JP2005092594A - 情報共有方法、情報共有システム、情報共有サーバ - Google Patents

Abstract

【課題】ある移動体端末の所有者が得た広告などの情報伝達媒体に関する情報を、別の移動体端末の所有者との間で共有させる。
【解決手段】まず、移動体端末３０は、ポスター２０に埋め込まれている無線タグ１０からポスター２０の位置情報およびポスターＩＤを読み取り、情報共有サーバ４０に送信する。次に、情報共有サーバ４０は、移動体端末３０から送信されてきたポスター２０のポスターＩＤに基づきポスター２０の関連情報を選択する。その後、情報共有サーバ４０は、移動体端末３０から送信されてきたポスター２０の位置情報と、上記で選択されたポスター２０の関連情報とを移動体端末５０に伝達する。
【選択図】図１

Description

本発明は、無線タグ（ＲＦＩＤ：Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）が埋め込まれている情報伝達媒体に関する情報を移動体端末間で共有させるための情報共有方法、情報共有システム、情報共有サーバに関するものである。

ＲＦＩＤに代表される無線タグは、該無線タグに書き込まれている情報を電波により発信するものであり、最近では、無線タグを利用した様々な技術が開示されている。

その一例として、例えば、特許文献１においては、映画や商品の宣伝用のポスターなどの広告に、その広告の問合せ先のＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）が書き込まれた無線タグを埋め込む技術が開示されている。また、特許文献２においては、広告にその広告の詳細内容が提供されている関連情報が提供されているサーバのＵＲＬが書き込まれた無線タグを埋め込む技術が開示されている。これらの技術によれば、広告からＵＲＬを受信した移動体端末の所有者は、そのＵＲＬによりアクセスしたインターネットのホームページ上で、広告の関連情報を取得することが可能になるという利点がある。

さらに、特許文献２においては、広告に埋め込まれた無線タグに、該広告が設けられている場所の緯度経度または住所などの位置情報を書き込んでおく技術が開示されている。この技術によれば、広告が設けられている場所の近辺に位置する移動体端末の所有者は、無線タグから位置情報を取得することが可能になるという利点がある。
特開２００２−２６９５０８号公報 特開２００２−３２４０２１号公報

ところで、移動体端末の所有者側には、広告に埋め込まれた無線タグを利用して広告の関連情報や位置情報を取得するだけでなく、取得した情報を別の移動体端末の所有者との間で共有したいという要求がある。

このような要求が実現されれば、移動体端末の所有者は、別の移動体端末の所有者に現在の自己位置情報を知らせることができるため、例えば、帰宅途中で、自宅の家族に現在の自己位置を知らせることが可能になる。さらに、移動体端末の所有者は、別の移動体端末の所有者との間で映画や商品の情報を共有することができるため、例えば、その映画を観に行く計画を立てたり、その商品を購入する計画を立てたりすることが可能になる。

しかしながら、特許文献１，２に開示された従来技術は、移動体端末の所有者が、広告の関連情報や位置情報を、専ら自身で利用することが前提となっている。そのため、得られた情報を別の移動体端末の所有者との間で共有することは考慮されておらず、上記のような移動体端末の所有者の要求に応えるものではなかった。

一方、移動体端末に対してサービスを提供するサービス提供事業者側には、移動体端末の位置情報やその移動体端末がアクセスした広告の情報を収集し、その移動体端末の所有者がどのような場所に出向いてどのような広告を見ているかといったことを把握した上で、その所有者にとって有用なサービスを提供していきたいという要求がある。

しかしながら、現在は、通信事業者主導で移動体端末の位置情報を収集し、サービス提供業者に提供することが前提となっているため、サービス提供業者にとっては通信事業者の位置情報提供サービスを利用して収集した位置情報が提供するサービスに必ずしもマッチしたものではなかった。また、サービス提供業者は、通信事業者の位置情報提供サービスを利用して位置情報を収集するため、位置情報を収集するための費用も高価なものとなっていた。

そこで、本発明の目的は、ある移動体端末の所有者が得た広告などの情報伝達媒体に関する情報を、別の移動体端末の所有者との間で共有させることができる情報共有方法、情報共有システム、情報共有サーバを提供することにある。

本発明の他の目的は、サービス提供業者が、ある移動体端末の所有者が得た位置情報を、通信事業者の位置情報提供サービスを利用することなく収集することができる情報共有方法、情報共有システム、情報共有サーバを提供することにある。

上記目的を達成するために本発明の情報共有方法は、
第１および第２の移動体端末と、前記第１の移動体端末の所有者が得た情報伝達媒体に関する情報を、前記第２の移動体端末の所有者との間で共有させるための情報共有サーバとによる情報共有方法において、前記第１の移動体端末が、任意の場所に設けられている前記情報伝達媒体に埋め込まれている無線タグから当該情報伝達媒体の位置情報および識別番号を読み取り、ネットワークを介して前記情報共有サーバに送信する第１のステップと、前記情報共有サーバが、前記第１のステップにて前記第１の移動体端末から前記ネットワークを介して送信されてきた前記情報伝達媒体の識別番号に基づいて前記情報伝達媒体の詳細内容を示す関連情報を選択する第２のステップと、前記情報共有サーバが、前記第１のステップにて前記第１の移動体端末から前記ネットワークを介して送信されてきた前記情報伝達媒体の位置情報と、前記第２のステップにて選択された前記情報伝達媒体の関連情報とを、前記ネットワークを介して前記第２の移動体端末に伝達するサービスを提供する第３のステップと、を有することを特徴とするものである。

この構成によれば、第１および第２の移動体端末の所有者の間で、第１の移動体端末の近辺にある情報伝達媒体の位置情報、すなわち第１の移動体端末の現在位置情報を共有することができる。また、第１の移動体端末の所有者は、情報伝達媒体を実際に見てその情報伝達媒体の内容に関する情報を取得することができ、また、第２の移動体端末の所有者は、情報伝達媒体の関連情報によりその情報伝達媒体の内容に関する情報を取得することができるため、第１および第２の移動体端末の所有者の間で、情報伝達媒体の内容に関する情報も共有することができる。また、サービス提供業者は、情報共有サーバを運用することにより、通信事業者の位置情報提供サービスを利用することなく、第１の移動体端末の位置情報を収集することができる。

なお、前記第３のステップでは、前記情報共有サーバが、前記情報伝達媒体の関連情報と前記情報伝達媒体の位置情報とを前記ネットワークを介して前記第２の移動体端末に伝達すると同時に、前記情報伝達媒体の関連情報を前記ネットワークを介して前記第１の移動体端末にも伝達することとしても良い。

この構成によれば、第１の移動体端末の所有者は、情報伝達媒体を実際に見て取得した情報だけでなく、その情報伝達媒体の関連情報として第２の移動体端末に伝達された情報と同一の情報を取得することができるため、情報伝達媒体に関し、第２の移動体端末の所有者と全く同一の情報を共有することができるようになる。

また、前記情報共有サーバが、前記サービスの利用状況に応じて、前記第１の移動体端末および／または前記第２の移動体端末に所定の特典を与えるための処理を行う第４のステップをさらに有することとしても良い。

この構成によれば、第１および第２の移動体端末の所有者に対し、サービスの利用を促すことができるため、第１および第２の移動体端末の所有者が、以降、このサービスを利用する頻度が増えることが期待される。

以上説明したように本発明においては、情報共有サーバにおいて、第１の移動体端末から情報伝達媒体の位置情報および識別番号が送信されてきた場合に、第１の移動体端末の位置を示す情報伝達媒体の位置情報と、情報伝達媒体の識別番号に基づき選択した情報伝達媒体の関連情報とを、第２の移動体端末に伝達する構成としている。

それにより、第１および第２の移動体端末の所有者の間で、第１の移動体端末の近辺にある情報伝達媒体の位置情報、すなわち第１の移動体端末の現在位置情報を共有することができる。また、第１の移動体端末の所有者は、情報伝達媒体を実際に見てその情報伝達媒体の内容に関する情報を取得することができ、また、第２の移動体端末の所有者は、情報伝達媒体の関連情報によりその情報伝達媒体の内容に関する情報を取得することができるため、第１および第２の移動体端末の所有者の間で、情報伝達媒体の内容に関する情報も共有することができる。

したがって、例えば、第１および第２の移動体端末の所有者同士で、情報伝達媒体に掲載されている映画を見に行くかどうかを決定したり、情報伝達媒体に掲載されている商品を購入しに行くかどうかを決定したりすることができるようになる。また、第１の移動体端末の所有者は、帰宅途中で、自宅の家族が所有する第２の移動体端末に現在の自己位置を知らせることができるようになる。

また、サービス提供業者は、情報共有サーバを運用することにより、通信事業者の位置情報提供サービスを利用することなく、第１の移動体端末の位置情報を収集することができる。

したがって、サービス提供業者は、第１の移動体端末の位置情報を安価に収集することができるようになる。さらに、第１の移動体端末の位置情報以外にも、第１の移動体端末が情報伝達媒体にアクセスした日時の情報なども収集することができるため、提供するサービスにマッチした有用な情報を得ることができる可能性が高くなる。

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。

図１は、本発明の一実施形態による情報共有システムの構成を示す図である。

図１を参照すると、本発明の一実施形態による情報管理システムは、情報伝達媒体であるポスター２０に埋め込まれている無線タグ１０に書き込まれた情報を読み取り可能な移動体端末３０と、移動体端末３０と通信を行う移動体端末５０と、サービス提供業者が運用するサーバであって、移動体端末３０の所有者が得たポスター２０に関する情報を、移動体端末５０の所有者との間で共有させるための情報共有サーバ４０と、移動体端末３０，５０および情報共有サーバ４０を相互に接続するネットワークである移動通信網６０とを有している。

なお、図１においては、説明の便宜のために、ポスター２０を１つだけ図示しているが、実際には、全国各地の任意の様々な場所に、大量な数のポスター２０が設けられているものとする。また、移動体端末３０，５０をそれぞれ１つだけ図示しているが、移動体端末３０，５０の数に制限はなく、複数であっても良い。

ポスター２０は、映画、商品、イベントなどの宣伝のために掲示されるものであり、ポスター２０ごとに異なる情報が書き込まれた無線タグ１０が埋め込まれている。

無線タグ１０は、ポスター２０の位置情報およびポスターＩＤが書き込まれたＲＦＩＤである。ポスター２０の位置情報とは、ポスター２０が設けられた場所の位置を、住所または任意の施設（例えば、地下鉄○○線１番出口など）を目印として示す情報である。また、ポスター２０のポスターＩＤとは、情報共有サーバ４０にてポスター２０を個々に識別するための識別番号である。情報共有サーバ４０では、ポスター２０のポスターＩＤに基づいて、そのポスター２０の掲示内容、掲示期間、位置情報、アクセス回数などを特定することになる。

なお、無線タグ１０は、電池を内蔵し、自ら電波を発信するアクティブタイプでも良く、また、電池を内蔵せず、移動体端末３０からの呼び出しに応じて電波を発信するパッシブタイプであっても良い。また、無線タグ１０は、ポスター２０に埋め込み可能とするため、薄型であることが望ましい。

図２は、図１に示した移動体端末３０，５０および情報共有サーバ４０のブロック構成図である。

図２を参照すると、移動体端末３０は、移動通信網６０を介して移動通信を行う通信部３１と、各種の情報を表示する表示部３２と、無線タグ１０に書き込まれたポスター２０の位置情報およびポスターＩＤを読み取るタグ読取部３３とを有している。

移動体端末５０は、移動通信網６０を介して移動通信を行う通信部５１と、各種の情報を表示する表示部５２とを有している。なお、移動体端末５０は、移動体端末３０と同様に、無線タグ１０に書き込まれた情報を読み取る機能を備えていても良い。

情報共有サーバ４０は、移動通信網６０を介して移動通信を行う通信部４１と、移動体端末３０からポスター２０の位置情報およびポスターＩＤが送信されてきた場合に、ポスター２０のポスターＩＤに基づきそのポスター２０の詳細内容を示す関連情報を選択する関連情報選択部４２と、移動体端末３０からポスター２０の位置情報およびポスターＩＤが送信されてきた場合に、移動体端末３０の位置を示すポスター２０の位置情報と関連情報選択部４２にて選択されたポスター２０の関連情報とを移動体端末３０に伝達するサービスを提供するサービス提供部４３とを有している。

以下、図１に示した情報共有システムによる情報共有方法の流れについて、図３のフローチャートを用いて説明する。ここでは、移動体端末３０にてポスター２０に埋め込まれた無線タグ１０から読み取った位置情報およびポスターＩＤを、移動体端末３０，５０間で共有する際の流れについて説明する。

図３を参照すると、まず、移動体端末３０内のタグ読取部３３は、ポスター２０に埋め込まれた無線タグ１０から、ポスター２０の位置情報およびポスターＩＤを読み取る（ステップ３０１）。例えば、無線タグ１０がパッシブタイプであれば、移動体端末３０内のタグ読取部３３のアンテナ（不図示）から高周波信号を供給し、それを無線タグ１０に設けられたアンテナ（不図示）で受信し、内部起電力を発生させて無線タグ１０を動作させる。無線タグ１０は記憶しているポスター２０の位置情報およびポスターＩＤの信号を、アンテナを介して発信する。このとき、移動体端末３０内の表示部３２には、無線タグ１０から読み取った情報のうち、ポスター２０の位置情報が文字情報として表示される。

次に、移動体端末３０内の通信部３１は、タグ読取部３３により無線タグ１０から読み取られたポスター２０の位置情報およびポスターＩＤに、送信元である移動体端末３０の電話番号および送信先である移動体端末５０の電話番号を付加した上で、これらの情報を移動通信網６０を介して情報共有サーバ４０に送信する（ステップ３０２）。

情報共有サーバ４０内の通信部４１は、移動体端末３０から送信されてきた情報（ポスター２０の位置情報、ポスター２０のポスターＩＤ、移動体端末３０の電話番号、移動体端末５０の電話番号）を受信すると、これらの情報をサービス提供部４３に転送する（ステップ３０３）。

次に、情報共有サーバ４０内のサービス提供部４３は、通信部４１から転送されてきた情報のうちポスター２０のポスターＩＤを関連情報選択部４２に転送する（ステップ３０４）。このとき、サービス提供部４３は、ポスター２０にアクセスした移動体端末３０の電話番号、移動体端末３０がアクセスした日時などの情報を記録することとしても良い。ここで記録された情報は、後述するように、情報共有サーバ４０を運用するサービス提供業者にて、以降、有効に活用されることとなる。

次に、情報共有サーバ４０内の関連情報選択部４２は、サービス提供部４３から転送されてきたポスター２０のポスターＩＤに基づいて、ポスター２０に関する最適な関連情報を選択し、サービス提供部４３に転送する（ステップ３０５）。例えば、関連情報選択部４２は、ポスター２０が映画の宣伝用のポスターである場合には、その映画の内容、ポスター２０が設けられた場所周辺でその映画を上映している映画館、その映画館での上映時間などの関連情報を選択する。

次に、情報共有サーバ４０内のサービス提供部４３は、移動体端末３０から送信されてきた情報のうち移動体端末３０の位置を示すポスター２０の位置情報と、関連情報選択部４２にて選択されたポスター２０の関連情報とを、通信部４１により移動通信網６０を介して移動体端末５０に伝達する（ステップ３０６）。このとき、サービス提供部４３は、ポスター２０の位置情報とポスター２０の関連情報とを移動体端末５０に伝達すると同時に、ポスター２０の関連情報を移動体端末３０に伝達することとしても良い。

その後、移動体端末５０内の通信部５１は、情報共有サーバ４０から送信されてきた、ポスター２０の位置情報とポスター２０の関連情報とを受信する（ステップ３０７）。このとき、移動体端末５０内の表示部５２には、通信部５１にて受信されたポスター２０の位置情報とポスター２０の関連情報とが表示される。

上述したように本実施形態においては、情報共有サーバ４０において、移動体端末３０からポスター２０の位置情報およびポスターＩＤが送信されてきた場合に、移動体端末３０の位置を示すポスター２０の位置情報と、ポスター２０のポスターＩＤに基づき選択したポスター２０の関連情報とを移動体端末５０に伝達するサービスを提供している。

そのため、移動体端末３０，５０の所有者の間で、移動体端末３０の近辺にあるポスター２０の位置情報、すなわち移動体端末３０の現在位置情報を共有することができる。また、移動体端末３０の所有者は、ポスター２０を実際に見てそのポスター２０の内容に関する情報を取得することができ、また、移動体端末５０の所有者は、ポスター２０の関連情報によりそのポスター２０の内容に関する情報を取得することができるため、移動体端末３０，５０の所有者の間で、ポスター２０の内容に関する情報も共有することができる。

したがって、例えば、ポスター２０が映画の宣伝用のポスターである場合には、移動体端末３０，５０の所有者同士でその映画に関する情報を共有した上で、その映画を観に行くかどうかを決定することができるようになる。また、ポスター２０が商品の宣伝用のポスターである場合には、移動体端末３０，５０の所有者同士でその商品に関する情報を共有した上で、その商品を購入しに行くかどうかを決定することができるようになる。また、移動体端末３０の所有者は、帰宅途中で、自宅の家族が所有する移動体端末５０に現在の自己位置を知らせることができるようになる。

また、情報共有サーバ４０を運用するサービス提供業者は、通信事業者の位置情報提供サービスを利用することなく、移動体端末３０の位置情報を収集することができるため、移動体端末３０の位置情報を安価に収集することができるようになる。また、サービス提供業者は、移動体端末３０の位置情報以外にも、上述のように、移動体端末３０がポスター２０にアクセスした日時なども収集することができるため、サービス提供業者が提供するサービスにマッチした有用な情報を得ることができる可能性が高くなると考えられる。

なお、本実施形態においては、サービス提供部４３が、上記サービスの利用状況に応じて、移動体端末３０および／または移動体端末５０に対し、所定の特典を与えるための処理を行う構成としても良い。例えば、サービス提供部４３は、上記サービスを利用する度に、移動体端末３０および／または移動体端末５０に一定のポイントを付与し、そのポイント数を管理することにより上記サービスの利用状況を把握する。所定の特典とは、例えば、ポイントに応じて上記サービスの利用料金を割り引くまたは無料にするなどの特典が考えられる。このような特典を与える場合には、サービス提供部４３は、不図示の課金部を制御し、移動体端末３０および／または移動体端末５０に対する課金金額を調整する等の処理を行う。その他の所定の特典としては、ポイントが所定数に達したら景品を提供するなどの特典も考えられる。

また、本実施形態においては、情報伝達媒体としてポスター２０を適用した構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、情報を伝達するための媒体であればいかなる媒体を情報伝達媒体として適用しても良く、例えば、案内板、地図板などの他、電柱、道路なども情報伝達媒体として適用することができる。なお、道路を情報伝達媒体として適用した場合には、道路の内部に無線タグ１０を埋め込むことになる。

また、本実施形態においては、移動体端末３０，５０間のデータ通信時に、電話番号で通信相手を特定し、データ通信を行う構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、移動体端末３０，５０間で電子メールによりデータ通信を行うこととし、電話番号の代わりにメールアドレスで通信相手を特定することとしても良い。

また、本実施形態においては、情報共有サーバ４０内の全ての構成要素をサービス提供業者が運用する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、サービス提供業者が他の業者（ポスター２０の広告主など）の一部の業務を代行することとし、情報共有サーバ４０内の通信部４１およびサービス提供部４３のみを運用し、上記他の業者が関連情報選択部４２を運用する構成としても良い。

また、本実施形態では、無線タグ１０を用いたが、その代わりに２次元コードを用いても良い。その場合、移動体端末３０として、２次元コード認識機能を有する携帯電話を使用する。このような機能を有する携帯電話は既に販売されている。携帯電話には内蔵カメラで読み取ったコードを文字・数字データに変換するソフトウェアを組み込んでおく。携帯電話の所有者は、携帯電話の内蔵カメラを２次元コードに近づけて読み取り、そのコードに含まれる文字や数字を携帯電話に認識させる。２次元コードとしては、周知のＱＲコード等を使用すれば良い。例えば、情報伝達媒体がポスターであれば、２次元コードは、ポスターの隅で人が携帯電話を近づけることが可能な位置に貼り付けるか、ポスターに印刷しておけば良い。

本発明の一実施形態による情報共有システムの構成を示す図である。 図１に示した移動体端末および情報共有サーバのブロック構成図である。 図１に示した情報共有システムによる情報共有方法の流れを説明するフローチャートである。

符号の説明

１０ 無線タグ
２０ ポスター
３０ 移動体端末
３１ 通信部
３２ 表示部
３３ タグ読取部
４０ 情報共有サーバ
４１ 通信部
４２ 関連情報配信部
４３ サービス提供部
５０ 移動体端末
５１ 通信部
５２ 表示部

Claims (12)

1. 第１および第２の移動体端末と、前記第１の移動体端末の所有者が得た情報伝達媒体に関する情報を、前記第２の移動体端末の所有者との間で共有させるための情報共有サーバとによる情報共有方法において、
   前記第１の移動体端末が、任意の場所に設けられている前記情報伝達媒体に埋め込まれている無線タグから当該情報伝達媒体の位置情報および識別番号を読み取り、ネットワークを介して前記情報共有サーバに送信する第１のステップと、
   前記情報共有サーバが、前記第１のステップにて前記第１の移動体端末から前記ネットワークを介して送信されてきた前記情報伝達媒体の識別番号に基づいて前記情報伝達媒体の詳細内容を示す関連情報を選択する第２のステップと、
   前記情報共有サーバが、前記第１のステップにて前記第１の移動体端末から前記ネットワークを介して送信されてきた前記情報伝達媒体の位置情報と、前記第２のステップにて選択された前記情報伝達媒体の関連情報とを、前記ネットワークを介して前記第２の移動体端末に伝達するサービスを提供する第３のステップと、を有する情報共有方法。
2. 前記第３のステップでは、前記情報共有サーバが、前記情報伝達媒体の関連情報と前記情報伝達媒体の位置情報とを前記ネットワークを介して前記第２の移動体端末に伝達すると同時に、前記情報伝達媒体の関連情報を前記ネットワークを介して前記第１の移動体端末にも伝達する、請求項１に記載の情報共有方法。
3. 前記情報共有サーバが、前記サービスの利用状況に応じて、前記第１の移動体端末および／または前記第２の移動体端末に所定の特典を与えるための処理を行う第４のステップをさらに有する、請求項１または２に記載の情報共有方法。
4. 無線タグの代わりに２次元コードを用いる、請求項１，２または３に記載の情報共有方法。
5. 第１および第２の移動体端末と、前記第１の移動体端末の所有者が得た情報伝達媒体に関する情報を、前記第２の移動体端末の所有者との間で共有させるための情報共有サーバとを有してなる情報共有システムにおいて、
   前記第１の移動体端末は、
   任意の場所に設けられている前記情報伝達媒体に埋め込まれている無線タグから当該情報伝達媒体の位置情報および識別番号を読み取る手段と、
   前記無線タグから読み取られた前記情報伝達媒体の位置情報および識別番号をネットワークを介して前記情報共有サーバに送信する手段とを有し、
   前記情報共有サーバは、
   前記第１の移動体端末から前記ネットワークを介して前記情報伝達媒体の位置情報および識別番号が送信されてきた場合に、前記情報伝達媒体の識別番号に基づいて前記情報伝達媒体の詳細内容を示す関連情報を選択する関連情報選択手段と、
   前記第１の移動体端末から前記ネットワークを介して前記情報伝達媒体の位置情報および識別番号が送信されてきた場合に、前記情報伝達媒体の位置情報と前記関連情報選択手段にて選択された前記情報伝達媒体の関連情報とを前記ネットワークを介して前記第２の移動体端末に伝達するサービスを提供するサービス提供手段とを有する情報共有システム。
6. 前記サービス提供手段は、前記情報伝達媒体の関連情報と前記情報伝達媒体の位置情報とを前記ネットワークを介して前記第２の移動体端末に伝達すると同時に、前記情報伝達媒体の関連情報を前記ネットワークを介して前記第１の移動体端末にも伝達する、請求項５に記載の情報共有システム。
7. 前記サービス提供手段は、前記サービスの利用状況に応じて、前記第１の移動体端末および／または前記第２の移動体端末に所定の特典を与えるための処理を行う、請求項５または６に記載の情報共有システム。
8. 無線タグの代わりに２次元コードを用いる、請求項５，６または７に記載の情報共有システム。
9. 第１の移動体端末の所有者が得た情報伝達媒体に関する情報を、第２の移動体端末の所有者との間で共有させるための情報共有サーバにおいて、
   前記第１の移動体端末からネットワークを介して、任意の場所に設けられている前記情報伝達媒体に埋め込まれている無線タグに書き込まれた当該情報伝達媒体の位置情報および識別番号が送信されてきた場合に、前記情報伝達媒体の識別番号に基づいて前記情報伝達媒体の詳細内容を示す関連情報を選択する関連情報選択手段と、
   前記第１の移動体端末から前記ネットワークを介して前記情報伝達媒体の位置情報および識別番号が送信されてきた場合に、前記情報伝達媒体の位置情報と前記関連情報選択手段にて選択された前記情報伝達媒体の関連情報とを前記ネットワークを介して前記第２の移動体端末に伝達するサービスを提供するサービス提供手段とを有する、情報共有サーバ。
10. 前記サービス提供手段は、前記情報伝達媒体の関連情報と前記情報伝達媒体の位置情報とを前記ネットワークを介して前記第２の移動体端末に伝達すると同時に、前記情報伝達媒体の関連情報を前記ネットワークを介して前記第１の移動体端末にも伝達する、請求項９に記載の情報共有サーバ。
11. 前記サービス提供手段は、前記サービスの利用状況に応じて、前記第１の移動体端末および／または前記第２の移動体端末に所定の特典を与えるための処理を行う、請求項９または１０に記載の情報共有サーバ。
12. 無線タグの代わりに２次元コードを用いる、請求項９，１０または１１に記載の情報共有サーバ。

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