JP3967749B2 - 監視制御装置 - Google Patents

監視制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3967749B2
JP3967749B2 JP2004353141A JP2004353141A JP3967749B2 JP 3967749 B2 JP3967749 B2 JP 3967749B2 JP 2004353141 A JP2004353141 A JP 2004353141A JP 2004353141 A JP2004353141 A JP 2004353141A JP 3967749 B2 JP3967749 B2 JP 3967749B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
ring
node
display
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004353141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005065341A (ja
Inventor
弘宗 末次
賢二 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004353141A priority Critical patent/JP3967749B2/ja
Publication of JP2005065341A publication Critical patent/JP2005065341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3967749B2 publication Critical patent/JP3967749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、自己救済手段を備える二重化リングネットワークを、互いに相互接続して形成されるリング接続ネットワークシステムで使用される監視制御装置に関する。この種のネットワークアーキテクチャは、インターコネクション(Interconnection)またはリングインターワーキング(Ring Interworking)と称され、例えばITU(International Telecommunication Union)から頒布されたITU−T(Telecommunication Standardization Sector of ITU)勧告G.842に記載される。
個々の二重化リングネットワークにおいて完結するかたちでのトラフィックのSelf Healing方式は、ITU−T勧告G.841に記述される。この勧告において、この種の自己救済方式はAPS(Automatic Protection Switching)と称される。この種の自己救済方式は種々の文献に開示される(例えば、特許文献1を参照)。
この勧告におけるAnnex Aには、Transoceanic Applicationと称する障害回避策が記述される。この障害回避方式によれば、通信パス(Path)を、障害箇所を避けた最短ルートに迂回させることができる。このためパスの伝送距離を短くでき、ノード間の距離が長い(従って伝送遅延が大きい)システムにおいて、インパクトの少ないswitchingを実現することが可能になる。
一方、ITU−T勧告G.842には、複数の二重化リングネットワークを互いに相互接続(Interconnection)する方式が記述される。この勧告には、リング接続ネットワークシステムにおけるトラフィックの救済方式についても、その一部が記述されている。
しかしながら勧告G.842には、障害箇所に隣接するノードでそれぞれルーピングを行うことにより障害を回避する、いわゆるNon-Transoceanic方式による障害回避方法が記述されているにとどまる。よって先に述べたTransoceanic方式による障害回避方法については明らかにされていない。
このことはノード装置を提供する事業者のマルチベンダ化を阻み、また、近年のキャリア事業者のニーズに応えることが難しくなることを意味する。さらに、勧告G.841によるAPS機能と、勧告G.842によるインターワーキング機能とが個別に動作すると、通信断やトラフィックのミスコネクトを生じてしまう虞が有る。よって、何らかの対応策を早急に講じる必要がある。
また、勧告G.842のインターワーキング機能を実現するに際して次のような不具合も有る。すなわちネットワークシステムには、システムを監視制御する監視制御装置(network management equipment)が設けられる。インターコネクションを考慮しない従来のシステムにおいては、監視制御装置は、複数のリングネットワークのそれぞれを、互いに独立したものと見做すことができる。この場合、監視制御装置は、個々のリングネットワークにおいてだけ存在するパスを管理の対象とすれば良い。
しかしながらインターコネクション機能を持つシステムでは、複数のリングネットワークに跨って設定されるパスが存在するために、監視制御装置は、このようなパスをも併せて管理しなくてはならない。
このような状況においてオペレータがパスの設定状態を把握するには、従来ではリングネットワーク単位で実施されたパスマネジメントの結果を人手により組み合わせるしかない。このため、オペレータの手間が非常に大きくなる。
さらに、このようなリング接続ネットワークシステムにおけるパスのレストレーション処理は複雑である。このため、オペレータにとって個々のパスの状態を把握することは、ますます困難になる。このようなことから、監視制御装置のヒューマンマシンインタフェースを改善して、運用上の便宜を向上させることが望まれている。
特開平10−117175号公報
以上述べたように、リング接続ネットワークシステムについて、Transoceanic方式による障害回避策が提供されていない。よってこの種のシステムでTransoceanic方式の切替が実施されると、回線断や、トラフィックのミスコネクトなどを生じてしまう虞が有る。また、従来の監視制御装置においてはパスを管理するための手間が大きく、これを軽減して運用上の便宜を向上させることが望まれている。
本発明の目的は、ヒューマンマシンインタフェースを改善し、運用上の便宜の向上を図った監視制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様によれば、複数のノードおよびこれらのノードをリング状に接続する伝送路を備える複数のリングネットワークと、これらの複数のリングネットワークを互いに接続する接続部分とを具備するリング接続ネットワークシステムに設けられ、前記複数のノードからそれぞれ取得する通知情報をもとに前記リング接続ネットワークシステムを監視制御する監視制御装置であって、操作者とのヒューマンマシンインタフェースを担う表示器と、この表示器における表示を制御する表示制御部とを具備し、この表示制御部は、前記リング接続ネットワークシステムにおける各ノードの前記伝送路を介する接続形態と、前記接続部分を介する前記複数のリングネットワークの相互の接続形態とを示す模式図ウインドウを前記表示器に表示し、個々のリングネットワークにおける回線識別子を任意に指定するための欄を前記表示器に表示し、前記欄で指定された回線識別子に対応するパスが存在する場合には当該パスの経路を示すシンボルを前記模式図ウインドウに表示することを特徴とする監視制御装置が提供される。
このほか本発明に係わる監視制御装置は、前記表示器にパスの全貌を表示するウインドウを開いたり、パス設定に係わるウインドウなどを開くための種々の機能ボタンを備えるようにした。
このような手段を講じることにより、複数のリングネットワークが一つの画面上で統合して管理される。これによりオペレータは、パスの全貌を監視画面上で監視し、また制御することが可能になる。また、複数のリングネットワークを跨ぐパスを画面上のクリック操作により生成または消去することが可能になる。また、パスのレストレーション状態を、Ring APSによるレストレーション状態も含めて把握することなども可能になる。さらに、リングインターワーキングに対するLockout/Forced SW/Manual SWなどの外部コマンドを、画面上の操作を介して一元的に管理することが可能になる。これらのことから、ヒューマンマシンインタフェースを改善することが可能になる。
本発明によれば、ヒューマンマシンインタフェースを改善し、運用上の便宜の向上を図った監視制御装置を提供することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、ここではSDH(Synchronous Digital Hierarchy)に準拠するシステムを対象とする。
<システム構成に関する基本的な説明>
図1は、本発明の実施の形態に係わるリング接続ネットワークシステムの構成を示す図である。このシステムは、伝送路が二重化されている二つのリングネットワーク(Ring Network 1,Ring Network 2)を、ITU−T勧告G.842に則して互いにインターコネクションしたシステムである。いずれのリングネットワークも、ITU−T勧告G.841 Annex Aに記載されたリングAPS機能を備える。
Ring Network 1は、ノード装置(以下ノードと称する)A〜Dを備える。ノードA〜Dは光ファイバ伝送路FLを介してリング状に接続される。Ring Network 2は、ノードE〜Hを備える。ノードE〜Hは光ファイバ伝送路FLを介してリング状に接続される。光ファイバ伝送路FLは、現用系伝送路SLと予備系伝送路PLとを備える。現用系伝送路SL、および、予備系伝送路PLは、それぞれ時計回り(Clockwise:CW)lineおよび反時計回り(Counter Clockwise:CCW)lineを備える。なお、Ring Network 1 及びRing Network 2のノードの数は4つに限定されず、いくつであっても構わない。
この種の二重化リングネットワークシステムは、特に、4ファイバリングシステムと称される。なお、1本のファイバに現用系伝送路SLと予備系伝送路PLとが多重される2ファイバリングシステムも有る。現用系伝送路SL、および予備系伝送路PLは、波長多重される複数の波長の光信号を伝送する。各波長には、例えばSTM−64(Synchronous Transport Module Level 64)などの高速インタフェースが適用される。
システムに障害の無い場合に現用系伝送路SLを介して伝送される信号は、サービストラフィックとされる。現用系伝送路SLにサービストラフィックを流しているときには、予備系伝送路PLは空きとなる。そこで、システムの運用効率の向上のため、例えばリアルタイム性を要求されない情報のように、比較的優先度の低いトラフィックを予備系伝送路PLの空きチャネルに流す場合がある。この種のトラフィックはエキストラトラフィック、またはパートタイムトラフィック(part-time traffic)とされる。
パートタイムトラフィックには、専用のインタフェースが設けられる。エキストラトラフィック用のタイムスロットは、サービストラフィック用のタイムスロットに1対1に対応するように決められる。パートタイムトラフィック用のタイムスロットには、そのような制限は無い。
図1において、ノードA〜Hは、それぞれ低速回線3cを介して例えば交換機、専用線ノード、ATMクロスコネクト装置などの低次群装置(符号無し)に接続される。繁雑を避けるため、図1にはその様子を一部のノードについてのみ示す。
ところでこのシステムでは、ノードCとF、およびノードDとEとが、低速回線3cの一部のチャネルを利用して互いに接続される。その接続インタフェースは、勧告G.842に記載されるリングインターワーキングである。なお図1において、インターワーキングに参加するノードの数は、各リングネットワークにおいて2である。ここでは、ノードCとFを接続する伝送路を第1の接続伝送路、ノードDとEを接続する伝送路を第2の接続伝送路として説明する。また、ノードCとF及びノードDとEを、機能上、接続ノードとして説明する。よって図1に示される形態は、デュアルノードインターワーキング(Dual Node Interworking)と称される。
図1のリング接続ネットワークシステムは、このシステム全体に対する監視処理や制御処理などを担う監視制御装置(Network Management Equipment:以下NMEと表記する)を備える。NME10は例えば汎用のワークステーションに専用のアプリケーションソフトを搭載して実現され、ネットワークおけるパス設定やアラーム監視などの制御を実施する。
NME10は、LAN(Local Area Network)などを介して、例えば一つのノード(図1ではノードB)に接続される。もちろん、全てのノードにNME10を一つずつ接続しても良く、NME10の数、およびその設置の形態は任意である。
このようなシステムでは、NME10をマネージャ、各ノードA〜Hをエージェントとするマネージャ/エージェントモデルが形成される。NME10の管理の対象(MO:Managed Object)はノードA〜Hに限られず、例えば光ファイバ伝送路FLなど様々に存在する。
NME10は、その管理対象に、管理ネットワーク(図示しない)を介して接続される。NME10は、ネットワークを管理するにあたり、管理ネットワークを介してノードA〜Hから通知される通知情報(Notification)を主に利用する。なお管理ネットワークは、SDHフレームの例えばDCC(Data Communication Channel)などを利用して形成される、論理的な実体である。管理ネットワークにおけるNME10と各ノードA〜Hとの接続プロトコルには、例えばCMIP(Common Management Information Protocol)が採用される。
図1において、ノードA〜Hは、光ファイバ伝送路FLを介して伝送されるSTM−64フレームに時分割多重されるタイムスロットのうち所定のスロットを分離(ドロップ)する。このスロットは、低次群信号として低速回線3cに送出される。またノードA〜Hは、低速回線3cからのSTM−1、STM−4、STM−16などの低次群信号をSTM−64フレームの所定スロットに多重(アッド)する。これにより生成された高次群信号は、他のノードに送出される。このようにして、所定の伝送容量を持つパス(Path)が各ノード間に設定される。
任意の区間での情報通信は、当該区間にパスが設定されることによってはじめて可能になる。パスが設定される際には、通信を行いたい区間の一方のノードの低速側チャネルと、他方のノードの低速側チャネルと、経由するノードなどが指定する。
図1において注意すべき点は、Ring Network 1とRing Network 2とが複数の接続伝送路によりインターコネクトされることにより、各リングネットワークだけに閉じるかたちのパスだけでなく、2つのリングネットワークを跨ぐかたちのパスを設定することが可能になることである。
図2に、ノードA〜Hの構成を示す。ノードA〜Hは、現用系伝送路SLを終端する現用系高速インタフェース部(以下HS I/Fと表記する)1−0と、予備系伝送路PLを終端する予備系高速インタフェース部1−1とを備える。現用系高速インタフェース部1−0、または予備系高速インタフェース部1−1を介して装置内部に導入されるSTM−64信号は、タイムスロット交換部(TSA:Time Slot Assignment)2−0に入力される。
タイムスロット交換部2−0は、STM−64信号に時分割多重されたタイムスロットのうち、所定のタイムスロットをドロップする。ドロップされたスロットは、低次群信号として低速インタフェース部(以下LS I/Fと表記する)3−1〜3−kに与えられる。逆に、低速インタフェース部3−1〜3−kから到来する低次群信号は、タイムスロット交換部2−0に与えられ、STM−64フレームの所定のタイムスロットにアッドされ、光ファイバ伝送路FLに送出される。
タイムスロット交換部2−0は、タイムスロット交換部2−1と対を成して二重化される。定常時には、タイムスロット交換部2−0が現用系として動作する。タイムスロット交換部2−0に障害が起こると、タイムスロット交換部2−1を予備系として運用すべく、装置内切替が実行される。タイムスロット交換部2−1の動作は、タイムスロット交換部2−0の動作と同様である。なお、現用系と予備系との間には、現用系から予備系へ、又は予備系から現用系への信号径路の変更を可能とするスイッチ回路(図示せず)が設けられる。
高速インタフェース部1−0,1−1、タイムスロット交換部2−0,2−1、および、低速インタフェース部3−1〜3−kは、それぞれサブコントローラ4H,4T,4Lを介してCPU(Central Processing Unit)5に接続される。サブコントローラ4H,4T,4Lは、CPU5による制御を補助する。冗長切り替えなどの各種の制御は、サブコントローラ4H,4T,4LとCPU5との協調動作により、階層的に実施される。
CPU5は、各種制御プログラムなどを記憶する記憶部6と、管理網インタフェース(I/F)7とに接続される。記憶部6には、個々のリングネットワークにおけるパスの設定状態を示す情報であるリングマップ(Ring Map)や、高次群チャネルと低次群チャネルとの接続設定状態を示す情報であるファブリック(Fabric)などが記憶される。いずれの情報も、APSの実施の際に必要とされる。リングマップについては、ITU−T勧告G.841のFigure 7-6/G.841などに詳しい記述がある。
ところで、CPU5は、APS制御部5aと、インターワーキング制御部5bとを備える。APS制御部5aは、ITU−T勧告G.841 Annex Aに言うところのMS shared protection rings (transoceanic application)を実施するための機能を備える。インターワーキング制御部5bは、ITU−T勧告G.842に言うところのRing Interworking機能を実現するための機能を備える。なお本実施形態では便宜のため、MS shared protection rings (transoceanic application)の機能をRing APS、または高速インタフェース(HS interface)に係わるswitchingの意味でHS APSと称する。
APS制御部5aにより実現される機能は、リングネットワークに障害が発生した場合に、この障害を回避するための通信経路を形成して、トラフィックを障害から救済することである。APS制御部5aによれば、トラフィックを障害から回避させ得る、最も短い通信経路が形成される。具体的には、リングネットワーク上のある区間の現用系伝送路のみに障害が発生した場合は、その区間の予備系伝送路に迂回するように、通信パスの経路を切り換える(これをスパン切替(Span Switch)という。また、リングネットワーク上のある区間の現用系伝送路と予備系伝送路の両方に障害が発生した場合は、その区間を回避する経路の予備系伝送路に、通信パスの経路を切り換える(これをリング切替(Ring Switch)という。APS制御部5aでは、各伝送路の障害を検出した場合、または他のノードのAPS制御部5aから障害の有無に関する通知に基づいて、上記スパン切替(Span Switch)またはリング切替(Ring Switch)を行うための、自ノードがどのような動作が必要か判断し、切替を行う。
インターワーキング制御部5bにより実現される機能は、障害が、第1の接続伝送路、または、第2の接続伝送路に発生した場合に、この障害を回避するための通信経路を形成して、トラフィックを障害から救済することである。インターワーキング機能は、第1の伝送路と第2の伝送路の双方に通信パスを設定しておき、どちらかを選択するようになっている。各ノードのインターワーキング制御部5bは、障害の発生を検出すると、その障害を回避するためには通信経路をどのように切り換える必要があるかを判断し、必要に応じて、第1の伝送路と第2の伝送路の双方に通信パスの選択を切替を行う。
本明細書においては、区別のため、APS制御部5aにより実現されるトラフィック救済機能を、第1の自己救済手段と称する。また、インターワーキング制御部5bにより実現されるトラフィック救済機能を、第2の自己救済手段と称する。
さらにCPU5は、本発明に係わる新たな制御機能として、切替制御部5cを備える。切替制御部5cは、Ring APS機能とRing Interworking機能とを協調して動作させるための制御を実施する。つまり、ネットワーク上の障害の発生状況に応じて、Ring APS機能とRing Interworking機能の両方の機能の連携が必要なのか、Ring APS機能とRing Interworking機能のいずれか一方の機能のみで障害回避が可能かについて判断する。この新たな制御機能は、例えば既存の制御プログラムに新たにパッチを当てるなどの手法により実現される。本実施形態では、切替制御部5cにより実施される手順が詳しく説明される。
図3に、NME10の構成を示す。NME10は例えば汎用のワークステーションに専用のアプリケーションソフトを搭載してなり、その機能の主体はソフトウェアにより実現される。NME10は、入出力部80と、インタフェース(I/F)部90と、記憶部100と、CPU110とを備える。入出力部80は、操作部21、表示部25を備えてヒューマンマシンインタフェースを担う。インタフェース(I/F)部90は、LANを介して各ノードA〜Hとの接続インタフェースをとる。記憶部100は、各種監視制御プログラムなどを記憶する。操作部21は、例えばマウスやキーボードなどとして、表示部25は液晶ディスプレイなどとして実現される。
ところで、CPU110は、表示制御部110aを備える。表示制御部110aは、表示部25の表示制御全般、表示部25の表示内容に対する操作(例えばマウスによるクリックなど)に応じた演算処理、ノードA〜Hからの通知を反映する表示内容の更新などを行う。本実施形態では、表示制御部110aの機能の中でも、特にリングネットワーク間を跨ぐパスをも含めた表示制御の仕様につき詳しく説明される。
ここで、ノードA〜Hにおける基本的なパス設定手順、およびswitchingの手順につき説明する。まず、オペレータによる通信パスの設定操作が例えばNME10を介して行われたとする。そうすると、この操作を示す情報がHS I/F1−0を介してCPU5に取り込まれる。CPU5は、この情報をもとに、記憶部6のリングマップとファブリックとを更新する。
そしてCPU5は、TSA2−0を、接続状態情報に基づくスイッチ状態に設定する。この設定により、TSA2−0は、現用系伝送路SLから現用系HS I/F1−0を介して受信した信号に含まれるチャネルのうち、ドロップさせる必要のないチャネルを他方側のHS I/F1−0にスルーさせる。またTSA2−0は、ドロップあるいはアッドさせる必要のあるチャネルを、対応するLS I/F3−1〜3−kに接続する。
一方、ノードA〜Hにおいて、自装置内の各ユニットに設けられた監視部(図示せず)からのアラーム情報、または他のノードからの障害発生による伝送路切替え要求が受信されたとする。そうすると、切替制御部5aにより、サービストラヒックの回避を行うために必要な通信パスの伝送径路が判断される。そして、記憶部6のリングマップおよびファブリックが更新され、TSA2−0の設定状態が変更される。これによりサービストラヒックは、障害から救済される。
[第1の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態につき説明する。この実施形態では、ノード(簡便のため、以下ノードと略称する)A〜Hはいずれも図2の構成をとるものとする。まず、本発明の特徴に関する部分の説明に先立ち、ITU−T勧告G.842に規定された一般的な事柄につき説明する。
<一般的事項に関する説明>
複数のリングネッワークを低速光インタフェース(STM-1E/1o/4o/16o/64o:添字Eは電気インタフェース、oは光インタフェースを示す)で接続することにより、Ring Interconnectionが実現される。ここでは、リングネッワーク間を接続する部分のプロテクションアーキテクチャに、ITU-T RecommendationG.842に示される仕様、すなわち“Dual Node Ring Interworking”を適用するケースにつき説明する。
図4は、図1のシステムを模式的に示す図である。なお便宜上、図4では図1のシステム構成を縦向きにして示したが、符号およびネットワークトポロジは図1と同様である。図4において、符号(a)はノードAに接続される低次群装置、符号(b)はノードGに接続される低次群装置にそれぞれ相当するオブジェクトである。実線矢印は(b)から(a)へのトラフィックの流れを、点線矢印は(a)から(b)へのトラフィックの流れを示す。
図4のように、複数のリングネットワークがそれぞれ2つのノードの低速インタフェース(LS INF)を介して接続されるネッワーク形状は、デュアルノードインターコネクション(Dual node interconnection)と称される。以下、リングネットワークの接続に係わるノードを接続ノードと称する。図4における接続ノードは、ノードC,D,E,およびFである。デュアルノードインターコネクション機構を用いてパスプロテクション動作を行うことで、デュアルノードインターワーキング(Dual Node Interworking)が実現される。
図5に示すようにリングインターワーキングとは、端的に言えば、一方のリングネッワークにおける接続ノードから同一の信号をパラレルに送信(デュアルフィード)し、デュアルフィードされた信号を他方のリングネッワークの接続ノードにおいて選択的に受信することにより、トラフィックをパス単位で救済するプロテクションメカニズムである。よって切替は受信選択の動作のみによって実現される。パス救済の形態は、Uni-directionalである。
図6に示すように、サービストラフィックをHS(高速)チャネルとLS(低速)チャネルの2方向にデュアルフィード(すなわち Drop and Continue )し、かつサービストラフィックをHSチャネルまたはLSチャネルのいずれかから選択的に受信するノードを、プライマリノード(Primary Node)と定義する。Primary Nodeは、2つのルートから与えられるトラフィックを選択する権利、すなわちトラフィックの選択権を有する。図6ではノードD,EがPrimary Nodeに相当する。
サービストラフィックを迂回させるために予め準備されるバックアップ経路(すなわち予備ルート)を形成するノードを、Secondary Nodeと定義する。2つのリングネッワークを乗り入れるパスを終端するノードを、ターミネーションノードTermination Nodeと定義する。図6でセカンダリノードはノードC,F、ターミネーションノードはノードA,Hである。
リングインターワーキングにおいては、現用ルート(working route)と予備ルート(protection route)とが、通信パスを設定する際に決定される。現用ルートをサービスサーキット(Service Circuit)、予備ルートをセカンダリサーキット(Secondary Circuit)と定義する。これらのルートは、2対の接続ノードで構成されるインターコネクション部分におけるパスの形状に基づいて、決定される。
例えば図6では、ノードD,Eを結ぶルートがService Circuit,ノードD,C,F,Eを結ぶルートがSecondary Circuitとなる。なお、図6に示すパス形状は、Same Sideと称される。
一方、図7では、ノードD,E,Fを結ぶルートがService Circuit,ノードD,C,Fを結ぶルートがSecondary Circuitである。なお図7に示すパス形状は、Opposite Sideと称される。特に、Opposite Sideのパス形状では、インターコネクション部分のトラフィック経路によりDiverse Routing,およびUniform Routingを定義することができる。Diverse Routingのパス形状を図8に、Uniform Routingのパス形状を図9にそれぞれ示す。なおネットワークの制御に際して、Diverse RoutingとUniform Routingとの違いが考慮されることはない。
図1に示される構成のほか、図10に示すように、ノードAとHとが相互接続される形態もある。この構成は、各リングネットワークにおいて1つのノードがinterconnectionに係わるという意味で、シングルノードインターワーキングと称される。さらに、図示しないが各リングネットワークにおいて2つ以上のノードを相互接続する形態も可能である。
<ノードA−D間で障害発生の場合>
以下では、ITU-T Recommendation G.841 Annex Aに基づくDual Node Interworkingにつき説明される。リング接続ネットワークシステムでITU-T Recommendation G.841 Annex Aに準拠するRing APS機能を動作させるにあたり、上記で定義したモデルとは異なるモデルを、新たに定義する必要が生じる。以下では、Ring APSが動作した場合を考慮し、Ring APS動作時のデュアルノードインターワーキングに係わる定義を述べる。
すなわち、デュアルノードインターコネクション部のパス形状と、Ring APS機能がどのセクションに対してリング切替を行うかに応じて、上記で定義したPrimary Node、Secondary Node、Service Circuit、および、Secondary Circuitの定義が異なる。より詳しく言えば、Primary NodeおよびSecondary Nodeの機能的な定義は変わらない。ただし、プライマリまたはセカンダリの機能を有するノードの物理的な位置が再定義される。なお、装置内切替、またはLS-APS機能が動作する場合には、ノード機能を再定義する必要はない。
(Same Sideの場合)
図11は、Same Sideにおける初期設定時の状態の一例を示す図である。図11において、ノードD,EがPrimary Node、ノードC,FがSecondary Node、ノードA,HがTermination Nodeとなる。なお図11はノーマル状態、すなわちHS Side Fault Free Stateを示す。
図12は、図11のノーマル状態から、Ring Switchを要求するイベントがノードA,D間に生じた場合を示す図である。このイベントとしては、当該区間の現用系伝送路SLおよび予備系伝送路PLの両方に障害が生じた場合、またはNME10からForced Switchなどのコマンドが与えられた場合などがある。
図12において、上記イベントの発生を受けてRing APSが起動し、区間AD(ノードAとノードDとの間の区間、以下同様)でRing Switchが完了すると、トラフィックルートは区間AD以外の区間にレストレーションされる。これ以降、プライマリノードの機能は、Ring Switchにセカンダリノードであったノードが担う。このノードを、プロテクションプライマリノード(Protection Primary Node)と新たに定義する。
逆に、Ring Switchの完了以降、セカンダリノードの機能は、Ring Switch前にプライマリノードであったノードが担う。このノードを、プロテクションセカンダリノード(Protection Secondary Node)と新たに定義する。図12では、ノードCがProtection Primary Nodeに、ノードDがProtection Secondary Nodeにそれぞれ再定義される。
さらに、トラフィックの選択権を持つノードの変更に応じて、図12に示すようにworkingルートをProtection Service Circuitと新たに定義する。またprotectionルートを、Protection Secondary Circuitと新たに定義する。
(Opposite Sideの場合)
図13は、Opposite Sideにおける初期設定時の状態の一例を示す図である。図13においてノードD,FがPrimary Node、ノードC,EがSecondary Node、ノードA,GがTermination Nodeとなる。図13のモデルはノーマル(HS Side Fault Free State)時を示す。
図14は、図13のノーマル状態から、Ring Switchを要求するイベントがノードA,D間に生じた場合を示す図である。図14において、上記イベントの発生を受けてRing APSが起動し、区間ADでリング切替が完了すると、トラフィックルートは区間AD以外の区間にレストレーションされる。図12と同様に、ノードCがProtection Primary Nodeに、ノードDがProtection Secondary Nodeにそれぞれ再定義される。
ここで、次の点に注意する必要がある。すなわち、図11のノーマル時においてPrimary Nodeの状態は、Service Circuitを選択している。この状態は、Ring Interworkingに関して切替要求がない状態である。また、図12においてもProtection Primary NodeはProtection Service Circuitを選択しており、この状態も切替要求が無い状態である。
すなわち、Ring APS機能がRing Switchを起動しても、Ring APS機能は、Ring Interworking機能に対してSwitchを要求しない。Ring APS機能が動作すると、Primary Nodeの物理的な位置は変わるが、インターコネクション部分の選択状態は変更されない。図13、図14に示されるように、パス接続形態がOpposite Sideの場合にも同様である。
<ノードC−D間で障害発生の場合>
図15は、図11のノーマル状態から区間CDでのリング切替が完了した状態を示す図である。区間CDでRing Switchが完了すると、セカンダリサーキットは、区間CD以外のプロテクションセカンダリサーキットにレストレーションされる。
これ以降、プライマリノードの機能は、switch前にターミネーションノードであったノードが担う。このノードも、プロテクションプライマリノード(Protection Primary Node)と定義される。セカンダリノードの機能は、switch前にセカンダリノードであったノードが担う。このノードも、プロテクションセカンダリノード(Protection Secondary Node)と定義される。図15では、ノードAがProtection Primary Nodeに、ノードCがProtection Secondary Nodeにそれぞれ再定義される。
また、図15に示されるように、workingルートは、Protection Service Circuitと新たに定義される。protectionルートはProtection Secondary Circuitと新たに定義される。
図16は、図13のノーマル状態から区間CDでのリング切替が完了した状態を示す図である。図16において区間CDでリング切替が完了すると、セカンダリサーキットは区間CD以外のプロテクションセカンダリサーキットにレストレーションされる。このときノードAがProtection Primary Nodeに、ノードDがProtection Secondary Nodeにそれぞれ再定義される。
なお、ここでも上記と同様の事項に注意を要する。図15においてProtection Primary Nodeの状態はProtection Service Circuitを選択している状態である。この状態は、切替要求が無い状態である。よって、ここでもRing APS機能がRing Switchを起動しても、Ring APS機能は、Ring Interworking機能に対してSwitchを要求しない。
<ノードD−E間で障害発生の場合>
次に、インターコネクション部分であるノードD−E間で障害発生の場合の場合について説明する。この場合はRing Interworking機能とRing APS機能との複合動作により、障害を回避することになる。
Ring APS機能は、ネットワークにおけるパス設定機能(この機能は、既知の機能オブジェクトである)が生成したパス経路に対してプロテクション動作を実施する。このため、現在のパスの状態が、パス設定機能による設定と異なる状態である場合には注意を要する。すなわち、Ring Interworking機能がSecondary Circuitを選択している場合には、APSによる切替手順(切替 sequence)に工夫を要する。
まず、図11の状態からインターコネクション部分のLSインタフェースに障害が発生すると、Ring Interworking機能が起動する。例えば区間DEに障害が発生すると、図17に示すように、Primary NodeであるノードD,EはSecondary Circuitを選択する。
次に、図17の状態からHSインタフェース障害が生じた場合について、図18、19を用いて説明する。
図17の状態からHSインタフェース障害が生じると、Ring APS機能がring switchを起動する。図18に、区間ADにリング障害が生じた場合を示す。しかしながら、Ring APS機能は、Ring Interworking機能の切替状態に拘わらず、デフォルトのパス形状であるDrop and Continue with Add形状のパスに対してリングスイッチを実施する。すなわち、Ring APS機能は、障害が存在するProtection Service Circuitにパスを迂回させようとするので、好ましくない。
そこで本実施形態では、Ring APSのレストレーション後にAPS機能からRing Interworking機能に制御情報を与えるようにする。そうして、各ノードに実装されるRing Interworking機能に、自ノードのステートがProtection Primary Nodeであるか、またはProtection Secondary Nodeであるかということを認識させるようにする。制御情報としては、障害の発生箇所や、レストレーション状態にあるパスの識別子などが挙げられる。
APS機能とRing Interworking機能との間での制御情報の授受は、ノード内に閉じた形で実現すると都合が良い。すなわち本実施形態では、機能オブジェクト間での制御情報の授受を、ノード内で実施するようにする。このようにすると、異なるノード間での情報の授受を新たに設定する必要が無くなる。また、異なるノードのRing Interworking機能間での通信の必要が無くなる。
なお、各ノードのRing Interworking機能に自ノードのステートを認識させるには、2つの形態が考えられる。一方の方法は、制御情報をRing Interworking機能に与えてRing Interworking機能側でステートを算出させるという形態である。他の形態は、APS機能側でノードのステートを算出して、これをRing Interworking機能に通知するという形態である。
さて、制御情報の通知を受けた状態にあるRing Interworking機能は、P−AIS(Pass Alarm Indication Signal)などのパス警報を検出すると、Protection Primary Nodeおいて、Ring Interworkingによるswitchを開始する。図19に示すように、Ring Interworking切替により、Protection Primary NodeであるノードCは、Protection Secondary Circuitを選択する。この状態に至ると、ミスコネクトを誘発することなく、パスを救済することができる。
なおP−AISの取得先は、図18、19に示すようにLSインタフェース側からでも、またはHSインタフェース側からでも良い。P−AISの取得先は、ノードのTSA2−0の設定状態によって変わる。
このように、Ring Interworking機能にAPS機能から制御情報を与え、Ring APS機能とRing Interworking機能とを複合的に動作させることにより、サービスパスをレストレーションすることが可能になる。
なお、Ring Interworking機能が動作した後に、Ring APS機能が動作する際の切替時間に注意する必要がある。勧告G.841の規定によればRing APSに許される切替時間は、最長で300[ms]である。上記の方式ではRing Interworking機能とRing APS機能とが複合的に動作する機構によりレストレーションが実現されるため、双方の機能による切替時間を積算して最終的な切替時間を見積もる必要がある。
なお、図17などに示される矢印は、各ノードからNME10に送出されるNotificationを示す。図17のノードDおよびEから出る矢印は、(no switch→APS完了)と示されており、切替の完了の旨を通知するNotificationである。
次に、外部コマンドによりSecondary Circuitが選択される方式につき説明する。本実施形態では、NME10などの外部OS(Operation System)からのswitch requestコマンドおよびreverse requestを、Primary Nodeに対して与えるようにする。Ring APSがレストレーション動作している状態においても同様に、コマンドを与える宛先ノードをProtection Primary Nodeとする。
<ノードDのノード障害の場合>
次に、図20を参照してノード障害、またはノードアイソレーション(すなわちノードが孤立する形態の伝送路障害)時の動作につき説明する。図11の状態からノードDに障害が発生すると、図20に示すようにリング切替が実施されてサービストラフィックがレストレーションされる。
リングインターコネクションを有するネットワーク構成においては、パスの接続の形態が特殊であるために、Dual Node Interconnection形状を利用することによってサービストラフィックのレストレーションを実現することが可能となる。本実施形態では、リングAPSの動作時においては、図20に示されるようなレストレーションが実施される。
<各ノードの状態通知機能>
本実施形態における各ノードの監視機能につき説明する。各ノードは、Service Circuitの状態およびSecondary Circuitの状態(すなわち障害の発生状態)を、常時監視する。また各ノードは、各種のプロテクション機能(すなわちリングAPS、装置内switch、LS-APS)が動作すると、プロテクション機能の動作状況に応じて監視位置を変更する。装置内switch、LS-APS機能が動作した場合には、各ノードはService Circuit、およびSecondary Circuitを監視する。Ring APS機能が動作した場合には、各ノードはProtection Service Circuit、およびProtection Secondary Circuitを監視する。
次に、本実施形態における各ノードの通知機能につき説明する。Primary Node、Secondary Node、Protection Primary Node、Protection Secondary Nodeは、自己のステートをオペレータに明示するなどのために、外部OSに対して各種のnotificationを送出する。Notificationには、パス経路生成(create)の通知、各パスごとのprimary Nodeを通知するステート通知、Ring APSにおけるパスプロテクション状態を示す切替/切り戻しを示す通知などがある。
図21に、パスクリエイト時の通知を示す。図21は、図11に示すパスが設定された状態に相当する。このとき、ノードA,C,D,E,F,Hがいずれも通信パス生成のnotificationをNME10に向け送出する。Primary NodeであるノードD,Eは、ステート通知(disable→enable)を送出し、自己がトラフィックの選択権を持つことをNME10に通知する。Secondary NodeであるノードC,FとTermination NodeであるノードA,Hは、ステート通知(enable→disable)を送出して自己がトラフィックの選択権を持たないことをNME10に通知する。
図22に、Ring Interworking機能が動作する際に送出される通知を示す。この図は図17の状態に相当する。Primary NodeであるノードD,Eは、切替状態にあることを示す切替通知(Normal→Switch)を送出する。図17の切替完了通知(切替なし→自動切替完了)も同様の意味を持つ。
図23に、Ring APS機能動作時においてRing Interworking機能から送出される通知を示す。この図は図12の状態に相当する。図23において、Protection Primary NodeとなったノードCは、ステート通知(disable→enable)を送出する。Protection Secondary NodeとなったノードDは、ステート通知(enable→disable)を送出する。なお図23の(Secondary)、(Primary)はステート変更前の状態である。
図24は、Ring APS機能動作時においてRing Interworking機能から送出される通知の別の例を示す図である。この図は図15の状態に相当する。図24においては、Protection Primary NodeとなったノードAはステート通知(disable→enable)を送出する。Protection Secondary NodeとなったノードCはステート通知(enable→disable)を送出する。
図25に、Ring APS機能とRing Interworking機能との複合動作時においてRing Interworking機能から送出される通知を示す。この図は図18の状態を経て図19の状態に至ったことを示す。まず図18の状態では、Protection Primary NodeとなったノードCがステート通知(non Primary→Primary)を、Protection Secondary NodeとなったノードDがステート通知(Primary→non Primary)をそれぞれ送出する。図25と比べると分かるように、(non Primary→Primary)は(disable→enable)と同義、(Primary→non Primary)は(enable→disable)と同義である。続く図19の状態では、Protection Secondary Circuitを選択したノードCがProtection Rep Notification(NoReq→Auto Sw Comp)を送出する。
<各ノードのトラフィックの選択状態>
次に、図26〜図38の模式図を用いて、各ノードにおけるトラフィックの選択状態について説明する。
図26〜図38は、本実施形態の各ノードにおけるトラフィックの選択状態を示す模式図である。Working Fiber(白ヌキ実線)が現用系伝送路SL、Protection Fiber(白ヌキ一点鎖線)が予備系伝送路PLである。これらの伝送路の中に描かれた矢印は、サービスパスを示す。
図26は、Ring Network 1におけるnormal stateでのパスの設定例を示す図である。図26において、Primary NodeであるノードDには、CW方向のトラフィックとしてトラフィックTSがHS側から、トラフィックTPがLS側から導入されている。ノードDは、LS側からのトラフィックTPを選択している。以下の模式図では、ノードを示す四角の中に描かれたスイッチ(符号付さず)の切り替え状態を示すことにより、トラフィックの選択状態を示す。スイッチの切り替えは、例えばTSA2−0(2−1)の接続設定により実現される。なお図26において、トラフィックTT=RP=RS,TP=RTである。Primary NodeであるノードDの形態はDrop & Continue with Addである。
図26の状態から区間ADにリング障害(すなわち現用系伝送路SLと予備系伝送路PLとに障害が生じた状態)が発生すると、パスの状態は図27のようになる。すなわち、図26ではSecondary NodeであったノードCは図27ではProtection Primary Nodeとなる。ノードCは、ノードDからCCW方向のProtection Fiberを介して与えられるトラフィックTPを選択し、このTPをProtection Fiberを介して次ノード(ノードB)にコンティニューする。図27では、トラフィックTP=RT,TT=RS=RPであり、図26と同じトラフィックの送受信状態が再現されている。このようにしてサービスパスがレストレーションされる。
一方、図26の状態から区間CDにリング障害が発生すると、パスの状態は図28のようになる。すなわち、図26ではTermination NodeであったノードAは図28ではProtection Primary Nodeとなる。ノードAは、ノードDからCW方向のWorking Fiberを介して与えられるトラフィックTPを選択し、このトラフィックをトラフィックRTとしてドロップする。またノードAは、自ノードでアッドされるトラフィックTTを2分岐し、一方をCCW方向のWorking Fiberへ、他方をCW方向のProtection Fiberに送出する。このようにしてTT=RS=RP,TP=RTなるトラフィック状態が再設定され、図26のサービスパスが救済される。
(別のパスの設定例)
図29は、Ring Network 1におけるnormal stateでの別のパスの設定例を示す図である。図29において、Primary NodeであるノードDには、CW方向トラフィックとしてTSがHS側から、TPがLS側から導入されている。図29においては、ノードDは、HS側からのトラフィックTSを選択している。図29では、トラフィックTT=RP=RS,TS=RTである。Primary NodeであるノードDの形態はDrop & Continueである。
図29の状態から区間ADにリング障害が発生すると、パスの状態は図30のようになる。すなわち、図29ではSecondary NodeであったノードCは図30ではProtection Primary Nodeとなる。ノードCは、自己のLSから導入されるトラフィックTSを選択し、このTSをProtection Fiberを介して次ノード(ノードB)に伝送する。またノードCはDrop & Continue with Addノードとして、CW方向のProtection FiberからのトラフィックTTを自ノードで分岐終端するとともに、次ノードDにまでコンティニューする。これにより図30ではTT=RS=RP,TS=RTなる状態が再現され、図29のサービスパスが救済される。
なお、図29でノードDはDrop & Continueノードであり、現時点での勧告G.841ではこの種のノードに係わるパスを救済しないことになっている。しかしながら本実施形態では、リングインターワーキングを考慮したうえでこの種のノードに係わるパスを救済するようにしている。この点については既に述べた。
一方、図29の状態から区間CDにリング障害が発生すると、パスの状態は図31のようになる。すなわち、図29ではTermination NodeであったノードAは図31ではProtection Primary Nodeとなる。ノードAは、ノードCからノードBを経由しCCW方向のWorking Fiberを介して与えられるトラフィックTSを、選択し、このトラフィックをトラフィックRTとしてドロップする。またノードAは、自己でアッドされるトラフィックTTを2分岐し、一方をCCW方向のWorking Fiberに、他方をCW方向のProtection Fiberに送出する。このようにしてTT=RS=RP,TS=RTなるトラフィック状態が再現され、図29のサービスパスが救済される。
図32は、図26または図29に示されるパスの設定状態から、ノードDに障害が発生した場合のパスの状態を示す模式図である。図32においては、ノードAとノードCとの間のProtection Fiberに、ノードBを経由するパスが再設定される。
図33は、図26または図29に示されるパスの設定状態から、ノードCに障害が発生した場合のパスの状態を示す模式図である。図33においては、ノードAとノードDとの間のWorking Fiberに、もとのパスの一部が残存する。
(複数のリングを跨いで設定されるパスの設定例)
図34は、Ring Network 1とRing Network 2とを跨いで設定されるパスの、normal stateにおける設定例を示す模式図である。この図に示される状態は図6に示される状態に相当する。図34において、トラフィックTT=RP=RS,RT=TP=TSである。
図35は、図34の状態から区間ADと区間EHとに障害が発生した状態を示す。この場合、Ring Network 1およびRing Network 2がそれぞれ図27の状態を実現することにより、図35に示されるようなパスの状態が実現される。
図36は、図34の状態から区間CDと区間EFとに障害が発生した状態を示す。この場合、Ring Network 1およびRing Network 2がそれぞれ図28の状態を実現することにより、図36に示されるようなパスの状態が実現される。
図37は、Ring Network 1とRing Network 2とを跨いで設定されるパスの、normal stateにおける別の設定例を示す模式図である。この図に示される状態は、図7に示される状態に相当する。図37において、トラフィックTT=RP=RS,RT=TP=TSである。
図38は、図34の状態から区間ADに障害が発生した状態を示す図である。この場合、Ring Network 1およびRing Network 2がそれぞれ図28の状態を実現することにより、図38に示されるようなパスの状態が実現される。図38において、まずRing Network 1において図30の状態が実現される。そして、Ring Network 2において、Primary NodeとしてのノードFが、HS側から取得していたトラフィックTTをLS側から取得するように切り替える。これにより図38に示す状態が実現され、サービストラフィックが救済される。
<各ノードの動作説明>
次に、図39〜図43のフローチャートを参照して本実施形態の各ノードA〜Hにおける動作を説明する。図39および図40は、ノードA〜Hにより実施される切替の処理手順を示す第1のフローチャートである。
図39のステップS1で、或るノードにおいて、MS−AIS(Multiplex Section Alarm Indication Signal)や外部コマンドなどの、Ring APSに係わる切替要因が検出されたとする。すると、このノードは、ステップS2でRing APSを起動する。
ステップS3で、このノードは、記憶部6に記憶されたRing MAPを参照する。そうして、ステップS4で、このノードは、ネットワーク内の全てのパスのうち、どのパスがRing Interworkingに関係しているか確認する。そのうえで、ステップS5で、このノードは予備系伝送路PLに設定されたP/Tパス(パートタイムパス)を切断する。
このノードは、ステップS6で、空きとなった予備系伝送路PLにサービスパスを迂回させる。ステップS7で、このノードは、空きのservice channelsにパートタイムパスをreestablishする。そしてステップS8で、このノードは、障害の発生箇所、レストレーション状態にあるパスの識別子などを含む制御情報を、リングインターワーキング機能に渡す。
次に、図40のステップS9において、或るノードにおいてパス警報、外部コマンドなどの、Ring インターワーキング切替に係わる要因が検出されたとする。そうすると、ステップS10で、このノードは、Ring インターワーキング切替を起動させる。ステップS11で、このノードは、Ring APSが動作中であるか否かを判定する。Ring APSが起動していなければ、Primaryノードにおいて、トラフィックの取得先が切り替えられ、これによりサービスパスがレストレーションされる。一方、ステップS11でRing APSが起動していれば、Protection Primaryノードにおいてトラフィックの取得先が切り替えられ、これによりサービスパスがレストレーションされる。
図41は、従来のシステムにおけるリングインターワーキング機能の動作を示すフローチャートである。図41のフローチャートに示されるように、従来のシステムにおいては、Primary Nodeにおける切替 processしか考慮されていない。これに対して本実施形態では、Protection Primaryなるステートを新たに定義する。そうして、APSが機能している状態でリングインターワーキング機能によるトラフィックルートの切替を行う場合には、Protection Primary Nodeにおいてサービスパスをレストレーションするようにする。このようにすることで、Ring APS機能とリングインターワーキング機能との協調動作を実現することが可能になる。その結果、トラフィックのミスコネクトなどの不具合を避けることが可能になる。
図42は、本実施形態における別の処理手順の一例を示すフローチャートである。図42において、ステップS17〜S19までは、図39のステップS1〜S3と同様である。しかしながら、図42においては、ステップS19でリングマップを参照したノードは、ステップS20で、いずれのパスがRing Interworkingに関係するかを確認する。そしてステップS21で、このノードは、でRing Interworking機能の動作情報を確認する。ステップS22以降において、このノードは、サービストラフィックのレストレーション処理に移行する。
図43は、従来のAPS機能における動作を示すフローチャートである。図43のフローチャートに示されるように、従来のシステムにおいては、APS機能がRing Interworking機能の状態を意識しない。これに対して本実施形態では、リングインターワーキング機能の状態を意識させた状態で、APS機能に、その処理を実施させるようにしている。このようにすることで、APS機能と、リングインターワーキング機能との協調動作を実現することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態につき説明する。本実施形態においては、NME10の表示部25における表示の形態や、その画面上での操作(マウスでのクリック操作など)に応じた制御機能などにつき説明される。すなわち本実施形態では、ヒューマンマシンインタフェースに関して説明される。
以下に示される各機能は、主としてNME10の表示制御部110aにより実現される。具体的には、CPU110により実行される制御プログラムに、例えばパッチを当てることにより、以下の各機能が実現される。この制御プログラムは専用の言語で記述され、記憶部100などに記憶される。
図44は、NME10の表示部25に表示されるウインドウの一例を示す図である。このウインドウは“Dual Node Interconnection Control Window”と称され、図1に示されるシステム構成を、模式的、かつグラフィカルに色分けして表示するウインドウである。このウインドウでは、ノード間を結ぶ光ファイバ伝送路FLが緑色の実線で、ノードC,FおよびノードD,Eを結ぶ低速回線が点線で示される。光ファイバ伝送路FL、または低速回線に障害が発生した場合には、障害区間に対応する線が変更される。
このウインドウは、複数のクリッカブルな機能ボタンを備える。すなわち、“Entirely”,“Update”,“Quit”,“Path Create”,“Path Modify”,“Path Delete”,“Hold-off Time”,および,“APS Control”の各ボタンである。これらのボタンをクリックすることで、様々なウインドウが表示される。
ところで、図44のウインドウは、時分割多重されるタイムスロット(Timeslot)を任意に指定するためのドロップダウンリストを備える。図44においては、各リングネットワークの上方に、このドロップダウンリストが表示される。なお、Timeslotは、ドロップダウンリストのほかに、キーボードからの入力操作や、スピンボックスなどを用いても指定されることができる。
例えば、Ring Network 1のタイムスロットNが指定されたとき、パスが既にこのスロットに存在するならば、画面の表示は図45のようになる。図45には、操作の対象とされる概念としてのパス(以下Created Pathと称する)と、Created Pathのネットワーク内における現在の流れ(以下Current Flowと称する)とが、それぞれ黒色矢印、青色矢印として区別して表示される。
また、Ring Network 1のタイムスロットNに対応するRing Network 2におけるタイムスロットが、算出され、ドロップダウンリストに表示される。図45においては、TimeSlot Mと示されている。このようにして、Interconnectionしている一つのPathの状態を、オペレータは、一目で把握することが可能となる。なお、Interconnectionに関する情報は、PathがCreateされたときに、NME10側で保持される。NME10が複数存在する場合には、管理網を介して、全てのNME10が相互にこの情報を共有するようにする。また図45のウインドウにおいては、ひとつのRing Networkにのみ存在するパス(すなわちインターコネクションされていないパス)も、表示される。このほか、図45のウインドウには、表示されるパスの各ノードにおけるLSチャネルが表示される。例えば、ノードAにはx ch、ノードDにはb chと表示されている。
<Entirely>
”Entirely”ボタンがクリックされると、図46のウインドウが表示される。このウインドウは、“Dual Node Interconnection Control Window(Entirely)”と称され、ネットワーク内に存在する全てのPathの状態を表示するウインドウである。図46のウインドウは、タイムスロットを縦軸として図45の表示内容を積み重ねたものと言える。この図には、Ring Network 1を示す模式図と、Ring Network 2を示す模式図とが表示される。
このウインドウでも、いずれかのRing NetworkのTimeslotが指定されると、選択されたTimeslot、及び、このスロットに対応する他のRing NetworkのTimeslotが、例えば色分けなどのかたちで他のスロットと区別して表示される。図46では、Ring Network 1においてタイムスロット3が選択されている。選択されたスロット番号に追従して、当該スロットに設定されたPathのLSチャネルの表示も変化する。
例えば、Ring Network 1のTimeslot 3に設定されたパスは、Ring Network 2においてはTimeslot 6に設定されている。よってRing Network 1においてTimeslot 3が指定されると、このスロットと、Ring Network 2におけるTimeslot 6とが強調して表示される。このようにすることでネットワーク全体のパスの全貌を、オペレータは一目で把握することができる。さらに、新たにCreateすべきPathを、いずれのスロットとにCreateすべきかを、オペレータは一目瞭然で把握できるようになる。
なお、図46のウインドウにおいては、例えば右端に、上下方向のスクロールボタンが表示される。このスクロールボタンがクリックされると、Ring Network 2をしめす模式図が、ウインドウ中にて上下にスクロールする。このようにすることで、例えばRing Network 1のTimeslot 1と、Ring Network 2のTimeslot 64とを結ぶInterworking Pathのように、画面に入りきらないパスも確認できるようになる。もちろん、スクロールウインドウを2つ表示して両方のRing Networkを上下に動かすようにしても良いし、またはRing Network 2の表示を固定して、Ring Network 1を動かすようにしても良い。
<Path Create>
”Path Create”がクリックされると、図47のPath Createウインドウが表示される。このウインドウは、PathをCreateする際に使用されるSub Windowであり、このウインドウを用いて、幾つかのPath Create方法を選択することが可能である。このウインドウでは、Ring Networkを跨ぐPathだけでなく、Ring Network内にのみ存在するPathでもcreateすることができる。
このウインドウには、”Standard”ボタン、”Pointing”ボタン、”Choice”ボタン、および、“Quit”ボタンが表示される。”Standard”ボタンがクリックされた場合のパスのクリエイト手順は、各Nodeの属性を指定するステップと、指定されたNodeにおけるPathの形状を指定するステップとを含む。”Pointing”ボタンがクリックされた場合のパスのクリエイト手順は、Pathのtraffic flowをオペレータが意識しながら、マウスで各Nodeをポイントし、Path接続していくステップを含む。
”Choice”ボタンがクリックされた場合のパスのクリエイト手順は、Pathの両端点を指定するステップと、この両端点を結ぶ全てのPathルートを算出するステップと、算出されたパスルートを表示するステップと、表示されたいずれかのPathルートを選択するステップとを含む。“Quit”ボタンがクリックされると、画面の表示内容は、図47のウインドウから元のウインドウに戻る。
(Standard)
図47のウインドウで“Standard”がクリックされると、画面の表示は図48のように変化する。パスは、この画面を使用して、次の(事例1)または(事例2)のようにして設定される。
(事例1)
この事例では、図48のウインドウにて、Ring Network 1とRing Network 2のそれぞれにおけるAdd/Drop Nodeが、例えばクリック操作により指定される。次に、PathをCreateすべきTimeslotが、各ノードにつきドロップダウンリストを用いて選択される。また、Interconnection Nodeに対して、Primary NodeまたはSecondary Nodeのいずれかが指定される。加えて、Opposite Sideのパスルートを形成する際には、Diverse RoutingまたはUniform Routingいずれかが指定される。このような手順が実施されることにより、設定すべきパスのrouteが決定される。
より具体的には、各Ring NetworkにおけるAdd/Drop Nodeが指定されると、一つのドロップダウンリストが表示される。このドロップダウンリストを用いて、各ノードにおけるLS Channelが選択される。すると、Concatenated Typeを選択するためのメニューウインドウが表示される。このメニューウインドウは、図48においては、Node AまたはNode Cに重ねて表示されている。Concatenated Typeには、AU-4やAU-4-4cなどがある。さらに、Path Typeを指定するためのメニューウインドウ(すなわち図48においてAdd/DropやD&Cと表示される小窓)が表示される。このウインドウを用いて、Path Typeが指定される。また、図48のノードFに重ねて、Diverse RoutingまたはUniform Routingを指定するためのメニューが表示される。複数のPathをCreateする場合には、上記の手順が繰り返される。そうして、”Update”ボタンがクリックされると、各ノードにパスのCreate要求がひとまとめにして送出される。
なお、network topologyが決まると、個々のNodeにおいて選択されることのできるItemが決まる。その際、選択されることのできるアイテム以外は、画面に表示しないようにする(または、インアクティブ表示とする)と便利である。すなわち、Path createの手順が進行するに従って、Termination Nodeになり得るNode、D&C(Drop and Continue) Nodeになり得るNode、または、D&C with Add Nodeになり得るNodeが限定されていく。これに応じて、表示されるアイテムも絞り込まれる。また、Concatenated Path やPath Typeにおいても、選択可能なアイテムのみが表示される。
(事例2)
この事例においては、選択される項目は事例1と同様である。ただしこの事例では、Nodeの属性(Concatenated Type 、Path Type、Diverse Routing/Uniform Routing、または、LSチャネル)が、Sub Windowを用いて選択される。
Sub Windowの一例を、図49に示す。このウインドウは、PathをCreateすべきNodeがクリックされると表示される。このウインドウを用いると、LSチャネル、Concatenation Type、Path Type、および、Route Type(Diverse Routing/Uniform Routing)を、まとめて指定することが可能になる。
(Pointing)
図47のウインドウで“Pointing”がクリックされると、例えば図50のウインドウにおいて、LS Channelを選択するためのドロップダウンリストが表示される。ドロップダウンリストを用いて、まずTimeslotが指定される。そして、パスが通過するノードがマウスでクリックされることによりPath routeが決定される。そして、各ノードにおけるLSチャネルが指定されることにより、Pathが設定される。
具体的には、Ring Network 1からRing Network 2に至るPath(Node A→D→E→Hのルート)と、Ring 2からRing 1に至るPath(Node H→E→D→Aのルート)とが順にクリックされることにより、パスが設定される。この手順においては、Service Circuitが設定された場合に、その結果に基づき、NME10でSecondary Circuitを自動的に算出するようにすると、手間を省ける。さらに、矛盾するrouteを設定しようとする要求をNME10がRejectするようにすると良い。
なお、指定された2つのルートのうちいずれをService Circuitにするかを、Interconnection Node同士の間の伝送距離に応じてNME10側が決定するようにしても良い。好ましくは、最短経路をService Circuitとすると良い。
(Choice)
図47のウインドウで“Choice”がクリックされると、図51の“Select Node”なるSub Windowが表示される。このウインドウにおいて、Ring Network 1におけるAdd/Drop Nodeと、Ring Network 2におけるAdd/Drop Nodeとが選択されると、選択された両ノード間で設定できる全てのルートが、NME10側により算出される。算出されたルートは、図51の“Search for Route”ウインドウに表示される。簡便のため、図51にはService Circuitのみを表示する。
オペレータは、“Search for Route”ウインドウにRoute 1、Route 2、…と表示される各ルートからいずれかのルートを選択することにより、パスを設定する。なお、LSチャネルは、ルートが算出された後に指定される。
ネットワークのConfigurationデータの一つとして、各ノード間の距離(すなわちSegment長)の情報をNME10に記憶させ、算出された全てのルートのうち、最短距離のPathを、NME10に推奨させるようにすると良い。または、通過するNodeの数が最も少ないパスを推奨するようにしても良い。
以上の手法により、パスを設定することが可能となる。
<Path Delete>
逆に、図45の”Path Delete”ボタンがクリックされると、PathをDeleteする処理を実施できる。すなわち、画面上において削除すべきPathがクリックされたのち、”Path Delete”ボタンがクリックされると、当該パスがDeleteされる。
<Update>
さて、以上のようにしてPathが設定されたのち、”Update”ボタンがクリックされると、設定の結果が各ノードに制御要求として送出される。そうすると、要求を受信したノードにおいて、PathのCreateのための処理が実施される。この処理が完了するまでの間、Ring Interworkingによるswitch、およびAPSによるswitchの双方を抑制する必要がある。次に、switchを抑制するためのオペレーションにつき説明する。
例えば、PathがCreateされた際に入力信号が無い、或いは、パスがCreateされるタイミングのノード間のずれなどの原因により、パスがCreateされた直後に、Ring InterworkingによるProtection Switchが起動する。これを避けるため、Path Create後にProtection SwitchをLockoutするようにする。これにより、Path Create直後の不要な切替えを抑制できる。そうして、状態が安定した後にLockoutを解除し、switchを可能な状態に遷移させるようにする。
Lockoutを解除するタイミングには、2つのモードがある。一方のモードは、ノードからPath Create完了応答が到来した段階で、NME10がLockoutを自動的に解除するモードである。他方のモードは、Path Create完了応答がNME10に到来したのち、オペレータの操作によりLockoutを解除するモードである。APS機能に対するLockout機能も、同様の2つのモードをサポートするようにする。
<Traffic restorationの状態の監視>
次に、Traffic restorationの状態の監視について、説明する。図52および図53は、図45の状態からに示されるウインドウにつき説明する。これらのウインドウは、HS APSによるTraffic restorationの状態と、Ring Interworkingによるtraffic restorationの状態とを、一つの画面上に表示させた図である。すなわち、図52または図53のウインドウを用いて、オペレータは、Ring Network 1のAdd/Drop NodeからRing Network 2のAdd/Drop Nodeまでのルート全体を、HS APS/Ring Interworkingのrestoration状況も踏まえて確認できる。
HS APSに関しては、Restorationされたルート、およびOriginalのルート(すなわちnormal stateにおけるルート)の両方が表示される。図52には、ノードAとノードDとの間(区間AD)にSpan障害が発生し、Span switchが動作している状態が示される。
図53には、ノードFとノードEとの間(区間EF)にRing障害が発生し、さらにInterconnection部(Service Circuit側)にも障害が発生した状態が示される。これに応じて、図53のウインドウには、Ring APSとRing Interworking switchとが起動している状態が示される。
いずれの図においても、OriginalルートとCurrentルート(すなわちRestorationルート)とが、線の色、太さ、線種などで区別される。本実施形態では、障害区間が黄色、Currentルート(Restorationルート)がピンク色(ハッチングした矢印)で表示される。
<APS Control>
次に、図54につき説明する。図54に示されるウインドウは“APS Control”ボタン(主画面上)をクリックすると表示されるSub Windowである。このウインドウは、各ノードが備える複数のAPS機能に関する外部コマンドを取り扱うためのウインドウである。図54には、APS機能として“Ring APS”、“Equipment APS”、“LS APS”、および、“Ring Interworking”が表示される。これらは、それぞれHS-side 切替(HS APS)、装置内切替、LS-side 切替、および、リングインターワーキング機能による切替を意味する。
このウインドウにおいていずれかのボタンがクリックされると、操作対象とするAPS機能が選択され、選択されたAPS機能に係わる外部コマンドが各ノードに対して送出される。第1の実施形態でも述べたように、ITU−T勧告G.841のAnnex.AタイプのHS APSが起動すると、Ring Interworkingの制御対象となるノードの種別が変化する。例えば、Primary NodeからProtection Secondary Nodeのように、ノードの種別がする。
このことに対処するため、制御対象になり得る全てのNodeに、Ring Interworkingに関係する外部コマンドに係わる制御要求を予め転送しておくようにする。あるいは、HS APSが動作したことをNME10が認識した段階で、関係するNodeに外部コマンドを転送するようにする。このようにすることで、HS APSが起動している状態において、Ring Interworkingに関係する外部コマンドを実行することが可能になる。
図55につき説明する。図54の”Ring Interworking”がクリックされると、図55の“Maintenance for Interconnection”ウインドウが表示される。このウインドウには、Dual Node Interconnection部分に関する障害の状態が、例えば赤色矢印で表示される。このウインドウで障害の発生区間を確認したのち、オペレータにより例えば赤色矢印がクリックされると、図右下の“Selecting Maintenance Portion”ウインドウが表示される。このウインドウは、操作対象とする区間を選択するために使用される。
Targetとして、ノード間をInterconnectする全てのFiberを選択するAll Tributaryと、Fiberを個別に指定できるEach Tributaryとを選択することができる。双方向パスに対する処理を行なう場合には、Targetの選択処理は複数回に渡り繰り返される。このウインドウにおいて、対象とするファイバが選択されたのち、送出すべき外部コマンドが選択され、送出される。
Interconnection部分のFiberをメンテナンスする場合などには、外部コマンドを当該区間に一括して送出したい場合が有る。このような場合には、All Tributaryが選択される。そうすると、選択された区間につき、外部コマンドが一括して送出される。
以上をまとめると、外部コマンドの対象とするFiberが決定されたのち、このFiberに関係する全てのPathが検索され、関係するNodeのTimeslotに外部コマンドをInvokeすることが可能になる。
一方、Each Tributaryが選択されると、Fiber内の個々のPathに対して外部コマンドを個別に与えるためのウインドウが別途開かれる。なお”Select Tributary”なるドロップダウンリストは、Interconnectionしているチャネル(Pathとしてのチャネルではなく、Fiberを示す)を抽出して表示するために使用される。なお、NME10においてProtection Statusは、Ring InterworkingのOperational StateがEnable(Primary)であるNodeから収拾するようにする。
<Hold-off Time>
図56のウインドウにつき説明する。このウインドウは“Holdoff Time”(例えば図45)をクリックすると表示されるSub Windowであって、Hold-offタイマを設定するためのウインドウである。このウインドウを用いて、まず、Hold-offタイマの設定の対象とするRing Networkが、Targetのドロップダウンリストで選択される。図56においてはRing Network 1が選択されたとする。選択されたRing Networkにつき、Hold-offタイマの数値を、0から10秒の範囲内で100ミリ秒ステップで設定することが可能である。設定された数値は、Requested Valueの欄に表示される。数値の設定ののちExecがクリックされると、対象とするRing Networkの各ノードに設定内容が送出される。
hold-off timeとは、障害の発生からprotection switchによる通信経路形成処理が起動するまでの時間である。すなわち、hold-off timeとは、障害が検出されてからprotection switchが起動されるまでの待ち時間である。protection switchには、APS制御部5aにより実施されるものと、インターワーキング制御部5bにより実施されるものとの、2通りがある。従って、hold-off timeは、APS制御部5aにより実施されるprotection switchと、インターワーキング制御部5bにより実施されるprotection switchとの両方に対して、定義される。本実施形態においては、図56のウインドウを用いて、各protection switchに対するhold-off timeを、個別に設定することが可能である。
(Lockout)
このほか、NME10から各ノードに与えられるコマンドには、APS制御部5aにより実施されるprotection switchと、インターワーキング制御部5bにより実施されるprotection switchとのいずれかまたは両方を、起動させないようにするためのコマンドがある。このコマンド(以下、Lockoutコマンドと称する)は、パスをクリエイトする手順に先立って、各ノードに自動的に予め与えられる。
また、APS機能とインターワーキング機能を停止させるコマンドは、パスのクリエイト時以外に、保守等の目的でAPS機能とインターワーキング機能を停止させたい時にも、送信することができる。
パスをクリエイトする作業が実施されている間にprotection switchが起動すると、パスの設定状態に係わる情報が各ノード間で整合しなくなり、その結果、パスのミスコネクトを誘発する虞がある。そこで、Lockoutコマンドを各ノードに与えて、パスをクリエイトする作業が実施されている間はprotection switchを動作させないようにする。これにより、パスのミスコネクトを防止することが可能になる。
以上のように本実施形態によれば、ヒューマンマシンインタフェースを改善し、運用上の便宜の向上を図ることが可能となる。
なお、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではない。
例えば上記各実施形態では、SDHに則したシステムに関して説明した。しかしながら本発明の思想はSDHに限定されるものではなく、例えば米国における標準であるSONET(Synchronous Optical Network)にも適用できる。
また、当業者が勧告G.841あるいは勧告G.842を実装するノードを実施するにあたり、現時点ではTSA(2−0,2−1)にて電気信号の状態でのAdd/Drop処理を行うノード(以下ADM(Add Drop Multiplexer)と称する)が主流である。しかしながら将来には、光信号領域でのAdd/Drop処理を行うノード(以下OADM(Optical Add Drop Multiplexerと称する))がシステムの主流となることが予想される。
ADMは「時分割多重された個々のスロットをパスとする」ものであるのに対し、OADMは「波長多重された個々の波長の光信号をパスとする」ものであり、両者は主としてこの点で相異する。すなわちADMではPath単位でRing Interworkingしていたところ、OADMでは波長単位でRing Interworkingするなどといった違いがある。しかしながら本願発明は、この種のノード(OADM)に対しても適用することができる。なぜなら、本発明は「パスが時分割多重されていること」をその条件とするものではないからである。
また上記実施形態では4ファイバリングシステムへの本発明の適用を想定したが、本発明は2ファイバリングシステムにも適用できる。
また、第2の実施形態における各ボタンの名称やウインドウの名称などを自由に決めて良い。
さらに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態に係わるリング接続ネットワークシステムの構成を示すシステム図。 図1のノード装置A〜Hの構成を示す機能ブロック図。 図1のNME10の構成を示す機能ブロック図。 Dual Node Interconnection (Double Ring Network)を示す図。 Protection mechanism (Ring Interworking)を示す図。 Same Sideを示す図。 Opposite Sideを示す図。 Diverse Routingを示す図。 UniForm Routingを示す図。 Dual Node Interconnection (Triple Ring Network)を示す図。 初期設定時(Same Side)の状態の一例を示す図。 Same SideにおいてSecondary NodeがProtection Primary Nodeに変更される様子を示す図。 Opposite Sideにおける初期設定時の状態の一例を示す図。 Opposite SideにおいてSecondary NodeがProtection Primary Nodeに変更される様子を示す図。 Same SideにおいてTermination NodeがProtection Primary Nodeに変更される様子を示す図。 Opposite SideにおいてTermination NodeがProtection Primary Nodeに変更される様子を示す図。 LSインタフェース障害によってRing Interworking機能が動作した状態を示す図。 Ring Interworking機能動作時におけるRing APSによる動作を示す図。 複合切替が実施された場合の最終的なレストレーションの状態を示す図。 Node Fail時のレストレーションの状態を示す図。 パス設定時に送出されるnotificationを示す図。 Ring Interworking機能動作時に通知されるnotificationを示す図。 Ring APS機能の動作時においてRing Interworking機能から送出されるnotificationの一例を示す図。 Ring APS機能の動作時においてRing Interworking機能から送出されるnotificationの一例を示す図。 複合切替が実施された場合にRing Interworking機能から送出されるnotificationを示す図。 Ring Network 1におけるnormal stateでのパスの設定例を示す模式図。 図26の状態から区間ADにリング障害が発生した場合のパスの状態を示す模式図。 図26の状態から区間CDにリング障害が発生した場合のパスの状態を示す模式図。 Ring Network 1におけるnormal stateでのパスの別の設定例を示す模式図。 図29の状態から区間ADにリング障害が発生した場合のパスの状態を示す模式図。 図26の状態から区間CDにリング障害が発生した場合のパスの状態を示す模式図。 図26または図29のパス設定時において、ノードDに障害が発生した場合のパスの状態を示す模式図。 図26または図29のパス設定時において、ノードCに障害が発生した場合のパスの状態を示す模式図。 Ring Network 1とRing Network 2とをインターコネクトするパスの、normal stateにおける設定例を示す模式図。 図34の状態から区間AD、および区間EHに障害が重複して発生した場合のパスの状態を示す模式図。 図34の状態から区間CD、および区間EFに障害が重複して発生した場合のパスの状態を示す模式図。 Ring Network 1とRing Network 2とをインターコネクトするパスの、normal stateにおける別の設定例を示す模式図。 図34の状態から区間ADに障害が発生した状態を示す図。 本発明の実施例1のノード装置A〜Hにおける切替動作を示す第1のフローチャート。 図39のフローチャートの続きを示すフローチャート。 従来のシステムにおけるリングインターワーキング機能の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施例における動作の別の例を示すフローチャート。 従来のAPS機能における動作を示すフローチャート。 Dual Node Interconnection Control Windowを示す図。 Path(traffic)の状態の表示例を示す図。 ネットワーク全体に関するPath設定状態確認画面を示す図。 “Path Create”ボタンをクリックすると表示されるSub Windowを示す図。 事例1におけるPath Create画面を示す図。 事例2におけるPath Create画面を示す図。 マウスによるPointingでPathをCreateできる画面の例を示す図。 “Choice”ボタンをクリックすると表示されるSub WindowおよびRoute選択Windowを示す図。 HS APS起動状態の表示例を示す図。 HS APS起動状態の表示例を示す図。 APS Control Windowを示す図。 Interconnection部のMaintenance Windowを示す図。 Holfoff Timer設定のためのWindowを示す図。
符号の説明
FL…光ファイバ伝送路、SL…現用系伝送路、PL…予備系伝送路、A〜H…ノード、CL…接続伝送路、1−0…現用系高速インタフェース部、1−1…予備系高速インタフェース部、2…タイムスロット交換部(TSA)、3c…低速回線、3…低速インタフェース部、4H,4T…サブコントローラ、5…CPU、5a…APS制御部、5b…インターワーキング制御部、5c…切替制御部、6…記憶部、7…管理網インタフェース、10…NME、21…操作部、25…表示部、80…入出力部、90…インタフェース部、100…記憶部、110…CPU、110a…表示制御部

Claims (19)

  1. 複数のノードおよびこれらのノードをリング状に接続する伝送路を備える複数のリングネットワークと、これらの複数のリングネットワークを互いに接続する接続部分とを具備するリング接続ネットワークシステムに設けられ、前記複数のノードからそれぞれ取得する通知情報をもとに前記リング接続ネットワークシステムを監視制御する監視制御装置であって、
    操作者とのヒューマンマシンインタフェースを担う表示器と、
    この表示器における表示を制御する表示制御部とを具備し、
    この表示制御部は、
    前記リング接続ネットワークシステムにおける各ノードの前記伝送路を介する接続形態と、前記接続部分を介する前記複数のリングネットワークの相互の接続形態とを示す模式図ウインドウを前記表示器に表示し、
    個々のリングネットワークにおける回線識別子を任意に指定するための欄を前記表示器に表示し、
    前記欄で指定された回線識別子に対応するパスが存在する場合には当該パスの経路を示すシンボルを前記模式図ウインドウに表示することを特徴とする監視制御装置。
  2. 前記表示制御部は、
    前記通知情報に基づいて前記模式図ウインドウの表示内容を更新することを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  3. 前記表示制御部は、
    前記模式図ウインドウにおける前記伝送路を示すシンボルを障害の有無に応じて互いに区別して表示することを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  4. 前記表示制御部は、
    前記欄で指定された回線識別子に対応するパスを前記模式図ウインドウにおいて強調して表示することを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記指定された回線識別子に対応するパスが複数のリングネットワークに跨る場合には当該パスに対応する回線識別子を前記模式図ウインドウにおいて各リングネットワークごとに表示することを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  6. 前記表示制御部は、
    いずれかのリングネットワークにおける回線識別子の前記欄における指定の更新に伴い、この指定された回線識別子に対応するパスに対応する回線識別子の他のリングネットワークにおける表示を更新することを特徴とする請求項5に記載の監視制御装置。
  7. 前記表示制御部は、
    前記模式図ウインドウに、前記パスの多重元チャネルの識別子および分離先チャネルの識別子を表示することを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  8. 前記表示制御部は、
    前記模式図ウインドウに表示されるパスを、当該パスの属性に応じて異なる形態で表示することを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  9. 前記表示制御部は、前記表示器を介する操作の対象としての生成パスと、この生成パスの前記リング接続ネットワークシステムにおける流れを示すカレントフローとを互いに区別して表示することを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  10. 複数のノードおよびこれらのノードをリング状に接続する伝送路を備える複数のリングネットワークと、これらの複数のリングネットワークを互いに接続する接続部分とを具備するリング接続ネットワークシステムに設けられ、前記複数のノードからそれぞれ取得する通知情報をもとに前記リング接続ネットワークシステムを監視制御する監視制御装置であって、
    操作者とのヒューマンマシンインタフェースを担う表示器と、
    この表示器における表示を制御する表示制御部とを具備し、
    この表示制御部は、
    前記リング接続ネットワークシステムにおける各ノードの前記伝送路を介する接続形態と前記接続部分を介する前記複数のリングネットワークの相互の接続形態とを示し、前記リング接続ネットワークシステムに存在する全てのパスをシンボル表示する詳細ウインドウを前記表示器に表示し、
    個々のリングネットワークにおける回線識別子を任意に指定するための欄を前記表示器に表示し、
    前記欄で指定された回線識別子に対応するパスが存在する場合には当該パスの経路を示すシンボルを前記詳細ウインドウに表示することを特徴とする監視制御装置。
  11. 前記表示制御部は、
    前記表示器の表示画面のサイズに応じて、前記詳細ウインドウにおけるパスの表示範囲を可変するスクロールボタンを前記詳細ウインドウとともに表示することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  12. 前記表示制御部は、
    前記通知情報に基づいて前記詳細ウインドウの表示内容を更新することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  13. 前記表示制御部は、
    前記詳細ウインドウにおける前記伝送路を示すシンボルを障害の有無に応じて互いに区別して表示することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  14. 前記表示制御部は、
    前記欄で指定された回線識別子に対応するパスを前記詳細ウインドウにおいて強調して表示することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  15. 前記表示制御部は、
    前記指定された回線識別子に対応するパスが複数のリングネットワークに跨る場合には当該パスに対応する回線識別子を前記詳細ウインドウにおいて各リングネットワークごとに表示することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  16. 前記表示制御部は、
    いずれかのリングネットワークにおける回線識別子の前記欄における指定の更新に伴い、この指定された回線識別子に対応するパスに対応する回線識別子の他のリングネットワークにおける表示を更新することを特徴とする請求項15に記載の監視制御装置。
  17. 前記表示制御部は、
    前記詳細ウインドウに、前記パスの多重元チャネルの識別子および分離先チャネルの識別子を表示することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  18. 前記表示制御部は、
    前記詳細ウインドウに表示されるパスを、当該パスの属性に応じて異なる形態で表示することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  19. 前記表示制御部は、前記表示器を介する操作の対象としての生成パスと、この生成パスの前記リング接続ネットワークシステムにおける流れを示すカレントフローとを互いに区別して表示することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
JP2004353141A 2000-11-28 2004-12-06 監視制御装置 Expired - Fee Related JP3967749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004353141A JP3967749B2 (ja) 2000-11-28 2004-12-06 監視制御装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000361831 2000-11-28
JP2004353141A JP3967749B2 (ja) 2000-11-28 2004-12-06 監視制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001361292A Division JP3641234B2 (ja) 2000-11-28 2001-11-27 リング接続ネットワークシステムおよびノード装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005065341A JP2005065341A (ja) 2005-03-10
JP3967749B2 true JP3967749B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=34379615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004353141A Expired - Fee Related JP3967749B2 (ja) 2000-11-28 2004-12-06 監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3967749B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5033856B2 (ja) * 2009-10-20 2012-09-26 株式会社日立製作所 ネットワーク構成の想定のための装置、システム
WO2018212158A1 (ja) * 2017-05-17 2018-11-22 日本電気株式会社 アクセスネットワークノード、無線通信システム、通信方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005065341A (ja) 2005-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7095714B2 (en) Ring interconnection network system, node equipment, network management equipment, and path setting method
US6707789B1 (en) Flexible SONET ring with integrated cross-connect system
JP3390705B2 (ja) 双方向多重セクションスイッチリング伝送システムにおける逆方向の互換性を持つ障害回復
EP1968248B1 (en) Packet ring protection
US7747727B2 (en) Method and apparatus for automatically establishing bi-directional line-switched rings in telecommunication networks
US20040098474A1 (en) Connection management system and graphical user interface for large-scale optical networks
US7054262B2 (en) Line-level path protection in the optical layer
JP3780153B2 (ja) リング伝送システム用光伝送装置及びリング伝送システム用光伝送方法
JP2010206384A (ja) ノード装置、運用監視装置、転送経路選択方法、およびプログラム
EP1312180B1 (en) Optical communications network with protection paths
JP3641234B2 (ja) リング接続ネットワークシステムおよびノード装置
WO2006079286A1 (fr) Procede d'enclenchement d'un reroutage de service
JP3967749B2 (ja) 監視制御装置
US20030235152A1 (en) Network system incorporating protection paths in the transmission bandwidth of a virtual concatenation signal
JP2002026946A (ja) 遠隔通信ms−spリングとsncpリングネットワークの間の相互接続
EP1839181B1 (en) Method and system for performing circuit upgrade
JP3754416B2 (ja) トラフィックの自己救済方式およびリエスタブリッシュ方式
EP1209835B1 (en) Data transmission system and node equipment and network management equipment used in the same
JP3637303B2 (ja) データ伝送システム、監視制御装置およびノード装置
JP4153771B2 (ja) 伝送システムとその監視制御装置およびプロテクション機能の設定更新方法
JPWO2009069229A1 (ja) Sonet/sdh伝送装置
JP2004040718A (ja) 伝送システムとそのノード装置および通信パスのレストレーション方法
JP2006129530A (ja) リング伝送システム用光伝送装置及びリング伝送システム用光伝送方法
JP3947081B2 (ja) 伝送システムとそのノード装置および通信パス設定方法
JP3776638B2 (ja) 情報通信システム、この情報通信システムで使用される監視制御装置、伝送装置およびパス設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees