JP3969889B2 - カードリーダ及びicカード - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカード用カードリーダ及びこのカードリーダに使用するICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
ICカードは、ICチップを内蔵したカードから構成され、個人識別用のIDカードとして使用される。ICカードは、他の形式のIDカードと比較して大量の情報を記録できるため、1枚のカードで種々の目的に使用される。例えば、乗車券又は定期券として改札口を通過するためのIDカード(交通用)として使用され、更に、電子商取引に使用するIDカード(電子商取引用)としても使用される。
【0003】
図1に従来のICカードを用いたシステム構成を示す。
ICカード11は、1枚のカード12に内蔵された交通用のICチップ13及び近接形インターフェース14と、電子商取引用のICチップ15及び接触形インターフェース16から構成される。ICカード11はバッテリを搭載せず、使用する電力は近接形インターフェース使用時にはインターフェース14又は接触形インターフェース使用時にはインターフェース16を通して接触式カードリーダ17又はかざし式カードリーダ18から給電される。
【0004】
ICカード11用カードリーダとしては、電子商取引用のように高い認証レベルが要求される場合には、ICカードを挿入して接触する接触式カードリーダ17が使用され、交通用のように簡単な操作が要求される場合にはかざし式カードリーダ18が使用される。各カードリーダ17,18は、例えば、電子商取引機械、改札口などの端末装置に組み込まれる。
【0005】
ICカード11の近接形インターフェース14はアンテナにより構成される。かざし式カードリーダ18も同様にアンテナからなる近接形インターフェースを有し、常時、ICカードに対する電力供給と応答要求の信号を電波により送出している。カード使用時には、ICカード11をカードリーダ18の近くにかざすと、ICカード11は、アンテナから電波により給電を受けて動作を開始し、要求信号に応答して応答信号を送出する。カードリーダ18は、受信した応答信号に基づいてカードの認証を行い、認証の結果を端末装置に送出する。
【0006】
このような近接形インターフェース14を使用したかざし式の場合は、ICカードの操作が簡単ではあるが、ICチップ13としてカスタムICを用い、ASK100%変調方式が採用されているため、送受信時の信号の減衰量が大きい。このため、カードとリーダとの間の相互認証プロトコルなどに高機能なアプリケーションレベルの通信を搭載することが困難である。したがって、交通用のように認証レベルが低くても、簡単な操作が要求されるものには、かざし式カードリーダが使用されるが、電子商取引用のように高い認証レベルが要求されるものに対しては、接触式カードリーダ17が使用される。
【0007】
ICカード11の接触形インターフェース16は端子により構成される。カード使用時には、ICカード11を接触式カードリーダ17にカードスロットから挿入すると、ICカード11は内部で保持され、カードリーダ17に設けられた接触子がICカード11の端子と接触する。カードリーダ17は、この状態で、カードへの給電とデータの読み取りを行う。このような接触式の場合は、通信時に信号の減衰が生じないから、高機能なアプリケーションレベルの通信が行える。接触式カードリーダ17は、高い認証レベルでカードの認証を行い、認証の結果を端末装置に送出する。
【0008】
図2は、最近、改良形として提案されているICカードを使用したシステムの構成を示す。
図2のICカード21は、ICチップとしてCPUを搭載し、変調方式としてASK10%変調方式を採用することにより、従来(図1)2つ必要であったICチップを1つのICチップ22で兼用可能としている。また、ICカードとカードリーダの間で通信可能な距離を長くしている。インターフェースについては、高い認証レベルが必要とされる用途のために、接触形インターフェース16を設け、簡単な操作が要求される用途のために、近接形インターフェース14を設けている。
【0009】
カードリーダについては、従来と同様に、用途別に接触式カードリーダ17又はかざし式カードリーダ18を使用している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のICカードシステムにおいては、操作の簡便さのためには非接触(かざし)式を採用し、確実な認証のためには接触式を採用しているため、カードリーダを用途別に2種類用意し、用途に応じていずれか1つを選択して端末装置に組み込まなければならなかった。このように2つの形式のカードリーダを用意することは、システムのコストを上昇させることとなる。
【0011】
また、ICカードについても、近接形と接触形の2つのインターフェースを組み込む必要がある。このことはカードの部品点数を増加させてコストの上昇を招く。さらに、接触形インターフェースは、端子の接触不良、又は、接触の繰り返しによる端子の磨耗が生じるなどの問題を有する。
本発明は、1台だけで、ICカードの簡単な操作で認証が行われ、あるいは、高い認証レベルで認証が行われるカードリーダを提供することを目的とし、更に、このカードリーダに対応したICカードを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものである。本発明のカードリーダは、電磁シールドでない部分が少なくとも一面に形成されたケースと、前記電磁シールドでない部分に対向して前記ケース内に設けられ、ICカードとの間で信号の送受信を非接触で行うインターフェースと、ICカードを前記ケース内に挿入するために前記ケースに形成された挿入口であって、挿入されたICカードが前記インターフェースとの間で信号の送受信を非接触で行える位置に形成された挿入口とを具備する。
【0013】
また、本発明におけるICカードは、1つのICチップと、このICチップに接続された1つの近接形インターフェースとから構成される。
本発明によれば、同一仕様のカードリーダが、例えば、交通用の改札装置のように操作の簡便さが要求される端末装置、及び、電子商取引用機器のように高度な認証レベルを必要とする端末装置の両方に設置可能となる。
【0014】
例えば、交通用の場合、ユーザは改札装置の所定場所にICカードをかざす。これにより、ICカードは、カードリーダの外部において、インターフェースから送信されてくる電力供給用と要求信号の電波を受信し、電波を電源に変換して動作を開始し、応答信号を外部へ送信する。カードリーダでは、応答信号を受信すると、ICカードとの間で通信を行ってその認証を行い、認証結果の信号を端末装置に出力する。
【0015】
例えば、電子商取引用の場合は、ユーザは電子商取引機械の所定の挿入口にICカードを挿入する。これにより、ICカードは、カードリーダ内部で、近接形インターフェースに接近して保持される。この場合、近接形インターフェースとICカードとの通信距離を短くすることができるから、高度な認証レベルによる高機能アプリケーションによる通信が可能となり同時に外部からの通信の盗聴にも強くなり、非接触式であっても高い認証レベルで確実な認証を行うことができる。
【0016】
本発明によれば、1台のカードリーダで、操作が簡単なかざし式によるICカードの認証と、高度な認証ができる挿入式によるICカードの認証が行える。また、カードリーダとICカードとの間の信号の送受信は、非接触式で行われるから、端子を使用することによる接触不良、端子の磨耗などの問題が生ずることがない。
【0017】
本発明においては、ICカードが挿入口から挿入されたとき、このICカードを保持するロック機構を設けることができる。この機構は、インターフェース間で信号の送受信を行っている間、ICカードを一定の位置に保持する。
また、このロック機構がICカードを保持しているとき、ロック信号を制御回路に出力し、制御回路がロック信号の有無によりインターフェースが送信する信号のレベルを変更するようにすることができる。この場合、かざし式のときはインターフェースが送信する信号レベルを大とし、挿入式のときは小とする。これにより、ICカードがカードリーダ内に挿入されている間は、かざし式による信号の送受信を不可能とすることができる。
【0018】
なお、本発明のカードリーダにおいては、かざし式用の(近接形)インターフェースと、挿入式用のインターフェースを別個のものとすることができる。この場合、ロック信号の有無により、2つのインターフェースを切り替えて使用する。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。
図3は、本発明のICカードとカードリーダを使用したシステム構成を示す。
ICカード31は、カード32内に、1つのICチップ33と1つの近接形インターフェースであるアンテナ34を格納している。ICチップ33は、電子商取引用の挿入式と交通用のかざし式とを兼用している。
【0020】
カードリーダ41は、電子商取引用と交通用とを兼用し、かざし式としても、挿入式としても使用可能となっている。
図4は、カードリーダ41の構成を断面で示す。
カードリーダ41は、外カバー43内に、インターフェースであるアンテナ42と、カード保持部44と、制御回路45を搭載した回路基板46を収納する。また、外カバー43には、ICカードを挿入するための挿入口47が形成される。
【0021】
カードリーダ41は、改札装置、電子商取引機械などの上位機器(端末装置)の内部に設置される。このとき、上位機器の外カバー48に形成した挿入口49と、カードリーダ41の挿入口47が一致するように設置される。
アンテナ42は、上位機器の外カバー48に接近した位置に配置される。上位機器の外カバー48とカードリーダの外カバー43は、少なくともアンテナ42と対向する部分が、電波を通過させる材料により形成される。
【0022】
アンテナ42の反対側に、カード保持部44が配置される。カード保持部44は、挿入口47,49からICカード31が挿入されると、ICカード31を所定位置に搬送し、また、処理終了後にICカード31を挿入口47,49から排出する。なお、カード保持部44は、アンテナ42と外カバー43との間に配置しても良い。又、ICカードの挿入または排出は全て手動で行ってもよい。
【0023】
カード保持部44は、カードICカード31が所定位置に収納されたときロックをし、認証処理が終了した後にロックを解除するロック機構50を有する。カード保持部44の反対側に回路基板46が設けられる。回路基板46には、制御回路45が搭載される。ロック機構50は、ICカード31をロックしたときは、ロック信号を制御回路45に出力する。
【0024】
アンテナ42の周縁は、電磁シールド51で囲われる。アンテナ42の上面と下面のICカード31と対向する面はシールドされない。また、回路基板46は、全外周が電磁シールド52で囲われる。
図4に示したカードリーダ41は、かざし式と挿入式の両用であるが、一方の用途に限定することができる。例えば、アンテナ42のかざし式ICカード側に電磁シールドを設置することにより、挿入式専用にすることができる。また、挿入口47を塞ぐことにより、かざし式専用とすることができる。
【0025】
図5は、制御回路45の回路構成を示す図である。
制御回路45では、バス61に、CPU62、メモリ63、通信I/F(インターフェース)64、入出力I/F65が接続される。通信I/F64には、変調回路66、復調回路67を介してアンテナ42が接続される。入出力I/F65には、ロック機構50が接続され、また、認証結果の出力が上位機器の制御回路(図示省略)へ出力される。また、上位機器から交流電力の機器を受け、A/D変換器68により直流電源を得る。制御回路45の動作については後述する。
【0026】
図6は、ICカード31の回路構成を示す。
ICチップ33では、バス71に、CPU72、メモリ73、通信I/F74が接続される。通信I/F74には、変調回路75、復調回路76を介してアンテナ34が接続される。アンテナ34にA/D変換器77が接続され、その直流出力側に平滑用コンデンサ78が接続される。ICチップ33は、アンテナ34で受信した電波をA/D変換器77で直流電力に変換して電源を得て、電源が確立すると動作を開始する。
【0027】
図7〜図10のフローチャートを用いて、カードリーダ41とICカード31の動作について説明する。図7〜図9はカードリーダ41のCPU62の動作を示し、図10はICカード31のCPU72の動作を示す。
最初に、図7〜図9を用いてカードリーダ41の動作を説明する。
カードリーダ41では、常時、かざし式の場合に対応して要求信号を変調回路66で変調して、アンテナ42から周辺領域に電波を放射する(ステップS11)。ICカード31が、要求信号に対して、自分のカードIDと応答信号を送信するとそれを受信する(ステップS12)。複数のICカード31から同時に信号を送信してくることがあるため、各ICカード31に対して、カードIDを付加した受付番号を発行(送信)する(ステップS13)。カードIDと受付番号を受信したICカード31は、自身のカードIDに付加された受付番号をメモリ73に書き込む。
【0028】
カードリーダ41では、応答信号を受信したICカード31の枚数だけステップS12,13の処理を繰り返し、全部のICカード31に対して受付番号を送信したと判断すると(ステップS14)、アンテナ42から、周辺領域に対して、カードIDと受付番号と認証パラメータを送信する(ステップS15)。カードIDに該当するICカード31は、受信した認証パラメータを基に認証返信パラメータを計算し、送信する。カードリーダ41はこれを受信する(ステップS16)。該当カード以外のICカードにおいてはこの計算と送信は行われない。
【0029】
認証返信パラメータを受信したICカードに対してカードの認証処理を行う(ステップS17)。カードの認証の結果、OKであれば認証OK時の処理を行い、上位機器に対して信号を送出し(ステップS18)、NGであれば認証NGの処理を行い、上位機器に対して信号を送出する(ステップS19)。受付番号を発行したICカードの全てに対してステップS15,16の処理を行う(ステップS20)。
【0030】
次に図9を用いてステップS11〜S20までの処理の間に、ICカード31がカードリーダ41の挿入口47に挿入された場合の挿入式の認証について説明する。
S11からS20までの間にICカード31が挿入されてロック機構50からロック信号を受信する(ステップS21)と割込みが発生し、それ以後の図7,8のかざし式の処理をキャンセルして(ステップS22)、挿入式の認証処理へ進む。
【0031】
挿入式の場合、最初にアンテナ42の出力を下げる(ステップS23)。これにより、カードリーダ41内にあるICカード31とのみ交信が可能となり、外部にあるICカード31と交信をすることがなくなる。なお、このアンテナ感度の切り替えは省略することも可能で、かざし式と挿入式の両方式とも同一アンテナ感度とすることもできる。
【0032】
カードリーダ41では、要求信号を変調回路66で変調して、アンテナ42からICカード31に電波を放射する(ステップS24)。ICカード31が、要求信号に対して、自分のカードIDと応答信号を送信するとそれを受信する(ステップS25)。次にICカード31に対して、カードIDを付加した受付番号を発行(送信)する(ステップS26)。カードIDと受付番号を受信したICカード31は、自身のカードIDに付加された受付番号をメモリ73に書き込む。
【0033】
アンテナ42から、カードIDと受付番号と認証パラメータを送信する(ステップS27)。このとき、認証レベルをグレードの高いものに設定し、ICカード31に高グレードで認証を行なうことを伝える。なお、この認証レベルの切り替えを省略して、かざし式も挿入式も同一認証レベルとすることもできる。
ICカード31は、これに対し、受信した認証パラメータを基に認証返信パラメータを計算して送信する。カードリーダ41では、これを受信し(ステップS28)、カードの認証を行う(ステップS29)。
【0034】
カードの認証の結果、OKであれば認証OK時の処理を行い、上位機器に対して信号を送出し(ステップS30)、NGであれば認証NGの処理を行い、上位機器に対して信号を送出する(ステップS31)。その後、カード保持部44に信号を送出してカードの排出を行わせる(ステップS32)。
図10を用いて、上記カードリーダ41の動作に対応するICカード31の動作を説明する。
【0035】
ICカード31をカードリーダ41にかざすことにより、又は、挿入口47から挿入することにより、アンテナ34が電波を受信し、A/D変換器77により直流電源を得る。これによりICカード31が動作を開始する(ステップS41)。要求信号を受信する(ステップS42)と、自分のカードIDと応答信号を送信する(ステップS43)。
【0036】
自分のカードIDが含まれた受付番号を受信する(ステップS44)と、メモリ73に受付番号を書き込む(ステップS45)。自分のカードIDと受付番号と認証パラメータを受信する(ステップS46)と、受信した認証パラメータを基に認証返信パラメータを計算して送信する(ステップS47)。
図11は、図4に示したカードリーダの変形例を示す。ここでは、主として図4と相違する点について説明する。また、図4と同一機能を有するものには同一参照符号を付している。
【0037】
アンテナとして、かざし用アンテナ53と挿入用アンテナ54が別個に設けられる。かざし用アンテナ53は、外カバー43側に配置され、その反対側の面に電磁シールド55が設けられる。挿入用アンテナ54はカード保持部44に接近して配置される。かざし用アンテナ53と挿入用アンテナ54は、それぞれ制御回路45に接続される。なお、挿入用アンテナ54は、かざし用アンテナ53とカード保持部44の間に配置しても良い。
【0038】
本実施形態の場合、制御回路45の動作としては、常時はかざし用アンテナ53を使用し、図8のステップS21でロック信号を受信した場合には、挿入用アンテナ54を使用するといった切り替え動作が必要となる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、1台だけで、ICカードの簡単な操作で認証が行われ、あるいは、高い認証レベルで認証が行われるカードリーダを得ることができる。更に、このカードリーダに対応したICカードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のICカードを使用したシステムの構成を示す図。
【図2】改良された従来のICカードを使用したシステムの構成を示す図。
【図3】本発明のICカードとカードリーダを使用したシステム構成を示す図。
【図4】図3のカードリーダの構成を示す断面図。
【図5】図4の回路基板に搭載された制御回路の回路構成を示す図。
【図6】図3のICカードの回路構成を示す図。
【図7】カードリーダの動作を説明するフローチャート(その1)。
【図8】カードリーダの動作を説明するフローチャート(その2)。
【図9】カードリーダの動作を説明するフローチャート(その3)。
【図10】ICカードの動作を説明するフローチャート。
【図11】図4のカードリーダの変形例を示す図。
【符号の説明】
11…ICカード
13…交通用ICチップ
14…近接形インターフェース
15…電子商取引用ICチップ
16…接触形インターフェース
17…接触式カードリーダ
18…近接式カードリーダ
21…ICカード
22…ICチップ
31…ICカード
33…ICチップ
34…アンテナ
41…カードリーダ
42…アンテナ
43…外カバー
44…カード保持部
45…制御回路
47…挿入口
50…ロック機構
53…かざし用アンテナ
54…挿入用アンテナ
55…電磁シールド
61…バス
62…CPU
63…メモリ
64…通信I/F
65…入出力I/F
71…バス(ICカード側)
72…CPU
73…メモリ
74…通信I/F
77…A/D変換器
Claims (6)
- 電磁シールドでない部分が少なくとも一面に形成されたケースと、
前記電磁シールドでない部分に対向して前記ケース内に設けられ、ICカードとの間で信号の授受を非接触で行うインターフェースと、
ICカードを前記ケース内に挿入するために前記ケースに形成された挿入口と、
この挿入口から挿入されたICカードを、前記インターフェースとの間で信号の授受を非接触で行える位置に保持するロック機構と、
前記インターフェースと接続され、ICカードとの間の信号の送受信の制御を行う制御回路と、を具備し、
前記ロック機構は、ICカードを保持したときにロック信号を前記制御回路に出力する手段を有し、
前記制御回路は、前記ロック信号が入力されたときは、前記インターフェースが送信する信号のレベルを低減することを特徴としたカードリーダ。 - 前記制御回路は、前記ロック信号が入力されたときは、前記インターフェースにおける認証レベルを前記ロック信号が入力されていないときより高度に設定して認証を行う請求項1に記載のカードリーダ。
- 電磁シールドでない部分が少なくとも一面に形成されたケースと、
前記電磁シールドでない部分に対向して前記ケース内に設けられ、前記ケース外にあるICカードとの間で信号の授受を非接触で行う第1のインターフェースと、
ICカードを前記ケース内に挿入するために前記ケースに形成された挿入口と、
この挿入口から挿入されたICカードを保持するロック機構と、
このロック機構により保持されるICカードに接近して設けられ、当該ICカードとの間で信号の授受を非接触で行う第2のインターフェースと、
前記第1及び第2のインターフェースと接続され、ICカードとの間の信号の送受信の制御を行う制御回路と、を具備し、
前記ロック機構は、ICカードを保持したときにロック信号を前記制御回路に出力する手段を有し、前記制御回路は、前記ロック信号が入力されたときは、前記第2のインターフェースを動作させ、前記ロック信号が入力されないときは、前記第1のインターフェースを動作させることを特徴としたカードリーダ。 - 前記制御回路は、前記第1のインターフェースにおける信号のレベルを前記第2のインターフェースにおける信号のレベルより大とする請求項3に記載のカードリーダ。
- 前記制御回路は、前記第2のインターフェースにおける認証レベルを前記第1のインターフェースにおける認証レベルより高度のものとする請求項3又は4に記載のカードリーダ。
- 請求項2又は5に記載のカードリーダに使用されるICカードであって、
1つのICチップと、このICチップに接続された1つの近接形インターフェースとから構成され、
前記ICチップは、前記カードリーダとの間の通信に用いられる2種類の認証レベルを有することを特徴としたICカード。
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