JP3966823B2 - 乗用型芝刈機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用型芝刈機における遮音の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用型芝刈機では例えば特許文献1に開示されているように、モア(特許文献1の図1及び図2中の4)、及びダクト(特許文献1の図1及び図2中の17)を機体に備え、機体の後部に集草部(特許文献1の図1及び図2中の6)を備えて、モアから排出された刈芝をダクトを介して集草部に供給するように構成したものが多くある。この場合、モアの刈刃(特許文献1の図2中の14)の回転によって発生した風により、刈芝をダクトから集草部に供給したり、モアとは別にブロアを備えて、ブロアの風により刈芝をダクトから集草部に供給したりするように構成する。
【0003】
前述のように、モアの刈刃やブロアの風により刈芝を集草部に供給するように構成した場合、特許文献1の構造によると、集草部に刈芝が充分に詰め込まれるようにする為に、ダクトから供給される風を排出する排風部(特許文献1の図5中の37,38)を、集草部の右及び左の横側部や後部に備えている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−238323号公報(図1,2,3,5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の構造によると、モアの刈刃やブロアの風により刈芝をダクトから集草部に供給するように構成しており、ダクトから供給される風を排出する排風部を集草部に備えているので、モアの刈刃やブロアの風による騒音が集草部の排風部から外方に出て行くような状態となっている。これにより、モアの刈刃やブロアの風による騒音を抑えると言う面で、改善の余地がある。
本発明は、乗用型芝刈機において、モアの刈刃やブロアの風により刈芝をダクトから集草部に供給するように構成した場合、モアの刈刃やブロアの風による騒音が集草部の排風部から外方に出て行くような状態を抑えることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
[I] 請求項1の特徴による乗用型芝刈機においては、モアと、モアから排出された刈芝を後方に案内するダクトとを機体に備え、刈芝を機体の後部に備えられた集草部にダクトを介して供給するように構成し、ダクトから供給される風を排出する排風部を集草部に備えると共に、
前記集草部から前後左右の横外方に出る騒音を抑えるように、集草部の前後左右の周辺部分に外側から集草部を覆う遮音体を設け、
前記集草部の後部側に位置する前記遮音体の一部に、集草部の前部側に位置する前記ダクトの供給口に対向する部位において、前記ダクトからの排風が後方外方へ排出されることを許容する開放部を備えてある。
これにより、請求項1の特徴によると、モアの刈刃やブロアの風による騒音が遮音体によって抑えられ、モアの刈刃やブロアの風による騒音が集草部から右及び左の横外方に出て行く状態が抑えられる。
【0007】
この場合、請求項1の特徴によると、集草部の後部を開放する開放部を備えているので、集草部の後部における開放部の部分から、モアの刈刃やブロアの風が良く排出される状態(遮音体によって邪魔されない状態)となる。これにより、請求項1の特徴によると、モアの刈刃やブロアの風が集草部の排風部から排出され難いことにより、集草部に刈芝が充分に詰め込まれないと言う状態を避けることができるのであり、集草部の右及び左側に均等に刈芝が詰め込まれるようにすると言う面で有利なものとなる。
【0008】
[II]
請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項2の特徴によると、遮音体が可撓性を備えたシート状に構成されているので、前項[I]に記載のようにモアの刈刃やブロアの風による騒音が集草部から右及び左の横外方に出て行く状態を抑える為に、例えば遮音体を地面に接するまで下方に延出しても、走行時に地面に沿って馴染むように遮音体が変位するのであり、遮音体が走行の邪魔になるようなことがない。
【0009】
[III]
請求項3の特徴によると、請求項1又は2の場合と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項3の特徴によると、集草部の右及び左の横側部から所定間隔を置いて遮音体が配置されており、集草部の右及び左の横側部と遮音体との間に空間が形成されている。これにより、請求項3の特徴によると、モアの刈刃やブロアの風が集草部の排風部から前述の空間を介して排出され易くなるのであり、モアの刈刃やブロアの風が遮音体により集草部の排風部から排出され難くなる状態を避けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図3に示すように、機体フレーム1に右及び左の前輪2が備えられ、右及び左の後輪3が備えられて機体が構成されており、右及び左の前輪2と右及び左の後輪3との間にモア4が備えられ、機体の後部に箱状の集草部5が備えられて、乗用型芝刈機が構成されている。
【0011】
図1及び図3に示すように、機体フレーム1の中央の上部に運転座席6が備えられ、運転座席6の後方にエンジン7が備えられており、エンジン7の動力が伝動軸8を介して伝動ケース9に伝達されている。右及び左の静油圧式無段変速装置10が備えられ、右及び左の静油圧式無段変速装置10から下方に右及び左の伝動ケース11が延出されて、右及び左の伝動ケース11に右及び左の後輪3が支持されている。これにより、伝動ケース9の動力が右及び左の静油圧式無段変速装置10、右及び左の伝動ケース11を介して、右及び左の後輪3に伝達される。
【0012】
図1及び図3に示すように、右及び左の前輪2は、前部の縦軸芯P1周りに自由に向きを変えるキャスター車輪に構成されている。右及び左の静油圧式無段変速装置10は前進及び後進の高速側に無段階に変速自在に構成されており、右及び左の静油圧式無段変速装置10を操作する右及び左の変速レバー16が、運転座席6の右及び左横側に備えられている。従って、右及び左の変速レバー16により、右及び左の静油圧式無段変速装置10を独立に前進及び後進の高速側、中立位置に操作することによって、機体を前進及び後進、停止、右及び左旋回させる。
【0013】
図1及び図3に示すように、伝動ケース9の内部に作業クラッチ(図示せず)が備えられており、作業クラッチの動力が伝動軸12を介して前部の伝動ケース13に伝達されて、伝動軸14を介してモア4の入力ケース15に伝達されている。モア4はモアデッキ17の内部に2つの刈刃18を縦軸芯周りに回転自在に備えて構成されており、入力ケース15がモアデッキ17の左側の上部に備えられて、入力ケース15に伝達された動力により左の刈刃18が図3の紙面時計方向に回転駆動される。入力ケース15に伝達された動力が伝動ベルト19により右の刈刃18に伝達されて、右の刈刃18が図3の紙面反時計方向に回転駆動される。
【0014】
図1に示すように、機体フレーム1にリンク20が上下に揺動自在に支持されて、リンク20が斜め後方下方に延出されており、リンク20にモア4が支持されている。リンク20を上方に駆動する単動型の油圧シリンダ(図示せず)、油圧シリンダに作動油を供給及び排出する制御弁(図示せず)、制御弁を操作する操作ペダル(図示せず)が備えられており、リンク20の下限位置を決めるストッパー機構(図示せず)が備えられている。
【0015】
以上の構造により、作業走行時は自重によりモア4を下降させておくのであり(リンク20の下限位置)、ストッパー機構によりリンク20の下限位置を上下に変更することによって、機体に対するモア4の位置を上下に変更する(モア4による芝の刈り高さを上下に変更する)。移動走行時は操作ペダルを踏み操作して油圧シリンダにより、モア4を上限位置(リンク20の上限位置)に上昇駆動するのであり、これによってモア4が地面の障害物に当たったりしないようにすることができる。
【0016】
図1及び図3に示すように、モアデッキ17の左右中央の後部に、斜め後方上方に向く刈芝排出口21が備えられ、右及び左の伝動ケース11の間においてダクト22が機体に固定されて、刈芝排出口21がダクト22に挿入されており、ダクト22の後部が集草部5に挿入されている。これにより、モア4において刈刃18により芝が刈り取られ、刈り取られた刈芝が刈刃18の回転によって発生した風により、刈芝排出口21からダクト22に供給され、ダクト22から集草部5に供給される。
【0017】
図1及び図3に示すように、集草部5は前壁部23、本体部24及び天井部25を備えて、箱状に構成されている。機体フレーム1に連結されたアーチ状のフレーム26の右及び左側部に、上リンク27及び下リンク28が上下に揺動自在に支持されており、下リンク28を上昇及び下降駆動する昇降シリンダ29が備えられている。集草部5において、前壁部23は排風部を備えない壁状に構成され、ダクト22が挿入される入口23Aが左右中央に開口されており、上及び下リンク27,28が前壁部23に揺動自在に連結されている。
【0018】
図1,3,4に示すように、集草部5において、本体部24は底部分、後壁部分、右及び左の横壁部分、天井部分を備えて構成されており、前壁部分は備えていない。良好な通風機能を持つパンチングメタル30が、本体部24の右及び左の横壁部分、後壁部分、天井部分に取り付けられており、本体部24の底部分は壁状に構成されて通風機能は備えていない。本体部24が前壁部23の横軸芯P2周りに上下に揺動自在に支持されており、前壁部23に対して本体部24を上昇及び下降駆動する昇降シリンダ31が備えられている。
集草部5において、天井部25は本体部24の外周部よりも少し大きな蓋状に構成されて、通風機能は備えておらず、本体部24の天井部分から上方に所定間隔を置いて、天井部25が本体部24に固定されている。
【0019】
以上の構造により図1,3,4に示す作業状態において、前述のように刈芝が刈刃18の回転によって発生した風によりダクト22から集草部5に供給されると、刈刃18の回転によって発生した風が、本体部24(集草部5)の右及び左の横壁部分(パンチングメタル30)、後壁部分(パンチングメタル30)から右及び左の横外方、後方に排出されるのであり、刈刃18の回転によって発生した風が、本体部24(集草部5)の天井部分(パンチングメタル30)から上方に排出され、天井部25(集草部5)の内面に沿って案内されて、右及び左の横外方、後方に排出される。これにより、刈芝が集草部5の右及び左側に均等に詰め込まれながら、集草部5に充分に詰め込まれていく。
【0020】
次に芝刈作業が終了した場合、図1に示す昇降シリンダ29により上及び下リンク27,28を上昇駆動すると、集草部5が平行に上昇駆動されるのであり、昇降シリンダ31を収縮作動させると、前壁部23(集草部5)に対し本体部24(集草部5)及び天井部25(集草部5)が横軸芯P2周りに上昇駆動(図1の紙面反時計方向)される。これにより、前壁部23(集草部5)から本体部24(集草部5)が離れて、刈芝が本体部24(集草部5)から下方に排出される(排出状態)。
【0021】
図2及び図3に示すように、右及び左の前輪2の間において、機体フレーム1から前方にステー32が延出されて、ステー32に左右向きのステー33が固定されており、ステー33に遮蔽体34が取り付けられている。遮蔽体34は可撓性を備えたシート状に構成されており(例えばビニールシート等)、遮蔽体34が右及び左の前輪2の間に位置し、自重で垂れ下がって、地面に接する状態となっている。
【0022】
図2及び図3に示すように、右の前輪2及び後輪3の間、左の前輪2及び後輪3の間において、機体フレーム1から右及び左の横外方にステー35が延出されて、ステー35に前後向きのステー36が固定されており、ステー36に遮蔽体37が取り付けられている。遮蔽体37は可撓性を備えたシート状に構成されており(例えばビニールシート等)、遮蔽体37が右の前輪2及び後輪3の間、左の前輪2及び後輪3の間でモア4の右及び左の横外方に位置し、自重で垂れ下がって、地面に接する状態となっている。
【0023】
図2,3,4に示すように、集草部5の右及び左の横側部において、右及び左の遮蔽体38が天井部25(集草部5)の外周部分に取り付けられている。右及び左の遮蔽体38は可撓性を備えたシート状に構成されており(例えばビニールシート等)、本体部24(集草部5)の右(左)の横壁部分、前壁部23(集草部5)の右(左)の部分、本体部24(集草部5)の後壁部分の右(左)の部分に配置されている。図3に示すように、前壁部23(集草部5)において、右及び左の遮蔽体38(遮音体に相当する)の前の端部が所定間隔を置いて離れており、右及び左の遮蔽体38の前の端部の間にダクト22が挿入されている。
【0024】
図2,3,4に示すように、右及び左の遮蔽体38が前壁部23(集草部5)から所定間隔を置いて前方、本体部24(集草部5)の右(左)の横壁部分から所定間隔を置いて右(左)の横外方、本体部24(集草部5)の後壁部分から所定間隔を置いて後方に配置されており、右及び左の遮蔽体38と前壁部23(集草部5)、本体部24(集草部5)の右(左)の横壁部分、本体部24(集草部5)の後壁部分との間に空間が形成されている。図2に示す作業状態において、右及び左の遮蔽体38が自重で垂れ下がって、地面に接する状態となっている。図3及び図4に示すように、本体部24(集草部5)の後壁部分において、右及び左の遮蔽体38の後の端部が所定間隔を置いて離れており、右及び左の遮蔽体38の後の端部の間に開放部39が形成されている。
【0025】
以上の構造により、図2,3,4に示すように、芝刈作業時において遮蔽体34,37により、モア4から発生する埃や騒音が、前方や右及び左の横外方に出て行く状態が抑えられる。刈刃18の回転によって発生した風が、本体部24(集草部5)の右及び左の横壁部分(パンチングメタル30)、後壁部分(パンチングメタル30)、天井部分(パンチングメタル30)から右及び左の横外方、後方に排出されて、右及び左の遮蔽体38と前壁部23(集草部5)、本体部24(集草部5)の右(左)の横壁部分、本体部24(集草部5)の後壁部分との間の空間を通り、開放部39から後方に排出される。集草部5から発生する埃や刈刃18の回転によって発生した風による騒音が集草部5から右及び左の横外方に出て行く状態が、右及び左の遮蔽体38(遮音体)により抑えられる。
【0026】
図2に示すように、遮蔽体34,37、右及び左の遮蔽体38が地面に接する状態で走行しても、地面に沿って馴染むように遮蔽体34,37、右及び左の遮蔽体38が変位するので、遮蔽体34,37、右及び左の遮蔽体38が走行の邪魔になるようなことがない。
【0027】
芝刈作業が終了した場合、前述のように、昇降シリンダ29により集草部5を平行に上昇駆動し、昇降シリンダ31により前壁部23(集草部5)に対し本体部24(集草部5)及び天井部25(集草部5)を横軸芯P2周りに上昇駆動して、刈芝を本体部24(集草部5)から下方に排出する場合(排出状態)、右及び左の遮蔽体38が任意に変位して邪魔になることがない。集草部5を前述の排出状態から図2に示す作業状態に戻す場合、右及び左の遮蔽体38が任意に変位して邪魔になることがないのであり、右及び左の遮蔽体38が図2に示す作業状態に支障なく戻る。
【0028】
[発明の実施の別形態]
前述の[発明の実施の形態]において、モアデッキ17の左右中央の後部に刈芝排出口21を備えたり、右及び左の伝動ケース11の間にダクト22を備えるのではなく、モアデッキ17の右又は左の端部に刈芝排出口21を備え、右又は左の後輪3の横外側にダクト22を備えるように構成してもよい。
【0029】
前述のように構成した場合、ダクト22が本体部24(集草部5)又は天井部25(集草部5)の右又は左の横壁部分に挿入される状態となるのであり、右及び左の遮蔽体38の前の端部を所定間隔を置いて離す必要が無い(右及び左の遮蔽体38の前の端部を延長して接続すればよい)。前述のようにモアデッキ17の右又は左の端部に刈芝排出口21を備えた場合、刈芝排出口21の部分にブロア(図示せず)を備えて、ブロアの風により刈芝をダクト22から集草部5に供給するように構成してもよく、モア4を機体の前部(右及び左の前輪2の前側)に備えるように構成してもよい。
【0030】
前述の[発明の実施の形態]において、右及び左の遮蔽体38の後の端部を所定間隔を置いて離して、右及び左の遮蔽体38の後の端部の間に開放部39を形成するのではなく、右及び左の遮蔽体38の後の端部を延長して接続し、本体部24(集草部5)の後壁部分に対応する右及び左の遮蔽体38の部分に開口部を備えて、開放部39としてもよい。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の特徴によると、乗用型芝刈機において、モアの刈刃やブロアの風により刈芝をダクトから集草部に供給するように構成した場合、モアの刈刃やブロアの風による騒音が遮音体によって抑えられ、モアの刈刃やブロアの風による騒音が集草部から右及び左の横外方に出て行く状態を抑えることができるようになって、乗用型芝刈機の作業環境を良いものにすることができた。
請求項1の特徴によると、集草部の後部を開放する開放部を備えることによって、集草部に刈芝が充分に詰め込まれないと言う状態を避け、集草部の右及び左側に均等に刈芝が詰め込まれるようにすると言う面で有利なものとして、乗用型芝刈機の作業性能を確保している。
【0032】
請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項2の特徴によると、遮音体を可撓性を備えたシート状に構成することにより、モアの刈刃やブロアの風による騒音が集草部から右及び左の横外方に出て行く状態を抑える為に、例えば遮音体を地面に接するまで下方に延出しても、遮音体が走行の邪魔になるようなことがないので、乗用型芝刈機の作業性能を確保しながら、乗用型芝刈機の作業環境を良いものにすることができた。
【0033】
請求項3の特徴によると、請求項1又は2の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項3の特徴によると、集草部の右及び左の横側部から所定間隔を置いて遮音体を配置し、集草部の右及び左の横側部と遮音体との間に空間を形成することにより、モアの刈刃やブロアの風が集草部の排風部から前述の空間を介して排出され易くなるようにし、集草部に刈芝が充分に詰め込まれないと言う状態を避けることにより、乗用型芝刈機の作業性能を確保している。
【図面の簡単な説明】
【図1】遮音体を取り付けていない状態での乗用型芝刈機の全体側面図
【図2】遮音体を取り付けている状態での乗用型芝刈機の全体側面図
【図3】遮音体を取り付けている状態での乗用型芝刈機の横断平面図
【図4】遮音体を取り付けている状態での集草部の背面図
【符号の説明】
4 モア
5 集草部
22 ダクト
30 排風部
38 遮音体
39 開放部

Claims (3)

  1. モアと、前記モアから排出された刈芝を後方に案内するダクトとを機体に備え、刈芝を機体の後部に備えられた集草部に前記ダクトを介して供給するように構成し、前記ダクトから供給される風を排出する排風部を前記集草部に備えると共に、
    前記集草部から前後左右の横外方に出る騒音を抑えるように、集草部の前後左右の周辺部分に外側から集草部を覆う遮音体を設け、
    前記集草部の後部側に位置する前記遮音体の一部に、集草部の前部側に位置する前記ダクトの供給口に対向する部位において、前記ダクトからの排風が後方外方へ排出されることを許容する開放部を備えてある乗用型芝刈機。
  2. 前記遮音体が可撓性を備えたシート状に構成されている請求項1に記載の乗用型芝刈機。
  3. 前記集草部の右及び左の横側部から所定間隔を置いて前記遮音体が配置されている請求項1又は2に記載の乗用型芝刈機。
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