JP3966684B2 - コイン処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機等に内蔵されたコイン処理装置であり、特にコインチューブの下方に設置されたボトムベースの係脱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコイン処理装置は、投入コインを金種別に収納するコインチューブを有し、釣銭を払い出す際は釣銭払い出し装置を駆動してコインチューブからコインを落下させ、この落下コインをボトムベースを通じて返却通路に導き、返却口に案内する。
【0003】
ここで、ボトムベースは釣銭払い出し装置と返却通路との間に配置されているが、釣銭払い出し装置とボトムベースとの間に堆積した塵埃やコインと構成部品との間の摩耗粉により、また、釣銭払い出し装置の不具合により、釣銭コインが釣銭払い出し装置とボトムベースとの間に詰まる場合がある。
【0004】
このような釣銭詰まりを解消するため、従来、ボトムベースの構造として図11乃至図13の(a)(b)(c)(d)に示すものが提案されている。ここで、図11はボトムベースが設置されているコイン処理装置の下部を示す正面図、図12はボトムベースの底面図、図13の(a)(b)(c)(d)はボトムベースの取り外し操作を示す側面図である。
【0005】
このボトムベース1はコイン処理装置本体2の下部に設置されているもので、具体的に説明すれば、図示しないコインチューブの下方に図示しない釣銭払い出し装置が設置され、この釣銭払い出し装置の下方にボトムベース1が設置されている。また、ボトムベース1はコイン処理装置本体2の側板2aに設置されるもので、ボトムベース1の側板1aの後側には支持突起1bを有し、また、側板1aの前側には案内突起1c及び係止棒1dを有している。この係止棒1dは弾性の把持具1eに連結しており、図12の矢印に示すように、把持具1eを把持することにより係止棒1dがボトムベース1の内側に引かれる。
【0006】
一方、このボトムベース1を支持するコイン処理装置本体2の側板2aには、その後側に支持突起1bを案内支持する略逆L字状の支持溝2bを形成し、前側には案内突起1cを案内する案内溝2cと係止棒1dを支える係止穴2dを形成している。
【0007】
このように構成されたボトムベース1は、コイン処理装置本体2に装着された状態では、図13の(a)に示すように、支持突起1bが支持溝2bの上端に支持される一方、係止棒1dが係止穴2dに支持されており、これにより、ボトムベース1がコイン処理装置本体2の側板2aに支持されている。
【0008】
次に、コイン詰まり等を解消するため、ボトムベース1を側板2aから外すときは、図12の矢印に示すように、把持具1eを把持し係止棒1dの先端をボトムベース1の内側に向かって引き、係止穴2dから係止棒1dを外す。しかる後、図13の(b)に示すように、支持突起1bを軸としてボトムベース1を下方に回転させ、図13の(c)に示すように、ボトムベース1を下方に向かって吊した状態にする。そして、図13の(d)の太矢印に示すように、支持突起1bを支持溝2bを通じて下方に向かって引き下げ、ボトムベース1をコイン処理装置本体2から外す。
【0009】
これにより、ボトムベース1の上方に配置された釣銭払い出し装置にコインが詰まった場合でも、コイン処理装置本体2の下方から手指を入れてコインを外すことができるし、また、釣銭払い出し装置とボトムベース1との間に挟まったコインも取り出すことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このようにボトムベース1を着脱することによりコイン詰まりを解消することができるが、従来のボトムベース1は図13に示すように下方に向かって回転させるため、このボトムベース1の下方に大きな回転空間が必要となる。
【0011】
ところで、このボトムベース1の下方にはこれを通過した釣銭コインを受ける返却通路が近接配置されている場合が多いため、既設状態のコイン処理装置ではボトムスペースの下方には大きな回転空間を取ることができない。このため、実際のコイン詰まりの解消作業では、まず、コイン処理装置全体を自動販売機等から外し、しかる後、ボトムベース1をコイン処理装置本体2から外して実施していた。また、このような作業はボトムベース1の清掃作業でも同様の手順となっている。
【0012】
この従来のボトムベース1においては、側板2aの支持溝2bにはボトムベース1を前後にスライドし得る横溝部2eを有するが、この横溝部2eを通じてボトムベース1を前後にスライドするためには、図13の(b)に示すように、ボトムベース1を下方に向かって回転させ、案内溝2cから案内突起1cを外す必要があるし、また、このような案内突起1cの外し操作を可能にする回転空間があったとしても、この横溝部2eが僅かな距離となっているため、ボトムベース1を前方に引き出した際、ボトムベース1の前面側の僅かな場所のみが開放されるに過ぎないため、コイン詰まりの解消作業や清掃作業が実質的には不可能なものとなっている。
【0013】
従って、これではコイン詰まりの度に、また、ボトムベース1の清掃作業の度に、コイン処理装置全体を外さなければならず、コイン詰まりの解消作業や清掃作業が面倒なものとなっていた。
【0014】
本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、コイン詰まりの解消や清掃作業が簡単なコイン処理装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記従来の課題に鑑み、請求項1の発明は、下面を開口した四角箱状のコイン処理装置本体に嵌め込まれたコインチューブと、該コインチューブから払い出される釣銭コインを返却通路に導くボトムベースとを備え、該ボトムベースを該コイン処理装置本体の左右に位置する各側板間の下部に設置したコイン処理装置において、前記ボトムベースの左右に位置する各側板の前後には外方に突出した支持突起を設けるとともに、前後の各支持突起の前面側及び後側の支持突起の後面側には該ボトムベースの各側板との間で鋭角となる傾斜面を設け、前記コイン処理装置本体の各側板には該各支持突起を前後にスライド自在でかつ上下に回動自在に案内する長穴で形成した案内穴を設けるとともに、該コイン処理装置本体の各側板の下端内面には下端に向かうに従って外方向に傾斜したテーパー面を形成した構造となっている。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1に係るコイン処理装置において、ボトムベースの側板の前側には外方に突出した係止突起を一体に設け、コイン処理装置本体の側板には係止突起が係脱自在の係止穴を設けた構造となっている。この発明によれば、係止突起をボトムベースの側板に一体に形成しているため、従来の如く係止棒等の別部品を用意する必要がない。
【0018】
請求項3の発明は、請求項2に係るコイン処理装置において、係止突起の前面側にはボトムベースの側板との間で直角となる垂直面を有する構造となっている。この発明によれば、ボトムベースの装着状態時は係止突起の垂直面が案内穴等の前端に対向しボトムベースの前方への移動を規制する。
【0019】
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に係るコイン処理装置において、係止突起はボトムベースの側板から前面側に延在したを弾性の把持板に形成した構造となっている。この発明によれば、把持板の弾性を利用して係止突起を係止穴から外したり、或いは、係止突起を係止穴に挿入することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1乃至図10は本発明に係るコイン処理装置の一実施形態を示すもので、図1はコイン処理装置の外観斜視図、図2はボトムベースの斜視図、図3はボトムベースの側面図、図4の(a)(b)は係止突起を示す図、図5の(a)(b)(c)は係止突起の外し操作を示す断面図、図6の(a)(b)(c)は前側支持突起を示す図、図7の(a)(b)は後側支持突起を示す図、図8の(a)(b)(c)はボトムベースの引き出し操作及び取り外された状態を説明する側面図、図9の(a)(b)はボトムベースの収納方法の初期工程を示す側面図、図10の(a)(b)はボトムベースの収納方法の終了工程を示す側面図である。
【0021】
まず、自動販売機に内蔵されているコイン処理装置の概要を図1を参照して説明する。コイン処理装置の筐体を構成するコイン処理装置本体10の内部にはその上部にコイン投入口101を有し、このコイン投入口101を通じてコインを導入する。この導入されたコインは、コイン投入口101の下部に配置されたコイン識別部(図示しない)で正偽及び金種が判定される。このコイン識別部で偽貨と判定されたものは、返却通路を通じて自動販売機の返却口(図示しない)に返却される。一方、正貨と判定されたコインはコイン識別部の下方に配置されたコインチューブ103に案内され、これに積み重ねながら収納される。また、コインチューブ103に収納されたコインは釣銭コインとして利用され、釣銭を払い出すときはコインチューブ103の下方に設置された図示しない釣銭払い出し装置が駆動する。この釣銭払い出し装置の下方には釣銭払い出し装置により選択された釣銭コインを図8に示す返却通路104に導くボトムベース20が設置されている。
【0022】
本実施形態はこのボトムベース20の引き出し構造に特徴的構成を有するもので、その他の構成は従来のコイン処理装置と同様の構成となっている。以下、本実施形態に係るボトムベース20の構造及びこれの引き出し構造を説明する。
【0023】
ボトムベース20は、図2に示すように、偏平箱状に形成したもので、上面には釣銭払い出し装置から払い出されたコインを下方に向かって案内するコイン通過穴201を有している。また、ボトムベース20の側板202にはその下寄りの前側には係止突起203が外方に突出し、上寄りの前後には前側支持突起204と後側支持突起205が同じく外方に突出している。
【0024】
この係止突起203は、図4の(a)(平面図)及び図4の(b)(側面図)に示すように、略偏平円柱状に形成され、その周側面のうち、前側側面には側板202から垂直に立ち上がった垂直面203aと垂直面203aの上端から側板202に対して鋭角となっている前側傾斜面203bを有する一方、後側側面には側板202に対して鋭角の後側傾斜面203cを有している。
【0025】
前側支持突起204は、図6の(a)(平面図)、図6の(b)(側面図)及び図6の(c)(正面図)に示すように、略偏平円柱状に形成され、その周側面のうち、前面及び上面に側板202に対して鋭角の上側傾斜面204aと前側傾斜面204bを有している。
【0026】
後側支持突起205は、図7の(a)(側面図)及び図7の(b)(平面図)に示すように、略円錐台形状に形成され、その周側面のうち、前後には側板202に対して鋭角の前側傾斜面205aと後側傾斜面205bを有している。
【0027】
また、係止突起203が形成されている側板202には把持板206が形成されている。この把持板206は、図2及び図3に示すように、側板202の係止突起203と前側支持突起204との間からボトムベース20の前面板207に亘ってスリット208を形成し、このスリット208よりも下方の板で構成したものである。また、把持板206の先端は内側に屈曲して引っ掛け部206aを形成し、人の指が容易に引っかけられるようにしている。
【0028】
このように構成されたボトムベース20はコイン処理装置本体10の側板105の下部に収納されている。この側板105の下部側の構造を主に図8及び図9を参照して説明する。即ち側板105の下部には前後方向に延びる長穴で形成された案内穴105aを有し、この案内穴105aにボトムベース20の前後の支持突起204,205が摺動自在及び回動自在に嵌め込まれている。また、側板105の下部の前側には係止穴105bが穿設されており、この係止穴105bにボトムベース20の係止突起203が嵌め込まれている。
【0029】
以上のように構成されたボトムベース20において、ボトムベース20の引き出し作業を図5及び図8を参照して説明する。
【0030】
ボトムベース20の待機状態、即ちコイン処理装置本体10にボトムベース20を収納した状態では、係止突起203の垂直面203aが案内穴105aの前端に垂直に対向しているため、ボトムベース20がコイン処理装置本体10の前面開口から抜け出ることがない。このボトムベース20をコイン処理装置本体10から引き出すときは、図5に示す引っ掛け部206aをコイン処理装置本体10の前面側から片方の手指で把持し、図5の(b)に示すように、引っ掛け部206aを内側に向かって力を加える。これにより、把持板206が内側に向かって湾曲し、係止穴105bに嵌まっている係止突起203が外れる。ここで、係止突起203の前面には傾斜面203bが形成されているため、係止突起203が係止穴105bの内周縁に係止することなく容易に外れる。次に、図5の(c)及び図8の(b)に示すように、把持状態でボトムベース20を手前側に向かって引く。このボトムベース20を引き出すとき、前側支持突起204の前側が案内穴105aの前端に当たるが、この前側支持突起204の前側が傾斜面204bとなっており、また、コイン処理装置本体10の側板105の内面に案内穴105aの前端に向かって延びる案内溝105cを形成しているため、前側支持突起204が案内穴105aの前端を滑るように乗り越え、ボトムベース20が円滑に前方に引き出される。このボトムベース20を更に前方に引き出すと後側支持突起205の前側が案内穴105aの前端に当たる。このとき、後側支持突起205は、前側支持突起204に比べ、その高さ(外方への突出量)が高く形成しているため、ここで一旦停止する。更に強い力でボトムベース20を前方に引き出すと、後側支持突起205の前側の傾斜面205aが側板105を乗り越える。このように、強いてボトムベース20をコイン処理装置本体10から完全に外すことも決して不可能というわけではないが、通常のコイン詰まりの解消や清掃時はボトムベース20を完全に外す必要がない。
【0031】
一方、ボトムベース20をコイン処理装置本体10に収納するときは、図9及び図10に示すように操作する。ボトムベース20は、通常、工場出荷時にコイン処理装置本体10に収納するが、図1に示すように、コイン処理装置本体10の側板105の下端内面には下端に向かうに従って外方向に傾斜したテーパ面105dを形成しており、このテーパ面105dにボトムベース20の後端を合わせコイン処理装置本体10の下方から側板105間に押し付ける(図9の(a)の上方向き矢印)。これにより、後側支持突起205の傾斜面205bがテーパ面105dを押し広げながら側板105間に入り込み、図9の(a)に示すように後側支持突起205が案内穴105aに嵌まる。その後、後側支持突起205を軸としてボトムベース20を図9の(b)に示すように上方に向かって回転させる(図10の(a))。ここで、前側支持突起204の上部が側板105の下端に当たるが、前側支持突起204の上部が傾斜面204aとなっているため、側板105の下端を容易に乗り越え、側板105の下端を押し広げるため、前側支持突起204が円滑に案内穴105aに嵌まる。ここで、係止突起203の上側にはテーパが無いが、前側支持突起204が側板105の下端を押し広げるため、引っ掛け部206を把持しなくても係止突起203は側板105に当たることがないか、又は、係止穴105bのテーパ面105cに当たるため、ボトムベース20の回転動作のみで係止突起203は係止穴105bに収まる。以上のように前後の支持突起204,205が案内穴105aに嵌まったとき、係止突起203が係止穴105bに嵌まる。これにより、図10の(b)に示すように、ボトムベース20がコイン処理装置本体10に収納される。
【0032】
以上、コイン処理装置本体10からボトムベース20を引き出す操作について説明したが、ボトムベース20を回転してその上面を開放することもできる。即ち、前述したように、図8の(a)(b)に示すように、把持部206aを把持してボトムベース20を途中まで引き出す。次いで、図9の(a)(b)の操作を逆に操作することにより、後側支持突起205を軸としてボトムベース20を下方に向かって回転する。これにより、ボトムベース20が吊り下げられた状態で開放される。このような操作は、自動販売機の扉体A(図8を参照)からコイン処理装置全体を外してメンテナンスを行う場合に有効な手段となっている。
【0033】
また、コイン詰まり時、釣銭払い出し装置とボトムベース20との間にコインが噛み込まれ、ボトムベース20を下方へ強く押し下げる力が加わって、ボトムベース20を前方に引き出せない場合がある。このようコイン詰まりのときは、コイン処理装置本体10の係止穴105b付近を外側に向かって押し広げるようにする。これにより、支持突起204が案内穴105aから外れ、ボトムベース20が図10の(a)に示したような状態、即ちボトムベース20の前部がコイン処理装置本体10より下方に外れた状態になり、この外れ動作によりコインの噛み込みが解かれ、前方のスライド操作が可能となる。
【0034】
本実施形態によれば、前述の如く、ボトムベース20がコイン処理装置本体10の側板105に前面から引き出し自在となっているため、ボトムベース20の引き出し作業及び収納作業は単にボトムベース20を前後に移動するだけで良く、コイン処理装置を扉体Aに装着した状態でボトムベース20を引き出すことができる。
【0035】
また、前後の支持突起204,205でボトムベース20がコイン処理装置本体10に支持されることはもとより、ボトムベース20を引き出す際、各傾斜面204bが案内穴105aの前端を乗り越えるため、ボトムベース20が円滑に引き出される。
【0036】
更に、係止突起203をボトムベース20の側板202に一体に形成しているため、従来の如く係止棒等の別部品を用意する必要がない。
【0037】
更にまた、ボトムベース20の収納時は係止突起203の垂直面203aがボトムベース20の前方への移動を規制する一方、係止突起203の後側傾斜面203cによりボトムベース20が円滑にコイン処理装置本体10内に移動する。
【0038】
更にまた、コイン処理装置全体を扉体Aから外し図9に示すようにメンテナンスを実施する際は、ボトムベース20がコイン処理装置本体10から吊り下げられた状態で外れることがないので、メンテナンス時にボトムベース20を紛失することがない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ボトムベースの引き出し作業或いは収納作業は単にボトムベースを前後に移動するだけであり、自動販売機の扉体に取り付けられているコイン処理装置を取り外すことなく、簡単にコイン詰まり等の不具合を解消することができる。また、ボトムベースを引き出す際、支持突起の傾斜面が案内穴の前端を乗り越えるため、ボトムベースが円滑に引き出される。
【0041】
請求項2の発明によれば、コイン処理装置本体の係止穴に係脱する係止突起をボトムベースの側板に一体に形成しているため、従来の如く係止棒等の別部品を用意する必要がなく、コストの低減を図ることができる。
【0042】
請求項3の発明によれば、ボトムベースの収納状態時は係止突起の垂直面が案内穴等の前端に対向しボトムベースの前方への移動を規制するため、ボトムベースが外れることがない。
【0043】
請求項4の発明によれば、把持板の弾性を利用して係止突起を係止穴から外したり、或いは、係止突起を係止穴に挿入することができ、ボトムベースの引き出し作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイン処理装置の外観斜視図
【図2】本発明に係るボトムベースの斜視図
【図3】本発明に係るボトムベースの側面図
【図4】本発明に係る係止突起を示す図
【図5】本発明に係る係止突起の外し操作を示す断面図
【図6】本発明に係る前側支持突起を示す図
【図7】本発明に係る後側支持突起を示す図
【図8】本発明に係るボトムベースの引き出し操作を説明する側面図
【図9】ボトムベースの収納方法の初期工程を示す側面図
【図10】ボトムベースの収納方法の終了工程を示す側面図である。
【図11】従来のボトムベースの取付状態を示す正面図
【図12】従来のボトムベースの底面図
【図13】従来のボトムベースの取り外し操作を説明する側面図
【符号の説明】
10…コイン処理装置本体、20…ボトムプレート、103…コインチューブ、104…返却通路、105…側板、105a…案内穴、105b…係止穴、202…側板、203…係止突起、203a…垂直面、203b,203c,204a,204b,205a,205b…傾斜面、206…把持板。
Claims (4)
- 下面を開口した四角箱状のコイン処理装置本体に嵌め込まれたコインチューブと、該コインチューブから払い出される釣銭コインを返却通路に導くボトムベースとを備え、該ボトムベースを該コイン処理装置本体の左右に位置する各側板間の下部に設置したコイン処理装置において、
前記ボトムベースの左右に位置する各側板の前後には外方に突出した支持突起を設けるとともに、前後の各支持突起の前面側及び後側の支持突起の後面側には該ボトムベースの各側板との間で鋭角となる傾斜面を設け、
前記コイン処理装置本体の各側板には該各支持突起を前後にスライド自在でかつ上下に回動自在に案内する長穴で形成した案内穴を設けるとともに、該コイン処理装置本体の各側板の下端内面には下端に向かうに従って外方向に傾斜したテーパー面を形成した
ことを特徴とするコイン処理装置。 - 前記ボトムベースの各側板の前側には外方に突出した係止突起を一体に設け、前記コイン処理装置本体の各側板には該係止突起が係脱自在の係止穴を設けた
ことを特徴とする請求項1記載のコイン処理装置。 - 前記各係止突起の前面側には前記ボトムベースの各側板との間で略直角となる垂直面を有する
ことを特徴とする請求項2記載のコイン処理装置。 - 前記各係止突起は前記ボトムベースの各側板から前面側に一体に延在した弾性の把持板に形成した
ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のコイン処理装置。
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