JP3965842B2 - 光記録媒体から読み取り/書き込むための装置 - Google Patents

光記録媒体から読み取り/書き込むための装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラッキングのために差分位相検出方法DPDを使用し、この目的のために可変遅延要素を有する、光記録媒体から読み取りおよび/または書き込むための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この型の装置は、米国特許出願A−4,785,441号に開示されている。この既知の装置では、光記録媒体の傾斜または光記録媒体の異なるピット深さに起因するトラッキング信号内のエラーは、動作中に実行される位相比較に基づいて変更される可変遅延要素の遅延時間によって補償される。
【0003】
この既知の装置は、光記録媒体の傾斜または光記録媒体の異なるピット深さに起因するエラーは比較的よく補償できるが、レンズの変位に起因するエラーが検出される方法は最適でないという欠点を有すると思われる。これは、たとえば周囲条件の老化または変化に起因する成分の特性の変化など、他のエラー源からのエラー成分が含まれるということによるものである。この結果、補償が実際上は最適でなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、レンズの移動に起因するトラック・エラー信号のエラーと、したがってトラッキング信号のエラーについて可能な限り最良の補償を示す、対応する装置を提案することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この目的は請求項1に記載の特徴によって達成される。この場合、可変遅延要素の一部分は4象限検出器と合計ポイントの間に配置され、アナログ遅延要素として設計される。可変遅延要素の別の部分はディジタル設計であり、合計ポイントと位相比較装置の間に配置される。本発明による装置は、レンズの移動に起因するトラック・エラー信号のオフセットが、アナログ遅延要素によって最適に補償されるという利点を有する。各アナログ信号の位相情報と振幅情報は、アナログ遅延要素による遅延の後でも保存され、合計ポイントにおいて使用可能である。他方、合計の後では、位相情報だけが重要である。この場合、本発明によれば、オフセットに対する他の影響の補償は、ディジタル遅延要素によって実行される。この配置の利点は、ディジタル遅延要素は規定の時間だけその入力信号のエッジだけを遅延するため、より簡単に実現できるということである。同様に、依然としてアナログ形式で実現される遅延要素の費用も、その要求される調整の範囲を限定できるため低減される。すべての遅延要素をディジタル形式で実現する理論的な可能性は、合計ポイントの前では、信号同士の時間的な相対的な位置とその振幅の両方が重要であるため、実際にはあまり適さないことが分かっている。実際には、振幅と4つの検出器信号の時間的挙動は、対物レンズが光軸から変位させた場合に変わることがあることが判明している。本発明によれば、レンズの移動に依存するトラック・エラー信号オフセットの成分の補償は、合計とディジタル化の前に両方の測定変数が存在している場合は最適に実行することができる。しかし、追加の前にディジタル化がすでに実行されている場合は、振幅情報は失われる。この場合、レンズ移動補償は最適な形ではすでに可能ではない。合計ポイントの上流と下流に位置する可変遅延要素のこの配置により、さらに、レンズの偏向に起因するエラーを補償するだけでなく、トラック・エラー信号のオフセットも補償することを可能になる。たとえば成分の誤差に起因する望ましくない遅延や、類似の干渉影響への適合も可能である。
【0006】
装置の有利な改良によれば、制御装置はオフセット決定装置を有し、オフセット決定装置の入力に位相比較装置の出力信号が存在し、オフセット決定装置の出力信号は可変遅延要素を設定する働きをする。これは、トラック・エラー信号に存在するかも知れないオフセットも、遅延要素の遅延時間を設定することによって補償されるという利点を有する。有利には、トラック・エラー信号がこの目的のために統合され、遅延される1対の検出器要素と必要とされる遅延の大きさが、積分器の出力信号の符号と絶対値から決定される。
【0007】
有利には、オフセット用と、レンズの偏向に起因するエラー用の2つのエラー補償装置が、できるだけエラーのないトラック・エラー信号を生成することができるように組み合わされる。
【0008】
本発明に従って提供される、4象限検出器の検出器要素の出力信号用の合計ポイントと位相比較装置との間の少なくとも1つの遅延要素の配置は、レンズ移動の補償とは独立した遅延要素によってオフセット補償が実行されるという利点を有する。この場合、本発明は、2つの可変遅延要素と簡単なスイッチング装置を使用した解決法と、単一の遅延要素といくらか複雑なスイッチング装置を使用した解決法という両方の解決法を提供する。これは、所与の境界条件に応じて、コストまたは生産の複雑さの点から、それぞれの場合にもっとも好ましいバージョンを実現することが可能であるという利点を有する。この場合、一般的に少ない数の遅延要素を使用した解決法は、集積回路として実現する場合に占めるチップ面積が少ないため、好ましい。
【0009】
本発明によって提供される2つのアナログ可変遅延要素だけで済ませる可能性は、前記遅延要素を、その信号を遅延させるべき検出器要素にそれぞれスイッチング装置によって接続することにある。これは、この場合も、遅延要素の数が削減されるという利点を有する。
【0010】
本発明によれば、人工的干渉信号がトラッキング装置に供給され、この結果として生じたトラック・エラー信号が干渉信号と比較され、その結果が制御装置に供給される。これは、レンズの偏向に起因するトラック・エラー信号のエラーが最適に補償できるという利点を有する。干渉信号生成装置はレンズの偏向を、位相比較装置の出力信号であるトラック・エラー信号のエラーを実施する。このエラーはトラッキング調節回路が閉じていない限り補償されない。したがってレンズの偏向に起因するエラーは、最初はトラック・エラー信号の補償なしで現れる。制御装置によって、干渉信号とトラック・エラー信号が比較され、可変遅延要素の遅延時間がこの比較の結果によって最適に設定される。すなわちこれは、設定後は干渉信号は残留する影響を有しないか、または非常に弱い影響だけがトラック・エラー信号に残っていることを意味する。
【0011】
有利には制御装置は比較装置を有し、その入力に位相比較装置の出力信号と干渉信号生成装置の出力信号が存在し、比較装置の出力信号は可変遅延要素を設定する働きをする。これは、比較装置が、遅延を正に設定すべきか負に設定すべきか、またはどの検出器要素対を遅延させるかを指定する方向信号と、必要とされる遅延の大きさを指定する絶対値信号の両方を提供するという利点を有する。比較装置は、有利には、同期復調器を備える。
【0012】
本発明はさらに、回路ブロックによって絶対値と符号に分解される制御装置の出力信号を提供する。これはたとえば、符号信号をスイッチング装置を駆動するために直接使用でき、したがってスイッチング装置は規定の振幅の準ディジタル駆動信号を受信できるという利点を有する。さらにそれによって、たとえば遅延要素の場合の符号の決定は不必要になる。
【0013】
本発明によれば、以下では変換器とも称する比較装置は、1つまたは複数のディジタル遅延要素の上流に接続される。前記比較装置は、ゼロ点および振幅に関して広い限界内でしか規定されないアナログ入力信号を、2つの状態だけをとりこの2つの状態の間で比較的鋭い輪郭の遷移を有する出力信号に変換する。この場合、比較装置の比較値は所定の値をとるか、または適応的にトラッキングされる。ディジタル化された信号は特にディジタル遅延要素によってよく処理できる。変換器はしばしば「スライサ」とも呼ばれる。
【0014】
本発明の有利な改良形は、集積回路上で実現される遅延要素と制御装置を提供する。本発明による配置の利点の1つは、集積回路に集積した場合に、ディジタル遅延要素は比較的小さなチップ面積を占め、その結果低コストが可能になるため、安価に実現できることである。さらなる利点は、使用される遅延要素が比較的小さく、集積回路の製造公差への依存度が低いことにある。
【0015】
本発明は、具体的に指定した例示的実施の形態や代替の実施の形態に限られるものではなく、当業者の能力の範囲に含まれるすべての展開形を含むことを理解されたい。本発明のさらなる利点と有利な改良形は、図面を参照した以下の例示的実施の形態の説明から明らかになろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による装置を示す。トラッキング装置13は左側に図示され、対物レンズ3とバーニヤ・ドライブ6が前記トラッキング装置に属する。バーニヤ・ドライブ6はトラッキング調節装置17によって駆動され、トラッキング装置17の入力に位相検出器14から出力されたトラック・エラー信号DPD−TEが存在する。他方、干渉信号Sは、干渉信号生成装置22によってバーニヤ・ドライブ6に印加される。干渉信号Sは移相器23によって移相されて信号WSYを形成し、制御装置24に供給される。制御装置24は、信号WSYとトラック・エラー信号DPD−TEを評価し、スイッチング装置25、37を介して可変遅延要素26S、26T、26X、26Yの遅延時間τ、τ、τ、τを設定する。可変アナログ遅延要素26X、26Yは、4象限検出器5の検出器要素AとBおよびCとDからそれぞれ出力された信号を、それぞれ設定された遅延時間τ、τだけ遅延する。検出器要素AとCの信号は、その1つが遅延され、第1の合計ポイント15において合計され、位相検出器14に転送される。同様の動作が合計ポイント16および検出器要素BとDの信号にも適用され、その信号の1つが同様に遅延される。
【0017】
次に、図2を参照してDPDトラッキング方法について説明する。図2はDPDトラッキング方法を利用した、既知の装置を概略的に示す。光源1は、光ビームを発生し、それが偏光ビーム分割器の一部として図示されている半透明の鏡2と、対物レンズ3によって光記録媒体4上に集束される。光ビームは前記光記録媒体から反射され、4象限検出器5に向かう。4象限検出器5は90°傾けて、つまり平面図で示されており、4つの検出器要素A、B、C、Dを含む。矢印10はトラックの方向、つまり記録媒体4が4象限検出器5に対して移動する方向を示す。したがって4象限検出器5は、トラックの方向に対して側方に位置する2つの検出器領域に分けることができ、一方は検出器要素AとB、他方は検出器要素CとDを含む。
【0018】
コリメータ7が光源1と鏡2の間に配置され、凸レンズ8が鏡2と4象限検出器5の間に配置されている。バーニヤ・ドライブ6は、バーニヤ・ドライブ作動信号TSに従って光記録媒体4に対して半径方向に対物レンズ3を移動する。対物レンズ3とバーニヤ・ドライブ6は、トラッキング装置13の一部である。記録媒体4は、たとえばオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)、ビデオ・ディスク、高い記録密度を有する記録媒体(DVD)などに対応するディスクとして設計される。光記録媒体4はディスク・ドライブ9によって回転される(ここでは概略的にのみ示す)。記録媒体4の直径に沿った断面が図示されている。対物レンズ3によって記録媒体4に集束された光ビームは、記録媒体4の半径方向外側の領域にある。対物レンズ3を通過した後、バーニヤ・ドライブ6によって実施された対物レンズ3の変位に起因する、光記録媒体4から反射されたビームの変位方向を矢印12で示す。矢印11はレンズ3の移動の方向を示す。
【0019】
検出器要素AとCの出力は第1の合計ポイント15に接続され、検出器要素BとDの出力は第2の合計ポイント16に接続される。対応する合計信号A+C、B+Dはそれぞれ、位相検出器14に転送され、位相検出器14の出力に、DPD方法に従って決定されたトラック・エラー信号DPD−TEが存在する。
【0020】
合計ポイント15と16の出力はさらに、合計ポイント18の入力に接続されている。したがって、すべての検出器要素A、B、C、Dの信号の合計が合計ポイント18の出力に存在する。この信号は情報信号HFであり、ユーザのために評価できる信号に変換するために評価装置(図示せず)に送られる。
【0021】
本発明による装置の機能を説明するために、まず図1を参照する。位相検出器14の構造がここに概略的に示されている。位相検出器は、変換器19、19’、位相比較装置20、低域フィルタ21を有する。図1に示した本発明による構成では、可変ディジタル遅延要素26S、26Tが、変換器19、19’と位相比較装置20の間に配置される。前記遅延要素は通常は位相比較装置の一部とは見なされない。位相比較装置14の入力にはそれぞれ各変換器19と19’が位置し、各変換器の出力は、例示的実施の形態では遅延要素26S、26Tを介して位相比較装置20の入力に接続されている。位相比較装置20の出力は低域フィルタ21を介して位相検出器14の出力に接続され、低域フィルタ21の出力に、DPD方法によって決定されたトラック・エラー信号DPD−TEが存在する。
【0022】
検出器要素AとCの信号は合計ポイント15に追加され、合計信号は変換器19内の論理レベルに持ち込まれ、変換器19はゼロ交差比較装置として動作する。対応するディジタル化された合計信号B+Dは、合計ポイント16と変換器19’によって形成される。これらの2つの信号は各遅延要素26S、26Tを通過し、位相比較装置20に供給される。位相比較装置20は2つの信号のエッジ間の相対的な時間間隔を評価する。トラック・エラー信号DPD−TEはこれらの時間差の平均値であり、低域フィルタ21によって形成される。図3に関して以下に説明するように、走査ポイントまたはスポット29がトラックの中心30を正確に追従する場合、合計信号A+CとB+Dのゼロ交差が同時に起こり、その結果生じるトラック・エラーはゼロになる。スポット29がトラックの中心に対して一定の偏差を伴ってトラックを追従する場合、これらの合計信号のゼロ交差はもはや同時には起こらず、互いに時間的にシフトした形で起こる。発生する時間差は平均してトラックの中心に対する走査の偏差にほぼ比例し、1つの信号に関して正の場合も負の場合もある。つまり、時間差の符号は方向と絶対値を含み、他方、偏差の大きさも含む。
【0023】
図1では、静的オフセット調整が遅延要素26S、26Tによって、つまり、合計ポイント15、16の下流で実施される。スイッチング装置25は信号SIGN(B)に応じて切り替わり、信号ABS(B)をディジタル遅延要素26S、26Tの1つに供給させる。したがって遅延要素26S、26Tはスイッチング装置25によってオフセット決定装置44の出力信号VBSに接続できる。この時点で、2つの可変遅延要素26S、26Tの代わりに、固定遅延時間を有するディジタル遅延要素と可変ディジタル遅延要素を提供することも本発明の範囲内であり、前記可変ディジタル遅延要素の遅延時間は、信号VBSに応じて他方の遅延要素の固定遅延時間に比べて短くまたは長くなっている。
【0024】
スイッチング装置37によって検出器要素AとBまたは検出器要素CとDに接続できる2つの可変アナログ遅延要素26Xと26Yが、レンズの移動に起因するエラーを調節する目的で提供されている。これによって、A−Bの対またはC−Dの対の信号が、他方の対に対して遅延される。スイッチング装置37は、信号SIGN(A)によって切り替えられ、信号ABS(A)は遅延要素26X、26Yに印加される。
【0025】
図3の上の部分では、光記録媒体4の情報層を大きく拡大した詳細を平面図で示している。互いに隣り合っている3本のトラックが明らかであり、それを形成しトラックの方向に沿って延びるその凹み、いわゆるピット28が2つまたは3つ図示されている。トラックの方向のピット28間の距離ならびに、トラックの方向(矢印10)のピットの長さは、ここに示された状態から指定された限度内で異なることができる。これは、記憶される情報をピット・パターンに変換するために使用される変調方法と、記録される情報の内容に依存する。具体的には、ピット28は異なる長さを有することができる。
【0026】
中央トラックのトラックの中心30に関して対称に位置し、検出器要素A、B、C、Dを含む4象限検出器5がピット28の左側に示されている。これは、情報層に当たる光スポット29がトラックの中心30から変位した時に、検出器領域A、B、C、Dの出力信号がどのような挙動を示すかを図示している。
【0027】
図3の下の領域では、検出器領域A、B、C、Dの出力信号のいくつかの組合せの振幅が時間軸tに対して示されており、時間軸tは、スポット29と光記録媒体が互いに相対的に通常の読取り速度でトラックの方向(矢印10)に移動する場合の、トラック方向の空間軸に対応している。以下では話を簡単にするために、検出器領域A、B、C、Dの信号とそこから導出された信号は、いくつかの例では検出器要素の文字によって示す。
【0028】
ピット28のすぐ下に図示されている曲線31は、情報信号HF、つまり、すべての検出器要素A、B、C、Dの信号の合計を示す。スポット29がピット28のどれにも衝突しない限り、情報信号HFの振幅は大きい。スポット29がピット28の1つの上に移動する、弱め合う干渉、反射率の変化、または別の適切な効果の結果、振幅が減少し、スポット29とピット28の最大の重なりに達すると最小値に達する。
【0029】
曲線32は、トラック・エラーなし、つまりスポット29がトラックの中心30に対して中心合わせされている場合、あるいは、対物レンズ3の偏向がない場合の、すでにディジタル化された信号A+CとB+Dの組合せを示す。曲線32’(点線)と曲線32”(破線)はそれぞれ、レンズの変位またはスポット29’とスポット29”の偏差に応じて、合計信号A+CとB+Dの、トラックの中心30からそれぞれ変位走査トラック30’および30”の方向への時間的シフトを示す。トラックの中心からの偏差とレンズの変位は共にディジタル合計信号内では同じ結果をもたらすので、この2つの依存関係を分離することはできない。信号A+CとB+Dの互いに対する時間的シフトΔtは、絶対値の点で、変位走査トラック30’、30”の、トラックの中心30からの偏差の大きさに対応し、符号の点で、対応する偏差の方向に対応する。位相検出器14は上記のように、それからトラック・エラー信号DPD−TEを決定する。
【0030】
光構造によっては、検出器領域A、B、C、Dの信号は、トラックの偏差またはレンズの偏向がない場合、互いに時間的に静的なシフトをすでに有することに留意されたい。しかしレンズの偏向またはトラックの中央からの偏差がある場合、曲線32’と32”に示されている、A+Cと比較したB+Dのシフトは典型的である。
【0031】
対物レンズ3は水平方向に、つまり記録媒体4のトラックの方向と垂直に動くことができなければならないので、ビームの幾何的配置のために水平方向に偏向した場合、4象限検出器5上のディスク情報表面の反射撮像のドリフトも、生じる。したがって、レンズの移動によるこれらの時間差の結果として、スポット29がトラックの中心30を正確に追従する場合でも、ゼロでないトラック・エラー信号DPD−TEが生じることは、DPDトラッキング方法の特定の性質である。
【0032】
1つまたは複数の検出器要素A、B、C、Dの信号は、合計ポイント15および16でそれぞれ加算される前に目標とする形で時間遅延を受けるので、トラック・エラー信号DPD−TEのオフセットの補償を達成することが可能になり、前記オフセットはレンズの移動に起因する。本発明による装置および本発明による方法は、可変遅延要素26X、26Yの遅延時間τ、τの調整の結果、レンズの移動によるこのオフセットの最良の可能な補償の達成を可能にし、また、ディジタル遅延要素の可変遅延時間とあいまって、他の影響に基づいたオフセットの可能な最良の補償の達成を可能にする。
【0033】
図10の上部では、トラックに対する対物レンズの偏向も設定されている遅延もない、いわゆる3T信号の例を使用した検出器要素A、B、C、Dの信号の、および合計信号A+CとB+Dの振幅特性と位相を示す。3T信号は短いピット28に対応する。図10の水平軸は各ゼロ・ラインに対応し、よりよい方向付けを提供するために5単位ごとに垂直の点線軸が示されている。図示されている信号は同じ振幅を有する。したがって、各合計信号A+CとB+Dのゼロ交差はそれぞれ個々の信号、AとC、およびBとDのゼロ交差の間の中央にある。合計信号A+CとB+Dの間の位相はゼロである。
【0034】
図10の下部では、レンズの移動はないが遅延による補償のある3T信号の例を使用した、検出器信号A、B、C、Dの振幅特性と位相を示す。遅延の結果、AとBの2つの信号は図10の上部と比べ、約1.2単位右にシフトしている。信号は同じ振幅を有するので、各合計信号A+CとB+Dのゼロ交差は、個別の信号のゼロ交差の間の中央にある。合計信号の間の位相差はこの場合もゼロである。したがって、補償はレンズの偏向のない位相には干渉しない。
【0035】
図11の上部では、レンズの移動はあるが遅延による補償のない3T信号の例を使用した、検出器信号A、B、C、Dの振幅特性と位相を示す。図11は構造の点で図10に対応する。例を挙げると、レンズの移動により、図10の上部と比較して、信号Aのゼロ交差は右にシフトし、信号Bのゼロ交差は左にシフトしている。信号AとC、およびBとDは異なる振幅を有するので、各合計信号A+CとB+Dのゼロ交差は、もはや個々の信号のゼロ交差の中央にはない。同様に、合計信号の間の位相差はもはやゼロではなく、図示された例においては約1単位である。
【0036】
図11の下部では、レンズの移動があり、上部とは対照的に遅延による補償もある3T信号の例を使用した、検出器信号A、B、C、Dの振幅特性と位相を示す。遅延の効果は、図11の上部と比較して、2つの信号AとBが右に約1.2単位シフトしているというものである。例を挙げると、レンズの移動により、図10および図11の上部と比較して、信号Aのゼロ交差は右にシフトし、信号Bのゼロ交差は左にシフトしている。個々の信号は異なる振幅を有する。したがって各合計信号A+CとB+Dのゼロ交差は、もはや個々の信号のゼロ交差の中央にはない。しかし、補償の結果、合計信号の間の位相差はゼロである。
【0037】
図12は、図11とは反対方向のレンズの移動がある3T信号の例を使用した、検出器信号A、B、C、Dの振幅特性と位相を示す。遅延による補償のない場合が上部に図示されている。例を挙げると、別の方向へレンズが移動したため、図10と比較して、信号Aのゼロ交差は左にシフトし、信号Bのゼロ交差は右にシフトしている。対物レンズの変位が起こると、信号は移相に加えて振幅も変化する。前記振幅は個々の信号について異なるので、このため、各合計信号A+C、B+Dのゼロ交差はもはや個別の信号のゼロ交差の間の中央にはない。同様に、合計信号の間の位相はもはやゼロではなく、図示された例のように、図11の例とは異なる方向の約1単位である。
【0038】
遅延による補償のある対応する信号は、図12の下部に図示されている。遅延により、2つの信号AとBは、図の上部と比較して右に約1.2単位シフトしている。例を挙げると、別の方向へレンズが移動したため、図12の上部と同様に図10の上部と比較して、信号Aのゼロ交差は左にシフトし、信号Bのゼロ交差は右にシフトしている。信号は異なる振幅を有するので、各合計信号A+C、B+Dのゼロ交差はもはや個々の信号のゼロ交差の間の中央にはない。しかし、補償の結果、合計信号の間の位相差はこの場合もゼロである。
【0039】
図10ないし図12に示した例では、検出器要素BとCの半分の方向への検出器上の光スポットの変位は、信号BとCが大きくなり信号AとDが小さくなった場合、信号Aのゼロ交差の右への時間的シフトと、信号Bのゼロ交差の左への時間的シフトを伴う。光スポットの移動が反対方向の場合、信号AとDは大きくなり、他方、信号BとCは小さくなる。信号AとBの時間的シフトも同様に逆になる。
【0040】
上記の例は、個々の検出器信号の可能な挙動の1つにすぎない。例で示したように、同じ変位方向が与えられた場合の反対の時間的挙動、信号AとBではなく信号CとDに対する時間的シフトの効果など他の組合せも同様に生じる。これは光学システムの構造、公差、ならびに再生すべき記録媒体の光学的特性に依存する。
【0041】
図10ないし図12から明らかなように、信号AとBについてシフトの絶対値が同じであるにもかかわらず、図11の上部及び下部ではそれぞれ、より大きな信号、すなわち信号Bの遅延が、合計B+Dのゼロ交差のシフトに対して与えられる影響は、より小さな信号、すなわちこの場合は信号Aが合計A+Cに対する影響よりも大きい。振幅情報が合計の時点でもはや使用可能でない場合、振幅と位相の間の相互作用が失われてしまうため、正しい補償はもはや達成できない。したがって本発明は、合計の前にアナログ遅延を提供する。
【0042】
次に、本発明による装置の一実施の形態の機能を図1に関して説明する。対物レンズ3が記録媒体4の表面に平行で、トラック方向に対して垂直に移動する結果、つまり、矢印11の方向への移動の結果、トラック・エラー信号DPD−TEのオフセットが形成される。本発明の一変形実施形態によると、バーニヤ・ドライブ6は、干渉信号生成装置22からの正弦波干渉信号Sによって駆動される。その結果、対物レンズ3はその機械的ゼロ位置の周囲をある機械的行程によって移動する。これは、対物レンズ3のウォブルとも言われる。この場合、駆動周波数は所定の限界内で自由に選択可能である。制御装置24に関して以下に詳細に述べるように、測定時間または積分時間は周波数が遅すぎる場合には長すぎ、周波数が高すぎる場合には正確には指定されないトラッキング装置の自然共鳴に近づくので、約2〜10Hzが好都合である。その後対物レンズ3が偏向した場合、アナログ遅延要素26Xと26Yの各遅延時間τとτが間違って設定されている場合、トラック・エラー信号DPD−TEのエンベロープが変調される。
【0043】
トラッキング装置22は、時間遅延を伴って干渉信号Sによる励起に追従する。低い遮断周波数の低域フィルタ27が、トラック・エラー信号DPD−TEの変調を決定するために使用される。したがって、評価のために使用される信号TELPのトラック・エラー信号の低周波数成分に対する変調のゼロ交差は、干渉信号Sのゼロ交差に関して時間的にシフトされる。この移相は移相器23によって補償され、移相器の移相はトラッキング装置13と低域フィルタ27に起因する移相に対応するように選択される。移相器23の出力で、以下ではウォブル同期化信号とも呼ぶ、移相された干渉信号WSYが得られる。これはトラック・エラー信号DPD−TEの低周波数成分の信号TELPの変調と同期している。
【0044】
遅延要素26S、26T、26X、26Yの各遅延時間τ、τ、τ、τは、制御装置24の制御の下で設定される。この目的のために、制御装置24はオフセット決定装置44と比較装置45を有する。後者は、例示的実施の形態では、差分サンプルホールド回路DSH、同期復調装置33、第1のウィンドウ比較装置34、およびサンプルホールド回路35を含む。この後に第1の回路ブロック36が続く。
【0045】
低域フィルタ27の信号WSYと出力信号TELPが同期復調装置33に供給され、信号TELPの変調から絶対値を形成しそれを積分する。信号TELPの変調とウォブル同期化信号WSYが同相の場合、出力電圧VAは上昇する。これらの信号が逆位相の場合、同期復調装置33の出力電圧VAは下降する。出力電圧VAは一方で第1のサンプルホールド回路35に、他方で差分サンプルホールド回路DSHに供給され、回路DSは電圧VAの時間的変化に比例する電圧VDを生成する。電圧VDは、同期復調装置33の出力電圧VAが時間に関して変化する時、ゼロではなくなる。出力電圧VAが時間に関してもはや変化しなくなった時、ゼロに等しくなる。これは、ウィンドウ比較装置34を用いて確認することができるウィンドウ比較装置37には比較電圧±VRDが加えられるが、それは有利には予め固定値に決定され、適応的に整合させることができる。したがって前記ウィンドウ比較装置の出力信号NMTは、トラック・エラー信号DPD−TEがもはや干渉信号Sの周波数と同期した変調を有していない時を示す。
【0046】
サンプルホールド回路35は、まずコントローラ(図示せず)から放出される制御信号S/H1によって、サンプリングするように、つまり「電圧」VAS=VAに「追従するよう」に切り替えられる。サンプルホールド回路35の出力電圧VASが回路ブロック36に供給され、回路ブロック36は出力電圧VASから絶対値ABS(A)と符号SIGN(A)を形成する。符号SIGN(A)は、可変アナログ遅延要素26Xと26Yが割り当てられ、その遅延時間が出力電圧VASの絶対値ABS(A)によって決定される1対の検出器要素AとBまたはCとDを決定する。この目的のために、スイッチング装置37は符号信号SIGN(A)によって制御される。したがって上記の回路の機能により、1対の検出器要素AとBまたはCとDの遅延時間τ、τが、トラックエラー信号DPD−TEのレンズの移動に依存した変調が補償されるような形で調節されることが可能になる。遅延要素26Xと26Yはアナログ成分なので、それが遅延させる信号の信号波形に大きな影響を与えず、その結果、合計ポイント15、16における遅延されない各信号との合計の間にも依然としてこれらの波形は使用可能である。これは達成できる調整の精度に大きく影響を与える。
【0047】
これが行われた場合、電圧VASは第1のサンプルホールド回路35によって保持される。このときトラック・エラー信号DPD−TEの一定のオフセットだけが残り、これは遅延要素26S、26Tの遅延時間の調整によって補償できる。このオフセット調整は、オフセット決定装置44を用いて行われ、オフセット決定装置44は積分器39、ウィンドウ比較装置40、およびサンプルホールド回路41を有する。例示的実施の形態では、この出力に第2の回路ブロック42が追従する。
【0048】
オフセット調整の目的で、積分器39と第2のウィンドウ比較装置40は低域フィルタ27の出力に接続される。第2のウィンドウ比較装置40は濾波されたトラック・エラー信号TELPが十分に小さい直流電圧オフセットを有するかどうかを決定する。トラック・エラー信号DPD−TEのレンズ移動補償である第1の調整ステップの後には通常はそうではないので、積分器39の出力電圧VBは変化する。第2のサンプルホールド回路41は、その入力に出力電圧VBが存在するが、まずサンプリングするように切り替えられる。したがってサンプルホールド回路41の出力電圧VBSは、電圧VBに追従する。第2の回路ブロック42は、出力電圧VBSからの絶対値ABS(B)と符号SIGN(B)を決定する。符号SIGN(B)は、スイッチング装置25を介してディジタル遅延要素26S、26Tの遅延時間を制御し、電圧VBまたはVBSの絶対値ABS(B)に従って変化する遅延時間が決定される。したがって、電圧VBと遅延要素26Sまたは26Tについて設定された遅延は、積分器39の入力における電圧TELPがゼロになる、つまり第2のウィンドウ比較装置40における入力電圧が後者に加えられる比較電圧±VRTEよりも小さくなるまで増大する。これにより、トラック・エラー信号DPD−TE上に重ねられたオフセット電圧が実質的にゼロになることが保証される。次に電圧VBの最終値、つまり最適値が、対応する信号NDTへのコントローラ(図示せず)の対応する信号S/H2に応答して、第2のサンプルホールド回路41により電圧VBSとして保持される。調整はこれで終了する。干渉信号Sは次にオフになり、トラッキング調節装置17がオンになる。電圧VASとVBSは、新しい調整が開始するまで保持される。
【0049】
図4は例として、本発明による装置の前述のステップにおける調整がそれに従って行われる流れ図を示す。
【0050】
ステップ50で方法の開始後、ステップ51で、トラッキング調節装置17はオフになり、干渉信号生成装置22がオンになる。その結果、対物レンズは上記のようにウォブルする。ステップ52で、遅延要素26S、26T、26U、26X、26Yの遅延時間τ、τ、τ、τ、τは、一般的にゼロである所期値にリセットされる。ステップ53で、トラック・エラー信号DPD−TEを形成するために、検出器要素A、B、C、Dの出力信号から形成され、合計ポイント15と16から出力された信号(A+C)と(B+D)の間の時間が使用され、これらの出力信号は、当該の場合は遅延要素26S、26T、26Uによってその一部が遅延されて、遅延要素26X、26Yを介して経路指定される。ステップ54で、干渉信号Sに起因するトラック・エラー信号DPD−TEの変調が、同期復調装置33によって検出される。ステップ55で、差分サンプルホールド回路DSHが依然として信号VAの変化を検出する場合、つまりVAが一定でない場合にステップ56への分岐が起こる。信号VAの変化がもはやなくなった場合、方法はステップ57に分岐する。
【0051】
ステップ56で、変化の方向、つまりトラック・エラー信号DPD−TEの変調が干渉信号Sと同相か逆位相かによって、方法がステップ58とステップ59のどちらへ分岐するかが決まる。ステップ58では、遅延要素26Xと26Yが検出器領域CとDに割り当てられ、その遅延時間が増加される。ステップ59では、遅延要素26X、26Yが検出器領域AとBに割り当てられ、その遅延時間τとτが増加される。ステップ58と59の後で、ステップ54が新たに実行される。このループは、設定された遅延時間が、トラック・エラー信号DPD−TEの変調を補償するのに十分になるまで繰り返される。この場合、上記のループは積分のように働く。同期復調装置33の出力電圧VAにもはや変化がない場合、ステップ55に従って方法はステップ57に、すなわちオフセット補償に分岐する。VAの符号が変化せずVAの絶対値だけが変化するため、調整動作中にループを繰り返すたびに、ステップ56の分岐が必ず同様に起こる。
【0052】
ステップ57で、設定値τ、τが格納される。ステップ57ではさらに、直流電圧オフセットが低域フィルタ27と第2のウィンドウ比較装置40によって決定される。直流電圧オフセットがゼロではない場合、つまりTELPが0ではない場合、方法はステップ61に分岐する。直流電圧オフセットが所定の限度、例示的実施の形態では比較電圧±VRTEの範囲内でゼロに等しい場合、方法はステップ62に分岐する。ステップ61で、直流電圧オフセットの極性、つまり信号TELPの符号によって、どの検出器要素の信号が追加的に遅延されるかが決定される。TELP<0の場合、方法はステップ63に分岐し、そうでない場合はステップ64に分岐する。ステップ63では、信号ABS(B)に対応する値が遅延時間τについて設定されるので、遅延要素26Tの追加遅延が実行される。ステップ64では、信号ABS(B)に対応する値が遅延時間τについて設定されるので、遅延要素26Sの追加遅延が実行される。ステップ63と64の後で、ステップ60が新たに実行される。このループは、遅延要素26Sまたは26Tの遅延時間の増加によって、直流電圧オフセットがウィンドウ比較装置40の比較電圧±VRTEより小さくなるまで繰り返される。このループの繰り返しおよび同時の増分は、この場合、積分のように働く。
【0053】
ステップ62に従って、決定され設定された遅延時間τ、τ、τ、τ、τが格納され保持される。これらの格納された値は最適な補償値である。したがって方法はステップ65で終了する。
【0054】
図4に示す流れ図は、たとえば図5による論理制御と、図1に示した本発明による装置のブロック図によって実施することができる。この場合、論理ANDゲートはAND、論理ORゲートはOR、否定要素はNあるいはNOTで表され、数字の詳細は各入力の数に関する。別々の参照記号は必要な場合にだけ割り当てられる。
【0055】
信号STARTの結果、調整動作が開始され、対物レンズ3がウォブルする。トラック・エラー信号DPD−TEの変調は通常、レンズ移動のために存在するので、信号NMTは論理レベル「低」にあり、その結果、信号STARTの信号エッジは、第1のディジタル・フリップフロップ71によって出力された信号S/H1によって、第1のサンプルホールド回路35を「サンプリング」に切り替える。第2のディジタル・フリップフロップ72は、NMT=「低」によってリセットされ、積分器39用のリセット信号IREは、直流電圧オフセット補償のために維持される。第2のディジタル・フリップフロップ72の開始パルスも同様に抑制される。積分用成分がすでに同期復調装置33に含まれているため、第1のサンプルホールド回路35が活動化すると、第1の調整ステップの自動的な進行が可能になる。第1のステップの手順は、電圧VAがもはや時間に関して変化せず、その結果、電圧VDが値ゼロに戻ると終了する。
【0056】
信号NMTが最初から論理レベル「高」である場合、つまり検出器要素AとBまたはCとDの出力信号に遅延がなくても、トラック・エラー信号DPD−TEの変調が十分に小さい時には、第1の調整ステップは自動的に回避される。ウィンドウ比較装置34の出力NMTは「高」に切り替わり、その結果第1のディジタル・フリップフロップ71はリセットされ、第2のディジタル・フリップフロップ72はセットされる。同時に、サンプルホールド回路35は「保持」に切り替わり、トラック・エラー信号DPD−TEの変調を補償するために電圧VASが格納される。同時に、サンプルホールド回路41は「サンプリング」に切り替えられ、積分器39は信号IRE=「低」を介してイネーブルされる。第2の調整も同様に、積分によって、信号NDTが論理レベル「高」になるまで自動的に進行する。
【0057】
その結果、トラック・エラー信号DPD−TEのDCオフセットも補償され、調整の終わりに達する。DCオフセットが第1の調整ステップの後すでにゼロに等しい場合、信号NDTはすでにこの時点でレベル「高」になっており、第2のステップは回避される。信号ADFは表面的に、調整が正常に実行され変調とオフセットが共にゼロか、または所定の限界値より低いことを示す。遅延要素26のための電圧を記憶するために、信号HOLDALLを用いて、サンプルホールド回路35と41を強制的に状態HOLDに保持することができる。
【0058】
図5による調整のシーケンスを図6に信号図によって図示する。個々の信号は図1および図5と同様に命名され、時間軸は右方に向かっている。干渉信号Sと、バーニヤ・ドライブ6と低域フィルタ21に起因するトラック・エラー信号DPD−TEとの間の移相は、話を簡単にするためにゼロと仮定する。2つの調整ステップの整定時間も、話を簡単にするために、ウォブル周波数の周期に比べて過度に短いように図示されている。
【0059】
オフセット決定装置44および比較装置45を含む、アナログ成分による制御装置24の簡単な実施の形態が図7に示されている。この表示は図1の右側に対応し、やはり対応する参照記号を含んでいる。図示されている回路の機能は、上記の記述から明らかである。したがって、演算増幅器など個々の成分については以下では詳細に論じない。
【0060】
可能な他の設計(ここには図示せず)では、低域フィルタ27の代わりにトラック・エラー信号DPD−TEの上部エンベロープと下部エンベロープの間の差を測定するための回路が提供されている。この差は、理想的な場合は最小である。
【0061】
同様にここには図示しない可能なさらに別の設計では、後続の積分を伴う位相から独立した同期整流器が移相器23と同期復調器33の代わりに提供されている。この場合、ハードウェアを実現するのはいくらか複雑になるが、これによってより高い精度が達成されるので、この方法は推奨できる。
【0062】
電荷格納としてのコンデンサで動作するサンプルホールド回路は、漏れ電流があるため電圧を長時間に渡って安定して保持できないので、出力電圧VAおよびVBの値のディジタル化と、ディジタル・レベルでの値の保持が、本発明の有利な発展形として提供される。電圧VASとVBSは、ディジタルからアナログへの変換を受けた後、出力される。この場合、絶対値と符号への分割はまた、ディジタル・レベルで有利に起きる。
【0063】
方法の全シーケンス、つまり、図1の右側にある回路ブロック全体と図7のブロックをマイクロコントローラに組み込むと特に有利である。それには低域フィルタ27、あるいはその代わりにエンベロープ検出器が必要となる。上記を参照のこと。出力電圧TELPはマイクロコントローラによってディジタル化される。アナログ遅延要素26X、26Yはディジタル・アナログ変換器を介して、または有利には直接ディジタル方式で制御され、ディジタル遅延要素も同様である。概して、どの場合でもマイクロコントローラは焦点とトラック・サーボを制御するので、同様に、バーニヤ・ドライブ6のウォブルも引き受けることができ、位相から独立した同期検出器を含む。これによって追加のハードウェアの費用が最小になる。
【0064】
図8は、本発明のさらなる実施の形態による装置の一部を示す。この部分はオフセット調整の働きをする。この部分は、図1において、合計ポイント15、16と位相比較装置20との間にある対応する部分で置き換えることも可能である。この場合も、すでに加算された信号A+C、C+Dはそれぞれ合計ポイント15、16と位相比較装置20の間で遅延される。この目的で、信号ABS(B)が印加される可変ディジタル遅延要素26Uが、スイッチング装置25’によって1つあるいは別のパスに挿入される。スイッチング装置25’は信号SIGN(B)に応じて切り替わる。上述のように、2つの信号ABS(B)とSIGN(B)はオフセット決定装置44の出力信号VBSから導出される。この改良形の利点は、1つの可変ディジタル遅延要素26Uだけしか必要でないことである。変換器19は可変ディジタル遅延要素26Uの上流に接続され、他方、変換器19’は、可変遅延要素を含まない他の信号パス内に配置される。変換器19、19’は、図示されているようにスイッチング装置25’の下流に接続しても、その上流に接続してもよい。
【0065】
図9は本発明のさらなる実施の形態における、図8について図示された部分に対応する装置部分を示す。この場合、可変アナログ遅延要素26A、26B、26C、26Dは検出器要素A、B、C、Dのそれぞれに割り当てられ、可変ディジタル遅延要素26S、26Tは各合計ポイント15、16の下流に配置されている。変換器19、19’は合計ポイント15、16とディジタル遅延要素26S、26Tの間に位置する。スイッチング装置25は信号SIGN(B)によって制御され、ディジタル遅延要素26S、26Tの1つを信号ABS(B)に接続する。信号ABS(A)は、信号SIGN(B)によって切り替えられるスイッチング装置25”を介して遅延要素26A、26B、または遅延要素26C、26Dに供給される。この改良形の1つの利点は、より簡単な構造のスイッチング装置25、25”を使用できることである。アナログ遅延要素26A〜26Dの調整の範囲はより小さくすることができ、それによって複雑さが、したがってコストが減少する。
【0066】
ここには詳細に記述しないが、本明細書に示したレンズの移動に起因するエラー、およびオフセットを補償するための個々の改良形の実際の組合せも、同様に本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。互いに入れ子状になっている方法ステップによってアナログ遅延要素とディジタル遅延要素の設定を実施することも、本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の、例示的実施の形態を示す図である。
【図2】DPDトラッキング方法を利用した装置を示す図である。
【図3】DPDトラッキング方法を応用した場合の、個々の検出器信号の位相関係を示す図である。
【図4】本発明による方法のフロー図である。
【図5】本発明による装置の論理制御を示す図である。
【図6】本発明による方法に関する信号図である。
【図7】制御装置の一実施の形態を示す図である。
【図8】オフセット調整の1つの可変遅延要素を備える、本発明のさらなる実施の形態による装置の一部を示す図である。
【図9】複数の可変遅延要素を備える、本発明のさらなる実施の形態による装置の一部を示す図である。
【図10】検出器要素AからDへの信号と、対物レンズの偏向のない場合の合計信号を示す図である。
【図11】検出器要素AからDへの信号と、対物レンズの偏向のある場合の合計信号を示す図である。
【図12】検出器要素AからDへの信号と、対物レンズの偏向のある場合の合計信号を示す図である。
【符号の説明】
1 光源
2 鏡
3 対物レンズ
4 記録媒体
5 4象限検出器
6 バーニヤ・ドライブ
7 コリメータ
8 凸レンズ
9 ディスク・ドライブ
11、12 矢印
13 トラッキング装置
14 位相検出器
15、16 合計ポイント
17 トラッキング調整装置
18 合計ポイント
19、19’ 変換器
20 位相比較装置
21 低域フィルタ
22 干渉信号生成装置
23 移相器
24 制御装置
25 スイッチング装置
26S、26T、26X、26Y 可変遅延要素
27 低域フィルタ
28 ピット
29 走査ポイントまたはスポット
30 トラックの中心
30’、30” 走査トラック
31、32、32’、32” 曲線
33 同期復調装置
34 ウィンドウ比較装置
35 サンプルホールド回路
36 回路ブロック
37 スイッチング装置
39 積分器
40 ウィンドウ比較装置
41 サンプルホールド回路
42 回路ブロック
44 オフセット決定装置
45 比較装置
50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65 ステップ
71、72 ディジタル・フリップフロップ

Claims (10)

  1. トラッキング装置(13)、4象限検出器(5)、2つの合計ポイント(15、16)、差分位相検出方法に従ってトラッキングするための位相比較装置(20)、および制御装置(24)によって設定できる可変遅延要素(26S、26T、26U、26X、26Y、26A、26B、26C、26D)を有する光記録媒体(4)から読み取り/書き込むための装置であって、少なくとも1つの遅延要素が、ディジタル遅延要素(26S、26T、26U)であり、4象限検出器(5)の検出器要素(A、B、C、D)の出力信号のための合計ポイント(15、16)と位相比較装置(20)の間に配置され、少なくとも1つの遅延要素が、アナログ遅延要素であり(26X、26Y、26A、26B、26C、26D)、4象限検出器(5)と、合計ポイント(15、16)の間に配置されることを特徴とする装置。
  2. 制御装置(24)は、その入力に位相比較装置(20)の出力信号(DPD−TE、TELP)が存在し、その出力信号(VBS)が、少なくとも1つのディジタル遅延要素(26S、26T、26U)を設定する働きをする、オフセット決定装置(44)を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 各ディジタル遅延要素(26S、26T)が合計ポイント(15、16)に割り当てられ、スイッチング装置(25)が、遅延要素(26S、26T)のうちの1つをオフセット決定装置(44)の出力(VBS)へ接続する目的のために存在することを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. スイッチング装置(25’)が、合計ポイント(15、16)のうちの1つと、位相比較装置(20)との間にディジタル遅延要素(26U)を挿入する目的で存在することを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  5. スイッチング装置(37)が存在し、それによって、4象限検出器(5)の検出器要素(A、B、C、D)のうち2つが、アナログ遅延要素(26X、26Y)の1つずつに接続できることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 干渉信号生成装置(22)が存在し、その出力がトラッキング装置(13)と制御装置(24)の第1の入力とに接続され、制御装置(24)の第2の入力は位相比較装置(20)の出力に接続されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の装置。
  7. 制御装置(24)が比較装置(45)を有し、その入力に位相比較装置(20)の出力信号(DPD−TE、TELP)と、干渉信号生成装置(22)の出力信号(S、WSY)が存在し、その出力信号(VAS)が、少なくとも1つのアナログ遅延要素(26X、26Y、26A、26B、26C、26D)を設定する働きをすることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 出力信号(VAS、VBS)が存在する制御出力が回路ブロック(36、42)に割り当てられ、回路ブロック(36、42)が制御出力(VAS、VBS)に存在する信号の絶対値(ABS(A)、ABS(B))および/または符号(SIGN(A)、SIGN(B))を決定することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 変換器(19、19’)が、ディジタル遅延要素(26S、26T、26U)の上流に接続されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 制御装置(24)と、遅延要素(26S、26T、26U、26X、26Y、26A、26B、26C、26D)の少なくとも一部が集積回路上で実現されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の装置。
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