JP3968240B2 - メガネフレーム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メガネフレームに関し、特に、竹の風合が得られるメガネフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
メガネフレームには種々のタイプのものがあり、例えば、一対の環状の枠、各枠の内縁部に設けられる鼻当て用のパッド、両枠の内縁部間を一体に連結するブリッジ、各枠の外縁部に蝶番を介して回動自在に取り付けられるテンプル等の複数の部材からなるフルリムタイプのメガネフレームや、一対の半環状の枠、各枠の内縁部に設けられる鼻当て用のパッド、両枠の内縁部間を一体に連結するブリッジ、各枠の外縁部に蝶番を介して回動自在に取り付けられるテンプル等の複数の部材からなるハーフリムタイプのメガネフレーム等が一般に知られている。
【0003】
このようなメガネフレームにあっては、各部材は金属材、合成樹脂材等から形成され、溶接、ネジ止め、成形、接着等により一体に組み立てられ、メガネフレームとしての機能を発揮するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構成のメガネフレームにあっては、金属材又は合成樹脂材の地肌しか得られないため、デザインに幅をもたせることができない。このため、デザインに幅をもたせるためには、各部材の表面に模様を付す等してデザインに変化をつけなければならない。
【0005】
本発明は、上記のような従来のもののもつ問題を解決したものであって、各部材に金属材、合成樹脂材以外の地肌が得られ、表面に模様等を付けなくてもデザインに幅をもたせることができるメガネフレームを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の請求項1に係るメガネフレームは、一対の環状の枠と、各枠の内縁部に一体に設けられる鼻当て用のパッドと、両枠の内縁部間に一体に設けられる棒状のブリッジと、各枠の外縁部に蝶番を介して回動自在に取り付けられる棒状のテンプルとを備えているフルリム型のメガネフレームであって、前記枠、前記パッド、及び前記ブリッジは、竹を素材として一体に形成され、前記テンプルも竹を素材として形成され、かつ、前記枠、前記パッド、前記ブリッジ、及び前記テンプルの表面が、透過性を有する樹脂材、透過性を有する染料、又は透過性を有する塗料で被覆されて竹の風合いが得られるようにした手段を採用したものである。また、本発明の請求項2に係るメガネフレームは、一対の半環状の枠と、各枠の内縁部に一体に設けられる鼻当て用のパッドと、両枠の内縁部間に一体に設けられる棒状のブリッジと、各枠の外縁部に蝶番を介して回動自在に取り付けられる棒状のテンプルとを備えているハーフリムタイプのメガネフレームであって、前記枠、前記パッド、及び前記ブリッジは、竹を素材として一体に形成され、前記テンプルも竹を素材として形成され、かつ、前記枠、前記パッド、前記ブリッジ、及び前記テンプルの表面が、透過性を有する樹脂材、透過性を有する染料、又は透過性を有する塗料で被覆されて竹の風合いが得られるようにした手段を採用したものである。
【0007】
【作用】
本発明は、上記のような手段を採用したことにより、複数の部材のうちの少なくとも一つの部材の少なくとも一部を竹で形成し、その竹で形成した部分の表面を透過性を有する被覆材で被覆することにより、金属材又は合成樹脂材以外の地肌、すなわち竹の風合が得られることになる。また、竹で形成した部分の表面は被覆材で保護されることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3には、本発明によるメガネフレームの第1の実施の形態が示されていて、このメガネフレーム1は、所謂フルリム型のメガネフレームであって、一対の環状の枠2、2と、各枠2の内縁部に一体に設けられる鼻当て用のパッド3と、両枠2、2の内縁部間に一体に設けられる棒状のブリッジ4と、各枠2の外縁部に蝶番6を介して回動自在に取り付けられる棒状のテンプル5とを備えている。
【0009】
枠2、鼻当て用のパッド3、及びブリッジ4は、竹を素材として一体に形成されるようになっている。具体的には、平板状の竹を機械加工等により横向き8字状に加工し、一対の枠2、2及び両枠2、2間を連結するブリッジ4を一体に形成する。そして、その後に、各枠2の内縁部に機械加工等により半円形状の鼻当て用のパッド3を一体に形成する。この場合、枠2、ブリッジ4、及び鼻当て用のパッド3をそれぞれ別体に形成し、それらを接着剤、ネジ等により一体に連結しても良い。
【0010】
テンプル5は、竹を素材として機械加工等により棒状に形成されるものであって、先端部は所定の角度で屈曲されるようになっている。この場合、テンプル5の表面に機械加工等により模様を形成しても良い。
【0011】
テンプル5は、蝶番6を介して各枠2の外縁部の裏面側に回動自在に取り付けられ、閉じたときに各枠2の裏面側に接触する位置に位置決めされ、開いたときに各枠2の裏面に直交する位置に位置決めされるようになっている。
【0012】
各枠2、鼻当て用のパッド3、ブリッジ4、及びテンプル5の表面は、被覆材7で被覆されるようになっている。被覆材7は、透過性を有する素材からなるものであって、樹脂材、染料、塗料等が挙げられる。
【0013】
樹脂材は、透過性を有するものであれば良く、天然樹脂材でも合成樹脂材でも良い。合成樹脂材としては、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂等が挙げられる。染料は、透過性を有するものであれば良く、天然染料でも合成染料でも良い。塗料は、透過性を有するものであれば良く、例えば、漆、ラッカー等が挙げられる。
【0014】
そして、上記のように構成したこの実施の形態によるメガネフレーム1の各枠2の内側にレンズ10を装着することで所謂メガネが構成され、メガネとしての機能が得られるものである。
【0015】
上記のように構成したこの実施の形態によるメガネフレーム1にあっては、枠2、鼻当て用のパッド3、ブリッジ4、及びテンプル5を竹で形成し、その表面に透過性を有する素材からなる被覆材7を所定の厚みで設けているので、竹の風合を得ることができることになる。従って、金属材又は合成樹脂材以外の地肌が得られることになるので、表面に模様を付けなくてもデザインに幅をもたせることができることになる。また、竹で形成した各部材の表面は被覆材によって被覆されているので、各部材の表面に傷等が付くのを防止できることになる。
【0016】
なお、この実施の形態においては、メガネフレームを構成する複数の部材の全てを竹で形成し、各部材の表面にそれぞれ被覆材を設けるように構成したが、少なくとも一つの部材の少なくとも一部を竹で形成し、その竹で形成した部分の表面を被覆材で被覆するように構成しても良いものであり、その場合にも、同様の作用効果を奏するのは勿論のことである。
【0017】
図4〜図6には、本発明によるメガネフレームの第2の実施の形態が示されていて、このメガネフレーム11は、所謂ハーフリムタイプのメガネフレームであって、一対の半環状の枠12と、各枠12の内縁部に一体に設けられる楕円形状の鼻当て用のパッド13と、両枠12、12の内縁部間に一体に設けられる棒状のブリッジ14と、各枠12の外縁部に蝶番16を介して回動自在に取り付けられる棒状のテンプル15とを備えている。
【0018】
そして、この実施の形態においても、前記第1の実施の形態に示すものと同様に、枠12、鼻当て用のパッド13、ブリッジ14、及びテンプル15は、竹を素材として形成されるようになっている。また、枠12、鼻当て用のパッド13、ブリッジ14、及びテンプル15の表面は、前記第1の実施の形態に示すものと同様の特性を有する被覆材7で被覆されるようになっている。
【0019】
従って、この実施の形態に示すメガネフレーム11にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様に、金属材又は合成樹脂材以外の地肌が得られることになるので、表面に模様を付けなくてもデザインに幅をもたせることができることになる。また、竹で形成した各部材の表面は被覆材7によって被覆されているので、各部材の表面に傷等が付くのを防止できることになる。
【0020】
なお、この実施の形態においても、メガネフレーム11を構成する複数の部材の全てを竹で形成し、各部材の表面にそれぞれ被覆材を設けるように構成したが、少なくも一つの部材の少なくとも一部を竹で形成し、その竹で形成した部分の表面を被覆材で被覆するようにすれば良いものであり、その場合にも、同様の作用効果を奏するのは勿論のことである。
【0021】
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、本発明によるメガネフレームをフルリムタイプのメガネフレーム及びハーフリムタイプのメガネフレームに適用したが、それ以外のタイプのメガネフレームに本発明によるメガネフレームを適用しても良いものであり、その場合にも、同様の作用効果を奏することは勿論のことである。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、前記のように構成して、レンズを保持する枠、枠の内縁部間に設けられるブリッジ、枠の内縁部に設けられる鼻当て、枠の外縁部に設けられるヨロイ、ヨロイに蝶番を介して回動自在に取り付けられるテンプル等の複数の部材からなり、それらの複数の部材のうちの少なくとも一つの部材の少なくとも一部を竹で形成したメガネフレームにおいて、前記竹で形成した部分の表面を、透過性を有する被覆材(樹脂材、染料、又は塗料)で被覆したことにより、竹で形成した部分を被覆材を介して透過させることができるので、竹の風合が得られることになる。従って、金属材又は合成樹脂材以外の地肌が得られることになるので、表面に模様を付けなくてもデザインに幅をもたせることができることになる。また、竹で形成した各部材の表面は被覆材によって被覆されているので、各部材の表面に傷等が付くのを防止できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメガネフレームの第1の実施の形態を示した正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】本発明によるメガネフレームの第2の実施の形態を示した正面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4の右側面図である。
【符号の説明】
1、11……メガネフレーム
2、12……枠
3、13……鼻当て用のパッド
4、14……ブリッジ
5、15……テンプル
6、16……蝶番
7……被覆材
10……レンズ
Claims (2)
- 一対の環状の枠(2、2)と、各枠(2)の内縁部に一体に設けられる鼻当て用のパッド(3)と、両枠(2、2)の内縁部間に一体に設けられる棒状のブリッジ(4)と、各枠(2)の外縁部に蝶番(6)を介して回動自在に取り付けられる棒状のテンプル(5)とを備えているフルリム型のメガネフレーム(1)であって、
前記枠(2)、前記パッド(3)、及び前記ブリッジ(4)は、竹を素材として一体に形成され、前記テンプル(5)も竹を素材として形成され、かつ、
前記枠(2)、前記パッド(3)、前記ブリッジ(4)、及び前記テンプル(5)の表面が、透過性を有する樹脂材、透過性を有する染料、又は透過性を有する塗料で被覆されて竹の風合いが得られるようにしたことを特徴とするメガネフレーム(1)。 - 一対の半環状の枠(12、12)と、各枠(12)の内縁部に一体に設けられる鼻当て用のパッド(13)と、両枠(12、12)の内縁部間に一体に設けられる棒状のブリッジ(14)と、各枠(12)の外縁部に蝶番(16)を介して回動自在に取り付けられる棒状のテンプル(15)とを備えているハーフリムタイプのメガネフレーム(11)であって、
前記枠(12)、前記パッド(13)、及び前記ブリッジ(14)は、竹を素材として一体に形成され、前記テンプル(15)も竹を素材として形成され、かつ、
前記枠(12)、前記パッド(13)、前記ブリッジ(14)、及び前記テンプル(15)の表面が、透過性を有する樹脂材、透過性を有する染料、又は透過性を有する塗料で被覆されて竹の風合いが得られるようにしたことを特徴とするメガネフレーム(11)。
Priority Applications (1)
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JP2001395976A JP3968240B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | メガネフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2003195231A JP2003195231A (ja) | 2003-07-09 |
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ID=27602211
Family Applications (1)
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JP2001395976A Expired - Lifetime JP3968240B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | メガネフレーム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3968240B2 (ja) |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001395976A patent/JP3968240B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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