JP4153771B2 - 伝送システムとその監視制御装置およびプロテクション機能の設定更新方法 - Google Patents

伝送システムとその監視制御装置およびプロテクション機能の設定更新方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)/SONET(Synchronous Optical Network)などの規格に準拠する伝送システムと、この伝送システムに備えられる監視制御装置およびこの伝送システムが備えるプロテクション機能の設定更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に情報伝送システムは、情報伝送を担うノード装置と、システムに対してOAM(Operations, Administration and Maintenance)サービスを提供する監視制御装置とを備える。この種のシステムは、SDH/SONETアーキテクチャのもとで構成されることが多い。
【0003】
この種のシステムではネットワークをリング状に形成し、情報伝送ラインや装置内部構成に現用系と予備系とを備える冗長化構成を採ることで、耐障害性能の向上が図られる。ライン障害などの切替要因が生じると、各ノード装置の自律分散制御により、サービストラフィックを伝送するパスの経路が予備系側に切り替えられ、サービストラフィックが障害から救済される。また、装置内障害においても障害箇所を避けてサービストラフィックを迂回させることができるようになっている。
【0004】
この種のプロテクション機能はAPS(Automatic Protection Switching)と称して知られている。APSには大別して2つの切替え方式がある。一つは、隣接するノード装置に挟まれる区間(Segment:以下セグメントと称する)の現用系ラインに切替要因が生じた場合に同じセグメントの予備系ラインにトラフィックを迂回させる方式であり、これはスパン切替と称される。もう一つは、同じセグメントの現用系および予備系ラインに共に切替要因が生じた場合に、この区間以外の全てのセグメントの予備系ラインにトラフィックを迂回させる方式であり、これはリング切替と称される。リング切替には、その高機能バージョンとして最短経路を設定する方式があり、その方式では残存する予備系ラインの一部が使用される。
【0005】
リングシステムは、敷設に際してセグメントごとに開設されることが多い。リングシステムが完全にリング状となった形態をフルリング、一部区間だけ部分的に接続された形態をパーシャルリングと称する。特に、フルリングにおいて障害が発生した状態もパーシャルリングとして取扱われる。
【0006】
パーシャルリングからフルリングへ、逆にフルリングからパーシャルリングへとネットワークの形態が変化すると、それに応じてAPSの設定を更新する必要がある。なぜなら、パーシャルリングにおいては一部セグメントにトラフィックを流せないので、リング切替を実施できないためである。もしもパーシャルリング構成においてリング切替え動作可能の設定がなされていると、エラーを生じてシステムの運用に支障を来たす。
【0007】
ところで、従来ではネットワーク形態の変化に応じて、APSの設定が手動で更新される。APSの設定は、ネットワーク内の各ノード装置にコマンドを投入することにより更新される。従来では適切なコマンドの選択、投入箇所の指定、および投入処理などの一連の手順にすべて人手を介さねばならず、そのための手間が非常に煩雑であった。また操作ミスの虞もあり、さらには処理が完了するまでに長い時間を要するという不具合も有った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来の伝送システムでは、ネットワーク形態の変化に応じたプロテクション機能の再設定処理に、マニュアルでの煩雑な手順が必要である。よってオペレータの負担が大きく、また操作ミスの虞や処理の完了までに多くの時間を要するなどといった不具合が有る。
【0009】
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、ネットワーク形態の変化に伴うプロテクション機能の再設定処理にかかる手順を簡略化し、これにより運用面での便宜の向上を図った伝送システムとその監視制御装置およびプロテクション機能の設定更新方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、サービストラフィックを伝送するサービスラインと、このサービスラインの予備リソースであるプロテクションラインとを具備する伝送システムにおいて、前記サービスラインとプロテクションラインとが敷設されるセグメントを介して配設され、前記セグメントの状態によりフルリングまたはパーシャルリングのいずれかの形態をとるネットワークを形成する複数のノード装置と、前記ネットワークに対してOAMサービスを提供する監視制御装置とを具備し、
前記ネットワークは、前記フルリングにおいてのみ動作可能なリング型機能と、前記パーシャルリングにおいては動作可能なセグメントを制限されるスパン型機能とを有し、障害の発生形態に応じていずれかの機能を動作させて前記サービストラフィックを前記プロテクションラインを利用して前記障害から救済するプロテクション機能を備え、
前記監視制御装置は、前記複数のノード装置からそれぞれ通知される通知情報をもとに前記ネットワークの形態を認識する認識手段と、この認識手段により認識される前記ネットワークの形態に応じて、前記セグメントごとに前記プロテクション機能のロックアウトまたはロックアウトのリリースを前記リング型機能およびスパン型機能ごとに設定するための設定メッセージを生成する設定メッセージ生成手段と、この設定メッセージ生成手段で生成された設定メッセージを前記複数のノード装置にそれぞれ伝達する伝達手段とを備え、
前記複数のノード装置の各々は、前記伝達手段により伝達された設定メッセージに応じて、自装置における前記プロテクション機能の設定を前記リング型機能およびスパン型機能のそれぞれごとに変更する設定変更手段を備えることを特徴とする。
【0011】
このような手段を講じたことにより、ネットワークの形態が認識手段によりフルリングまたはパーシャルリングとして認識される。その認識結果に応じて、APSなどのプロテクション機能の設定を行なうための設定メッセージが、設定メッセージ生成手段により自動的に生成される。このメッセージは伝達手段により各ノード装置に伝達され、設定変更手段により各ノード装置におけるプロテクション機能の設定が更新される。
【0012】
すなわち、ネットワークの形態の変化に応じたAPSの設定が、マシンないしはシステム側の主導による処理により自動的に更新される。これにより、オペレータにとってはプロテクション機能の再設定処理にかかる手順が大幅に簡略化され、負担が軽くなる。また操作ミスを防止でき、さらには処理が完了するまでの時間を短縮することも可能になる。
【0013】
また本発明では、前記複数のノード装置により形成されるネットワークを複数備える場合に、前記認識手段は、それぞれのネットワークごとに個別にその形態を認識し、前記設定メッセージ生成手段は、前記認識手段により形態の認識されたそれぞれのネットワークごとに個別に前記設定メッセージを生成し、前記設定変更手段は、前記プロテクション機能の設定をそれぞれのネットワークごとに個別に変更することを特徴とする。
【0014】
このようにすることで、伝送システムが例えば波長多重される複数のネットワークから構成される場合にも、個々のネットワークを管理の対象とすることが可能になる。
【0015】
また本発明に関わる監視制御装置は、さらに、前記通知情報をもとに前記ネットワークにおける障害の発生形態を把握する把握手段と、この把握手段により把握された障害の発生形態をユーザに報知する報知手段と、この報知手段により報知された障害の発生形態に応じてなされる前記ユーザのドメイン指定指示を受け付ける指示受け付け手段とを備え、前記設定メッセージ生成手段は、この指示受け付け手段を介して指定されたドメインを対象とする前記設定メッセージを生成することを特徴とする。
【0016】
このようにすることで、ユーザに対して障害の発生形態が例えば表示器への表示などにより報知される。そして、その結果に基づいてなされるユーザのドメイン指定操作に応じた設定メッセージが生成される。従って、パーシャルリング設定処理にユーザの意志を反映させることができ、更なる便宜の向上を図った伝送システムを提供することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。この実施形態では、世界標準としてのSDH(Synchronous Digital Hierarchy )に即したシステムを想定する。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態に係わる伝送システムの一構成例を示すシステム図である。このシステムは、例えば海洋を隔てて設置される複数の局舎(Station)ST−1〜ST−mを備える。各局舎ST−1〜ST−mは、それぞれ複数のノード装置(NODE:以下ノードと称する)1−1〜1−nを備える。隣接するノードに挟まれる区間は、セグメントと称される。
【0019】
ノード1−1〜1−nは局舎間を跨る高速回線OFによりリング状に接続され、複数のノード1−1間、ノード1−2間,…,ノード1−n間でリングネットワークが形成される。すなわちn個のリングネットワークが存在し、各リングネットワークはそれぞれm台のノードを有する。各リングネットワークは、それぞれAPS(Automatic Protection Switching)と称されるプロテクション機能を備える。
【0020】
ノード1−1間,1−2間,…,および1−n間を結ぶ高速回線OFは、それぞれサービスラインとプロテクションライン(図2に表示)とを備える。各高速回線OFは各リングネットワークに割り当てられた波長の光信号を伝送する。すなわち伝送波長はリングネットワークごとに互いに異なり、これらの波長が多重されて波長多重回線FLが形成される。高速回線OFのインタフェースには、SDHに準拠する例えばSTM−64(Synchronous Transfer Module-level 64:10Gbpsに相当)などが採用される。
【0021】
局舎ST−1〜ST−mにおけるノード1−1〜1−nは、各局舎内においてそれぞれ局舎内監視装置(SSE)2に接続される。SSE2は、LAN(Local area Network)を介して監視制御装置(NME)3に接続される。監視制御装置3は網内全域に渡りOAMサービスを提供する。LANにはルータ(Router)4が接続され、ルータ4を介して各局舎の監視制御装置3同士を結ぶ管理ネットワークMLが形成される。管理ネットワークMLは、論理的には波長多重回線FLを介して伝送されるSDHフレームのSOH(Section Over Head )におけるDCC(Data Communication Channel)などとして実現される。
【0022】
図2は、図1におけるノード1−1〜1−nの構成を示す図である。ここではノード1−1を代表させるが、他のノード1−2〜1−nも同様の構成である。図2において、サービスラインSLは、East側において送受信モジュール10に、West側において送受信モジュール12に接続される。プロテクションラインPLは、East側において送受信モジュール11に、West側において送受信モジュール13に接続される。すなわち、送受信モジュール10,12は現用系に属し、送受信モジュール11,13は予備系に属する。
【0023】
なお、East,Westとは、信号の授受に係わる2系統の入方路、出方路を区別するための呼称である。本実施形態では、各ノード1−1〜1−nにおいて添字mが大きくなるほうの局舎への向きをWestとし、添字mが小さくなるほうの局舎への向きをEastとする。例えば局舎ST−1のノード1−1にとっては、局舎ST−2に向かう向きがWestであり、局舎ST−mに向かう向きがEastである。
【0024】
送受信モジュール10〜13を介して装置内部に導入されるSTM−64信号は、タイムスロット交換部(TSA:Time Slot Assignment)201と、タイムスロット交換部202とに与えられる。タイムスロット交換部201,202は、STM−64信号に時分割多重されたタイムスロットのうち所定のタイムスロットをドロップする。このドロップされたスロットは、トリビュタリインタフェース(LS I/F)シェルフ31〜3kを介して、低次群信号としてトリビュタリ伝送路LLから送出される。
【0025】
これに対し、トリビュタリ伝送路LLからLS I/Fシェルフ31〜3kを介して装置内部に導入される低次群信号は、タイムスロット交換部201,202に与えられ、STM−64フレームの所定のタイムスロットにアッドされて、高速回線OFを介して他のノードに向け送出される。
【0026】
タイムスロット交換部201と、タイムスロット交換部202とは、対を成して二重化される。タイムスロット交換部201は、システムの定常時における現用系として動作される。このタイムスロット交換部201に障害が生じた場合には、タイムスロット交換部202がタイムスロット交換部201の代わりに動作される。このようにして、装置内冗長が実現される。
【0027】
なお、システム正常時には、タイムスロット交換部202はパートタイムトラフィック(P/T)の伝送に係わるように動作される。パートタイムトラフィックとは、サービスラインSLを流れるサービストラフィックとは異なる情報を載せた信号である。システム正常時には、無障害のためプロテクションラインPLが空きとなる。パートタイムトラフィックはこの帯域を利用して伝送されるトラフィックであり、サービストラフィックよりも優先度の低いトラフィックとして取り扱われる。
【0028】
このほか、図3のノード1−1は、制御部5と、各種の制御プログラムなどを記憶する記憶部6と、SSE2とのインタフェースをとる管理ネットワークインタフェース(I/F)7とを備える。
【0029】
制御部5は、APS制御部5aと、設定変更処理部5bとを備える。APS制御部5aは、APSの動作に係わる種々の制御を実行する。APSは、同じリングネットワークに属するノード間の自律的な協調動作によりサービストラフィックを障害から救済する機能である。すなわちいずれかのノードにおいて障害の発生が検知されると、Kバイトチャネルを介して他のノードと情報伝達がなされ、ノードの内部スイッチングによりサービストラフィックはプロテクションラインPLにレストレーションされる。
【0030】
APSには、スパン切替およびリング切替の2つの動作形態がある。スパン切替は或るセグメントにおいてサービスラインSLに障害を生じた場合の形態であり、同一区間のプロテクションラインPLが利用される。リング切替は同じセグメントのサービスラインSLとプロテクションラインPLとに障害が発生した場合の形態であり、障害の無い全てのプロテクションラインPLが利用される。このような動作形態の違いから、リング切替はフルリングにおいてのみ動作可能であり、スパン切替はパーシャルリングにおいては動作可能なセグメントが制限される。APS制御部5aは、障害の発生形態に応じて、また障害発生の際にネットワークがフルリングであるかパーシャルリングであるか、あるいはシステム内の設定に応じていずれかの形態の切り替え方式を実行する。
【0031】
設定変更処理部5bは、いずれかの監視制御装置3から、APSの設定を更新するための設定メッセージが与えられた場合に、自ノードにおけるAPSの設定を変更する。特に設定変更処理部5bは、APSの設定をリング切替およびスパン切替のそれぞれごとに変更する。本実施形態においては複数のリングネットワークがシステム内に存在するため、設定変更処理部5bは、APSの設定を各リングネットワークごとに個別に変更する。
【0032】
記憶部6は、所定の記憶領域にAPS設定テーブル6aを記憶する。
図3は、APS設定テーブル6aを示す模式図である。このテーブルは、各ノード(ここでは符号A〜Gで区別される)ごとに、スパン切替およびリング切替の動作可能/不可能を、WestおよびEastの各方向ごとに設定するためのテーブルである。APS設定テーブル6aは、システム内に設定されるパスの設定状態情報であるリングマップ、あるいはファブリックなどのデータと共に、APSの運用に際して用いられる。
【0033】
APSが動作不可能である状態、すなわち動作を許可されない状態をロックアウトと称する。図3(a)のフルリング時の設定においては、全てのリソースにビット0が記述されているので、ロックアウトされたリソースは無い。この状態を、ロックアウトがリリースされた状態と称する。一方、図3(b)のパーシャルリング時の設定においては一部リソースにロックアウトを意味するビット1が記述されており、一部区間においてAPSの動作が禁止される。
【0034】
図4は、図1に示される監視制御装置3の構成を示すブロック図である。監視制御装置3は、ヒューマンマシンインタフェースとしての入出力部61と、表示部62と、LANを介してSSE2およびルータ4との接続インタフェースをとるインタフェース部(LAN I/F)63と、各種動作プログラムなどを記憶する記憶部64と、主制御部65とを備える。
【0035】
主制御部65は、認識処理部65aと、設定メッセージ生成処理部65bと、伝達処理部65cと、把握処理部65dと、報知処理部65eと、指示受け付け処理部65fとを備える。
【0036】
認識処理部65aは、各ノード1−1〜1−nから監視制御装置3に通知される通知情報(Notification)をもとに、各リングネットワークの形態をリアルタイムに認識する。すなわち認識処理部65aは、フルリングであるか、パーシャルリングであるかを、各リングネットワークごとに個別に認識し、管理する。また認識処理部65aは、いずれかまたは複数のリングネットワークの形態が変化したことを認識した場合にはその旨を設定メッセージ生成処理部65bなどに通知し、相応の処置をとらせる。
【0037】
設定メッセージ生成処理部65bは、認識処理部65aにより認識されるネットワークの形態に応じて、セグメントごとにAPSのロックアウトまたはロックアウトのリリースをリング切替およびスパン切替ごとに設定するための設定メッセージを生成する。本実施形態においては複数のリングネットワークがシステム内に存在するため、設定メッセージ生成処理部65bは各リングネットワークごとに個別に設定メッセージを生成する。
【0038】
また設定メッセージ生成処理部65bは、指示受け付け処理部65fを介して指定されたドメインを対象とする設定メッセージを生成する。ドメインとは、例えば任意のリングネットワーク、あるいはそのリングネットワークにおける任意のセグメントなどというように、システム内に存在する区別可能なリソースを意味する。すなわち設定メッセージ生成処理部65bは、ユーザの指示が有った場合には、その指示に対応するリソースに対してAPSの設定を行なうための設定メッセージを生成する。
【0039】
設定メッセージ生成処理部65bは、認識処理部65aによる認識の結果ネットワークがフルリングからパーシャルリングに変化した場合に、全てのセグメントにおいてリング切替をロックアウトするコマンドと、当該パーシャルリングに属さないセグメントにおいてスパン切替をロックアウトするコマンドとを含む設定メッセージを生成する。
【0040】
SDHにおいては、リング切替をロックアウトするコマンドは、‘Lockout of Protection Ring’と称して知られている。またスパン切替をロックアウトするコマンドは、‘Lockout of Protection Span’と称して知られている。いずれのコマンドも、SDHフレームフォーマットのSOH(Section Overhead)に定義されるK1バイトの上位4ビットに記述される。
【0041】
また設定メッセージ生成処理部65bは、認識処理部65aによる認識の結果ネットワークがパーシャルリングからフルリングに変化した場合に、APSのロックアウトを全てのセグメントにおいてリリースするコマンドを含む設定メッセージを生成する。
【0042】
さらに設定メッセージ生成処理部65bは、認識処理部65aによる認識の結果、ネットワークがパーシャルリングからこのパーシャルリングとトポロジの異なるパーシャルリングに変化した場合に、当該トポロジの変化に対応する新たな設定メッセージを生成する。
【0043】
要するに設定メッセージ生成処理部65bは、ネットワークの形態が変化した場合に、またユーザの指示が与えられればそれに応じて、ノード1−1〜1−nにおけるAPS設定テーブル6aを更新するためのメッセージを生成する。
【0044】
伝達処理部65cは、設定メッセージ生成処理部65bで生成された設定メッセージを、管理ネットワークMLを介して各ノード1−1〜1−nにそれぞれ伝達する。なお全てのノード1−1〜1−nに設定メッセージを通知する必要は無く、監視制御装置3がオペレーションの対象とするノードに対してのみ、設定メッセージを伝達しても良い。
【0045】
把握処理部65dは、各ノード1−1〜1−nから監視制御装置3に通知される通知情報をもとにネットワークにおける障害の発生形態を把握する。報知処理部65eは、把握処理部65dにより把握された障害の発生形態を表示部62にグラフィクス表示することによりユーザに報知する。その際、表示部62におけるGUI(Graphical User Interface)シンボルの表示色を、障害の有無に応じて変化させるようにする。例えば障害の有るサービスラインの表示色を赤、障害の無いサービスラインの表示色を緑などとする。
【0046】
指示受け付け処理部65fは、ユーザのドメイン指定指示を、例えば入出力部61のマウス(図示せず)などを用いて、表示部62に表示されるGUIシンボルに対するクリック操作などのかたちで受け付ける。ユーザのドメイン指定指示は、報知処理部65eにより報知された障害の発生形態に応じて、APSを設定すべきドメインを選択指定するために実施される。
【0047】
なお、ノード1−1〜1−nの制御部5におけるAPS制御部5aと設定変更処理部5b、および、監視制御装置3の主制御部65における認識処理部65aと、設定メッセージ生成処理部65bと、伝達処理部65cと、把握処理部65dと、報知処理部65eと、指示受け付け処理部65fとは、いずれも例えばCPU(Central Processing Unit)のソフトウェア処理を中核として他の処理部やはハードウェアなどとの協調動作により実現される機能オブジェクトである。
【0048】
次に、上記構成における作用を説明する。伝送システムは各セグメントごとに構築され、最終的にはフルリングの状態で運用される。セグメントが構築途中であり、フルリングネットワークになる前の段階でシステムを運用する場合には、パーシャルリングネットワーク構成が用いられる。パーシャルリングは、ネットワークの運用中にセグメントやノード装置において障害が発生したときにも適用される。
【0049】
図5は、上記構成における処理手順を示すフローチャートである。図5において、被監視制御対象のリングネットワークにおいてライン障害が発生すると(ステップS1)、まず、この障害を検知したノードからライン障害を示す通知情報が監視制御装置3に通知される(ステップS2)。
【0050】
通知情報を受信した監視制御装置3は、表示部62の表示内容に通知情報の内容を反映させ、それとともに表示部62に図6に示すような警告(CAUTION)画面を表示する(ステップS3)。
【0051】
図6は、ステップS3において表示部62に表示されるCAUTION画面の一例を示す図である。この画面は、被監視制御対象の全てのリングネットワークにおけるライン障害、およびノード障害についての知見を得るために、ノードに対して情報の読み出し要求を発出するか否かを、ユーザすなわち監視制御装置3のオペレータに問いかけるための画面である。
【0052】
図5のステップS3において、CAUTION画面の‘Cancel’ボタン(図6の(b))がクリックされるとCAUTION画面は閉じる(ステップS4)。これに対しCAUTION画面の‘OK’ボタン(図6の(a))がクリックされると、CAUTION画面が閉じ、そして監視制御装置3から全てのリングネットワークのノード1−1〜1−nに対して、ライン状態の読み出し要求が発出される(ステップS5)。
【0053】
次のステップでは、図7に示されるNetwork Alarm Summary Displayと、図8に示されるPartial Network Configuration Setting画面が表示部62に表示される(ステップS6)。
【0054】
図7の画面は、複数のリングネットワークにおける障害の発生状態をリングネットワークごとに示す画面である。この画面では、画面左のタブ(Tab)により各リングネットワークが区別される。便宜上、この画面においては個々のノードにA〜Gなる符号を付して区別する。すなわち一つのリングネットワークに7台のノードが設けられ、各ノードA〜Gはシンボルとして表示される。各リングネットワークには#1〜#32の符号が付される。また各ノードを結ぶサービスラインSLおよびプロテクションラインPLは、それぞれ実線(SRV)および点線(PRT)でシンボル表示される。
【0055】
さて、図5のステップS5において発出された要求に応じて収集されたライン障害情報またはノード障害情報は、図7のNetwork Alarm Summary Displayの表示内容に反映される。図7においてはノードA,B間のセグメント、およびノードB,C間のセグメントにライン障害が、またノードBにノード障害がそれぞれ生じていることが示される。障害箇所にはそれぞれ×マーク(図7の(a)、(b)、(c))が表示される。またこれらのリソースは、障害の無い他のリソースと異なる色で表示される。なお図7の例では、障害を有するリングネットワーク#1タブに#を付し、障害の発生しているリングネットワークを障害の無いリングネットワークと区別できるようになっている。
【0056】
さて、図7の画面によりオペレータは、ライン、またはノードの障害状態を確認することができる。次に、図8のPartial Network Configuration Setting画面につき説明する。
【0057】
図8の画面は、リングネットワークを指定し、指定したリングネットワークにつきパーシャルリングの設定をオペレータから与えるための画面である。この画面には、#01〜#32のリングネットワークを任意に選択するためのウインドウ(図8(a))と、リングネットワークの構成を示す模式図(図8(c))と、Readボタン(図8(b))と、Setボタン(図8(d))と、Quitボタン(図8(g))と、Consoleウインドウ(図8(e))とが表示される。ノードA〜Gおよび各セグメントa〜fに対応するシンボルはいずれもクリッカブルボタンであり、マウスのクリック操作に反応するオブジェクトである。
【0058】
次に、図8の画面を用いたパーシャルリングネットワーク構成の設定手順を説明する。
図9および図10は、図5の処理手順の続きを示すフローチャートである。図9においてオペレータは、図8のウインドウ(a)を用いてパーシャルリングネットワーク構成を設定するリングネットワークをクリックし、選択する(ステップS8)。入出力部61のキーボード上のCtrlキーを使用することにより、複数のリングネットワークを選択指定することができる。
【0059】
次に図8の画面上の‘Read’ボタン(b)がクリックされると、ステップS8で選択されたリングネットワークの現在の設定状態を読み出す要求が、各ノード1−1〜1−nに発出される(ステップS9)。全てのノードから設定状態情報が収集されると、処理手順はステップS10に移る。
【0060】
収集した設定状態情報がリングネットワークごとに異なっていると(ステップS10のNo)、その旨を知らせるCAUTION画面(図示せず)が表示される(ステップS11)。このCAUTION画面上の‘OK’ボタンがクリックされるとCAUTION画面が閉じ、処理手順はステップS8に戻る。一方、ステップS10において全てのリングネットワークの設定状態が同じであると、CAUTION画面は表示されず、処理手順は次のステップに移る。次のステップでは、収集された設定状態情報の内容が、図8(c)に示されるように図8の画面の表示に反映される(ステップS12)。
【0061】
図8(c)上に設定状態が表示されたら、図8のウインドウを用いてパーシャルリングネットワーク構成が設定される。この手順では、障害が発生しているライン、ノードを示すクリッカブルボタン(図8の(c)−1,(c)−7,(c)−8)をクリックする。そうすると、これらのシンボルに(×)マークが付され、パーシャルリング構成を設定する旨が示される。この手順において複数のリングネットワークが選択されている場合には、選択されているリングネットワークの全てにこの設定が反映される。
【0062】
さて、パーシャルリングネットワーク構成の設定が終了すると、オペレータは‘Set’ボタン(図8の(d))をクリックする(ステップS13)。そうすると、図8で行なった設定を本当に実施するかどうかを確かめるためのCAUTION画面(図示せず)が表示される(ステップS14)。このCAUTION画面で‘Cancel’ボタンがクリックされると、再び図8のウインドウが表示される。CAUTION画面の‘OK’ボタンがクリックされると、図8のウインドウにて設定された内容を反映する設定メッセージが設定メッセージ生成処理部65bにより生成される(ステップS15)。
【0063】
ここでは、図3(b)のAPS設定テーブル6aに対応する設定メッセージが生成される。すなわちパーシャルリングにおいては全てのセグメントにおいてリング切替を禁止するため、図3(b)に示されるように全てのリソースに対しリング切替がロックアウトされる。また図8の状態ではセグメントfおよびgにおいてはスパン切替を禁止するため、対応するリソースに対しスパン切替がロックアウトされる(矢印↑で示す)。
【0064】
さて、ステップS15において設定メッセージが生成されると、このメッセージは、図8(a)において選択されたリングネットワークに属する各ノードに対して発出される(ステップS16)。
【0065】
メッセージはリングネットワークごとに発出されるが、まず1つのリングネットワークについて説明する。図8(c)における各ノード(図8(c)−2,(c)−3,(c)−4,(c)−5,(c)−6,(c)−0)に対して設定メッセージが時計回りに発出される。
【0066】
その後、監視制御装置3は、設定メッセージを発出した全ノードからの応答(SetOKまたはSetNG)を受け取り、この応答を図8(e)のコンソール(Console)に表示する(ステップS18)設定メッセージの送信とこれに対する応答が全てのノードにつき完了すると、次のリングネットワークに対して同様の手順で設定メッセージの送出がなされる。
【0067】
図8(a)で選択した全てのリングネットワークに対して設定メッセージの送出が終了し、Console(図8(e))に全ノードの‘SetOK’が表示されると(図10のステップS17)、図8の画面上のフッター部(図8(f))に‘SetOK’と表示され、設定したパーシャルリングネットワーク構成が図8(c)に再表示される(ステップS18)。
【0068】
一方、設定メッセージの送出ののち‘SetNG’がConsoleに表示されたとする。これは、対応するノードにおいてパーシャルリング設定が正常に終了しなかったことを意味する。このメッセージを表示するノードがたとえ1台であったとしても、図8のフッター部(図8(f))には‘SetNG’が表示され(ステップS19)、パーシャルリング設定が正常に設定が終了しなかった旨が示される。以上の手順を経て図8の‘Quit’ボタン(図8(g))がクリックされると、パーシャルリングネットワーク設定画面が閉じられる。
【0069】
次に、障害に伴いパーシャルリングネットワーク設定が適用されている状態からラインまたはノード障害の一部が復旧した場合の、パーシャルリングネットワークの再設定手順につき説明する。このようなケースは、同じパーシャルリングではあるが、トポロジが変化した場合に相当する。
【0070】
パーシャルリング設定の有効時において障害が復旧すると、その旨を検知したノードから障害復旧を示す通知情報が監視制御装置3に通知される。そうすると、処理手順は図5のステップS3に移り、図2のCAUTION画面が表示される。
【0071】
CAUTION画面の‘OK’ボタンがクリックされるとCAUTION画面は閉じ、全リングネットワークのノードに対し伝送路状態の読み出し要求が発出される(ステップS5)。これとともに、Network Alarm Summary Display(図7)とPartial Network Configuration Setting画面(図8)が表示される。
【0072】
発出要求により収集されたラインまたはノードの状態は、Network Alarm Summary Display上に表示される。障害が復旧していた場合、復旧した個所の×マーク(図7(a)、(b)、(c))は消える。
【0073】
また、該当リングネットワーク上の全てのライン障害とノード障害が復旧した場合、Network Alarm Summary Displayのタブに表示されていた#マーク(図7(d))は消える。
【0074】
このような表示によりオペレータは、ラインまたはノードの障害が復旧したことを確認することができる。次に、オペレータはパーシャルリングネットワークの再設定を行う。
【0075】
まず、Partial Network Configuration Setting画面(図8)の(a)からパーシャルリングネットワークを再設定するリングネットワークを選択する(ステップS8)。次に画面上の‘Read’ボタン(図8(b))をマウスでクリックし、選択したリングネットワークの現在の設定状態を読み出す要求が、各ノード1−1〜1−nに発出される(ステップS9)。
【0076】
収集した設定状態情報がリングネットワークごとに異なっていると(ステップS10のNo)、その旨を知らせるCAUTION画面(図示せず)が表示される(ステップS11)。このCAUTION画面上の‘OK’ボタンがクリックされるとCAUTION画面が閉じ、処理手順はステップS8に戻る。一方、ステップS10において全てのリングネットワークの設定状態が同じであると、CAUTION画面は表示されず、処理手順は次のステップに移る。次のステップでは、収集された設定状態情報の内容が、図8(c)に示されるように図8の画面の表示に反映される(ステップS12)。
【0077】
図8(c)上に設定状態が表示されたら、図8のウインドウを用いてパーシャルリングネットワーク構成が再設定される。この手順では、障害の復旧したライン、ノードを示すクリッカブルボタン(図8の(c)−1,(c)−7,(c)−8)をクリックし、マーク(×)を消す。ここで、複数のリングネットワークが選択されている場合には、選択しているリングネットワークのすべてにこの設定が反映される。パーシャルリングネットワーク構成の再設定が終了すると、オペレータは‘Set’ボタン(図8の(d))をクリックする(ステップS13)。
【0078】
そうすると、図8で行なった設定を本当に実施するかどうかを確かめるためのCAUTION画面(図示せず)が表示される(ステップS14)。このCAUTION画面の‘OK’ボタンがクリックされると、図8のウインドウにて再設定された内容を反映する設定メッセージが設定メッセージ生成処理部65bにより新たに生成される(ステップS15)。
【0079】
この新たに生成された設定メッセージは、図8(a)において選択されたリングネットワークに属する各ノードに対して発出される(ステップS16)。そうして、各ノードにおいてパーシャルリングの再設定が正常に終了した旨がConsole(図8(e))に表示されると、再設定されたパーシャルリングネットワーク構成が図8(c)に再表示され、画面上のフッター部(図8(f))に‘SetOK’と表示される。1台でもNG応答があった場合は、画面上のフッター部(図8(f))に‘SetNG’と表示される。
【0080】
以上説明したように本実施形態では、リングネットワークの形態が変化するとその旨を認識処理部65aにより認識し、それを受けて設定メッセージ生成処理部65bにより、ネットワーク形態の変化に対応してAPSを再設定するための設定メッセージを生成する。この設定メッセージを伝達処理部65cにより各ノード1−1〜1−nに伝達し、各ノード1−1〜1−nの記憶部6に記憶されるAPS設定テーブル6aを更新することによりAPSの設定を自動的に更新するようにしている。
【0081】
このようにしたので、ネットワークの形態の変化に応じたAPSの設定が、マシンないしはシステム側の主導による処理により自動的に更新される。これにより、オペレータにとってはプロテクション機能の再設定処理にかかる手順が大幅に簡略化され、負担が軽くなる。また操作ミスを防止でき、さらには処理が完了するまでの時間を短縮することも可能になる。
【0082】
これらのことから、ネットワーク形態の変化に伴うプロテクション機能の再設定処理にかかる手順を簡略化でき、これにより運用面での便宜の向上を図った伝送システムとその監視制御装置およびプロテクション機能の設定更新方法を提供することができる。
【0083】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば本実施形態では、ネットワークの形態の変化が検知されると現在のリングネットワークの状態を視覚的に表示してオペレータに報知し、これに応じたユーザのドメイン指定に応じたリソースに対してパーシャルリング設定を実施するようにした。これに代えて、ネットワークの形態の変化が検知されると、パーシャルリング構成を設定すべきリソースをマシン側で算出し、これに応じた設定メッセージを生成してユーザの操作を待つこと無く、自動的にコマンドを投入するようにしても良い。このようにすると全ての処理がマシン側で実行されるので、ユーザの意思を反映する余地は少なくなるものの、オペレータの負荷をさらに軽減することが可能になる。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施を行うことができる。
【0084】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明では、リングネットワークの形態が変化するとその旨を認識手段により認識し、その結果から、ネットワーク形態の変化に対応してAPSを再設定するための設定メッセージを設定メッセージ生成手段により生成し、この設定メッセージを各ノード装置に伝達手段により伝達し、この伝達された設定メッセージに応じて、ノード装置におけるプロテクション機能の設定を設定変更手段により変更するようにしている。
【0085】
このようにしたので、ネットワーク形態の変化に伴うプロテクション機能の設定処理が自動化され、これにより運用面での便宜の向上を図った伝送システムとその監視制御装置およびプロテクション機能の設定更新方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる伝送システムの一構成例を示すシステム図。
【図2】 図1に示されるノード1−1〜1−nの構成を示す図。
【図3】 図2のAPS設定テーブル6aを示す模式図。
【図4】 図1に示される監視制御装置3の構成を示すブロック図。
【図5】 本発明の実施の形態に係わる伝送システムにおける処理手順を示すフローチャート。
【図6】 図5のステップS3において表示部62に表示される(CAUTION)画面の一例を示す図。
【図7】 表示部62に表示されるNetwork Alarm Summary Displayの一例を示す図。
【図8】 表示部62に表示されるPartial Network Configuration Setting画面の一例を示す図。
【図9】 図5の処理手順の続きを示すフローチャート。
【図10】 図9の処理手順の続きを示すフローチャート。
【符号の説明】
ST−1〜ST−m…局舎
OF…高速回線
FL…波長多重回線
ML…管理ネットワーク
SL…サービスライン
PL…プロテクションライン
LL…トリビュタリ伝送路
1−1〜1−n…ノード
2…局舎内監視装置(SSE)
3…監視制御装置
4…ルータ
5…制御部
5a…APS制御部
5b…設定変更処理部
6…記憶部
6a…APS設定テーブル
7…管理ネットワークインタフェース
10…送受信モジュール
10〜13…送受信モジュール
31〜3k…トリビュタリインタフェースシェルフ
61…入出力部
62…表示部
63…インタフェース部
64…記憶部
65…主制御部
65a…認識処理部
65b…設定メッセージ生成処理部
65c…伝達処理部
65d…把握処理部
65e…報知処理部
65f…指示受け付け処理部
201,202…タイムスロット交換部

Claims (23)

  1. サービストラフィックを伝送するサービスラインと、このサービスラインの予備リソースであるプロテクションラインとを具備する伝送システムにおいて、
    前記サービスラインとプロテクションラインとが敷設されるセグメントを介して配設され、前記セグメントの状態によりフルリングまたはパーシャルリングのいずれかの形態をとるネットワークを形成する複数のノード装置と、
    前記ネットワークに対してOAM(Operations, Administration and Maintenance)サービスを提供する監視制御装置とを具備し、
    前記ネットワークは、
    前記フルリングにおいてのみ動作可能なリング型機能と、前記パーシャルリングにおいては動作可能なセグメントを制限されるスパン型機能とを有し、障害の発生形態に応じていずれかの機能を動作させて前記サービストラフィックを前記プロテクションラインを利用して前記障害から救済するプロテクション機能を備え、
    前記監視制御装置は、
    前記複数のノード装置からそれぞれ通知される通知情報をもとに前記ネットワークの形態を認識する認識手段と、
    この認識手段により認識される前記ネットワークの形態が変化した場合に、前記プロテクション機能のロックアウトまたはロックアウトのリリースを前記リング型機能およびスパン型機能ごとに設定するための設定メッセージを、前記セグメントごとに自動的に生成する設定メッセージ生成手段と、
    この設定メッセージ生成手段で生成された設定メッセージを前記複数のノード装置にそれぞれ伝達する伝達手段とを備え、
    前記複数のノード装置の各々は、
    前記伝達手段により前記設定メッセージが伝達されると、自装置における前記プロテクション機能の設定を前記リング型機能およびスパン型機能のそれぞれごとに自動的に変更する設定変更手段を備えることを特徴とする伝送システム。
  2. 前記設定メッセージ生成手段は、前記認識手段による認識の結果前記ネットワークが前記フルリングから前記パーシャルリングに変化した場合に、全てのセグメントにおいて前記リング型機能をロックアウトするコマンドと、当該パーシャルリングに属さないセグメントにおいて前記スパン型機能をロックアウトするコマンドとを含む設定メッセージを生成することを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記設定メッセージ生成手段は、前記認識手段による認識の結果前記ネットワークが前記パーシャルリングから前記フルリングに変化した場合に、前記プロテクション機能のロックアウトを全てのセグメントにおいてリリースするコマンドを含む設定メッセージを生成することを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  4. 前記設定メッセージ生成手段は、前記認識手段による認識の結果、前記ネットワークがパーシャルリングからこのパーシャルリングとトポロジの異なるパーシャルリングに変化した場合に、当該トポロジの変化に対応する新たな設定メッセージを生成することを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  5. 前記監視制御装置は、
    さらに、前記通知情報をもとに前記ネットワークにおける障害の発生形態を把握する把握手段と、
    この把握手段により把握された障害の発生形態をユーザに報知する報知手段と、
    この報知手段により報知された障害の発生形態に応じてなされる前記ユーザのドメイン指定指示を受け付ける指示受け付け手段とを備え、
    前記設定メッセージ生成手段は、この指示受け付け手段を介して指定されたドメインを対象とする前記設定メッセージを生成することを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  6. 前記複数のノード装置により形成されるネットワークを複数備える場合に、
    前記認識手段は、それぞれのネットワークごとに個別にその形態を認識し、
    前記設定メッセージ生成手段は、前記認識手段により形態の認識されたそれぞれのネットワークごとに個別に前記設定メッセージを生成し、
    前記設定変更手段は、前記プロテクション機能の設定をそれぞれのネットワークごとに個別に変更することを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  7. 前記監視制御装置は、
    さらに、前記通知情報をもとに前記複数のネットワークのそれぞれにおける障害の発生形態を把握する把握手段と、
    この把握手段により把握された障害の発生形態を各ネットワークごとにユーザに報知する報知手段と、
    この報知手段により報知された各ネットワークごとの障害の発生形態に応じてなされる前記ユーザのドメイン指定指示を受け付ける指示受け付け手段とを備え、
    前記設定メッセージ生成手段は、この指示受け付け手段を介して指定されたドメインを対象とする前記設定メッセージを生成することを特徴とする請求項6に記載の伝送システム。
  8. さらに、前記監視制御装置は表示器を備え、
    前記報知手段は、前記把握手段により把握された障害の発生形態を前記表示器に表示してユーザに報知し、
    前記指示受け付け手段は、前記表示器に表示されるGUI(Graphical User Interface)シンボルを介して前記ユーザのドメイン指定指示を受け付けることを特徴とする請求項5または7に記載の伝送システム。
  9. 前記監視制御装置は、前記表示器における前記GUIシンボルの表示色を障害の有無に応じて変化させることを特徴とする請求項8に記載の伝送システム。
  10. サービストラフィックを伝送するサービスラインと、このサービスラインの予備リソースであるプロテクションラインと、前記サービスラインとプロテクションラインとが敷設されるセグメントを介して配設され前記セグメントの状態によりフルリングまたはパーシャルリングのいずれかの形態をとり、前記フルリングにおいてのみ動作可能なリング型機能と、前記パーシャルリングにおいては動作可能なセグメントを制限されるスパン型機能とを有し、障害の発生形態に応じていずれかの機能を動作させて前記サービストラフィックを前記プロテクションラインを利用して前記障害から救済するプロテクション機能を備えるネットワークを形成する複数のノード装置とを具備する伝送システムに設けられ、前記ネットワークに対してOAM(Operations, Administration and Maintenance)サービスを提供する監視制御装置であって、
    前記複数のノード装置からそれぞれ通知される通知情報をもとに前記ネットワークの形態を認識する認識手段と、
    この認識手段により認識される前記ネットワークの形態が変化した場合に、前記プロテクション機能のロックアウトまたはロックアウトのリリースを前記リング型機能およびスパン型機能ごとに設定するための設定メッセージを、前記セグメントごとに自動的に生成する設定メッセージ生成手段と、
    この設定メッセージ生成手段で生成された設定メッセージを前記複数のノード装置にそれぞれ伝達する伝達手段とを備えることを特徴とする監視制御装置。
  11. 前記設定メッセージ生成手段は、前記認識手段による認識の結果前記ネットワークが前記フルリングから前記パーシャルリングに変化した場合に、全てのセグメントにおいて前記リング型機能をロックアウトするコマンドと、当該パーシャルリングに属さないセグメントにおいて前記スパン型機能をロックアウトするコマンドとを含む設定メッセージを生成することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  12. 前記設定メッセージ生成手段は、前記認識手段による認識の結果前記ネットワークが前記パーシャルリングから前記フルリングに変化した場合に、前記プロテクション機能のロックアウトを全てのセグメントにおいてリリースするコマンドを含む設定メッセージを生成することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  13. 前記設定メッセージ生成手段は、前記認識手段による認識の結果、前記ネットワークがパーシャルリングからこのパーシャルリングとトポロジの異なるパーシャルリングに変化した場合に、当該トポロジの変化に対応する新たな設定メッセージを生成することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  14. さらに、前記通知情報をもとに前記ネットワークにおける障害の発生形態を把握する把握手段と、
    この把握手段により把握された障害の発生形態をユーザに報知する報知手段と、
    この報知手段により報知された障害の発生形態に応じてなされる前記ユーザのドメイン指定指示を受け付ける指示受け付け手段とを備え、
    前記設定メッセージ生成手段は、この指示受け付け手段を介して指定されたドメインを対象とする前記設定メッセージを生成することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  15. 前記複数のノード装置により形成されるネットワークを前記伝送システムが複数備える場合に、
    前記認識手段は、それぞれのネットワークごとに個別にその形態を認識し、
    前記設定メッセージ生成手段は、前記認識手段により形態の認識されたそれぞれのネットワークごとに個別に前記設定メッセージを生成し、
    前記設定変更手段は、前記プロテクション機能の設定をそれぞれのネットワークごとに個別に変更することを特徴とする請求項10に記載の監視制御装置。
  16. さらに、前記通知情報をもとに前記複数のネットワークのそれぞれにおける障害の発生形態を把握する把握手段と、
    この把握手段により把握された障害の発生形態を各ネットワークごとにユーザに報知する報知手段と、
    この報知手段により報知された各ネットワークごとの障害の発生形態に応じてなされる前記ユーザのドメイン指定指示を受け付ける指示受け付け手段とを備え、
    前記設定メッセージ生成手段は、この指示受け付け手段を介して指定されたドメインを対象とする前記設定メッセージを生成することを特徴とする請求項15に記載の監視制御装置。
  17. さらに、表示器を備え、
    前記報知手段は、前記把握手段により把握された障害の発生形態を前記表示器に表示してユーザに報知し、
    前記指示受け付け手段は、前記表示器に表示されるGUI(Graphical User Interface)シンボルを介して前記ユーザのドメイン指定指示を受け付けることを特徴とする請求項14または16に記載の監視制御装置。
  18. 前記表示器における前記GUIシンボルの表示色を障害の有無に応じて変化させることを特徴とする請求項17に記載の監視制御装置。
  19. サービストラフィックを伝送するサービスラインと、このサービスラインの予備リソースであるプロテクションラインと、前記サービスラインとプロテクションラインとが敷設されるセグメントを介して配設され前記セグメントの状態によりフルリングまたはパーシャルリングのいずれかの形態をとるネットワークを形成する複数のノード装置と、前記ネットワークに対してOAM( Operations Administration and Maintenance )サービスを提供する監視制御装置とを具備し、前記ネットワークが、前記フルリングにおいてのみ動作可能なリング型機能と、前記パーシャルリングにおいては動作可能なセグメントを制限されるスパン型機能とを有し障害の発生形態に応じていずれかの機能を動作させて前記サービストラフィックを前記プロテクションラインを利用して前記障害から救済するプロテクション機能を備える伝送システムに利用される前記プロテクション機能の設定更新方法であって、
    前記複数のノード装置からそれぞれ通知される通知情報をもとに、前記監視制御装置が前記ネットワークの形態を認識する第1ステップと、
    この第1ステップで認識される前記ネットワークの形態が変化した場合に、前記プロテクション機能のロックアウトまたはロックアウトのリリースを前記リング型機能およびスパン型機能ごとに設定するための設定メッセージを、前記監視制御装置が前記セグメントごとに自動的に生成する第2ステップと、
    この第2ステップで生成された設定メッセージを前記複数のノード装置に前記監視制御装置が伝達する第3ステップと、
    この第3ステップにより前記設定メッセージを伝達されたノード装置が、自装置における前記プロテクション機能の設定を前記リング型機能およびスパン型機能のそれぞれごとに自動的に変更する第4ステップとを具備することを特徴とするプロテクション機能の設定更新方法。
  20. さらに、前記通知情報をもとに前記ネットワークにおける障害の発生形態を前記監視制御装置が把握する第5ステップと、
    この第5ステップで把握された障害の発生形態を前記監視制御装置がユーザに報知する第6ステップと、
    この第6ステップで報知された障害の発生形態に応じてなされる前記ユーザのドメイン指定指示を前記監視制御装置が受け付ける第7ステップとを備え、
    前記第2ステップは、この第7ステップで指定されたドメインを対象とする前記設定メッセージを生成するステップであることを特徴とする請求項19に記載のプロテクション機能の設定更新方法。
  21. 前記複数のノード装置により形成されるネットワークを前記伝送システムが複数備える場合に、
    前記第1ステップは、それぞれのネットワークごとに個別にその形態を認識するステップであり、
    前記第2ステップは、前記第1ステップで形態の認識されたそれぞれのネットワークごとに個別に前記設定メッセージを生成するステップであり、
    前記第4ステップは、前記プロテクション機能の設定をそれぞれのネットワークごとに個別に変更するステップであることを特徴とする請求項19に記載のプロテクション機能の設定更新方法。
  22. さらに、前記通知情報をもとに前記複数のネットワークのそれぞれにおける障害の発生形態を前記監視制御装置が把握する第5ステップと、
    この第5ステップで把握された障害の発生形態を前記監視制御装置が各ネットワークごとにユーザに報知する第6ステップと、
    この第6ステップで報知された各ネットワークごとの障害の発生形態に応じてなされる前記ユーザのドメイン指定指示を前記監視制御装置が受け付ける第7ステップとを備え、
    前記第2ステップは、この第7ステップで指定されたドメインを対象とする前記設定メッセージを生成するステップであることを特徴とする請求項21に記載のプロテクション機能の設定更新方法。
  23. 前記第6ステップは、前記第5ステップで把握された障害の発生形態を前記伝送システム内に設けられる表示器に表示してユーザに報知するステップであり、
    前記第7ステップは、前記表示器に表示されるGUI(Graphical User Interface)シンボルを介して前記ユーザのドメイン指定指示を受け付けるステップであることを特徴とする請求項20または22に記載のプロテクション機能の設定更新方法。
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