JP3964510B2 - 塗布具保持体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば店頭で吊り下げられた状態で陳列できるように、ボールペン、フェルトペン、ラインマーカー、糊、マニキュア等の塗布具を保持するための塗布具保持体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボールペンやフェルトペン等の塗布具は、単数又は複数本が包装容器に収納され、該包装容器に形成された開口を介してフックに係止された状態で店頭等に陳列される場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記包装容器は合成樹脂材料から形成されたものである。このため、容器は剛性を有することとなり、運搬等の取り扱い時や陳列時に収納された塗布具を保護する機能を備えているが、塗布具の購入後には不要となるため廃棄処分されているのが実情である。
【0004】
しかしながら、この容器は上記の如く剛性を有するため、その容積を小さくして廃棄することが困難となり、嵩張る欠点がある。
【0005】
しかも、収納された塗布具が不用意に容器から離脱しないように、容器には閉塞蓋を設けているのが一般的である。このため、工場で塗布具を容器に収納する際や、使用時に塗布具を取り出す際には、この蓋を開閉させなければならず、非常に手間がかかり、仮に、塗布具の収納作業を自動化する場合であっても、装置が複雑となる欠点がある。
【0006】
また、嵩張らないように、可撓性を有する樹脂製シートから容器を形成する場合もあるが、かかる場合であっても、容器には蓋が設けられていることから、上記問題を解決するには至っていない。
【0007】
本発明は、従来技術の上記した問題点に鑑み、塗布具を簡単且つ迅速に保持したり、取り出したりすることができ、しかも、嵩張ることなく廃棄処分できると共に、塗布具の保護を十分に図ることが可能な塗布具保持体を提供すにことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明が上記した課題を解決するために講じた技術的手段は、塗布具を保持する保持体本体と、該保持体本体を吊り下げ可能な吊下部とを備えた塗布具保持体において、前記保持体本体は、内部に気体が充填されるように可撓性を有するシート体から構成され、しかも、保持体本体には、塗布具が着脱自在に挿入保持される保持孔が形成されていることにある。
【0009】
また塗布具を保持する保持体本体と、該保持体本体を吊り下げ可能な吊下部とを備えた塗布具保持体において、前記保持体本体は、内部に気体が充填されるように可撓性を有するシート体から構成され、しかも、塗布具が挿入される保持孔が形成され、該保持孔は、塗布具が挿入された際に、該塗布具を弾性力で保持し得る大きさに設定されていることにある。
【0010】
尚、塗布具が保持体本体に挿入される状態とは、塗布具がその両端部が突出するように保持体本体に完全に挿通される状態、または、塗布具の一端部が突出することなく保持体本体に挿入される状態をいう。
【0011】
また、保持孔は、両端が開口する場合と、一端が開口する場合とを含む。
塗布具とは、ペン先からインキやのり等の液体をにじみださせる道具の総称であり、少なくとも文字を書くもの、線を書くもの、物品に色を塗るものを含む概念である。
【0012】
【実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について説明する。
図1及び図2において、1は本発明の塗布具保持体を示し、保持体本体3と吊下部5とから構成されている。
【0013】
前記保持体本体3は可撓性を有する合成樹脂製シート4から風船状に構成され、内部に気体としての空気が充填されたものである。該空気の充填された保持体本体3は、円筒状を呈しており、その中心には、保持体本体3の軸心に沿う方向に挿通孔6が形成されている。
【0014】
該挿通孔6は、保持体本体3の上面3a及び下面3bが開口するように、保持体本体3全体にわたって形成されている。また、挿通孔6の直径(保持体本体3が最も挿通孔6の内側に膨出する部分の直径)は、該挿通孔6に長尺状の塗布具7を挿通した際に、保持体本体3の内周部分が多少弾性成形することにより、塗布具7を落下しないように保持すべく適宜決定されている。
【0015】
即ち、図1に示す如く、保持体本体3の挿通孔6に塗布具7が挿通された際に、保持体本体3が塗布具本体7aと該塗布具本体7aに着脱自在に嵌合されたキャップ8とにわたって位置する場合には、キャップ8に設けられたクリップ10が保持体本体3の内周面3cに接触するため、挿通孔6の直径は、塗布具本体7aの直径よりも若干大きく設定することが可能である。
【0016】
また、塗布具本体7aのみを挿通孔6に挿通する場合には、挿通孔6の直径は、塗布具本体7aの直径よりも若干小さく設定されている。かかる場合であっても、塗布具本体7aの弾性変形を利用してキャップ8を挿通孔6に押し込むことは可能である。
【0017】
前記吊下部5は合成樹脂製の棒材または保持体本体3と同様に空気が充填された合成樹脂製シートからなり、該吊下部5は保持体本体3の上面3aに、例えば熱シール又は接着剤により一体に設けられており、上部には保持体本体3の中心方向を向くフック部12が形成されている。
【0018】
本実施の形態の塗布具保持体1を使用して、塗布具7を例えば店頭で陳列する場合について説明する。前記塗布具7を下方から保持体本体3の挿通孔6に押し込んで挿入すると、塗布具7は保持体本体3を弾性変形させる。
【0019】
更に、吊下部5のフック部12を、陳列台の被係止体10に掛けると、保持体本体3は、塗布具7を落下することなく保持することとなる。しかも、保持体本体3が塗布具7のキャップ8と塗布具本体7aとにわたって位置する場合には、キャップ8が塗布具本体7から外れて不用意に落下するおそれもない。
【0020】
また、塗布具7を塗布具保持体1から取り出す場合には、保持体本体3の弾性力に抗して、塗布具7を保持体本体3の一方側に押し込むかあるいは引き抜くようにすれば良い。
【0021】
塗布具7の購入後は、塗布具保持体は不要となるため、廃棄することとなるのであるが、保持体本体3に孔を開けたり、保持体本体3を破断したりすることにより、保持体本体3内を脱気させて嵩張らない状態で容易に廃棄するすることが可能である。尚、吊下部5も合成樹脂製シートから構成して、保持体本体3内と連通させている場合には、同時に吊下部5内も脱気することが可能である。
【0022】
また、塗布具7を塗布具保持体1で保持する方法は、前記以外に例えば、図3に示す如く保持体本体3の挿通孔6に挿入されたキャップ8のクリップ10を保持体本体3に上方から掛止するようにしても良い。更に、吊下部12は係止孔14を有する紙片から構成することもできる。
【0023】
図4は本発明の他の実施の形態を示し、前記保持体本体3は、2枚の矩形状の合成樹脂製シート4a,4bからなり、それぞれの周囲を互いに密封状に熱シールすると共に、上下方向のシール部15が平行に複数形成され、且つ、各シール部15で区画された空間17内には、空気が充填されている。
【0024】
保持体本体3の両端には、シール代部19がそれぞれ形成され、該シール代部19を合掌張りすることにより、保持体本体3は筒状に形成されている。シール代部19には破断手段としての切欠20が形成されており、廃棄時には、切欠20をきっかけにして、保持体本体3を容易に周方向に破断して空間17内の空気を排出できるようになっている。尚、本実施の形態では、吊下部5は図示省略しているが、吊下部5は保持体本体3の適宜位置に設けられているのは無論である。
【0025】
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、保持体本体3を構成するシート体は、合成樹脂製シートに限らず紙製シートからなるものであっても良い。
【0026】
また、保持体本体3の挿通孔6は、両端が開口する以外に、一方が閉塞されたものであっても良い。例えば挿通孔6の上方が閉塞されている場合には、該挿通孔6からキャップ8が突出することはない。
【0027】
しかも、保持体本体3の上下方向の長さは、任意に設定自在であり、塗布具7と略同じ長さに設定しておいて、塗布具7全体を被覆することも可能である。
【0028】
更に、前記保持体本体3には、複数の挿通孔6を設けることも可能であり、複数の塗布具7を保持するようにしても良い。
また、塗布具は、必ずしもクリップを有する必要はなく、クリップを有しない塗布具であっても塗布具保持体は、該塗布具を確実に保持することが可能である。保持体本体3内に充填される気体とは空気に限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、塗布具を本体の挿入孔に挿入するという簡単な操作で、該塗布具を塗布具保持体で保持することが可能であり、塗布具を塗布具保持体に挿入する作業も自動化を容易に達成することが可能となる。しかも、塗布具を使用する場合には、該塗布具を塗布具保持体に対して押し出すかあるいは引き出せば良いので、塗布具を塗布具保持体から簡単に取り出せる利点がある。
【0030】
しかも、不要になった塗布具保持体は、内部を脱気すれば容積を小さくすることが可能であるため、廃棄処分の際に嵩張ることがなく便利である。
【0031】
また、保持体本体内の気体がクッションとなるため、挿入された塗布具を保護することができ、例えば吊り下げた状態で陳列されても、隣の陳列物等に接触して破損したりするおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面正面図である。
【図2】同塗布具を塗布具保持体に挿入する以前の斜視図である。
【図3】発明の他の実施の形態を示す断面正面図である。
【図4】発明の更に他の実施の形態を示し、(イ)は保持体本体の展開図、(ロ)は断面平面図である。
【符号の説明】
3 保持体本体
5 吊下部
6 保持孔
Claims (2)
- 塗布具を保持する保持体本体と、該保持体本体を吊り下げ可能な吊下部とを備えた塗布具保持体において、前記保持体本体は、内部に気体が充填されるように可撓性を有するシート体から構成され、しかも、保持体本体には、塗布具が着脱自在に挿入保持される保持孔が形成されていることを特徴とする塗布具保持体。
- 塗布具を保持する保持体本体と、該保持体本体を吊り下げ可能な吊下部とを備えた塗布具保持体において、前記保持体本体は、内部に気体が充填されるように可撓性を有するシート体から構成され、しかも、塗布具が挿入される保持孔が形成され、該保持孔は、塗布具が挿入された際に、該塗布具を弾性力で保持し得る大きさに設定されていることを特徴とする塗布具保持体。
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JP26507697A Expired - Fee Related JP3964510B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 塗布具保持体 |
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JP (1) | JP3964510B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-10 JP JP26507697A patent/JP3964510B2/ja not_active Expired - Fee Related
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