JP3967579B2 - レンジフード - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理時に発生する油煙や調理臭等を屋外に排出するためのレンジフードに関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、調理により発生した油煙を捕獲するために捕集空間を深く確保したレンジフードが主流となっており、大型のフード部がキッチンに取付けられていた。
しかし、近年では多量の油煙が発生する調理も少なくなってきており、深い捕集空間を確保することよりもデザイン性を優先するニーズが多くなってきているのが実状である。
【0003】
そこで、そのデザイン性を優先するためには設計上の制約を出来る限り少なくすべきであるがレンジフードにはその排気源として建物の高層化、高気密化に伴い一般的に外風や室内の負圧に強い遠心送風機が広く使用されている。
【0004】
この遠心送風機はその構成する部材がファンのほかにファンを収容する大型のケーシングが必要不可欠であり、そのためプロペラ式の送風機に比べても部品数が多くて大型化する傾向が高く、重量化するものである。
そのため、フード部内部の限られた空間において送風機の設置には必然的に大きな空間が必要となり、設計上の制約が大きくなる結果、比較的頑丈に製作されることも相俟って斬新なデザインが実施できないという問題が生じていた。
【0005】
これを防止するために、フード部内から遠心送風機を分離してフード部天板上に設置式にしたり、建物壁の開口に臨んで固定した差込枠に遠心送風機を支持する等の種々な手段で支持されている。
しかしながら、遠心送風機がキッチンの有効スペースを占有することには変わりはなく、フード部のデザインの自由度を拡大できない問題がある。
そこで、建物壁スペースを利用して遠心送風機を設置することが提案されるが、建物の高層化のため室内側から取付られるものでなくてはならない。排気時に騒音や異音が発生するものではいけない。建物壁の様々な厚みに対応するものではなければならない。雨水の浸入を防止するものでなければならない。等、様々な課題を解決する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、建物壁内に遠心送風機を排気源とする排気手段を設置してその排気手段によるフード部の制約を無くしてフード部の設計上の自由度を拡大し、しかも遠心送風機を排気源とするその排気手段を室内から建物壁内に挿入し且つ取付けできるようにすることである。
第2の目的は、遠心送風機に吸い込まれるまでの排気流の流入抵抗を低減することである。
第3の目的は、遠心送風機のケースへの油の付着を防止することである。
第4の目的は、室内に露出するダンパーによる設計寸法上のフード部の制約を低減することである。
第5の目的は、取付けられる建物壁の厚さの変化にも自由に対応させることである。
第6の目的は、フード部への制御部、受信部等の取付による設計上の制約を低減することである。
第7の目的は、遠心式送風機内に溜まった油を効率よく室内もしくは屋外に案内することである。
第8の目的は、ウエザーカバー等を使用せずに室内側からの取付工事だけでも雨水の浸入を確実に防止することである。
第9の目的は、雨水の浸入防止手段が建物壁の厚さの変化にも自由に対応することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために講じた技術的手段は、調理により発生した廃ガスをフード部で捕集し、フード部の外に設置されている遠心送風機を排気源とする排気ユニットに排気ダクトを介して、前記廃ガスを屋外に排気するように構成されているレンジフードであって、前記排気ユニットは、内部に前記遠心送風機を収容して建物壁の開口に挿入されるユニットケースと、このユニットケース内に配管されて、前記フード部に連通される排気ダクトに一端側が接続されるとともに、他端側が前記遠心送風機の吸込口に接続される中間ダクトと、前記ユニットケースを室内側から建物壁に取付けるための取付部と、を備え、前記中間ダクトは、前記排気ダクトと同じく断面積の変化が少ない円筒形に形成されており、前記ユニットケースを、前記開口に挿入させて前記取付部で建物壁に取り付けるときに、前記ユニットケースの下面部分に開口されている前記遠心送風機の排気口を屋外に臨ませるように構成していることを特徴とする(請求項1)。
【0008】
以上の手段によれば、遠心式送風機を収容した排気ユニットを建物壁内から屋外にかけて室内側に突出させずに室内側から挿入して建物壁に取付ける。
そして、縦方向に向けて遠心送風機を収容した排気ユニットにあって、遠心送風機の吸込口とフード部側の排気ダクトとを中間ダクトで接続した排気経路を構成している場合には、流路途中での容積の拡張や縮小による排気流の流入抵抗を低減させる。
【0009】
また、前記遠心送風機よりも上流側のユニットケース内にダンパーを設けた構成を採用すると(請求項)、室内にダンパーが露出することによるフード部の設計上の制約を低減させることができる。
【0010】
さらに、前記排気ユニットのユニットケースおよび中間ダクトを伸縮可能に構成することによって(請求項)、建物壁の壁厚の大小に関わらず、遠心送風機の排気口を屋外に臨む状態で排気ユニットを建物壁に取り付けることができる。
【0011】
そして、前記中間ダクトが、嵌合されるダンパーを備えたダンパー支持ダクトを有し、このダンパー支持ダクトとの嵌合代で伸縮可能に形成されている構成を採用することによって(請求項)、ダンパーの支持部材を有効に利用して建物壁の壁厚の大小に対応させることができる。
【0012】
また、前記排気ユニット内における前記中間ダクトのダクト外スペースに制御部を設けるとともに、フード部以外に受信部を設け、前記フード部もしくはフード部とは別体に発信部を備えている構成を採用することによって(請求項)、フード部内に配線によるフード部の設計上の自由度を増大することができる。
【0013】
そして、前記遠心送風機のケーシングの下部から油を室内側もしくは屋外に案内するようにしている構成を採用することによって(請求項)、遠心送風機の内部への油の停留を阻止することができる。
【0014】
また、前記建物壁の開口に壁側枠部材を設けるとともに、前記排気ユニットの外周にユニット側枠部材を設け、かつ、このユニット側枠部材および前記壁側枠部材の一方もしくは双方に環状シール材を設けて、前記排気ユニットを建物壁の開口に取り付けるときにユニット側枠部材および前記壁側枠部材の両枠部材で押圧される前記環状シール材が前記建物壁の開口と排気ユニットとの間を封止する構成とする(請求項)。また、前記建物壁の開口に環状の薄肉状パッキンを設け、この薄肉状パッキンが、建物壁の開口への挿入時の排気ユニットで弾性変形されて、この排気ユニットの外周面に密接する構成とする(請求項)、などを採用することによって、排気ユニットの建物壁の開口への挿入で、自動的に排気ユニットと建築物の開口の内面との間からの雨水の室内への浸入を防止する処理を行うことができる
【0015】
そして、前記の請求項において、ユニット側枠部材の取付位置を調節可能にしておくことによって(請求項)、建物壁の壁厚の大小に関わらず建物壁への取付時に開口への挿入で、自動的に排気ユニットと建築物の開口の内面との間からの雨水の室内への浸入を防止する処理を行うことができる
また、遠心送風機よりも上流側の中間ダクト内に、ダンパーを設けている構成を採用することによって(請求項)、室内にダンパーが露出することによるフード部の設計上の制約を低減させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るレンジフードの第1の実施の形態を、図1に基づいて説明する。
図1に示す第1の実施の形態を説明すると、レンジフードAは、加熱調理器具上方に設置されたフード部1と、このフード部1に排気ダクト2を介して接続されて建物壁Wに貫通状に取り付けられる排気ユニット3とで構成されている。
【0017】
フード部1は、遠心送風機23と共にその遠心送風機23の運転操作やランプのON・OFFを制御する制御部Cを内部から分離し、運転操作やランプをON・OFFするための操作スイッチSを前面等の所要箇所に、または排気ダクト2との連通する天面部分にグリスフィルタ4を夫々設けている。
【0018】
排気ユニット3は、一端を開放する箱状を呈するユニットケース13の開放部に取着される取付部33を設けているとともに、ユニットケース13内には遠心送風機23を収容している。
【0019】
ユニットケース13は、同図1に示すように建物壁W厚よりも長尺に形成され、その閉口部側に接近して遠心送風機23を縦方向を向いて設置すると共に遠心送風機23の吐出口23aに連通して下面に排気口13aを開口し、開放部に内向きフランジ13bを折曲形成している。
【0020】
遠心送風機23は、ファン23b、ファンモータ23c、ケーシング23dからなる周知の多翼ファンであり、送風機吸込口23eをユニットケース13の開放部側に向くように縦向きに設置し、その吐出口23aを前記の通りユニットケース13の下面に開口した排気口13aに連通させてある。
尚、この実施の形態と共に他の実施の形態では送風機吸込口23eを形成するベルマウス23fをケーシングと一体にしているが、実際には着脱可能になっている。
【0021】
取付部33は、ユニットケース13の開放部を閉塞するように前記する内向きフランジ13bにネジ100止めされた化粧パネル(後述では符号33を付して説明する)であり、中央に排気ダクト2の一端を接続するための筒状のユニット吸込口33aを開口し、その化粧パネル33に建物壁W内面にネジ100止めされるようになっている。
また、ユニットケース13内には、遠心送風機23の上流側の内部スペースを利用して前記制御部Cを設置している。
【0022】
そして、斯様に構成された排気ユニット3を、前記化粧パネル33が建物壁W内面に当接するように同建物壁Wの開口W1回りの差込木枠W2内に挿入した後、前記ネジ100でその差込木枠W2に取付ける。
尚、木枠W2を設けていない場合には、例えばコンクリート地であっても前記化粧面をコンクリートビスやアンカーを使用して排気ユニットを取付ることは自由なものである。
図1に示すように建物壁Wを貫通状に取付けられる排気ユニット3と建物壁Wとの間に生じる隙間からの雨水の浸入を防止するために屋外側に排気ユニット3を外側から覆うウェザーカバーWCを取付けておくと更に好適なものとなる。
【0023】
そして、ユニット吸込口33aとフード部1の天板11に開口されている送出口11aとに亘って排気ダクト2を接続し、ユニットケース13内の制御部Cと、前記操作スイッチSやランプレセプタLとを有線で連絡している。
また、排気ユニット3は、建物壁Wの開口W1に取り付けるときに、自ずとユニットケース13の下面に開口されている遠心送風機23の排気口13aが屋外に臨むレイアウトになるように形成されている。
これによって、レンジフードAの据付が完了し、調理により発生した廃ガスを排気ユニット3内の遠心送風機23の運転で強制的に吸引し、室内のフード部1から排気ダクト2を経由してユニット吸込口33aから排気ユニット3内に流入させ、遠心送風機23の吸込口23eから排気口13aに流し、そして屋外に排気する。
また、レンジフードAは、遠心送風機23を排気源とする排気ユニット3が建物壁Wの壁厚を利用して据え付けられてフード部1と排気ダクト2、建物壁Wに取付けられる化粧パネル33、電気配線のみが室内空間を占有した状態で使用可能となる。
【0024】
従って、排気源とする遠心送風機23が室内やフード部1内を占有することによるフード部1の設計上の制約を低減して、顧客にニーズに即応する意匠性の高いフード部1の設計を可能にすることができるし、ユニット化されているために、施工が容易となる。
また、前記ネジ100を外せば、排気ユニットの室内への抜き出しが行なえ、室内で化粧パネル33を外して遠心送風機23の修理や交換にあたることができる。
【0025】
次に、本発明の第2の実施の形態を図2に基づいて説明すると、この実施の形態は、前記筒状のユニット吸込口33aにグリスフィルタ4を設け、そのグリスフィルタ4及び化粧パネル33を覆うようにフード部1を配設した例を示すものである。
この実施の形態では、フード部1以外室内に露出するものはなく、キッチンの内装性を更に向上させることができる。
尚、この実施の形態では、前記化粧パネル33としてフード部1の背板21が兼務する場合を示している。
【0026】
次に本発明の第3の実施の形態〜第9の実施の形態を続いて説明するが、第3、第4、第5、第8の実施の形態は、ウェザーカバーを省略して図示している。図3に示す第3の実施の形態は、送風機吸込口23eに一端を接続する中間ダクト5をユニットケース13内に水平状に配管する排気ユニット3を使用する例を示すものである。
この実施の形態の場合、化粧パネル33に前記する実施の形態のように筒状のユニット吸込口33aを設けずに単なる開口33bを穿設し、中間ダクト5の他端をその開口33bから室内に僅か突出させ、排気ダクト2との接続ができるようになっている。
【0027】
制御部Cは、ユニットケース13のダクト外スペース(中間ダクト外スペース)に設置されている。
中間ダクト5は、流入抵抗の低減を避けるために途中に断面積の変化の少ない円筒形に形成されている。また、中間ダクト5は、排気流の流出や油などの漏水を考慮してパッキンなどのシール材Pを介して遠心送風機23の吸込口23eに接続されている。これにより、制御部C内の充電部(例えばコンローラと、操作スイッチ、ランプへのリード線との結線部)にその油が付着してショートや漏電が生じないようになっている。
従って、排気時の流入抵抗低減して騒音、異音の発生を阻止した上に、制御部Cを保護することができる。
【0028】
次に本発明の第4の実施の形態を図4及び図5に基づいて説明する。
この実施の形態は、取付対象となる建物壁Wの厚みに対応できるように排気ユニット3を伸縮可能な構成にした例を示すものである。
具体的には、ユニットケース13と、中間ダクト5とを長さ方向前後に2分割し、相対する端部の一方側の口形の大きさを他方側の口形に対して大きくまたは小さくして嵌め合わせ、その嵌合代分スライド調節を可能にしている。
取付けの際には、まず建物壁Wの厚みを測定し、ユニットケース13の排気口13aの全てが屋外に臨むように室内でその嵌合代を利用してユニットケース13、中間ダクト5の長さを調節する。
調節の具体的な構成としては、図4に示すように、ユニットケース13、中間ダクト5各々の分割体13−1、13−2、5−1、5−2における嵌合部の内側端部近傍の同一矩形周上または同一円周上の複数箇所にナット200を溶接すると共に、外側端部近傍にそのナット200に対応してユニットケース13、中間ダクト5の長さ方向を向く長孔6を開孔し、その長孔6を挿通するネジ100をそのナット200に仮止めする構造を採用している。
そして、ユニットケース13においては、長さを調節した後、外側からネジ100を増し締めし、中間ダクト5においては、長さを調節した後、前記する化粧パネル33を外した空間を利用して同様にネジ100を増し締めし、再度化粧パネル33を取着した状態で排気ユニット3を建物壁Wの開口W1に挿入して同建物壁Wの内面に取着する(図5参照)。
前記増し締め後、排気流の流出、油等の漏水を考慮してその嵌合部にアルミテープ300等で目張りするとより好ましいものとなる。
この中間ダクト5の伸縮可能な構造としては、油等の漏水を確実に防止するために伸縮性のあるダクトを使用しても良いものである。
【0029】
次に、本発明の第5の実施の形態を図6に基づいて説明する。
この実施の形態は、前記する第4の実施の形態の中間ダクト5の分割体5−1、5−2の一方を電動式ダンパー7を備えたダンパー支持ダクト5aにした例を示すものである。
ダンパー支持ダクト5aと、その前後に分割された中間ダクト5の分割体5−1、5−2の相対する端部は、その一方側の口形の大きさを他方側の口形に対して大きくまたは小さくして嵌め合わせ関係にして、その嵌合代分スライド調節を可能にしている。
調節の具体的な構成は、前記第4の実施の形態と同様であるため、具体的な説明は省略する。
このダンパー7は一般的にレンジフードAの操作スイッチSのファン運転ボタンをONすると電動ダンパー7のモータ17に通電され、ダンパー7を開にしたのち遠心式送風機23の運転を開始し、ファン運転ボタンOFFすると運転停止と同時にダンパー7が閉となるものである。
これらのダンパー構成部品全てがユニットケース23内部に収容されており、ダンパー構造が外部から隠蔽された状態で設けられるために、意匠性を考慮して設けられていたダンパー機構隠蔽用の幕板等の設置の必要性がなくなり、設計上の制約を無くすことができる。
ダンパー7としては排気圧が発生した時点で通風路を開放する風圧シャッターや火災時に通風路を遮断するための防災ダンパーを使用することも自由なものである。
また、ダンパー支持ダクト5aと、中間ダクト5の分割体との嵌合代分でスライド調節になるため、ユニットケース13の伸縮機能との併用によって、取付対象となる建物壁Wの厚みに対応することもできる。
【0030】
次に、本発明の第6の実施の形態を図7に基づいて説明する。
この実施の形態は、化粧パネル33に遠隔操作用の受信部Bを外部に露出するように設けてフード部1から同受信部Bを分離した例を示すものである。
発信部Dである操作スイッチからの操作信号が無線でその受信部Bに向けて発信され、その信号に応じて送風機23等の運転を開始及び停止したり、ランプを点灯・消灯させる。
この発信部Dは、フード部1に固定されているものでも良いし、別体式であっても良いものである。
この無線信号は赤外線を用いたものや電波信号も用いたものでも良く、電波式ならば露出する受信部Bは小さく外部からは目立ちにくいものとなる。
【0031】
次に、本発明の第7の実施の形態を図8に基づいて説明する。
この実施の形態は、排気ユニット3の室内側からの取付工事でウエザーカバー等を用いることなくユニットケース13と建物壁Wとの隙間からの雨の浸入が自ずと防止される例を示すものである。
この雨水浸入防止手段は、建物壁Wの差込木枠W2にネジ止めされた壁側枠部材9と、排気ユニット13の外周にネジ止めされたユニット側枠部材10と、そのどちらか一方または双方に設けられる環状シール材P1、即ち防水用パッキンとを備えている。
【0032】
壁側枠部材9、ユニット側枠部材10は共に縦断面視L形状を呈してなり、壁側枠部材9は、差込木枠W2の内面にネジ止めされてそのフランジ部19を開口W1の屋外側縁から内側に突出させ、他方、ユニット側枠部材10は、ユニットケース13に対して前後位置を可変するようにスライド可能に取付けてフランジ部10aをユニットケース13外周に起立させてある。
スライド可能とする手段は、前記する第4の実施の形態と同様にユニットケース13の中途部内面各所の同一位置にナット200を溶接し、ユニット側枠部材10の基板10bに長孔6を開孔し、その長孔6を挿通するネジ100をナット200に螺合して仮止めする構造を採用する。また、壁側枠部材9は、差込木枠W2にネジ止めする際、コーキング材400を差込木枠W2との間に充填して雨水の浸入を防止させてある。
【0033】
そして、予め建物壁Wの厚みを計測して丁度良い位置にそのユニット側枠部材10を増し締めによって固定した後、フランジ部19、10a同士で前記環状シール材P1が押圧されるように排気ユニット3を差込木枠W2内に挿入し、化粧パネル33を差込木枠W2や建物壁Wに室内側からネジ止めする。
これによって、フランジ部19、10a間の防水用パッキンP1が雨水の浸入を防止する。
【0034】
次に、本発明の第8の実施の形態を図9に基づいて説明する。
この実施の形態は、排気ユニット3内の遠心式送風機23のボリュート形状を有するケーシング23dの下端部に油排出口23d−1を設け、排出された油を屋外または室内に案内するための案内手段を設けた例を示すものである。
レンジフードAを長期間使用するとフード部1に設けられたグリスフィルタ4で捕集しきれなかった油が遠心送風機23のケーシング23d下端部に溜まる。万一天ぷら火災が発生した場合、遠心送風機23内部に溜まった油に引火し、他に延焼する危険性があるため、火災を未然に防止するためには送風機内に溜まる油を効率よく排出する必要がある。
そのため、図9(a)に示すようにケーシング23dの下端部に案内手段として排油ノズル23d−1を設けており、そのノズル23d−1には屋外への耐油性のホース23d−2や案内レールを取り付けている。
また、図9(b)に示すように前記ケーシング23d下端部を始端とする油誘動パイプ400を室内に案内すると共に、その油誘動パイプ400をオイルパック500に連絡して案内手段を構成しても良いものである。
オイルパック500は、例えばフード部1の背板21に係脱可能にしておき、貯油量を見計らって外して廃棄する。
【0035】
次に本発明の第9の実施の形態を図10に基づいて説明する。
この実施の形態は前記雨水浸入防止手段の他の例を示すものである。
雨水浸入防止手段は、差込木枠W2の屋外側端面に枠部材W2aを設け、その枠部材W2aに環状薄肉パッキンP2を設けて構成されている。
枠部材W2aは複数分割化しておき、これを室内から挿入し、端面同士が当接するように枠部を構成するように配置し各々の分割枠体W2a−1を開口内面にネジ止めする。
環状薄肉パッキンP2は、各分割枠体W2a−1…に貼着等の適宜手段で止着しておき、分割枠体W2a−1…の開口W1への挿入時は自らの弾性変形でその挿入を妨げず、分割枠体をネジ止めした時点で開口W1の屋外側口に周縁に一半部が臨むようになっている。
そして、排気ユニット3を室内側から挿入することで自ずと環状薄肉パッキンP2がその排気ユニット3の外面に馴染むよう弾性変形して密着し、雨水の浸入を防止することができる。
【0036】
各実施の形態を効果的に組み合せて、ユニットケース、中間ダクト、ダンパーを備えたダンパー支持ダクトを有する中間ダクト等が伸縮可能な排気ユニットにおいて、前記第7、第9の実施の形態で示す雨水浸入防止手段を採用すること自由なものである。
【0037】
【発明の効果】
以上の実施例の説明から明らかなように本発明によれば、遠心送風機を収容した排気ユニットを屋内から屋外にかけて建物壁に設置することができるので、従来のように室内側に設置される遠心送風機がフード部のデザインを設計する際の障害にならず、顧客ニーズに即応する斬新な形態のフード部を構成でき、意匠性と共に商品価値が高いレンジフードを提供することができる。
【0038】
しかも、その排気手段をユニット化しておくことによって、取付現場への搬入が簡単である上、室内側から建物壁の開口に挿入して容易に取付られ、高層化する建物壁への取付に最適となる。
【0039】
また、排気ユニットは、建物壁への取付時にユニットケースの下面に開口した排気口が屋外に臨むようになるので、排気口から雨水が流入する虞れがない。
しかも、ユニットケース内に縦方向を向けて収容される遠心送風機の吸込口と、フード部に連通される排気ダクトとを中間ダクトを介して接続しているから、吸い込まれた廃ガスが遠心送風機吸入口に到達するまでに拡大や縮小が殆ど発生しないことから流入抵抗が低減し流入抵抗に起因して起こる送風機ファン回転数の上昇による騒音の増大や乱流発生による異常音の発生が防止できる。
【0040】
また、遠心送風機よりも上流側のユニットケース内にダンパーを設けると、ダンパーがフード部側や室内側に設けられた場合に比べフード部の設計上の制約が低減される。
特にモータを用いて開閉するダンパーが設けられる場合は外観上開閉モータ及び開閉機構一式を隠蔽する必要性があり設計上大きな制約を与えやすいものであったが、これらのダンパーをその機構類と共にユニットケースの空きスペースを有効利用して備えるだけで良く室内側のフード部の設計にはダンパーと共にその機構を隠蔽するための幕板等を設置する設計上の制約もなくなる。
【0041】
また、ユニットケース及び中間ダクトを伸縮可能な構造とすることで、排気ユニットが設置される建物壁の厚さが異なる場合であっても自由に対応することが可能となり汎用性が高くなる。
【0042】
また、中間ダクトはダンパーを備えたダンパー支持ダクトを有し、そのダンパー支持ダクトとの嵌合代で中間ダクトが伸縮可能にしてある場合には、建物壁の厚さが異なる場合であってもダンパーを内部に備えた排気ユニットをその厚みに対応して取付でき、商品価値は更に向上する。
【0043】
また、ユニットケース内に制御部を、無線式の遠隔操作用受信部をフード部外に設けて、遠隔操作信号の発信部である操作部だけをフード部に取り付けることで、フード部に配線されるリード線による設計上の制約を低減できる。
しかも、その操作部をフード部に設けずに別体式とすれば、フード部は操作部の設置による設計上の制約も低減できることになる。
その上、制御部をユニットケース内に設けた場合などはダンパーモータからの配線類は非常に短いものでよくコストの低減やノイズ等の影響を受けず、より好適なものとなる。
また、排気ユニット内における中間ダクトとの間の余白スペースを利用して設置された制御部やその他の電気部品等が油に曝されることがないためショートや漏電に対する安全性が確保でき、また排気ユニットの清掃エリアの縮小が図れ、便利でもある。
【0044】
また、遠心送風機のケーシング下端に油排出口を設け、排出された油を屋外に案内するための案内手段を設けたことで、遠心送風機の内部に油が溜まらず、万一天ぷら火災が発生した場合においても他への延焼を防止することができる
【0045】
更に、建物壁開口に壁側枠部材を設ける一方、排気ユニットの外周にユニット側枠部材を設け、一方もしくは双方の枠部材に環状シール材を設けて、排気ユニットの取付時に両枠部材で環状シール部が押圧される構成や、建物壁開口に環状薄肉状パッキンを設け、その環状薄肉状パッキンが建物壁開口への挿入時の排気ユニットで弾性変形される構成にあっては、ウエザーカバー等を使用することなく室内側からの取付工事で簡単に高い防水性を実現できる。
その上、挿入時の排気ユニットで弾性変形される環状薄肉状パッキンを建物壁開口に設けたものにあっては、防水手段に使用する部品を少なく抑制し、低コストで雨水の浸入を防止できる。
【0046】
しかも、前記ユニット側枠部材の取付位置を調節可能にしてあると、建物壁の厚さが異なる場合であっても室内側からの取付工事で容易に防水性を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のレンジフード設置状態を示す側面断面図。
【図2】同第2の実施の形態のレンジフード設置状態を示す側面断面図。
【図3】同第3の実施の形態のレンジフードの要部の設置状態を示す側面断面図。
【図4】同第4の実施の形態の排気ユニットを示し、(a)は、側面断面図、(b)は、平面図で一部省略して示す。
【図5】同第4の実施の形態の排気ユニットの長さを調整した後、建物壁の開口に挿入する状態を示す側面断面図。
【図6】同第5の実施の形態のレンジフードの要部の側面断面図。
【図7】同第6の実施の形態のレンジフードの側面断面図。
【図8】同第7の実施の形態のレンジフードの要部の側面断面図。
【図9】同第8の実施の形態の排気ユニットを示し、(a)は、ユニットケースとケーシングとの縦断面図、(b)は、設置状態を示す側面断面図。
【図10】同第9の実施の形態の排気ユニットを示し、(a)は、排気ユニットを建物壁の開口に挿入する状態を示す側面断面図、(b)は、設置状態を示す側面断面図。
【符号の説明】
A:レンジフード 1:フード部
2:排気ダクト 3:排気ユニット
5:中間ダクト 5a:ダンパー支持ダクト
7:ダンパー 9:壁枠側枠部材
10:ユニット側枠部材 13:ユニットケース
13a:排気口 23:遠心送風機
23e:吸込口 33:取付部
W:建物壁 W1:開口(建物壁の開口)
B:受信部 C:制御部
D:発信部 P1:環状シール材
P2:環状薄肉パッキン

Claims (9)

  1. 調理により発生した廃ガスをフード部(1)で捕集し、フード部(1)の外に設置されている遠心送風機(23)を排気源とする排気ユニット(3)に排気ダクト(2)を介して、前記廃ガスを屋外に排気するように構成されているレンジフードであって
    前記排気ユニット(3)は、内部に前記遠心送風機(23)を収容して建物壁(W)の開口(W1)に挿入されるユニットケース(13)と、
    このユニットケース(13)内に配管されて、前記フード部(1)に連通される前記排気ダクト(2)に一端側が接続されるとともに、他端側が前記遠心送風機(23)の吸込口(23e)に接続される中間ダクト(5)と、
    前記ユニットケース(13)を室内側から建物壁(W)に取付けるための取付部(33)と、を備え、
    前記中間ダクト(5)は、前記排気ダクト(2)と同じく断面積の変化が少ない円筒形に形成されており、前記ユニットケース(13)を、前記開口(W1)に挿入させて前記取付部(33)で前記建物壁(W)に取り付けるときに、前記ユニットケース(13)の下面部分に開口されている前記遠心送風機(23)の排気口(13a)を屋外に臨ませるように構成していることを特徴とするレンジフード。
  2. 前記遠心送風機(23)よりも上流側の前記中間ダクト(5)内に、ダンパー(7)を設けていることを特徴とする請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記ユニットケース(13)および前記中間ダクト(5)が伸縮可能に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンジフード。
  4. 前記中間ダクト(5)は、前記ダンパー(7)を備えたダンパー支持ダクト(5a)を有し、このダンパー支持ダクト(5a)との嵌合代で伸縮可能に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のレンジフード。
  5. 前記ユニットケース(13)内における前記中間ダクト(5)のダクト外配管スペースを利用して制御部(C)を収容するとともに、前記フード部(1)以外に受信部(B)を設け、かつ、前記フード部(1)もしくはフード部(1)とは別体に発信部(D)を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のレンジフード。
  6. 前記遠心送風機(23)のケーシング(23d)の下部から、油を室内側もしくは屋外側に案内するようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか1項に記載のレンジフード。
  7. 前記建物壁(W)の前記開口(W1)に壁側枠部材(9)を設けるととともに、前記ユニットケース(13)にユニット側枠部材(10)を設け、かつ、このユニット側枠部材(10)および前記壁側枠部材(9)の一方または双方に環状シール材(P1)を設けて、
    前記ユニットケース(13)を前記開口(W1)に取り付けるときに、前記壁側枠部材(9)と前記ユニット側枠部材(10)との両枠部材(9,10)で押圧される前記環状シール材(P1)が、前記開口(W1)と前記ユニットケース(13)との間を封止するようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のレンジフード。
  8. 前記ユニット側枠部材(10)の取付位置を、調節可能にしていることを特徴とする請求項7に記載のレンジフード。
  9. 前記建物壁(W)の前記開口(W1)に環状の薄肉状パッキン(P2)を設け、この薄肉状パッキン(P2)が、前記ユニットケース(13)を前記開口(W1)へ挿入するときに弾性変形されて該ユニットケース(13)の外周面に密接するようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のレンジフード。
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