザーの絡げ部分から巻装できると共に、第2のコイル部分からこれに隣接する異相の第1のライザーに絡げることができるので、コイル巻線における総ての渡り線分の長さを突極間距離(π/3)以下に抑えることができ、断線の発生を抑制できる。また、ライザーの絡げ部分と突極のコイル部分とを繋ぐ渡り線のクロスを異相コイル巻線間では無くことができるため、半田着け等の固着をライザーの絡げ部分に施す際、その溶融熱が渡り線に熱伝導しても、異相コイル巻線間での渡り線分のクロス点が無いので、渡り線分の絶縁被膜破壊を防止でき、異相コイル巻線間の短絡不良を抑制でき、モータの小型化及び歩留まり向上を図ることができる。しかも、中継線として渡り線分の全長を最短化できるので、銅損を抑えることができる。
【0021】
同相コイル巻線においては、ライザーの絡げ部分に関する2本の渡り線分(絡げ始め線と絡げ終わり線)間でクロス点が存在し、製造時では溶融熱による絶縁被膜の剥離が生じて短絡しても構わないものの、モータ駆動中、発生する振動等によりクロス点である無被覆の導電線同士が摩滅して断線事故の発生の虞れがある。斯かる点は巻線が極細径線であればなおさら重要である。
【0022】
そこで、第2のライザーの絡げ部分と第1のコイル部分との巻回方向は同方向であって、第2のコイル部分と異相の第1のライザーの絡げ部分との巻回方向は同方向であることが望ましい。斯かる巻回態様によれば、2本の渡り線分は外掛け状態となるため、クロス点が発生せず、断線事故の発生を抑制でき、高信頼性のモータを提供できる。
【0023】
なお、コイル巻線として複数本の極細径線を並行して揃えたものを用いても良いし、また1本の極細径線でも良い。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るブラシ付き小型モータにおける電機子を実体的に示す正面図、図2は同電機子を実体的に示す平面図、図3は同電機子に用いる3電極部付き円環状バリスタを示す平面図、図4は同電機子においてバリスタを除いた状態でコイル巻線の巻回態様を示す模式的平面図、図5はコイル巻線の配線図、図6は同コイル巻線の巻回態様を電機子コアの周面を巡って示す展開図である。
【0025】
本例のブラシ付き小型モータは、インナーロータとしての電機子20と、アウターステータとして4磁極(N極,S極,N極,S極)を持つ永久磁石(図示せず)とを備えている。電機子20においては、磁性板を複数枚積層して打ち抜きプレス成形した電機子コア(積層コア)21がシャフト22に軸着されている。この電機子コア21は放射状に6本の突極P(P1〜P6)を有し、その表面には絶縁樹脂又は絶縁塗膜21aで被覆されている。シャフト12には絶縁樹脂製の整流子ホルダー23が圧入されており、この整流子ホルダー23の円周に整流子25を圧入し、整流子25は留め環としてのワッシャー26で抜け止めされている。この整流子25は6個の整流子片から成り、各整流子片は放射方向にそれぞれ1本のライザー(端子部)Rを有する。6本のライザーR(R1〜R6)は電機子コア21の表側で突極間に位置する。この整流子25にはブラシ(図示せず)が摺接している。また、ワッシャー26の外周であって6本のライザーR(R1〜R6)の上には過電圧抑制用の円環状バリスタ29が搭載されている。円環状バリスタ29は円周面上に等間隔で3箇所の電極部29aを有し、3箇所の電極部29aはライザーR2,R4,R6に半田付けで導電接続されている。そして、6本のライザーR1〜R6及び6本の突極P1〜P6には一筆書きパターンの態様で極細径又は細径のコイル巻線27が巻き付けられており、図5に示すように、Δ結線の3相コイル巻線24を構成している。各同相コイル巻線はそれぞれ3本のライザー(1本専用と2本共用)及び2本の突極を用いて形成されている。コイル巻線として複数本の極細径線を並行して揃えたものを用いても良い。
【0026】
ここで、3相コイル巻線24の巻装態様を説明するに当たり、電機子コア21に対してライザー側を表側(平面側)とし、その反対側を裏側(底面側)とする。いずれもの同相コイル巻線は、第1のライザー(R1,R3,R5)の絡げ部分(K1,K3,K5)から正回り方向(図2乃至図6中の矢印方向)で第2のライザー(R4,R6,R2)の絡げ部分(K4,K6,K2)に亘る間の3つの突極を順に裏側と表側と裏側とに交互屈曲して接続して成るジグザグ状部分と、第2のライザー(R4,R6,R2)の絡げ部分(K4,K6,K2)から逆回り方向に巡って隣接する第1の突極(P6,P2,P4)に巻装して成る第1のコイル部分(C11,C21,C31)と、この第1のコイル部分(C11,C21,C31)から正回り方向に巡って隣接する第2の突極(P1,P3,P5)に巻装して成る第2のコイル部分(C12,C22,C32)とを有し、この第2のコイル部分(C12,C22,C32)から正回り方向に巡って隣接する異相の第1のライザー(R3,R5,R1)の絡げ部分(K3,K5,K1)に接続し、第1のコイル部分(C11,C21,C31)と第2のコイル部分(C12,C22,C32)との巻き方向が互いに逆である。
【0027】
ここで、正回り方向を矢印→とし、逆回り方向を矢印⇒とし、突極間,ライザー間や突極・ライザー間での渡り線分の長さを目安として回転角(ラジアン)で表わし、この巻回順序を簡略的に符号で示すと、この巻回方向は、次のように、主に正回り方向を基調として第2のライザーR4,R6,R2から隣接の第1の突極P6,P2,P4に移る渡り線のみが逆回り方向となった態様である。
【0028】
R1(S)→(π)→R4⇒(π/6)⇒P6→(π/3)→P1→(π/6)→R3→(π)→R6⇒(π/6)⇒P2→(π/6)→P3→(π/6)→R5→(π)→R2⇒(π/6)⇒P4→(π/6)→P5→(π/6)→R1(E)
【0029】
即ち、1相目のコイル巻線におけるジグザグ状部分は、ライザーR1の絡げ部分K1から正回り方向の渡り線分L11を介して突極P2の裏側に添接し、正回り方向の渡り線分L12を介して突極P3の表側に添接し、正回り方向の渡り線分L13を介して突極P3の裏側に添接して成る。また、1相目のコイル巻線は、正回り方向の渡り線分L14を介してライザーR4に絡げた絡げ部分K4と、これから逆回り方向のL15を介して突極P6に巻装して成る第1のコイル部分C11を有する。更に、1相目のコイル巻線は、第1のコイル部分C11から正回り方向の渡り線分L16を介して隣接する突極P1に巻装して成る第2のコイル部分C12を有し、これから正回り方向の渡り線分L17を介してライザーR3の絡げ部分K3に接続している。そして、第1のコイル部分C11と第2のコイル部分C12との巻き方向は互いに逆巻き方向となっている。
【0030】
また、2相目のコイル巻線の巻回方法も1相目のコイル巻線の巻回方法と同じである。即ち、2相目のコイル巻線のジグザグ状部分は、ライザーR3の絡げ部分K3から正回り方向の渡り線分L21を介して突極P4の裏側に添接し、正回り方向の渡り線分L22を介して突極P5の表側に添接し、正回り方向の渡り線分L23を介して突極P2の裏側に添接して成る。また、2相目のコイル巻線は、正回り方向の渡り線分L24を介してライザーR6に絡げた絡げ部分K6と、これから逆回り方向のL25を介して突極P2に巻装して成る第1のコイル部分C21を有する。更に、2相目のコイル巻線は、第1のコイル部分C21から正回り方向の渡り線分L26を介して隣接する突極P2に巻装して成る第2のコイル部分C22を有し、これから正回り方向の渡り線分L27を介してライザーR5の絡げ部分K5に接続している。そして、第1のコイル部分C21と第2のコイル部分C22との巻き方向は互いに逆巻き方向となっている。
【0031】
更に、3相目のコイル巻線の巻回方法も1相目のコイル巻線の巻回方法と同じである。即ち、3相目のコイル巻線のジグザグ状部分は、ライザーR5の絡げ部分K5から正回り方向の渡り線分L31を介して突極P6の裏側に添接し、正回り方向の渡り線分L32を介して突極P1の表側に添接し、正回り方向の渡り線分L33を介して突極P4の裏側に添接して成る。また、3相目のコイル巻線は、正回り方向の渡り線分L34を介してライザーR2に絡げた絡げ部分K2と、これから逆回り方向のL35を介して突極P4に巻装して成る第1のコイル部分C31を有する。更に、3相目のコイル巻線は、第1のコイル部分C31から正回り方向の渡り線分L36を介して隣接する突極P4に巻装して成る第2のコイル部分C32を有し、これから正回り方向の渡り線分L37を介してライザーR1の絡げ部分K1に接続している。そして、第1のコイル部分C31と第2のコイル部分C32との巻き方向は互いに逆巻き方向となっている。
【0032】
このように、本例では、同相コイル巻線の第1のコイル部分(C11,C21,C31)及び第2のコイル部分(C12,C22,C32)を互いに逆巻きとして相隣接する第1の突極(P6,P2,P4)及び第2の突極(P1,P3,P5)に形成してあるため、第1のライザー(R3,R5,R1)の絡げ部分(K3,K5,K1)から正回り方向で第2のライザー(R4,R6,R2)の絡げ部分(K4,K6,K2)に亘る間は、3つの突極を順に他端面側と一端面側と他端面側とに交互屈曲するジグザグ状部分として形成できる。しかも、第1のコイル部分(C11,C21,C31)はこれに隣接する第2のライザー(R4,R6,R2)の絡げ部分(K4,K6,K2)から巻装できると共に、第2のコイル部分(C12,C22,C32)からこれに隣接する異相の第1のライザー(R3,R5,R1)に接続することができるので、コイル巻線における総ての渡り線分の長さを突極間距離(π/3)以下に抑えることができ、断線の発生を抑制できる。また、ライザーの絡げ部分と突極のコイル部分とを繋ぐ渡り線のクロスを異相コイル巻線間では無くことができるため、半田着け等の固着をライザーの絡げ部分に施す際、その溶融熱が渡り線に熱伝導しても、異相コイル巻線間での渡り線分のクロス点が無いので、渡り線分の絶縁被膜破壊を防止でき、異相コイル巻線間の短絡不良を抑制でき、モータの小型化及び歩留まり向上を図ることができる。しかも、中継線として渡り線分の全長を最短化できるので、銅損を抑えることができる。
【0033】
また、同相コイル巻線でも図6中の二点鎖線で示すような渡り線のクロス掛けが存在すると、振動等により断線事故の発生する虞れがあるが、第2のライザー(R4,R6,R2)の絡げ部分(K4,K6,K2)と第1のコイル部分(C11,C21,C31)との巻回方向は同方向であって、第2のコイル部分(C12,C22,C32)と異相の第1のライザー(R3,R5,R1)の絡げ部分(K3,K5,K1)との巻回方向は同方向であるため、1つのライザーに接続する2本の渡り線分は外掛け状態となるため、クロス点が発生せず、断線事故の発生を抑制でき、高信頼性のモータを提供できる。
【0034】
なお、上記実施例でのコイル巻線には一本の極細径線を用いてあるが、複数本の極細径線を並行して揃えた巻線を用いても良い。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は次の効果を奏する。
【0036】
(1) 同相コイル巻線の第1のコイル部分及び第2のコイル部分を互いに逆巻きとして相隣接する第1及び第2突極に形成してあるため、第1のライザーの絡げ部分から正回り方向で第2のライザーの絡げ部分に亘る間は、3つの突極を順に他端面側と一端面側と他端面側とに交互屈曲するジグザグ状部分として形成できる。しかも、第1のコイル部分はこれに隣接する第2のライザーの絡げ部分から巻装できると共に、第2のコイル部分からこれに隣接する異相の第1のライザーに絡げることができるので、コイル巻線における総ての渡り線分の長さを突極間距離(π/3)以下に抑えることができ、断線の発生を防止できる。また、ライザーの絡げ部分と突極のコイル部分とを繋ぐ渡り線のクロスを異相コイル巻線間では無くことができるため、半田着け等の固着をライザーの絡げ部分に施す際、その溶融熱が渡り線に熱伝導しても、異相コイル巻線間での渡り線分のクロス点が無いので、渡り線分の絶縁被膜破壊を防止でき、異相コイル巻線間の短絡不良を防止でき、モータの小型化及び歩留まり向上を図ることができる。しかも、中継線として渡り線分の全長を最短化できるので、銅損を抑えることができる。
【0037】
(2) 第2のライザーの絡げ部分と第1のコイル部分との巻回方向は同方向であって、第2のコイル部分と異相の第1のライザーの絡げ部分との巻回方向は同方向であることが望ましい。斯かる巻回態様によれば、2本の渡り線分は外掛け状態となるため、クロス点が発生せず、断線事故の発生を防止でき、高信頼性のモータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るブラシ付き小型モータにおける電機子を実体的に示す正面図である。
【図2】同電機子を実体的に示す平面図である。
【図3】同電機子に用いる3電極部付き円環状バリスタを示す平面図である。
【図4】同電機子においてバリスタを除いた状態のコイル巻線の巻回態様を示す模式的平面図である。
【図5】同コイル巻線の配線図である。
【図6】同コイル巻線の巻回態様を電機子コアの周面を巡って示す展開図である。
【図7】(a)は従来のブラシ付き小型モータにおける電機子のコイル巻線の巻回態様を示す模式的平面図、(b)は同コイル巻線の配線図である。
【図8】(a)乃至(c)は図7に示すコイル巻線の巻回態様を電機子コアの周面を巡って示す展開図である。
【符号の説明】
20…電機子
21…電機子コア(積層コア)
21a…絶縁樹脂又は絶縁塗膜
22…シャフト
23…整流子ホルダー
24…3相コイル巻線
25…整流子
26…ワッシャー
29…3電極付き円環状バリスタ
29a…電極部
R1〜R6…ライザー
P1〜P6…突極
K1〜K6…ライザーの絡げ部分
C11,C21,C31…第1のコイル部分
C12,C22,C32…第2のコイル部分
L11〜L17,L21〜L27,L31〜L37…渡り線分
Claims (3)
- 放射状に6本の突極を有する電機子コアと、前記電機子コアの一端面側で突極間に位置する6本のライザーを有する整流子と、6本のライザーに絡げて前記各突極に巻装されて成る3相コイル巻線と、前記6本のライザーのうち3本を1本おきに接続された3電極部を有する過電圧抑制用バリスタと、前記整流子に摺接するブラシと、4磁極を持つアウター永久磁石とを備え、前記3相コイル巻線の各同相コイル巻線がそれぞれ3本のライザー及び2本の突極を用いて巻装されて成るブラシ付き小型モータにおいて、
前記電機子コアの一端面側とは反対側を他端面側とし、前記6本のライザーのうち前記電機子コアの回転中心に関して点対称の位置関係にあるライザー同士であって前記過電圧抑制用バリスタの電極に非接続のライザー及び接続のライザーを第1のライザー及び第2のライザーとし、前記6本の突極のうち第2のライザーに逆回り方向及び正回り方向で隣接する突極同士を第1の突極及び第2の突極とすると、
いずれもの前記同相コイル巻線は、第1のライザーの絡げ部分から正回り方向で第2のライザーの絡げ部分にまで巡る間の3つの突極を順に他端面側と一端面側と他端面側とに交互屈曲して接続して成るジグザグ状部分と、第2のライザーの絡げ部分から逆回り方向に巡って隣接する第1の突極に巻装して成る第1のコイル部分と、この第1のコイル部分から正回り方向に巡って隣接する第2の突極に巻装して成る第2のコイル部分とを有し、この第2のコイル部分から正回り方向に巡って隣接する異相の第1のライザーの絡げ部分に接続し、前記第1のコイル部分と前記第2のコイル部分の巻回方向が互いに逆巻き方向であることを特徴とするブラシ付き小型モータ。 - 請求項1において、前記第2のライザーの絡げ部分と前記第1のコイル部分との巻回方向は同方向であって、前記第2のコイル部分と前記異相の第1のライザーの絡げ部分との巻回方向は同方向であることを特徴とするブラシ付き小型モータ。
- 請求項1又は請求項2において、複数本の極細径線を並行して揃えた前記コイル巻線を用いて成ることを特徴とするブラシ付き小型モータ。
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