JPH10198995A - トラッキングエラー信号生成回路及び位相差検出回路 - Google Patents

トラッキングエラー信号生成回路及び位相差検出回路

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JPH10198995A
JPH10198995A JP35894296A JP35894296A JPH10198995A JP H10198995 A JPH10198995 A JP H10198995A JP 35894296 A JP35894296 A JP 35894296A JP 35894296 A JP35894296 A JP 35894296A JP H10198995 A JPH10198995 A JP H10198995A
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Toshio Mori
俊夫 森
Atsushi Hayamizu
淳 速水
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Victor Company of Japan Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0901Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following only
    • G11B7/0906Differential phase difference systems

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線速度が変化する場合にあっても、位相差法
により正確なトラッキングエラー信号生成することがで
きるトラッキングエラー信号生成回路及びこれに用いる
位相差検出回路を提供する。 【解決手段】 光ピックアップの出力信号中トラックの
進行方向前方の信号と後方の信号の位相差、あるいはこ
れらのそれぞれの信号の演算信号同士の位相差を位相比
較器18Bにより検出し、この位相差により光ピックア
ップの出力信号を遅延させる遅延手段12A、12B、
12C、12Dの遅延時間を変化させるようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体に対す
る光ピックアップのトラッキングサーボ制御に関し、特
にトラッキングエラー信号生成回路及び位相差検出回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクから光ピックアップにて信号
を再生したり、あるいは信号を光ディスクに書き込む場
合に、所定のトラック上に光ピックアップからの光ビー
ムのスポットを正確に照射し、かつ光ディスクの偏心や
外部からの振動などがあっても光スポットがトラック上
を追随して相対移動するようにいわゆるトラッキングサ
ーボ制御が行われている。トラッキングサーボ制御を行
うためには光ピックアップにて検出された信号からトラ
ッキングエラー信号を生成し、この誤差信号を用いて光
ピックアップの対物レンズを光記録媒体の半径方向に微
小に移動せしめるトラッキングアクチュエータをフィー
ドバック制御し、かつ必要に応じて光ピックアップ自体
を光記録媒体の半径方向に大きく移動せしめるスライダ
ー(トラバースモータともいう)をもフィードバック制
御している。
【0003】トラッキングエラー信号の生成法にはいく
つかの種類があるが、複数の光センサ部分を有する光ピ
ックアップの出力信号の位相差を検出してトラッキング
エラー信号を生成する、位相差検出(DPD)法による
と、光ピックアップのビーム数は1つでよく、よって3
ビーム法と較べると光学系の構造が簡単である。また、
プッシュプル法ではレンズの移動によりトラッキングエ
ラー信号のオフセットやゲインが変動するが、位相差検
出法によると、一旦調整が済むと、これらの変動がない
点で便利である。さらに、位相差検出法ではトラッキン
グエラー信号のオフセットやゲインの補正が不要なの
で、レンズ位置センサなどを付加するといった従来行わ
れていた複雑な構成が不要である。また、位相差検出法
では、信号の位相差のみを使用するので、ディスクの反
射率の変動などの影響を受けにくく、安定したサーボ制
御が期待できる点で有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4はかかる従来の位
相差検出法によるトラッキングエラー信号生成回路の構
成を示すブロック図である。光ピックアップは4分割セ
ンサ部分ABCDを有し、それらの出力信号が対応する
遅延回路DLにより遅延される。遅延された信号は、4
分割センサの対角線上の出力信号同士が加算器によりそ
れぞれ加算され、2つの加算器の出力信号が比較器によ
りそれぞれ所定の基準値refと比較されて、2値化さ
れる。2値化された2つの信号は位相比較器にて両者間
の位相差が検出され、その位相差信号をLPFを通して
トラッキングエラー信号が生成される。
【0005】ここで、各遅延回路には遅延時間調整信号
が与えられ、必要に応じて遅延時間が調整される。従来
の遅延時間調整は、まず光ピックアップの対物レンズを
光ディスクの半径方向に一定量シフトするオフセットを
加えて、中点から移動させる。このとき、トラッキング
エラー信号のオフセットをトラッキングエラー信号オフ
セット検出器で検出し、オフセットが0となるよう、遅
延時間を調整する。一般に、CDやCD−ROMなどの
光ディスクはCLV(線速度一定)にて読み出しが行わ
れるが、高速に読み出すためには、CAV(角速度一
定)で光ディスクを回転させることがあり、また、光デ
ィスクの信号を順次一定方向に読み出すのではなく、光
スポットを光ディスクのの半径方向に隔たった場所にジ
ャンプさせる、いわゆるサーチ動作中はCLVではなく
なる。
【0006】このように線速度が一定でないときは、遅
延回路の遅延時間を再調整しないとレンズシフトによ
り、トラッキングエラー信号にオフセットが発生する。
このオフセットを0とするためには、遅延回路の遅延時
間を再調整する必要があるが、サーチ中やトラッキング
サーボ制御をオンとするときや、CAVのように線速度
が連続的に変化するときは遅延時間を刻々と再調整する
ことは極めて困難であり、従来有効な対策がとられてい
なかった。
【0007】したがって、本発明は線速度が変化する場
合にあっても、位相差法により正確なトラッキングエラ
ー信号を生成することができるトラッキングエラー信号
生成回路及びトラッキングエラー信号生成回路用の位相
差検出回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では光ピックアップの出力信号中トラックの
進行方向前方の信号と後方の信号の位相差、あるいはこ
れらのそれぞれの信号の演算信号同士の位相差を検出
し、この位相差により光ピックアップの出力信号を遅延
させる遅延手段の遅延時間を変化させるようにしてい
る。これは、位相差検出法の特性から、ディレイ量が最
適であれば、トラック方向(トラックのタンジェンシャ
ルな方向)での前後の信号の位相差は最小になることを
利用したものである。
【0009】すなわち本発明によれば、光記録媒体のト
ラックに光ピックアップからの光ビームを集光して光ス
ポットを照射し、その反射光又は透過光を検出してトラ
ッキングサーボ制御を行う光ディスク装置に用いるトラ
ッキングエラー信号生成回路であって、前記光ピックア
ップの分割されたセンサ部分からの複数の出力信号をそ
れぞれ遅延させる複数の遅延手段と、前記光ピックアッ
プの分割されたセンサ部分中、トラック中心をまたぐ位
置のセンサ部分の出力信号を前記複数の遅延手段にてそ
れぞれ遅延させた信号又はその演算信号をそれぞれ2値
化する第1及び第2の比較手段と、前記第1及び第2の
比較手段の出力信号同士の位相を比較する第1位相比較
手段と、前記第1位相比較手段の出力信号に応答してト
ラッキングエラー信号を生成する手段と、前記複数の遅
延手段にてそれぞれ遅延させた前記光ピックアップの複
数の出力信号中トラックの進行方向前方のものと後方の
もの又はそれらの演算信号をそれぞれ2値化する第3及
び第4の比較手段と、前記第3及び第4の比較手段の出
力信号同士の位相を比較する第2位相比較手段と、前記
第2位相比較手段の出力信号に応答して前記遅延手段の
遅延時間を設定する遅延時間設定手段とを、有するトラ
ッキングエラー信号生成回路が提供される。
【0010】また本発明によれば、光記録媒体のトラッ
クに光ピックアップからの光ビームを集光して光スポッ
トを照射し、その反射光又は透過光を検出する4分割光
センサ部分を前記光ピックアップが有し、前記4分割セ
ンサからの出力信号によりトラッキングサーボ制御を行
う光ディスク装置に用いるトラッキングエラー信号生成
回路であって、前記4分割光センサ部分の出力信号をそ
れぞれ遅延させる4つの遅延手段と、前記4つの遅延手
段にてそれぞれ遅延させた前記4分割光センサ部分の出
力信号中、前記4分割光センサ部分の対角線上の2つの
光センサ部分の出力信号同士を加算する第1と第2の加
算手段と、前記第1と第2の加算手段の出力信号をそれ
ぞれ2値化する第1と第2の比較手段と、前記第1と第
2の比較手段の出力信号同士の位相を比較する第1位相
比較手段と、前記第1位相比較手段の出力信号に応答し
てトラッキングエラー信号を生成する手段と、前記4つ
の遅延手段にてそれぞれ遅延させた前記4分割光センサ
部分の出力信号中、前記4分割光センサ部分の出力信号
中、トラックの進行方向前方のもの同士と後方のもの同
士をそれぞれ加算する第3と第4の加算手段と、前記第
3と第4の加算手段の出力信号をそれぞれ2値化する第
3と第4の比較手段と、前記第3と第4の比較手段の出
力信号同士の位相を比較する第2位相比較手段と、前記
第2位相比較手段の出力信号に応答して前記遅延手段の
遅延時間を制御する遅延時間制御手段とを、有するトラ
ッキングエラー信号生成回路が提供される。
【0011】また本発明によれば、光記録媒体のトラッ
クに光ピックアップからの光ビームを集光して光スポッ
トを照射し、その反射光又は透過光を検出する4分割光
センサ部分を前記光ピックアップが有し、前記4分割セ
ンサからの出力信号によりトラッキングサーボ制御を行
う光ディスク装置に用いるトラッキングエラー信号生成
回路であって、前記4分割光センサ部分の出力信号をそ
れぞれ2値化する4つの比較手段と、前記4つの比較手
段にてそれぞれ2値化された前記4分割光センサ部分の
出力信号をそれぞれ遅延させる4つの遅延手段と、前記
4つの遅延手段の出力信号中、前記4分割光センサ部分
の対角線上の2つの光センサ部分の出力信号の2値化信
号同士を加算する第1と第2の加算手段と、前記第1と
第2の加算手段の出力信号同士の位相を比較する第1位
相比較手段と、前記第1位相比較手段の出力信号に応答
してトラッキングエラー信号を生成する手段と、前記4
つの遅延手段の出力信号中、前記4分割光センサ部分の
トラックの進行方向前方のもの同士と後方のもの同士を
それぞれ加算する第3と第4の加算手段と、前記第3と
第4の加算手段の出力信号同士の位相を比較する第2位
相比較手段と、前記第2位相比較手段の出力信号に応答
して前記遅延手段の遅延時間を制御する遅延時間制御手
段とを、有するトラッキングエラー信号生成回路が提供
される。
【0012】また本発明によれば、光記録媒体のトラッ
クに光ピックアップからの光ビームを集光して光スポッ
トを照射し、その反射光又は透過光を検出してトラッキ
ングサーボ制御を行う光ディスク装置に用いる位相差検
出回路であって、前記光ピックアップの分割されたセン
サ部分からの複数の出力信号をそれぞれ遅延させる複数
の遅延手段と、前記複数の遅延手段にてそれぞれ遅延さ
せた前記光ピックアップの複数の出力信号中トラックの
進行方向前方のものと後方のもの又はそれらの演算信号
をそれぞれ2値化する2つの比較手段と、前記第2つの
比較手段の出力信号同士の位相を比較する位相比較手段
とを、有する位相差検出回路が提供される。
【0013】また本発明によれば、光記録媒体のトラッ
クに光ピックアップからの光ビームを集光して光スポッ
トを照射し、その反射光又は透過光を検出してトラッキ
ングサーボ制御を行う光ディスク装置に用いる位相差検
出回路であって、前記光ピックアップの分割されたセン
サ部分からの複数の出力信号をそれぞれ2値化する複数
の比較手段と、前記比較手段にて2値化された信号をそ
れぞれ遅延可能な複数の遅延手段と、前記複数の遅延手
段にてそれぞれ遅延させた前記光ピックアップの複数の
出力信号中トラックの進行方向前方のものと後方のもの
同士又はそれらの演算信号同士の位相を比較する位相比
較手段とを、有する位相差検出回路が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について好ましい実施例とともに説明する。図
1は本発明に係るトラッキングエラー信号生成回路の好
ましい実施例の主要部分のブロック図であり、本発明に
かかる位相差検出回路はトラッキングエラー信号生成回
路の一部である。本発明は光記録媒体としての光ディス
クを回転するスピンドルモータ(SP)と、光ディスク
に光スポットを照射し、その反射光又は透過光を検出す
る光ピックアップと、光ピックアップを光ディスクの半
径方向に移動させるスライダーなどを有する光ディスク
装置の一部として具現されるものであり、光ディスク装
置のこれらの部分は図示省略している。
【0015】図1において、光ピックアップは4分割セ
ンサ部分10を有し、各センサ部分及びその出力信号は
共にABCDで示されている。この4分割センサの各セ
ンサ部分ABCDの出力信号は対応する遅延回路(D
L)12A、12B、12C、12Dによりそれぞれ遅
延可能である。遅延回路12A、12B、12C、12
Dの出力信号は、4分割センサの対角線上の出力信号同
士、すなわち再生時にトラック中心をまたぐ位置にある
2つのセンサ部分同士A+CとB+Dが加算器14Aと
14Bによりそれぞれ演算され、2つの加算器14A、
14Bの出力信号が比較器(COMP)16A、16B
によりそれぞれ所定の基準値ref1と比較されて、2
値化される。2値化された2つの信号は位相比較器18
Aにて両者間の位相差が検出され、その位相差信号をL
PF20Aを通してトラッキングエラー信号TEが生成
される。ここで、遅延回路12A、12B、12C、1
2Dには後述する遅延時間調整信号C1又はC2が与え
られ、必要に応じて遅延時間が調整される。
【0016】一方、遅延回路12A、12B、12C、
12Dの出力信号は、図1中矢印で示す4分割センサの
トラック方向の前方の素子C、Dの出力信号同士、すな
わちC+Dと、トラック方向の後方の素子A、Bの出力
信号同士、すなわちA+Bが加算器14Cと14Dによ
りそれぞれ演算され、2つの加算器14C、14Dの出
力信号が比較器16C、16Dによりそれぞれ所定の基
準値ref2と比較されて、2値化される。2値化され
た2つの信号は位相比較器18Bにて両者間の位相差が
検出され、その位相差信号をLPF20Bを通して位相
差信号として制御回路30に入力される。すなわち、4
分割センサの4つの素子中、トラックに垂直な方向に並
んでいる2つの素子の信号が相互に加算されて、加算結
果同士の位相差が検出されるのである。
【0017】LPF20Aの出力信号はトラッキングエ
ラー信号として周知のトラッキング制御に用いられる。
操作パネル29は、例えばキーボードなどで、光ディス
ク装置に対して所望の動作指令を入力するために用いら
れる。所望の動作としては、所望アドレスを入力して、
そこへジャンプするサーチ動作や、CLVからCAVに
切り換えて高速でデータ検索を行うモードなどがある。
制御回路30は図示省略のCPU(中央演算処理装置)
とインターフェース、メモリなどを有し、上記遅延回路
12A、12B、12C、12にD与える遅延時間調整
信号C1、C2を生成する。遅延時間調整信号は遅延回
路12A、12Bに供給される第1遅延時間調整信号C
1と、遅延回路、12C、12D与えられる第2遅延時
間調整信号C2があり、よって、遅延回路12A、12
Bに設定される遅延時間は同一で、また遅延回路12
C、12D設定される遅延時間も同一であり、これら2
つの遅延時間の差を適切に設定することとなる。
【0018】次に図2のフローチャートに基づき、図1
の回路の動作、すなわち位相差信号を用いて遅延時間を
制御して所望のトラッキングエラー信号を得る方法につ
いて説明する。図2のフローチャートにおいてディレイ
量は遅延回路12A、12B、12C、12Dにそのま
ま設定する遅延時間ではなく、遅延回路12A、12B
に供給される第1遅延時間調整信号C1と、遅延回路、
12C、12Dに与えられる第2遅延時間調整信号C2
の差を示している。したがって、ディレイ量が決定され
たとき、両者の遅延時間差がディレイ量と等しくなるよ
う、第1遅延時間調整信号C1と第2遅延時間調整信号
C2を生成する。
【0019】ステップS1でディレイ量を0に初期化
し、そのとき得られる位相差信号から位相差の値を読み
込み、この値を最小値としてメモリに記憶する。ステッ
プS2で、ディレイ量を1単位増加(インクリメント)
させ、次のステップS3で位相差の値を読み込む。ステ
ップS4では現在の位相差がメモリに記憶してある最小
値より小さいか否かを判断する。YESであれば、ステ
ップS5でメモリの最小値を更新して、現在の位相差を
最小値として記憶する。ステップS6〜S8はステップ
S2〜S4と同様な処理を行う。ステップS8でNOな
ら、ステップS9で1つ前のディレイ量を設定して処理
を終了する。ステップS8でYESならステップS6に
戻る。一方、ステップS4でNOなら、ステップS11
でディレイ量を1単位減少(デクリメント)させ、次い
でステップS12で更にディレイ量を1単位減少させ
る。
【0020】ステップS11に重ねてステップS12で
ディレイ量を減少させているのは、初期値が0であり、
ステップS2ですでに1単位増加させていることを考慮
して、ステップS11でまず0に戻してからステップS
12で0以下に減少させるためである。ステップS13
で位相差の値を読み込み、ステップS14で現在の位相
差がメモリに記憶されている最小値より小さいか否かを
判断する。NOならステップS9へ行き、1単位前のデ
ィレイ量を設定する。一方YESなら、ステップS12
に戻る。
【0021】図3は図1の回路の変形例、すなわち本発
明の他の好ましい実施例のブロック図である。この実施
例は、4分割センサ10からの各信号A、B、C、Dを
対応する2値化器としての比較器(COMP)31A、
31B、31C、31Dにより2値化して以後の処理を
行うものである。2値化器31A、31B、31C、3
1Dの出力信号はそれぞれ遅延回路32A、32B、3
2C、32Dに与えられ、遅延回路32A、32Cの出
力信号が加算器34Aで加算され、遅延回路32B、3
2Dの出力信号が加算器34Bで加算される。加算器3
4A、34Bの出力信号が位相比較器36Aに与えら
れ、位相差に応じた出力信号がLPF38Aを介してト
ラッキングエラー信号TEとして出力される。
【0022】一方、遅延回路32A、32Bの出力信号
が加算器34Cで加算され、遅延回路32C、32Dの
出力信号が加算器34Dで加算される。換言すれば、図
3中矢印で示す4分割センサのトラック方向の前方の素
子C、Dの出力信号を2値化して遅延した信号同士、す
なわちC+Dと、トラック方向の後方の素子A、Bの出
力信号を2値化して遅延した信号同士、すなわちA+B
が加算器34Cと34Dによりそれぞれ演算されるので
ある。加算器34C、34Dの出力信号が位相比較器3
6Bに与えられ、位相差に応じた出力信号がLPF38
Bを介して位相差信号として制御回路に入力される。操
作パネル29、制御回路30の構成及び動作は図1並び
に上記説明と同様である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ピックアップの出力信号中トラックの進行方向前方の信
号と後方の信号の位相差、あるいはこれらのそれぞれの
信号の演算信号同士の位相差を検出し、この位相差によ
り光ピックアップの出力信号を遅延させる遅延手段の遅
延時間を変化させるようにしているので、線速度が一定
でない状態であっても、遅延手段の遅延時間を適切な値
に自動修正することができるから、正確なトラッキング
エラー信号を得ることができ、よって正確なトラッキン
グサーボ制御が可能である。特にサーチ時やCAV制御
時など、通常のCLV制御とは異なる状態でも安定して
トラッキングサーボ制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトラッキングエラー信号生成回路
の好ましい実施例のブロック図である。
【図2】図1のトラッキングエラー信号生成回路におけ
るディレイ量の設定手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係るトラッキングエラー信号生成回路
の他の好ましい実施例のブロック図である。
【図4】従来のトラッキングエラー信号生成回路の一例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 光ピックアップの4分割センサ部分 12A、12B、12C、12D、32A、32B、3
2C、32D 遅延回路(遅延手段) 14A、14B、14C、14C、34A、34B、3
4C、34D 加算器(加算手段) 16A、16B、16C、16D 比較器(2値化手
段) 18A、36A 位相比較器(第1位相比較手段) 18B、36B 位相比較器(第2位相比較手段) 20A、38A LPF(トラッキングエラー信号を生
成する手段) 29 操作パネル 30 制御回路(遅延時間設定手段) 31A、31B、31C、31D 2値化器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体のトラックに光ピックアップ
    からの光ビームを集光して光スポットを照射し、その反
    射光又は透過光を検出してトラッキングサーボ制御を行
    う光ディスク装置に用いるトラッキングエラー信号生成
    回路であって、 前記光ピックアップの分割されたセンサ部分からの複数
    の出力信号をそれぞれ遅延させる複数の遅延手段と、 前記光ピックアップの分割されたセンサ部分中、トラッ
    ク中心をまたぐ位置のセンサ部分の出力信号を前記複数
    の遅延手段にてそれぞれ遅延させた信号又はその演算信
    号をそれぞれ2値化する第1及び第2の比較手段と、 前記第1及び第2の比較手段の出力信号同士の位相を比
    較する第1位相比較手段と、 前記第1位相比較手段の出力信号に応答してトラッキン
    グエラー信号を生成する手段と、 前記複数の遅延手段にてそれぞれ遅延させた前記光ピッ
    クアップの複数の出力信号中トラックの進行方向前方の
    ものと後方のもの又はそれらの演算信号をそれぞれ2値
    化する第3及び第4の比較手段と、 前記第3及び第4の比較手段の出力信号同士の位相を比
    較する第2位相比較手段と、 前記第2位相比較手段の出力信号に応答して前記遅延手
    段の遅延時間を設定する遅延時間設定手段とを、 有するトラッキングエラー信号生成回路。
  2. 【請求項2】 第2位相比較手段の出力信号に応答する
    フィルタを更に有し、前記フィルタ手段の出力信号に前
    記遅延時間設定手段が応答する請求項1記載のトラッキ
    ングエラー信号生成回路。
  3. 【請求項3】 光記録媒体のトラックに光ピックアップ
    からの光ビームを集光して光スポットを照射し、その反
    射光又は透過光を検出する4分割光センサ部分を前記光
    ピックアップが有し、前記4分割センサからの出力信号
    によりトラッキングサーボ制御を行う光ディスク装置に
    用いるトラッキングエラー信号生成回路であって、 前記4分割光センサ部分の出力信号をそれぞれ遅延させ
    る4つの遅延手段と、 前記4つの遅延手段にてそれぞれ遅延させた前記4分割
    光センサ部分の出力信号中、前記4分割光センサ部分の
    対角線上の2つの光センサ部分の出力信号同士を加算す
    る第1と第2の加算手段と、 前記第1と第2の加算手段の出力信号をそれぞれ2値化
    する第1と第2の比較手段と、 前記第1と第2の比較手段の出力信号同士の位相を比較
    する第1位相比較手段と、 前記第1位相比較手段の出力信号に応答してトラッキン
    グエラー信号を生成する手段と、 前記4つの遅延手段にてそれぞれ遅延させた前記4分割
    光センサ部分の出力信号中、前記4分割光センサ部分の
    出力信号中、トラックの進行方向前方のもの同士と後方
    のもの同士をそれぞれ加算する第3と第4の加算手段
    と、 前記第3と第4の加算手段の出力信号をそれぞれ2値化
    する第3と第4の比較手段と、 前記第3と第4の比較手段の出力信号同士の位相を比較
    する第2位相比較手段と、 前記第2位相比較手段の出力信号に応答して前記遅延手
    段の遅延時間を制御する遅延時間制御手段とを、 有するトラッキングエラー信号生成回路。
  4. 【請求項4】 光記録媒体のトラックに光ピックアップ
    からの光ビームを集光して光スポットを照射し、その反
    射光又は透過光を検出する4分割光センサ部分を前記光
    ピックアップが有し、前記4分割センサからの出力信号
    によりトラッキングサーボ制御を行う光ディスク装置に
    用いるトラッキングエラー信号生成回路であって、 前記4分割光センサ部分の出力信号をそれぞれ2値化す
    る4つの比較手段と、 前記4つの比較手段にてそれぞれ2値化された前記4分
    割光センサ部分の出力信号をそれぞれ遅延させる4つの
    遅延手段と、 前記4つの遅延手段の出力信号中、前記4分割光センサ
    部分の対角線上の2つの光センサ部分の出力信号の2値
    化信号同士を加算する第1と第2の加算手段と、 前記第1と第2の加算手段の出力信号同士の位相を比較
    する第1位相比較手段と、 前記第1位相比較手段の出力信号に応答してトラッキン
    グエラー信号を生成する手段と、 前記4つの遅延手段の出力信号中、前記4分割光センサ
    部分のトラックの進行方向前方のもの同士と後方のもの
    同士をそれぞれ加算する第3と第4の加算手段と、 前記第3と第4の加算手段の出力信号同士の位相を比較
    する第2位相比較手段と、 前記第2位相比較手段の出力信号に応答して前記遅延手
    段の遅延時間を制御する遅延時間制御手段とを、 有するトラッキングエラー信号生成回路。
  5. 【請求項5】 光記録媒体のトラックに光ピックアップ
    からの光ビームを集光して光スポットを照射し、その反
    射光又は透過光を検出してトラッキングサーボ制御を行
    う光ディスク装置に用いる位相差検出回路であって、 前記光ピックアップの分割されたセンサ部分からの複数
    の出力信号をそれぞれ遅延させる複数の遅延手段と、 前記複数の遅延手段にてそれぞれ遅延させた前記光ピッ
    クアップの複数の出力信号中トラックの進行方向前方の
    ものと後方のもの又はそれらの演算信号をそれぞれ2値
    化する2つの比較手段と、 前記第2つの比較手段の出力信号同士の位相を比較する
    位相比較手段とを、 有する位相差検出回路。
  6. 【請求項6】 光記録媒体のトラックに光ピックアップ
    からの光ビームを集光して光スポットを照射し、その反
    射光又は透過光を検出してトラッキングサーボ制御を行
    う光ディスク装置に用いる位相差検出回路であって、 前記光ピックアップの分割されたセンサ部分からの複数
    の出力信号をそれぞれ2値化する複数の比較手段と、 前記比較手段にて2値化された信号をそれぞれ遅延可能
    な複数の遅延手段と、 前記複数の遅延手段にてそれぞれ遅延させた前記光ピッ
    クアップの複数の出力信号中トラックの進行方向前方の
    ものと後方のもの同士又はそれらの演算信号同士の位相
    を比較する位相比較手段とを、 有する位相差検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1001411A1 (en) * 1998-11-13 2000-05-17 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Apparatus for reading from and/or writing to optical recording media
WO2001052251A1 (fr) * 2000-01-13 2001-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil de detection d'erreur de poursuite

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