JP3021642U

JP3021642U - メガネフレームのモダン

Info

Publication number: JP3021642U
Application number: JP1995009377U
Authority: JP
Inventors: 進津田
Original assignee: プラスジャック株式会社
Priority date: 1995-08-12
Filing date: 1995-08-12
Publication date: 1996-02-27
Anticipated expiration: 2001-08-12

Abstract

(57)【要約】【目的】先端にアクセサリーを取付けているモダンで
あって、このアクセサリーとモダンとの間に隙間を生じ
ることのないようにしたメガネフレームのモダンの提
供。【構成】モダン７は円形パイプ状を成して中心軸に芯
穴８を貫通したもので、この芯穴８にツル芯を挿通し、
アクセサリー９にはネジ１２を設けて芯穴８に螺合して
取付けし、ツル芯とは連結しない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はメガネフレームのツル先端部に挿着されるモダンであって、特に先端のアクセサリーを止着するモダンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

メガネフレームにはツルが備えられ、該ツルを耳に掛けることでメガネを着用することが出来る。ところで、該メガネフレームが金属製であるならば、細いツルが直接肌に当たらないようにツル先端部には概略「ヘ」型をした樹脂製のモダンが挿着されていて、該モダンによって肌への当たりを和らげている。

【０００３】ところで、従来の一般的なモダンは硬質の樹脂製であって、中心にはツル芯が挿通する芯穴が形成されているが、該モダンを装飾する為にその先端には飾りを止着する場合がある。従来のモダンにこのような飾り（アクセサリー）を取り付けするにはツル芯先端にロウ付けした構造と成っている。図４は従来のモダン形態であって、該モダンの先端にはアクセサリーが取り付けされている。

【０００４】アクセサリー(イ) はツル芯(ロ) の先端にロウ付けされ、樹脂製モダン(ハ) はツル芯に(ロ) に挿着されている。このように挿着されたモダン(ハ) は長年の間に縮む為に、ツル芯先端にロウ付けしたアクセサリー(イ) との間に隙間（ニ)が生じる。従って、生じた隙間（ニ)にゴミが溜る等してツルの外観が損なわれ、又メガネを着用する際に、この隙間（ニ)に髪が挟まるといった問題が発生する。

【０００５】

【本考案が解決しようとする課題】

このように、先端にアクセサリーを取り付けしたメガネフレームのモダンには上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であって、先端に取り付けしたアクセサリーとの間に隙間が発生しないようにしたモダンを提供する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案のメガネフレームのモダンはツルの先端部に挿着されてメガネを着用した場合に耳への負担を軽減して肌当たりを良好ならしめている。このモダンとしての機能製は従来と同じであるが、本考案のモダンは先端にアクセサリーを取り付けし、モダン並びにツルの装飾化を図っている。ところで、モダンは細い円形パイプ状のものであり、中心軸には芯穴が貫通して形成されている。

【０００７】そして、アクセサリーは金属製に限ることはないが、ネジ部を一端に有し、モダンの芯穴に螺合して取付けられる。この場合、螺合したネジが緩まないように接着剤を塗布する。そしてネジはアクセサリーの片端面から突出している為に、モダンの芯穴に螺合した場合にモダン端面との間には隙間なく取付けられる。以下、本考案に係るモダンの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

【０００８】

【実施例】

図１は一般的なメガネフレームを表しており、リム１、１は連結部材２にて左右対称に連結され、リム１の外側にはヨロイ３がロウ付けされ、そして該ヨロイ３にはツル４が蝶番５を介して折り畳み出来るように連結されている。又、ツル１の内側には鼻当てパット６が取付けられ、本考案のモダンは上記ツル４の先端部に挿着される。ここで、本考案はモダンに関するものであって、メガネフレームの形態は限定せず、ハーフリム型式のメガネフレームであっても、リムを持たない縁なしメガネであってもよい。

【０００９】図２は本考案のモダンを表している実施例である。モダン７は樹脂製の円形パイプであって、中心軸には芯穴８が貫通して形成され、該モダン７の先端にはアクセサリー９が取付けられている。ここで、モダン７の表面にはカラフルな模様や色彩が形成され、上記アクセサリー９との調和を図っている。

【００１０】アクセサリー９は一端に球を有し、他端には座１１を形成した形態を成し、該座１１からはネジ１２を延ばしている。そしてこのネジ１２はモダン７の芯穴８に挿入して螺合し、座１１はモダン７の端面に隙間なく当接している。ネジ１２の外径は芯穴８よりも僅かに大きくなっている為に、芯穴８に螺合したネジ１２は抜けることなく固定される。しかも外れ防止の為に、ネジ１２には接着剤を塗布してネジ穴８に螺合されている。

【００１１】図３はツル４の先端部に挿着されて概略「ヘ」型に曲げられた場合である。ツル先端部のツル芯が芯穴８に挿入してモダン７は取付けられ、挿着状態で「ヘ」型に曲げ成形される。そして、ツル芯に挿着したモダン７がツル４と滑らかに連続するように角１３には適当な大きさのＲ面が形成されている。

【００１２】ここで、上記アクセサリー９の形状は任意であって、又この材質も金属製に限るものではない。モダン７よりは比較的硬い材質であるならば芯穴８にそのネジ１２が螺合して取付けられる。以上述べたように、本考案のモダンは先端にアクセサリーをネジを介して取り付けしたものであって、次のような効果を得ることが出来る。

【００１３】

【考案の効果】

本考案のモダンは円形パイプを成し、その先端にはアクセサリーを取り付けしているが、該アクセサリーはモダンの芯穴にネジ止めされた構造と成っている。すなわちアクセサリーは座から突出してネジを形成し、このネジはモダンの芯穴に螺合して取付けられる。この場合、芯穴にネジを螺合することで、座はモダンの端面に隙間なく当接し、該モダンが仮に縮んだ場合であっても、アクセサリーの座との間に隙間を生じることはない。すなわち、アクセサリーはツル芯と連結してはおらず、モダン先端にネジ止めして取付けた構造である為に、モダンの伸縮の影響を受けることはなく、その結果、隙間の発生はない。

【図面の簡単な説明】

【図１】一般的なメガネフレーム。

【図２】本考案のモダンを示す実施例。

【図３】ツル芯に挿着して「ヘ」型に曲げた状態。

【図４】従来のアクセサリーを取り付けしたモダン。

【符号の説明】

１リム２連結部材３ヨロイ４ツル５蝶番６鼻当てパット７モダン８芯穴９アクセサリー 10 球 11 座 12 ネジ 13 角

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】メガネフレームのツル先端部に挿着され
る樹脂製のモダンにおいて、該モダンは円形パイプ状を
成して中心軸には芯穴を貫通して形成し、そしてモダン
の先端にはアクセサリーを取り付けしたものであり、ア
クセサリーは座からネジを突出し、モダンの芯穴には該
ネジを螺合し、そしてモダン端面には上記座を隙間なく
当接してアクセサリーを取り付けしたことを特徴とする
メガネフレームのモダン。
【請求項２】メガネフレームのツル先端部に挿着され
る樹脂製のモダンにおいて、該モダンは円形パイプ状を
成して中心軸には芯穴を貫通して形成し、そしてモダン
の先端にはアクセサリーを取り付けしたものであり、ア
クセサリーは座からネジを突出し、モダンの芯穴には接
着剤を塗布してネジを螺合し、そしてモダン端面には上
記座を隙間なく当接してアクセサリーを取り付けしたこ
とを特徴とするメガネフレームのモダン。