JP3969050B2

JP3969050B2 - 情報端末

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Publication number: JP3969050B2
Application number: JP2001313315A
Authority: JP
Inventors: 邦夫福田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 2001-02-21
Filing date: 2001-10-10
Publication date: 2007-08-29
Anticipated expiration: 2021-10-10
Also published as: US20020116268A1; JP2002324021A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＲＦ−ＩＤ（Radio Frequency-Identification）を利用した情報伝達を行う情報端末に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、駅構内や電車内等の紙ベースの広告には、広告主のインターネットのホームページのアドレスを示すＵＲＬ（Uniform Resource Locator)がその広告内容とともに記載されることが多くなってきている。紙ベースの広告ではその記載範囲が小さく宣伝したい商品等の内容を詳細に示すことができないが、ＵＲＬを同時に記載することにより、その商品のより詳細な内容をホームページで掲載して、ユーザにより多くの情報を提供することができる。
【０００３】
紙ベースの広告にＵＲＬを掲載することによって、その商品等に関するより多くの情報をインターネットで提供する従来の情報提供システムを図６に示し、この従来の情報提供システムについて説明をする。
【０００４】
従来の情報提供システム１００は、図６に示すように、商品等の宣伝が記載された紙ベースの広告１０１と、情報携帯端末１０２と、移動体通信網１０３と、インターネット網１０４と、インターネット網１０４を介してアクセスが可能なサーバ１０５とを有して構成される。
【０００５】
広告１０１には、例えば商品等の宣伝内容とともにＵＲＬが記載されている。記載されているＵＲＬは、その商品等に関連する関連情報がアップロードされているインターネット上のホームページへのＵＲＬである。
【０００６】
情報携帯端末１０２は、持ち運び可能な小型の情報端末である。この情報携帯端末１０２は、インターネット網１０４へのアクセス機能を有しているとともに、インターネット上のサーバにアップロードされているホームページを閲覧するブラウザソフトが内蔵されている。ユーザは、所定のＵＲＬをこの情報携帯端末１０２に入力することによって、そのＵＲＬにより特定されるインターネット網１０４上のサーバへアクセスして、当該ＵＲＬに示されているホームページを閲覧することができる。なお、情報携帯端末１０２ａは移動体通信網１０３との無線アクセス機能を有したものであり、情報携帯端末１０２ｂは移動体通信網１０３との無線アクセス機能を有さないものである。無線アクセス機能を有さない情報携帯端末１０２ｂは、例えば、携帯電話機１０６を接続することによって、移動体通信網１０３とアクセスが可能となる。
【０００７】
移動体通信網１０３は、移動体電話が接続される通信網で、基地局等を中継することによってインターネット網１０４と接続される。
【０００８】
サーバ１０５は、インターネット網１０４上に存在する情報提供サーバである。
【０００９】
まず、広告１０１の広告主は、広告１０１で宣伝している商品等に関連する関連情報が記載されたホームページを作成し、このホームページを広告１０１に記載しているＵＲＬで示されるサーバにアップロードしておく。
【００１０】
広告１０１をみたユーザは、ペン等の入力デバイスを用いて、その広告１０１に記載されているＵＲＬを情報携帯端末１０２に入力してインターネット網１０４に接続する。インターネット網１０４に接続された情報携帯端末１０２は、そのＵＲＬにより特定されるサーバ１０５と接続し、当該ＵＲＬで提供されているホームページをダウンロードする。そして、ユーザは、情報携帯端末１０２のホームページ閲覧ソフトを用いて、ダウンロードされたホームページを参照することが可能となる。
【００１１】
以上のように従来の情報提供システム１００では、紙ベースの広告にＵＲＬを掲載することによって、その商品等に関するより多くの情報をユーザに提供することができる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の情報提供システム１００では、広告１０１に記載されているＵＲＬを情報携帯端末１０２にユーザ自身が書き写さなければならなく、その入力が繁雑であった。
【００１３】
また、そのＵＲＬがホームページ内の下位階層にあった場合、ＵＲＬが非常に長い記述となってしまうため、入力作業がさらに繁雑となる。また、ホームページのトップをＵＲＬに記述していたとしても、その商品等の情報がホームページの下位階層にあれば、目的の情報を得るまで非常に手間がかかってしまう。
【００１４】
本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、広告や一般商品等の物体に関連する情報がネットワークを介してユーザに提供されている場合に、ユーザ自身がネットワークのアドレスの書き込み作業を行うことなく、その関連情報を容易に取得することができる情報端末を提供することを目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる情報端末は、物体に付加されたＲＦ−ＩＤ（Radio Frequency-Identification）タグから発信された無線電波を受信するＲＦ−ＩＤリーダと、ネットワークにアクセスして上記ネットワーク上のサーバから提供されている情報を取得する情報取得手段とを備える。そして、上記ＲＦ−ＩＤリーダは、（１）当該物体の属性をユーザに提示するための詳細情報及び（２）上記物体に関連する関連情報をネットワーク上にて一意に識別するための関連情報識別情報を、上記ＲＦ−ＩＤタグから受信し、上記情報取得手段は、上記ＲＦ−ＩＤタグから受信した上記詳細情報を出力するか、或いは、上記ＲＦ−ＩＤリーダで受信した関連情報識別情報に基づき上記ネットワークにアクセスして上記関連情報を取得すると共に、当該情報取得手段を利用するユーザのユーザ情報を記憶し、上記関連情報識別情報のサーバへのアクセス時に当該ユーザ情報をサーバに送信する。
【００１６】
上記ＲＦ−ＩＤタグ内には、前記関連情報識別情報として、広告を識別するための広告識別番号と、インターネットのホームページのＵＲＬに変換するデータベースを含むポータルサーバのＵＲＬが対応付けて記憶されており、上記ＲＦ−ＩＤリーダは、上記広告識別番号及び上記ポータルサーバのＵＲＬとを無線電波によって受信する。
【００１７】
上記情報取得手段は、（ｉ）インターネット上の上記ポータルサーバのＵＲＬにアクセスして、上記広告識別番号から変換した上記インターネットのホームページのＵＲＬを取得し、或いは、（ｉｉ）上記ポータルサーバで上記広告識別番号から変換した上記インターネットのホームページのＵＲＬを取得し、上記ポータルサーバから上記インターネットのホームページのＵＲＬのサーバにアクセスして情報を取得する、処理を選択的に実行する。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第１の実施の形態として、本発明を適用した情報提供システムについて説明をする。
【００１９】
図１に、本発明の情報提供システムのシステム構成図を示す。
【００２０】
情報提供システム１は、商品等の宣伝が記載された紙ベースの広告１１と、情報携帯端末１２と、移動体通信網１３と、インターネット網１４と、インターネット網１４を介してアクセスが可能なサーバ１５とを有して構成される。
【００２１】
広告１１には、例えば商品等の宣伝内容が記載されているとともに、ＲＦ−ＩＤ（Radio Frequency-Identification）システムを構成するタグ１６が取り付けられている。
【００２２】
ＲＦ−ＩＤシステムは、タグとリーダとから構成されるシステムで、タグに格納されている情報内容を、非接触でリーダで読みとるシステムである。他の呼称として、例えば、ＩＤシステム、データキャリアシステムなどがある。タグとリーダとの間の通信方法としては、例えば、電磁結合方式、電磁誘導方式、電波通信方式などがある。本例では、マイクロ波（例えば、２．４ＧＨｚ帯）を利用した電波通信方式を用いている。また、本例で用いているタグ１６は、内部に電池等の起電力発生手段は設けられておらず、後述する情報携帯端末１２に設けられているリーダ１７から供給される高周波信号の受信電力により内部起電力を発生させて動作を行う。
【００２３】
広告１１に付与されているタグ１６には、格納情報として、ＵＲＬ、広告詳細情報、広告識別番号が記憶されている。タグ１６が記憶しているＵＲＬは、その広告１１で宣伝している商品等に関連する関連情報がアップロードされているインターネット上のホームページのＵＲＬである。広告詳細情報は、例えば、その広告１１で宣伝している商品の詳細仕様や価格表等のその広告１１に関連する詳細な情報である。例えば、広告１１の紙面上に記載しきれない情報や省略した情報等をこの広告詳細情報に含めておく。広告識別番号は、当該広告１１を識別するための番号で、例えば、広告１１毎にユニークな番号が付けられている。
【００２４】
なお、タグ１６の取り付け方法はどのような方法でもよく、また、その取り付け位置もどこでも良い。例えば、タグ１６をシール上に構成し、広告１１に直接張り付けても良い。また、広告１１には、タグ１６が記憶しているＵＲＬが、宣伝内容とともに記載されていても良いし、また、記載されていなくてもよい。
【００２５】
情報携帯端末１２は、持ち運び可能な小型の情報端末である。この情報携帯端末１２は、インターネット網１４へのアクセス機能を有しているとともに、インターネット上のサーバにアップロードされているホームページを閲覧するブラウザソフトが内蔵されている。また、この情報携帯端末１２には、ＲＦ−ＩＤシステムを構成するリーダ１７が取り付けられている。このリーダ１７は、マイクロ波による無線通信方式で、広告１１に取り付けられているタグ２１に記憶されている格納情報（ＵＲＬ、広告詳細情報、広告識別番号）を読みとる。
【００２６】
また、情報携帯端末１２は、当該端末を利用しているユーザの情報を内部に格納している。ユーザ情報は、例えば、そのユーザの年齢、性別、職業、Ｅメールアドレス等である。
【００２７】
なお、情報携帯端末１２が無線アクセス機能を有さないものであれば、携帯電話機等の外部通信機器を接続することによって、移動体通信網１３とアクセスを可能とすればよい。
【００２８】
移動体通信網１３は、移動体電話が接続される通信網で、基地局等を中継することによってインターネット網１４と接続される。
【００２９】
サーバ１５は、インターネット網１４上に存在する情報提供サーバである。
【００３０】
図２に、タグ１６、並びに、リーダ１７が設けられた情報携帯端末１２の内部構成を示す。
【００３１】
タグ１６は、アンテナ３１と、アンテナ共用器３２と、受信／起電力発生部３３と、電力供給部３４と、送信部３５と、通信制御部３６と、記憶部３７とを備えて構成される。
【００３２】
アンテナ３１は、情報携帯端末１２のリーダ１７との間でマイクロ波信号の送受信を行う。
【００３３】
アンテナ共用器３２は、タグ１６からリーダ１７へのマイクロ波信号の送信と、リーダ１７からタグ１６へのマイクロ波信号の受信の双方を行うための共用回路である。
【００３４】
受信／起電力発生部３３は、アンテナ３１により受信されたマイクロ波信号を検出してリーダ１７から送信された信号を受信するとともに、このマイクロ波信号の受信電力から起電力を発生する。受信／起電力発生部３３は、発生した起電力を電力供給部３４にチャージする。
【００３５】
電力供給部３４は、チャージされた電力を、送信部３５、通信制御部３６、記憶部３７に供給する。送信部３５、通信制御部３６、記憶部３７は、電力供給部３４から電力が供給されることによって動作が開始される。
【００３６】
送信部３５は、通信制御部３６から出力された信号を、アンテナ３１を介してマイクロ波信号にして送信する。
【００３７】
通信制御部３６は、リーダ１７へ送信する信号の変調等を行う。
【００３８】
記憶部３７は、リーダ１７へ送信するＵＲＬ、広告詳細情報、広告識別番号が記憶されている。
【００３９】
一方、情報携帯端末１２は、本体部１８にリーダ１７が取り付けられて構成されている。
【００４０】
リーダ１７は、アンテナ４１と、アンテナ共用器４２と、受信部４３と、送信部４４と、通信制御部４５とを備えて構成される。
【００４１】
アンテナ４１は、広告１１に取り付けられたタグ１６との間でマイクロ波信号の送受信を行う。
【００４２】
アンテナ共用器４２は、リーダ１７からタグ１６へのマイクロ波の送信と、タグ１６からリーダ１７へのマイクロ波の受信の双方を行うための共用回路である。
【００４３】
受信部４３は、アンテナ４１により受信されたマイクロ波信号を検出して、タグ１６から送信された信号を受信する。
【００４４】
送信部４４は、通信制御部４５から出力された信号に応じて、アンテナ４１を介してタグ１６へマイクロ波信号を送信する。
【００４５】
通信制御部４５は、タグ１６から受信した信号の復調及び復号を行う。また、この通信制御部４５は、情報携帯端末１２の本体１８から制御がされる。
【００４６】
本体１８は、信号処理部５１と、移動体通信部５２と、移動体通信用アンテナ５３と、表示部５４と、ペン入力部５５とを備えている。
【００４７】
信号処理部５１は、本情報携帯端末１２の全体の制御を行う。内部には、ユーザ情報記憶部５６とＵＲＬ記憶部５７とを有してる。ユーザ情報記憶部５６は、本情報携帯端末１２のユーザ情報（例えば、そのユーザの年齢、性別、職業、Ｅメールアドレス等）を記憶している。ＵＲＬ記憶部５７は、タグ１６から送信されたＵＲＬ、広告詳細情報及び広告識別情報を記憶する。
【００４８】
移動体通信部５２は、移動体通信用アンテナ５３を用いて電波の送受信を行い、移動体通信網１３に設けられている基地局とデータの送受信を行う。
【００４９】
表示部５４及びペン入力部５５は、例えば液晶ディスプレイからなるタブレット等で形成されており、ユーザに対して情報を表示するとともに、ユーザによるペン等のデバイスの入力を受け付ける。
【００５０】
次に、紙ベースの広告１１とともにその広告１１に宣伝されている商品等に関する情報をインターネットで提供する場合の処理手順について説明をする。
【００５１】
まず、広告１１の広告主は、広告１１で宣伝している商品等に関連する関連情報が記載されたホームページを作成し、タグ１６に記憶させているＵＲＬと同一のＵＲＬで示されるインターネット網１４上のサーバ１５にアップロードしておく。
【００５２】
続いて、広告１１を見たユーザは、ペン等の入力デバイスでペン入力部５５を操作してＵＲＬ受信入力モードに、情報携帯端末１２を設定する。
【００５３】
続いて、受信入力モードへの設定を受け付けた情報携帯端末１２の信号処理部５１は、リーダ１２の通信制御部４５に対して、広告１１からの情報の受信入力を指示する。
【００５４】
続いて、広告１１からの情報の受信入力の指示を受け付けたリーダ１２の通信制御部４５は、送信部４４に対して信号の発信を指示する。
【００５５】
続いて、信号の発信の指示を受けた送信部４４は、アンテナ共用器４２及びアンテナ４１を介して、２．４ＧＨｚ帯のマイクロ波信号を発信する。
【００５６】
このようにしてリーダ１７から送信されたマイクロ波信号は、広告１１に取り付けられたタグ１６に送信される。
【００５７】
続いて、タグ１６の受信／起電力発生部３３は、アンテナ３１及びアンテナ共用器３２を介して、リーダ１７から送信された２．４ＧＨｚ帯のマイクロ波信号を受信するとともに、このマイクロ波信号の電力から起電力を発生し、電力供給部３４にチャージする。
【００５８】
続いて、電力供給部３４がチャージされたことにより送信部３５、通信制御部３６、記憶部３７の動作が開始される。
【００５９】
続いて、動作を開始した通信制御部３６は、記憶部３７に記憶されている当該広告１１に関連するＵＲＬ、広告詳細情報及び広告識別番号を読み出し、これらの情報を送信部３５に供給して、信号の発信を指示する。
【００６０】
信号の発信の指示を受けた送信部３５は、アンテナ共用器３２及びアンテナ３１を介して、２．４ＧＨｚ帯と異なる高周波信号で、ＵＲＬ、広告詳細情報及び広告識別番号を発信する。
【００６１】
このようにしてＵＲＬ、広告詳細情報及び広告識別番号は、タグ１６からリーダ１７へ送信される。
【００６２】
続いて、リーダ１７の受信部４３は、アンテナ４１及びアンテナ共用器４２を介して、タグ１６から送信された高周波信号を受信し、その受信信号を通信制御部４５に供給する。
【００６３】
続いて、通信制御部４５は、受信信号からＵＲＬ、広告詳細情報及び広告識別番号を抽出し、本体１８内の信号処理部５１に転送する。
【００６４】
続いて、信号処理部５１は、ＵＲＬ等が転送されると、これらをＵＲＬ記憶部５７に格納する。
【００６５】
続いて、信号処理部５１は、ホームページ閲覧用のブラウザソフトを起動するとともに、移動体通信部５２を用いて移動体通信網１３に接続してから、インターネット網１４に接続する。
【００６６】
続いて、信号処理部５１は、タグ１６から送信されたＵＲＬに示されているサーバ１５をインターネット網１４から検索してアクセスを行う。なお、信号処理部５１は、サーバ１５にアクセスする際に、ユーザ情報記憶部５６に記憶されているユーザ情報、及び、ＵＲＬ記憶部５７に記憶されている広告識別番号をアップロードする。
【００６７】
続いて、信号処理部５１は、アクセスしたサーバ１５からホームページをダウンロードする。
【００６８】
そして、ユーザは、情報携帯端末１２のホームページ閲覧ソフトを用いて、ダウンロードされたホームページを表示部５４で参照することが可能となる。
【００６９】
また、信号処理部５１は、広告詳細情報をブラウザソフトを用いてユーザに表示してもよい。広告詳細情報には、上述したように広告１１の紙面上に記載しきれないその商品の価格等の詳細な情報が含まれている。
【００７０】
以上のように情報提供システム１では、紙ベースの広告１１にＲＦ−ＩＤシステムを構成するタグ１６を取り付け、このタグ１６にＵＲＬを格納しておくことによって、その商品等に関するより多くの情報をインターネットを介してユーザに提供することができる。
【００７１】
また、この情報提供システム１では、広告１１の関連情報が提供されているＵＲＬが簡単な操作で情報携帯端末１２に入力されるため、ユーザ自身がＵＲＬの書き込み作業を行うことなく、容易にその関連情報を取得することができる。
【００７２】
また、そのＵＲＬがホームページ内の下位階層にあった場合、ＵＲＬが非常に長い記述となってしまったり、ホームページのトップから検索していくと目的の情報を得るまで手間がかかってしまうが、本情報提供システム１の場合、ＵＲＬの書き込み作業が必要ないため、非常に容易に情報を得ることができる。
【００７３】
また、この情報提供システム１では、情報携帯端末１２からサーバ１５へアクセスがあった場合、広告１１の識別番号やユーザ情報をサーバ１５へアップロードするので、広告主側は、例えば、どんなユーザがどのような広告１１をみたかといった情報を得ることが可能となり、その後の商品のマーケティングやダイレクトメールの配信サービスに役立てることが可能となる。
【００７４】
本発明が適用された情報提供システム１では、広告識別番号をインターネットのホームページのＵＲＬに対応させて、その広告識別番号をインターネットのホームページのＵＲＬに変換するためのベータベース１８を含むポータルサーバ１９によって、広告識別番号をＵＲＬに変換することでインターネットのホームページに接続する方法もある。
【００７５】
この情報提供方法を情報提供システム２として、図３に情報提供システム２のシステム構成図を示す。なお、情報提供システム２について、情報提供システム１と同様の機能及び作用を有する構成要素に関しては、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
【００７６】
広告１１に付加されたタグ１６には、格納情報として広告識別番号と、インターネットのホームページのＵＲＬに対応させた広告識別番号をＵＲＬに変換するデータベース１８を含むポータルサーバ１９のＵＲＬと、広告詳細情報とが格納されている。
【００７７】
広告識別番号は、広告１１で宣伝にしている商品等に関連する関連情報がアップロードされているインターネットのホームページのＵＲＬに対応している。
【００７８】
ポータルサーバ１９は、ユーザが広告主のインターネットのホームページを閲覧するために情報提供サービス側が用意したもであり、前記広告識別番号をインターネットのホームページのＵＲＬに変換するためのデータが含まれている。
【００７９】
情報提供システム２は、タグ１６に格納されている広告識番号と、ポータルサーバ１９のＵＲＬとをリーダ１７で受信する。
【００８０】
情報携帯端末１２の信号処理部５１は、移動体通信部５２を用いて移動体通信網１３に接続してインターネット網１４に接続する。
【００８１】
続いて、信号処理部５１は、タグ１６から送信されたポータルサーバ１９のＵＲＬに示されているサーバをインターネット網１４から検索してアクセスを行う。
【００８２】
続いて、通信処理部５１は、ポータルサーバ１９にリーダ１７が受信した広告識別番号を転送する。
【００８３】
続いて、ポータルサーバ１９は、インターネットのホームページのＵＲＬに変換するデータベース１８により、転送された広告識別番号からインターネットのホームページのＵＲＬを所得して、情報携帯端末１２に転送する。
【００８４】
そして、情報携帯端末１２は、情報提供システム１と同様の方法でダウンロードしたインターネットのホームページを表示部５４で参照することが可能となる。
【００８５】
また、ポータルサーバ１９は、インターネットのホームページのＵＲＬを取得して情報携帯端末１２を介さずに、インターネット網１４を利用して直接インターネットのホームページのＵＲＬのサーバ１５にアクセスしてもよい。
【００８６】
続いて信号処理部５１は、アクセスしたサーバ１５からホームページをダウンロードする。
【００８７】
そして、ユーザは、情報携帯端末１２のホームページ閲覧ソフトを用いて、ダウンロードされたホームページを表示部５４で参照することが可能である。
【００８８】
情報提供システム２は、ポータルサーバ１９からホームページのＵＲＬを転送する際に、広告内容に関する代行販売サービス等の付加サービスや地図情報サービス等の付加情報も一緒に提供することができる。
【００８９】
なお、以上本発明の情報提供システムとして、商品等の宣伝を行う紙ベースの広告１１に対してタグ１６を取り付ける例を示したが、本発明では、タグ１６を取り付ける物体はどのようなものであってもよい。例えば、電化製品にタグ１６を取り付けておき、その製品の取扱説明書のダウンロード用のホームページのＵＲＬや、その製品の質問や問い合わせのホームページのＵＲＬ等をそのタグ１６に記憶させておいてもよい。
【００９０】
更に、本発明を適用した情報提供システム３００について説明する。図４は、情報提供システム３００のシステム構成図である。
【００９１】
なお、情報提供システム３００について、情報提供システム１と同様の機能及び作用を有する構成要素に関しては、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
【００９２】
情報提供システム３００は、商品等の宣伝が記載された紙ベースの広告１１と、情報端末１２と、移動体通信網１３と、インターネット網１４と、インターネット網１４を介してアクセス可能なメールサーバ３０１とを有して構成される。
【００９３】
情報提供システム３００では、広告１１に付与されているタグ１６に格納されている格納情報として広告主のインターネットのメールアドレスが記憶されている。このメールアドレスは、例えば、当該広告主への問い合わせ等に利用されるメールアドレスである。
【００９４】
情報提供システム３００は、情報携帯端末１２に設けられたリーダ１７によってタグ１６に格納されたメールアドレスを受信する。そのメールアドレスは、情報携帯端末１２の例えばメールソフトの中のアドレス帳に記憶させる。
【００９５】
そして、ユーザが、広告主のメールアドレスに、問い合わせ等のメールを送信したい場合に、アドレス帳から広告主のメールアドレスを選択してメールを送信することができる。
【００９６】
情報携帯端末１２の信号処理部５１は、電子メール送受信用のメールソフトを起動させるとともに、移動体通信部５２を用いて移動体通信網１３に接続してからインターネット網１４に接続する。
【００９７】
続いて、信号処理部５１は、ユーザのメールサーバに、受信したメールアドレスが入力されたメールを送信する。送信したメールは、インターネットを介して広告主側のメールサーバに届けられる。そして、広告主は、電子メール送受信用のメールソフトを利用して、送られてきたメールを読むことができる。
【００９８】
以上のように情報提供システム３００では、タグ１６に当該広告主のメールアドレスを格納することによって、その商品やその他問い合わせをメールで行えるようになる。また、この情報提供システム３００では、広告主等へのメールアドレスを情報携帯端末１２で簡単に入力でき、問い合わせの内容を入力すれば即座に広告主の下へと届けられる。
【００９９】
また、この情報提供システム３００では、ユーザのメールアドレスの書き込みが不要になり、そのためメールアドレスの入力ミスも防ぐことができるようになる。
【０１００】
なお、以上の例では、商品等の宣伝を行う紙ベースの広告１１に対してタグ１６を取り付ける例を示したが、本発明では、タグ１６を取り付ける物体はどのようなものであってもよい。例えば、本や雑誌にタグ１６を取り付けておき、商品の問い合わせ用のメールアドレスや筆者のメールアドレスを記憶させておいてもよい。
【０１０１】
次に、本発明の参考例として、情報提供システム４００について説明する。
【０１０２】
図５は、参考例となる情報提供システム４００のシステム構成図である。
【０１０３】
なお、情報提供システム４００について、情報提供システム１と同様の機能及び作用を有する構成要素に関しては、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
【０１０４】
情報提供システム４００は、商品等の宣伝が記載された紙ベースの広告１１と、情報携帯端末１２と、移動体通信網１３と、インターネット網１４と、インターネット網１４を介してアクセス可能な地図情報を提供する地図提供サーバ４０１とを有して構成される。
【０１０５】
情報提供システム４００は、広告１１に付与されているタグ１６の格納情報として、位置情報となる当該広告が設けられている場所を示す緯度経度または住所情報が記憶されている。
【０１０６】
そして、ユーザが、タグ１６に格納されている当該広告が設けられている場所を示す緯度経度または住所情報を受信したい場合には、タグ１６からの情報を情報携帯端末１２に設けられているリーダ１７で受信する。
【０１０７】
続いて、情報携帯端末１２の信号処理部５１は、地図閲覧用のブラウザソフトを起動させるとともに、移動体通信部５２を用いて移動体通信網１３に接続してから、インターネット網１４に接続する。
【０１０８】
続いて、信号処理部５１は、地図情報を提供するインターネット上のサーバ４０１にアクセスを行う。地図情報を提供するサーバ４０１は、リーダ１７で受信した広告１１の設けられている場所を示す緯度経度または位置情報により、広告１１が設けられている場所の周辺地図を検索する。
【０１０９】
続いて、信号処理部５１は、サーバから広告１１が設けられている位置の周辺地図をダウンロードする。
【０１１０】
そして、ユーザは、情報携帯端末１２を用いて、ダウンロードされた当該広告が設けられている場所の周辺地図を表示部５４で参照することが可能となる。
【０１１１】
以上のように情報提供システム４００は、紙ベースの広告１１にＲＦ−ＩＤシステムを構成するタグ１６にを取り付け、このタグ１６に当該広告の設けられている緯度経度または住所情報を格納する。よって、情報提供システム４００は、ユーザに広告１１が設けられている場所の地図或いは周辺地図を簡単かつ迅速に提供する。そのため、ユーザは、広告１１が設けられている場所を簡単に知ることができる。
【０１１２】
以上、参考例として、商品等の宣伝を行う紙ベースの広告１１に対してタグ１６を取り付ける例を示したが、本発明では、タグ１６を取り付ける物体が固定されているものであればどのようなものであってもよい。例えば、ビル等の建物内に設けられているフロアの案内板にタグ１６を取り付け、フロア内の位置情報をタグ１６に記憶させておいてもよい。
【０１１３】
【発明の効果】
本発明では、物体の属性をユーザに提示するための詳細情報及び物体に関連する関連情報をネットワーク上にて一意に識別するための関連情報識別情報をＲＦ−ＩＤタグから受信し、ＲＦ−ＩＤタグから受信した上記詳細情報を出力するか、或いは、ＲＦ−ＩＤリーダで受信した関連情報識別情報に基づきネットワークにアクセスして関連情報を取得すると共に、当該情報取得手段を利用するユーザのユーザ情報をサーバに送信する。このことより、広告や一般商品等の物体に関連する情報や広告が設けられている場所や周辺地図の情報をネットワークを介してユーザに提供する場合に、当該広告や商品の説明書等に記載されているアドレスの書き込み作業をユーザ自身が行うことなく、情報端末に自動入力されるので、容易にその関連情報を取得することができる。また、情報端末がネットワークを介して通信を行う事ができない状況下においても、ユーザに対して物体の属性を提示することができる。
【０１１４】
例えば、電車の吊り広告に宣伝されている商品等のホームページのＵＲＬや広告主のメールアドレスが情報端末に自動入力されるため、簡便にそのホームページの閲覧をすることができる。また、店舗の緯度経度または住所情報が情報端末に自動入力されるため、容易に現在地を確認することができる。このため、本発明では、ユーザに負担をかけることなく、その物体に関する大量の情報をユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の情報提供システムのシステム構成図である。
【図２】上記情報提供システムの情報携帯端末、及び、広告に取り付けられたタグのブロック構成図である。
【図３】本発明の変形例として示す情報提供システムのシステム構成図である。
【図４】本発明の情報提供システムのシステム構成図である。
【図５】本発明の参考例として示す情報提供システムのシステム構成図である。
【図６】従来の情報提供システムのシステム構成図である。
【符号の説明】
１情報提供システム、１１広告、１２情報携帯端末、１３移動体通信網、１４インターネット網、１５サーバ、１６タグ、１７リーダ

Claims

物体に付加されたＲＦ−ＩＤ（Radio Frequency-Identification）タグから発信された無線電波を受信するＲＦ−ＩＤリーダと、
ネットワークにアクセスして上記ネットワーク上のサーバから提供されている情報を取得する情報取得手段とを備え、
上記ＲＦ−ＩＤリーダは、（１）当該物体の属性をユーザに提示するための詳細情報及び（２）上記物体に関連する関連情報をネットワーク上にて一意に識別するための関連情報識別情報を、上記ＲＦ−ＩＤタグから受信し、
上記情報取得手段は、上記ＲＦ−ＩＤタグから受信した上記詳細情報を出力するか、或いは、上記ＲＦ−ＩＤリーダで受信した関連情報識別情報に基づき上記ネットワークにアクセスして上記関連情報を取得すると共に、当該情報取得手段を利用するユーザのユーザ情報を記憶し、上記関連情報識別情報のサーバへのアクセス時に当該ユーザ情報をサーバに送信し、
上記ＲＦ−ＩＤタグ内には、前記関連情報識別情報として、広告を識別するための広告識別番号と、インターネットのホームページのＵＲＬに変換するデータベースを含むポータルサーバのＵＲＬが対応付けて記憶されており、
上記ＲＦ−ＩＤリーダは、上記広告識別番号及び上記ポータルサーバのＵＲＬとを無線電波によって受信し、
上記情報取得手段は、（ｉ）インターネット上の上記ポータルサーバのＵＲＬにアクセスして、上記広告識別番号から変換した上記インターネットのホームページのＵＲＬを取得し、或いは、（ｉｉ）上記ポータルサーバで上記広告識別番号から変換した上記インターネットのホームページのＵＲＬを取得し、上記ポータルサーバから上記インターネットのホームページのＵＲＬのサーバにアクセスして情報を取得する、処理を選択的に実行すること
を特徴とする情報端末。
上記ＲＦ−ＩＤリーダは、前記関連情報識別情報として、インターネットのホームページのＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を無線電波によって受信し、
上記情報取得手段は、インターネット上のサーバにアクセスすること
を特徴とする請求項１記載の情報端末。
上記ＲＦ−ＩＤリーダは、当該物体に関連する前記詳細情報としてＨＴＭＬ（Hyper Text Markup Language）ファイルを無線電波によって受信し、上記ＨＴＭＬファイルを出力すること
を特徴とする請求項１記載の情報端末
上記情報取得手段は、上記ユーザ情報を記憶し、上記アドレスのサーバへのアクセス時に当該ユーザ情報を当該サーバに送信すること
を特徴とする請求項１記載の情報端末。
上記ＲＦ−ＩＤリーダは、インターネットのメールアドレスを無線電波によって受信し、
上記情報所得手段は、上記インターネットメールのアドレスにメールを送信すること
を特徴とする請求項１記載の情報端末。