JP3966252B2 - 有機el装置とその製造方法、及び電子機器 - Google Patents

有機el装置とその製造方法、及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP3966252B2
JP3966252B2 JP2003290653A JP2003290653A JP3966252B2 JP 3966252 B2 JP3966252 B2 JP 3966252B2 JP 2003290653 A JP2003290653 A JP 2003290653A JP 2003290653 A JP2003290653 A JP 2003290653A JP 3966252 B2 JP3966252 B2 JP 3966252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
light emitting
transport layer
hole injection
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003290653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005063762A (ja
Inventor
関  俊一
昌宏 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2003290653A priority Critical patent/JP3966252B2/ja
Priority to KR1020040058762A priority patent/KR100606181B1/ko
Priority to TW093123245A priority patent/TWI268733B/zh
Priority to US10/914,043 priority patent/US7294960B2/en
Priority to CNB2004100564674A priority patent/CN100414735C/zh
Publication of JP2005063762A publication Critical patent/JP2005063762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3966252B2 publication Critical patent/JP3966252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/30Devices specially adapted for multicolour light emission
    • H10K59/35Devices specially adapted for multicolour light emission comprising red-green-blue [RGB] subpixels
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/14Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of the electroluminescent material, or by the simultaneous addition of the electroluminescent material in or onto the light source
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/26Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the composition or arrangement of the conductive material used as an electrode
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/14Carrier transporting layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K85/00Organic materials used in the body or electrodes of devices covered by this subclass
    • H10K85/10Organic polymers or oligomers
    • H10K85/111Organic polymers or oligomers comprising aromatic, heteroaromatic, or aryl chains, e.g. polyaniline, polyphenylene or polyphenylene vinylene
    • H10K85/113Heteroaromatic compounds comprising sulfur or selene, e.g. polythiophene
    • H10K85/1135Polyethylene dioxythiophene [PEDOT]; Derivatives thereof

Description

本発明は、個々の有機EL素子の特性向上を図り、これによって表示特性の向上を図った有機EL装置とその製造方法、及び電子機器に関する。
近年、自発発光型ディスプレイとして、発光層に有機物を用いた有機エレクトロルミネセンス素子(以下、有機EL素子と称する)の開発が進められている。このような有機EL素子を多数備えて構成される有機EL装置では、発光層やキャリア注入/輸送層、すなわち正孔注入/輸送層や電子注入/輸送層などの機能層を形成するための機能性材料が、得られる有機EL装置の特性等を決定するうえで重要な要素の一つとなっている。
このような有機EL装置としては、特に発光層形成材料が高分子材料である場合、機能層が発光層と正孔注入/輸送層とから形成されているのが一般的である(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。このような有機EL装置では、例えばフルカラー表示をなす装置の場合、有機EL素子として赤色発光をなす素子と緑色発光をなす素子と青色発光をなす素子とを備えて構成されている。これら各色の発光をなす有機EL素子は、各色毎に発光層の材料が異なるものの、他の機能層、すなわち正孔注入/輸送層についてはその材料が共通とされ、これによって生産性の向上が図られている。
なお、機能層以外の構成については、特に陰極の構成を色間で変えるものが知られている。具体的には、青色の発光をなす有機EL素子についてのみ発光層側にLiFを設け、陰極を構成しているのものが知られている。
特開2000−323276号公報 特開2002−231447号公報
ところで、前記の有機EL装置においては、特にフルカラー表示をなす装置の場合、各色毎に発光層の材料が異なることから、これら全ての色の素子が十分に最良の発光特性を発揮しているとはいえない状態にある。すなわち、色間で発光層の形成材料が異なるのに対して、正孔注入/輸送層が共通であり、また電子注入/輸送層についても各色共に有していないという点で共通となっているため、最良の発光をなす状態にない素子も形成されてしまっているのである。
しかしながら、近年では有機EL装置としてその表示特性の向上が強く要求されるようになってきており、したがって個々の有機EL素子についても、最良の発光特性を発揮することが強く望まれている。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、個々の有機EL素子に最良の発光特性を発揮させるようにし、これによって表示特性の向上を図った有機EL装置とその製造方法、及び電子機器を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の有機EL装置は、一対の電極とこれら電極間に設けられた少なくとも発光層及び正孔注入/輸送層を含む機能層を有する有機EL素子を、複数備えてなる有機EL装置において、前記有機EL素子のうちの一の有機EL素子の正孔注入/輸送層が、他の有機EL素子の正孔注入/輸送層と異なる構成となっていることを特徴としている。
このようにすれば、例えば発光層の形成材料に応じて正孔注入/輸送層の正孔注入/輸送性を変えることで、各有機EL素子毎に最良の発光特性を発揮させることが可能になる。
また、この有機EL装置によれば、一の有機EL素子の機能層の構成が、他の有機EL素子の機能層の構成に対して、発光層以外の構成要素について異なっているので、例えば発光層の形成材料毎にそれぞれ最良の発光特性を発揮させる機能層構成とすることにより、各有機EL素子の発光特性がより良好なものとなる。また、同一の材料からなる発光層を有した素子間に関しても、例えばこれら有機EL素子が有機EL装置中に設けられる位置によって求められる発光特性が異なる場合に、それぞれ求められる発光特性に応じた機能層構成とすることにより、各有機EL素子の発光特性がより良好なものとなる。
また、前記有機EL装置においては、前記有機EL素子のうちの一の有機EL素子の発光層と、他の有機EL素子の発光層とは、互いに発光する色が異なっていてもよい。
この場合に、前述したように発光層の形成材料毎にそれぞれ最良の発光特性を発揮させる機能層構成とすることにより、各有機EL素子の発光特性がより良好なものとなる。
また、前記有機EL装置においては、前記有機EL素子のうちの一の有機EL素子が電子注入/輸送層を備えており、他の有機EL素子が電子注入/輸送層を備えていないことを特徴とする。
この場合に、例えば特定の発光層に対してのみ必要であり、他の発光層に対しては不要であるような電子注入/輸送層を、有機EL素子に対して選択的付加することで、全ての有機EL素子について最良の発光特性を発揮させることが可能になる。
また、この場合に、例えば特定の発光層に対してのみ必要であり、他の発光層に対しては不要であるような機能層について、選択的に機能層を付加することで全ての有機EL素子について最良の発光特性を発揮させることが可能になる。
また、前記有機EL装置においては、前記有機EL素子のうちの一の有機EL素子の、少なくとも発光層以外の機能層の構成要素と、他の有機EL素子において前記一の有機EL素子における機能層の構成要素と同等の機能をなす構成要素とが、互いに異なる構成となっていてもよい。
このようにすれば、発光層に対する発光層以外の機能層の構成要素として、性能に関して微妙な差を有する材料を用いることが可能になる。
また、前記有機EL装置においては、前記一の有機EL素子と前記他の有機EL素子との間において、互いに異なる構成となっている構成要素が、正孔注入/輸送層であってもよい。
このようにすれば、例えば発光層の形成材料に応じて正孔注入/輸送層の正孔注入/輸送性を変えることで、各有機EL素子毎に最良の発光特性を発揮させることが可能になる。
なお、この有機EL装置においては、前記一の有機EL素子における正孔注入/輸送層の形成材料がポリチオフェン誘導体であってもよい。また、その場合に、正孔注入/輸送層の形成材料が3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合物であってよい。
ポリチオフェン誘導体として例えば3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンは、良好な正孔注入/輸送性を有することから、これを用いることによって得られた正孔注入/輸送層は発光層に対してより良好な発光特性を発揮させるようになる。
また、前記有機EL装置においては、前記一の有機EL素子における正孔注入/輸送層の形成材料と前記他の有機EL素子における正孔注入/輸送層の形成材料とがいずれも3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合物であり、これら一の有機EL素子と他の有機EL素子とでは、前記混合物中の3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合比が異なるよう構成されていてもよい。
このようにすれば、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合比が異なることにより、形成される正孔注入/輸送層の抵抗値が異なるようになり、したがってこれら正孔注入/輸送層間で正孔注入/輸送性も異なるようになる。よって、例えば発光層の形成材料に応じた正孔注入/輸送性を有する正孔注入/輸送層を各有機EL素子毎に形成することにより、各有機EL素子毎に最良の発光特性を発揮させることが可能になる。
なお、この有機EL装置においては、前記混合物中の3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合比が、1:10〜1:30の範囲で異なるのが好ましい。
このようにすれば、得られる正孔注入/輸送層の抵抗値が要求される正孔注入/輸送性を確保するうえで良好になる。
また、前記有機EL装置においては、前記一の有機EL素子における正孔注入/輸送層の形成材料と前記他の有機EL素子における正孔注入/輸送層の形成材料とがいずれも3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合物であり、これら一の有機EL素子と他の有機EL素子とでは、その形成材料となる前記混合物の平均粒子径が異なるよう構成されていてもよい。
このようにすれば、前記混合物の平均粒子径が異なることにより、形成される正孔注入/輸送層の抵抗値が異なるようになり、したがってこれら正孔注入/輸送層間で正孔注入/輸送性も異なるようになる。よって、例えば発光層の形成材料に応じた正孔注入/輸送性を有する正孔注入/輸送層を各有機EL素子毎に形成することにより、各有機EL素子毎に最良の発光特性を発揮させることが可能になる。
なお、この有機EL装置においては、前記混合物の平均粒子径が、20〜60nmの範囲で異なるのが好ましい。
このようにすれば、得られる正孔注入/輸送層の抵抗値が要求される正孔注入/輸送性を確保するうえで良好になる。
また、前記有機EL装置においては、前記有機EL素子のうちの一の有機EL素子において備えられておらず、他の有機EL素子においてその発光層以外の機能層の構成要素として備えられているものが、電子注入/輸送層であってもよい。
この場合に、例えば特定の発光層に対してのみ必要であり、他の発光層に対しては不要であるような電子注入/輸送層を、有機EL素子に対して選択的付加することで、全ての有機EL素子について最良の発光特性を発揮させることが可能になる。
なお、この有機EL装置においては、前記電子注入/輸送層の形成材料が、有機金属化合物からなっていてもよい。
このようにすれば、前記電子注入/輸送層の形成材料を例えば液滴吐出法等の湿式法で配することが可能となり、したがって製造上有利となる。
また、この有機EL装置においては、前記有機金属化合物中の金属の仕事関数が3.0eV以下であるのが好ましい。
このようにすれば、前記有機金属化合物から形成された電子注入/輸送層がより良好な電子注入/輸送性を有するものとなる。
また、前記有機EL装置においては、赤色の発光をなす有機EL素子と緑色の発光をなす有機EL素子と青色の発光をなす有機EL素子とを備えているのが好ましい。
このようにすれば、フルカラー表示が可能となる。
本発明の有機EL装置の製造方法は、 一対の電極とこれら電極間に設けられた少なくとも発光層及び正孔注入/輸送層を含む機能層を有する有機EL素子を、複数備えてなる有機EL装置の製造方法であって、
前記有機EL素子のうちの一の有機EL素子の正孔注入/輸送層を、他の有機EL素子の正孔注入/輸送層と異なる構成となるように形成することを特徴としている。
このようにすれば、例えば発光層の形成材料に応じて正孔注入/輸送層の正孔注入/輸送性を変えることで、各有機EL素子毎に最良の発光特性を発揮させることが可能になる。
また、この有機EL装置の製造方法によれば、一の有機EL素子の機能層の構成を、他の有機EL素子の機能層の構成に対して、発光層以外の構成要素について異なるように形成するので、前述したように例えば発光層の形成材料毎にそれぞれ最良の発光特性を発揮させる機能層構成とすることにより、各有機EL素子の発光特性をより良好にすることが可能となる。また、同一の材料からなる発光層を有した素子間に関しても、例えばこれら有機EL素子が有機EL装置中に設けられる位置によって求められる発光特性が異なる場合に、それぞれ求められる発光特性に応じた機能層構成とすることにより、各有機EL素子の発光特性をより良好にすることが可能となる。
また、前記有機EL装置の製造方法においては、前記機能層のうちの少なくとも一層を、その形成材料を含有する液状体を液滴吐出法によって配することで形成するのが好ましい。
このようにすれば、液滴吐出法を採用することで液状体を所望する箇所に所望する量、精度良く配することが可能となり、したがって各有機EL素子毎にその機能層の構成を変えることが容易になる。
本発明の電子機器では、前記の有機EL装置、あるいは前記の製造方法によって得られた有機EL装置を備えたことを特徴としている。
この電子機器によれば、各有機EL素子の発光特性がより良好に形成された有機EL装置を備えているので、この有機EL装置を表示部とすることでより良好な表示特性を有したものとなる。
以下、本発明を詳しく説明する。
図1、図2は本発明の有機EL装置を、フルカラー表示をなすアクティブマトリクス型のディスプレイに適用した場合の一例を示すもので、これらの図において符号1は有機EL装置である。
図1に本例の有機EL装置1の配線構造の平面模式図を示し、図2には本例の有機EL装置1の平面模式図及び断面模式図を示す。
図1に示すように、本例の有機EL装置1は、複数の走査線101と、走査線101に対して交差する方向に延びる複数の信号線102と、信号線102に並列に延びる複数の電源線103とがそれぞれ配線されて構成されたもので、走査線101及び信号線102の各交点付近に画素領域Aを形成したものである。
信号線102には、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン及びアナログスイッチを備えたデータ側駆動回路104が接続されている。また、走査線101には、シフトレジスタ及びレベルシフタを備えた走査側駆動回路105が接続されている。
さらに、画素領域Aの各々には、走査線101を介して走査信号がゲート電極に供給される第1の薄膜トランジスタ122と、この第1の薄膜トランジスタ122を介して信号線102から供給される画素信号を保持する保持容量capと、該保持容量capによって保持された画素信号がゲート電極に供給される第2の薄膜トランジスタ123と、この第2の薄膜トランジスタ123を介して電源線103に電気的に接続したときに該電源線103から駆動電流が流れ込む画素電極(陽極)111と、この画素電極111と対向電極(陰極)12との間に挟み込まれた発光部110とが設けられている。これら画素電極111と対向電極12、および発光部110により、本発明における有機EL素子が構成されている。
このような構成によれば、走査線101が駆動されて第1の薄膜トランジスタ122がオンになると、そのときの信号線102の電位が保持容量capに保持され、該保持容量capの状態に応じて、第2の薄膜トランジスタ123のオン・オフ状態が決まる。そして、第2の薄膜トランジスタ123のチャネルを介して、電源線103から画素電極111に電流が流れ、さらに発光部110を介して陰極12に電流が流れる。発光部110は、これを流れる電流量に応じて発光する。
次に、図2(a)及び図2(b)に示すように、本例の有機EL装置1は、ガラス等からなる透光性の基板2と、この基板2上にマトリックス状に形成配置された多数の有機EL素子と、これら有機EL素子を封止する封止基板とを具備して構成されたものである。基板2上に形成された有機EL素子は、前述したように画素電極111と、発光部110と、陰極12とによって構成されたものである。
基板2は、例えばガラス等の透明性(透光性)を有するものである。この基板2の中央には表示領域2aが設けられており、基板2の周縁部、すなわち表示領域2aの外側には非表示領域2bが設けられている。
表示領域2aは、マトリックス状に配置された有機EL素子によって形成された領域であって、有効表示領域となる領域である。また、非表示領域2bには、表示領域2aに隣接してダミー表示領域2dが形成されている。
また、図2(b)に示すように、有機EL素子及びバンク部からなるEL素子部11と基板2との間には、回路素子部14が形成されており、この回路素子部14には前記走査線、信号線、保持容量、第1の薄膜トランジスタ、第2の薄膜トランジスタ123等が形成されている。
陰極12は、その端部が基板2上に形成された陰極用配線12aに接続されており、この配線の端部がフレキシブル基板5上の配線5aに接続されている。また、配線5aは、フレキシブル基板5上に備えられた駆動IC6(駆動回路)に接続されている。
また、図2(a)及び図2(b)に示すように、回路素子部14の非表示領域2bには、前記電源線103(103R、103G、103B)が配設されている。
また、表示領域2aの図2(a)中両側には、前記走査側駆動回路105、105が配置されている。この走査側駆動回路105、105は、ダミー領域2dの下側の回路素子部14内に設けられたものである。さらに、回路素子部14内には、走査側駆動回路105、105に接続された駆動回路用制御信号配線105aと駆動回路用電源配線105bとが設けられている。
また、表示領域2aの図2(a)中上側には、検査回路106が配置されている。この検査回路106により、製造途中や出荷時における表示装置の品質、欠陥の検査が行われるようになっている。
また、図2(b)に示すように、EL素子部11上には封止部3が形成されている。この封止部3は、基板2上に塗布された封止樹脂603と、封止基板604とから構成されたものである。封止樹脂603としては、熱硬化樹脂あるいは紫外線硬化樹脂等が用いられるが、特にエポキシ樹脂が好適に用いられる。
この封止樹脂603は、例えばマイクロディスペンサ等によって基板2の周囲に環状に塗布され、基板2と封止基板604とを接合したものである。このような構成のもとに封止樹脂603は、基板2と封止基板604との間から封止基板604内部に水や酸素が侵入するを防ぎ、陰極12またはEL素子部11内に形成された発光層(図示せず)が酸化されるのを防止するようになっている。
封止基板604は、ガラス又は金属からなるもので、封止樹脂603を介して基板2に接合されており、その内側には凹部604aが形成されている。この凹部604aには水や酸素を吸収するゲッター剤605が貼り付けられており、缶封止基板604の内部に侵入した水又は酸素を吸収できるようになっている。
次に、図3に、有機EL装置1における表示領域の断面構造を拡大した図を示す。この図3には3つの画素領域Aを示している。有機EL装置1は、基板2上に、TFTなどの回路等が形成された回路素子部14と、発光部110が形成されたEL素子部11とが順次積層されて構成されている。
この有機EL装置1においては、発光部110から基板2側に発した光が、回路素子部14及び基板2を透過して基板2の下側(観測者側)に出射されるとともに、発光部110から基板2の反対側に発した光が陰極12により反射されて、回路素子部14及び基板2を透過して基板2の下側(観測者側)に出射されるようになっている。
なお、陰極12として透明な材料を用いることにより、この陰極12側から光を出射させることも可能である。
回路素子部14には、基板2上にシリコン酸化膜からなる下地保護膜2cが形成され、この下地保護膜2c上には多結晶シリコンからなる島状の半導体膜141が形成されている。なお、半導体膜141には、ソース領域141a及びドレイン領域141bが高濃度Pイオン打ち込みによって形成されており、また、Pが導入されなかった部分はチャネル領域141cとなっている。
さらに、回路素子部14には、下地保護膜2c及び半導体膜141を覆う透明なゲート絶縁膜142が形成され、ゲート絶縁膜142上にはAl、Mo、Ta、Ti、W等からなるゲート電極143(走査線101)が形成され、ゲート電極143及びゲート絶縁膜142上には透明な第1層間絶縁膜144aと第2層間絶縁膜144bとが形成されている。ゲート電極143は、半導体膜141のチャネル領域141cに対応する位置に設けられている。
また、第1、第2層間絶縁膜144a、144bには、半導体膜141のソース・ドレイン領域141a、141bにそれぞれ接続されるコンタクトホール145、146が形成されており、これらコンタクトホール145、146内にはそれぞれ導電材料が埋め込まれている。
そして、第2層間絶縁膜144b上には、ITO等からなる透明な画素電極111が所定の形状にパターニングされて形成され、一方のコンタクトホール145がこの画素電極111に接続されている。
また、もう一方のコンタクトホール146が電源線103に接続されている。
このようにして、回路素子部14には、各画素電極111に接続された第2の薄膜トランジスタ123が形成されている。
なお、回路素子部14には、前述した保持容量cap及び第1の薄膜トランジスタ122も形成されているが、図3ではこれらの図示を省略している。
EL素子部11は、複数の画素電極111…上の各々に積層された発光部110と、各画素電極111及び発光部110の間に備えられて各発光部110を区画するバンク部112と、発光部110上に形成された対向電極(陰極)12とを主体として構成されている。
ここで、画素電極111は、透明導電性材料、例えばITOによって形成されたもので、平面視略矩形にパターニングされたものである。この各画素電極111…の間にはバンク部112が設けられている。
バンク部112は、基板2側にSiO等からなる無機バンク層112aと、この無機バンク層112a上に形成された有機バンク層112bとから構成されたものである。
無機バンク層112aは、画素電極111の周縁部上に乗上げるように形成されたもので、平面視した状態で画素電極111の周囲と無機バンク層112aとが平面的に重なるように配置された構造となっている。また、有機バンク層112bも、平面視した状態で画素電極111の一部と重なるように配置されている。
また、有機バンク層112bには開口部112cが形成されており、後述するようにこの開口部112c内に機能層の形成材料が配置され成膜されることにより、機能層からなる発光部110が形成されるようになっている。なお、有機バンク層112bは、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性、耐溶媒性のある材料によっって形成されている。
発光部110は、前述したように本発明における機能層によって構成されたもので、画素電極(陽極)111と対向電極(陰極)12との間に配設されたことにより、これら画素電極111と対向電極12と共に有機EL素子を構成するものとなっている。ここで、本例においては、前述したようにフルカラー表示をなすべく、赤色の発光をなす画素Rとなる有機EL素子と、緑色の発光をなす画素Gとなる有機EL素子と、青色の発光をなす画素Bとなる有機EL素子とが備えられている。
本例では、これら3種類の有機EL素子は、その発光部(機能層)110における発光層150(150R、150G、150B)の形成材料が、発光する各色に対応して互いに異なっており、したがってその構成が異なっている。また、正孔注入/輸送層151(151R、151G、151B)についても、発光層が発光する各色に対応して互いに異なっている。さらに、本例においては、青色の発光をなす有機EL素子にのみ、電子注入/輸送層152が形成されている。このような構成のもとに、赤色、緑色、青色の各色の発光をなす3種類の有機EL素子は、その発光部(機能層)110が、その発光層以外の構成要素について互いに異なって形成されたものとなっている。
なお、正孔注入/輸送層151は、画素電極(陽極)111の正孔を発光層150に注入する機能を有し、または正孔をその内部において輸送する機能を有したものである。このような正孔注入/輸送層を画素電極111と発光層150との間に設けることにより、発光層150の発光効率、寿命等の特性を向上させることができる。また、発光層150では、正孔注入/輸送層151から注入された正孔と、対向電極(陰極)12から注入される電子とが再結合し、発光がなされるようになっている。
本例において赤色の有機EL素子は、その正孔注入/輸送層151Rが、例えばポリアニリンとポリスチレンスルフォン酸(PSS)との混合物によって形成されている。具体的には、このポリアニリンとポリスチレンスルフォン酸(PSS)との混合物0.7重量部が、水50重量部、ジエチレングリコール(DEG)50重量部、界面活性剤(例えばサンフィノール61[商品名])0.1重量部が混合されてなる分散媒に分散され、正孔注入/輸送層151R形成用の液状材料とされる。そして、この液状材料が後述するように液滴吐出法で前記開口部112c内に配置され、厚さ50nm程度に成膜されることにより、正孔注入/輸送層151Rが形成されている。
また、この赤色の有機EL素子の正孔注入/輸送層151Rとしては、その形成材料の主成分が前記のポリアニリンとポリスチレンスルフォン酸との混合物に限定されることなく、他に例えば、ポリチオフェン誘導体として特に3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)と、ポリスチレンスルフォン酸(PSS)との混合物を主成分として用いることもできる。その場合にも、これを前記の分散媒(水/DEG/界面活性剤)に分散させて液状材料とし、これを液滴吐出法で前記開口部112c内に配置し成膜することにより、正孔注入/輸送層151Rを形成することができる。
ここで、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)とポリスチレンスルフォン酸(PSS)との混合物は、PSSからなる長い鎖中にPEDOTが結合した状態となり、これが分散媒に分散することによってゲルパーチィクルとなる。このゲルパーチィクルは、機械的に破砕分散させることでその平均粒子径を調整することが可能となり、また、この平均粒子径を調整することにより、得られる膜(正孔注入/輸送層)の抵抗値を調整することが可能となる。
赤色有機EL素子の正孔注入/輸送層151R用の形成材料主成分として、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)とポリスチレンスルフォン酸(PSS)との混合物を用いる場合、これらPEDOTとPSSとの配合比(重量比)を、1:10〜1:15とし、また、その平均粒子径を50〜60nm程度とする。このようにすることにより、得られる正孔注入/輸送層151Rの抵抗値を調整し、これによって後述する赤色有機EL素子用の発光層に最良の発光特性を発揮させることが可能になる。すなわち、PEDOTとPSSとの配合比(重量比)について、そのPSSの割合を高くすることにより、得られる膜(正孔注入/輸送層)の抵抗値を高くすることができ、また、混合物の平均粒子径を小さくすることにより、得られる膜(正孔注入/輸送層)の抵抗値を高くすることができる。したがって、前述したように混合比および平均粒子径を調整することにより、得られる正孔注入/輸送層151Rの抵抗値を比較的低くし、これによって赤色有機EL素子に最良の発光特性を発揮させることができるようになるのである。
緑色の有機EL素子については、その正孔注入/輸送層151Gが、前記の3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)とポリスチレンスルフォン酸(PSS)との混合物によって形成されている。この緑色有機EL素子の正孔注入/輸送層151G用の形成材料主成分としては、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)とポリスチレンスルフォン酸(PSS)との配合比(重量比)を約1:30とし、また、その平均粒子径を50〜60nm程度としたものが好適に用いられる。また、正孔注入/輸送層151G用の形成材料主成分としては、他に例えば、PEDOTとPSSとの配合比(重量比)を約1:20とし、また、その平均粒子径を20〜30nm程度としたものも好適に用いられる。
これら混合物にあっても、配合量として0.7重量部が前記の分散媒(水;50重量部/DEG;50重量部/界面活性剤;0.1重量部)に分散されて液状材料とされ、これが液滴吐出法で前記開口部112c内に配置され厚さ50nm程度に成膜されることにより、正孔注入/輸送層151Gとなる。
このような混合物を形成材料主成分として用いれば、前記の赤色有機EL素子の正孔注入/輸送層151R用として用いたPEDOTとPSSとの混合物よりも得られる膜(正孔注入/輸送層)の抵抗値が高くなり、したがって緑色有機EL素子に最良の発光特性を発揮させることができるようになる。
青色の有機EL素子についても、その正孔注入/輸送層151Bが、前記の3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)とポリスチレンスルフォン酸(PSS)との混合物によって形成されている。この青色有機EL素子の正孔注入/輸送層151B用の形成材料主成分としては、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)とポリスチレンスルフォン酸(PSS)との配合比(重量比)を約1:20とし、また、その平均粒子径を50〜60nm程度としたものが好適に用いられる。
この混合物にあっても、配合量として0.7重量部が前記の分散媒(水;50重量部/DEG;50重量部/界面活性剤;0.1重量部)に分散されて液状材料とされ、これが液滴吐出法で前記開口部112c内に配置され厚さ50nm程度に成膜されることにより、正孔注入/輸送層151Bとなる。
このような混合物を形成材料主成分として用いれば、前記の緑色有機EL素子の正孔注入/輸送層151G用として用いたPEDOTとPSSとの混合物よりも得られる膜(正孔注入/輸送層)の抵抗値が低くなり、したがって青色有機EL素子に最良の発光特性を発揮させることができるようになる。
赤色の有機EL素子における発光層150Rは、その形成材料として、以下の化合物1として示すCN−PPVが好適に用いられる。この化合物1は、例えばシクロヘキシルベンゼン(CHB)とイソプロピルビフェニル(IPBP)とを1:1で混合した溶媒に対して、約0.9重量%となるように配合され溶解されることにより、発光層150R形成用の液状材料とされる。そして、この液状材料が後述するように液滴吐出法で前記開口部112c内の前記正孔注入/輸送層151R上に配置され、厚さ80nm程度に成膜されることにより、発光層150Rが形成されている。なお、前記CN−PPVを用いた液状材料は、正孔注入/輸送層151Rとして前述した二種類のもののいずれに対しても用いられ、得られたCN−PPVからなる膜(発光層150R)は最良の発光特性を発揮するものとなっている。
Figure 0003966252
緑色の有機EL素子における発光層150Gは、その形成材料として、以下の化合物2として示すF8BTと化合物3として示すTFBとを、1:1に混合したものが好適に用いられる。これら化合物2と化合物3とからなる混合物は、前記のCHBとIPBPとを1:1で混合した溶媒に対して、約0.8重量%となるように配合され溶解されることにより、発光層150G形成用の液状材料とされる。そして、この液状材料が後述するように液滴吐出法で前記開口部112c内の前記正孔注入/輸送層151G上に配置され、厚さ80nm程度に成膜されることにより、発光層150Gが形成されている。なお、前記の混合物を用いた液状材料は、正孔注入/輸送層151Gとして前述した二種類のもののいずれに対しても用いられ、得られた膜(発光層150G)は最良の発光特性を発揮するものとなっている。
Figure 0003966252
Figure 0003966252
青色の有機EL素子における発光層150Bは、その形成材料として、以下の化合物4として示すF8(ポリジオクチルフルオレン)が好適に用いられる。この化合物4も、前記のCHBとIPBPとを1:1で混合した溶媒に対して、約0.8重量%となるように配合され溶解されることにより、発光層150B形成用の液状材料とされる。そして、この液状材料が後述するように液滴吐出法で前記開口部112c内の前記正孔注入/輸送層151B上に配置され、厚さ70nm程度に成膜されることにより、発光層150Bが形成されている。このF8を用いた液状材料は、前記正孔注入/輸送層151Bに対しても用いられ、得られた膜(発光層150B)は最良の発光特性を発揮するものとなっている。
Figure 0003966252
また、前記3種類の有機EL素子のうち、赤色の発光をなす有機EL素子と緑色の発光をなす有機EL素子とは、前述したようにその機能層(発光部110)が、前記正孔注入/輸送層151(151R、151G)と発光層150(150R、150G)とからのみで形成されている。これに対して青色の発光をなす有機EL素子は、その機能層(発光部110)が、正孔注入/輸送層151Bおよび発光層150Bに、電子注入/輸送層152Bを加えて形成されている。
この電子注入/輸送層152Bは、本例では有機金属化合物、特にこの有機金属化合物中の金属の仕事関数が3.0eV以下であるものが好ましく、具体的には以下の化合物5として示すLiキノリロールからなっている。有機金属化合物は、一般に有機溶剤によって溶解し、液状材料となる。したがって、このような液状材料を例えば液滴吐出法で吐出し、厚さ0.5nm程度に成膜することにより、電子注入/輸送層152Bが得られる。なお、この電子注入/輸送層152Bは前記発光層150B上に形成されることから、この発光層150Bを再溶解させないよう、Liキノリロールを溶解させる溶剤としては極性溶剤が用いられる。具体的には、ジエチレングリコールモノメチルエーテルと1,3−ジメチルイミダゾリジノンとを1:1で混合してなる混合溶媒が好適に用いられ、この混合溶媒に対してLiキノリロールが約0.05重量%配合されることにより、液状材料が形成される。
Figure 0003966252
なお、電子注入/輸送層152Bの形成材料としては、前記Liキノリロール以外にも種々の有機金属が使用可能であり、例えば以下の化合物6として示すヘキサフルオロアセチルアセトナートリチウムも好適に用いられる。
このような電子注入/輸送層152Bを備えることによって青色の発光をなす有機EL素子は、対向電極(陰極)12から注入された電子が電子注入/輸送層152Bを介して良好に発光層150Bに注入され、正孔と再結合することから、より良好に発光をなすようになっている。
Figure 0003966252
なお、前記3種類の有機EL素子にあっては、それぞれその機能層(発光部110)を形成する構成要素、すなわち正孔注入/輸送層や電子注入/輸送層が互いに異なる材料によって形成されるようにしたが、本発明においては、同じ色をなす有機EL素子間にあっても、その機能層の構成要素を適宜に異ならせるようにしてもよい。すなわち、同一の材料からなる発光層150を有した有機EL素子間に関しても、例えばこれら有機EL素子が有機EL装置中に設けられる位置によって求められる発光特性が異なることがある。そのような場合に、同じ色をなす有機EL素子間でそれぞれ求められる発光特性に応じた機能層構成とすることにより、各有機EL素子の発光特性をより良好なものとすることができる。
これら3種類の有機EL素子における各発光部110(機能層)上には、対向電極(陰極)12がEL素子部11の全面に形成されている。この対向電極(陰極)12は、画素電極111と対になって発光部110に電流を流すよう機能するもので、CaとAlとの積層膜(Ca/Al)によって形成されている。ここで、Caは例えば20nm程度の厚さに形成され、Alは200nm程度の厚さに形成されている。
なお、対向電極(陰極)12についても、その構成を有機EL素子毎に異ならせるようにしてもよい。例えば、赤色の発光をなす有機EL素子、および緑色の発光をなす有機EL素子について、前記積層膜におけるCaに代えて、以下の化合物7として示すカルシウムアセチルアセトナートを成膜してもよい。このカルシウムアセチルアセトナートは有機溶媒に溶解することから、これを液状材料に調整して液滴吐出法で所定位置に吐出し、成膜することができる。
Figure 0003966252
なお、このような対向電極(陰極)12上にSiO、SiO 、SiN等からなる酸化防止用の保護層155を設けても良い。
そして、このように形成した有機EL素子上に封止基板604が配置され、さらに図2(b)に示したように封止基板604が封止樹脂603によって接着されたことにより、有機EL装置1が構成されている。
次に、このような構成の有機EL装置1の製造方法に基づき、本発明の有機EL装置の製造方法を説明する。
前記構成の有機EL装置1を製造するには、まず、従来と同様にして図4に示すように基板2上にTFT素子(第2の薄膜トランジスタ123)や各種配線等を形成し、さらに層間絶縁膜や平坦化膜を形成する。
次に、この基板2上に蒸着法等によってITOを成膜し、さらにパターニングすることによって画素電極111を形成する。
続いて、前記画素電極111の周囲を囲むようにして基板2上にSiOからなる無機バンク112aを形成する。さらに、図5に示すようにこの無機バンク112a上に樹脂からなる有機バンク112bを形成し、これにより画素電極111上に開口部112cを形成する。なお、前記有機バンク112bに用いられる材料としては、ポリイミド、アクリル樹脂などが挙げられる。これらの材料としては、予めフッ素元素を含有したものを用いてもよい。
次いで、無機バンク112a、有機バンク112bで囲まれた開口部112cに対して酸素プラズマ-CFプラズマの連続処理を行うことにより、基板2上の濡れ性を制御する。
次いで、インクジェット法等の液滴吐出法によって正孔注入/輸送層の形成材料を含有する液状材料を前記開口部112c内に選択的に配し、正孔注入/輸送層151(151R、151G、151B)を形成する。
ここで、液滴吐出法による液滴吐出を行う液滴吐出装置としては、図6(a)に示すような液滴吐出ヘッド310を備えて構成されたものが好適に用いられる。液滴吐出ヘッド310は、例えばステンレス製のノズルプレート312と振動板313とを備え、両者を仕切部材(リザーバプレート)314を介して接合したものである。ノズルプレート312と振動板313との間には、仕切部材314によって複数の空間315と液溜まり316とが形成されている。各空間315と液溜まり316の内部は液状材料で満たされており、各空間315と液溜まり316とは供給口317を介して連通したものとなっている。また、ノズルプレート312には、空間315から液状材料を噴射するためのノズル孔318が一列に配列された状態で複数形成されている。一方、振動板313には、液溜まり316に液状材料を供給するための孔319が形成されている。
また、振動板313の空間315に対向する面と反対側の面上には、図6(b)に示すように圧電素子(ピエゾ素子)320が接合されている。この圧電素子320は、一対の電極321の間に位置し、通電するとこれが外側に突出するようにして撓曲するよう構成されたものである。そして、このような構成のもとに圧電素子320が接合されている振動板313は、圧電素子320と一体になって同時に外側へ撓曲するようになっており、これによって空間315の容積が増大するようになっている。したがって、空間315内に増大した容積分に相当する液状材料が、液溜まり316から供給口317を介して流入する。また、このような状態から圧電素子320への通電を解除すると、圧電素子320と振動板313はともに元の形状に戻る。したがって、空間315も元の容積に戻ることから、空間315内部の液状材料の圧力が上昇し、ノズル孔318から基板に向けて液状材料の液滴322が吐出される。
なお、液滴吐出ヘッド310の構造としては、前記の圧電素子320を用いたピエゾジェットタイプ以外の、公知の方式のものを採用してもよい。
このような液滴吐出ヘッド310による正孔注入/輸送層用の液状材料の吐出にあたっては、各色の有機EL素子毎に、前述した専用の材料(各色に対応した材料)を吐出する。そして、それぞれの材料毎に乾燥処理、焼成処理を行うことにより、図7に示すように前記画素電極111上に正孔注入/輸送層151(151R、151G、151B)を形成する。ここで、正孔注入/輸送層151R、151G、151Bの形成にあたっては、赤、緑、青の各色毎に作り分ける必要があるが、前記の液滴吐出法によれば、各正孔注入/輸送層の形成材料(液状材料)をそれぞれ所望位置に打ち分けるだけで、容易に各正孔注入/輸送層を形成することができる。
次いで、図8に示すように前記開口部112c内の正孔注入/輸送層151上に発光層150(150R、150G、150B)を形成する。これら発光層150R、150G、150Bの形成にも、前記の液滴吐出ヘッド310による液滴吐出法(インクジェット法)が好適に採用される。すなわち、これら発光層150R、150G、150Bの形成にあたっても、各色の有機EL素子毎に、前述した専用の材料(各色に対応した材料)を吐出する。そして、それぞれの材料毎に乾燥処理、焼成処理を行うことにより、図8に示すように正孔注入/輸送層151(151R、151G、151B)上に発光層150(150R、150G、150B)を形成する。このとき、これら発光層150R、150G、150Bの形成でも赤、緑、青の各色毎に作り分ける必要があるが、前記液滴吐出法を採用することにより、各発光層の形成材料(液状材料)をそれぞれ所望位置に打ち分けるだけで、容易に発光層を形成することができる。
次いで、図9に示すように青色の発光をなす有機EL素子となる開口部112c内のみに、電子注入/輸送層152Bを選択的に形成する。この電子注入/輸送層152Bの形成にも、前記の液滴吐出ヘッド310による液滴吐出法(インクジェット法)が好適に採用される。この電子注入/輸送層152Bの形成にあたっても、発光層150Bを形成した開口部112c内に前述した専用の材料を選択的に吐出して配置し、さらに乾燥・焼成を行う必要があるが、前記液滴吐出法を採用することで選択的配置が容易になり、したがって電子注入/輸送層152Bの形成が容易になる。なお、この電子注入/輸送層152Bについては、必ずしもこれを形成する必要はなく、赤色や緑色の有機EL素子と同様に、電子注入/輸送層を省略して発光部(機能層)110を構成するようにしてもよい。
このようにして各色毎にその発光部(機能層)110を形成したら、従来と同様にして蒸着法等により発光部110および有機バンク112bを覆った状態にCa(カルシウム)を厚さ20nm程度に成膜し、さらにこの上にAl(アルミニウム)を厚さ200nm程度に成膜することにより、図10に示すようにCa/Alの積層構造からなる対向電極(陰極)12を形成する。そして、これにより画素電極(陽極)111と発光部(機能層)110と対向電極(陰極)12とからなる有機EL素子が多数形成される。
なお、青色の発光をなす有機EL素子については、特に前述したように電子注入/輸送層152Bの形成を省略して発光部(機能層)110を構成した場合に、その対向電極12の形成にあたっては、LiFを含む積層構造とするのが好ましい。具体的には、マスク等を用いて蒸着法等によりLiFを厚さ4nm程度に選択的に成膜し、続いてCaを10nm程度に成膜し、その後、他の色の有機EL素子部分と共にAlを20nm程度に成膜することにより、LiF/Ca/Alの積層構造からなる対向電極(陰極)12を形成する。
また、前述したように特に赤色の発光をなす有機EL素子、および緑色の発光をなす有機EL素子については、前記のCa/Alの積層構造におけるCaに代えて、前記の化合物7として示したカルシウムアセチルアセトナートを含有する液状材料を前記液滴吐出法によって成膜し、さらにこの上にAlを成膜することにより、対向電極12を形成するようにしてもよい。
このようにして対向電極(陰極)12を形成した後、この対向電極12上に保護層155、封止樹脂603を形成し、さらに封止基板604を貼設することにより、図2に示した有機EL装置1を得る。
このようにして得られた有機EL装置にあっては、発光する色毎に発光部(機能層)110の発光層以外の構成を異ならせているので、発光層150(15R、150G、150B)の形成材料毎にそれぞれ最良の発光特性を発揮させる機能層構成とすることによって各有機EL素子の発光特性をより良好にすることができ、これにより表示特性の向上を図って高精細、高輝度等の優れた表示を可能にすることができる。
なお、前記製造方法では、赤、緑、青の各色の発光をなす3種類の有機EL素子間について、その発光層以外の発光部(機能層)110の構成要素を互いに異なるようにしたが、本発明においては、前述したように同じ色をなす有機EL素子間にあっても、その機能層の構成要素を適宜に異ならせるようにしてもよい。
このようにすれば、例えばこれら有機EL素子が有機EL装置中に設けられる位置によって求められる発光特性が異なる場合に、それぞれ求められる発光特性に応じた機能層構成とすることにより、各有機EL素子の発光特性をより良好にすることができ、これによって表示特性の向上を図ることができる。
また、このように同じ色をなす有機EL素子間において、その機能層の構成要素を適宜に異ならせても表示特性を向上することができることから、本発明の有機EL装置としては、フルカラー表示をなすことなく、例えばモノカラーの有機EL装置にも適用可能である。
次に、このような構成からなる有機EL装置1を備えた電子機器の具体例について説明する。
図11は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図11において、符号600は携帯電話本体を示し、符号601は前記の有機EL装置1を用いた表示部を示している。
この電子機器にあっては、前記の表示特性の向上が図られた有機EL装置1を表示部として備えているので、表示部の表示特性が十分良好なものとなる。
なお、本発明の有機EL装置は、例えばワープロ、パソコン等の携帯型情報処理装置や、腕時計型電子機器など、各種の電子機器における表示部として好適に用いることができる。
本発明の有機EL装置の一例の配線構造を示す平面模式図である。 (a)は有機EL装置の平面図、(b)は(a)のAB線矢視断面図である。 図1、図2に示した有機EL装置の要部側断面図である。 図3に示した有機EL装置の製造方法を説明するための要部側断面である。 図3に示した有機EL装置の製造方法を説明するための要部側断面である。 (a)、(b)は液滴吐出装置の液滴吐出ヘッドの内部構造を示す図である。 図3に示した有機EL装置の製造方法を説明するための要部側断面である。 図3に示した有機EL装置の製造方法を説明するための要部側断面である。 図3に示した有機EL装置の製造方法を説明するための要部側断面である。 図3に示した有機EL装置の製造方法を説明するための要部側断面である。 本発明の電子機器を示す斜視図である。
符号の説明
1…ディスプレイ(電気光学装置)、12…対向電極(陰極[電極])、
110…発光部(機能層)、111…画素電極(陽極[電極])、
150(150R、150G、150B)…発光層、
151(151R、151G、151B)…正孔注入/輸送層、
152B…電子注入/輸送層、 600…携帯電話本体(電子機器)

Claims (7)

  1. 一対の電極とこれら電極間に設けられた少なくとも発光層及び正孔注入/輸送層を含む機能層を有する有機EL素子を複数備えてなる有機EL装置において、
    前記有機EL素子のうち一の有機EL素子における正孔注入/輸送層の形成材料と他の有機EL素子における正孔注入/輸送層の形成材料とがいずれも3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合物であり、これら一の有機EL素子と他の有機EL素子とでは、その形成材料となる前記混合物の平均粒子径が異なることを特徴とする有機EL装置。
  2. 前記有機EL素子のうちの一の有機EL素子の発光層と、他の有機EL素子の発光層とは、互いに発光する色が異なることを特徴とする請求項1記載の有機EL装置。
  3. 前記混合物の平均粒子径が、20〜60nmの範囲で異なることを特徴とする請求項1又は2記載の有機EL装置。
  4. 赤色の発光をなす有機EL素子と緑色の発光をなす有機EL素子と青色の発光をなす有機EL素子とを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の有機EL装置。
  5. 一対の電極とこれら電極間に設けられた少なくとも発光層及び正孔注入/輸送層を含む機能層を有する有機EL素子を複数備えてなる有機EL装置の製造方法であって、
    前記有機EL素子のうち一の有機EL素子における正孔注入/輸送層の形成材料と前記他の有機EL素子における正孔注入/輸送層の形成材料とがいずれも3,4−ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合物で形成されてなり、これら一の有機EL素子と他の有機EL素子とでは、前記混合物の平均粒子径が異なるように形成することを特徴とする有機EL装置の製造方法。
  6. 前記機能層のうちの少なくとも一層を、その形成材料を含有する液状体を液滴吐出法によって配することで形成することを特徴とする請求項5記載の有機EL装置の製造方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の有機EL装置、あるいは請求項5又は6に記載の製造方法によって得られた有機EL装置を備えたことを特徴とする電子機器。
JP2003290653A 2003-08-08 2003-08-08 有機el装置とその製造方法、及び電子機器 Expired - Fee Related JP3966252B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290653A JP3966252B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 有機el装置とその製造方法、及び電子機器
KR1020040058762A KR100606181B1 (ko) 2003-08-08 2004-07-27 유기 el 장치와 그 제조 방법, 및 전자 기기
TW093123245A TWI268733B (en) 2003-08-08 2004-08-03 Organic EL device and method making the same and electronic equipment capable of improving characteristics of individual organic EL elements and enhancing display characteristics
US10/914,043 US7294960B2 (en) 2003-08-08 2004-08-06 Organic electroluminescent device with HIL/HTL specific to each RGB pixel
CNB2004100564674A CN100414735C (zh) 2003-08-08 2004-08-09 有机el装置及其制造方法以及电子机器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290653A JP3966252B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 有機el装置とその製造方法、及び電子機器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006343962A Division JP4438793B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 有機el装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005063762A JP2005063762A (ja) 2005-03-10
JP3966252B2 true JP3966252B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=34269047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003290653A Expired - Fee Related JP3966252B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 有機el装置とその製造方法、及び電子機器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7294960B2 (ja)
JP (1) JP3966252B2 (ja)
KR (1) KR100606181B1 (ja)
CN (1) CN100414735C (ja)
TW (1) TWI268733B (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1868073B (zh) * 2003-10-13 2012-05-30 奇美电子股份有限公司 电致发光显示面板
JP2005276514A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Dainippon Printing Co Ltd 有機el素子
JP4225238B2 (ja) * 2004-04-21 2009-02-18 セイコーエプソン株式会社 有機el装置の製造方法及び有機el装置並びに電子機器
JP4631683B2 (ja) * 2005-01-17 2011-02-16 セイコーエプソン株式会社 発光装置、及び電子機器
EP1849593A4 (en) * 2005-02-17 2011-01-05 Konica Minolta Holdings Inc GAS REINFORCEMENT, GAS-PROOF MANUFACTURING METHOD, BARRIER BASE WITH GAS-REINFORMS FOR AN ORGANIC ELECTROLUMINESCENT ELEMENT AND ORGANIC ELECTROLUMINESCENT ITEM
US8486487B2 (en) 2005-02-17 2013-07-16 Konica Minolta Holdings, Inc. Gas barrier film, gas barrier film manufacturing method, resin substrate for organic electroluminescent device using the aforesaid gas barrier film, and organic electroluminescent device using the aforementioned gas barrier film
GB0510382D0 (en) * 2005-05-20 2005-06-29 Cambridge Display Tech Ltd Ink jet printing compositions in opto-electrical devices
KR100875102B1 (ko) * 2007-09-03 2008-12-19 삼성모바일디스플레이주식회사 유기 발광 디스플레이 장치
US20090236979A1 (en) * 2008-03-24 2009-09-24 Air Products And Chemicals, Inc. Organic Electroluminescent Device and the Method of Making
WO2011105148A1 (ja) * 2010-02-24 2011-09-01 コニカミノルタホールディングス株式会社 透明導電膜、および有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2012099458A (ja) * 2010-10-05 2012-05-24 Seiko Epson Corp 有機el照明装置およびその製造方法
JP2016063197A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置、及び表示装置の製造方法
JP6681926B2 (ja) 2016-02-10 2020-04-15 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板及び表示パネル
JP2017174606A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 株式会社ジャパンディスプレイ 有機el表示装置及びその製造方法
CN107403828B (zh) * 2017-07-31 2020-04-28 京东方科技集团股份有限公司 一种显示面板及其制作方法
KR102470042B1 (ko) 2017-11-16 2022-11-24 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
CN111200004A (zh) * 2020-02-27 2020-05-26 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 一种像素结构及其制备方法、显示面板

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5652067A (en) * 1992-09-10 1997-07-29 Toppan Printing Co., Ltd. Organic electroluminescent device
JPH11251067A (ja) * 1998-03-02 1999-09-17 Junji Kido 有機エレクトロルミネッセント素子
KR100306238B1 (ko) * 1998-12-17 2001-11-01 김상국 정공수송능이 있는 화합물, 이의 제조방법 및 이를 포함하는유기전기발광소자
JP2000323276A (ja) 1999-05-14 2000-11-24 Seiko Epson Corp 有機el素子の製造方法、有機el素子およびインク組成物
JP2001150152A (ja) 1999-11-24 2001-06-05 Kyoshin Kogyo Co Ltd 抵抗溶接機
JP4021177B2 (ja) 2000-11-28 2007-12-12 セイコーエプソン株式会社 有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法および有機エレクトロルミネッセンス装置並びに電子機器
US6736484B2 (en) * 2001-12-14 2004-05-18 Seiko Epson Corporation Liquid drop discharge method and discharge device; electro optical device, method of manufacture thereof, and device for manufacture thereof; color filter method of manufacture thereof, and device for manufacturing thereof; and device incorporating backing, method of manufacturing thereof, and device for manufacture thereof
JP4131924B2 (ja) 2002-09-26 2008-08-13 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社 有機el表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20050016023A (ko) 2005-02-21
TW200518618A (en) 2005-06-01
JP2005063762A (ja) 2005-03-10
CN100414735C (zh) 2008-08-27
US7294960B2 (en) 2007-11-13
US20050057148A1 (en) 2005-03-17
TWI268733B (en) 2006-12-11
KR100606181B1 (ko) 2006-08-01
CN1582075A (zh) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3966252B2 (ja) 有機el装置とその製造方法、及び電子機器
JP4251329B2 (ja) 表示装置及びその製造方法
JP4815761B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、電子機器
JP4415971B2 (ja) 表示装置及びその製造方法
JP5343815B2 (ja) 有機el素子、有機el素子の製造方法、有機el装置、電子機器
KR100476572B1 (ko) 유기 이엘장치 및 그 제조방법
JP4339000B2 (ja) 半導体装置およびその作製方法
KR101004856B1 (ko) 표시장치의 제조방법
JP2011119212A (ja) 有機el装置の製造方法、有機el装置、及び電子機器
JP2009199868A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス装置およびその製造方法
JP2003186420A (ja) アクティブマトリクス基板、電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器
JP5691167B2 (ja) 発光装置の製造方法
US20190088725A1 (en) Display device and method of manufacturing display device
JP2003317960A (ja) エレクトロルミネッセンス装置とその製造方法及び電子機器
KR100597347B1 (ko) 유기 el 장치와 그 제조 방법, 및 전자 기기
JP4438793B2 (ja) 有機el装置
JP2006195317A (ja) 表示装置、表示装置の製造方法及び電子機器
JP2006216477A (ja) 有機el装置、有機el装置の製造方法、電子機器
JP2005203128A (ja) 電気光学装置および電子機器
WO2021192242A1 (ja) 表示装置の製造方法、および表示装置
JP4678400B2 (ja) アクティブマトリクス基板、電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器
JP2005310591A (ja) 有機el表示装置とその製造方法、並びに電子機器
JP2008059981A (ja) 表示装置及びその製造方法
JP5761392B2 (ja) 有機el装置の製造方法及び電子機器
JP2004071395A (ja) 電気光学装置及びその製造方法、並びに電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees